JP3331665B2 - 膜分離装置 - Google Patents
膜分離装置Info
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
中空糸膜を用いた膜分離装置に関する。
分野で膜ろ過が使用されるようになった。
り多用されていたが、クロス・フロー型の膜モジュール
や定期的な逆洗操作により長期間ろ過を継続できるデッ
ドエンド型の膜モジュールの発達により、使用できる濃
度範囲が広くなった。
に逆洗を行なうデッドエンド型の膜モジュールを用いれ
ば、濁度変動があっても、使用に耐えない程のろ過速度
まで低下させることなく膜ろ過を継続させることができ
る。
膜分離するための前処理に凝集・沈殿・ろ過に代わっ
て、UF膜やMF膜で膜ろ過を行ない、前処理プロセス
を簡素化することが可能になった。
にひき揃えて平面状に配列してなる中空糸膜ユニットを
複数個積層した中空糸膜膜分離装置が知られている。
体を有した膜分離装置においては、原水は簾状の中空糸
膜ユニットの簾面に対し垂直方向に流通されるようにな
っている。
型の膜分離装置に対するこのような原水流通構造である
と、原水は、簾状に配列された中空糸膜同志の間を、い
わば中空糸膜の簾をかきわけて通り抜ける如く流通する
ようになる。そのため、原水中の濁質が中空糸膜ユニッ
トの中空糸膜にきわめて付着し易く、フラックス(透過
水量)が早期に低下し易いという問題があった。
濃度が高い原水であっても中空糸膜ユニットに対して濁
質が付着しにくい中空糸膜ユニット積層型膜分離装置を
提供することを目的とする。
中空糸膜が一方向に平行に揃えてほぼ同一面状に配列さ
れ、各中空糸膜の長手方向の両端側が合成樹脂にて結束
されてなる平盤状の中空糸膜ユニットを、複数個、各中
空糸膜ユニット間に原水流路となる間隙を介在させて積
層した中空糸膜ユニット積層体を備え、該中空糸膜ユニ
ット積層体にプレート5,6を重ね合わせてなり、前記
平盤状の中空糸膜ユニットの盤面方向で且つ中空糸膜の
長手方向と交叉方向に原水が流通されるように前記積層
体の側面に原水の出入部が形成されていることを特徴と
するものである。
配列された中空糸膜を有した平盤状中空糸膜ユニットの
盤面同志の間が原水流路となっている。そして、原水は
この原水流路に対し中空糸膜ユニット積層体の側面(中
空糸膜の延在方向と平行方向の側面)から導入され、中
空糸膜ユニットの盤面と平行方向に流れる。従って、原
水中の濁質が中空糸膜に付着しにくい。
ユニット同志の間が一定間隔で保持され、両端のポッテ
ィング部分も中央の有効ろ過部分も等間隔で構成できる
ので、従来の円筒状に構成された中空糸モジュールのよ
うに、ポッティング部分で中空糸が高密度化することが
ない。
が悪くケークが固化し、ついには膜ユニット全体を固化
させるという事態を招くことがない。
糸膜中を流れて透過水取出室に入り、そこから膜分離装
置外に取り出される。
る。第2図は実施例に係る膜分離装置に用いられる中空
糸膜ユニット1の斜視図である。多数本の中空糸膜2が
平行に引き揃えられ、平面状に配列されている。中空糸
膜2の長手方向の両端側は合成樹脂ポッティング材3,
4により固められている。なお、中空糸膜2の平面状の
引き揃え列の両端をポッティング材で固めた後、硬化し
たポッティング材3,4の外側の端面をカットすること
により、第3図の如くポッティング材3,4の端面に中
空糸膜2の先端が露出されている。
る中空糸膜ユニット1を、各ユニット1間に間隙が介在
するように複数個積層する。そして、第4図の如く、プ
レート5,6をこの中空糸膜ユニット1の積層体の上面
及び下面に重ね合わせて膜分離装置の本体部分7が構成
される。実使用される膜分離装置においては、第1図の
如く、この本体部分(積層体)7の両側面(中空糸膜2
の端面が露出している側面)にエンドキャップ8,9を
取り付け、該側面とエンドキャップ8,9内面との間を
透過水取出室とする。10,11はエンドキャップ8,
9に設けられた透過水取出口である。
空糸膜ユニット1の積層面(簾面)の間に該面と平行方
向に側面(中空糸膜の延在方向と平行方向の側面)部分
から導入される。中空糸膜2内に透過してきた透過水
は、中空糸膜2中を流れて透過水取出室に入り、透過水
取出口10,11から膜分離装置外に取り出される。
如く膜分離装置12を原水タンク13内に浸漬する。透
過水取出口10,11には配管14,15が接続され、
配管15のバルブ16を閉とし、配管14を吸引ポンプ
に接続して透過水取出室内を減圧する。
体部分7の原水出入り面に原水用エンドキャップ17,
18を取り付け、原水を膜分離装置に加圧供給するよう
にしても良い。
一列に配列されているが、本発明では中空糸膜2を第7
図の如く段差をもたせて配列しても良い。第7図では中
空糸膜2が3段に配列されているが、2段でも良い。な
お、中空糸膜が4段以上に配列されると濁質が中空糸膜
に付着し易くなるため、3段以下とするのが好ましい。
流路にスペーサを介在させても良い。
と、中空糸膜を平行に引き揃えた盤状の中空糸膜ユニッ
トの盤面と平行に原水を流通させるため、原水中の濁質
が中空糸膜に付着しにくい。従って、高濁度の原水に対
しても濁質を前除去することなく使用できる。また、中
空糸膜であるために、高圧の逆洗が可能である。なお、
中空糸膜の外表面に付着したケーク状物質は逆洗により
剥離されるが、この剥離物は一定間隔に保持された原水
流路を通して、速やかに膜ユニット外に排出できるの
で、中空糸の間を閉塞させることがない。
視図である。
面図である。
体の斜視図である。
の正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 中空糸膜が一方向に平行に揃えてほぼ同
一面状に配列され、各中空糸膜の長手方向の両端側が合
成樹脂にて結束されてなる平盤状の中空糸膜ユニット
を、複数個、各中空糸膜ユニット間に原水流路となる間
隙を介在させて積層した中空糸膜ユニット積層体を備
え、該中空糸膜ユニット積層体にプレート5,6を重ね
合わせてなり、 前記平盤状の中空糸膜ユニットの盤面方向で且つ中空糸
膜の長手方向と交叉方向に原水が流通されるように前記
積層体の側面に原水の出入部が形成されていることを特
徴とする膜分離装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記中空糸膜ユニッ
ト積層体が、前記一方向の両側面に被装され、該側面と
の間に透過水取出室を画成しているエンドキャップを備
えていることを特徴とする膜分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06840293A JP3331665B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 膜分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06840293A JP3331665B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 膜分離装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002113610A Division JP3599038B2 (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 膜分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277459A JPH06277459A (ja) | 1994-10-04 |
JP3331665B2 true JP3331665B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=13372667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06840293A Expired - Fee Related JP3331665B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 膜分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3331665B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP06840293A patent/JP3331665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06277459A (ja) | 1994-10-04 |
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