JP3331537B2 - 金属環の表面処理装置 - Google Patents

金属環の表面処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属環の表面に耐
磨耗性,潤滑性,耐食性,耐熱性,断熱性などの性質を
付与することを目的になされる表面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属環の表面処理のうち、例えば
化成処理においては、図6に示すような金網やエキスパ
ンドメタルで構成されたバレル60内に複数の金属環を
収容し、その金属環を収容した状態のバレル60を、脱
脂,水洗,表面調整,化成,水洗,乾燥の各表面処理槽
に順次移送し、金属環の表面に化成被膜を形成させる。
この化成処理が終了した後、バレル60内から金属環を
排出する。尚、これら一連の工程において、金属環をバ
レル60内に収容する作業及び金属環をバレル60から
排出する作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の金属環の化成処理の作業においては、複数の
金属環のバレル60への収容・排出作業を人手で行って
いるため、人件費が嵩み、製造コストの低廉化を図るこ
とが困難である。又、従来の金属環の化成処理作業は、
複数の金属環をランダムにバレル60内に収容している
ため、バレル60を回転・揺動させて適正な化成処理を
施そうとすると、金属環同士が衝突し、それら金属環の
表面に傷を生じ、製品の品質を損なう虞がある。更に、
従来の金属環の化成処理作業は、バレル60を順次各処
理槽に移送する際に、バレル60及び複数の金属環に付
着した処理液を充分に液切りするような工夫がされてい
ないため、次工程の処理液に前工程の処理液が混入し、
化成処理の安定性が阻害されたり、処理液の損失が多
く、ランニングコストが高いという不具合がある。
【0004】本発明は、上述した不具合を解消すること
を目的に案出されたものであり、本発明の目的は、ワー
ク保持手段への金属環の収容・排出作業を人手で行う必
要がなくなり、その人手を他の作業に振り向けることが
可能となり、人件費の削減、製造コストの低廉化を図る
ことにある。本発明の他の目的は、金属環が損傷するこ
とがなく、所望の品質の製品を得ることにある。本発明
のさらに他の目的は、表面処理液の損失を減少させ、ラ
ンニングコストの低減化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
金属環をワーク保持手段に収容し、該ワーク保持手段ご
と複数の表面処理槽に順次浸せきし、表面処理終了後に
ワーク保持手段から金属環を排出するようにした金属環
の表面処理装置において、前記複数の金属環の穴に挿通
され、これら複数の金属環を支持するワーク支持体と、
該ワーク支持体を所定の間隔で搬送するワーク供給側搬
送手段と、該ワーク供給側搬送手段からワーク支持体を
受け取り、表面処理中は金属間同士が衝突しないように
複数のワーク支持体を保持する一方、表面処理終了後は
ワーク支持体を排出するワーク保持手段と、該ワーク保
持手段から排出されたワーク支持体を所定の間隔で搬送
するワーク排出側搬送手段とを備えたことを特徴とする
金属環の表面処理装置が提供される。
【0006】本発明の金属環の表面処理装置は、好適に
は、前記ワーク保持手段が、一方に回転している際には
前記ワーク支持体を収容・保持する一方、逆方向に所定
角度回転すると前記ワーク支持体を排出する軌道溝を備
えている。
【0007】本発明の金属環の表面処理装置は、好適に
は、前記表面処理槽内に浸せきした前記ワーク保持手段
を回動させる表面処理用駆動手段が前記表面処理槽内に
配置されている。
【0008】本発明の金属環の表面処理装置は、好適に
は、前記ワーク保持手段を保持し、該ワーク保持手段を
前記各表面処理槽へ順次移動させる処理槽間移動手段
と、該処理槽間移動手段に取り付けられ、ワーク保持手
段を表面処理槽から引き上げた状態で回動させる液切り
手段とを備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して詳述する。本実施の形態に係る金属環の表
面処理装置1は、図1〜図5に示すように、供給側ベル
トコンベヤ2、バレル3、駆動ローラ4、排出側ベルト
コンベヤ5、吊り上げ装置6等を備えてなっている。以
下、これら構成部分ごとに分けて詳述する。尚、金属環
7の表面処理のうち、化成処理を例に採って説明する。
【0010】供給側ベルトコンベヤ 先ず、化成処理の対象となる金属環7をバレル(ワーク
保持手段)3に供給する供給側ベルトコンベヤ(ワーク
供給側搬送手段)2について説明する。図1および図2
に示すように、複数の金属環7の穴7aに丸棒(ワーク
支持体)8を挿通し、それら複数の金属環7を丸棒8で
支持する。そして、その丸棒8の両端部を供給側ベルト
コンベヤ2のレール10,10上に所定の間隔で載せる
ようになっている。供給側ベルトコンベヤ2は、図外の
モータで駆動されるベルト11の外周側に複数のアタッ
チメント12を所定の間隔で取り付けてあり、このアタ
ッチメント12により丸棒8をレール10に沿って搬送
するようになっている。又、この供給側ベルトコンベヤ
2は、レール10,10の外側にそれぞれ案内板13を
取り付けてあり、これら案内板13,13が丸棒8の幅
方向(図2中左右方向)へのずれを防止すると共に、レ
ール10と協働して丸棒8の搬送を案内する。そして、
レール10の図1中右端部には、徐徐に下がるように傾
斜する傾斜面14を形成してある。その結果、複数の金
属環7を支持する丸棒8は、ベルト11の図1中右端部
まで搬送されると、自重で傾斜面14を滑り落ちる。そ
して、その丸棒8は、バレル3の軌道溝15に収容され
る。
【0011】バレル バレル3は、図1に示すように、供給側ベルトコンベヤ
2の右側端部に隣接させて配置してあり、軌道溝15を
周方向に4カ所等間隔で(90度ごとに)形成してあ
る。そして、このバレル3は、駆動ローラ16により図
1中A方向に90度ごとに回動させられ、その軌道溝1
5内に順次丸棒8を収容する。尚、バレル3の回動速度
は、供給側ベルトコンベヤ2の搬送速度を考慮して決定
する。
【0012】次に、このバレル3の構成の詳細を図3
(a)〜(c)に基づき説明する。バレル3は、図3
(a)に示すように、左右一対の円板状の内盤17,1
7を所定の間隔をもって軸18に固定し、これら内盤1
7,17の外側に軸20を介して円板状の外盤21,2
1を取り付けてある。尚、バレル3は、その一対の内盤
17,17同士の間隔が供給側ベルトコンベヤ2の一対
のレール10,10同士の間隔に大略合致するようにな
っており、又、その一対の外盤21,21同士の間隔が
供給側ベルトコンベヤ2の案内板13,13同士の間隔
に大略合致するようになっている。バレル3の内盤17
には、前記した軌道溝15を形成してある。従って、供
給側ベルトコンベヤ2により搬送されてきた丸棒8は、
内盤17の軌道溝15に収容・保持されると共に、外盤
21によりその幅方向位置が規制され、バレル3が図3
(b)のA方向に回動する間、バレル3から脱落するこ
とがない。軌道溝15は、図3(b)に示すように、供
給側ベルトコンベヤ2の傾斜面14と同様の傾斜面22
を備えた第1の溝部23と、これに続いて下側に湾曲す
る第2の溝部24と、この第2の溝部24に続いて下側
逆方向に湾曲する第3の溝部25と、この第3の溝部2
5に続いて図中右方向に略直線状に延びる第4の溝部2
6と、この第4の溝部26に続いて上方湾曲する半円状
の第5の溝部27と、からなっている。この軌道溝15
は、図3(b)に示すように、A方向に回動している間
はその溝15内に丸棒8を収容・保持するが、B方向に
回動するとC点位置で丸棒8を自動的に排出する。即
ち、図3(b)に示すように、4個の丸棒8をそれぞれ
S1〜S4とすると、バレル3が図中B方向に回動する
と、先ずS4が180度回動してC点に至ると排出さ
れ、その後更にバレル3が90度回動するごとに順次S
3、S2、S1の順で排出される(図4参照)。外盤2
1は、図3(c)に示すように、内歯車28を形成して
あり、駆動ローラ(表面処理用駆動手段)4から回動力
を付与されるようになっている(図3(a)参照)。
尚、内歯車28は、後述する吊り上げ装置6の歯車43
と噛み合うようになっている(図5参照)。
【0013】駆動ローラ 次いで、各表面処理槽30内に配置されて、バレル3を
回動させる駆動ローラ(表面処理用駆動手段)4につい
て説明する。図3(a)及び図3(c)において、駆動
ローラ4を構成する一方のローラを図外のモータに連繋
し、その一方のローラと他方のローラとをベルト4aで
連繋して、これらローラでバレル3をA方向へ回動させ
る。このように、表面処理槽30内において、駆動ロー
ラ4によりバレル3を回動させると、金属環7がバレル
3の軌道溝15内に収容・保持された丸棒8に支持され
て回転・揺動することとなり、金属環7が均一に処理液
に接触し、金属環7が適正に表面処理される。このよう
に金属環7が均一に表面処理されると、従来技術に比較
して格段に製品品質が向上する。
【0014】排出側ベルトコンベヤ 次いで、化成処理が終了し、バレル3から排出された金
属環7を受け取る排出側ベルトコンベヤ(ワーク排出側
搬送手段)5について説明する。図4は、この排出側ベ
ルトコンベヤ5を示すものであり、その基本的構成は前
記供給側ベルトコンベヤ2と同様であるが、以下の点に
おいて供給側ベルトコンベヤ2と相違する。即ち、排出
側ベルトコンベヤ5は、バレル3の停止位置(C点)に
おいて、バレル3の軌道溝15の傾斜面14と合致する
ような傾斜面(図4中右下がりの傾斜面)31をレール
32に形成してあり、この排出側ベルトコンベヤ5のレ
ール32上面の方が供給側ベルトコンベヤ2のレール1
0上面よりも下方に位置している(図1と図4参照)。
この排出側ベルトコンベヤ5は、バレル3から排出され
る金属環7(丸棒8)をベルト33に取り付けたアタッ
チメント34で順次(所定間隔で)図中右方向に搬送す
る。
【0015】吊り上げ装置 次いで、バレル3を吊り上げて各表面処理槽30へ順次
移動させる吊り上げ装置(処理槽間移動手段)6につい
て説明する。図5は、本実施の形態に係る吊り上げ装置
6を示すものである。このうち、図5(a)は、吊り上
げ装置6の正面図であり、図5(b)は、吊り上げ装置
6の一部を切り欠いて示す側面図であり、共にバレル3
を吊り上げた状態を示している。これらの図において、
吊り上げ装置6は、支持軸40の両端部にそれぞれ保持
体41,41を軸方向(図中左右方向)にスライド可能
に取り付けると共に、支持軸40の下部に保持体41,
41をスライドさせるシリンダ42,42を取り付けて
ある。保持体41の図中下端部には、バレル3の内歯車
28に噛み合う歯車43,43を軸44,44を介して
回動可能に支持してある。そして、これら歯車43,4
3のうちの一方の歯車43は、支持軸40の一端に固定
したモータ45により回動させられ、バレル3をA方向
に回動させるようになっている。尚、モータ45は、チ
ェーン又はベルト等の巻掛け伝動機構46を介して歯車
43に連繋してある。又、支持軸40は、基板47に取
り付けた吊り上げ用シリンダ48の一端に固定してあ
り、この吊り上げ用シリンダ48により吊り上げ又は吊
り下げ作動させられる。尚、吊り上げ用シリンダ48の
両側には、支持軸40が円滑に上下動するように、支持
軸40の移動を案内するガイド軸50,50を取り付け
てある。基板47は、その両サイドに車輪51を取り付
けてあり、その車輪51をレール52に載せてある。こ
の基板47は、外部駆動手段(図示せず)に連繋してあ
り、その外部駆動手段からの駆動力を受け、レール52
に沿って移動できるようになっている。
【0016】吊り上げ装置6の作動について説明する。
この吊り上げ装置6は、バレル3を表面処理槽30から
取り出し、次の表面処理槽30へ移動させる場合、先
ず、シリンダ42で保持体41を図5(b)の左右方向
に拡げ、次に吊り上げ用シリンダ48により支持軸40
を所定位置まで降下させる。シリンダ42で保持板41
を引き寄せ、歯車43をバレル3の内歯車28に噛み合
わせる。その後、吊り上げ用シリンダ48により支持軸
40及びバレル3を所定位置まで吊り上げ、バレル3を
表面処理槽30の上方に取り出す。モータ45を駆動さ
せ、巻掛け伝動機構46,歯車43を介してバレル3を
図5(a)のA方向に回動させる。これにより、バレル
3に収容された金属環7も丸棒8に支持された状態で回
動し、表面処理用の液体の液切りが行われる。尚、モー
タ45,巻掛け伝動機構46,歯車43によりバレル3
を回動させる液切り手段49が構成される。金属環7及
びバレル3の液切りが充分に行われると、基板47を外
部駆動手段によりレール52に沿って移動し、次の表面
処理槽30の上部で停止させる。吊り上げ用シリンダ4
8により支持軸40を降下させ、バレル3を表面処理槽
30内の駆動ローラ4の上に載せる。その後、シリンダ
42を作動させて保持板41を支持軸40の軸端側へ移
動させ、歯車43と内歯車28の係合を解除する。吊り
上げ用シリンダ48により支持軸40を表面処理槽30
の上部に吊り上げる。その後、表面処理槽30内におい
て、駆動ローラ4がバレル3を回動させ、適正な表面処
理が行われる。
【0017】以上のような本実施の形態によれば、丸棒
8で支持された金属環7を供給側ベルトコンベヤ2によ
り自動的にバレル3に送り込むことができると共に、化
成処理が済んだ金属環7(丸棒8)がバレル3から排出
されると、その金属環7(丸棒8)を排出側ベルトコン
ベヤ5により自動的に排出方向に搬送することができる
ため、バレル3への金属環7の収容・排出作業を人手で
行う必要がなくなり、その人手を他の作業に振り向ける
ことが可能となり、人件費の削減、製造コストの低廉化
を図ることができる。又、本実施の形態によれば、複数
の金属環7を丸棒8で支持し、その丸棒8をバレル3に
形成した軌道溝15内に収容・保持することにより、複
数の丸棒8に支持された金属環7,7同士が化成処理中
において衝突しないようになっているため、化成処理中
のバレル3の回動により金属環7が損傷することがな
く、所望の品質の製品を得ることができる。又、本実施
の形態によれば、表面処理槽30内において、バレル3
が駆動ローラ4によって回動させられるようになってい
るため、化成処理中は、バレル3の回動に伴って金属環
7が回転・揺動し、金属環7が表面処理液に均等に接触
して、適正な化成処理が行われる。又、本実施の形態に
よれば、バレル3を次の表面処理槽30に移動させる場
合、吊り上げ装置6によりバレル3を表面処理槽30か
ら取り出した状態で回動させることにより、バレル3に
収容した金属環7をも回動させて、金属環7及びバレル
3に付着した表面処理液の液切りを充分にできるため、
前の表面処理槽30の液体が次の表面処理槽30の液体
に混入するのを抑え、長期に亘る適正な化成処理が可能
となる。又、本実施の形態によれば、上記したような充
分な液切りにより、表面処理液を所定の表面処理槽30
に戻すので、表面処理液の損失を減少させ、ランニング
コストの低減化を図ることができる。
【0018】尚、本実施の形態は、化成処理を例に採っ
て説明したが、めっき作業等にも応用することができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、ワーク支持体で支持された金属環をワーク供給側搬
送手段により自動的にワーク保持手段に送り込むことが
できると共に、表面処理が済んだ金属環がワーク保持手
段から排出されると、そのワーク支持体で支持された金
属環をワーク排出側搬送手段により自動的に排出方向に
搬送することができるため、ワーク保持手段への金属環
の収容・排出作業を人手で行う必要がなくなり、その人
手を他の作業に振り向けることが可能となり、人件費の
削減、製造コストの低廉化を図ることができる。又、本
発明は、複数の金属環をワーク支持体で支持し、そのワ
ーク支持体をワーク保持手段の軌道溝内に収容・保持す
ることにより、複数のワーク支持体に支持された金属環
同士が表面処理中において衝突しないようになっている
ため、表面処理中のワーク保持手段の回動により金属環
が損傷することがなく、所望の品質の製品を得ることが
できる。又、本発明は、表面処理槽内において、ワーク
保持手段が表面処理用駆動手段によって回動させられる
ようになっているため、表面処理中において、ワーク保
持手段の回動に伴って金属環が回転・揺動し、金属環が
表面処理液に均等に接触して、適正な化成処理が行われ
る。又、本発明は、ワーク保持手段を次の表面処理槽に
移動させる場合、処理槽間移動手段によりワーク保持手
段を表面処理槽から取り出した状態で回動させることに
より、ワーク保持手段に収容した金属環をも回動させ
て、金属環及びワーク保持手段に付着した表面処理液の
液切りを充分にできるため、前の表面処理槽の液体が次
の表面処理槽の液体に混入するのを抑え、長期に亘る適
正な表面処理が可能となる。又、本発明は、上記したよ
うな充分な液切りにより、表面処理液を所定の表面処理
槽に戻すので、表面処理液の損失を減少させ、ランニン
グコストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係る供給側ベル
トコンベアとバレルの関係状態図である。
【図2】図2は供給側ベルトコンベアの要部拡大側面図
(図1のY1方向矢視図)である。
【図3】図3は本発明の一実施の形態に係る排出側ベル
トコンベアとバレルの関係状態図である。
【図4】図4は本発明の一実施の形態に係るバレルの詳
細説明図である。
【図5】図5は本発明の一実施の形態に係る吊り上げ装
置の詳細図であって、図5(a)は吊り上げ装置の正面
図であり、図5(b)は一部を切り欠いて示す吊り上げ
装置の側面図である。
【図6】図6は従来のバレルの側面図である。
【符号の説明】
1 金属環の表面処理装置 2 供給側ベルトコンベヤ(ワーク供給側搬送手
段) 3 バレル(ワーク保持手段) 4 駆動ローラ(表面処理用駆動手段) 5 排出側ベルトコンベヤ(ワーク排出側搬送手
段) 6 吊り上げ装置(処理槽間移送手段) 7 金属環 8 丸棒(ワーク支持体) 15 軌道溝 30 表面処理槽 43 歯車(液切り手段) 45 モータ(液切り手段) 46 巻掛け伝動機構(液切り手段) 49 液切り手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 22/00 - 22/86

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の金属環をワーク保持手段に収容し、
    該ワーク保持手段ごと複数の表面処理槽に順次浸せき
    し、表面処理終了後にワーク保持手段から金属環を排出
    する金属環の表面処理装置において、 前記複数の金属環の穴に挿通され、これら複数の金属環
    を支持するワーク支持体と、 該ワーク支持体を所定の間隔で搬送するワーク供給側搬
    送手段と、 該ワーク供給側搬送手段からワーク支持体を受け取り、
    表面処理中は金属間同士が衝突しないように複数のワー
    ク支持体を保持する一方、表面処理終了後はワーク支持
    体を排出するワーク保持手段と、 該ワーク保持手段から排出されたワーク支持体を所定の
    間隔で搬送するワーク排出側搬送手段とを備えたことを
    特徴とする金属環の表面処理装置。
  2. 【請求項2】前記ワーク保持手段が、一方に回転してい
    るとき前記ワーク支持体を収容・保持する一方、逆方向
    に所定角度回転すると前記ワーク支持体を排出する軌道
    溝を備えたことを特徴とする請求項1記載の金属環の表
    面処理装置。
  3. 【請求項3】前記表面処理槽内に浸せきした前記ワーク
    保持手段を回動させる表面処理用駆動手段が前記表面処
    理槽内に配置されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の金属環の表面処理装置。
  4. 【請求項4】前記ワーク保持手段を保持し、該ワーク保
    持手段を前記各表面処理槽へ順次移動させる処理槽間移
    動手段と、 該処理槽間移動手段に取り付けられ、ワーク保持手段を
    表面処理槽から引き上げた状態で回動させる液切り手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載
    の金属環の表面処理装置。
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