JP3336827B2 - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

電子楽器の鍵盤装置

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JP3336827B2
JP3336827B2 JP25481595A JP25481595A JP3336827B2 JP 3336827 B2 JP3336827 B2 JP 3336827B2 JP 25481595 A JP25481595 A JP 25481595A JP 25481595 A JP25481595 A JP 25481595A JP 3336827 B2 JP3336827 B2 JP 3336827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、電子オルガンや
電子ピアノ等の電子楽器の鍵盤装置に関し、特に、押鍵
時における鍵の押離鍵方向及び鍵並び方向の操作力を
次正確に検出して、楽音の発生を演奏者の意思に忠実に
制御できるようにした電子楽器の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子オルガンや電子ピアノ等の電子鍵盤
楽器においては、鍵盤パネル上に各種のレバーやつまみ
を設け、これらを必要に応じて手で操作することによ
り、演奏者の希望する音色や各種効果が得られようにし
ている。しかしながら、演奏者が両手で鍵盤演奏を行な
っている時に、それに加えてトレモロ,ビブラート等の
各種の効果制御を行なって演奏表現をしたくても、その
レバーやつまみの操作を行なうことが困難であった。
【0003】そこで、この種の電子楽器の鍵盤装置とし
て、例えば特公昭55−35717号公報に見られるよ
うに、多数の鍵を列設した鍵盤フレームを、楽器本体に
対して、上下方向(押鍵方向)に回動自在で且つ左右方
向(鍵並び方向)に搖動自在に支持し、その上下方向の
回動及び左右方向の搖動に連動する一対のシャッタ板を
有するシャッタ機構と、このシャッタ機構の各シャッタ
板によりそれぞれ照射光量が変化されて鍵盤フレームの
回動及び搖動変位に応じた電気信号を発生する一対の検
出器とを設け、その各検出器からの検出信号に基づいて
発生楽音の効果を制御するようにしたものがある。
【0004】この鍵盤装置を使用すれば、鍵盤操作だけ
で演奏楽音の発生と共に各種効果の制御ができるため、
両手で演奏中でも、鍵を強く押して鍵盤フレームを回動
させたり、左右方向に操作して鍵盤フレームを同方向へ
揺動させたりすることにより、容易に希望する効果を付
与したり変化させたりすることができ、演奏表現が豊か
になる。
【0005】しかしながら、このような鍵盤装置では、
各鍵の操作によって全ての鍵を装着した鍵盤フレーム全
体を回動あるいは揺動させる構造になっているため、可
動部の質量が大きく、操作しにくく演奏者が疲れるばか
りか、応答性が悪いため、鍵に作用する微妙な動きを検
出して繊細な楽音制御を行なうことはできず、各鍵毎の
楽音制御もできないという問題があった。さらに、押鍵
後のアフタタッチを検出することは可能であるが、押鍵
操作の初期からその様子を検出して、楽音の発生を制御
することはできなかった。
【0006】そこで、本発明者は先に、鍵フレームに支
持される全ての鍵の下側に、その鍵並び方向に沿って共
通の左右方向の揺動支持枠を、板バネからなる弾性部材
を介して片持ち梁状に楽器本体の固定部に支持させて設
け、その揺動枠に、各鍵の鍵ガイドを支持させると共
に、各鍵ごとにその押鍵力によって縦方向に弾性変形す
る弾性片の根元部をそれぞれ固定し、上記弾性部材の弾
性変形を検出する左右方向変位センサと、上記各弾性片
の弾性変形を個々に検出する多数の縦方向変位センサと
を設けた鍵盤装置を提案している(特願平6−2202
22号)。
【0007】この鍵盤装置によれば、演奏者による各鍵
の押鍵操作中の左右方向の操作力を、鍵ガイドを介して
揺動支持部材が揺動変位し、それによる弾性部材の弾性
変形によって左右方向変位センサで共通に検出し、縦方
向の操作力を各弾性片の弾性変形により各縦方向変位セ
ンサによって各鍵ごとに検出して、その各検出信号に基
づいて発生楽音を制御することができる。
【0008】したがって、従来の鍵盤装置で押鍵を検知
するために各鍵ごとに設けられていた鍵スイッチが不要
になり、押鍵開始の初期から離鍵するまで、その鍵の押
鍵方向及び鍵並び方向(左右方向)の操作力を検出し
