JP3335592B2 - 気密装置用の照明装置 - Google Patents

気密装置用の照明装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気密装置、例えば
グローブボックスなど取り付けられる照明装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】気密性が要求される気密装置(設備、構
築物なども含む、以下同じ)としては、種々のものが既
に提案されているが、その中でも、装置内に、放射線物
質や毒性の物質、激しい反応の伴う化学薬品、或いは特
殊な細菌や細胞などを搬入して、種々の試験操作や遺伝
子操作などを行う場合、これらのものが外部へ漏洩した
り、飛散したりすることがあってはならず、厳格に阻止
する必要がある。このような要請に答える気密装置とし
て、上記グローブボックスがよく知られており、その一
例を示すと、図5〜図6の如くで、当該図5はその正面
図、当該図6はその使用状態の概略縦断面図である。
【0003】このグローブボックス100の場合、当然
外部から気密に隔離された気密ボックス100Aを備え
てなり、この内部に搬入された容器201やこれから取
り出された放射線物質202、試験器具203などを操
作して所定の操作(作業)を行うわけであるが、このと
き、通常作業者300は、気密ボックス100Aの外部
に居て、例えば気密ボックス100Aの正面に設けた覗
き窓101から内部を覗きながら、手挿入口102に手
を入れ、気密ボックス100Aの内部とは気密状態に保
持されると共に伸縮自在とするグローブ103に手を通
し、このグローブ103を介して、上記放射線物質20
2や試験器具203などを操作している。
【0004】このとき、ボックス内部、例えば天井部分
に設けた蛍光灯などの照明器具104で内部を照明する
一方、必要な場合には、作業者300の手元がより明る
くなるように、例えばボックス内部に光ファイバを束ね
たバンドルファイバなどからなるライトガイド(光伝送
手段)105を設けると共に、外部には、その光源10
6や制御装置107を設置し、上記光源106からは、
やはりバンドルファイバなどからなるライトガイド10
8を設けて、内部のライトガイド105に光を伝送させ
ている。
【0005】このとき、外部の光源106と内部のライ
トガイド105との接続にあたっては、一般に気密アダ
プタ400Aと呼ばれる接続器具を、気密ボックス10
0Aの壁面に取り付けて行っている。この気密アダプタ
400Aの一般的な従来例としては、例えば図7に示し
た如きものが挙げられる。
【0006】上記図7の気密アダプタ400Aは、鍔状
のフランジ401aを有する筒体のアダプタ本体401
からなり、上記フランジ401aを介して、ねじなどの
固定具500,500によって、気密ボックス100A
の壁面100aに取り付けられ、また、その筒両端部内
側には、内外のバンドルファイバなどからなるライトガ
イド105,108が接続される接続口402,403
が形成されている。そしてまた、その筒内部には、上記
各ライトガイド105,108の端面と当接される棒状
のガラスロッド404が、例えば当該筒内の2箇所に形
成された環状の溝405,405に装着された2個のO
リング406,406を介して、気密に挿入されてい
る。なお、この壁面100aと上記フランジ401aと
の間には、シール用のOリング407が介在させてあ
る。したがって、気密ボックス100A内のもの(放射
線や化学生成ガスなど)は、外部に洩れることはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造のグローブボックス100における、照明装置の
場合、次のような改善すべき問題点があった。
【0008】(1)先ず、気密ボックス100Aの天井
部分に蛍光灯などの照明器具104を設けた構造では、
当該照明器具104自体が過酷な条件下に曝されるた
め、損傷し易く、一度損傷すると、その交換作業が大変
で、ときには、グローブボックス100自体の破棄に繋
がることがある。勿論、その損傷した照明器具104自
体も、放射線や化学生成ガスなどの汚染物として処理し
なければならなくなる。
【0009】(2)また、気密ボックス100A内にバ
ンドルファイバなどからなるライトガイド108を設け
た構造でも、その外部の光源106や制御装置107が
気密ボックス100Aから離間した形で配置されていた
ため、光源106とこの気密ボックス100Aの壁面1
00aに取り付けた気密アダプタ400Aとの間には、
同じくバンドルファイバなどからなるライトガイド10
5を接続する必要があり、面倒であった。
【0010】(3)さらに、上記気密アダプタ400A
の構成では、その内部に挿入された棒状のガラスロッド
404の内外の両端面にライトガイド105,108の
端面が当接されて使用されるわけであるが、この使用に
よって、ガラスロッド404の端面に傷などが付いて、
所期の光伝送効率が得られなくなった場合には、ガラス
ロッド404だけの交換が不可能であるため、グローブ
ボックス100全体の破棄に繋がることがあり、甚だ不
経済であった。
【0011】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、蛍光灯のような過酷な条件に弱い構造
の照明器具を用いることなく、かつ、若干の不都合が起
きても、グローブボックス自体の破棄に迄は至らない構
造の気密装置用の照明装置を提供せんとするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
気密装置用の照明装置は、外部から気密に隔離された気
密ボックスと、当該気密ボックスの側面に設置されると
共に、内部に照明用のランプが内蔵されたランプハウス
と、当該ランプハウス用の電源部と、当該電源部用の制
御部と、前記気密ボックスの壁面に気密に取り付けられ
た気密アダプタと、当該気密アダプタ内に交換可能に装
着されると共に、前記ランプハウスからの照明光を前記
気密ボックス内に導くための棒状のガラスロッドとから
なる気密装置用の照明装置にある。
【0013】本発明の請求項2記載の気密装置用の照明
装置は、前記ランプハウスが、前記ランプと、当該ラン
プからの照明光を収束させると共に反射させる湾曲ミラ
ーと、前記照明光の伝送路の途中にあって、その光量を
調整するための光量調整部材と、前記気密アダプタのガ
ラスロッドの端面に当接されて、光伝送路をなす位置調
整兼保護用の補助ガラスロッドとからなる請求項1記載
の気密装置用の照明装置にある。
【0014】本発明の請求項3記載の気密装置用の照明
装置は、前記気密アダプタが、前記気密ボックスの壁面
に気密に装着される外筒アダプタ体と、当該外筒アダプ
タ体の筒内に気密にかつ交換可能に挿入されて装着され
る内部アダプタ体と、当該内部アダプタ体の外周と前記
外筒アダプタ体の内周間に介在される少なくとも2個の
環状のシール部材とからなり、前記外筒アダプタ体の長
さをaとし、前記2個のシール部材の一方から前記内部
アダプタ体の一方の端部までの離間距離をbとすると共
に、前記2個のシール部材の他方から前記内部アダプタ
体の他方の端部までの離間距離をcとしたとき、a>b
+cの関係にある請求項1又は2記載の気密装置用の照
明装置にある。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る気密装置用の
照明装置全体の一例を示した概略説明図、図2はランプ
ハウスの内部構造を示した概略説明図、図3は光量調整
部材を示した平面図、図4は気密アダプタを示した縦断
面図である。
【0016】上記図中、100Bはグローブボックス1
00をなす外部から気密に隔離された気密ボックス、1
10は気密ボックス100Bの側面に設置されると共
に、内部に照明用のランプ111が内蔵されたランプハ
ウス、120はランプハウス用の電源部、130は電源
部用の制御部、400Bは気密ボックス100Bの壁面
100aに気密に取り付けられた気密アダプタ、404
は気密アダプタ400B内に交換可能に装着されると共
に、ランプハウス110からの照明光を気密ボックス1
00B内に導くための棒状のガラスロッドである。
【0017】上記ランプハウス110は、ハロゲンラン
プ、キセノンランプ、メタルハライドランプなどからな
る上記ランプ111と、このランプ111からの照明光
を収束させると共に反射させる湾曲(楕円状)ミラー1
12と、照明光の伝送路Lの途中に必要により設けら
れ、その伝送方向を変えるための平面反射ミラー113
と、同じく照明光の伝送路Lの途中にあって、その光量
を調整するための光量調整部材114と、気密アダプタ
400Bのガラスロッド404の端面に当接されて、光
伝送路をなす位置調整兼保護用の補助ガラスロッド11
5とからなる。なお、上記平面反射ミラー113は、ラ
ンプ111と補助ガラスロッド115とを直列に配列し
た場合、省略することができる。
【0018】上記光量調整部材114は、特に限定され
ないが、図3に示すように、金属製の円盤体114aの
周方向に口径の異なる多数の透孔114bを配列したも
のを、中央の軸ピン114cを中心に回転自在に構成す
るとよい。したがって、この円盤体114aを手動又は
自動などで適宜回せば、照明光の透過量を適宜減量させ
