JP3331348B2 - 低重合性フルオロアルキルシロキサン類を含む組成物及び当該組成物の使用方法 - Google Patents

低重合性フルオロアルキルシロキサン類を含む組成物及び当該組成物の使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低重合性フルオロア
ルキルシロキサン類を含む組成物及び当該組成物の使用
方法に関する。フルオロアルキル−修飾されたポリシロ
キサン類は、表面あるいは物質に提供したり混合したり
することでその表面及び物質に水とオイルのはじき性を
付与することが知られている。またこれらの化合物は、
潤滑性、よごれ抵抗性及び落書き抵抗性といった性質を
示すことがわかっている。発明者らは、特定の種類のフ
ルオロアルキルシロキサン類、即ちフルオロアルキルジ
シロキサン類及びフルオロアルキルトリシロキサン類が
特に好ましい拡散性(spreading)の性質を示すこと、
またこれらの性質が、オイル拡散剤、オイル−及び水−
はじき剤被膜及び表面潤滑剤としてこの化合物を使用す
ることによって効果を発揮させうることを明らかにし
た。本発明はしたがって、フルオロアルキル−置換され
たジシロキサン類及びトリシロキサン類を含む組成物に
ついて、さらにそれらを使用する方法について開示する
ものである。
【0002】
【従来の技術】多くの有用なオイル−ベースの農業用薬
剤は、うまく広がらないために望むほどの効果を得るこ
とができない。通常は、動物性オイル、植物性オイル、
あるいはパラフィンオイルのような担体を用いるオイル
−ベースの薬剤を供給したり、あるいは水性のスプレー
剤として潜伏しているオイルを供給したりされる。液体
表面張力が大きいと、葉の蝋状の角皮や節足動物のよう
な疎水性表面に広がる性質においてキーとなる役割を果
たす。液体の表面張力が充分に小さくないと、滴はうま
く広がることができない。したがって、親油性液体の表
面張力を減少させ、それによりオイル−ベースの農業用
薬剤の有効性を高めるアジュバントが必要である。
【0003】農業分野の応用でアジュバントや担体とし
てオイルを用いることはよく知られている。パラフィン
オイル、動物性オイル及び植物性オイルは、潜伏したス
プレーオイルとしての配合剤中で、節足動物の有害生物
の呼吸孔を詰まらせることによってそれらの息を止める
オイルを含有する昆虫及びダニの管理用調製剤中で、穀
物オイル濃縮液や穀物オイル中で、及び乳化された濃縮
液中で用いられている。このオイルの効果の一つは、標
的の微生物への農薬の浸透性を増加させることである。
またこのオイルは、標的の表面での拡散性をしばしば向
上させ、それにより適用されている農薬の効果が高めら
れる。
【0004】P. J. McCallら(J. Agric. Food Chem.,
34(2), 235-8)によると、アトラジンスプレー溶液に穀
物オイル濃縮液(COC)を添加すると、その化合物を
用いて噴霧したジャイアントフォックステイル(giant
foxtail:エノコログサ、スゾメノテッポウ、オオムギな
ど)に吸収される農薬の量を有意に増加させた。通常、
COCが存在すると供給した薬剤の30%が葉に浸透す
るが、これに対してCOCが存在しないと10%しか浸
透しない。Kulkarniら(米国特許第4,514,319
号)は、かなり高分子量の親油性にされたシリコンが有
機系シリコン表面活性剤と組み合わせて用いられると疎
水性の繊維を含む炭化水素オイルの表面張力を減少さ
せ、そのため非常に効果的な消泡性の組成物を提供でき
ることを開示した。MurphyらによるEP648413A
には、農業用オイル用の拡散剤としてアルキルトリシロ
キサン類を用いることが開示されている。
【0005】MacAfeeらによる米国特許第4,171,
267号では、炭化水素オイルと有機系ポリシロキサン
を長鎖のアルコールと反応させることによって得られる
架橋剤とを含む潤滑性有機系ファイバー用の混合組成物
の成分としての有機系ポリシロキサンが開示された。フ
ルオロアルキル−置換されたポリシロキサン類もこの技
術では知られており、それは基質表面の性質を修飾する
ために用いられるものであって、通常は水やオイルのは
じき性や潤滑性が提供される。
【0006】たとえばJP07−053719号には、
MeSi(H)O2/2ユニットを含む対応するポリシロ
キサンを用いてハイドロシレーションすることによって
フルオロアルキルポリシロキサン類を合成する方法が示
されている。Yamamotoら(米国特許第4,968,82
8号)は、種々の材料の表面の性質を改善するための修
飾剤として有用な、末端のフルオロアルキル基とSiH
部分の両方を含むジシロキサン類の合成について明らか
にしている。Sahoら(米国特許第5,047,491
号)は、フルオロアルキル及びポリエーテル置換基で内
部にキャップを設けたポリシロキサン類の合成法を開示
している。O'Lenick(米国特許第5,446,114
号)は、織物に用いられた場合に水や空気は通過するが
オイルは通過しないフッ素化したジメチコン コポリオ
ール類の合成について明らかにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】多くの有用なオイル−
ベースの農業用薬剤は、うまく広がらないために望むほ
どの効果を得ることができない。親油性液体の表面張力
を減少させ、それによりオイル−ベースの農業用薬剤の
有効性を高めるアジュバントが必要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に用いられる対称
性の低重合性フルオロアルキルシロキサン類は、次の一
般構造式(1)で示される。
【0009】
【化5】 この式中、xは0〜3、yは0、1、または2、zは0
または1、x+y>0であり、そしてRは化学式Ca
2a−Ob−Cc2c−Cd2d+1(なおこの式中、aは2
−4、bは0または1、cは0−8及びdは4−12で
あり、好ましくはa=2または3、b=0または1、c
=0−3及びd=6−8であり、最も好ましくはa=
3、b=0、c=0及びd=8、またはa=3、b=
1、c=3及びd=8である。)である。
【0010】本発明にかかるフルオロアルキルトリシロ
キサン類(II)及びフルオロアルキルジシロキサン類
(III)からなる代表例も示されている。
【化6】
【0011】
【化7】 なおここでのRは上記で定義したとおりである。
【0012】本発明の観点は、例えば農業用として用い
られるような組成物であり、それは約0.1重量%〜9
9.9重量%の化学式(1)で示されるフルオロアルキ
ルシロキサンと、99.9重量%〜0.1重量%のオイル
とを含んでいる。本発明のもう一つの観点は、植物性オ
イル、動物性オイルあるいはパラフィンオイルの拡散性
を高める方法であって、この方法は化学式(1)のフル
オロアルキルシロキサンあるいはフルオロアルキルシロ
キサンとオイルとからなる前述したような組成物をオイ
ルに混合する工程を含む。
【0013】本発明のもう一つの観点は、約0.1重量
%〜約99.9重量%のオイルと約99.9重量%〜約
0.1重量%の化学式(1)で示されるフルオロアルキ
ルシロキサンとを含む組成物を用いて、植物あるいは節
足動物を処理する方法である。また、本発明の組成物を
用いることにより、オイル可溶性の農薬の効力を改善す
ることができ、化学式(1)のフルオロアルキルシロキ
サンあるいは化学式(1)のフルオロアルキルシロキサ
ンとオイルとからなる前述したような組成物を農薬に混
合する工程を含む方法が有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、メチル化あるいはエチ
ル化した種子オイルのような植物性、動物性あるいはパ
ラフィンオイル担体からなる約0.1%〜約99.9%
の混合物に混入させた場合に拡散剤として作用する、フ
ルオロジアルキルシロキサン類及びフルオロアルキルト
リシロキサン類を含有する組成物を提供する。この組成
物は担体オイル単独に比較して拡散性が顕著に改善され
ており、例えば農産物に農薬を提供する場合の効力を改
善するのに有用である。本発明の担体オイルはこの組成
物に約99.9重量%〜約0.1重量%で(また更に好
ましくはこの組成物の20重量%以下で含まれるフルオ
ロアルキルシロキサンを含有する組成物の80重量%以
上で)存在しており、パラフィン、イソパラフィン、シ
クロパラフィン及びナフテンミネラルオイル、大豆オイ
ル、キャノーラオイル、カストールオイル、パルムオイ
ル、オリーブオイル、コーンオイル、綿種子オイル、胡
麻オイルおよびそのようなオイルなどの植物オイルから
選択されるオイルあるいはそれらの混合物が含まれる。
またメチル化した大豆オイル、メチルパルミテート、メ
チルオレエート、エチル化した種子オイル、及びそのよ
うなオイルなどのエステル化されたオイル類も好ましい
担体オイルである。ミネラルオイルや植物性オイルやエ
ステル化されたオイルの混合オイルも使用することがで
きる。担体オイルはそれ自体が例えば農薬のような活性
成分であってもよい。
【0015】典型的なミネラルオイルは、Exxon Chemic
al(Houston, TX)より商標名EXXOL、ISOPA
R、NORPAR及びORCHEXで市販されているオ
イルである。メチル化された大豆オイルのようなメチル
化オイル類は、製品名「エメリー2235、蒸留メチル
ソイエート」でHenkel, Canadaより入手できる。当業者
はこのリストから他の好適なオイルを決定することがで
きるであろう。
【0016】任意でこの組成物は、約1重量%〜約50
%で存在する非イオン性の表面活性剤を含むことができ
る。好ましい非イオン性表面活性剤の例は、フルオロア
ルキルジシロキサンあるいはフルオロアルキルトリアル
キル/担体オイルマトリックスに可溶性であり、それは
HLBが8及び17の間であって、例えば分岐したトリ
デシルアルコールエトキシレートである。この組成物が
この任意の成分を含む場合、フルオロアルキルジシロキ
サンあるいはフルオロアルキルトリシロキサン/担体オ
イル混合物は、フルオロアルキルジシロキサンあるいは
フルオロアルキルトリシロキサン/担体オイルの比率が
99:1〜1:99でこの組成物においてバランスを保
っている。他の任意の成分は下記に記載したような農薬
である。
【0017】この組成物は、前述した指針に従った望ま
しい比率でこの成分を組み合せ、そして透明からわずか
に濁った均一な生成物を提供できる従来の方法によって
これらの成分を混合することにより合成される。このよ
うな方法の例では、機械的な撹拌器あるいは機械的な振
とう器で混合が行われる。任意のフィラーがこの組成物
に含まれる場合には、Lightnin'ミキサーのような大き
な剪断力のミキサーを用いて混合される。
【0018】フルオロアルキルジシロキサン類及びフル
オロアルキルトリシロキサン類は、例えば穀物オイル濃
縮物、潜伏オイル、及び非水性の超−低容量オイルスプ
レーなどのオイル−ベースのアジュバント用の拡散剤と
して有用であり、その際の農薬は担体オイルに分散した
り溶解したりされている。また、本発明にかかるフルオ
ロアルキルジシロキサン類及びフルオロアルキルトリシ
ロキサン類は、乳化可能な濃縮物などのオイル−ベース
の農薬配合剤に混合した場合にも拡散剤として役にた
つ。本発明のフルオロアルキルジシロキサン類及びフル
オロアルキルトリシロキサン化合物は、植物や節足動物
の表面において担体オイルやオイル可溶性の農薬の拡散
を良好にする。
【0019】「農薬」によっては、除草剤、殺菌剤、殺
虫剤、殺鼠剤、及び類似の薬物などの有害生物を壊滅す
るのに用いられる化合物が意味される。この用語は特
に、他の全ての点では毒性がないオイル状の薬剤、即
ち、アリマキ類、カイガラムシ類、雑草類、及び類似の
ものを撲滅させる際の農薬として用いられる薬剤を含ん
でいる。使用することのできる例示的な実施例の農薬に
は、生長調整薬、光合成阻害薬、色素阻害薬、有糸分裂
遮断薬、脂質の生合成阻害薬、細胞壁阻害薬、及び細胞
膜遮断薬が含まれるが、これらに限られるわけではな
い。本発明の組成物中で用いられる農薬の量は、用いた
農薬のタイプに応じて異なる。
【0020】本発明の組成物で用いることのできる農薬
化合物にかかる更に特定の実施例は、フェノキシ酢酸
類、フェノキシプロピオン酸類、フェノキシブチル酸
類、安息香酸類、トリアジン類及びs−トリアジン類、
置換された尿素類、ウラシル類、ベンタゾン、デスメジ
ファン、メタゾール、フェンメジファン、ピリデート、
アミトロール、クロマゾン、フルリドン、ノルフラゾ
ン、ジニトロアニリン類、イソプロパリン、オリザリ
ン、ペンジメタリン、プロジアミン、トリフラリン、グ
リホセート、スルホニルウレア類、イミダゾリノン類、
クレトジム(clethodim)、ジクロホップ−メチル、フ
ェノキサプロップ−エチル、フルアジホップ−p−ブチ
ル、ハロキシホップ−メチル、キザロホップ、セトキシ
ジム、ジクロベニル、イソキザベン、及びビピリジリウ
ム化合物類である。
【0021】本発明におけるフルオロアルキルジシロキ
サン類及びフルオロアルキルトリシロキサン類は、金属
表面や織物など(これらに限られるわけではないが)の
基材に供給された場合に潤滑性やオイルとの水のはじき
性を付与するのに有効である。フルオロアルキルジシロ
キサン類及びフルオロアルキルトリシロキサン類は単独
で供給することもできるし,あるいはテトラクロロエチ
レンのような好適な担体ととも組成物として供給するこ
ともできる。このフルオロアルキルジシロキサン類及び
フルオロアルキルトリシロキサン類が高い拡散性を持つ
ことによって表面においての適用範囲が広がり、それに
よって拡散性が更に急速になるとともにこの化合物の有
効性が更に高まる。
【0022】(製造方法)フルオロアルキルジシロキサ
ン類及びフルオロアルキルトリシロキサン類の合成は、
最も好ましくは一般式Ca2a-1−Ob−Cc2c−Cd
2d+1(なおこの式中、aは2−5、bは0または1、c
は0−8及びdは4−12である。)で示されるフルオ
ロアルキル−修飾されたオレフィンをハイドロシレーシ
ョン(hydrosilation)することによって行われる。こ
のようなフルオロアルキル−修飾されたオレフィン類
は、有機化学者に馴染みの深い合成法を用いて合成する
ことができる。ハイドロシレーションは、フルオロアル
キルトリシロキサンを合成するためにはMe3SiOM
eSi(H)OSiMe3(1,1,1,3,5,5,
5−ヘプタメチルトリシロキサン)のような前駆体を用
いて、またフルオロアルキルジシロキサンを合成するた
めにはHMe2Si−O−SiMe2H(1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン)のような前駆体を用いて
行われる。なおこれらの両前駆体は、例えばAldrich Ch
emical Company, Milwaukee, WIより商業的に入手する
ことができる。この反応は、標準的なハイドロシレーシ
ョン触媒、例えばクロロプラチニン酸によって触媒さ
れ、トルエンのような混合しても反応を起こさない溶媒
が存在するところあるいは存在しないところで進行させ
ることができる。
【0023】またフルオロアルキルトリシロキサン類
は、水性の酸が存在する条件下でジクロロフルオロアル
キルメチルシランをクロロトリメチルシランと1:2
(モル)で混合させて反応することによって合成でき
る。クロロシラン基が対応するシアノールに加水分解
し、続いて縮合することによってポリシロキサン類の混
合物が得られる。この混合物は次に、例えば硫酸やトリ
フロロメタンスルホン酸などの標準的な平衡化触媒を用
いて一旦水が除去されると平衡になる。この生成物は、
平均的な構造が望ましいトリシロキサン構造に対応して
いるようなシロキサン類の混合物である。望ましい場合
には特定のフルオロアルキルトリシロキサンは蒸留法の
ような有機化学の標準的な方法を用いてその混合物から
単離することができる。
【0024】前述した反応式は下記のように示すことが
できる。
【化8】 ここでRは、前に定義したとおりのフッ素含有の置換基
である。
【0025】フルオロアルキルジシロキサンに至る他の
合成ルートでは、クロロジメチルフルオロアルキルシラ
ンを水性酸と反応させて対応するシラノールを生成させ
る反応が関与しており、それは続いて望ましいフルオロ
アルキル−修飾されたジシロキサンを生成する酸性触媒
の存在下で縮合する。
【0026】(利用方法) 本発明は、約0.1%〜約99.9%の植物性オイル、
動物性オイル、シリコンオイルまたはパラフィンオイル
担体である例えばメチル化された大豆オイルなどの混合
液に、上記フルオロアルキル−修飾された低重合性の
ロキサン類を混入した場合に、拡散剤として作用する組
成物を提供する。これらの組成物は担体オイル単独の場
合に比べて拡散性が顕著に改善されており、例えば農産
物に農薬を提供する際の効力を良好にするために使用さ
れる。
【0027】また、本発明で使用するフルオロアルキル
ジシロキサン類及びフルオロアルキルトリシロキサン類
は、例えばガラスや金属などの表面、または織物の表面
に被膜を施して水とオイルのはじき性を付与するために
利用できる。ここに開示したフルオロアルキル−修飾さ
れた低重合性のシロキサン類はまた、表面の潤滑性につ
いて、また開放剤としての有用性も認められている。こ
れらの製品の拡散性が改良されることで、このような応
用目的で用いられた場合の有効性が大きくなる。開示さ
れたフルオロアルキルジシロキサン類及びフルオロアル
キルトリシロキサン類を被膜配合剤に混入すると結果的
に、被膜の硬化が起こる前の配合剤の拡散性がより速く
なり、そして最終的な効果表面の潤滑性が大きくなる。
【0028】実施例1: C35817をMe3SiO
MeSi(H)OSiMe3を用いてハイドロシレーシ
ョンすることによりMe3SiOMeSi(C368
17)OSiMe3を合成する。C35817(40.0
g、0.0869モル)及びMe3SiOMeSi
(H)OSiMe3(183.9g、0.8265モ
ル)を、加熱用マントル、凝縮器、付属のロート、温度
計、機械的な撹拌器、及び窒素の入口を備えた1Lの窒
素を吹き込んだ丸底フラスコに入れた。この混合物を撹
拌して80℃に加熱し、その時点で1%のクロロプラチ
ニン酸のイソプロパノール溶液(0.43mL、10p
pm)をシリンダーを介して添加した。わずかに黄色を
帯びた溶液の温度を87℃にまで6分間で上昇させた。
最初の発熱性の沈澱がし終わったあとで温度を95℃に
調節し、C35817(359.9g、0.7822
モル)の差引分を温度が100℃以上に上昇しないこと
を確かめつつ1時間かけて滴下して添加した。添加し終
えた後でその淡い黄色の透明溶液を95℃でさらに1時
間撹拌すると、その間にその溶液はより暗い色に変化し
た。分析することでSi−H基が完全になくなったこと
が示された。この反応を70℃に冷却し、更にNaHC
3(30g)を添加してからこの懸濁液を同じ温度で
1時間撹拌した。続いてこの反応混合液を濾過してから
ストリッピングする(回転式エバポレータ、70℃、1
mmHg)と、透明無色で低粘度の液体が得られ、Me
3SiOMeSi(C36817)OSiMe3である
ことが確認された。
【0029】実施例2: C35OC36817をM
3SiOMeSi(H)OSiMe3を用いてハイドロ
シレーションすることによりMe3SiOMeSi(C3
6OC36817)OSiMe3を合成する。C35
OC36817(51.3g、0.099モル)及び
Me3SiOMeSi(H)OSiMe3(20.4g、
0.094モル)を、加熱用マントル、凝縮器、付属の
ロート、温度計、機械的な撹拌器、及び窒素の入口を備
えた250mLの窒素を吹き込んだ丸底フラスコに入れ
た。この混合物を撹拌して85℃に加熱し、その時点で
1%のクロロプラチニン酸のイソプロパノール溶液
(0.05mL、10ppm)をシリンダーを介して添
加した。この溶液の温度を145℃にまで1分間ですば
やく上昇させた。最初の発熱性の沈澱がし終わったあと
で反応液の温度を95℃で1時間維持した。分析するこ
とでSi−H基が完全になくなったことが示された。こ
の反応を70℃に冷却し、更にNaHCO3(5g)を
添加してからこの懸濁液を同じ温度で1時間撹拌した。
続いてこの反応混合液を濾過してからストリッピングす
る(回転式エバポレータ、70℃、1mmHg)と、透
明無色で低粘度の液体が得られ、これはMe3SiOM
eSi(C36OC36817)OSiMe3と過剰の
未反応のC35OC36817からそれぞれなる1
0:1の混合物であることが確認された。
【0030】実施例3: C35817をMe2SiH
Clを用いてハイドロシレーションすることによりC8
1736Me2SiClを合成する。C358
17(113.0g、0.25モル)及びクロロプラチン
酸のイソプロプラノール溶液(0.1mL、〜10pp
m)を、加熱用マントル、凝縮器、付属のロート、温度
計、磁気撹拌器、及び窒素の入口を備えた250mLの
窒素を吹き込んだ丸底フラスコに入れた。この混合物を
撹拌して75℃に加熱し、その時点で加熱マントルを取
り除いてMe2SiHClを付属のロートによって滴下
して添加した。温度を70℃にまで落としてその混合液
を環流し始めた。この混合液の温度をMe2SiHCl
の添加速度によって調節し、約70℃から80℃の間に
維持した。添加を終わった(30分)らすぐに加熱を再
び始め、その混合駅を75℃で1時間撹拌した。続いて
この反応混合液をストリッピングして揮発成分を除去す
る(回転式エバポレータ、70℃、1mmHg)ことに
よって、淡い褐色の結晶性固体が得られ、それはC8
1736Me2SiClであることが確認された。
【0031】実施例4: C81736Me2SiCl
を加水分解及び縮合することにより(C81736
2Si)2Oを合成する。C81736Me2SiCl
(20g、0.036モル)のイソプロピルエーテル溶
液(50mL)を、加熱用マントル、凝縮器、付属のロ
ート、温度計、磁気撹拌器、及び窒素の入口を備えた5
00mLの窒素を吹き込んだ丸底フラスコに入れた濃H
Cl(3g)、H2O(20mL)及びイソプロピルエ
ーテル(150mL)からなる激しく撹拌された溶液中
に滴下して添加した。その添加の間にわずかな発熱が認
められた。続いてこの混合液を室温で2時間撹拌し、そ
の後で全部で72時間、64℃で加熱した。分析結果に
よれば、95%が(C81736Me2Si)2Oに転
換したことが示された。
【0032】実施例5: Me3SiOMeSi(C3
6817)OSiMe3を添加したメチルソイエートの
拡散性。5%、1%、及び0.1%のMe3SiOMe
Si(C36817)OSiMe3(C−8PT)と5
%のMe3SiOMeSi(C36OC36817)O
SiMe3(C−8PAET)のメチレート化した大豆
オイル(メチルソイエート)溶液を調製し、10μLの
サンプルを吊した透明体(ポリエステル表面)に付与し
た。それぞれの滴の拡散領域(cm2)を時間経過に沿
って測定し、その結果を正味のメチルソイエート及び9
5%のメチルソイエートと5%のSilwet(登録商標)5
60(Witco, Organo Silicones Group)、即ち市販さ
れているオイル拡散用表面活性剤を含む溶液に比較し
た。そのデータを表1及び図1にまとめた。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】わずかなパーセントのフルオロアルキル
トリシロキサンが含有することでメチルソイエートび拡
散性能がすばらしく改善されることが上記のデータから
明かである。また、フルオロアルキルトリシロキサン類
は特徴的なオイル−拡散性の表面活性剤(Silwet(登録
商標)560、Witco, Organo Silicones Group)より
明らかに性能が優れており、それは濃度を50倍減少さ
せても同じ拡散活性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例5で得られる表1に示されたデータを
表したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 豊 神奈川県 横浜市 旭区 中希望が丘73 番地7 (72)発明者 ジョージ・エー・ポリセーロ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10562 オシニング ハーベル ストリ ート 35 審査官 河野 直樹 (56)参考文献 特開 平7−330545(JP,A) 特開 平6−306086(JP,A) 特開 平7−187903(JP,A) 特開 平5−905(JP,A) 特開 平9−67240(JP,A) Journal of Fluori ne Chemistry,34, (1986),pp167−1 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 25/02 A01N 25/30 B01F 17/54 C07F 7/12 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.1%〜99.9%の、下記の化学式
    (1)、 【化1】 (この式中、xは0〜3、yは0、1、または2、zは
    0または1、x+y>0であり、そしてRは化学式C a H
    2a −O b −C c H 2c −C d F 2d+1 (なおこの式中、aは2−4、
    bは0または1、cは0−8及びdは4−12である)で
    ある)で表されるフルオロアルキルシロキサンと、9
    9.9%〜0.1%の植物性オイル、動物性オイルある
    いはパラフィンオイルとを含む組成物。
  2. 【請求項2】 約1重量%〜約50重量%の非イオン性
    表面活性剤を更に含む請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 20%以下のフルオロアルキルシロキサ
    ンと80%以上の植物性オイル、動物性オイルあるいは
    パラフィンオイルとを含む請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 約1重量%〜約50重量%の非イオン性
    表面活性剤を更に含む請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記植物性オイルがエステル化した種子
    オイルである請求項3に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記フルオロアルキルシロキサンが下記
    の化学式、 【化4】 (この式中、Rは化学式C a H 2a −O b −C c H 2c −C d F 2d+1
    (なおこの式中、aは2−4、bは0または1、cは2−
    3及びdは4−12である)である) で表されるフルオ
    ロアルキルトリシロキサンであり、かつ前記オイルが植
    物性オイルである請求項3に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の組成物を混合すること
    によって、植物性オイル、動物性オイルあるいはパラフ
    ィンオイルの拡散性を高める方法。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の組成物を混合すること
    によって、植物性オイル、動物性オイルあるいはパラフ
    ィンオイルの拡散性を高める方法。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の組成物を混合すること
    によって、植物性オイル、動物性オイルあるいはパラフ
    ィンオイルの拡散性を高める方法。
  10. 【請求項10】 請求項4に記載の組成物を混合するこ
    とによって、植物性オイル、動物性オイルあるいはパラ
    フィンオイルの拡散性を高める方法。
  11. 【請求項11】 請求項5に記載の組成物を混合するこ
    とによって、植物性オイル、動物性オイルあるいはパラ
    フィンオイルの拡散性を高める方法。
  12. 【請求項12】 請求項6に記載の組成物を混合するこ
    とによって、植物性オイル、動物性オイルあるいはパラ
    フィンオイルの拡散性を高める方法。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の組成物を、植物ある
    いは節足動物に提供する工程を含むことを特徴とするオ
    イル含有組成物を用いて植物あるいは節足動物を処理す
    る方法。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載の組成物を、植物ある
    いは節足動物に提供する工程を含むことを特徴とするオ
    イル含有組成物を用いて植物あるいは節足動物を処理す
    る方法。
  15. 【請求項15】 請求項3に記載の組成物を、植物ある
    いは節足動物に提供する工程を含むことを特徴とするオ
    イル含有組成物を用いて植物あるいは節足動物を処理す
    る方法。
  16. 【請求項16】 請求項5に記載の組成物を、植物ある
    いは節足動物に供給する工程を含むことを特徴とするオ
    イル含有組成物を用いて植物あるいは節足動物を処理す
    る方法。
  17. 【請求項17】 請求項6に記載の組成物を、植物ある
    いは節足動物に供給する工程を含むことを特徴とするオ
    イル含有組成物を用いて植物あるいは節足動物を処理す
    る方法。
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