て、その鍵に対応する音高で楽音を発生させると共に各
種効果等の制御を行なうことができる。そして、押離鍵
方向に関しては、各鍵ごとに各弾性片の変形によりその
操作力を検出するので、個々に繊細な楽音制御を行なう
ことが可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この鍵
盤装置においても、左右方向の揺動支持枠に、各鍵に対
する鍵ガイドと、各鍵ごとにその押離鍵方向の操作力を
検出するための各弾性片と変位センサを取り付けてお
り、それらが一体となって揺動する構造になっているた
め、揺動部の質量がまだ大きい。さらに、押鍵力を各弾
性片で受けるので、それを支える揺動支持枠及び弾性部
材が充分な強度を持たなければならないから、それらの
質量がさらに増すことになる。
【0010】そのため、まだ演奏者に疲れを感じさせた
り、鍵並び方向の鍵操作力に対する応答性が充分ではな
いという問題が残っていた。また、左右方向の揺動支持
枠の片持ち支持と各弾性片の片持ち支持が、鍵長手方向
の折り返し構造になっているため、誤差が増大しやす
く、設計及び組立てに高い精度が要求されるという問題
もあった。
【0011】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、上述のような鍵盤装置における鍵並び方向の鍵
操作性及び応答性をさらに向上させ、演奏者の意思を忠
実に検知できるようにすると共に、誤差が拡大されない
ようにして、設計及び組立ても容易にすることを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による電子楽器
の鍵盤装置は、押鍵操作することによって、その押離鍵
方向の操作力を検出可能な電子楽器の鍵盤装置であっ
て、上記の目的を達成するため、楽器本体に対し固定さ
れた固定支持枠と、この固定支持枠に対し押離鍵方向に
実質上不動で鍵並び方向に揺動可能であり、押離鍵をガ
イドする鍵ガイドを備えた揺動支持枠とを備えている
【0013】さらに、上記固定支持枠と揺動支持枠とを
連結すると共に、鍵並び方向に弾性変形する弾性部材
と、鍵の操作力の鍵並び方向の成分をその弾性部材の弾
性変形量により検出するセンサとを備え、そのセンサ
が、上記弾性部材と該弾性部材から所定の距離を隔てて
設けられた検出用部材との間に介装されて両部材間の間
隔の変化を検出するように構成され、上記検出用部材
が、上記弾性部材上に直接固定されていることを特徴と
する。
【0014】
【0015】この電子楽器の鍵盤装置において、上記固
定支持枠に一端が固定され、鍵の操作力に応じて押離鍵
方向に弾性変形する弾性片を各鍵ごとに具備し、鍵の操
作力の押離鍵方向の成分を前記各弾性片の弾性変形量に
より検出するセンサを、それぞれ前記各弾性片に一端部
が固定されたセンサ支持部材に支持させて設ければ、各
鍵ごとにその押離鍵方向の操作力を個々に応答性よく検
出することができる。
【0016】
【0017】上記複数の弾性片が、異なる荷重−変位特
性を有する複数種類の弾性片からなるようにしてもよ
い。その場合、その各弾性片の荷重−変位特性が、音高
に応じて連続的または段階的に変化するように構成する
とよい。これによって、音高あるいは音域によって、鍵
のタッチ感触及び押離鍵方向の操作力または変位の検出
特性を変えることができる。その複数の弾性片を、厚さ
は同じにして長さ又は幅を異ならせることによって、上
記のように各弾性片の荷重−変位特性を変化させること
ができる。
【0018】
【0019】これらの電子楽器の鍵盤装置において、
記検出用部材を、上記鍵の操作力の押離鍵方向の成分を
検出するセンサを固定保持するセンサ支持部材であっ
て、上記弾性部材の変形量検出位置に対向して該センサ
を支持する支持片と、この支持片を上記弾性部材から所
定の間隔を隔てて該弾性部材に固定するためのスペーサ
を兼ねた取付部とからなる片持ち梁形状をなす部材にす
るとよい。そのセンサ支持部材の取付部を、上記弾性部
の基端部付近に固定するとよい。
【0020】また、上記固定支持枠の一部が揺動支持枠
の揺動を規制するストッパ部を形成するとともに、該ト
ッパ部によってその揺動可能範囲を規制される被ストッ
パ部を、上記揺動支持枠に鍵並び方向に位置調整可能に
設けるとよい。その場合、上記固定支持枠に上記ストッ
パ部となる孔を形成し、上記被ストッパ部は突起を設
け、その突起が固定部材に形成された孔内に鍵並び方向
に揺動可能に挿入して、上記揺動支持枠の鍵並び方向の
揺動可能範囲が規制されるように構成するとよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態を示す電子楽器の鍵長手方向に沿って切った側
断面図であり、下半部は図2のA−A線に沿う断面を、
上半部は同じくB−B線に沿う断面を、一点鎖線の楕円
Eで囲んだ部分は同じくC−C線に沿う断面を、それぞ
れ示している。
【0022】図2は、その鍵盤装置の上半部を除去した
状態で高音鍵側の端部付近のみを示す平面図である。図
3は、図2に示す下半部のみのB−B線に沿う断面図、
図4は、図1の矢示S方向から見た部分的な下面図であ
る。以下の説明において、「鍵並び方向」とは、鍵の手
前側から見て鍵が並ぶ左右(横)方向であり、図1では
紙面に垂直な方向、図2では上下方向になる。また「押
離鍵方向」とは、鍵を押離鍵する方向(縦方向)であ
り、図1では上下方向、図2では紙面に垂直な方向にな
る。
【0023】これらの図に示すように、この鍵盤装置
は、棚板等の楽器本体(図示せず)に固着される第1固
定支持枠1が設けられ、この第1固定支持枠1は鍵盤装
置全体を支持する部材であり、鍵並び方向に全鍵に亘っ
て延びる平板状をなし、その前後左右端部を上方へ折り
曲げた形状をなしている。
【0024】この第1固定支持枠1上の後方部(図1〜
図3では右端寄り)に、逆L字状の第2固定支持枠2を
全鍵に渡って立設(図2では省略)し、その手前側に馬
鞍型の第3固定支持枠3を鍵に渡って固設している。さ
らに、その第3固定支持枠3上と、下向きチャンネル状
の第4固定支持枠4との間に後述する第2の弾性部材3
0を挾持し、該支持枠4は片持ち固定される。これらの
第1乃至第4固定支持枠によって一体的な固定支持枠を
構成している。
【0025】その第2固定支持枠2の水平方向に折れ曲
がった上面と、第4固定支持枠4の水平な上面に亘っ
て、鍵並び方向の全幅に亘って延びる鍵フレーム5を固
設している。この鍵フレーム5の後端部は上方に折曲
し、その下部から手前側に各鍵に対応して係止孔5aを
形成し、これを支持する第2固定支持枠2には、前端を
さらに大きく開けた係止孔2aを形成している。
【0026】この各係止孔5a及び2aに、各白鍵6A
又は黒鍵6B(以下単に鍵6と称す)の後端部下面に設
けた係合突部6aをそれぞれ嵌入させて、両者の当接部
を支点として、鍵フレーム5及び第2固定支持枠2が、
各鍵6を上下方向及び左右方向に揺動可能に支持してい
る。各鍵6は樹脂による成形品である。
【0027】鍵フレーム5の第2固定支持枠2と第4固
定支持枠4の間の部分に、各鍵ごとのバネ受け部材7を
鍵並び方向に沿って列設している。そして、各鍵の内側
下面に設けたバネ係止部6bと、鍵フレーム5に設けた
バネ受け部材7との間に、部材7当接端を2又に形成し
て鍵復帰バネ(板バネ)8を上方に偏倚させて係着(バ
ネをはずせば平板状になる)し、各鍵6を図1で左方へ
付勢すると共に、上方への復帰習性を与えている。6c
は鍵6に設けられた仮係止部であり、鍵6を鍵フレーム
5に装着する際に、鍵復帰バネ8を予めバネ係止部6b
とこの仮係止部6cとによって仮係止させておく。
【0028】この鍵盤装置の鍵並び方向の全長に亘っ
て、鍵揺動ユニットアセンブリ10が設けられている。
この鍵揺動ユニットアセンブリ10は、鍵並び方向の両
端付近にそれぞれ、第1固定支持枠1上にねじ9によっ
て固設される第1長靴状部材11と、それと同一形状で
点対称に配置される第2長靴状部材12と、これらをサ
ンドウィッチにして橋渡しするように、その両面にねじ
止めによって固着した2枚の平板バネ13,14とから
なる片持状の第1の弾性部材15を配設している。この
第1の弾性部材15は、2枚の平板バネ13,14が鍵
並び方向にのみ弾性変形可能であり、第2長靴状部材1
2を鍵並び方向に揺動可能に支持している。
【0029】この左右一対の第1の弾性部材15,15
(鍵盤の両端に設けられる)上にその間を橋渡しするよ
うに、揺動支持枠16をねじ17によって固設してい
る。この揺動支持枠16は、平板を鍵長手方向にクラン
ク状に折り曲げて鍵並び方向に延びる2条の高段面16
a,16bを形成しており、そこに鍵ガイド保持板18
を水平に固着している。
【0030】この鍵ガイド保持板18の先端部付近に
は、各鍵ごとに切り起し片18aを立設し、そこに樹脂
による鍵ガイド19をアウトサート成形により設けてい
る。この鍵ガイド19は各鍵6の両側壁6dの内面間に
挿入され、各鍵6の押離鍵をガイドすると共に、各鍵6
の鍵並び方向(左右方向)への変位には同動する。この
鍵ガイド19の鍵並び方向への変位により、鍵ガイド保
持板18及びそれと一体の揺動支持枠16が同方向へ揺
動し、第2長靴状部材12を鍵並び方向へ変位させるの
で、平板バネ13,14により第1の弾性部材15が鍵
並び方向に弾性変形する。
【0031】また、揺動支持枠16の後端部には、被ス
トッパ部となる突起16cを鍵後方(図1で右方)へ突
設しており、その突起16cを第4固定支持枠4に形成
された孔4aに、鍵並び方向に図2に示す隙間D3を設
けて揺動可能に挿入して、揺動支持枠16の鍵並び方向
の揺動可能範囲が規制されるようになっている。すなわ
ち、第4固定支持枠4が孔4aによって揺動支持枠16
の揺動を規制するストッパ部を形成していることにな
る。
【0032】さらに、図2に示すように、第1の弾性部
材15の平板バネ13の外面に、センサ支持部材である
検出用部材20をねじによって固設し、それに第1のセ
ンサ21を平板バネ13の外面と接するように取り付け
ている。検出用部材20は、第1の弾性部材15の変形
量検出位置に対向して第1のセンサ21を支持する支持
片20aと、この支持片20aを平板バネ13から所定
の間隔を隔てて第1の弾性部材15に固定するためのス
ペーサを兼ねた取付部20bとからなる片持ち梁形状を
なす部材であり、取付部20bを介して第1の弾性部材
15上に直接固定される。
【0033】このように、第1のセンサ21は、第1の
弾性部材15とこの第1の弾性部材15から所定の距離
を隔てて設けられた検出用部材20の支持片との間に介
装されて、両部材間の間隔の変化を検出するように配置
され、各鍵6の操作力または変位の鍵並び方向の成分を
第1の弾性部材15の弾性変形量により検出する。
【0034】その第1のセンサ21には、例えば図5に
示すような反射型センサを使用する。この反射型センサ
50は、合成ゴム(シリコン樹脂)のような弾性材料か
らなる伏せ椀状のカバー51を基板52上に設け、その
内部の基板52上に発光素子53と受光素子54を所定
の間隔で配置し、カバー51の上部内面に反射面51a
を形成している。
【0035】そして、発光素子53の発光による光が反
射面51aで反射して受光素子54に受光され、その受
光する光量に応じた信号を出力する。したがって、カバ
ー51の受圧部51bが押圧されてカバー51が弾性変
形すると、その反射面51aが変位するため、受光素子
54の受光量が変化することにより出力信号が変化し、
受圧部51bを押圧する部材の変位を検出することがで
きる。このような作用をさせるため、部材20と平板バ
ネ13との間への第1センサ21の保持にはプリテンシ
ョンをかけて、部材20に固着させるようにする。第1
のセンサ21としては、この反射型センサのほかに、感
圧センサや歪ゲージ,ロードセル等を使用することも可
能である。
【0036】鍵揺動ユニットアセンブリ10は、上記各
パーツがアセンブリされた状態で第1固定支持枠1の上
に図1,図2に示すように配設され、ねじ9によって一
対の第1長靴状部材11,11が位置決め固定されて取
り付けられる。第1固定支持枠1の各第1長靴状部材1
1の取り付け位置には、それぞれ図4に示すようにねじ
9を挿入させるための2つの鍵並び方向に沿う長孔1
a,1aが、鍵長手方向に間隔を置いて形成されてお
り、第1長靴状部材11をねじ9によって第1固定支持
枠1に固定する際の、矢示Gで示す鍵並び方向の位置を
調整できるようにしている。これによって、鍵揺動ユニ
ットアセンブリ10全体の鍵並び方向の移動可能範囲を
調整できることになる。
【0037】一方、第3固定支持枠3上には、第4固定
支持枠4との間に、図3の(a)に明示するように第2
の弾性部材30の根元部30aを挟んで取り付けてい
る。この第2の弾性部材30は、図2に示すように平板
状弾性部材に複数のスリット31を設けることにより、
各鍵に対応して鍵先端方向へ延びる多数の弾性片30
1,302,303,…が並列して形成され、その各弾
性片は根元部30aで相互に連結されており、その根元
部30aが、第2の弾性部材30上に押離鍵方向に不動
に固定される。
【0038】この各弾性片301,302,303,…
の下面には、図3の(a)に明示するように、それぞれ
センサ支持部材32を介して部材32と弾性部材30と
の間で第2のセンサ22を挟持するよう取り付けて、各
鍵6の操作力または変位の押離鍵方向の成分を各弾性片
301,302,303,…の弾性変形により検出する
ようにしている。
【0039】そのセンサ支持部材32は、各弾性片の中
間部下面に対向して第2のセンサ22を支持する支持片
32aと、この支持片32aを例えば図3の(a)に示
す弾性片301(図3)から所定の間隔を隔てて弾性片
301の根元部30aに近い位置に固定するためのスペ
ーサを兼ねた取付部32bとからなる片持ち梁形状をな
す部材であり、第2の弾性部材30上に直接固定され
る。このようなセンサ取付構造によって、ある鍵のセン
サを変位させた場合、仮にとなりの弾性片がつられて変
位したとしても、弾性片の先端を押圧しないかぎりその
センサ出力は発生せず、鍵の変位によるセンサのみ出力
が表れるように工夫されている。
【0040】この第2のセンサ22としても、前述の第
1のセンサ21と同様に、例えば図5に示したような反
射型センサ50を使用する。あるいはこの反射型センサ
に代えて、感圧センサや歪ゲージ,ロードセル等を使用
することも可能である。
【0041】このように、鍵揺動ユニットアセンブリ1
0を第1固定支持枠1上に取り付け、第2の弾性部材3
0を第3固定支持枠3上に取り付け、鍵フレーム5を第
2固定支持枠2および第4固定支持枠4上に取り付けた
状態で、鍵6を1鍵ずつ鍵復帰バネ8をバネ係止部6b
と仮係止部6cによって仮係止させた状態で、図1に示
すように組み込む。
【0042】そして、各鍵6の組込み状態においては、
第2の弾性部材30の各鍵6に対応する弾性片301は
C鍵用,302はB鍵用,303はA#鍵用に対応する
ものとなり、図示していない他の各弾性片も各音高の鍵
用となる。なお、303等の黒鍵用の弾性片の幅Wb
は、301,302等の白鍵用の弾性片の幅Wwより狭
くなっている。
【0043】各鍵6の前端部寄りの下部にL字状に曲っ
たアクチュエータ部60を嵌合又は一体成形(図1の例
は嵌合)により垂設している。そのアクチュエータ部6
0の鍵長手方向の後方へ折れ曲がった部分60aに、後
方に開口して鍵長手方向に沿う溝61を形成しており、
この溝61に各鍵用の弾性片(図1,図3では301)
の先端部(自由端部)を嵌入させる。この溝の下面にス
トッパ部60bを設け、上面に押下部60cを設けてい
る。
【0044】また、第1固定支持枠1の前端折曲部1b
には、逆L字状のストッパ部材25が、その上下方向に
長い長孔25aに挿入されるねじ26によって、上下方
向に位置調整可能に取り付けられている。このストツパ
部材25は、鍵6に対して演奏の域を超えた異常な力が
かかった場合でも、弾性片301,302,303,…
または鍵復帰バネ8が塑性変形を起こさないように、ア
クチュエータ部60の下面を当接させて鍵6の下降を停
止させるために設けている。
【0045】ここで、各鍵6の押鍵力を検出する作用を
説明する。なお、説明の都合上図1乃至図3の(a)に
示される鍵6(C鍵)及びC鍵用の弾性片301につい
て説明するが、他の鍵についても同様である。
【0046】非押鍵状態では鍵復帰バネ8と弾性片30
1とのバランスによって、弾性片301が完全開放状態
より上方に変位させられており、その状態で鍵6に設け
られたアクチュエータ部(ストッパ片でもある)60の
上限ストッパ部60bが弾性片301の自由端下面30
1aに当接している。
【0047】この状態では、アクチュエータ部60の押
下部60cと弾性片301の被押下部(自由端上面)3
01bとの間に、図1,図3の(a)に示す距離D1の
隙間(これを第1あがきという)を有し、この隙間が弾
性片301に対する不感帯となっている。その値は1〜
2mm程度である。押鍵につれて押下部60cが被押下
部301bに当接する。この時の押鍵に必要な力、すな
わち第1あがきD1を消化するのに要する力は、アコー
スティックピアノに鑑みて50〜60g程度がよい。
【0048】押下部60cの被押下部301bへの当接
後、アクチュエータ部60がストッパ部材25に当接す
るまでの下降可能なストロークは、図3の(b)に示す
距離D2によって決定される。この距離D2が第2あが
きに相当する。この距離D2は7〜8mm程度であっ
て、最大変位に対応した力は2kg程度となる。この押
鍵ストローク中の鍵6の操作力の押離鍵方向の成分は、
弾性片301の弾性変形による「変位」という形に変わ
って、第2のセンサ22によって検出される。
【0049】D1+D2≒許容押鍵ストローク となる
はずであるが、実際にはこの許容押鍵ストロークが10
mmの場合、D1+D2は約9mmとなる。その理由
は、押鍵初期の弾性片301のプリテンション開放まで
の変位がストロークに加わるためと解される。
【0050】ここで、上述した鍵盤装置の主な特徴と、
それによる作用効果について説明する。この鍵盤装置の
第1の特徴は、鍵の操作力の鍵並び方向の成分を検出す
るための部材である、揺動支持枠16と第1の弾性部材
15を含む鍵揺動ユニツトアセンブリ10及び第1のセ
ンサ21と、押離鍵方向の成分を検出するための部材で
ある第2の弾性部材30及び第2のセンサ22とを、分
離独立して固定支持枠(第1固定支持枠1と第3固定支
持枠3)に個別に支持させるようにしたことである。
【0051】これによって、揺動支持枠16は各鍵6に
対する鍵ガイド19を支持するだけで、第2の弾性部材
30を支持する必要はなく、押鍵力を受けることもない
ので、その支持部材も含めて軽量化できる。したがっ
て、鍵並び方向に揺動する部材全体の質量を小さくする
ことができ、操作性および応答性を向上することができ
る。
【0052】また、揺動支持枠16の鍵並び方向の揺動
時に、第2のセンサ22に検出信号が発生するようなこ
とはない。すなわち、第1のセンサ21と第2のセンサ
22は互いに影響を受けることなく、鍵の操作力の鍵並
び方向の成分と押離鍵方向の成分を独立して精度よく検
出することができる。さらに、揺動支持枠16の片持ち
支持と第2の弾性部材30の片持ち支持が折り返し構造
にならず、かつ互いに反対方向に突出して形成している
ため、精度の向上が計られるとともに設計及び組立てが
容易になる。
【0053】第2の特徴は、鍵6が図1に示すように復
帰位置にあるとき、鍵6のアクチュエータ部60におけ
る押下部60cと第2の弾性部材30の被押下部(図1
に示すC鍵に対しては弾性片301の自由端部上面30
1b)との間に距離D1の間隙を設けて、押鍵時の第2
の弾性部材30の弾性変形に対する不感帯を形成したこ
とである。これによって、演奏者が無意識にあるいは予
備的に鍵6に指を触れた程度で、その操作力または変位
を検出して、楽音を発生してしまうようなことを防止で
きる。このようにするには、センサ22にプリテンショ
ンを与えずに支持部材32にセットすればよい。また、
プリテンションを与えてセットすれば、不感帯のない鋭
敏なセンサ構造にもすることができる。
【0054】第3の特徴は、第2の弾性部材30には、
各鍵6の操作力に応じて押離鍵方向に弾性変形する弾性
片を各鍵ごとに備え、その各弾性片の弾性変形による変
位を検出する第2のセンサ22を各鍵ごとに設けたこと
である。これによつて、各鍵6の操作力の押離鍵方向の
成分を、他の鍵の操作に影響されずに個別に検出するこ
とができる。
【0055】すなわち、自鍵のセンシングメカニズムが
隣接する他の鍵のセンシングメカニズムに影響を与えな
いようになっている。例えばB鍵が押され、図2の弾性
片302が変位したとしよう。センサ支持部材32が弾
性片301に設けられているため、たとえ押鍵力が根元
部30aを介して回り込んで隣接するC鍵用の弾性片3
01またはA♯鍵用の弾性片303を多少変位させたと
しても、その回り込み力は、各片に分かれた基部止りで
あって、センサ支持部材32の取り付け部位まで影響し
ないのである。
【0056】この理屈を感覚的に最もわかりやすく説明
すると、手の中指を基部から曲げたとすると、隣りの指
も若干それに引き込まれる。しかし、この場合でも引き
込まれた指の先までは影響を受けない。このような現象
に似ている。
【0057】第4の特徴は、第2の弾性部材30の各鍵
6に対応する多数の弾性片301,302,303,…
…を、平板状の板バネ等の弾性部材に多数のスリット3
1,31,……を設けることによって並列して櫛歯状に
形成し、その各弾性片の相互に結合された根元部30a
を第3固定支持枠3に固定するようにしたことである。
これによって、多数の弾性片を一度に容易に形成するこ
とができるので製造が簡単になると共に、その組み付け
も簡単になり、コスト低減を図ることができる。
【0058】さらに、その各弾性片の荷重−変位特性を
複数種類に異ならせることもできる。前述の実施形態で
は、白鍵用弾性片(図2では301と302)の幅を黒
鍵用弾性片(図2では303)の幅より大きく(Ww>
Wb)して、白鍵と黒鍵では押鍵位置(鍵の支点からの
距離)が異っても、同一押鍵力で同一のセンサ出力が得
られるようにしている。この場合各弾性片の厚さは一定
である。
【0059】さらに図示の例では、櫛歯の歯長すなわち
各弾性片301,302,303,……の長さを、音高
により図2に距離D4で示すように変える(高音側から
低音側へいくにしたがって僅かずつ短くする)ことによ
り、荷重−変位特性を変えている。例えば、同一のセン
サ出力を得るためには低音側の方を高音側より強く押鍵
する必要があるように設定する。この特徴は鍵のタッチ
感触のキースケーリング技術といわれるものである。
【0060】別のやり方として、鍵群(1オクターブ毎
あるいは半オクターブ毎など)ごとに荷重−変位特性が
異なる弾性片を形成した第2の弾性部材30を用意して
配設してもよい。その場合は同一弾性部材内ではキース
ケーリングなしとする。また鍵群毎に第2の弾性部材3
0を配設する際、白鍵群用と黒鍵群用とを分けて、組み
付け時に合わせてセットするようにしてもよい。白鍵と
黒鍵とでスリット31の長さ(切れ込み長さ)を異なら
せて鍵の操作位置において白黒鍵同一押圧力になるよう
にしてもよい。
【0061】第5の特徴は、鍵の操作力の鍵並び方向の
成分を検出する第1のセンサ21を、第1の弾性部材1
5とそれから所定の距離を隔てて設けられた検出用部材
20との間に介装し、両部材間の間隔の変化を検出する
ようにし、その検出用部材20を、第1の弾性部材15
上に直接固定したことである。これによって、第1のセ
ンサ21によってセンスする第1の弾性部材15の弾性
変形による変位を、検出用部材20と第1の弾性部材1
5とで明確に規定できる。それにより検出精度が向上す
る。
【0062】また、図示した例では、左右動を許容する
第1の弾性部材15が、鍵盤の片側に2枚(13,1
4)他側に2枚の計4枚の平板バネで鍵揺動ユニットア
センブリ10を支える構造であるため、それが平行移動
しやすく(変位時S字変形)、さらに移動の精度が上っ
ている。また、揺動範囲を、図4に示したねじ9と第1
固定支持枠1の長孔1aとによって調整することができ
る。これにより、鍵の左右動の許容値(左右のあがき)
を、鍵盤装置の寸法精度を落としたとしてもバランスよ
く設定できるようになる。このような調整機構はここに
限定されることなく、図に示されるように固定部材と固
定部材との間(複数ある)ならどこに設けてもよい。
【0063】第6の特徴は、第4固定支持枠4の一部が
揺動支持枠16の揺動を規制するストッパ部(孔4a)
を形成するとともに、揺動支持枠16に、その揺動可能
範囲を規制される被ストッパ部(突起16c)を、第4
固定支持枠4に対して鍵並び方向に位置調整可能(ねじ
17と揺動支持枠16に形成された長孔による)に設け
たことである。
【0064】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子楽器の鍵盤装置は、鍵の操作力の鍵並び方向の成
分を検出するための揺動支持枠等の揺動部材と、押離鍵
方向の成分を検出するための弾性部材とを、分離独立し
て固定支持枠に個別に支持させるようにしたので、鍵並
び方向に揺動する部材全体の質量を小さくすることがで
き、操作性および応答性を向上することができる。
【0065】また、第1のセンサと第2のセンサは互い
に影響を受けることなく、鍵の操作力の鍵並び方向の成
分と押離鍵方向の成分を独立して精度よく検出すること
ができる。さらに、揺動支持枠の片持ち支持と第2の弾
性部材の片持ち支持が折り返し構造にならず、かつ互い
に反対方向に突出して形成しているため、精度の向上が
計られるとともに設計及び組立てが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す電子楽器の鍵盤装
置の鍵長手方向に沿う異なる断面を一緒に示す断面図で
ある。
【図2】その鍵盤装置の上半部を除去した状態で高音鍵
側の端部付近のみを示す平面図である。
【図3】図2に示す下半部のみのB−B線に沿う断面図
である。
【図4】図1の矢示S方向から見た部分的な下面図であ
る。
【図5】この発明の鍵盤装置で使用する第1,第2のセ
ンサの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…第1固定支持枠、2…第2固定支持枠、3…第3固
定支持枠、4…第4固定支持枠、4a…孔(ストッパ
部)、5…鍵フレーム、6…鍵、6a…係合突部、6b
…バネ係止部、6c…仮係止部、6d…側壁、7…バネ
受け部材、8…鍵復帰バネ、9…ねじ、10…鍵揺動ユ
ニットアセンブリ、11…第1長靴状部材、12…第2
長靴状部材、13,14…平板バネ、15…第1の弾性
部材、16…揺動支持枠、16c…突起(被ストッパ
部)、17…ねじ、18…鍵ガイド保持板、19…鍵ガ
イド、20…検出用部材、20a…支持片、20b…取
付部、21…第1のセンサ、22…第2のセンサ、25
…ストッパ部材、25a…長孔、26ねじ、30…第2
の弾性部材、30a…根元部、31…スリット、32…
センサ支持部材、32a…支持片、32b…取付部、5
0…反射型センサ、51…カバー、51a…反射面、5
1b…受圧部、52…基板、53…発光素子、54…受
光素子、60…アクチュエータ部、60b…ストッパ
部、60c…押下部、301,302,303…弾性
片、301a…自由端下面、301b…被押下部(自由
端上面)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵を操作することによって、その押離鍵
    方向の操作力を検出可能な電子楽器の鍵盤装置であっ
    て、 楽器本体に対し固定された固定支持枠と、 該固定支持枠に対し前記押離鍵方向に実質上不動で鍵並
    び方向に揺動可能であり、押離鍵をガイドする鍵ガイド
    を備えた揺動支持枠と、 前記固定支持枠と揺動支持枠とを連結すると共に、鍵並
    び方向に弾性変形する弾性部材と、 前記鍵の操作力の鍵並び方向の成分を前記弾性部材の弾
    性変形量により検出するセンサとを備え該センサは、前記弾性部材と該弾性部材から所定の距離
    を隔てて設けられた検出用部材との間に介装されて両部
    材間の間隔の変化を検出するように構成され、前記検出
    用部材は、前記弾性部材上に直接固定されている ことを
    特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子楽器の鍵盤装置に
    おいて、前記固定支持枠に一端が固定され、前記鍵の操
    作力に応じて押離鍵方向に弾性変形する弾性片を各鍵ご
    とに具備し、前記鍵の操作力の押離鍵方向の成分を前記
    各弾性片の弾性変形量により検出するセンサを、それぞ
    れ前記各弾性片に一端部が固定されたセンサ支持部材に
    支持させて設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の弾性片は、異なる荷重−変位
    特性を有する複数種類の弾性片を有することを特徴とす
    請求項2に記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の弾性片は、その各弾性片の荷
    重−変位特性が、音高に応じて連続的または段階的に変
    化するように構成されていることを特徴とする請求項3
    に記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。
  5. 【請求項5】 前記検出用部材は、前記鍵の操作力の
    並び方向の成分を検出するセンサを固定保持するセンサ
    支持部材であって、前記弾性部材の変形量検出位置に対
    向して該センサを支持する支持片と、この支持片を前記
    弾性部材から所定の間隔を隔てて該弾性部材に固定する
    ためのスペーサを兼ねた取付部とからなる片持ち梁形状
    をなす部材であることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか一項に記載の電子楽器の鍵盤装置。
  6. 【請求項6】 前記センサ支持部材の前記取付部は、前
    弾性部材の基端部付近に固定されていることを特徴と
    する請求項5に記載の電子楽器の鍵盤装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    電子鍵盤楽器の鍵盤装置において、 前記固定支持枠の一部が前記揺動支持枠の揺動を規制す
    るストッパ部(4a)を形成するとともに、 該ストッパ部(4a)によってその揺動可能範囲を規制
    される被ストッパ部(16c)を、前記揺動支持枠(1
    6)に鍵並び方向に位置調整可能に設けたことを特徴と
    する電子楽器の鍵盤装置。
  8. 【請求項8】 前記固定支持枠に前記ストッパ部となる
    孔を形成し、前記被ストッパ部は突起を有し、その突起
    が前記固定部材に形成された孔内に鍵並び方向に揺動可
    能に挿入されて、前記揺動支持枠の鍵並び方向の揺動可
    能範囲が規制されるように構成したことを特徴とする
    求項7に記載の電子楽器の鍵盤装置。
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