JP3331489B2 - 対向ピストン形圧縮機 - Google Patents

対向ピストン形圧縮機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガス流体を圧縮す
るための圧縮機、特に超小型のジュールトムソン膨張式
等の冷凍機や携帯型の塗装等に用られる対向ピストン形
圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からクランクシャフト駆動式のピス
トン型ガス圧縮機やリニアモータ駆動式の1段圧縮型ガ
ス圧縮機は市販されている。またピストン型ガス圧縮機
などを複数連結して、より高いガス圧力を得るための多
段圧縮機も公知である。しかしながら、いずれも比較的
容量が大きく、携帯型や超小型のものに関しては、余り
その例を見ない。この理由は、前者にあってはクランク
シャフト機構が比較的に小型に構成し難いこと、ピスト
ンの形状そのものがコンロッド小端部との関係で、小型
にしにくいこと、騒音や機械振動が大きいこと、また、
後者にあってはなかなか圧力を高く成し得ないことなど
からである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】市販されているリニア
モータ駆動式の1段圧縮型のガス圧縮機は、コンパクト
であるが作動流体(以後、流体という)が空気でも、大
気圧から3気圧(絶対圧力)以上に効率よく圧縮するこ
とは困難であった。特に、ペンキ塗装、自動車のタイヤ
や空気ブレーキの空気供給用にするためには吐出圧力が
低く使用不能であった。また、長い配管が必要な浄化槽
などでも流量不足になりがちであり、且つ単気筒であっ
たため、機械振動や騒音の発生が非常に大きかった。本
発明は、上記欠陥をなくした圧縮機であり、同一寸法の
凸型形状の2本のピストンを対向型に配置し、双方が同
期的に各複動で圧縮仕事をするため力学的なバランスが
良く、極めて低振動(本体側面で2〜3ミクロン程度)
・低騒音(60db以下)で高信頼度であり、且つ、単
純な構造で部品数が少なく、ほぼ2組の共通部品から構
成され、部品類が同心軸上に加工組立されるため機械精
度が高くできることから、安価で且つ安定した性能と騒
音や機械振動の少ない小型ガス圧縮機を提供するところ
にその目的がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、同心軸上で往
復動手段により同期的に往復運動を与えられる2個の凸
型可動ピストンを、その比較的直径の小さい頂端部が同
心軸上で互いに対向するように配設し、該頂端部と該頂
端部が嵌合する固定シリンダとで囲まれた部分により中
圧を高圧に圧縮するための高圧圧縮空間部を形成し、ま
た、前記2個の凸型可動ピストンの比較的直径の大きな
底端部の内側に各中圧用シリンダを形成し、該中圧用シ
リンダとで低圧を中圧に圧縮するための各中圧圧縮空間
部を形成するため、該中圧用シリンダとそれぞれ嵌合す
る2個の凸型固定ピストンを設け、該2個の凸型固定ピ
ストンには低圧吸入口に連なる低圧吸入弁および中圧吐
出口用一方弁を有する中圧吐出口を各々備えており、該
中圧吐出口用一方弁に連通した中圧通路を流れる中圧流
体をまとめるための中圧バッファタンクを有する吸入部
プラグを備えており、且つ、該中圧バッファタンクに導
入された中圧流体を前記高圧圧縮空間部に導入する中圧
吸入弁を備え、更に前記高圧圧縮空間部より高圧流体を
吐出する高圧吐出弁と、高圧バッファタンクと高圧吐出
口を有する高圧部プラグを備えたことを特徴とする対向
ピストン形圧縮機によりこれを解決しようとするもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の構成は主として本体、2
個の凸型可動ピストン2、2個の凸型固定ピストン3、
吸入部プラグ14、高圧部プラグ20、往復動手段、弾
性支持手段および各種弁よりなり、これらにより2つの
中圧圧縮空間部6および1つの高圧圧縮空間部5とこれ
らを連通する流体通路を形成し、該中圧圧縮空間部と高
圧圧縮空間部による2段圧縮型の高効率のガス圧縮機を
構成するものである。
【0006】本発明の構成の詳細を本発明の1実施例の
断面図を示す図1、2、3、4及び5により以下説明す
る。圧縮機1の本体12は、その外周部に冷却フィン3
4を有し、長手方向中央部の中心に固定シリンダ4を構
成しており、該固定シリンダ4を構成する部分121の
直径方向に対称の位置に、吸入部プラグ14と中圧吸入
弁16および高圧部プラグ20と高圧吐出弁19を内蔵
しており、軸方向両サイド内径123は各同心的に外部
に開放するバックスペース部を構成している。内径12
3にはオイルフリー摺動材によるスリーブまたはコーテ
ィング122が設けられている。また内径123、スリ
ーブまたはコーティング122を貫通し固定シリンダ4
と各中圧吸入弁16、高圧吐出弁19間を連通する流体
通路17、18が設けられている。前記往復動手段がリ
ニアモータである場合には内径123にリニアモータの
ステータ部が固定される。前記中圧吸入弁16および高
圧吐出弁19はコンパクトな一方弁であればなんでも良
いが、リード弁を使用するもの、球/スプリングを使用
するものなどが適している。本体12の材料は主として
Al合金が使用される。
【0007】前記2個の凸型可動ピストン2は、その比
較的直径の小さい頂端部201と比較的直径の大きな底
端部202を有しており、該頂端部は前記固定シリンダ
4に嵌合する可動ピストン部203を、また該底端部2
02の内部は可動シリンダ部204を形成する。また該
底端部の外周部205は前記往復動手段がリニアモータ
である場合にはリニアモータのアマチュア部として構成
される。凸型可動ピストンの材料は主としてAl合金が
使用される。更に各圧縮部におけるガスタイトの問題は
本願発明の効率に直接影響するものであり、ピストンと
シリンダ間、特に凸型可動ピストン2のピストン部20
1と前記固定シリンダ4との嵌合スキマは必要最小限度
におさえられる必要がある。このためにはピストン部2
01と固定シリンダ4の精密な嵌合精度が要求される。
嵌合スキマは0.005〜0.015mm程度で精密に
仕上げられることが必要である。ピストン部201にラ
ビリンスシール又はシールリング溝30を設けシールリ
ング31を挿入してガスタイトの向上を図ることもでき
る。この場合シールリングはオイルフリー形のシールリ
ングであり、材料として充填材入りの4弗化エチレン樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂などを使用する。
【0008】2個の凸型固定ピストン3はその固定ピス
トン部301とフランジ部302からなっており、固定
ピストン部301の外周は前記凸型可動ピストン2の可
動シリンダ部204の内径に嵌合している。固定ピスト
ン部301の内部には中圧圧縮空間部6へ流体を供給す
るための低圧吸入口9および中圧圧縮空間部6で圧縮加
圧された中圧流体を導く中圧吐出口10が設けられてい
る。この中圧吐出口10はそれに連なる中圧吐出口一方
弁11および通路308、310を経て前記吸入部プラ
グ14に連通される。中圧吐出口一方弁11はコンパク
トな一方弁であればなんでも良いが、球/スプリングを
使用するものが適している。また低圧吸入口9は外部
(図示せず)のフィルタ、サ−ジタンク、一方弁を経由
した低圧流体の配管に接続される。309は通路308
の加工のための孔のめくら栓である。前記本体12とは
Oリング26により十分シールされるよう、嵌合部30
6にてり嵌合し、ねじなどにより係合される。313は
リニアモータのコイルへの導線312のためのハーメチ
ックシールである。
【0009】前記往復動手段としては、電磁誘導式や同
期式のリニアモータが最も適している。リニアーモータ
ー用のコイル、ヨーク、永久磁石等からなるステータ部
7を前記本体12の内径123に固定し、それに対応す
る位置の凸型可動ピストン2の底端部の外周部205に
コイル23等を巻き付けてリニアーモータのアマチュア
部とし、交番電流を流すことにより、凸型可動ピストン
2をステータ部7に対し、交番周波数に応じた往復運動
即ち、中圧圧縮空間部6および高圧圧縮空間部5におけ
る圧縮運動を与える。交番周波数は圧縮比や流体の比熱
比にもよるが、Heガスで20気圧以上の圧力を期待す
る場合は、インバータにより20−30Hz程度とする
が、通常は商業電源による50または60Hzを利用す
るのが経済的である また往復動手段として、2個の電磁マグネットを利用し
て、これに交番的に電流を流し凸型可動ピストン2に往
復運動を与える方式も使用可能である。
【0010】前記往復運動をスムースに与えるために凸
型可動ピストン2を弾性支持手段により指示する。該弾
性支持手段は凸型可動ピストン2に軸心に対しアンバラ
ンスなスラスト荷重が加えられないことが重要であり、
図7、8に示されるような金属、プラスチック、複合材
料等で製作された同心軸状の円板状ばねが適している。
図8のごとき波板状ばねの場合には固定シリンダ側バッ
ク スペース24および固定ピストン側バック スペー
ス 25間において凸型可動ピストン2の往復運動によ
る損失仕事が発生しないようにしなければならない。こ
のために、連通路36を設け、この連通路36を流体を
出入りさせることにより、前記損失仕事の発生を防止す
る。図8においては連通路36は円板状ばねの中に設け
られているが、バック スペース24および25間のみ
を連通するものであれば、何処に設けられていても良
い。
【0011】また、図7に示される円板状ばねは通常音
響用のダイナミックスピーカーのコーン部に用いられて
いる中心軸が周方向にずれにくい渦巻き形状円板状ばね
である。これは円板状ばね材に渦巻き状に3本のスリッ
トを入れたものであり波板状ばねに比較してフレキシビ
リティーが高い。この場合は上記の連通路36は該スリ
ットで代用される。
【0012】該弾性支持手段をコイルスプリングにする
ことは経済的で好ましい。コイルスプリングは凸型可動
ピストン2の頂端部側のコイルスプリング28と底端部
側のコイルスプリング29よりなり、この両者のバラン
スのとれた形で配設される。座281、282および2
91、292はコイルスプリング28とコイルスプリン
グ29の各位置を固定するための座である。この場合凸
型可動ピストン2が円周方向に回動しないように回り止
めを備えることが望ましい。
【0013】図10および図1を参考として、流体の流
れを中心に本願発明の作用を説明する。図1では凸型可
動ピストン2の位置は上死点即ち圧縮終りの点にある状
態で、高圧圧縮空間部5の容積は最小となっている。こ
の状態での2つの凸型可動ピストン間の隙間は約0.1
〜1mm程度であり、圧縮仕様(流体種類、使用圧力、
流量など)により決定される。この上死点において高圧
の流体は吐出過程を終了し、次に吸入過程に向かう。こ
の上死点の位置において該2つの凸型可動ピストンの反
対側に構成されている中圧圧縮空間部6の容積は最大と
なっており、低圧流体の吸入を終了し圧縮過程に向かう
位置を示している。
【0014】往復動手段により2つの凸型可動ピストン
2は同期的に離れる方向に移動し、前記高圧圧縮空間部
5の容積を増加させて中圧流体を吸入すると同時に前記
中圧圧縮空間部6の容積を減少させて低圧流体を圧縮
し、予め中圧吐出口一方弁により圧力設定された中圧流
体を吐出する。往復運動の最終振幅位置においてこの過
程は終了する。
【0015】図10より流体の流れとしては、低圧の流
体は、外部より別途に設けられたフィルタa、サ−ジタ
ンクbを経て分岐された配管cより本願発明の圧縮機の
2つの低圧吸入口9より吸入弁d(図示されていない)
を介して圧縮部eである中圧圧縮空間部6に導入され圧
縮される。予め一方弁fにより圧力設定された圧力まで
圧縮された中圧流体は配管により本体12の冷却フィン
などによる放熱器gで放熱され、吸入部プラグ14に設
けられた中圧のバッファタンクiに蓄積され、一方弁j
を経て1つの圧縮部kである高圧圧縮空間部16により
圧縮される。圧縮された流体は一方弁lにより予め圧力
設定された高圧流体として外部に吐出される。
【0016】即ち、2つの中圧圧縮空間部6は、吸入、
圧縮、吐出を同位相で行い、更に1個の高圧圧縮空間部
5は中圧圧縮空間部6とは180度の位相差をもって吸
入、圧縮、吐出の行程を行う。このため同心軸上で2つ
の凸型可動ピストン2が同期的に、それぞれ複動で同じ
仕事量をバランスよく行うため、ピストン部201が固
定シリンダ4に触れる接触圧は極めて小さく、振動の発
生は極めて小さい。また単純で同形状であり、部品数も
少ないリニアーモータで行うことにより振動騒音の発生
は極めて少なくなる。
【0017】上記作用を行うための本願発明における主
な仕様は次のとおりである。a)作動流体:空気、窒
素、アルゴン、ヘリウム、ネオンその他混合気体b)吐
出圧力:3〜20気圧 c)往復動周波数:10〜60Hz d)往復動振幅: 3〜10mm e)凸型可動ピストン頂端部直径:10〜25mm なお、往復動周波数については、ヘリウムで20気圧の
仕様に対しては20Hz前後を必要とし、商業周波数5
0、60Hzよりインバータにより与えられる。また2
つの凸型可動ピストン間の上死点における隙間量につい
ては0.1〜1mmが設計上適当である。
【0018】本願発明の圧縮機においては、各種抵抗に
よる影響による凸型可動ピストンの振幅や上死点隙間量
を正確に測定されていることが必要である。このため、
予め実機による実験にて図6に示されるような電磁形変
位測定器により往復動変位量を測定する。32は凸型可
動ピストンの底部208に取り付けられた電磁形変位測
定器用の磁性体ピン、33は凸型固定ピストンの頂部3
04に内蔵される電磁形変位測定器用のソレノイドであ
る。実用においては、この電磁形変位測定器は取り外さ
れている。
【0019】
【発明の効果】本願発明の対向ピストン形圧縮機は、従
来のクランクシャフト式の2段圧縮機よりも部品数が極
めて少なく、また2組の同形状・同寸法の部品が用いら
れる単純構造のため、高精度での加工組立が容易で安価
に製造可能であり、同一寸法の凸型形状の2本のピスト
ンを対向型に配置し,双方が複動で圧縮仕事をするため
力学的なバランスが良く、極めて低振動(本体側面で2
〜3ミクロン程度)・低騒音(60db以下)で高信頼
度を保証する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の一側面図である。
【図3】本発明の一実施例の凸型可動ピストンの断面図
である。
【図4】本発明の一実施例の凸型固定ピストンの断面図
である。
【図5】本発明の一実施例の本体部分の断面図である。
【図6】本発明に使用される一弾性支持手段の平面図で
ある。
【図7】a 本発明に使用される他の弾性支持手段の平
面図である。b 本発明に使用される他の弾性支持手段
のA−A線における断面図である。
【図8】本発明に弾性支持手段にコイルスプリングを使
用し、凸型固定ピストン部にシールリングを適用した場
合の一部断面概念図である。
【図9】本発明に往復動変位測定器を取り付けた状態を
示す一部断面概念図である。
【図10】本発明における圧縮流体の作動流れを示す説
明図である。
【符号の説明】
1 対向ピストン形圧縮機 2 凸型可動ピストン 3 凸型固定ピストン 4 固定シリンダ 5 高圧圧縮空間部 6 中圧圧縮空間部 7 リニアモータ ステータ 8 弾性支持手段 9 低圧吸入口(吸入弁は図示せず) 10 中圧吐出口 11 中圧吐出口一方弁 12 本体 13 中圧通路 14 吸入部プラグ 15 中圧バッファタンク 16 中圧吸入弁 17 中圧吸入通路 18 高圧吐出通路 19 高圧吐出弁 20 高圧プラグ 21 高圧バッファタンク 22 高圧吐出口 23 リニアモータ用電磁コイル 24 固定シリンダ側バックスペース 25 固定ピストン側バックスペース 26 O−リング 27 O−リング 28 コイルスプリング(1) 29 コイルスプリング(2) 30 シールリング溝 31 シールリング 32 変位測定用磁性体ピン 33 変位測定用検出部 34 冷却フィン 35 止めねじ 36 連通路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−675(JP,A) 特開 平4−209978(JP,A) 特開 平4−143554(JP,A) 特開 平2−294570(JP,A) 特開 昭55−125371(JP,A) 特開 昭55−49804(JP,A) 特開 昭60−209676(JP,A) 特開 平3−9088(JP,A) 特開 平9−144650(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/02 F04B 25/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心軸上で往復動手段により同期的に往
    復運動を与えられる2個の凸型可動ピストンを、その比
    較的直径の小さい頂端部が同心軸上で互いに対向するよ
    うに配設し、該頂端部と該頂端部が嵌合する固定シリン
    ダとで囲まれた部分により中圧を高圧に圧縮するための
    高圧圧縮空間部を形成し、また、前記2個の凸型可動ピ
    ストンの比較的直径の大きな底端部の内側に各中圧用シ
    リンダを形成し、該中圧用シリンダとで低圧を中圧に圧
    縮するための各中圧圧縮空間部を形成するため、該中圧
    用シリンダとそれぞれ嵌合する2個の凸型固定ピストン
    を設け、該2個の凸型固定ピストンには低圧吸入口に連
    なる低圧吸入弁および中圧吐出口用一方弁を有する中圧
    吐出口を各々備えており、該中圧吐出口用一方弁に連通
    した中圧通路を流れる中圧流体をまとめるための中圧バ
    ッファタンクを有する吸入部プラグを備えており、且つ
    該中圧バッファタンクに導入された中圧流体を前記高圧
    圧縮空間部に導入する中圧吸入弁を備え、更に前記高圧
    圧縮空間部より高圧流体を吐出する高圧吐出弁と、高圧
    バッファタンクと高圧吐出口を有する高圧部プラグを備
    えたことを特徴とする対向ピストン形圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記往復動手段が、前記2個の凸型可動
    ピストンの比較的直径の大きな部分にコイル又は/及び
    永久磁石を取り付けてリニアモータのアマチュアとし、
    本体の内面側に該アマチュアと対向して同心に設けられ
    たソレノイド又は/及び永久磁石をリニアモータのステ
    ータ部とするリニアモータであることを特徴とする請求
    項1記載の対向ピストン形圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記2個の凸型可動ピストンが弾性支持
    手段により支持されていることを特徴とする請求項1又
    は2項に記載の対向ピストン形圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記2個の凸型可動ピストンの直径は1
    0〜25mmであることを特徴とする請求項1乃至3項
    のいずれか1項に記載の対向ピストン形圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記往復運動のサイクル数は10〜60
    Hz、振幅は3〜10mmであることを特徴とする請求
    項1乃至4項のいずれか1項に記載の対向ピストン形圧
    縮機。
  6. 【請求項6】 前記弾性支持手段は円板状ばねであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の対向ピストン形圧縮
    機。
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