JP3331473B2 - 車両構成要素衝撃試験のための装置、方法および再使用可能模型構造物 - Google Patents

車両構成要素衝撃試験のための装置、方法および再使用可能模型構造物

Info

Publication number
JP3331473B2
JP3331473B2 JP50263295A JP50263295A JP3331473B2 JP 3331473 B2 JP3331473 B2 JP 3331473B2 JP 50263295 A JP50263295 A JP 50263295A JP 50263295 A JP50263295 A JP 50263295A JP 3331473 B2 JP3331473 B2 JP 3331473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model structure
friction
impact
vehicle
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP50263295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08511626A (ja
Inventor
レ マーリオ ダ
Original Assignee
フィアット オート エッセ ピ ア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フィアット オート エッセ ピ ア filed Critical フィアット オート エッセ ピ ア
Publication of JPH08511626A publication Critical patent/JPH08511626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3331473B2 publication Critical patent/JP3331473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/0078Shock-testing of vehicles

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、車両構成要素、とくに、フロントクロス
メンバ、エンジン支持フレーム等のような車ボディまた
は構造物のフロント耐荷重構成要素の機械的性能を、全
破壊しないで衝撃試験するための装置に関するものであ
る。
この発明は、また、上記装置を用いる試験方法および
装置の主要部分を構成する再使用可能な折畳み式模型構
造物に関し、模型構造物は、試験構成要素を受け入れる
ように設計され、現存するフロント車ボディアッセンブ
リを正確に模擬することにより、標準的衝撃試験に備え
るものである。
背景技術 市場に新型モデルが送り出される前、または、現存モ
デルの耐荷重構成要素に改良または変更がなされるとき
はいつでも、全ての自動車製品は、車ボディおよび乗員
室内の動的設計応力に対する機械応答性を決定するため
に“実”衝撃試験を実施する。現在、これらの試験は、
1つの構成要素(例えば、エンジン支持フレーム、フロ
ントクロスメンバ、バンパ、シートガイド、シートベル
ト締め具等)の応答性をただ決定することが市場と同等
の車両の全破壊を引起こすことにおいて、多額の費用が
かかる。というのは、車両全体の破壊性能は、他の目的
(例えば、マネキンを使っての乗員安全試験)のために
実施される実車衝撃試験によって容易に安価に決定され
るであろうが、これは、個々の構成要素の性能を推定す
ることには充分でない。
発明の開示 この発明の目的は、車両構成要素、とくに、一体フロ
ント車ボディ構成要素を、車両の全破壊を必要とするこ
となく、“実”衝撃試験する装置を提供することにあ
る。
とくに、この発明の目的は、いかなるフロント車両ア
ッセンブリの衝撃性能を、分解することなく、模擬する
ための機械的“模型”構造物を提供し、模型は、車ボデ
ィおよび乗員室内構成要素の抵抗を決定するために上記
装置と一緒に用いられるために、何回もの試験に再使用
され、現在の試験方法の費用を徹底的に減少させること
にある。
最後に、この発明の他の目的は、上記装置を用いる試
験方法を提供することにあり、試験方法においては、上
記模型構造物が複雑な車両の代わりに用いられる。
この発明によれば、車両構成要素衝撃試験のための装
置であって、衝撃の際に、延伸から圧壊配位配置まで、
模擬されるフロント車両車ボディアセンブリと同じ動的
性能をもって転換されるように設計された再使用可能な
台架形模型構造物を備えており、模型構造物が、摩擦手
段によって調節可能な滑りトルクでもって関節接合され
た多数の実質的に剛性の耐荷重要素を備えており、装置
が、また、模型構造物を支持するための手段と、摩擦要
素の滑りトルクを設定値に較正するための手段であっ
て、設定値以上では、摩擦要素が、これによって連結さ
れた耐荷重要素のそれぞれを回転させ、もって模型構造
物を圧壊させるための手段と、模型構造物を、衝撃の後
に、圧壊から衝撃前と同じ延伸配位配置に復帰させるた
めの少なくとも1つのアクチュエータとを備えており、
模型構造物が、少なくとも延伸配位配置の状態で、少な
くとも1つの車両試験構成要素を受け入れるように設計
されていることを特徴とする装置が提供される。
高価格の製品車両を使用すること、すなわち破壊する
ことに対立するものとして、この発明による試験装置
は、低価格の模型構造物を用い、模型構造物は、試験の
間にダメージを受けることなく、何度の試験にも再使用
される。
上記装置は、車両構成要素衝撃試験方法に用いられ、
これは、つぎのステージ、 −試験構成要素が一部を形成する車両の動的圧壊性能を
模擬するための再使用可能な模型構造物を組立てること
であって、模型構造物が、実質的に剛性な多数の耐荷重
要素を、調節可能な滑りトルクをもった摩擦手段によっ
て関節接合されるように連結することによって形成され
ていることと、 −模型構造物を、衝撃の際に、延伸から圧壊配位配置ま
で、模擬されるフロント車両車ボディアセンブリと同じ
動的性能をもって転換されることを可能とするように較
正することであって、較正ステージが、模型構造物に設
定された大きさの動的ストレスを与えること、構造物の
動的性能を決定すること、構造物を延伸配位配置に復帰
させること、摩擦要素の滑りトルクを別々に調節するこ
とによって、模型構造物の動的圧壊性能が、模擬される
ボディアッセンブリの既知の性能と一致するまで、試行
錯誤的に行われることと、 −試験構成要素を延伸模型構造物に取付け、試験構成要
素が搭載される車両の代わりに、模型構造物を用いて通
常の衝撃試験を行うことと、 を備えていることを特徴とする方法である。
各車両の既知の変形性能は、全体として、1つの模型
構造物を適当に較正するために用いられ、一旦較正され
ると、模型構造物は、与えられた車両模型のフロントア
ッセンブリの変形性能を正確に模擬する。であるから、
この発明による1つの模型構造物および1つの試験装置
は、現存する車両模型を適切に試験することにおいて万
能である。
とくに、用いられる再使用可能な模型構造物は、互い
に平行に配置されかつそれぞれ関節接合手段によって互
いに一連となるようにヒンジ連結された多数のアームに
よって形成されアコーデオンのような圧壊可能な第1お
よび第2台架形サイドメンバを備えており、多数の流体
摩擦ジョイントが、関節整合手段の少なくともいくつか
を較正していることを特徴とするものである。
図面の簡単な説明 この発明の非限定的具体例が、添付の図面を参照し
て、単なる例として述べられる。
図1および図2は、それぞれ、この発明による試験装
置の正面図およ平面図であり、 図3および図4は、それぞれ、図1および図2で用い
られた模型構造物の拡大後面図および部分断面を含む拡
大詳細図であり、 図5および図6は、それぞれ、使用状態を示す図3お
よび図4の正面図および平面図である。
発明の実施の最適形態 図1、図2および図5、図6を参照すると、符号1
は、車両構成要素の破壊的衝撃試験のための装置を示し
ており、非限定的例として示せば、車両構成要素は、車
両4のエンジン3を支持しているフロントフレーム2
(図5、図6)であり、少なくともフロントアッセンブ
リ5の動的変形性能は既知である。
この発明の主たる特徴によれば、装置1は、並列台架
状模型構造物6を備えており、模型構造物は、試験構成
要素2を受入れて、定常衝撃試験の間、車両4のフロン
トボディ5の既知の動的圧壊性能を模擬するように設計
されている。それであるから、構成要素2の実車両機械
的性能を決定しかつ構成要素2を備えた車両をある速度
で固定障害物に衝突させるための既知の衝撃試験は、車
両の代わりに、フロントボディアセンブリ5を機械的に
模擬する模型構造物6を用いて行われる。
この発明によれば、模型構造物は、一方では、衝撃試
験の間にダメージを受けることがなくて、数多くの試験
に再使用が可能であるように形成され、他方では、試験
の前に、装置1上の模型構造物6を“セット”するか較
正するだけで、異なるタイプおよびモデルの車両4のフ
ロントボディアセンブリの性能を選択的に模擬するよう
に形成されている。
図3および図4を参照すると、模型構造物または機械
的模擬装置6は、アコーディオンのように縦に折り畳み
可能(例えば、図6の軸AおよびBの方向)3次元台架
構造物の形をした2つのサイドメンバ8,9と、板の形を
した耐荷重基礎要素としての2つの剛性フロントおよび
リヤクロスメンバ10,11とを備えている。クロスメンバ1
0,11は、装置1から取外したときに模擬構造物6をひと
まとめとし、衝撃からサイドメンバ8,9を保護するため
に役立つが、構造物6の作動に関しては必ずしも必要な
ものではない。
さらに詳細には、サイドメンバ8,9およびクロスメン
バ10,11は、上方から見て、構造物6が四角形の形をと
るように互いに平行に並べられており、四角形の構造物
6の角において、クロスメンバ10に対しては一対の遊び
垂直ピン12によって、クロスメンバ11に対してはピン12
と平行な回転軸をもった一対の既知の流体摩擦ジョイン
ト13であるヒンジ形関節接合手段によって互いに連結さ
れている。
各々同一のサイドメンバ8,9は、対をなす平行アーム1
6,18よりなる多数の実質的に剛性の耐荷重要素を備えて
おり、アームは、それぞれ互いに平行であり、軸A、B
と、ピン12および摩擦ジョイント13の回転軸に直交して
いる回転軸をもつ関節接合手段によって連続してジグザ
グにヒンジ連結されている。この発明によれば、上記関
節接合手段は、1つ置き交互の遊びピン19およびジョイ
ント13と同じタイプであるが、異なるモデルの流体摩擦
ジョイント20よりなる。
ジョイント20を支持しかつサイドメンバ8,9の構造的
堅固さを確実なものとするために、これらは、多数の剛
性四角形フレーム21を備えており、フレームは、例え
ば、屈曲溶接筒状金属要素でつくられ、フレームのサイ
ズは、クロスメンバ10からクロスメンバ11に向かって大
きくなっており(図3および図6)、フレームの頂部お
よび底部水平部分22には、例えば、さらなるジョイント
25によって溶接または固定されたブラケット23によって
流体摩擦ジョイント20が取付けられ、それで、フレーム
21のどちらかの側において、2対のアーム18(1つは底
部水平部分22から、1つは頂部22から)がクロスメンバ
11に向かってのび、2対のアーム16がクロスメンバ10に
向かってのびている。さらなる対をなす端のアーム16お
よび18は、先に述べたピン12および摩擦ジョイント13を
経由して、ピン19と平行なピン26によってサイドメンバ
8,9を関節接合するようにクロスメンバ10,11に連結して
いる。
とくに図4に示されているように、既知の流体摩擦ジ
ョイント20、例えば、MONDIAL of Milanによって市場に
出されているSAFESETとして知られているタイプのもの
は、調節可能な滑りトルクを提供し、そのトルク以下で
は連結されたアーム16,18の相対的運動が妨げられ、そ
のトルク以上ではアーム16が設定された摩擦力でアーム
18に対してピン19の軸に平行な相互のヒンジ軸D(図3
および図4)の回りに回転することが可能となる。
例として示すと、各々のジョイント20は、それぞれの
フレーム21と一体化された液密ハウジング31内に遊びを
もって収容されたピン30を備えている。アーム16,18
は、ピン30にはめられかつハウジング31内に挿入された
摩擦ディスク32といずれかの側に協同し、摩擦ディスク
は、ピン30に関して回転方向には固定されているが、軸
方向にはスライドできるようになっている。摩擦ディス
ク32およびアーム16,18は、ハウジング31内に形成され
かつパイプ35によって、例えば、オイルのような圧力源
に連結されたチャンバ34内の圧力によって作動させられ
る。摩擦ディスク32は、それ故、アーム16,18の上に、
チャンバ34内の流体圧、したがって、ピストン33によっ
て与えられる軸方向の圧力に比例する保持トルクを与
え、そして、アーム16,18によってピン30に与えられる
上記ジョイントの滑りトルクは、摩擦ディスク32を滑ら
せ、したがって、ハウジング31に関してアーム16,18を
回転させるのに充分なように摩擦ディスク32によって与
えられる保持トルクを超える。
構造物6は、これに与えられるストレス(例えば、ク
ロスメンバ10によって)がアーム16,18に伝達されるト
ルクを各ジョイントの滑りトルク以下とするようになっ
ている限り、静止状態の構造物として作用し、であるが
故に、上記ストレスが1つのアーム16または18だけに伝
達されるトルクを、摩擦ディスク32によって与えられる
保持トルクより大きい、すなわち、それぞれのジョイン
ト20の滑りトルクより大きくするときに、構造物が少な
くとも幾つかの弱い節をもった網状の構造物となる。後
者のトルクはそれぞれのチャンバ34内の流体圧に比例す
るから、この圧力をジョイント毎に異なるように適切に
調節することにより、与えられる外部機械的ストレスの
同一のシステムに対して同一の構造物6の異なる応答性
を達成することができる。
同じことが、ジョイント13(詳しく図示しない)に対
しても、軸Dと直交しかつピン12と平行な軸についての
み適用される。その結果、全体としてサイドメンバ8,9
がジョイントの滑りトルクより大きいトルクをジョイン
トのそれぞれに伝達するときに、サイドメンバ8,9およ
びクロスメンバ10,11によって形成される四角形は静的
に弱くなり、ピン12の軸およびジョイント13の回りの回
転を可能とする。それだから、模型構造物6は、2つの
配位配置を選択的にとりうる。延伸配位配置(図1、2
および図5、6)では、アーム16,18は互いにある角度
をもって並べられ、全体とはして構造物6の大きさは、
模擬されるフロントボディアッセンブリの大きさに匹敵
し(図5、6)、そして、構造物6は、少なくとも1つ
の車両試験構成要素(このケースではフレーム2)にぴ
ったし合う。圧壊配位配置(図示しない)では、構造物
6は、軸A、Bにそってアコーデオンのように圧縮さ
れ、ジョイント13およびピン12の回りを回転することに
より軸A、Bに関して傾斜するであろう。
圧壊から延伸位置に復帰するために、構造物6は、例
示すると、多数の流体アクチュエータ38を備えており、
これらは、各ジョイント20の対をなすアーム16,18の頂
部と底部の間に連結ピン19によって取付けられ、これに
より、伸び/縮みするときに、各アクチュエータの反対
側の端に連結されたアーム16,18が互いに運動すること
を可能としている。
上述の模型構造物6は、ただ単に表示しただけのもの
であり、性能的に影響を及ぼすことなく大幅に設計変更
できるであろう、ということを強調すべきである。例え
ば、図示しない変形例によれば、アクチュエータ38はク
ロスメンバ10および11の反対側の端に連結された1つの
アクチュエータに置き換えるか、装置1の一部を形成す
る1またはそれ以上のアクチュエータに置き換えられ
る。4アーム摩擦ジョイント20は、多数の2倍の数の摩
擦ジョイントとして置き換えられ、各摩擦ジョイント
は、これに1つのアーム16および1つのアーム18が与え
られ、フレーム21の各部分22において対をなして並ぶよ
うに配置される。構造物6のより大きい関節接合構造を
得るために、ブラケット23のジョイント25は、ジョイン
ト20とよく似た流体摩擦ジョイント(図4)の構造とし
てもよく、対をなすアーム16,18をそれぞれのジョイン
ト20の回転軸Dと直角な軸E(図3)の回りに回転可能
とすることができる。
模型構造物6をもっとよく利用するために、装置1
は、構造物6を支持する手段であって、例として示せ
ば、フレーム形スライド40(図1および図2)によって
支持ベッド41に固定(あるいは、適当なロック手段の解
放によってスライドできるように)されるように搭載さ
れた手段と、ジョイント20および13の摩擦ディスク32の
それぞれの滑りトルクを選択的に較正する手段と、模擬
構造物6に備わっていない場合、衝撃の後、圧壊配位配
置から衝撃前と同じ延伸配位配置に復帰させるための少
なくとも1つのアクチュエータとを備えていても良い。
とくに、較正手段は、各流体摩擦ジョイント13,20の
流体供給圧力を、最小零値から最大値、例えば、流体摩
擦ジョイント13,20を作動させるための圧力油を供給す
るポンプ43の揚程に等しい値まで調節する既知のバルブ
42と、既知のコイルチューブ(図示しない)を含み、ポ
ンプ43によってつくられた圧力油をバルブ42を経由して
流体摩擦ジョイント13,20に供給し、流体的連結を可能
とするとともに、構造物6の様々な構成要素のそれぞれ
の運動を可能とするための手段と、構造物6の設定され
た動的ストレスを与える、“つち打ち”のための圧力装
置46と、各ジョイント13,20の滑りトルクに比例する値
を表示するための手段であって、例として示せば、各ジ
ョイント13,20の供給圧力を表示し、ベッド41のキャビ
ネット48にバルブ42と一緒に取付けられているゲージセ
ット47とを備えている。
例として示すと、装置46は、ベッド41と一体化され
(好ましくは取外し可能に)、例えば、既知の流体的作
動装置50によって駆動されるハンマまたはラム49を有し
ており、これによって、支持スライド40によってベッド
41に固定された模型構造物6には、ハンマまたはラム49
を通じて、固定障害物に対する設定された速度で構造物
6に衝撃を与えるのと同等の動的ストレスが与えられ
る。
この発明によれば、装置1および構造物6は、試験構
成要素の実際の実車両衝撃条件を模擬することにより、
フレーム2のような破壊的車両構成要素衝撃試験のため
の方法において使用される。方法の第1ステージは、再
使用可能な模型構造物6の延伸位置の状態でベッド41の
固定し、その後、構造物6のジョイント13,20が装置46
を用いて較正され、図1および図2に示すように、同じ
く、ベッド41に固定される。さらに詳しくは、較正ステ
ージは、所要の設定圧でオイルを摩擦ジョイント13,20
に供給するようにバルブ42をセットすることを含む。そ
れから、構造物6は、クロスメンバ10を打撃するハンマ
またはラム49によって圧壊されるのに充分な衝撃を受
け、一方、同時に、例えば、既知の光学的および/また
は電子的手段(図示しない)によって衝撃の結果として
の構造物6の動的圧壊性能が決定される。そして、最後
に、構造物6は、摩擦ディスク32を、それぞれが零の滑
りトルク(バルブ42またはポンプ43による供給を遮断す
るためのメインバルブを全閉することにより、ジョイン
ト13,20の供給圧を零とする)を示すように調節すると
ともに、速やかに、アクチュエータ38を操作することに
より、元の延伸配位配置に復帰させられる。
この時に、上記の操作は、ハンマ49によって加えられ
る一撃の結果として、構造物6の延伸から圧壊配位配置
までの経過が模擬されるフロントボディアセンブリ5の
既知の性能と同一となるまで、試行錯誤的に繰り返さ
れ、毎回、それぞれのバルブ手段42によってジョイント
13,20の供給圧力が調節される。これが達成されたとき
に、構造物6は、最初に試験構成要素を組立た後、使用
準備ができる。
実際の衝撃試験は、ハンマ49を用いて装置1上で行わ
れるか、伝統的なやり方で固定障害物に構造物6を衝突
させることにより行われる。例えば、構造物6は、ジョ
イント13,20を加圧するためのバルブ42およびポンプ43
への延長ホースに連結されたままで、固定スライド40か
ら取外され、ベッド41にそって移動しうる同一のスライ
ド(図示しない)または装置1の側方の伝統的試験ステ
ーションの同じようなベッドに取付けられる。試験構成
要素に適合させられた構造物6を取付けたスライドは、
構造物6を圧壊させるように既知のストッパ(図示しな
い)に対して設定された速度で衝突させられる。そし
て、この発明によれば、構造物6は、別の同じまたは異
なる構成要素に備えて、基の延伸配位配置に復帰させら
れる(ジョイント13,20の供給圧を零にしかつアクチュ
エータ38を操作することにより)。
上記試験方法の1つの特徴によれば、ジョイント13,2
0は、摩擦ディスク32の滑りトルクが、衝撃試験または
較正ステージの間において、構造物6の耐荷重要素10,1
1,16,18,21にこれらの降伏点を超えるストレスを与える
最小値より常に小さくなるように設計され、これによ
り、衝撃試験の間に模型構造物6のダメージを与える可
能性を防止し、それでもって、何度も再使用が可能とな
っている。さらに、較正ステージを単に何度も繰り返す
ことにより、同一の模型構造物6が異なる車ボディ構造
物5の性能を模擬するために使用され、もって、融通性
を高めかつこの発明による方法のコストを削減する。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両構成要素(2)衝撃試験のための装置
    (1)であって、衝撃の際に、延伸から圧壊配位配置ま
    で、模擬されるフロント車両車ボディアセンブリと同じ
    動的性能をもって転換されるように設計された再使用可
    能な台架形模型構造物(6)を備えており、模型構造物
    (6)が、摩擦手段(20)によって調節可能な滑りトル
    クでもって関節接合された多数の実質的に剛性の耐荷重
    要素(16、18)を備えており、装置(1)が、また、模
    型構造物(6)を支持するための手段(40)と、摩擦要
    素(20)の滑りトルクを設定値に較正するための手段で
    あって、設定値以上では、摩擦要素が、これによって連
    結された耐荷重要素(16、18)のそれぞれを回転させ、
    もって模型構造物(6)を圧壊させるための手段(42)
    と、模型構造物(6)を、衝撃の後に、圧壊から衝撃前
    と同じ延伸配位配置に復帰させるための少なくとも1つ
    のアクチュエータ(38)とを備えており、模型構造物
    (6)が、少なくとも延伸配位配置の状態で、少なくと
    も1つの車両試験構成要素(2)を受け入れるように設
    計されていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】摩擦要素が、流体摩擦要素(20)であり、
    較正手段が、模型構造物の流体摩擦要素(20)の流体供
    給圧を、最小零値と最大値の間で調整するためのそれぞ
    れのバルブ(42)と、流体摩擦要素(20)に圧力流体を
    バルブを通じて供給するための手段(43)とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】較正手段が、支持手段(40)に固定された
    模型構造物(6)に衝撃から生じる設定動的ストレスを
    与える圧力装置(46)と、摩擦要素(20)のそれぞれの
    滑りトルクに比例する量を表示するための手段(47)と
    を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】車両構成要素(2)衝撃試験の方法であっ
    て、つぎのステージ、 −試験構成要素が一部を形成する車両の動的圧壊性能を
    模擬するための再使用可能な模型構造物(6)を組立て
    ることであって、模型構造物(6)が、実質的に剛性な
    多数の耐荷重要素(10、11;16、18)を、調節可能な滑
    りトルクをもった摩擦手段(13、20)によって関節接合
    されるように連結することによって形成されていること
    と、 −模型構造物(6)を、衝撃の際に、延伸から圧壊配位
    配置まで、模擬されるフロント車両車ボディアセンブリ
    と同じ動的性能をもって転換されることを可能とするよ
    うに較正することであって、較正ステージが、模型構造
    物(6)に設定された大きさの動的ストレスを与えるこ
    と、構造物(6)の動的性能を決定すること、構造物を
    延伸配位配置に復帰させること、摩擦要素(13、20)の
    滑りトルクを別々に調節することによって、模型構造物
    (6)の動的圧壊性能が、模擬されるボディアセンブリ
    の既知の性能と一致するまで、試行錯誤的に行われるこ
    とと、 −試験構成要素(2)を延伸模型構造物(6)に取付
    け、試験構成要素(2)が搭載される車両の代わりに、
    模型構造物を用いて通常の衝撃試験を行うことと、 を備えていることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】衝撃試験に続いて、さらなる試験のため
    に、模型構造物(6)が延伸配位配置に復帰させられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】延伸配位配置が、摩擦要素(13、20)のそ
    れぞれを零の滑りトルクを示すように調節し、少なくと
    も2つの反対側の耐荷重要素(10、11;16、18)をアク
    チュエータ(38)によって2つの耐荷重要素の相対的移
    動を生じさせることにより、復帰させられることを特徴
    とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】摩擦要素(13、20)が、衝撃試験の間に、
    耐荷重要素(10、11;16、18)にこれらの降伏点を超え
    るストレスを生じさせる値以下の最大滑りトルクを生じ
    させるように調節されていることを特徴とする請求項
    4、5または6に記載の方法。
  8. 【請求項8】車両フロントボディアセンブリの動的圧壊
    性能を、衝撃試験の間に模擬する再使用可能な模型構造
    物(6)であって、互いに平行に配置されかつそれぞれ
    関節接合手段(19、20)によって互いに一連となるよう
    にヒンジ連結された多数のアーム(16、18)によって形
    成されアコーデオンのような圧壊可能な第1および第2
    台架形サイドメンバ(8、9)を備えており、多数の流
    体摩擦ジョイント(20)が、関節整合手段の少なくとも
    いくつかを構成していることを特徴とする模型構造物。
  9. 【請求項9】流体ジョイント(20)が、圧力調節バルブ
    (42)によって加圧流体供給手段(43)に連結され、そ
    れぞれが調節可能な滑りトルクを提供し、そのトルク以
    上では、連結されたアーム(16、18)の運動が妨げら
    れ、そのトルク以下では、アーム(16、18)が、摩擦の
    設定量だけ互いに関連しかつ相互のヒンジ軸の回りに回
    転することを許されることを特徴とする請求項8に記載
    の模型構造物。
JP50263295A 1993-06-22 1994-06-21 車両構成要素衝撃試験のための装置、方法および再使用可能模型構造物 Expired - Fee Related JP3331473B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT93A000451 1993-06-22
ITTO930451A IT1261307B (it) 1993-06-22 1993-06-22 Apparecchiatura, procedimento e struttura-modello riutilizzabile per effettuare prove d'impatto su elementi componenti di veicoli.
PCT/IT1994/000091 WO1995000828A1 (en) 1993-06-22 1994-06-21 Apparatus, method and reusable model-structure for impact testing vehicle components

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08511626A JPH08511626A (ja) 1996-12-03
JP3331473B2 true JP3331473B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=11411569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50263295A Expired - Fee Related JP3331473B2 (ja) 1993-06-22 1994-06-21 車両構成要素衝撃試験のための装置、方法および再使用可能模型構造物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5652375A (ja)
EP (1) EP0705423B1 (ja)
JP (1) JP3331473B2 (ja)
BR (1) BR9407272A (ja)
DE (1) DE69408143T2 (ja)
IT (1) IT1261307B (ja)
WO (1) WO1995000828A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19739141C1 (de) * 1997-09-06 1999-04-15 Bsrs Restraint Syst Gmbh Einrichtung zum Nachstellen der dynamischen Intrusion von Fahrzeugteilen eines Kraftfahrzeuges bei einem Aufprall
DE19854856C2 (de) * 1998-11-27 2002-03-07 Siemens Restraint Systems Gmbh Seitenaufprall-Simulationsanlage
FR2787440B1 (fr) 1998-12-21 2001-12-07 Saint Gobain Vitrage Substrat transparent comportant un revetement antireflet
KR100325211B1 (ko) * 1999-12-10 2002-03-04 이계안 차량의 측면 폴 충돌 시험용 롤러장치
US6675631B1 (en) * 2000-05-09 2004-01-13 Dsd Dr. Steffan Datentechnik Ges. M.B.H. Method for conducting crash tests using a carriage and corresponding device
US6453736B1 (en) 2000-07-12 2002-09-24 Trw Inc. Apparatus and method for rotational testing of an object
GB0101478D0 (en) * 2001-01-19 2001-03-07 Cellbond Composites Ltd Method and apparatus for testing vehicle components
CN1174234C (zh) * 2001-04-23 2004-11-03 王武生 汽车碰撞模拟台车
FR2832217B1 (fr) * 2001-11-13 2004-10-01 Alstom Dispositif pour la realisation d'essais mecaniques sur des structures
US20050081656A1 (en) * 2003-07-23 2005-04-21 Mts Systems Corporation Force element for vehicle impact crash simulator
DE102007012492B4 (de) * 2007-03-15 2017-11-23 Illinois Tool Works Inc. Vorrichtung zur Durchführung von Crash-Versuchen
US8504339B2 (en) * 2010-11-30 2013-08-06 Nissan North America, Inc. Method for door side intrusion simulation with progressive failures
KR101655588B1 (ko) 2014-12-02 2016-09-07 현대자동차주식회사 측면 충돌 차체 테스트 장비
US10094737B2 (en) * 2016-02-19 2018-10-09 Ford Global Technologies, Llc Airbag testing apparatus having an anthropomorphic test device
US10227056B2 (en) 2016-09-13 2019-03-12 Ford Global Technologies, Llc Airbag testing apparatus
JP6837722B2 (ja) * 2017-09-11 2021-03-03 Jfeスチール株式会社 部材衝突試験装置
US10955312B2 (en) 2019-02-08 2021-03-23 Ford Global Technologies, Llc Vehicle impact analysis
CZ2021541A3 (cs) * 2021-11-29 2023-06-07 ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ­ technickĂ© v Praze Způsob pro zvýšení pevnosti konstrukce

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3757562A (en) * 1971-10-20 1973-09-11 Budd Co Method of impact testing a metallic structure
US4524603A (en) * 1983-09-06 1985-06-25 Ford Motor Company Method of impact testing motor vehicles
US4545236A (en) * 1984-06-15 1985-10-08 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Device for simulating stress on packages during coupling of railcars
US5112028A (en) * 1990-09-04 1992-05-12 Energy Absorption Systems, Inc. Roadway impact attenuator
DE4330122C2 (de) * 1992-09-07 1997-04-10 Messring Systembau Msg Gmbh Hydraulisches Bremssystem für die Simulation von Crash-Versuchen
US5325700A (en) * 1993-04-13 1994-07-05 Emerald Hydraulics, Inc. Railcar cushion device tester and method
US5483845A (en) * 1994-09-12 1996-01-16 Morton International, Inc. Apparatus and method for side impact testing

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995000828A1 (en) 1995-01-05
US5652375A (en) 1997-07-29
DE69408143T2 (de) 1998-06-18
ITTO930451A0 (it) 1993-06-22
EP0705423B1 (en) 1998-01-21
JPH08511626A (ja) 1996-12-03
DE69408143D1 (de) 1998-02-26
EP0705423A1 (en) 1996-04-10
ITTO930451A1 (it) 1994-12-22
BR9407272A (pt) 1996-10-01
IT1261307B (it) 1996-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3331473B2 (ja) 車両構成要素衝撃試験のための装置、方法および再使用可能模型構造物
US6134957A (en) Multiple degree-of-freedom tire modeling method and system for use with a vehicle spindle-coupled simulator
EP2572178B1 (en) Road simulation test stand
US7461556B2 (en) Test system for dynamically analyzing a vehicle under simulated road conditions
US10113938B2 (en) Test apparatus for simulated testing of a motor vehicle on at least one test bench, test bench with the test apparatus and method for simulated testing of a motor vehicle on at least one test bench with the test apparatus
EP2769195B1 (en) Test system for measuring and evaluating dynamic body forces
CN107330166A (zh) 铁路货车车体疲劳试验的虚拟试验方法
JP6769942B2 (ja) トレーラー装着型の模擬降着装置
JP7431145B2 (ja) 自動車試験システム及び実路走行シミュレータ
EP0449954A1 (en) Roadway loading simulator
JP2001526384A (ja) 側部衝撃に対する車の搭乗者拘束装置の試験装置
US9063029B2 (en) Dummy for simulating human physical behaviour, method for simulating human physical behaviour
CN110057603A (zh) 一种轨道转向架试验台
US7606690B2 (en) Method and apparatus for modeling coil springs using a force field generator
CN105445037B (zh) 一种汽车碰撞试验用假人颈部替代装置
CN105181286A (zh) 假人髋关节标定试验装置
Zhang et al. Analysis of geometrically nonlinear anisotropic membranes: application to pneumatic muscle actuators
Shaw et al. Dummy torso response to anterior quasi-static loading
RU2263889C2 (ru) Стенд для испытаний шаровых шарниров
Coovert et al. Design and operation of a new-type suspension parameter measurement device
TWI403711B (zh) 振動單元、具有該振動單元之振動總成及其振動測試方法
IT202000005152A1 (it) Banco di prova per manichini di testa umana in prove d’urto
PARIANI et al. Preparing the E-ELT M4 optical test
Chrstos A simplified method for the measurement of composite suspension parameters
RU2315967C2 (ru) Стенд для ресурсных испытаний упругих муфт

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees