JP3332553B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3332553B2 JP03701894A JP3701894A JP3332553B2 JP 3332553 B2 JP3332553 B2 JP 3332553B2 JP 03701894 A JP03701894 A JP 03701894A JP 3701894 A JP3701894 A JP 3701894A JP 3332553 B2 JP3332553 B2 JP 3332553B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報入力にペン型の入
力部材を用いる電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、抵抗膜方式あるいは超音波方
式など各種の入力タブレットが種々の電子機器に用いら
れている。これらの装置には、手書きで文字や図形を入
力したり選択のクリックを行う入力部材(以下タッチペ
ンという)を使用するものがある。タッチペンは入力タ
ブレットを傷付けないような材質形状やペン先の押圧を
一定にする機構あるいは振動を発生する振動装置等を備
えている。このようにタッチペンは特殊なペンであるた
めにこれが紛失した場合、この代用品としてシャープペ
ンシルやボールペン等の通常の筆記用具を使用すること
はできず、入力タブレットでの入力ができなくなってし
まう。従って、紛失を防止するためにタッチペンを電子
機器に半固定する方法が考えられた。
【0003】その第1の従来例として、電子機器側に取
付部材を具備したものがある(例えば、特開平2−20
2615号公報参照)。図15はこの全体構成を示す斜
視図である。図16はタッチペンの収納状態を示す断面
図である。図17はタッチペンの離脱状態を示す断面図
である。(36)はタッチペンであり、(37)は入力
タブレット(38)を表面に載置する電子機器の本体で
ある。(39)は取付部材となるカバーであり、本体
(37)の後方に設けられた1対の枢支部(40)(4
0)により、入力タブレット(38)を覆う如く回動自
在である。(41)はタッチペン(36)を収納する凹
部であり、前記1対の枢支部間に延在する。前記凹部の
幅はタッチペン(36)の幅よりもわずかに大きく、該
凹部の長さはタッチペン(36)の長さよりもわずかに
長い。(42)はカバー(39)に一体形成されたツメ
部であり、カバー(39)が入力タブレット(38)を
覆った状態ではツメ部(42)は前記収納部(41)外
に位置し、タッチペン(36)は収納部(41)内に収
納される(図16)。入力タブレット(38)を露出さ
せた状態ではツメ部(42)は開口部(43)を介して
収納部(41)内に突出し、これにより、タッチペン
(36)は収納部(41)より押し出され、タッチペン
(36)を取り出すことが容易となる(図15、図1
7)。
【0004】第2の従来例として、特開平2−2026
16号公報に記載の構成を説明する。この全体構成を示
す斜視図を図18に、タッチペンの構成を示す分解斜視
図を図19に示す。(44)は取付部材となるコイルス
プリング(45)を具備したタッチペンであり、前記コ
イルスプリング(45)はタッチペン(44)内部に設
けられ、タッチペン(44)に可動支持されたペン先
(46)をタッチペン(44)外部に向かって常に付勢
する。(47)は入力タブレット(38)と収納部(4
8)とを表面に載置する電子機器の本体である。前記収
納部(48)はタッチペン(44)の幅よりもわずかに
大きい幅と、タッチペン(44)の最大全長よりも短く
タッチペン(44)の最小全長よりも長い延在長を有す
る凹部であり、その一端にタッチペン(44)の直径よ
り小さい幅の切り欠き部(49)を有する。収納時はペ
ン先を内部に付勢しながらその全長を収納部(48)の
全長より短くして挿入する。収納状態では収納部(4
8)の両端は前記コイルスプリング(45)により常に
付勢されることにより、タッチペン(44)の不用意な
脱離を防ぐ。タッチペン(44)を取り出すには前記切
り欠き部(49)よりペン先を内部に付勢しながらその
全長を収納部(48)の全長より短くして持ち上げる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の第1の従来例の
場合、入力タブレット(38)からの入力を行わず、入
力された表示を見ているだけの状態ではタッチペン(3
6)は不要であり、収納部(41)内に載置しておくこ
とが好ましいが、ツメ部(42)が収納部(41)内に
突出しているため収納部(41)内に完全に載置収納す
ることができない。また、このような状態ではわずかな
本体(37)の傾きによりタッチペン(36)が落下し
紛失する可能性がある。
【0006】上述第2の従来例の場合、切り欠き部(4
9)の幅はタッチペン(44)の直径よりも小さいため
に、指で取り出しにくい。又、コイルスプリング(4
5)の付勢力を利用するためタッチペン(44)の構造
が複雑となり、コストアップとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる点に鑑み
てなされたもので、その第1の特徴は、電子機器本体の
一端に形成された切り欠き部の交差する2面に夫々形成
され、且つ、互いの距離を可変ならしめる弾性をいずれ
かに有した第1,第2の保持部と、内部に均一な深さの
円弧底面と該円弧底面の一端より周方向に表面に向かっ
て傾斜する傾斜部を有する突起部とを有し周方向に延在
する溝部を備えた略円柱状のペン型入力部材とからな
り、前記保持部の少なくとも一方が前記溝部と嵌合する
際、前記両保持部により前記入力部材を挟持可能とする
電子機器であって、上記第1,第2の保持部は、夫々中
心軸を共有する円弧面を有し、且つ、前記中心軸は前記
円弧面により囲繞される空間内に位置することである。
【0008】また、第2の特徴は、電子機器本体の一端
に形成され交差する2面を有すると共にその一面に形成
される円弧壁面と、他面に形成され前記円弧壁面との距
離を可変ならしめる弾性を有した保持部と、前記他面に
形成され前記円弧壁面まで延在する溝部とを備えた切り
欠き部と、周方向に延在し傾斜部を有する突起部を表面
に備えた略円柱状のペン型入力部材とからなり、前記突
起部が前記溝部と嵌合する際、前記円弧壁面と保持部に
より前記入力部材を挟持可能とする電子機器であって、
上記保持部は前記円弧壁面と中心軸を共有する円弧面を
有し、且つ、前記中心軸は前記円弧面と前記円弧壁面に
より囲繞される空間内に位置するものである。
【0009】
【作用】タッチペンを使用せず入力タブレットを見てい
るだけの場合でも、タッチペンを半固定することができ
る。そして、タッチペンを回転させることにより、その
回転力でタッチペンが離脱する。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を図に基づき説明す
る。図1はタッチペン(1)を収納する前の状態を示す
斜視図であり、図2はタッチペン(1)の収納状態を示
す斜視図である。図3は図2のA−A線断面図であり、
図4は図2のB−B線断面図である。
【0011】タッチペン(1)はペン型の入力部材であ
り、ペン先(2)は底面が半径R1の円錐形状でその先
端は球面を成し、ペン軸(3)は半径R1の円柱形状で
ある。前記ペン軸(3)はその両端近傍及び中央に夫々
周方向に沿った溝部(4)(4)(5)を有する。前記
両端溝部(4)(4)はペン軸(3)の全周にわたって
深さD1、幅W1で形成されており、前記中央溝部
(5)は幅W1で、かつ、図3より明らかな如くその内
部にペン軸(3)表面と面一となる平面部(6)とこの
平面部(6)の一端より溝深さがD1まで深くなる傾斜
部(7)とからなる突起部(8)を有し、この突起部
(8)以外の溝深さはD1となっている。
【0012】(9)は電子機器の本体であり、表面(1
0)に入力タブレット(11)と、表面(10)と側面
(12)にまたがる辺方向に延在する切り欠き部(1
3)とを有する。入力タブレット(11)は、例えばタ
ッチペン(1)を用いて手書き入力された文字や図形を
抵抗膜方式により入力する装置である。前記切り欠き部
(13)を収納部といい、該収納部(13)は略直方体
の空間であり、その長辺はタッチペン(1)の全長より
長く、残り2つの短辺は同一寸法であり、その寸法はタ
ッチペン(1)の直径よりわずかに長い。
【0013】前記収納部(13)が形成された本体側面
(12)と平行な収納部(13)の側面(14)の略中
央には、収納部(13)内方向に突出する中央保持部
(15)を有する。また、本体(9)の表面(10)と
平行な前記収納部(13)の底面(16)の両端近傍に
は、収納部(13)内方向に突出する両端保持部(1
7)(17)を有する。これら3つの保持部(15)
(17)(17)の内壁は図5から明らかなように同心
円の円弧面(18)(19)(19)を有している。該
円弧面(18)(19)(19)の半径R3は前記3つ
の溝部(4)(4)(5)の深さD1の面で形成される
円の半径R2(R2=R1−D1)より極わずかに大き
く、円弧面(18)(19)(19)の幅W2は3つの
溝部(4)(4)(5)の幅W1より狭い。すなわち、
R2<R3、W1>W2の関係にある。そして、図3の
平面上(2次元)において、中央保持部(15)の円弧
面(18)の本体表面(10)側と対応する一端(C)
と両端保持部(17)(17)の円弧面(19)(1
9)の本体側面(12)側と対応する一端(D)を結ぶ
線(CD)と、中央保持部(15)の円弧面(18)の
収納部(13)内方側と対応する他端(E)と前記両端
保持部(17)(17)の一端(D)を結ぶ線(ED)
の間に円弧面(18)(19)(19)の中心(O1)
が位置するように形成される。これら3つの保持部(1
5)(17)(17)はタッチペン(1)の3つの溝部
(4)(4)(5)と対応する位置に配される。図1、
図2に示す如く、両端保持部(17)(17)は夫々の
左右に切り込み(20)(20)(20)(20)を有
し、両端保持部(17)(17)の先端が弾性により上
下に撓むことが可能となっている。
【0014】以上の構成におけるタッチペン(1)の脱
着方法について図に基づき説明する。図5〜図10は中
央保持部(15)での断面図であり、タッチペン(1)
を収納部(13)に挿入してから離脱するまでのシミュ
レーションを示す。
【0015】図5に示すごとく、突起部(8)を最深部
に向けてタッチペン(1)を配向する。そして最深部に
向けて挿入していくが、図6の平面上で示すごとく、前
述のCD線に対して円弧面(18)(19)(19)の
中心(O1)が内側になっているために、円弧面(1
8)(19)(19)の中心(O1)とタッチペン
(1)の中心(O2)が一致する前にタッチペン(1)
は前記C端と前記D端に当接する。ここでタッチペン
(1)を内側に付勢すると、CD間の寸法がタッチペン
(1)の中央溝部(5)の深さD1で形成される円弧の
直径より小さいためにCD間を広げようとする力が中央
保持部(15)及び両端保持部(17)(17)に働
く。両端保持部(17)(17)は前記切り込み(2
0)(20)(20)(20)による弾性で外方向に撓
み、やがて、図7の平面上に示す如く、タッチペン
(1)が収納部(13)内に収納される。この状態で
は、前述のCD線に対してタッチペン(1)の中心(O
2)が内側にあるために、タッチペンを離脱するにはC
D間を広げなければならず、電子機器の本体(9)をい
かなる向きに携帯してもタッチペン(1)が落下するこ
とはない。
【0016】次にタッチペン(1)を離脱する方法を説
明する。図7において、タッチペン(1)に時計方向
(傾斜部(7)が中央保持部(15)のE端に近づく方
向)の回転力を付与する。前述のとおりR2<R3であ
るために、タッチペン(1)は時計方向に回転して、や
がて、図8に示すごとく、中央保持部(15)に突起部
(8)の傾斜部(7)がさしかかる。さらに、タッチペ
ン(1)の回転が進むと、図9の平面上で示すごとく、
傾斜部(7)の傾斜により、前記中央保持部(15)の
前記E端に対応する一端と両端保持部(17)(17)
の前記D端に対応する先端との間を広げようとする力が
働く。すると、両端保持部(17)(17)は前記切り
込み(20)(20)(20)(20)による弾性で外
方向に撓み、ED間及びCD間が広がることになる。前
記広げようとする力の抗力(F1,F2)によりタッチ
ペン(1)に対し離脱する方向に力(F3)が働く。従
って、タッチペン(1)は時計方向の回転力によって、
徐々に離脱していく。前記CD間の寸法がタッチペン
(1)の溝部(8)の深さD1で形成される円弧の直径
より大きくなって離脱してしまうと撓んでいた両端保持
部(17)(17)は元の位置に復帰する(図10)。
【0017】尚、第1の実施例では両端保持部(17)
(17)を両端溝部(4)(4)内に挿入させたが、こ
れは回転のぶれを小さくさせるものであり、従って、両
端保持部(17)(17)は必ずしも両端溝部(4)
(4)内に挿入されなくてもよく、また、中央保持部
(15)の円弧面(18)とは異なる半径の円弧面を有
してもよい。即ち、両端保持部(17)(17)はタッ
チペン(1)の外周と当接してもよい。
【0018】また、タッチペン(1)の平面部(6)は
ペン軸(3)の外周と同一円弧面であったが、タッチペ
ン(1)の中心(O2)から平面部(6)までの距離が
中央保持部(15)の円弧面(18)の半径R3より大
きければ必ずしも同一円弧面でなくてもよい。
【0019】次に第2の実施例について図に基づき説明
する。本実施例は第1の実施例におけるタッチペン
(1)の溝部(4)(4)(5)を無くしたものであ
る。図11はタッチペン(21)を収納する前の状態を
示す斜視図であり、図12はタッチペン(21)の収納
状態を示す斜視図である。図13は図12のF−F線断
面図であり、図14は図12のG−G線断面図である。
【0020】タッチペン(21)はペン型の入力部材で
あり、ペン先(22)は底面が半径R4の円錐形状でそ
の先端は球面を成し、ペン軸(23)は半径R4の円柱
形状である。図11及び図13より明らかな如く、ペン
軸(23)には突起部(24)が形成されている。該突
起部(24)は周方向に幅W3で延在するものであり、
頂部より周方向に沿ってなだらかに傾斜する斜面(2
5)を有する。
【0021】(26)は電子機器の本体であり、表面
(27)に入力タブレット(11)と、表面(27)と
側面(28)にまたがる辺方向に延在する切り欠き部
(29)とを有する。前記切り欠き部(29)を収納部
といい、該収納部(29)の長辺はタッチペン(21)
の全長より長く、奥はタッチペン(21)の半径R4よ
りわずかに大きい半径R5の円弧壁面(30)を形成し
ている。
【0022】本体(26)の表面(27)と平行な前記
収納部(29)の底面(31)の両端近傍には、収納部
(29)内方向に突出する両端保持部(32)(32)
を有する。該両端保持部(32)(32)の内壁は前記
円弧壁面(30)と同心円で半径R5の円弧面(33)
(33)を有している。両端保持部(32)(32)は
夫々の左右に切り込み(34)(34)(34)(3
4)を有し、両端保持部(32)(32)の先端が弾性
により上下に撓むことが可能となっている。
【0023】タッチペン(21)と対応する収納部(2
9)の底面(31)から円弧壁面(30)のほぼ中央ま
で溝部(35)が設けられている。該溝部(35)の幅
W4はタッチペン(21)の突起部(24)の幅W3よ
り広く、深さD2は突起部(24)の高さH1より深
い。即ち、D2>H1,W4>W3の関係にある。
【0024】図13の平面上において、円弧壁面(3
0)の本体表面(27)側となる一端(H)と両端保持
部(32)の円弧面(33)の本体側面(28)側とな
る一端(I)を結ぶ線(HI)と、円弧壁面(30)に
おける溝部(35)の端点(J)と前記一端(I)を結
ぶ線(JI)の間に円弧壁面(30)及び円弧面(3
3)の中心(O3)が位置するように形成される。
【0025】以上の構成におけるタッチペン(21)の
脱着方法については、図3と図13を比較しても明らか
の如く第1の実施例と同様であるので説明を省略する。
【0026】
【発明の効果】タッチペンを使用せず入力タブレットを
見ているだけの場合でも、タッチペンを半固定すること
ができ、紛失に対する安全性が高い。さらに、タッチペ
ンを回転させることによりタッチペンを離脱することが
でき、離脱が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であり、タッチペンを収
納する前の状態を示す斜視図である。
【図2】第1の実施例のタッチペンの収納状態を示す斜
視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】タッチペン(1)を挿入しようとする状態の断
面図である。
【図6】タッチペン(1)が収納部(13)に掛かった
状態の断面図である。
【図7】タッチペン(1)が収納された状態の断面図で
ある。
【図8】タッチペン(1)を回転させ、突起部(8)が
中央保持部(15)にさしかかった状態の断面図であ
る。
【図9】タッチペン(1)の離脱中の断面図である。
【図10】タッチペン(1)を離脱した状態の断面図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施例であり、タッチペン
(21)を収納する前の状態を示す斜視図である。
【図12】第2の実施例のタッチペン(21)の収納状
態を示す斜視図である。
【図13】図12のF−F線断面図である。
【図14】図12のG−G線断面図である。
【図15】第1の従来例を示す斜視図である。
【図16】第1の従来例におけるタッチペンの収納状態
を示す断面図である。
【図17】第1の従来例におけるタッチペンの離脱状態
を示す断面図である。
【図18】第2の従来例を示す斜視図である。
【図19】第2の従来例におけるタッチペンの構成を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 タッチペン 4 両端溝部 5 中央溝部 7 傾斜部 8 突起部 11 入力タブレット 13 収納部 15 中央保持部 17 両端保持部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−289804(JP,A) 特開 平6−324782(JP,A) 特開 平7−104907(JP,A) 特開 昭63−303417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/037 G06F 1/16 G06F 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体の一端に形成された切り欠
    き部の交差する2面に夫々形成され、且つ、互いの距離
    を可変ならしめる弾性をいずれかに有した第1,第2の
    保持部とを備えた切り欠き部と、内部に均一な深さの円
    弧底面と該円弧底面の一端より周方向に表面に向かって
    傾斜する傾斜部を有する突起部とを有し周方向に延在す
    る溝部を備えた略円柱状のペン型入力部材とからなり、
    前記保持部の少なくとも一方が前記溝部と嵌合する際、
    前記両保持部により前記入力部材を挟持可能とする電子
    機器であって、 上記第1,第2の保持部は、夫々中心軸を共有する円弧
    面を有し、且つ、前記中心軸は前記円弧面により囲繞さ
    れる空間内に位置することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 電子機器本体の一端に形成され交差する
    2面を有すると共にその一面に形成される円弧壁面と、
    他面に形成され前記円弧壁面との距離を可変ならしめる
    弾性を有した保持部と、前記他面に形成され前記円弧壁
    面まで延在する溝部とを備えた切り欠き部と、周方向に
    延在し傾斜部を有する突起部を表面に備えた略円柱状の
    ペン型入力部材とからなり、前記突起部が前記溝部と嵌
    合する際、前記円弧壁面と保持部により前記入力部材を
    挟持可能とする電子機器であって、上記保持部は前記円
    弧壁面と中心軸を共有する円弧面を有し、且つ、前記中
    心軸は前記円弧面と前記円弧壁面により囲繞される空間
    内に位置することを特徴とする電子機器。
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