ることができる。ここで、伝送されている照明光は、か
なりの高温を呈するため、上記のように金属製の円盤体
114aの使用が好ましいが、図示しない、耐熱性ガラ
スなどの光透過性の円盤体の周方向にやはり光透過率の
異なる領域を設けたものを、上記と同様に回転自在に構
成してもよい。
【0019】上記補助ガラスロッド115は、収束され
た照明光が良好に気密アダプタ400Bのガラスロッド
404側に導入されるように、位置調整する機能と共
に、伝送されてくる照明光はかなりの高温であるため、
この高温と物理的な接触などによる損傷から、上記ガラ
スロッド404側の端面を保護する機能がある。つま
り、この補助ガラスロッド115の採用により、集光の
微調整などの際、気密アダプタ400Bのガラスロッド
404側はそのままとして、当該小片の補助ガラスロッ
ド115側を、適宜調整するのみで対応できるため、良
好な作業性が得られる。言い換えれば、ランプハウス設
計の大きな自由度が得られる。また、この補助ガラスロ
ッド115として、耐熱性ガラスなどを用いれば、良好
な保護機能と共に、大きな耐久性が得られる。
【0020】上記気密アダプタ400B内に挿入された
棒状のガラスロッド404の下端は、そのまま照射端と
して(若干延長することも可)、気密ボックス100B
内を照明したり(図1中右側の気密アダプタの場合)、
或いは接続端として、上記のようにバンドルファイバな
どからなるライトガイド105を接続するようになって
いる(図1中左側の気密アダプタの場合)。
【0021】また、この気密アダプタ400Bは、その
主要部が、鍔状のフランジ420aを有する外筒アダプ
タ体420と、筒体(中実体なども可)の内部アダプタ
体430とからなり、この内部アダプタ体430が必要
により交換できるようになっている。
【0022】上記外筒アダプタ体420は、比較的長い
筒体のほぼ中央外周に上記鍔状のフランジ420aがあ
り、このフランジ420aを介して、ねじなどの固定具
500,500によって、気密ボックス100Bの壁面
100aに取り付けられている。なお、この壁面100
aと上記フランジ420aとの間には、シール用のOリ
ング421が介在させてある。
【0023】上記内部アダプタ体430は、その外周の
比較的大きく離間した少なくとも2箇所(3箇所以上も
可)に形成された環状の溝431,431に装着された
少なくとも2個(3個以上も可)のシール部材であるO
リング432,432を介して、上記外筒アダプタ体4
20の筒内に気密に挿入されると共に、その外周の一端
(図4中の上端)と、外周の途中(図4中の下端寄りの
途中)には、段部433,433が設けてあって、この
各段部433,433に、上記外筒アダプタ体420の
筒両端内側に螺着された環状の固定用リング部材44
0,440が両側から当接して、当該内部アダプタ体4
30を外筒アダプタ体420に装着させるようになって
いる。なお、上記一方(図4中上端側)の固定用リング
部材440の内端面側で、内部アダプタ体430と外筒
アダプタ体420の一部には、内部アダプタ体430の
回転を規制するためのキーピンなどからなるキー部材4
50が着脱可能に装着されている。
【0024】そしてまた、内部アダプタ体430の筒両
端内側には、ライトガイド341,342が接続される
接続口434,435が形成され、また、その筒内部に
は、上記各ライトガイド341,342の端面と当接さ
れる棒状のガラスロッド(光伝送体)404が、例えば
当該筒内の2箇所に形成された環状の溝436,436
に装着された2個のOリング437,437を介して、
気密に挿入されている。したがって、グローブボックス
内のもの(核燃料物質や放射線、化学生成ガスなど)が
外部に洩れることはない。
【0025】そしてさらに、この気密アダプタ400B
にあっては、内部アダプタ体430の簡単かつ迅速な交
換に対応するため、外筒アダプタ体420の長さ、より
正確には一方の段部433とキー部材450の挿入穴間
の長さをaとし、上記内部アダプタ体430の一方のO
リング432(図4中上方側のもの)から当該内部アダ
プタ体430の一方の端部(図4中上端)までの離間間
隔をbとすると共に、他方のOリング432(図4中下
方側のもの)から当該内部アダプタ体430の他方の端
部(図4中下端)までの離間間隔をcとしたとき、a>
b+cの関係にしてある。
【0026】次に、このように構成される本発明の気密
装置用の照明装置によると、電源部120及び制御部1
30を介して、所定の電流をランプハウス110に通電
すれば、ランプ111が点灯して、その照明光が、上記
気密アダプタ400Bの棒状のガラスロッド404の下
端から直接照射され、また、ライトガイド105を通じ
て、作業者の手元に照射される。
【0027】また、上記気密アダプタ100Bにおけ
る、a>b+cの関係から、例えばガラスロッド404
の端面に傷が付いたり、汚れが付着した場合、気密性を
保持したままで、比較的簡単な操作で、迅速に内部アダ
プタ体430を交換することができる。
【0028】この交換の具体的な方法は、先ず、グロー
ブボックスの外側(図4の上端側)の固定用リング部材
440を取り外すと共に、内部アダプタ体430の側面
側にあるキー部材450を取り外す。次に、グローブボ
ックスの内側から、内側の固定用リング部材440を取
り外す。このとき、内部アダプタ体430は、Oリング
432,432の摩擦力によってある程度の保持力はあ
るものの、基本的には、フリー状態となるため、内外の
いずれかの側から仮り支えしておく。
【0029】この後、既設の内部アダプタ体430の外
側の端面に、予備の交換用の内部アダプタ体430の端
面を当接させて、ゆっくり押し込む。この押し込み時、
最初に既設の内部アダプタ体430のグローブボックス
側のOリング432が外筒アダプタ体420の筒部から
外れても、外側のOリング432が外筒アダプタ体42
0の筒内面と摺接した形で移動するため、気密性は保た
れる。そして、この既設の内部アダプタ体430の外側
のOリング432が外筒アダプタ体420の筒部から外
れる位置に達したときには、上記交換用の内部アダプタ
体430のグローブボックス側のOリング432が新た
に外筒アダプタ体420の筒内に挿入されて、やはり外
筒アダプタ体420の筒内面と摺接した形で移動する。
【0030】したがって、既設の内部アダプタ体430
が完全に外筒アダプタ体420から外れても、気密アダ
プタ400Bの気密性は保たれる。この気密性は、上記
した外筒アダプタ体420の長さaと、一方のOリング
432(図4中上方側のもの)から内部アダプタ体43
0の一方の端部(図4中上端)までの離間間隔bと、他
方のOリング432(図4中下方側のもの)から内部ア
ダプタ体430の他方の端部(図4中下端)までの離間
間隔cとの関係(a>b+c)によって、良好に維持さ
れる。
【0031】上記のようにして、交換用の内部アダプタ
体430が所定の位置に達したら、グローブボックスの
内側から、内側の固定用リング部材440を外筒アダプ
タ体420の所定の部分に取り付ける。この後、キー部
材450を所定の位置に取り付け、引き続き、外側の固
定用リング部材440を外筒アダプタ体420の所定の
部分に取り付ける。
【0032】これによって、図4に示した状態の気密ア
ダプタ400Bが得られると共に、内部アダプタ体43
0の交換が完了する。この場合、取り外された既設の内
部アダプタ体430だけがグローブボックス内に取り込
まれる。
【0033】なお、上記実施の態様では、グローブボッ
クスについて説明したが、本発明の気密装置は、これに
限定されず、本発明と同様の問題を有するその他の装置
や設備、施設などにも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の気密装置用の照明装置によると、次のような優れた効
果が得られる。
【0035】(1)先ず、照明光がすべて、気密ボック
スの気密アダプタを介して、導入される構成であるた
め、高い安全性と共に、大きな耐久性が得られる。した
がって、従来のように、気密ボックスの天井部分に蛍光
灯などの照明器具を設ける必要はなく、また、この照明
器具の損傷による大変な交換作業に煩わされることもな
くなる。勿論、グローブボックス自体の破棄に繋がるよ
うなケースも殆どなくなる。
【0036】(2)また、ランプハウスが気密ボックス
の側面に設置されているため、従来のように、気密ボッ
クスの外部にバンドルファイバなどからなるライトガイ
ドを接続する必要もなく、部品点数の低減を図ることが
できる。
【0037】(3)さらに、ランプハウス中に補助ガラ
スロッドを設けた場合、気密アダプタのガラスロッドに
対して、微妙な位置調整などが容易にできると共に、高
温の照明光や物理的な接触などから、ガラスロッドの端
面側の損傷を効果的に保護することができる。言い換え
れば、ランプハウス設計の大きな自由度が得られ、ま
た、機器の耐久性の向上が図られる。また、光量調整部
材を設けた場合、回すなどの簡単な操作で、照明光の光
量を自在に調整することができる。
【0038】(4)また、本発明の気密アダプタの場
合、光伝送路をなすガラスロッドの端面に傷が付いた
り、汚れが付着したりしても、気密ボックス内の気密性
を保持したままで、比較的簡単な操作で、迅速にガラス
ロッドだけを交換することができる。勿論、この場合
も、上記したように、グローブボックス全体の破棄に繋
がることがないため、極めて経済な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る気密装置用の照明装置全体の一
例を示した概略説明図である。
【図2】 図1は照明装置のランプハウスの内部構造を
示した概略説明図である。
【図3】 図1は照明装置の光量調整部材を示した平面
図である。
【図4】 図1の照明装置の気密装置に用いる気密アダ
プタの一例を示した縦断面図である。
【図5】 気密装置としてのグローブボックスの一例を
示した正面図である。
【図6】 図5の気密装置としてのグローブボックスの
使用状態を示した概略縦断面図である。
【図7】 従来の気密アダプタの一例を示した縦断面図
である。
【符号の説明】
100 気密装置(グローブボック
ス) 100B 気密ボックス 100a 気密ボックスの壁面 110 ランプハウス 111 ランプ 112 湾曲ミラー 113 平面反射ミラー 114 光量調整部材 115 補助ガラスロッド 120 電源部 130 制御部 400B 気密アダプタ 404 ガラスロッド 420 外筒アダプタ体 430 内部アダプタ体 432 シール部材(Oリング) 433 段部 440 固定用リング部材 450 キー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妻沼 孝司 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ佐倉事業所内 (72)発明者 栗田 勉 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 核燃料サイクル開発機構東海事業所内 (72)発明者 高橋 幸弘 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 核燃料サイクル開発機構東海事業所内 原子力技術株式会社所属 (72)発明者 佐藤 秀樹 東京都品川区西五反田2丁目11番20号 第一電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−269399(JP,A) 実開 平1−156500(JP,U) 実開 平5−81803(JP,U) 実開 平3−46900(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 2/00 F21V 8/00 F21V 31/00 G21F 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から気密に隔離された気密ボックス
    と、当該気密ボックスの側面に設置されると共に、内部
    に照明用のランプが内蔵されたランプハウスと、当該ラ
    ンプハウス用の電源部と、当該電源部用の制御部と、前
    記気密ボックスの壁面に気密に取り付けられた気密アダ
    プタと、当該気密アダプタ内に交換可能に装着されると
    共に、前記ランプハウスからの照明光を前記気密ボック
    ス内に導くための棒状のガラスロッドとからなることを
    特徴とする気密装置用の照明装置。
  2. 【請求項2】 前記ランプハウスが、前記ランプと、当
    該ランプからの照明光を収束させると共に反射させる湾
    曲ミラーと、前記照明光の伝送路の途中にあって、その
    光量を調整するための光量調整部材と、前記気密アダプ
    タのガラスロッドの端面に当接されて、光伝送路をなす
    位置調整用の補助ガラスロッドとからなることを特徴と
    する請求項1記載の気密装置用の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記気密アダプタが、前記気密ボックス
    の壁面に気密に装着される外筒アダプタ体と、当該外筒
    アダプタ体の筒内に気密にかつ交換可能に挿入されて装
    着される内部アダプタ体と、当該内部アダプタ体の外周
    と前記外筒アダプタ体の内周間に介在される少なくとも
    2個の環状のシール部材とからなり、前記外筒アダプタ
    体の長さをaとし、前記2個のシール部材の一方から前
    記内部アダプタ体の一方の端部までの離間距離をbとす
    ると共に、前記2個のシール部材の他方から前記内部ア
    ダプタ体の他方の端部までの離間距離をcとしたとき、
    a>b+cの関係にあることを特徴とする請求項1又は
    2記載の気密装置用の照明装置。
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