JP3331053B2 - 感材処理装置 - Google Patents

感材処理装置

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JP3331053B2
JP3331053B2 JP17703194A JP17703194A JP3331053B2 JP 3331053 B2 JP3331053 B2 JP 3331053B2 JP 17703194 A JP17703194 A JP 17703194A JP 17703194 A JP17703194 A JP 17703194A JP 3331053 B2 JP3331053 B2 JP 3331053B2
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    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/02Details of liquid circulation
    • G03D3/06Liquid supply; Liquid circulation outside tanks
    • G03D3/065Liquid supply; Liquid circulation outside tanks replenishment or recovery apparatus

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感材用固体処理剤をカー
トリッジにて補充する感材処理装置に関し、特に、感材
を処理する際に、固体処理剤を補充する技術の改善に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハロゲン化銀写真感光材料に
おける発色現像,漂白,定着,安定などの一連の現像処
理を自動的に行う自動現像装置が知られている。かかる
自動現像処理装置では、各処理液が蓄えられた処理槽内
にフィルムやペーパーなどの感光材料を順次送り込んで
現像処理がなされるが、各処理液は、感光材料を処理す
ることで疲労してその処理能力が低下すると共に、処理
工程が進むときに前の処理液が持ち込まれることによっ
ても処理能力の低下を来す。
【0003】そこで、感光材料の処理面積などに基づい
て定期的に処理剤を含んだ補充液を補充することが行わ
れていた。また、処理剤を固形物(処理成分の粉末或い
は顆粒を一定の形状に圧縮成形した円形断面を有する錠
剤型の処理剤)として補充する構成の装置が、WO92/2
0013号公報や特開平5−119454号公報に開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハロゲン化
銀写真感光材料用の処理剤は例えばカラーネガフィルム
に関して言えば発色現像剤、漂白剤、定着剤、安定剤が
あり、カラーペーパーに関しても発色現像剤、漂白定着
剤、安定剤があり、ミニラボと呼ばれるDPE店舗設置
型の自動現像装置では、これら7種類の処理剤を適宜所
定の処理槽に補充若しくは交換する必要があり、かかる
作業が煩雑であるのはもちろんのこと入れ間違えるとい
った誤作業をしてしまうことがあった。
【0005】また、処理剤を固形化することによってか
なり取扱性も向上してきたものの、カラーフィルム処理
とカラーペーパー処理には合わせて最低でも7種類の処
理剤を必要量に応じて個別に購入したり、そうした管理
を行なうのに手間を要していた。本発明は上記問題点に
鑑みなされたものであり、感材の交換作業を容易に行な
わせることで使用者の管理にかかる手間を大幅に省力化
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は上記従
来の問題点を解決するものであって、その特徴とすると
ころは、複数配設されるとともに感材を順次浸漬しなが
ら処理するための処理液槽と、前記処理液槽で使用され
る補充用の各固体処理剤を充填するとともに、全ての処
理液槽で同時期に残量がなくなるように予め標準数量が
設定されたカートリッジと、前記カートリッジ内の固体
処理剤を前記処理液槽に補充する固体処理剤補充手段
と、を有する感材処理装置において、前記標準数量を表
す情報と、各処理液毎に前記各個体処理剤の投入に過不
足があってもその処理性に影響のない範囲の固体処理材
量としての過不足許容量情報と、を記憶する記憶手段
と、前記各固体処理剤の残量を検出し、残量がなくなっ
た前記各固体処理剤に対応する出力信号を発する残量検
出手段と、前記出力信号が発せられた当該カートリッジ
を除く他のカートリッジ内の固体処理剤を前記記憶手段
の過不足許容量情報に基づいて補充制御する固体処理剤
補充制御手段と、を具備する構成としたものである。
【0007】ここで、前記固体処理剤補充制御手段は、
前記残量検出手段の出力信号が発せられた当該カートリ
ッジを除く他のすべてのカートリッジ内の固体処理剤を
前記記憶手段の過不足許容量情報に基づいて過不足許容
量分だけ補充制御する構成としてもよい。また、前記固
体処理剤補充制御手段は、前記出力信号が発せられた当
該カートリッジの過不足許容量に応じた期間中は他のカ
ートリッジ内の固体処理剤の補充処理を継続制御する構
成とすることもできる。
【0008】さらに、前記固体処理剤補充制御手段の補
充制御が終了した後に全ての処理液槽のカートリッジの
交換を要求する交換要求手段を設けた構成としてもよ
い。また、前記固体処理剤の残量の変更入力に基づいて
残量を修正する残量修正手段を設けた構成でもよい。ま
た、前記固体処理剤は錠剤型固体処理剤としてもよい。
【0009】
【作用】上記構成の感材処理装置によれば、残量検出手
段がいずれかの標準数量カートリッジの固体処理剤の残
量がなくなったことを検出すると、固体処理剤補充制御
手段が他のカートリッジ内の固体処理剤を前記記憶手段
の過不足許容量情報に基づいて補充制御するために、各
処理液状態を安定に維持しながら、次のサイクルのキッ
ト交換を円滑に行なえるような補充制御を行ない、交換
作業を容易に行なわせることで使用者の管理にかかる手
間を大幅に省力化することができる。
【0010】また、前記固体処理剤補充制御手段が、前
記出力信号が発せられた当該カートリッジを除く他のす
べてのカートリッジ内の固体処理剤を前記記憶手段の過
不足許容量情報に基づいて過不足許容量分だけ補充制御
したり、また、前記固体処理剤補充制御手段が、前記出
力信号が発せられた当該カートリッジの過不足許容量に
応じた期間中は他のカートリッジ内の固体処理剤の補充
処理を継続制御するものでは、複数のカートリッジのう
ちいずれか1つの残量がなくなると、他の各処理剤毎に
定められた許容範囲の処理剤が補充された後に終了する
ために、固体処理剤を極力無駄にすることなく、次のサ
イクルのキット交換を円滑に行なうことができる。
【0011】また、前記固体処理剤補充制御手段の補充
制御が終了した後に全ての固体処理剤の交換を要求する
交換要求手段を設けたものでは、キット単位で交換表示
されるため、キット交換のタイミングを容易に知ること
ができる。また、前記固体処理剤の残量の変更入力に基
づいて残量を修正する残量修正手段を設けたものでは、
前記固体処理剤が紛失したり破壊された場合の変更入力
によって、残量が修正され正確な残量把握を行なえる。
【0012】また、前記固体処理剤を錠剤型とすること
で従来の液体に比して補充量を少なくできるため、補充
カートリッジを小型化でき取扱性を向上できるほか、作
業中に液体が飛散して人体や衣服、周辺機器に付着、汚
染したりすることもない。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。以下説明
する処理装置は錠剤型をした固体処理剤を用いる実施例
であるが、固体処理剤は錠剤型に限定するものではな
く、顆粒型等その形態については自由であるが、錠剤型
とすることで従来の液体に比して補充量を少なくできる
ため、補充カートリッジを小型化でき取扱性を向上でき
るほか、作業中に液体が飛散して人体や衣服、周辺機器
に付着、汚染したりすることないなどの固有の効果を奏
する。また、実施例は4槽の処理液槽からなる自動現像
装置であるが、複数の処理液槽を有した感材処理装置で
あれば本発明に含まれる。
【0014】図1は、本実施例にかかる自動現像装置の
概略構成を示しており、図2は該自動現像装置の補充制
御を示す概略ブロック図である。ている。図1におい
て、自動現像装置は発色現像処理、漂白処理、定着処理
及び、安定処理を行なうN1槽,N2槽,N3槽,N4
槽の4処理液槽から構成されている。各処理液槽には長
尺の感材が搬送され、順次浸漬処理される。ここで、現
像処理される感材としては、写真カラー(白黒)ネガ
(ポジ)フィルムや印画紙等の感光性を持った材料全般
を意味している。
【0015】これらの処理液槽には各々固体処理剤投入
機10が設けられていて、錠剤型の固体処理剤を収納し
たカートリッジC(C1,C2,C3,C4)が取り付
けられるようになっている。本実施例ではこれらカート
リッジCは何れも同形寸法の筒状容器であるため、カー
トリッジCの製造コストを低減させることができる。そ
して、錠剤の種類等の情報はカートリッジCの表面に付
されており、該情報を読み取ることで種類の判別を行な
うことができる。さらに、カートリッジCには錠剤種類
識別のための突起が付いているため、間違った固体処理
剤投入機10に装填されないようになっている。
【0016】また、錠剤型の固体処理剤(以後、錠剤J
と称する)の形状は円板状、球状、筒状等の略一定量の
体積をもつものであればよい。固体処理剤投入機10の
概略構成図を示す図3において、カートリッジCは開封
したうえ錠剤Jが落下しうる姿勢で固体処理剤投入機1
0に装填される。固体処理剤投入機10の近傍にはセン
サS1,S2,S3が設けられている。センサS1は投
入される錠剤Jの個数を検知する錠剤検知センサで、セ
ンサS2はカートリッジCが固体処理剤投入機10に装
填されているか否かを検知するセンサである。またセン
サS3はカートリッジCの種類(キット番号やロット番
号)や錠剤Jの種類等の種別検知を行なうセンサであ
る。
【0017】固体処理剤投入機10にはカートリッジC
を装着した後、駆動部11を駆動して、搬送ドラム12
を回転させる。搬送ドラム12は1回転中に錠剤Jをカ
ートリッジCより取り出すか、若しくは自然落下させて
搬送ドラム12に取り入れて、補充槽Paにメイン制御
部20の制御に従って投入する。図2において、メイン
制御部20は自動現像装置全体の動きを制御している。
操作部21はキーボード及びスイッチ等の入力装置、演
算部22は補充タイミング等の演算装置、記憶部23は
補充制御に関するパラメータの記憶装置で、表示部24
は液晶等を用い、カートリッジ交換やキット交換の要請
表示を行なう。さらに、現像制御部30は現像処理を管
理する制御部で、補充制御A,B,C,Dは錠剤Jの補
充動作を制御し、給水制御部A,B,C,Dは補水動作
を制御するものである。又、スピーカ25にて音声又は
ブザーでキット交換等の要請を行なうものである。
【0018】本発明の補充制御系にあっては、キット当
たりの処理液槽毎の錠剤数等は記憶部部23に記憶され
る。また、センサS1によって検知された投入された錠
剤数は演算部22によって演算され、キット当たりの錠
剤の残量等が算出される。また、操作部21からは処理
液槽内に万一投入されない錠剤Jの量(残量補正数量)
等が入力される。むろん、これらの量は別に設けた検知
手段によって検知するようにしてもよい。また、各処理
液槽への給水についても同様にキット当たりの各処理液
槽への給水量等の記憶がなされ、演算が行なわれる。
【0019】次に固体処理剤投入機10を用いての錠剤
Jの補充制御について説明する。図4は錠剤Jのメイン
処理を行なうフローチャートを示したもので、S1では
使用者が操作部21からキット当たりの各固体処理剤の
錠剤Jの数量を設定すると、上述のとおりメイン制御部
20が該数量情報を記憶部23に記憶させ、後述する各
固体処理剤の基本補充量を算出する。
【0020】S2では、感材の現像処理を実行中に、不
慮の事故による破損や紛失等の異常要因で錠剤Jが使用
されずに数量が減った場合に、使用者が操作部21から
その減数を変更入力することで、メイン制御部20が記
憶部23に記憶されているキット当たりの各固体処理剤
の錠剤Jの残量を修正する。そして、キット内の錠剤J
の残量がなくなった時にはS3において、自動現像装置
はキットの終了処理を行なう。S4では、錠剤Jの残量
がなくなったカートリッジCがN1槽のものであるのか
N2〜N4槽のものであるのかによって記憶部23の過
不足許容量情報に基づいて異なった補充制御を行なうも
のである。
【0021】次に、本実施例での処理液槽N1,N2,
N3,N4に投入される固体処理剤のキット当たりのカ
ートリッジと錠剤Jの仕様の1例を示したものが表1で
あり、この実施例では1箱で1キットを構成している。
【0022】
【表1】
【0023】各カートリッジの1列は錠剤Jが10錠分
充填できるようになっており、未使用の状態では隙間な
く充填されているので、流通過程において振動等により
錠剤Jが破壊されたり磨滅したりするのを防止してい
る。すなわち、カートリッジCに隙間なく充填できるよ
うに各錠剤Jを作る時に濃度を調整し個数を制御するこ
とで上述効果を奏するものである。
【0024】処理液槽N1,N2,N3,N4に設けら
れた固体処理剤投入機10に、それぞれ対応したカート
リッジC1,C2,C3,C4を装着し、錠剤Jの投入
を行なった際の基準状態で、横軸に感材の処理量をとっ
た時、1サイクルのカートリッジ交換とキット交換とを
示したのが図5である。すなわち、図5に示すように通
常の固体処理剤の補充制御においてはキット交換時に各
容器の固体処理剤が同時に消費され、同時にキットが交
換されるように、つまり、1キットで1サイクルがなさ
れるように各固体処理剤の量は制御されている。
【0025】本来キットは、キット交換時に全てのカー
トリッジC内の錠剤Jが同時になくなるように構成され
ているが、本発明は固体処理剤の補充の途中で処理剤詰
まりや不慮の事故による破損や紛失等が生じて、記憶さ
れているキットの処理剤数に変化が生じ、各処理剤が同
時に消費されなくなった後に、カートリッジC内に錠剤
Jの残量がなくなっ場合に、その後になされる錠剤Jの
投入制御に特徴を有するものである。
【0026】まず、キット容量設定処理において、キッ
ト交換がなされる度に記憶部23には、各処理液槽N
1,N2,N3,N4に投入されるべき各錠剤J数(1
40錠、200錠、760錠、10錠)が標準数量とし
て新たに入力される。入力時の表示としては表示部24
を示した図6のように、入力項目に対してN1〜N4ま
でが表示されており、使用者はテンキーを用いて順次数
値を入力する。また、1キット中での交換されるべきカ
ートリッジ数(7個,5個,19個,1個)も同じく記
憶部23に入力される。更に、後述する各処理液槽毎の
過不足許容量(3個,12個,14個,1個)も記憶部
23に入力される。ここで、記憶部23はRAM等の揮
発性メモリで構成されており、通常は図示しないROM
から予め登録されている標準値としての上記各錠剤Jの
数量を記憶部23上に読み出すことで設定処理を行ない
得るが、処理の定数変更が生じた場合に対処できるよう
に入力設定するようにしている。これらの入力は手動入
力されるが、センサS3による処理剤種類及びキット検
知によって自動的に入力されてもよい。また、処理剤種
類によって決まる所定感材の現像処理に際しての固体処
理剤の補充量、即ち1回に投入する錠剤数(1錠,2
錠,2錠,1錠)とN1の単位長当たりの必要錠剤個数
も同じく記憶部23に入力されていて、上記ROMに入
力された処理プログラムに従って感材に処理が行なわれ
る。この単位長当たりの必要錠剤個数は後述するように
各錠剤Jを投入するタイミングを決めるものである。
【0027】一連の入力作業が終了すると、演算部22
は処理プログラムに従って、各処理剤毎に異なる錠剤J
の単位長当たりの必要錠剤個数を算出する。算出式は以
下のとおりである。 1 ;N1錠剤Jの単位長当たりの必要錠剤個数(錠/
(135) ) An ;他のn錠剤Jの単位長当たりの必要錠剤個数(錠
/m(135) ) A1 は0.1179(錠/m(135) )であり、これは1
35mmフィルムの現像処理であれば1m毎に0.11
79錠を投下することを意味している。すなわち、感材
の処理長をカウントしつつA1 を積算し、1回に投入す
る錠剤数に達した時点で投入するように管理するもので
ある。N2〜N4の錠剤JについてもA 1 に基づいて上
式にて算出し、記憶部23に入力する。算出に際しては
N2〜N4の錠剤Jが余る方向で端数処理がなされるの
で、N1の錠剤Jに対して、N2〜N4の錠剤Jが足り
なくなるようなことはない。また、これらの単位長当た
りの必要錠剤個数は処理の変更が生じた場合に対処でき
るように250%〜20%の範囲で設定可能な範囲が定
められている。
【0028】現像処理が開始されると、錠剤Jが投入さ
れる毎にセンサS1によって錠剤Jの投入個数が計算さ
れ、記憶部23から読み出された入力データに基づい
て、演算部22でカートリッジC毎の錠剤Jの残数が算
出される。キット毎の所定量の感材の処理に必要な各処
理液槽の錠剤Jの量から実際に処理に用いた錠剤Jの量
を減算した量と、キット中に残存している錠剤Jの量と
は通常の処理時には一致していて、特定の量の感材の処
理が終わった時点では、何れの処理液槽についても錠剤
Jを残さない状態となっていて、キット毎の交換が行な
われる。キット交換の予報はキット終了直前で、各処理
液槽での錠剤残数が規定値以下となった時点で、キット
交換予報が表示部24に表示され、錠剤残数が0となっ
た時点でキット交換要請が表示される。キット交換の要
請は表示以外にも音声や要請ランプ点灯等によることも
ある。このように、キット交換に際して予報が報知され
るために、使用者がカートリッジ交換作業をスムーズに
行なうことができる。 現像処理中において、固体処理
剤の補充の途中で処理剤詰まりや不慮の事故による破損
や紛失等が生じて、錠剤Jの残数に変動をきたした場合
にはキット残数補正処理を行なう。同処理において、操
作部21から所定の操作を行なうことで、表示部24に
は図7に示すような表示がなされるので、使用者は操作
部21のテンキ−を用いて残量補正数量を入力して残数
を補正することができる。キット残数補正は処理中であ
ればいつでも行なうことができるので、錠剤Jの残数変
動に対してすばやい対応が可能である。また、補正数の
最大値はカートリッジCの標準数量から1を減じた値に
なっている。これは、補正数がカートリッジCの標準数
量と同じになった場合にはカートリッジC自体を交換し
て対処するためである。そして、設定入力された補正値
に基づいて、演算部22は記憶部内の錠剤Jの残量を修
正するので、正確な残量把握を行なうことができる。
【0029】本実施例の感材処理装置は、各処理液槽に
補充された固体処理剤の補充量を検知するS1と、固体
処理剤のうち投入されない固体処理剤の未投入数を検知
する未投入数検知手段(図示せず)を有している。そし
て、記憶部23に記憶されたキット当たりの固体処理剤
の量と、センサS1から出力される固体処理剤の補充量
と、未投入数検知手段から出力される未投入数から各処
理液槽毎の残量が検知される。ある処理液槽に補充され
るべきある種類の固体処理剤のみが例えば装置の異常等
何らかの理由で先になくなってしまったとき、他の処理
液槽ではまだ固体処理剤が残った状態にある。この残っ
た状態になった固体処理剤を余剰固体処理剤と呼ぶ。
【0030】本発明の感材処理装置では、感材の処理に
伴って常に或いは定期的に処理剤残量検出を行なってい
て、キット当たりの各固体処理剤の残量をメイン制御部
20が監視している。図8はキット終了処理のフローチ
ャートを示している。S5〜S7では監視している最中
に、いずれかのカートリッジCの錠剤Jがなくなってし
まったとき、メイン制御部20はそのカートリッジがC
1であるのかC2〜C4であるのかを判定し異なった終
了処理を行なう。その理由は、現像処理において発色現
像の濃度管理がもっとも重要であるため、他の処理剤と
は区別する必要があるからである。もし、カートリッジ
C1の錠剤Jが先になくなったと判断されたときにはS
8において他のカートリッジC2〜C4についての過不
足許容量を早期に投入する。ここで、過不足許容量につ
いて説明すると、各処理液の能力(濃度等)について許
容範囲があり、この範囲内なら錠剤Jの投入に過不足が
あっても処理性には影響がなく、この範囲の錠剤Jの量
を過不足許容量として規定する。
【0031】すなわち、いずれかのカートリッジの錠剤
Jがなくなった時点でキットを交換すべきところ、本発
明においてはこの過不足許容量に着目して、他のカート
リッジCの余剰固体処理剤のうち過不足許容量に相当す
る錠剤Jを投入することで固体処理剤を極力無駄にする
ことなく、次のサイクルのキット交換を円滑に行なうこ
とができる。S9では、C2〜C4の過不足許容量の投
入が終わった時点で使用者に報知するために表示部24
にキットの交換の要請が表示される。
【0032】一方、S7でC1以外のカートリッジCが
なくなったと判断された時には、S10で、終了したカ
ートリッジについての過不足許容量がかかる補充制御部
内のカウンタにセットされる。そして、単位長当たりの
必要錠剤個数に基づいて、上記カウンタの過不足許容量
値を順次減算しカウンタ値が0になる所定期間の終了ま
で、他のカートリッジは通常に各錠剤Jを投入を継続す
る。S13,S14で、カウンタ値が0になった時点で
現像処理を終了し、余剰固体処理剤のある他のカートリ
ッジCについて過不足許容量を早期に投下して、S9に
おけるキット交換要求を行なう。従って、C1以外のカ
ートリッジCが空になっても過不足許容量に相当する所
定期間は投入しなくとも処理性は確保されており、他の
処理剤を投入を継続して無駄を抑えることができる。
【0033】前記所定期間中に、カートリッジC1の錠
剤JがなくなったときにはC1が先に空になった場合と
同じように余剰固体処理剤のある他のカートリッジCに
ついて過不足許容量を早期に投下してキット交換要求を
する。次にキット交換について説明する。図9にはキッ
ト交換時の表示部24を示している。上述S9におい
て、図9(a)のごとく表示がなされ、処理可ランプ
(図示せず)が消灯するとともにスピーカ25にてブザ
ーが鳴動する。そして、使用者がカートリッジC1〜C
4を抜き去り、操作部21上のYESボタンを押下する
ことで、図9(b)の表示がなされ、余剰固体処理剤の
処置方法が案内されるので、使用者は処置方法に迷うこ
とはない。この時点でブザーの鳴動は停止する。
【0034】さらに、YESボタンを押下すると、図9
(c)のごとく自動現像装置がリセット状態に入るため
の起動指示がなされ、再度のYESボタンの押下によっ
て記憶部23の入力情報がリセットされ、次なるキット
をセットするための初期状態に戻る。このように、キッ
ト単位で交換表示されるためキット交換のタイミングを
容易に知ることができるほか、キット交換時に使用者の
行動をガイドするメッセージが使用者の指示に基づいて
随時表示するようなマンマシンインターフェースが使用
されており、キット交換作業を容易に行なうことが可能
である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる感
材処理装置によれば、残量検出手段がいずれかの標準数
量カートリッジの固体処理剤の残量がなくなったことを
検出すると、固体処理剤補充制御手段が他のカートリッ
ジ内の固体処理剤を前記記憶手段の過不足許容量情報に
基づいて補充制御するために、各処理液状態を安定に維
持しながら、次のサイクルのキット交換を円滑に行なえ
るような補充制御を行ない、交換作業を容易に行なわせ
ることで使用者の管理にかかる手間を大幅に省力化する
ことができる。
【0036】また、前記固体処理剤補充制御手段が、前
記出力信号が発せられた当該カートリッジを除く他のす
べてのカートリッジ内の固体処理剤を前記記憶手段の過
不足許容量情報に基づいて過不足許容量分だけ補充制御
したり、また、前記固体処理剤補充制御手段が、前記出
力信号が発せられた当該カートリッジの過不足許容量に
応じた期間中は他のカートリッジ内の固体処理剤の補充
処理を継続制御するものでは、複数のカートリッジのう
ちいずれか1つの残量がなくなると、他の各処理剤毎に
定められた許容範囲の処理剤が補充された後に終了する
ために、固体処理剤を極力無駄にすることなく、次のサ
イクルのキット交換を円滑に行なうことができる。
【0037】また、前記固体処理剤補充制御手段の補充
制御が終了した後に全ての固体処理剤の交換を要求する
交換要求手段を設けたものでは、キット単位で交換表示
されるため、キット交換のタイミングを容易に知ること
ができる。また、前記固体処理剤の残量の変更入力に基
づいて残量を修正する残量修正手段を設けたものでは、
前記固体処理剤が紛失したり破壊された場合の変更入力
によって、残量が修正され正確な残量把握を行なえる。
【0038】また、前記固体処理剤を錠剤型とすること
で従来の液体に比して補充量を少なくできるため、補充
カートリッジを小型化でき取扱性を向上できるほか、作
業中に液体が飛散して人体や衣服、周辺機器に付着、汚
染したりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における自動現像装置の概略構
成図
【図2】実施例における自動現像装置の補充制御を示す
概略ブロック図
【図3】実施例における固体処理剤投入機の概略構成図
【図4】実施例におけるメイン処理のフローチャート
【図5】実施例における1サイクルのカートリッジとキ
ットの交換とを示した図
【図6】実施例における入力時の表示部を示した図
【図7】実施例におけるキット残数補正処理時の表示部
を示した図
【図8】実施例におけるキット終了処理のフローチャー
【図9】実施例におけるキット交換時の表示部を示した
【符号の説明】
20 メイン制御部 21 操作部 22 演算部 23 記憶部 30 現像処理制御部 N1,N2,N3,N4 処理液槽

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数配設されるとともに感材を順次浸漬し
    ながら処理するための処理液槽と、 前記処理液槽で使用される補充用の各固体処理剤を充填
    するとともに、全ての処理液槽で同時期に残量がなくな
    るように予め標準数量が設定されたカートリッジと、 前記カートリッジ内の固体処理剤を前記処理液槽に補充
    する固体処理剤補充手段と、 を有する感材処理装置において、 前記標準数量を表す情報と、各処理液毎に前記各個体処
    理剤の投入に過不足があってもその処理性に影響のない
    範囲の固体処理剤量としての過不足許容量情報と、を記
    憶する記憶手段と、 前記各固体処理剤の残量を検出し、残量がなくなった前
    記各固体処理剤に対応する出力信号を発する残量検出手
    段と、 前記出力信号が発せられた当該カートリッジを除く他の
    カートリッジ内の固体処理剤を前記記憶手段の過不足許
    容量情報に基づいて補充制御する固体処理剤補充制御手
    段と、 を具備することを特徴とする感材処理装置。
  2. 【請求項2】前記固体処理剤補充制御手段は、前記残量
    検出手段の出力信号が発せられた当該カートリッジを除
    く他のすべてのカートリッジ内の固体処理剤を前記記憶
    手段の過不足許容量情報に基づいて過不足許容量分だけ
    補充制御することを特徴とする請求項1記載の感材処理
    装置。
  3. 【請求項3】前記固体処理剤補充制御手段は、前記出力
    信号が発せられた当該カートリッジの過不足許容量に応
    じた期間中は当該カートリッジを除く他のカートリッジ
    内の固体処理剤の補充処理を継続制御することを特徴と
    する請求項1記載の感材処理装置。
  4. 【請求項4】前記固体処理剤補充制御手段の補充制御が
    終了した後に全ての処理液槽のカートリッジの交換を要
    求する交換要求手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれかに記載の感材処理装置。
  5. 【請求項5】前記固体処理剤の残量の変更入力に基づい
    て残量を修正する残量修正手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載の感材処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記固体処理剤は錠剤型固体処理剤である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    の感材処理装置。
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