JP3333175B2 - 耕耘爪の取付装置 - Google Patents
耕耘爪の取付装置Info
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- JP3333175B2 JP3333175B2 JP2000144288A JP2000144288A JP3333175B2 JP 3333175 B2 JP3333175 B2 JP 3333175B2 JP 2000144288 A JP2000144288 A JP 2000144288A JP 2000144288 A JP2000144288 A JP 2000144288A JP 3333175 B2 JP3333175 B2 JP 3333175B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耕耘爪の取付装置に
係り、殊更爪軸に植え付け固定されている箱型爪取付ブ
ラケットの爪受け入れ口へ、耕耘爪の根元部を自づと正
確な位置決め状態にすばやく差し込むことができ、それ
にも拘らずガタツキや弛緩のおそれがない固定状態を維
持し得るように工夫したものである。
係り、殊更爪軸に植え付け固定されている箱型爪取付ブ
ラケットの爪受け入れ口へ、耕耘爪の根元部を自づと正
確な位置決め状態にすばやく差し込むことができ、それ
にも拘らずガタツキや弛緩のおそれがない固定状態を維
持し得るように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】図18〜20は従来のロータリー耕耘作
業機に使用されている耕耘爪(1)の取付装置を示して
おり、(2)は矢印(f)の方向へ回転駆動される爪
軸、(3)はその爪軸(2)の円周面に植え付け固定さ
れた箱型の爪取付ブラケットであって、大小相違するコ
字型サイド枠金(3a)(3b)の向かい合う一対から
組み付け一体化されることにより、上記爪軸(2)の回
転進行方向(前後方向)(f)に沿って延在する一定の
開口長さ(y)と開口幅(x)とから成る長方形な爪受
け入れ口(g)を区画している。
業機に使用されている耕耘爪(1)の取付装置を示して
おり、(2)は矢印(f)の方向へ回転駆動される爪
軸、(3)はその爪軸(2)の円周面に植え付け固定さ
れた箱型の爪取付ブラケットであって、大小相違するコ
字型サイド枠金(3a)(3b)の向かい合う一対から
組み付け一体化されることにより、上記爪軸(2)の回
転進行方向(前後方向)(f)に沿って延在する一定の
開口長さ(y)と開口幅(x)とから成る長方形な爪受
け入れ口(g)を区画している。
【0003】(4a)(4b)はその爪受け入れ口
(g)の開口長さ(y)を保って向かい合う前壁面と後
壁面との一対、(5a)(5b)は同じく爪受け入れ口
(g)の開口幅(x)を保って向かい合うサイド壁面の
左右一対であり、その一方のサイド壁面(5b)には耕
耘爪用取付ボルト(6)の径大な角頭部(6a)を受け
入れる角穴(7)が、又他方のサイド壁面(5a)には
同じく取付ボルト(6)のネジ軸部(6b)を受け入れ
る丸穴(8)が、その相互の正しく向かい合う深さ位置
関係のもとに貫通形成されている。(d1)(d2)は
上記爪受け入れ口(g)における前壁面(4a)と後壁
面(4b)での爪受け入れ深さを各々示している。
(g)の開口長さ(y)を保って向かい合う前壁面と後
壁面との一対、(5a)(5b)は同じく爪受け入れ口
(g)の開口幅(x)を保って向かい合うサイド壁面の
左右一対であり、その一方のサイド壁面(5b)には耕
耘爪用取付ボルト(6)の径大な角頭部(6a)を受け
入れる角穴(7)が、又他方のサイド壁面(5a)には
同じく取付ボルト(6)のネジ軸部(6b)を受け入れ
る丸穴(8)が、その相互の正しく向かい合う深さ位置
関係のもとに貫通形成されている。(d1)(d2)は
上記爪受け入れ口(g)における前壁面(4a)と後壁
面(4b)での爪受け入れ深さを各々示している。
【0004】他方、上記爪取付ブラケット(3)の爪受
け入れ口(g)へ差し込まれる耕耘爪(1)の根元部
(1a)は、その爪受け入れ口(g)とほぼ対応合致す
る断面長方形として、上記開口長さ(y)とほぼ等しい
一定の板幅(w)と上記開口幅(x)とほぼ等しい一定
の板厚(t)を備えている。
け入れ口(g)へ差し込まれる耕耘爪(1)の根元部
(1a)は、その爪受け入れ口(g)とほぼ対応合致す
る断面長方形として、上記開口長さ(y)とほぼ等しい
一定の板幅(w)と上記開口幅(x)とほぼ等しい一定
の板厚(t)を備えている。
【0005】しかも、その耕耘爪(1)は根元部(1
a)から先端部(1b)へ行くに連れて、後方と左右何
れか一方へ滑らかに弯曲する円弧状に造形されており、
その凸曲前縁に沿って尖鋭な刃部(1c)が加工されて
もいる。(9)は上記耕耘爪(1)の根元部(1a)に
貫通形成された丸穴であり、取付ボルト(6)のネジ軸
部(6b)を受け入れる。(r)は耕耘爪(1)の回転
半径、(p)は耕耘荷重の作用方向を示している。
a)から先端部(1b)へ行くに連れて、後方と左右何
れか一方へ滑らかに弯曲する円弧状に造形されており、
その凸曲前縁に沿って尖鋭な刃部(1c)が加工されて
もいる。(9)は上記耕耘爪(1)の根元部(1a)に
貫通形成された丸穴であり、取付ボルト(6)のネジ軸
部(6b)を受け入れる。(r)は耕耘爪(1)の回転
半径、(p)は耕耘荷重の作用方向を示している。
【0006】そして、上記耕耘爪(1)の取付装置では
その耕耘爪(1)の根元部(1a)を爪取付ブラケット
(3)の爪受け入れ口(g)へ差し込み、その根元部
(1a)の取付ボルト受け入れ用丸穴(9)を爪取付ブ
ラケット(3)の同じく角穴(7)並びに丸穴(8)と
合致連通させた上、その左右横方向から爪軸(2)と平
行に取付ボルト(6)を差し込み貫通させると共に、そ
の取付ボルト(6)のネジ軸部(6b)へ固定ナット
(10)を締結することにより、耕耘爪(1)をその爪
取付ブラケット(3)へ着脱・交換自在に取り付け固定
して、土壌の耕耘作業に供するようになっている。
その耕耘爪(1)の根元部(1a)を爪取付ブラケット
(3)の爪受け入れ口(g)へ差し込み、その根元部
(1a)の取付ボルト受け入れ用丸穴(9)を爪取付ブ
ラケット(3)の同じく角穴(7)並びに丸穴(8)と
合致連通させた上、その左右横方向から爪軸(2)と平
行に取付ボルト(6)を差し込み貫通させると共に、そ
の取付ボルト(6)のネジ軸部(6b)へ固定ナット
(10)を締結することにより、耕耘爪(1)をその爪
取付ブラケット(3)へ着脱・交換自在に取り付け固定
して、土壌の耕耘作業に供するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
爪軸(2)の回転進行方向(前後方向)(f)に沿う開
口長さ(y)を備えた長方形として開口する上記爪取付
ブラケット(3)の爪受け入れ口(g)へ、その開口長
さ(y)とほぼ等しい板幅(w)に寸法化されている断
面長方形な耕耘爪(1)の根元部(1a)を差し込む型
式の場合、その耕耘爪(1)の根元部(1a)を上記爪
受け入れ口(g)の前壁面(4a)並びに後壁面(4
b)と全面的に接触させて、上記取付ボルト(6)の支
点廻りに作用することとなる耕耘爪(1)の耕耘荷重
(p)を、その前壁面(4a)の就中内奥部(A)と後
壁面(4b)の殊更入口部(B)とにより受け持つ受圧
面積が必要である関係上、上記前壁面(4a)と後壁面
(4b)での爪受け入れ深さ(d1)(d2)を何れも
相当深い寸法として、それだけ深く耕耘爪(1)の根元
部(1a)を差し込まなければならないので、その爪取
付ブラケット(3)への差し込み作業を無理なく簡便に
行なうことが困難となる。
爪軸(2)の回転進行方向(前後方向)(f)に沿う開
口長さ(y)を備えた長方形として開口する上記爪取付
ブラケット(3)の爪受け入れ口(g)へ、その開口長
さ(y)とほぼ等しい板幅(w)に寸法化されている断
面長方形な耕耘爪(1)の根元部(1a)を差し込む型
式の場合、その耕耘爪(1)の根元部(1a)を上記爪
受け入れ口(g)の前壁面(4a)並びに後壁面(4
b)と全面的に接触させて、上記取付ボルト(6)の支
点廻りに作用することとなる耕耘爪(1)の耕耘荷重
(p)を、その前壁面(4a)の就中内奥部(A)と後
壁面(4b)の殊更入口部(B)とにより受け持つ受圧
面積が必要である関係上、上記前壁面(4a)と後壁面
(4b)での爪受け入れ深さ(d1)(d2)を何れも
相当深い寸法として、それだけ深く耕耘爪(1)の根元
部(1a)を差し込まなければならないので、その爪取
付ブラケット(3)への差し込み作業を無理なく簡便に
行なうことが困難となる。
【0008】それだからと言って、上記耕耘爪(1)に
おける根元部(1a)の板幅(w)を狭くするか、又は
上記爪受け入れ口(g)の開口長さ(y)を広くするこ
とにより、耕耘爪(1)の根元部(1a)とその爪受け
入れ口(g)における前壁面(4a)や後壁面(4b)
との相互間に大きな空隙を確保して、上記差し込み作業
の容易化を図るとすれば、それだけ耕耘爪(1)のガタ
ツキが発生しやすくなり、取付ボルト(6)も早期に弛
緩してしまう問題がある。
おける根元部(1a)の板幅(w)を狭くするか、又は
上記爪受け入れ口(g)の開口長さ(y)を広くするこ
とにより、耕耘爪(1)の根元部(1a)とその爪受け
入れ口(g)における前壁面(4a)や後壁面(4b)
との相互間に大きな空隙を確保して、上記差し込み作業
の容易化を図るとすれば、それだけ耕耘爪(1)のガタ
ツキが発生しやすくなり、取付ボルト(6)も早期に弛
緩してしまう問題がある。
【0009】又、上記爪取付ブラケット(3)に開口す
る爪受け入れ口(g)の前壁面(4a)と後壁面(4
b)は、その何れも爪受け入れ深さ(d1)(d2)の
全体に及ぶ単純なフラット面をなしており、耕耘爪
(1)の根元部(1a)もその開口長さ(y)とほぼ等
しい一定の板幅(w)として、上記爪受け入れ口(g)
へ爪軸(2)の円周面と当接するまで奥深く差し込める
ようになっているため、左右横方向からの目視による確
認が必要であることとも相俟って、上記耕耘爪(1)の
根元部(12a)に開口する取付ボルト受け入れ用丸穴
(9)を、爪取付ブラケット(3)の同じく角穴(7)
並びに丸穴(8)と合致連通させる位置決め作業も困難
となる。
る爪受け入れ口(g)の前壁面(4a)と後壁面(4
b)は、その何れも爪受け入れ深さ(d1)(d2)の
全体に及ぶ単純なフラット面をなしており、耕耘爪
(1)の根元部(1a)もその開口長さ(y)とほぼ等
しい一定の板幅(w)として、上記爪受け入れ口(g)
へ爪軸(2)の円周面と当接するまで奥深く差し込める
ようになっているため、左右横方向からの目視による確
認が必要であることとも相俟って、上記耕耘爪(1)の
根元部(12a)に開口する取付ボルト受け入れ用丸穴
(9)を、爪取付ブラケット(3)の同じく角穴(7)
並びに丸穴(8)と合致連通させる位置決め作業も困難
となる。
【0010】この点、耕耘爪(1)の回転半径(r)は
一定不変として、上記爪軸(2)の太さだけがロータリ
ー耕耘作業機の重量や強度などとの関係から、太く又は
細く変更される場合があり、その特に細く変更された仕
様では上記耕耘爪(1)の根元部(1a)と、爪軸
(2)の円周面との相互間に保たれる空隙(s)が大き
くなって、それだけ耕耘爪(1)の差し込み過ぎを生ず
るため、上記位置決め作業はますます困難となる。その
差し込み過ぎを戻す如く、一々目視確認し乍ら補正作業
する必要が起り、甚だ煩らわしい。
一定不変として、上記爪軸(2)の太さだけがロータリ
ー耕耘作業機の重量や強度などとの関係から、太く又は
細く変更される場合があり、その特に細く変更された仕
様では上記耕耘爪(1)の根元部(1a)と、爪軸
(2)の円周面との相互間に保たれる空隙(s)が大き
くなって、それだけ耕耘爪(1)の差し込み過ぎを生ず
るため、上記位置決め作業はますます困難となる。その
差し込み過ぎを戻す如く、一々目視確認し乍ら補正作業
する必要が起り、甚だ煩らわしい。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の改良を企図しており、そのための構成上爪軸の回転
進行方向に沿い延在する開口長さの長方形な爪受け入れ
口を備えた爪取付ブラケットを、その爪軸の円周面へ植
え付け固定すると共に、
題の改良を企図しており、そのための構成上爪軸の回転
進行方向に沿い延在する開口長さの長方形な爪受け入れ
口を備えた爪取付ブラケットを、その爪軸の円周面へ植
え付け固定すると共に、
【0012】上記爪受け入れ口へこれとほぼ対応合致す
る断面長方形な耕耘爪の根元部を差し込んだ上、左右横
方向から上記爪軸と平行に差し込み貫通させた径大な角
頭部付きの耕耘爪用取付ピンと、その取付ピンの尾端か
ら係止鍔部が張り出す径小な軸脚部へ差し込み係止する
取付ピン用抜け止めクリップにより、上記耕耘爪の根元
部を爪取付ブラケットへ固定する耕耘爪の取付装置にお
いて、
る断面長方形な耕耘爪の根元部を差し込んだ上、左右横
方向から上記爪軸と平行に差し込み貫通させた径大な角
頭部付きの耕耘爪用取付ピンと、その取付ピンの尾端か
ら係止鍔部が張り出す径小な軸脚部へ差し込み係止する
取付ピン用抜け止めクリップにより、上記耕耘爪の根元
部を爪取付ブラケットへ固定する耕耘爪の取付装置にお
いて、
【0013】上記爪受け入れ口の前壁面から耕耘爪差し
込み用位置決めストッパーを一定量だけ内向きに隆起さ
せる一方、
込み用位置決めストッパーを一定量だけ内向きに隆起さ
せる一方、
【0014】これと対応する係止切欠を上記耕耘爪にお
ける根元部の前縁へ付与すると共に、同じく根元部の後
縁へ上記位置決めストッパーの一定量よりも大きな一定
量の逃し切欠を付与することによって、上記爪受け入れ
口の開口長さよりも狭い板幅に寸法化された耕耘爪の根
元部を、その係止切欠が上記位置決めストッパーにより
受け止められる深さまで爪受け入れ口へ差し込んだ時、
ける根元部の前縁へ付与すると共に、同じく根元部の後
縁へ上記位置決めストッパーの一定量よりも大きな一定
量の逃し切欠を付与することによって、上記爪受け入れ
口の開口長さよりも狭い板幅に寸法化された耕耘爪の根
元部を、その係止切欠が上記位置決めストッパーにより
受け止められる深さまで爪受け入れ口へ差し込んだ時、
【0015】その耕耘爪の根元部に開口している上記取
付ピンの軸胴部受け入れ用丸穴が、自づと上記爪取付ブ
ラケットの向かい合う両サイド壁面に開口している同じ
く取付ピンの角頭部受け入れ用角穴並びに軸胴部受け入
れ用丸穴と合致連通する位置決め状態に保たれるように
定めたことを特徴とするものである。
付ピンの軸胴部受け入れ用丸穴が、自づと上記爪取付ブ
ラケットの向かい合う両サイド壁面に開口している同じ
く取付ピンの角頭部受け入れ用角穴並びに軸胴部受け入
れ用丸穴と合致連通する位置決め状態に保たれるように
定めたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、その耕耘爪(11)の取付状態と
分解状態を示した図1〜16において、(12)は従来
のロータリー耕耘作業機と同様に使用されている爪軸で
あり、図外のエンジンから取り出された動力を受けて、
矢印(F)の方向へ回転駆動されることになる。
的構成を詳述すると、その耕耘爪(11)の取付状態と
分解状態を示した図1〜16において、(12)は従来
のロータリー耕耘作業機と同様に使用されている爪軸で
あり、図外のエンジンから取り出された動力を受けて、
矢印(F)の方向へ回転駆動されることになる。
【0017】(13)はその爪軸(12)の円周面へ溶
接により植え付け固定された箱型の爪取付ブラケットで
あって、図5〜8のような大小相違するコ字型サイド枠
金(13a)(13b)の向かい合う一対から組み付け
一体化されることにより、上記爪軸(12)の回転進行
方向(前後方向)(F)に沿って延在する一定の開口長
さ(Y)と開口幅(X)とから成る長方形な爪受け入れ
口(G)を区画している。
接により植え付け固定された箱型の爪取付ブラケットで
あって、図5〜8のような大小相違するコ字型サイド枠
金(13a)(13b)の向かい合う一対から組み付け
一体化されることにより、上記爪軸(12)の回転進行
方向(前後方向)(F)に沿って延在する一定の開口長
さ(Y)と開口幅(X)とから成る長方形な爪受け入れ
口(G)を区画している。
【0018】つまり、その爪受け入れ口(G)の開口幅
(X)を保って向かい合うサイド壁面(14a)(14
b)は、コ字型サイド枠金(13a)(13b)の各個
によって形作られているが、その両コ字型サイド枠金
(13a)(13b)の前後両端部は重なり合う状態と
して、耕耘爪(11)の耕耘荷重に対抗する強度の向上
が図られており、その小さなコ字型サイド枠金(13
b)の前後両端部から内向く折曲げ片の一対によって、
上記爪受け入れ口(G)の開口長さ(Y)を保って向か
い合う前壁面(15a)と後壁面(15b)との一対が
形作られているのである。
(X)を保って向かい合うサイド壁面(14a)(14
b)は、コ字型サイド枠金(13a)(13b)の各個
によって形作られているが、その両コ字型サイド枠金
(13a)(13b)の前後両端部は重なり合う状態と
して、耕耘爪(11)の耕耘荷重に対抗する強度の向上
が図られており、その小さなコ字型サイド枠金(13
b)の前後両端部から内向く折曲げ片の一対によって、
上記爪受け入れ口(G)の開口長さ(Y)を保って向か
い合う前壁面(15a)と後壁面(15b)との一対が
形作られているのである。
【0019】但し、上記爪取付ブラケット(13)をコ
字型サイド枠金(13a)(13b)の向かい合う一対
から組み付け一体化する代りに、これを予じめ一体物
(ワンピース)の角筒として、爪軸(12)の円周面へ
溶接により植え付け固定しても勿論良い。
字型サイド枠金(13a)(13b)の向かい合う一対
から組み付け一体化する代りに、これを予じめ一体物
(ワンピース)の角筒として、爪軸(12)の円周面へ
溶接により植え付け固定しても勿論良い。
【0020】上記サイド壁面(14b)における一方の
ほぼ中間部には耕耘爪用取付ピン(16)の径大な角頭
部(16a)を受け入れる角穴(17)が、又上記サイ
ド壁面(14a)における他方の対応する中間部には同
じく取付ピン(16)の径小な軸胴部(16b)を受け
入れる丸穴(18)が、その相互の正しく向かい合う深
さ位置関係に開口形成されている。
ほぼ中間部には耕耘爪用取付ピン(16)の径大な角頭
部(16a)を受け入れる角穴(17)が、又上記サイ
ド壁面(14a)における他方の対応する中間部には同
じく取付ピン(16)の径小な軸胴部(16b)を受け
入れる丸穴(18)が、その相互の正しく向かい合う深
さ位置関係に開口形成されている。
【0021】耕耘爪用取付ピン(16)は図9に抽出す
る如く、上記軸胴部(16b)から連続的に延長した径
小な軸脚部(16c)も具備しており、しかもその軸胴
部(16b)よりも径小な軸脚部(16c)の尾端に
は、上記軸胴部(16b)とほぼ同じ直径の円盤状をな
す係止鍔部(16d)が張り出し形成されてもいる。上
記取付ピン(16)の軸脚部(16c)は他方のサイド
壁面(14a)から横外方へ張り出す関係にあり、その
尾端の係止鍔部(16d)が後述の抜け止めクリップを
受け入れ易いほぼ截頭円錐型を呈している。
る如く、上記軸胴部(16b)から連続的に延長した径
小な軸脚部(16c)も具備しており、しかもその軸胴
部(16b)よりも径小な軸脚部(16c)の尾端に
は、上記軸胴部(16b)とほぼ同じ直径の円盤状をな
す係止鍔部(16d)が張り出し形成されてもいる。上
記取付ピン(16)の軸脚部(16c)は他方のサイド
壁面(14a)から横外方へ張り出す関係にあり、その
尾端の係止鍔部(16d)が後述の抜け止めクリップを
受け入れ易いほぼ截頭円錐型を呈している。
【0022】又、上記爪受け入れ口(G)の両サイド壁
面(14a)(14b)における角穴(17)と丸穴
(18)との中心線(O−O)上から、ほぼ等しい一定
距離(E)だけ後部へ偏倚した位置には、一対づつのク
リップ退動防止用凸子(19a)(19b)(20a)
(20b)が一定量(H1)だけ外向きに突き起されて
いる。その一対づつの凸子(19a)(19b)(20
a)(20b)は何れも、上記角穴(17)と丸穴(1
8)との中心線(O−O)上から深い位置と浅い位置に
離隔した並列分布状態にある。
面(14a)(14b)における角穴(17)と丸穴
(18)との中心線(O−O)上から、ほぼ等しい一定
距離(E)だけ後部へ偏倚した位置には、一対づつのク
リップ退動防止用凸子(19a)(19b)(20a)
(20b)が一定量(H1)だけ外向きに突き起されて
いる。その一対づつの凸子(19a)(19b)(20
a)(20b)は何れも、上記角穴(17)と丸穴(1
8)との中心線(O−O)上から深い位置と浅い位置に
離隔した並列分布状態にある。
【0023】しかも、その各凸子(19a)(19b)
(20a)(20b)はサイド壁面(14a)(14
b)の後部へ行くに連れて、徐々に外方へ背高く隆起す
る傾斜勾配面を備えた三角形に造形されており、後述の
抜け止めクリップを押し込み易く、しかも不慮に退動し
ない楔作用を果すようになっている。
(20a)(20b)はサイド壁面(14a)(14
b)の後部へ行くに連れて、徐々に外方へ背高く隆起す
る傾斜勾配面を備えた三角形に造形されており、後述の
抜け止めクリップを押し込み易く、しかも不慮に退動し
ない楔作用を果すようになっている。
【0024】その場合、上記クリップ退動防止用凸子
(19a)(19b)(20a)(20b)はその一対
づつを、上記角穴(17)と丸穴(18)との中心線
(O−O)上からほぼ等しい一定距離(E)だけ逆な前
部へ偏倚した位置に、そのサイド壁面(14a)(14
b)の前部へ行くに連れて、徐々に外方へ背高く隆起す
る傾斜勾配面を備えた三角形として造形しても良く、又
その凸子(19a)(19b)(20a)(20b)は
上記角穴(17)と丸穴(18)との中心線(O−O)
上に並ぶ同一深さ位置関係として、両サイド壁面(14
a)(14b)へ1個づつ突き起してもさしつかえな
い。
(19a)(19b)(20a)(20b)はその一対
づつを、上記角穴(17)と丸穴(18)との中心線
(O−O)上からほぼ等しい一定距離(E)だけ逆な前
部へ偏倚した位置に、そのサイド壁面(14a)(14
b)の前部へ行くに連れて、徐々に外方へ背高く隆起す
る傾斜勾配面を備えた三角形として造形しても良く、又
その凸子(19a)(19b)(20a)(20b)は
上記角穴(17)と丸穴(18)との中心線(O−O)
上に並ぶ同一深さ位置関係として、両サイド壁面(14
a)(14b)へ1個づつ突き起してもさしつかえな
い。
【0025】更に、上記中心線(O−O)上に位置する
1個又はその中心線(O−O)上から深い位置と浅い位
置に並列分布する一対のクリップ退動防止用凸子(19
a)(20a)を、上記取付ピン(16)の軸脚部(1
6c)とその尾端の係止鍔部(16d)が張り出すこと
となる一方のサイド壁面(14a)からのみ、上記のよ
うに突き起しても良い。
1個又はその中心線(O−O)上から深い位置と浅い位
置に並列分布する一対のクリップ退動防止用凸子(19
a)(20a)を、上記取付ピン(16)の軸脚部(1
6c)とその尾端の係止鍔部(16d)が張り出すこと
となる一方のサイド壁面(14a)からのみ、上記のよ
うに突き起しても良い。
【0026】上記爪受け入れ口(G)における前壁面
(15a)と後壁面(15b)のうち、その後壁面(1
5b)が一定な爪受け入れ深さ(D2)の全体に及ぶ単
純なフラット面をなしているに反して、前壁面(15
a)はその一定な爪受け入れ深さ(D1)の中途高さ位
置から、部分的な内向きに隆起する耕耘爪差し込み用位
置決めストッパー(21)を備えている。
(15a)と後壁面(15b)のうち、その後壁面(1
5b)が一定な爪受け入れ深さ(D2)の全体に及ぶ単
純なフラット面をなしているに反して、前壁面(15
a)はその一定な爪受け入れ深さ(D1)の中途高さ位
置から、部分的な内向きに隆起する耕耘爪差し込み用位
置決めストッパー(21)を備えている。
【0027】しかも、その位置決めストッパー(21)
は左右横方向から見て、滑らかな円弧形態に隆起してお
り、耕耘爪(11)の後述する根元部(11a)を所定
の深さ(D3)まで爪受け入れ口(G)へ無理なく受け
入れ誘導できるようになっている。上記前壁面(15
a)の中途深さ位置が部分的な位置決めストッパー(2
1)として、後壁面(15b)に向かい一定量(H2)
だけ円弧形態に突き起され、上記爪受け入れ口(G)に
おける中途深さ位置での開口長さ(Z)を、その入口部
での開口長さ(Y)よりも狭い寸法に絞っているのであ
る。
は左右横方向から見て、滑らかな円弧形態に隆起してお
り、耕耘爪(11)の後述する根元部(11a)を所定
の深さ(D3)まで爪受け入れ口(G)へ無理なく受け
入れ誘導できるようになっている。上記前壁面(15
a)の中途深さ位置が部分的な位置決めストッパー(2
1)として、後壁面(15b)に向かい一定量(H2)
だけ円弧形態に突き起され、上記爪受け入れ口(G)に
おける中途深さ位置での開口長さ(Z)を、その入口部
での開口長さ(Y)よりも狭い寸法に絞っているのであ
る。
【0028】その位置決めストッパー(21)が爪受け
入れ口(G)の前壁面(15a)から隆起する一定量
(H2)については、耕耘爪(11)における根元部
(11a)の後述する狭い板幅(W2)を考慮し、その
強度低下を招かない寸法として適当に選定できるが、上
記爪取付ブラケット(13)における就中コ字型サイド
枠金(13b)の板厚とほぼ等しい程度に設定すること
が望ましい。
入れ口(G)の前壁面(15a)から隆起する一定量
(H2)については、耕耘爪(11)における根元部
(11a)の後述する狭い板幅(W2)を考慮し、その
強度低下を招かない寸法として適当に選定できるが、上
記爪取付ブラケット(13)における就中コ字型サイド
枠金(13b)の板厚とほぼ等しい程度に設定すること
が望ましい。
【0029】上記位置決めストッパー(21)は爪受け
入れ口(G)における前壁面(15a)の中途深さ位置
から隆起することによって、その前壁面(15a)を入
口部と内奥部に言わば区分しており、その隆起との相対
的な陥没状態として一定の爪受け入れ深さ(D4)だけ
残存する前壁面(15a)の内奥部が、耕耘爪(11)
における根元部(11a)の前縁と接触する耕耘荷重用
受圧面(22)として、その耕耘荷重を受け持つように
なっている。(23)は同じく位置決めストッパー(2
1)の隆起と相対して、やはり前壁面(15a)の入口
部に陥没状態として部分的な爪受け入れ深さ(D5)だ
け残存する耕耘爪用導入面であり、耕耘爪(11)にお
ける根元部(11a)の前縁と接触する。
入れ口(G)における前壁面(15a)の中途深さ位置
から隆起することによって、その前壁面(15a)を入
口部と内奥部に言わば区分しており、その隆起との相対
的な陥没状態として一定の爪受け入れ深さ(D4)だけ
残存する前壁面(15a)の内奥部が、耕耘爪(11)
における根元部(11a)の前縁と接触する耕耘荷重用
受圧面(22)として、その耕耘荷重を受け持つように
なっている。(23)は同じく位置決めストッパー(2
1)の隆起と相対して、やはり前壁面(15a)の入口
部に陥没状態として部分的な爪受け入れ深さ(D5)だ
け残存する耕耘爪用導入面であり、耕耘爪(11)にお
ける根元部(11a)の前縁と接触する。
【0030】他方、上記爪取付ブラケット(13)の爪
受け入れ口(G)へ差し込まれる耕耘爪(11)の根元
部(11a)は、図10、11のようにその爪受け入れ
口(G)とほぼ対応合致する断面長方形として、上記開
口幅(X)とほぼ等しい一定の板厚(T)を備え、その
根元部(11a)から先端部へ行くに連れて、やはり後
方と左右何れか一方へ滑らかに弯曲する円弧状に造形さ
れており、その凸曲前縁に沿う尖鋭な刃部(11c)が
加工されてもいる。図1〜4の符号(R)は耕耘爪(1
1)の回転半径、(P)は耕耘荷重の作用方向を示して
いる。
受け入れ口(G)へ差し込まれる耕耘爪(11)の根元
部(11a)は、図10、11のようにその爪受け入れ
口(G)とほぼ対応合致する断面長方形として、上記開
口幅(X)とほぼ等しい一定の板厚(T)を備え、その
根元部(11a)から先端部へ行くに連れて、やはり後
方と左右何れか一方へ滑らかに弯曲する円弧状に造形さ
れており、その凸曲前縁に沿う尖鋭な刃部(11c)が
加工されてもいる。図1〜4の符号(R)は耕耘爪(1
1)の回転半径、(P)は耕耘荷重の作用方向を示して
いる。
【0031】その場合、耕耘爪(11)の根元部(11
a)は図10、11のように、上記爪取付ブラケット
(13)に開口する爪受け入れ口(G)との相関々係
上、その爪受け入れ口(G)の入口部と対応位置する個
所において、上記爪受け入れ口(G)の開口長さ(Y)
とほぼ等しい広い板幅(W1)を備えているが、その根
元部(11a)の前縁には上記位置決めストッパー(2
1)と対応して、これと咬み合う円弧形態の係止切欠
(24)が付与されている。
a)は図10、11のように、上記爪取付ブラケット
(13)に開口する爪受け入れ口(G)との相関々係
上、その爪受け入れ口(G)の入口部と対応位置する個
所において、上記爪受け入れ口(G)の開口長さ(Y)
とほぼ等しい広い板幅(W1)を備えているが、その根
元部(11a)の前縁には上記位置決めストッパー(2
1)と対応して、これと咬み合う円弧形態の係止切欠
(24)が付与されている。
【0032】しかも、同じく耕耘爪(11)における根
元部(11a)の後縁には、左右横方向から見てほぼコ
字型又はL字型の逃し切欠(25)が、上記位置決めス
トッパー(21)の隆起する一定量(H2)よりも大き
な一定量(C1)として付与されており、上記入口部で
の板幅(W1)よりも狭い板幅(W2)の根元部(11
a)として寸法化されている。(C2)はその逃し切欠
(25)としての切り欠き長さを示しており、これから
明白なように上記爪受け入れ口(G)の入口部では、耕
耘爪(11)の根元部(11a)が広い板幅(W1)の
ままに残存されているのである。
元部(11a)の後縁には、左右横方向から見てほぼコ
字型又はL字型の逃し切欠(25)が、上記位置決めス
トッパー(21)の隆起する一定量(H2)よりも大き
な一定量(C1)として付与されており、上記入口部で
の板幅(W1)よりも狭い板幅(W2)の根元部(11
a)として寸法化されている。(C2)はその逃し切欠
(25)としての切り欠き長さを示しており、これから
明白なように上記爪受け入れ口(G)の入口部では、耕
耘爪(11)の根元部(11a)が広い板幅(W1)の
ままに残存されているのである。
【0033】その広い板幅(W1)のままに残存する根
元部(11a)の後縁は図1〜4のように、上記爪受け
入れ口(G)における後壁面(15b)の入口部をなす
耕耘荷重用受圧面(26)と接触して、その耕耘荷重
(P)が受け持たれるようになっている。(D6)はそ
の受圧面(26)での部分的な爪受け入れ深さを示して
おり、例えば上記後壁面(15b)の全体的な爪受け入
れ深さ(D2)に対する浅くとも約3分の1に寸法化す
ることが好ましい。
元部(11a)の後縁は図1〜4のように、上記爪受け
入れ口(G)における後壁面(15b)の入口部をなす
耕耘荷重用受圧面(26)と接触して、その耕耘荷重
(P)が受け持たれるようになっている。(D6)はそ
の受圧面(26)での部分的な爪受け入れ深さを示して
おり、例えば上記後壁面(15b)の全体的な爪受け入
れ深さ(D2)に対する浅くとも約3分の1に寸法化す
ることが好ましい。
【0034】上記耕耘爪(11)における根元部(11
a)の後縁に付与された逃し切欠(25)により、その
耕耘爪(11)の根元部(11a)が図12の鎖線で示
すように、上記位置決めストッパー(21)を無理なく
通過して、爪受け入れ口(G)の内奥部まで差し込まれ
るようになっているのである。その差し込み状態では図
1〜4のように、上記根元部(11a)の前縁に付与さ
れている係止切欠(24)が、爪受け入れ口(G)の前
壁面(15a)から隆起する位置決めストッパー(2
1)によって受け止められ、所定の爪受け入れ深さ(D
3)に保たれることとなる。その位置決めストッパー
(21)は係止切欠(24)と咬み合うことにより、耕
耘爪(11)の抜け止め機能も果すことができる。
a)の後縁に付与された逃し切欠(25)により、その
耕耘爪(11)の根元部(11a)が図12の鎖線で示
すように、上記位置決めストッパー(21)を無理なく
通過して、爪受け入れ口(G)の内奥部まで差し込まれ
るようになっているのである。その差し込み状態では図
1〜4のように、上記根元部(11a)の前縁に付与さ
れている係止切欠(24)が、爪受け入れ口(G)の前
壁面(15a)から隆起する位置決めストッパー(2
1)によって受け止められ、所定の爪受け入れ深さ(D
3)に保たれることとなる。その位置決めストッパー
(21)は係止切欠(24)と咬み合うことにより、耕
耘爪(11)の抜け止め機能も果すことができる。
【0035】又、上記耕耘爪(11)の狭い板幅(W
2)として切り欠かれた根元部(11a)には、耕耘爪
用取付ピン(16)の軸胴部(16b)を受け入れる丸
穴(27)が貫通形成されており、耕耘爪(11)の根
元部(11a)を上記爪取付ブラケット(13)の爪受
け入れ口(G)へ、その中途深さ位置に隆起する位置決
めストッパー(21)によって受け止められる深さ(D
3)まで差し込んだ時、その耕耘爪(11)の丸穴(2
7)が自づと上記爪取付ブラケット(13)に開口する
取付ピン(16)の角頭部受け入れ用角穴(17)並び
に軸胴部受け入れ用丸穴(18)と合致連通する状態に
位置決めされるようになっている。
2)として切り欠かれた根元部(11a)には、耕耘爪
用取付ピン(16)の軸胴部(16b)を受け入れる丸
穴(27)が貫通形成されており、耕耘爪(11)の根
元部(11a)を上記爪取付ブラケット(13)の爪受
け入れ口(G)へ、その中途深さ位置に隆起する位置決
めストッパー(21)によって受け止められる深さ(D
3)まで差し込んだ時、その耕耘爪(11)の丸穴(2
7)が自づと上記爪取付ブラケット(13)に開口する
取付ピン(16)の角頭部受け入れ用角穴(17)並び
に軸胴部受け入れ用丸穴(18)と合致連通する状態に
位置決めされるようになっている。
【0036】その結果、耕耘爪用取付ピン(16)を上
記爪受け入れ口(G)における一方のサイド壁面(14
b)に開口する角穴(17)から、耕耘爪(11)の根
元部(11a)に開口する丸穴(27)を経て、他方の
サイド壁面(14a)に開口する丸穴(18)へ上記爪
軸(12)との平行に差し込み貫通させて、その他方の
サイド壁面(14a)から張り出す取付ピン(16)の
径小な軸脚部(16c)へ、別個な取付ピン用抜け止め
クリップ(28)を差し込み係止させることにより、上
記耕耘爪(11)をその爪取付ブラケット(13)へす
ばやく正確に取り付け固定することができ、従来のよう
な耕耘爪(1)側の取付ボルト受け入れ用丸穴(9)
と、爪取付ブラケット(3)側の同じく角穴(7)並び
に丸穴(8)との目視確認による位置決め作業や、その
取付ボルト(6)と固定ナット(13)との面倒な締結
作業を必要としない。
記爪受け入れ口(G)における一方のサイド壁面(14
b)に開口する角穴(17)から、耕耘爪(11)の根
元部(11a)に開口する丸穴(27)を経て、他方の
サイド壁面(14a)に開口する丸穴(18)へ上記爪
軸(12)との平行に差し込み貫通させて、その他方の
サイド壁面(14a)から張り出す取付ピン(16)の
径小な軸脚部(16c)へ、別個な取付ピン用抜け止め
クリップ(28)を差し込み係止させることにより、上
記耕耘爪(11)をその爪取付ブラケット(13)へす
ばやく正確に取り付け固定することができ、従来のよう
な耕耘爪(1)側の取付ボルト受け入れ用丸穴(9)
と、爪取付ブラケット(3)側の同じく角穴(7)並び
に丸穴(8)との目視確認による位置決め作業や、その
取付ボルト(6)と固定ナット(13)との面倒な締結
作業を必要としない。
【0037】茲に、取付ピン(16)の抜け止めクリッ
プ(28)は図13、14に抽出するように、側面視の
長方形な金属板バネ材から成り、上記爪取付ブラケット
(13)へ横外方から圧着可能なコ字型として、その弾
性主体板(28a)の前端部から内向きに折り曲げられ
た押し込み片(28b)と、同じく主体板(28a)の
後端部から内向きに折り曲げられた圧着片(28c)と
を備えている。
プ(28)は図13、14に抽出するように、側面視の
長方形な金属板バネ材から成り、上記爪取付ブラケット
(13)へ横外方から圧着可能なコ字型として、その弾
性主体板(28a)の前端部から内向きに折り曲げられ
た押し込み片(28b)と、同じく主体板(28a)の
後端部から内向きに折り曲げられた圧着片(28c)と
を備えている。
【0038】しかも、図14から明白なように上記取付
ピン(16)との相関々係上、その弾性主体板(28
a)の後半部には取付ピン(16)の係止鍔部(16
d)へ抜き差し可能な広い開口幅(Q1)を有する円形
の入口部(29a)と、同じく取付ピン(16)の軸脚
部(16c)へ係合し得る狭い開口幅(Q2)を備えた
細長い奥部(29b)との連通するキー穴(29)が切
り欠かれている。そのキー穴(29)は言うまでもな
く、クリップ(28)自身の長手中心線(L−L)上に
沿って開口延在している。
ピン(16)との相関々係上、その弾性主体板(28
a)の後半部には取付ピン(16)の係止鍔部(16
d)へ抜き差し可能な広い開口幅(Q1)を有する円形
の入口部(29a)と、同じく取付ピン(16)の軸脚
部(16c)へ係合し得る狭い開口幅(Q2)を備えた
細長い奥部(29b)との連通するキー穴(29)が切
り欠かれている。そのキー穴(29)は言うまでもな
く、クリップ(28)自身の長手中心線(L−L)上に
沿って開口延在している。
【0039】更に、(28d)は上記クリップ(28)
の長手中心線(L−L)と直交する関係として、同じく
弾性主体板(28a)の前部へ偏倚した位置に付与され
た仮り止め用傾斜段差面であり、クリップ(28)をそ
のキー穴(29)の入口部(29a)から、上記取付ピ
ン(16)の係止鍔部(16d)を経て軸脚部(16
c)へ差し入れた当初、図15のように爪取付ブラケッ
ト(13)の前端角隅部へフイットして、そのクリップ
(28)を一旦仮り止め状態に保つ。
の長手中心線(L−L)と直交する関係として、同じく
弾性主体板(28a)の前部へ偏倚した位置に付与され
た仮り止め用傾斜段差面であり、クリップ(28)をそ
のキー穴(29)の入口部(29a)から、上記取付ピ
ン(16)の係止鍔部(16d)を経て軸脚部(16
c)へ差し入れた当初、図15のように爪取付ブラケッ
ト(13)の前端角隅部へフイットして、そのクリップ
(28)を一旦仮り止め状態に保つ。
【0040】その仮り止め状態からクリップ(28)の
押し込み片(28b)を、引き続き前方からハンマーな
どにより叩打して、後方へ押し込み進行させる過程で
は、そのクリップ(28)の圧着片(28c)が爪取付
ブラケット(13)から外向きに一定量(H1)だけ隆
起しているクリップ退動防止用凸子(19a)(20
a)の傾斜勾配面に乗り上げて、上記弾性主体板(28
a)の後半部が横外方へ反り曲がる如く弾性変形するよ
うになっている。
押し込み片(28b)を、引き続き前方からハンマーな
どにより叩打して、後方へ押し込み進行させる過程で
は、そのクリップ(28)の圧着片(28c)が爪取付
ブラケット(13)から外向きに一定量(H1)だけ隆
起しているクリップ退動防止用凸子(19a)(20
a)の傾斜勾配面に乗り上げて、上記弾性主体板(28
a)の後半部が横外方へ反り曲がる如く弾性変形するよ
うになっている。
【0041】そして、上記圧着片(28c)がその爪取
付ブラケット(13)側の凸子(19a)(20a)を
乗り越えた最終的には、クリップ(28)が弾性主体板
(28a)の復元力により、爪取付ブラケット(13)
のサイド壁面(14a)へ図3のように圧着付勢される
と共に、同じく主体板(28a)に開口しているキー穴
(29)の奥部(29b)が、上記取付ピン(16)の
軸脚部(16c)と施錠状態に係合されることとなる。
その結果、使用中の振動や衝撃などを受けても、取付ピ
ン(16)の係止鍔部(16d)からクリップ(28)
の抜け出すおそれはなく、又そのクリップ(28)の不
慮に前方へ退動するおそれもない。
付ブラケット(13)側の凸子(19a)(20a)を
乗り越えた最終的には、クリップ(28)が弾性主体板
(28a)の復元力により、爪取付ブラケット(13)
のサイド壁面(14a)へ図3のように圧着付勢される
と共に、同じく主体板(28a)に開口しているキー穴
(29)の奥部(29b)が、上記取付ピン(16)の
軸脚部(16c)と施錠状態に係合されることとなる。
その結果、使用中の振動や衝撃などを受けても、取付ピ
ン(16)の係止鍔部(16d)からクリップ(28)
の抜け出すおそれはなく、又そのクリップ(28)の不
慮に前方へ退動するおそれもない。
【0042】上記取付ピン(16)とその抜け止めクリ
ップ(28)によって、耕耘爪(11)の根元部(11
a)を爪取付ブラケット(13)へ取り付け固定した状
態では、図1〜4から明白なようにクリップ(28)の
圧着片(28c)が爪取付ブラケット(13)へ突っ張
り状態に圧着して、横外方へ反り曲がる如く弾性変形し
たクリップ(28)の弾性主体板(28a)により、上
記取付ピン(16)の係止鍔部(16d)が爪取付ブラ
ケット(13)から横外方へ離反する付勢状態に保たれ
ることとなる。
ップ(28)によって、耕耘爪(11)の根元部(11
a)を爪取付ブラケット(13)へ取り付け固定した状
態では、図1〜4から明白なようにクリップ(28)の
圧着片(28c)が爪取付ブラケット(13)へ突っ張
り状態に圧着して、横外方へ反り曲がる如く弾性変形し
たクリップ(28)の弾性主体板(28a)により、上
記取付ピン(16)の係止鍔部(16d)が爪取付ブラ
ケット(13)から横外方へ離反する付勢状態に保たれ
ることとなる。
【0043】つまり、耕耘爪(11)の根元部(11
a)がその取付ピン(16)の径大な角頭部(16a)
によって、上記爪取付ブラケット(13)における爪受
け入れ口(G)のサイド壁面(14a)へ引き寄せ圧着
されることになるわけであり、その結果耕耘爪(11)
の取付状態における左右横方向のガタツキが効果的に防
止される。
a)がその取付ピン(16)の径大な角頭部(16a)
によって、上記爪取付ブラケット(13)における爪受
け入れ口(G)のサイド壁面(14a)へ引き寄せ圧着
されることになるわけであり、その結果耕耘爪(11)
の取付状態における左右横方向のガタツキが効果的に防
止される。
【0044】図示実施形態の場合、上記抜け止めクリッ
プ(28)における弾性主体板(28a)の前端部を押
し込み片(28b)とし、同じく主体板(28a)の後
端部を圧着片(28c)として設定する一方、そのクリ
ップ退動防止用凸子(19a)(20a)を爪取付ブラ
ケット(13)の後部へ偏倚した位置から突き起すこと
により、上記クリップ(28)を爪軸(12)の回転進
行方向(F)と対抗する前方から押し込み叩打して、そ
の爪取付ブラケット(13)へ圧着させるようになって
いるが、上記した作用と効果を達成できるならば、その
クリップ(28)の押し込み片(28b)や圧着片(2
8c)、キー穴(29)並びに仮り止め用傾斜段差面
(28d)を言わば前後の逆向きに配列設置すると共
に、そのクリップ退動防止用凸子(19a)(20a)
もこれらに応じて、上記爪取付ブラケット(13)の前
部へ偏倚した位置から突き起すことにより、クリップ
(28)を後方から押し込み叩打して、その爪取付ブラ
ケット(13)へ圧着させるように設定してもさしつか
えない。
プ(28)における弾性主体板(28a)の前端部を押
し込み片(28b)とし、同じく主体板(28a)の後
端部を圧着片(28c)として設定する一方、そのクリ
ップ退動防止用凸子(19a)(20a)を爪取付ブラ
ケット(13)の後部へ偏倚した位置から突き起すこと
により、上記クリップ(28)を爪軸(12)の回転進
行方向(F)と対抗する前方から押し込み叩打して、そ
の爪取付ブラケット(13)へ圧着させるようになって
いるが、上記した作用と効果を達成できるならば、その
クリップ(28)の押し込み片(28b)や圧着片(2
8c)、キー穴(29)並びに仮り止め用傾斜段差面
(28d)を言わば前後の逆向きに配列設置すると共
に、そのクリップ退動防止用凸子(19a)(20a)
もこれらに応じて、上記爪取付ブラケット(13)の前
部へ偏倚した位置から突き起すことにより、クリップ
(28)を後方から押し込み叩打して、その爪取付ブラ
ケット(13)へ圧着させるように設定してもさしつか
えない。
【0045】何れにしても、爪取付ブラケット(13)
へ圧着された上記クリップ(28)を取りはずすに当っ
ては、図16に示すようなマイナスドライバーやその他
の適当な先細り作業用具(30)を使って、これにより
クリップ(28)の圧着片(28c)を爪取付ブラケッ
ト(13)から浮上させ、そのクリップ退動防止用凸子
(19a)(20a)を逆方向へ乗り越え退動し得る状
態に保ち乍ら、上記圧着片(28c)を同じ逆方向から
やはりハンマーなどにより叩打すれば足り、上記爪取付
ブラケット(13)に対する耕耘爪(11)の抜き差し
交換作業もすばやく行なうことができる。
へ圧着された上記クリップ(28)を取りはずすに当っ
ては、図16に示すようなマイナスドライバーやその他
の適当な先細り作業用具(30)を使って、これにより
クリップ(28)の圧着片(28c)を爪取付ブラケッ
ト(13)から浮上させ、そのクリップ退動防止用凸子
(19a)(20a)を逆方向へ乗り越え退動し得る状
態に保ち乍ら、上記圧着片(28c)を同じ逆方向から
やはりハンマーなどにより叩打すれば足り、上記爪取付
ブラケット(13)に対する耕耘爪(11)の抜き差し
交換作業もすばやく行なうことができる。
【0046】その際、図示実施形態のようにクリップ退
動防止用凸子(19a)(19b)(20a)(20
b)の一対づつを、爪取付ブラケット(13)における
深い位置と浅い位置との離隔する並列分布状態に突き起
しておくならば、その一対づつの相互間を占める中途深
さ位置へ、上記マイナスドライバーなどの先細り作業用
具(30)を差し込むことにより、その一対づつの凸子
(19a)(19b)(20a)(20b)から上記ク
リップ(28)の圧着片(28c)を一層すばやく確実
に浮上させることができ、その爪取付ブラケット(1
3)からの取りはずし作業性が向上する。
動防止用凸子(19a)(19b)(20a)(20
b)の一対づつを、爪取付ブラケット(13)における
深い位置と浅い位置との離隔する並列分布状態に突き起
しておくならば、その一対づつの相互間を占める中途深
さ位置へ、上記マイナスドライバーなどの先細り作業用
具(30)を差し込むことにより、その一対づつの凸子
(19a)(19b)(20a)(20b)から上記ク
リップ(28)の圧着片(28c)を一層すばやく確実
に浮上させることができ、その爪取付ブラケット(1
3)からの取りはずし作業性が向上する。
【0047】上記爪取付ブラケット(13)へ取り付け
られた耕耘爪(11)の使用中、その取付ピン(16)
の支点廻りに働く耕耘荷重(P)は、図1〜4から示唆
されるように、上記爪受け入れ口(G)における前壁面
(15a)の内奥部に残存する一定な爪受け入れ深さ
(D4)の耕耘荷重用受圧面(22)と、同じく後壁面
(15b)の入口部に位置する一定な爪受け入れ深さ
(D6)の耕耘荷重用受圧面(26)とによって受け持
たれることとなり、その耕耘爪(11)における根元部
(11a)の後縁に付与された逃し切欠(25)の影響
を受けないため、その逃し切欠(25)を問題なく形成
して、耕耘爪(11)の差し込み容易化を図ることがで
きる。
られた耕耘爪(11)の使用中、その取付ピン(16)
の支点廻りに働く耕耘荷重(P)は、図1〜4から示唆
されるように、上記爪受け入れ口(G)における前壁面
(15a)の内奥部に残存する一定な爪受け入れ深さ
(D4)の耕耘荷重用受圧面(22)と、同じく後壁面
(15b)の入口部に位置する一定な爪受け入れ深さ
(D6)の耕耘荷重用受圧面(26)とによって受け持
たれることとなり、その耕耘爪(11)における根元部
(11a)の後縁に付与された逃し切欠(25)の影響
を受けないため、その逃し切欠(25)を問題なく形成
して、耕耘爪(11)の差し込み容易化を図ることがで
きる。
【0048】そして、その逃し切欠(25)の付与によ
り耕耘爪(11)の差し込み容易化を図ったとしても、
その耕耘爪(11)における根元部(11a)の前縁に
付与された係止切欠(24)が、上記爪受け入れ口
(G)における前壁面(15a)の中途深さ位置から部
分的に隆起する円弧形態の位置決めストッパー(21)
と咬み合って、その位置決めストッパー(21)による
抜け止め状態に拘束されるため、使用中の耕耘爪(1
1)にその耕耘荷重(P)と逆方向からの外力が働かな
い限り、その耕耘爪(11)の抜け出すおそれはない。
このような外力が使用中に働くことはないので、上記取
付ピン(16)がその抜け止めクリップ(28)により
固定されていることとも相俟って、耕耘爪(11)を安
定・堅牢な取付状態に保てるのである。
り耕耘爪(11)の差し込み容易化を図ったとしても、
その耕耘爪(11)における根元部(11a)の前縁に
付与された係止切欠(24)が、上記爪受け入れ口
(G)における前壁面(15a)の中途深さ位置から部
分的に隆起する円弧形態の位置決めストッパー(21)
と咬み合って、その位置決めストッパー(21)による
抜け止め状態に拘束されるため、使用中の耕耘爪(1
1)にその耕耘荷重(P)と逆方向からの外力が働かな
い限り、その耕耘爪(11)の抜け出すおそれはない。
このような外力が使用中に働くことはないので、上記取
付ピン(16)がその抜け止めクリップ(28)により
固定されていることとも相俟って、耕耘爪(11)を安
定・堅牢な取付状態に保てるのである。
【0049】又、上記耕耘爪(11)の根元部(11
a)は爪取付ブラケット(13)の爪受け入れ口(G)
へ差し込まれた時、その爪受け入れ口(G)の中途深さ
位置に隆起する位置決めストッパー(21)により、所
定の深さ(D3)に受け止め支持されるため、決して差
し込み過ぎるおそれがなく、その結果耕耘爪(11)の
回転半径(R)を一定不変とし、爪軸(12)の太さだ
けが細く変更されることによって、その爪軸(12)の
円周面と耕耘爪(11)の根元部(11a)との相互間
に保たれる空隙(S)が大きくなったとしても、これに
より影響を受けることはなく、依然として耕耘爪(1
1)を爪取付ブラケット(13)へ、自づと正確な位置
決め状態にすばやく取付作業することができる。
a)は爪取付ブラケット(13)の爪受け入れ口(G)
へ差し込まれた時、その爪受け入れ口(G)の中途深さ
位置に隆起する位置決めストッパー(21)により、所
定の深さ(D3)に受け止め支持されるため、決して差
し込み過ぎるおそれがなく、その結果耕耘爪(11)の
回転半径(R)を一定不変とし、爪軸(12)の太さだ
けが細く変更されることによって、その爪軸(12)の
円周面と耕耘爪(11)の根元部(11a)との相互間
に保たれる空隙(S)が大きくなったとしても、これに
より影響を受けることはなく、依然として耕耘爪(1
1)を爪取付ブラケット(13)へ、自づと正確な位置
決め状態にすばやく取付作業することができる。
【0050】更に、耕耘爪(11)の根元部(11a)
はその後縁に付与された逃し切欠(25)により、上記
爪受け入れ口(G)における一定な爪受け入れ深さ(D
2)の後壁面(15b)と全面的に接触せず、その入口
部での浅い爪受け入れ深さ(D6)を備えた耕耘荷重用
受圧面(26)と部分的に接触するだけであり、ここに
よって耕耘爪(11)の耕耘荷重(P)を受け持つよう
になっているため、耕耘爪(11)の根元部(11a)
とその爪受け入れ口(G)における前壁面(15a)や
後壁面(15b)との相互間に確保される空隙を極力小
さく定めることが容易となり、その嵌合精度の向上によ
って、耕耘爪(11)の取付状態における前後方向のガ
タツキを効果的に防止できるのである。
はその後縁に付与された逃し切欠(25)により、上記
爪受け入れ口(G)における一定な爪受け入れ深さ(D
2)の後壁面(15b)と全面的に接触せず、その入口
部での浅い爪受け入れ深さ(D6)を備えた耕耘荷重用
受圧面(26)と部分的に接触するだけであり、ここに
よって耕耘爪(11)の耕耘荷重(P)を受け持つよう
になっているため、耕耘爪(11)の根元部(11a)
とその爪受け入れ口(G)における前壁面(15a)や
後壁面(15b)との相互間に確保される空隙を極力小
さく定めることが容易となり、その嵌合精度の向上によ
って、耕耘爪(11)の取付状態における前後方向のガ
タツキを効果的に防止できるのである。
【0051】同じく耕耘爪(11)の取付状態における
左右横方向のガタツキも、その取付ピン(16)の抜け
止めクリップ(28)によって防止されることは、既に
述べた通りである。
左右横方向のガタツキも、その取付ピン(16)の抜け
止めクリップ(28)によって防止されることは、既に
述べた通りである。
【0052】尚、図1〜16の実施形態では耕耘爪(1
1)の根元部(11a)とその爪取付ブラケット(1
3)を、後向きに傾斜した側面視の円弧形態に弯曲させ
ているが、図4と対応する図17の部分変形実施形態に
示すように、その傾斜しないストレート形態に作成して
もさしつかえない。このような形態についても本発明を
適用することができる。
1)の根元部(11a)とその爪取付ブラケット(1
3)を、後向きに傾斜した側面視の円弧形態に弯曲させ
ているが、図4と対応する図17の部分変形実施形態に
示すように、その傾斜しないストレート形態に作成して
もさしつかえない。このような形態についても本発明を
適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明では爪軸(12)
の回転進行方向(F)に沿い延在する開口長さ(Y)の
長方形な爪受け入れ口(G)を備えた爪取付ブラケット
(13)を、その爪軸(12)の円周面へ植え付け固定
すると共に、
の回転進行方向(F)に沿い延在する開口長さ(Y)の
長方形な爪受け入れ口(G)を備えた爪取付ブラケット
(13)を、その爪軸(12)の円周面へ植え付け固定
すると共に、
【0054】上記爪受け入れ口(G)へこれとほぼ対応
合致する断面長方形な耕耘爪(11)の根元部(11
a)を差し込んだ上、左右横方向から上記爪軸(12)
と平行に差し込み貫通させた径大な角頭部(16a)付
きの耕耘爪用取付ピン(16)と、その取付ピン(1
6)の尾端から係止鍔部(16d)が張り出す径小な軸
脚部(16c)へ差し込み係止する取付ピン用抜け止め
クリップ(28)により、上記耕耘爪(11)の根元部
(11a)を爪取付ブラケット(13)へ固定する耕耘
爪(11)の取付装置において、
合致する断面長方形な耕耘爪(11)の根元部(11
a)を差し込んだ上、左右横方向から上記爪軸(12)
と平行に差し込み貫通させた径大な角頭部(16a)付
きの耕耘爪用取付ピン(16)と、その取付ピン(1
6)の尾端から係止鍔部(16d)が張り出す径小な軸
脚部(16c)へ差し込み係止する取付ピン用抜け止め
クリップ(28)により、上記耕耘爪(11)の根元部
(11a)を爪取付ブラケット(13)へ固定する耕耘
爪(11)の取付装置において、
【0055】上記爪受け入れ口(G)の前壁面(15
a)から耕耘爪差し込み用位置決めストッパー(21)
を一定量(H2)だけ内向きに隆起させる一方、
a)から耕耘爪差し込み用位置決めストッパー(21)
を一定量(H2)だけ内向きに隆起させる一方、
【0056】これと対応する係止切欠(24)を上記耕
耘爪(11)における根元部(11a)の前縁へ付与す
ると共に、同じく根元部(11a)の後縁へ上記位置決
めストッパー(21)の一定量(H2)よりも大きな一
定量(C1)の逃し切欠(25)を付与することによっ
て、上記爪受け入れ口(G)の開口長さ(Y)よりも狭
い板幅(W2)に寸法化された耕耘爪(11)の根元部
(11a)を、その係止切欠(24)が上記位置決めス
トッパー(21)により受け止められる深さ(D3)ま
で爪受け入れ口(G)へ差し込んだ時、
耘爪(11)における根元部(11a)の前縁へ付与す
ると共に、同じく根元部(11a)の後縁へ上記位置決
めストッパー(21)の一定量(H2)よりも大きな一
定量(C1)の逃し切欠(25)を付与することによっ
て、上記爪受け入れ口(G)の開口長さ(Y)よりも狭
い板幅(W2)に寸法化された耕耘爪(11)の根元部
(11a)を、その係止切欠(24)が上記位置決めス
トッパー(21)により受け止められる深さ(D3)ま
で爪受け入れ口(G)へ差し込んだ時、
【0057】その耕耘爪(11)の根元部(11a)に
開口している上記取付ピン(16)の軸胴部受け入れ用
丸穴(27)が、自づと上記爪取付ブラケット(13)
の向かい合う両サイド壁面(14a)(14b)に開口
している同じく取付ピン(16)の角頭部受け入れ用角
穴(17)並びに軸胴部受け入れ用丸穴(18)と合致
連通する位置決め状態に保たれるように定めてあるた
め、冒頭に述べた従来技術の諸問題を悉く改良すること
ができ、爪取付ブラケット(13)に対する耕耘爪(1
1)の取付作業性を昂めつつも、その耕耘爪(11)を
ガタツキのない固定状態に保てる効果がある。
開口している上記取付ピン(16)の軸胴部受け入れ用
丸穴(27)が、自づと上記爪取付ブラケット(13)
の向かい合う両サイド壁面(14a)(14b)に開口
している同じく取付ピン(16)の角頭部受け入れ用角
穴(17)並びに軸胴部受け入れ用丸穴(18)と合致
連通する位置決め状態に保たれるように定めてあるた
め、冒頭に述べた従来技術の諸問題を悉く改良すること
ができ、爪取付ブラケット(13)に対する耕耘爪(1
1)の取付作業性を昂めつつも、その耕耘爪(11)を
ガタツキのない固定状態に保てる効果がある。
【0058】特に、請求項2の構成を採用するならば、
その爪取付ブラケット(13)の前後両端部を大小相違
するコ字型サイド枠金(13a)(13b)の重なり合
う状態として、耕耘爪(11)の耕耘荷重(P)に対抗
する強度の向上を図りつつも、その小さなコ字型サイド
枠金(13b)の前端部又は後端部から内向く折曲げ片
を、上記爪受け入れ口(G)の前壁面(15a)又は後
壁面(15b)として、ここへ耕耘爪差し込み用位置決
めストッパー(21)を容易に、しかも耕耘爪(11)
の係止切欠(24)を所定の差し込み深さ(D3)まで
受け入れ誘導できる高精度な円弧形態に突き起せるので
あり、その加工性に優れる。
その爪取付ブラケット(13)の前後両端部を大小相違
するコ字型サイド枠金(13a)(13b)の重なり合
う状態として、耕耘爪(11)の耕耘荷重(P)に対抗
する強度の向上を図りつつも、その小さなコ字型サイド
枠金(13b)の前端部又は後端部から内向く折曲げ片
を、上記爪受け入れ口(G)の前壁面(15a)又は後
壁面(15b)として、ここへ耕耘爪差し込み用位置決
めストッパー(21)を容易に、しかも耕耘爪(11)
の係止切欠(24)を所定の差し込み深さ(D3)まで
受け入れ誘導できる高精度な円弧形態に突き起せるので
あり、その加工性に優れる。
【0059】又、請求項3の構成を採用するならば、耕
耘爪(11)の根元部(11a)をその後縁に付与した
逃し切欠(25)により、上記爪受け入れ口(G)の開
口長さ(Y)よりも狭い板幅(W2)として、その爪受
け入れ口(G)への差し込み容易化を図りつつも、残る
広い板幅(W1)のままに残存する根元部(11a)の
前縁と後縁を、上記爪受け入れ口(G)における前壁面
(15a)の内奥部に位置する耕耘荷重用受圧面(2
2)と、同じく後壁面(15b)の入口部に位置する耕
耘荷重用受圧面(26)へ接触させることにより、その
耕耘爪(11)の耕耘荷重(P)を安定・確固に受け持
つことができ、耕耘爪(11)のガタツキを効果的に予
防し得ることとなる。
耘爪(11)の根元部(11a)をその後縁に付与した
逃し切欠(25)により、上記爪受け入れ口(G)の開
口長さ(Y)よりも狭い板幅(W2)として、その爪受
け入れ口(G)への差し込み容易化を図りつつも、残る
広い板幅(W1)のままに残存する根元部(11a)の
前縁と後縁を、上記爪受け入れ口(G)における前壁面
(15a)の内奥部に位置する耕耘荷重用受圧面(2
2)と、同じく後壁面(15b)の入口部に位置する耕
耘荷重用受圧面(26)へ接触させることにより、その
耕耘爪(11)の耕耘荷重(P)を安定・確固に受け持
つことができ、耕耘爪(11)のガタツキを効果的に予
防し得ることとなる。
【0060】更に、請求項4の構成を採用するならば、
キー穴(29)の奥部(29b)において取付ピン(1
6)の軸脚部(16c)と係合した抜け止めクリップ
(28)の圧着片(28c)が、爪取付ブラケット(1
3)のサイド壁面(14a)から隆起するクリップ退動
防止用凸子(19a)(20a)を乗り越えた状態のも
とで、そのサイド壁面(14a)へ圧着付勢されている
ため、上記取付ピン(16)の係止鍔部(16d)から
クリップ(28)の抜け出したり、そのクリップ(2
8)の不慮に退動したりするおそれがなく、耕耘爪(1
1)をその爪取付ブラケット(13)へますます容易に
取り付けることができ、しかもガタツキのない安定・強
固な取付状態を維持し得る効果がある。
キー穴(29)の奥部(29b)において取付ピン(1
6)の軸脚部(16c)と係合した抜け止めクリップ
(28)の圧着片(28c)が、爪取付ブラケット(1
3)のサイド壁面(14a)から隆起するクリップ退動
防止用凸子(19a)(20a)を乗り越えた状態のも
とで、そのサイド壁面(14a)へ圧着付勢されている
ため、上記取付ピン(16)の係止鍔部(16d)から
クリップ(28)の抜け出したり、そのクリップ(2
8)の不慮に退動したりするおそれがなく、耕耘爪(1
1)をその爪取付ブラケット(13)へますます容易に
取り付けることができ、しかもガタツキのない安定・強
固な取付状態を維持し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耕耘爪の取付状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】爪取付ブラケットを抽出して示す側面図であ
る。
る。
【図6】図5の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】図5の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】図6の8−8線に沿う断面図である。
【図9】耕耘爪用取付ピンを抽出して示す斜面図であ
る。
る。
【図10】耕耘爪を抽出して示す側面図である。
【図11】図10の11−11線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図12】爪取付ブラケットに対する耕耘爪の差し込み
過程を示す側断面図である。
過程を示す側断面図である。
【図13】抜け止めクリップを抽出して示す斜面図であ
る。
る。
【図14】同じく抜け止めクリップの側面図である。
【図15】取付ピンに対する抜け止めクリップの差し込
み操作過程を示す断面図である。
み操作過程を示す断面図である。
【図16】抜け止めクリップの取りはずし操作過程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図17】図4に対応する本発明の部分変形実施形態を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図18】従来のロータリー耕耘作業機に使用された耕
耘爪を示す正面図である。
耘爪を示す正面図である。
【図19】従来の耕耘爪取付装置を示す側断面図であ
る。
る。
【図20】図19の20−20線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
(11)・耕耘爪 (11a)・根元部 (11b)・先端部 (11c)・刃部 (12)・爪軸 (13)・爪取付ブラケット (13a)(13b)・サイド枠金 (14a)(14b)・サイド壁面 (15a)・前壁面 (15b)・後壁面 (16)・耕耘爪用取付ピン (16a)・取付ピンの角頭部 (16b)・取付ピンの軸胴部 (16c)・取付ピンの軸脚部 (16d)・取付ピンの係止鍔部 (17)・取付ピンの角頭部受け入れ用角穴 (18)・取付ピンの軸胴部受け入れ用丸穴 (19a)(19b)(20a)(20b)・クリップ
退動防止用凸子 (22)・耕耘荷重用受圧面 (22)・係止切欠 (26)・耕耘荷重用受圧面 (27)・取付ピンの軸胴部受け入れ用丸穴 (28)・取付ピン用抜け止めクリップ (28a)・弾性主体板 (28b)・押し込み片 (28c)・圧着片 (29)・キー穴 (29a)・入口部 (29b)・奥部 (D1)(D2)(D3)(D4)(D5)(D6)・
爪受け入れ深さ (C1)・切り欠き量 (C2)・切り欠き長さ (F)・回転進行方向 (G)・爪取付ブラケットの爪受け入れ口 (H1)・隆起量 (H2)・隆起量 (P)・耕耘荷重 (W1)(W2)・耕耘爪根元部の板幅 (Y)・爪受け入れ口の開口長さ (X)・爪受け入れ口の開口幅
退動防止用凸子 (22)・耕耘荷重用受圧面 (22)・係止切欠 (26)・耕耘荷重用受圧面 (27)・取付ピンの軸胴部受け入れ用丸穴 (28)・取付ピン用抜け止めクリップ (28a)・弾性主体板 (28b)・押し込み片 (28c)・圧着片 (29)・キー穴 (29a)・入口部 (29b)・奥部 (D1)(D2)(D3)(D4)(D5)(D6)・
爪受け入れ深さ (C1)・切り欠き量 (C2)・切り欠き長さ (F)・回転進行方向 (G)・爪取付ブラケットの爪受け入れ口 (H1)・隆起量 (H2)・隆起量 (P)・耕耘荷重 (W1)(W2)・耕耘爪根元部の板幅 (Y)・爪受け入れ口の開口長さ (X)・爪受け入れ口の開口幅
Claims (4)
- 【請求項1】爪軸(12)の回転進行方向(F)に沿い
延在する開口長さ(Y)の長方形な爪受け入れ口(G)
を備えた爪取付ブラケット(13)を、その爪軸(1
2)の円周面へ植え付け固定すると共に、 上記爪受け入れ口(G)へこれとほぼ対応合致する断面
長方形な耕耘爪(11)の根元部(11a)を差し込ん
だ上、左右横方向から上記爪軸(12)と平行に差し込
み貫通させた径大な角頭部(16a)付きの耕耘爪用取
付ピン(16)と、その取付ピン(16)の尾端から係
止鍔部(16d)が張り出す径小な軸脚部(16c)へ
差し込み係止する取付ピン用抜け止めクリップ(28)
により、上記耕耘爪(11)の根元部(11a)を爪取
付ブラケット(13)へ固定する耕耘爪(11)の取付
装置において、 上記爪受け入れ口(G)の前壁面(15a)から耕耘爪
差し込み用位置決めストッパー(21)を一定量(H
2)だけ内向きに隆起させる一方、 これと対応する係止切欠(24)を上記耕耘爪(11)
における根元部(11a)の前縁へ付与すると共に、同
じく根元部(11a)の後縁へ上記位置決めストッパー
(21)の一定量(H2)よりも大きな一定量(C1)
の逃し切欠(25)を付与することによって、上記爪受
け入れ口(G)の開口長さ(Y)よりも狭い板幅(W
2)に寸法化された耕耘爪(11)の根元部(11a)
を、その係止切欠(24)が上記位置決めストッパー
(21)により受け止められる深さ(D3)まで爪受け
入れ口(G)へ差し込んだ時、 その耕耘爪(11)の根元部(11a)に開口している
上記取付ピン(16)の軸胴部受け入れ用丸穴(27)
が、自づと上記爪取付ブラケット(13)の向かい合う
両サイド壁面(14a)(14b)に開口している同じ
く取付ピン(16)の角頭部受け入れ用角穴(17)並
びに軸胴部受け入れ用丸穴(18)と合致連通する位置
決め状態に保たれるように定めたことを特徴とする耕耘
爪の取付装置。 - 【請求項2】爪取付ブラケット(13)を大小相違する
コ字型サイド枠金(13a)(13b)の向かい合う一
対から組み付け一体化し、その小さなコ字型サイド枠金
(13b)の前端部から内向く折曲げ片を爪受け入れ口
(G)の前壁面(15a)として、その前壁面(15
a)から円弧形態の耕耘爪差し込み用位置決めストッパ
ー(21)を一定量(H2)だけ後向きに突き起す一
方、 その位置決めストッパー(21)により受け止められる
係止切欠(24)を耕耘爪(11)におけ根元部(11
a)の前縁へ、上記位置決めストッパー(21)と咬み
合う側面視の円弧形態に付与したことを特徴とする請求
項1記載の耕耘爪の取付装置。 - 【請求項3】爪受け入れ口(G)における前壁面(15
a)の中途深さ位置から耕耘爪差し込み用位置決めスト
ッパー(21)を部分的な円弧形態として一定量(H
2)だけ内向きに突き起すことにより、その位置決めス
トッパー(21)の隆起と相対的に陥没する上記前壁面
(15a)の内奥部を、耕耘爪(11)における根元部
(11a)の前縁と接触する耕耘荷重用受圧面(22)
として機能させると共に、 上記爪受け入れ口(G)における後壁面(15b)の入
口部を耕耘荷重用受圧面(26)として、ここへ耕耘爪
(11)における上記爪受け入れ口(G)の開口長さ
(Y)とほぼ同じ広い板幅(W1)のままに残存する根
元部(11a)の後縁を接触させたことを特徴とする請
求項1記載の耕耘爪の取付装置。 - 【請求項4】爪取付ブラケット(13)の向かい合う両
サイド壁面(14a)(14b)のうち、その少なくと
も耕耘爪用取付ピン(16)の軸脚部(16c)が張り
出すこととなる一方のサイド壁面(14a)における前
部又は後部へ偏倚した位置から、1個又は並列分布する
一対のクリップ退動防止用凸子(19a)(20a)を
外向きに突き起す一方、 取付ピン用抜け止めクリップ(28)を側面視の長方形
な金属板バネ材から成る上記サイド壁面(14a)への
圧着可能なコ字型として、その弾性主体板(28a)の
前後両端部に押し込み片(28b)と圧着片(28c)
との一対を何れも内向きに折り曲げると共に、 上記取付ピン(16)の係止鍔部(16d)へ抜き差し
可能な広い開口幅(Q1)の入口部(29a)と、同じ
く取付ピン(16)の軸脚部(16c)へ係合し得る狭
い開口幅(Q2)の奥部(29b)とが連通するキー穴
(29)を、上記クリップ(28)の弾性主体板(28
a)に切り欠いて、 そのキー穴(29)の入口部(29a)から取付ピン
(16)の係止鍔部(16d)を経て軸脚部(16c)
へ差し入れた上記クリップ(28)の押し込み片(28
b)を、前方又は後方から押し込み叩打すれば、そのク
リップ(28)の圧着片(28c)が上記クリップ退動
防止用凸子(19a)(20a)を乗り越えてサイド壁
面(14a)へ圧着付勢されると共に、上記キー穴(2
9)の奥部(29b)が取付ピン(16)の軸脚部(1
6c)と施錠状態に係合されるように定めたことを特徴
とする請求項1記載の耕耘爪の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144288A JP3333175B2 (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 耕耘爪の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000144288A JP3333175B2 (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 耕耘爪の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001320906A JP2001320906A (ja) | 2001-11-20 |
JP3333175B2 true JP3333175B2 (ja) | 2002-10-07 |
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Family Applications (1)
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JP2000144288A Expired - Fee Related JP3333175B2 (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 耕耘爪の取付装置 |
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JP (1) | JP3333175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105637996A (zh) * | 2016-03-30 | 2016-06-08 | 柳州合科技有限公司 | 一种加强型旋耕弯刀 |
-
2000
- 2000-05-17 JP JP2000144288A patent/JP3333175B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001320906A (ja) | 2001-11-20 |
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