JP3332454B2 - 平面蛍光ランプ - Google Patents
平面蛍光ランプInfo
- Publication number
- JP3332454B2 JP3332454B2 JP06313593A JP6313593A JP3332454B2 JP 3332454 B2 JP3332454 B2 JP 3332454B2 JP 06313593 A JP06313593 A JP 06313593A JP 6313593 A JP6313593 A JP 6313593A JP 3332454 B2 JP3332454 B2 JP 3332454B2
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- Japan
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- light
- fluorescent lamp
- flat fluorescent
- front glass
- glass panel
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶表示装置の
背面光源として使用される平面蛍光ランプに係り、特に
ランプ前面に対し法線方向の光が増幅されるようにした
平面蛍光ランプに関する。
背面光源として使用される平面蛍光ランプに係り、特に
ランプ前面に対し法線方向の光が増幅されるようにした
平面蛍光ランプに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の平面蛍光ランプは、例えば、図４
の斜視図及び図５の断面図に示すように、前面ガラスパ
ネル３、枠ガラス４及び背面ガラスパネル５をフリット
ガラスで互いに接着した密閉容器を備える。
の斜視図及び図５の断面図に示すように、前面ガラスパ
ネル３、枠ガラス４及び背面ガラスパネル５をフリット
ガラスで互いに接着した密閉容器を備える。
【０００３】前面ガラスパネル３の内面側には順に蛍光
体６とアノード７を構成するメタルバック層が積層され
る。このアノード７は、例えばアルミニウムなどの導電
体を蒸着、スパッタリング、イオンプレーティングなど
の薄膜形成法により付着させたものであり、リード８を
介して高圧を印加できるようにしてある。
体６とアノード７を構成するメタルバック層が積層され
る。このアノード７は、例えばアルミニウムなどの導電
体を蒸着、スパッタリング、イオンプレーティングなど
の薄膜形成法により付着させたものであり、リード８を
介して高圧を印加できるようにしてある。
【０００４】密閉容器１内の空間には、電子ビームを制
御するためのメッシュ状の制御電極９、１０が平行に配
置され、これら制御電極９、１０はフリットガラス１１
により枠ガラス４に接着され固定されている。
御するためのメッシュ状の制御電極９、１０が平行に配
置され、これら制御電極９、１０はフリットガラス１１
により枠ガラス４に接着され固定されている。
【０００５】制御電極９、１０と背面ガラスパネル５と
の間には複数のライン状カソードからなるカソード群１
２がばね性をもった導電性の支持部１３ａ、１３ｂによ
り一定の張力を与えることにより、たるまない様に支持
されている。
の間には複数のライン状カソードからなるカソード群１
２がばね性をもった導電性の支持部１３ａ、１３ｂによ
り一定の張力を与えることにより、たるまない様に支持
されている。
【０００６】また、背面ガラスパネル５の内面にはカー
ボン等の導電性膜からなる背面電極１４が形成されてい
る。
ボン等の導電性膜からなる背面電極１４が形成されてい
る。
【０００７】この平面蛍光ランプにおいては、カソード
群１２に導通リード部１５ａ、１５ｂ及び導電性の支持
部１３ａ、１３ｂを通じて電圧が加えられ、ヒータで暖
められて電子ビームが発せられる。この電子ビームは背
面電極１４により均一化され、カソード群１２の上部に
設けられた制御電極９、１０により制御されると共に、
前面ガラスパネル３のアノード７に印加された高圧によ
り加速されて蛍光体６に突入し、蛍光体６を励起発光さ
せる。
群１２に導通リード部１５ａ、１５ｂ及び導電性の支持
部１３ａ、１３ｂを通じて電圧が加えられ、ヒータで暖
められて電子ビームが発せられる。この電子ビームは背
面電極１４により均一化され、カソード群１２の上部に
設けられた制御電極９、１０により制御されると共に、
前面ガラスパネル３のアノード７に印加された高圧によ
り加速されて蛍光体６に突入し、蛍光体６を励起発光さ
せる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】この従来の平面蛍光ラ
ンプの蛍光体６の発光により出射される光は拡散光であ
り、指向性がない。このため、液晶パネルの背面光源の
ように所定の狭い角度範囲の光が要求される場合には、
他の方向に向かう光は不要になるので、効率が悪い。ま
た蛍光体６が平面であるため、蛍光体６の表面積を大き
くとることに限界があり、発光量を高めて効率を高める
上で不利である。
ンプの蛍光体６の発光により出射される光は拡散光であ
り、指向性がない。このため、液晶パネルの背面光源の
ように所定の狭い角度範囲の光が要求される場合には、
他の方向に向かう光は不要になるので、効率が悪い。ま
た蛍光体６が平面であるため、蛍光体６の表面積を大き
くとることに限界があり、発光量を高めて効率を高める
上で不利である。
【０００９】本発明に係る平面蛍光ランプは、上記の事
情を鑑みてなされたものであり、出射光の指向性を高め
られるようにした平面蛍光ランプを提供することを目的
とする。
情を鑑みてなされたものであり、出射光の指向性を高め
られるようにした平面蛍光ランプを提供することを目的
とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の平面蛍光ランプ
は、前面ガラスパネルの内面に蛍光膜が形成され、前記
前面ガラスパネルの内面側および外面側をプリズム状に
形成したことを特徴とする。
は、前面ガラスパネルの内面に蛍光膜が形成され、前記
前面ガラスパネルの内面側および外面側をプリズム状に
形成したことを特徴とする。
【００１１】
【００１２】
【作用】前面ガラスパネルの外面側をプリズム状に加工
することにより、前面ガラスパネルの外面に到達した光
のうち、外面に対して一定の臨界角以内の入射角で入射
する光は外面で屈折して前面ガラスの前面に対して法線
方向あるいはそれに近い角度で出射するが、外面に対す
る入射角が臨界角を上回ると光は外面で前面ガラス内に
全反射し、前面ガラスの内面あるいは蛍光体で再び反射
する。そして、前面ガラスの両面で反射を繰り返す内に
外面に対して臨界角以内の入射角で入射するようになる
と前面ガラスの前方に出射する。
することにより、前面ガラスパネルの外面に到達した光
のうち、外面に対して一定の臨界角以内の入射角で入射
する光は外面で屈折して前面ガラスの前面に対して法線
方向あるいはそれに近い角度で出射するが、外面に対す
る入射角が臨界角を上回ると光は外面で前面ガラス内に
全反射し、前面ガラスの内面あるいは蛍光体で再び反射
する。そして、前面ガラスの両面で反射を繰り返す内に
外面に対して臨界角以内の入射角で入射するようになる
と前面ガラスの前方に出射する。
【００１３】更に、前面ガラスの内面側をプリズム状に
加工すれば、この内面に形成される蛍光体の表面積を平
面状の内面の場合よりも大きくできる。
加工すれば、この内面に形成される蛍光体の表面積を平
面状の内面の場合よりも大きくできる。
【００１４】
【実施例】本発明の一実施例に係る平面蛍光ランプを図
面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。
面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。
【００１５】図１の模式図に示すように、この平面蛍光
ランプの前面ガラスパネル３の外面３ｂと内面３ａとが
プリズム状に加工され、内面３ｂに順に蛍光体６とアノ
ード７が従来例と同じ手法で積層される。
ランプの前面ガラスパネル３の外面３ｂと内面３ａとが
プリズム状に加工され、内面３ｂに順に蛍光体６とアノ
ード７が従来例と同じ手法で積層される。
【００１６】この平面蛍光ランプにおいては、図２及び
図３の説明図に示すように、前面ガラスパネル３の内面
３ａ側から外面３ｂに入射する光のうち、その入射角θ
が所定の臨界角以内の光Ａは外面３ｂを透過し、ランプ
前面に対して法線方向あるいはそれに近い方向に出射さ
れる。
図３の説明図に示すように、前面ガラスパネル３の内面
３ａ側から外面３ｂに入射する光のうち、その入射角θ
が所定の臨界角以内の光Ａは外面３ｂを透過し、ランプ
前面に対して法線方向あるいはそれに近い方向に出射さ
れる。
【００１７】これに対して、前面ガラスパネル３の内面
３ａ側から外面３ｂに入射する光のうち、その入射角θ
が所定の臨界角を上回る光Ｂは、外面３ｂで前面ガラス
パネル３の内側に全反射し、他の外面３ｂや内面３ａで
の反射を繰り返し、やがて、外面３ｂのいずれかの箇所
に臨界角以内で入射するようになると、ランプ前面に対
して法線方向あるいはそれに近い方向に出射される。即
ち、図３の斜線部に示すように、ランプ前面に対して法
線方向あるいはそれに近い方向に出射される。また、前
記前面ガラスパネルの内面３ａをプリズムに形成するこ
とにより、外面３ｂで反射された光は内面３ａで大きく
乱反射するため、外面３ｂに対して臨界角以内の角度で
再入射し、ランプ前面に対して法線方向あるいはそれに
近い方向に出射される光が多くなる。
３ａ側から外面３ｂに入射する光のうち、その入射角θ
が所定の臨界角を上回る光Ｂは、外面３ｂで前面ガラス
パネル３の内側に全反射し、他の外面３ｂや内面３ａで
の反射を繰り返し、やがて、外面３ｂのいずれかの箇所
に臨界角以内で入射するようになると、ランプ前面に対
して法線方向あるいはそれに近い方向に出射される。即
ち、図３の斜線部に示すように、ランプ前面に対して法
線方向あるいはそれに近い方向に出射される。また、前
記前面ガラスパネルの内面３ａをプリズムに形成するこ
とにより、外面３ｂで反射された光は内面３ａで大きく
乱反射するため、外面３ｂに対して臨界角以内の角度で
再入射し、ランプ前面に対して法線方向あるいはそれに
近い方向に出射される光が多くなる。
【００１８】また、この前面ガラスパネル３の内面３ａ
をプリズム状に形成することにより、その表面積が投影
面積よりも大きくなり、その内面３ａに形成される蛍光
体２の表面積も大きくなる。したがって、電子の突入に
よって発光できる発光面積が大きくなり、発光効率を高
めることができる。
をプリズム状に形成することにより、その表面積が投影
面積よりも大きくなり、その内面３ａに形成される蛍光
体２の表面積も大きくなる。したがって、電子の突入に
よって発光できる発光面積が大きくなり、発光効率を高
めることができる。
【００１９】この平面蛍光ランプのその他の構成、作用
ないし効果は、上記の従来例と同様であるで、重複を避
けるため、これらの説明は省略する。
ないし効果は、上記の従来例と同様であるで、重複を避
けるため、これらの説明は省略する。
【００２０】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の平面蛍
光ランプによれば、前面ガラスパネルの外面をプリズム
状に形成することにより、ランプ前面に対し法線方向に
出射する光が増大して指向性が高められ、液晶表示装置
の背景光源のように、指向性が必要とされる光源として
最適の平面蛍光ランプが得られる。
光ランプによれば、前面ガラスパネルの外面をプリズム
状に形成することにより、ランプ前面に対し法線方向に
出射する光が増大して指向性が高められ、液晶表示装置
の背景光源のように、指向性が必要とされる光源として
最適の平面蛍光ランプが得られる。
【００２１】更に、前面ガラスパネルの内面をプリズム
状に形成することにより、内面の投影面積よりも内面及
び内面に形成される蛍光体６の面積を大きくすることが
でき、蛍光体の発光効率を高めることができる。
状に形成することにより、内面の投影面積よりも内面及
び内面に形成される蛍光体６の面積を大きくすることが
でき、蛍光体の発光効率を高めることができる。
【図１】本発明の一実施例の前面ガラスパネルの模式図
である。
である。
【図２】本発明の平面蛍光ランプの光路説明図である。
【図３】本発明の出射光の出射方向の分布を示す説明図
である。
である。
【図４】本発明の前提となる従来例の斜視図である。
【図５】本発明の前提となる従来例の断面図である。
３ 前面パネル ３ａ 内面 ３ｂ 外面 ５ 背面パネル ６ 蛍光体 ７ アノード ９、１０ メッシュ状電極 １２ カソード群 １４ 背面電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 63/06 H01J 61/00
Claims (1)
- 【請求項１】 前面ガラスパネルの内面に蛍光膜が形成
された平面蛍光ランプにおいて、 前記前面ガラスパネルの内面側および外面側をプリズム
状に形成したことを特徴とする平面蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06313593A JP3332454B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 平面蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06313593A JP3332454B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 平面蛍光ランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06260149A JPH06260149A (ja) | 1994-09-16 |
| JP3332454B2 true JP3332454B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=13220531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06313593A Expired - Fee Related JP3332454B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 平面蛍光ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3332454B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5502626A (en) * | 1994-06-17 | 1996-03-26 | Honeywell Inc. | High efficiency fluorescent lamp device |
| WO1999064912A1 (fr) | 1998-06-05 | 1999-12-16 | Seiko Epson Corporation | Source lumineuse et dispositif d'affichage |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP06313593A patent/JP3332454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06260149A (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |