JP3330907B2 - 集乳システム - Google Patents
集乳システムInfo
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- JP3330907B2 JP3330907B2 JP27500099A JP27500099A JP3330907B2 JP 3330907 B2 JP3330907 B2 JP 3330907B2 JP 27500099 A JP27500099 A JP 27500099A JP 27500099 A JP27500099 A JP 27500099A JP 3330907 B2 JP3330907 B2 JP 3330907B2
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- Japan
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- milk
- ranch
- milk collection
- collection
- sucked
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集乳車による集乳
作業を安全、効率的に行うと共に、集乳後の伝票処理を
格別効率化した新規の集乳システムLCTS(リキッド
・コレクティング・トラック・システム)に関する。
作業を安全、効率的に行うと共に、集乳後の伝票処理を
格別効率化した新規の集乳システムLCTS(リキッド
・コレクティング・トラック・システム)に関する。
【0002】
【従来の技術】集乳作業は、ミルクローリと呼ばれる集
乳車で個別に牧場を廻り、各牧場に備えられているバル
ククーラの牛乳を集乳し、メーカの大型タンクに集乳す
るというものである。このため、各牧場に対しては、そ
の品質に応じた評価を与える必要があり、全体的には、
腐敗等品質劣化の牛乳を早期に発見し、被害を最小限に
抑える必要性がある。
乳車で個別に牧場を廻り、各牧場に備えられているバル
ククーラの牛乳を集乳し、メーカの大型タンクに集乳す
るというものである。このため、各牧場に対しては、そ
の品質に応じた評価を与える必要があり、全体的には、
腐敗等品質劣化の牛乳を早期に発見し、被害を最小限に
抑える必要性がある。
【0003】一方、我国の牛乳は、統制品であり、指定
者団体を介して畜産公社への補助金申請が行われる。ま
た、農業協同組合の目減りチェック等が組合わされる。
このため、伝票を農家、農協、指定者団体、メーカの順
で回し、受入タンクへの実際受入量に応じて目減り量を
計算し、又農家へ逆路で返すため、合計8回の伝票移動
があった。この伝票処理に必要な人員は、指定者団体が
各県毎に定められているため、全国的には多大なもので
あり、その効率化が望まれていた。
者団体を介して畜産公社への補助金申請が行われる。ま
た、農業協同組合の目減りチェック等が組合わされる。
このため、伝票を農家、農協、指定者団体、メーカの順
で回し、受入タンクへの実際受入量に応じて目減り量を
計算し、又農家へ逆路で返すため、合計8回の伝票移動
があった。この伝票処理に必要な人員は、指定者団体が
各県毎に定められているため、全国的には多大なもので
あり、その効率化が望まれていた。
【0004】そこで、近年、目減り量を過去の実績デー
タに基いて計算式で求め、前記農協のチェック機構を省
略可能にすることが実現可能となってきた。また、各県
毎に指定されている指定者団体を全国9ケ所の各地方毎
に集約することも提案されている。
タに基いて計算式で求め、前記農協のチェック機構を省
略可能にすることが実現可能となってきた。また、各県
毎に指定されている指定者団体を全国9ケ所の各地方毎
に集約することも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、集乳作業
は、集乳車で複数牧場を廻り、集乳された牛乳を大型タ
ンクに移送する方式であるため、各牧場への品質評価を
適切としながらも、品質劣化の牛乳を早期に発見可能と
することが必要である。
は、集乳車で複数牧場を廻り、集乳された牛乳を大型タ
ンクに移送する方式であるため、各牧場への品質評価を
適切としながらも、品質劣化の牛乳を早期に発見可能と
することが必要である。
【0006】また、伝票処理に関しては、より円滑な流
通機構を構築しながらも、その一部又は全部をコンピュ
ータ処理可能とすることが必要である。
通機構を構築しながらも、その一部又は全部をコンピュ
ータ処理可能とすることが必要である。
【0007】さらに、メーカサイドから見れば、注意事
項等を牧場へ即座にフィードバックする等により、コミ
ュニケーションを密にして、品質向上、牛乳の安定生産
を図ることが重要である。
項等を牧場へ即座にフィードバックする等により、コミ
ュニケーションを密にして、品質向上、牛乳の安定生産
を図ることが重要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの集乳シス
テムを構成した。即ち、集乳車に、バルククーラに投入
された牛乳を吸入する集乳ポンプと、前記集乳ポンプよ
り吸引された牛乳をサンプリングするオートサンプラ
と、吸入された牛乳の泡を分離するエアーエリミネータ
と、吸入された牛乳温度を測定する温度計と、吸入され
た牛乳の流量をデジタル値で計測する流量計と、該流量
計で計測された流量に応じ前記温度計の記録タイミング
を定め、かつ前記温度計で計測された温度値及び前記流
量計で計測された流量積算値を各々記憶する制御ユニッ
トとを設ける。
め、本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの集乳シス
テムを構成した。即ち、集乳車に、バルククーラに投入
された牛乳を吸入する集乳ポンプと、前記集乳ポンプよ
り吸引された牛乳をサンプリングするオートサンプラ
と、吸入された牛乳の泡を分離するエアーエリミネータ
と、吸入された牛乳温度を測定する温度計と、吸入され
た牛乳の流量をデジタル値で計測する流量計と、該流量
計で計測された流量に応じ前記温度計の記録タイミング
を定め、かつ前記温度計で計測された温度値及び前記流
量計で計測された流量積算値を各々記憶する制御ユニッ
トとを設ける。
【0009】制御ユニットで、温度記録タイミングを、
規定の通りに指示するので、信頼性のある温度データが
得られ、牛乳の温度評価を適切に行うことができ、また
適宜の温度管理によって高温すぎる場合にはその場で吸
入停止できる。
規定の通りに指示するので、信頼性のある温度データが
得られ、牛乳の温度評価を適切に行うことができ、また
適宜の温度管理によって高温すぎる場合にはその場で吸
入停止できる。
【0010】また、オートサンプラにより牛乳の適切な
サンプリングタイミングを定めるので、サンプリング牛
乳を適切にバルククーラの牛乳と一致させることができ
る。次に前記集乳車の前記制御ユニット及び他のコンピ
ュータ設備と交信可能のハンディータイプのデータ収集
装置を設け、前記データ収集装置に前記集乳車が集乳し
た牛乳の集乳量及び牛乳温度を牧場番号に対応させて記
憶保存し、所要の交信指令に応じ前記他のコンピュータ
設備に送信するようにした。また、前記データ収集装置
には、前記牧場番号に対応させ、等級、抗生物質、脂肪
量、体細胞、浸透圧の評価値並びに注意事項を記憶させ
るようにした。
サンプリングタイミングを定めるので、サンプリング牛
乳を適切にバルククーラの牛乳と一致させることができ
る。次に前記集乳車の前記制御ユニット及び他のコンピ
ュータ設備と交信可能のハンディータイプのデータ収集
装置を設け、前記データ収集装置に前記集乳車が集乳し
た牛乳の集乳量及び牛乳温度を牧場番号に対応させて記
憶保存し、所要の交信指令に応じ前記他のコンピュータ
設備に送信するようにした。また、前記データ収集装置
には、前記牧場番号に対応させ、等級、抗生物質、脂肪
量、体細胞、浸透圧の評価値並びに注意事項を記憶させ
るようにした。
【0011】従って、ハンディタイプのデータ収集装置
を介して前記集乳車で集乳した牛乳データを所要の機関
(メーカ、指定者団体)に即座に通信でき、かつ各機関
からのフィードバック情報、例えば評価値、注意事項を
即座に農家にフィードバックできる。ハンディタイプの
データ収集装置にプリンタを備える場合には、このプリ
ンタで従来同様の伝票を作成し牧場主に与えることもで
きる。
を介して前記集乳車で集乳した牛乳データを所要の機関
(メーカ、指定者団体)に即座に通信でき、かつ各機関
からのフィードバック情報、例えば評価値、注意事項を
即座に農家にフィードバックできる。ハンディタイプの
データ収集装置にプリンタを備える場合には、このプリ
ンタで従来同様の伝票を作成し牧場主に与えることもで
きる。
【0012】また、前記牧場番号をバーコードで管理
し、前記オートサンプラでサンプリングされた牛乳を入
れるサンプル容器に、当該牧場のバーコードを貼付する
ようにすれば、前記データ収集装置に記憶された前記牧
場のデータバンクと各牧場の対応が確実、容易で、サン
プル容器を預けた検査機関における検査結果の対応が確
実、迅速となる。
し、前記オートサンプラでサンプリングされた牛乳を入
れるサンプル容器に、当該牧場のバーコードを貼付する
ようにすれば、前記データ収集装置に記憶された前記牧
場のデータバンクと各牧場の対応が確実、容易で、サン
プル容器を預けた検査機関における検査結果の対応が確
実、迅速となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形
態に係る集乳システムの概要を示す説明図である。図2
及び図3は、重量1Kg程度で運転者(作業者)が容易
に携帯し、操作可能のハンディターミナルによるデータ
収集装置及び集乳車に搭載された制御ユニットの処理方
式を各々示す説明図、図4及び図5は上記ハンディター
ミナルに付属されたプリント出力側を示す説明図であ
る。
図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形
態に係る集乳システムの概要を示す説明図である。図2
及び図3は、重量1Kg程度で運転者(作業者)が容易
に携帯し、操作可能のハンディターミナルによるデータ
収集装置及び集乳車に搭載された制御ユニットの処理方
式を各々示す説明図、図4及び図5は上記ハンディター
ミナルに付属されたプリント出力側を示す説明図であ
る。
【0014】図1において、各牧場1に立寄り牛乳を集
乳する集乳車2に、前記牧場1のバルククーラ3に投入
された牛乳を吸入する集乳ポンプ4と、前記集乳ポンプ
4より吸引された牛乳をサンプリングするオートサンプ
ラ5と、吸入された牛乳の泡を分離するエアーエリミネ
ータ6と、吸入された牛乳温度を測定する温度計7と、
吸入された牛乳の流量をデジタル値で計測する電磁流量
計8と、該流量計8で計測された流量に応じ前記温度計
7の記録タイミングを定め、かつ前記温度計7で計測さ
れた温度値及び前記流量計8で計測された流量積算値を
各々記憶する制御ユニット9とを設けている。
乳する集乳車2に、前記牧場1のバルククーラ3に投入
された牛乳を吸入する集乳ポンプ4と、前記集乳ポンプ
4より吸引された牛乳をサンプリングするオートサンプ
ラ5と、吸入された牛乳の泡を分離するエアーエリミネ
ータ6と、吸入された牛乳温度を測定する温度計7と、
吸入された牛乳の流量をデジタル値で計測する電磁流量
計8と、該流量計8で計測された流量に応じ前記温度計
7の記録タイミングを定め、かつ前記温度計7で計測さ
れた温度値及び前記流量計8で計測された流量積算値を
各々記憶する制御ユニット9とを設けている。
【0015】前記集乳車2の前記制御ユニット9及びメ
ーカ10、指定者団体11、検査機関12等、他のコン
ピュータ設備と交信可能のハンディータイプのデータ収
集装置13を作業者(運転者)に持たせる。データ収集
装置13には、プリンタが付属されている。また、バー
コードリーダ14が接続可能となっている。
ーカ10、指定者団体11、検査機関12等、他のコン
ピュータ設備と交信可能のハンディータイプのデータ収
集装置13を作業者(運転者)に持たせる。データ収集
装置13には、プリンタが付属されている。また、バー
コードリーダ14が接続可能となっている。
【0016】以上の構成の集乳システムにおいて、作業
者は、サンプル容器15を持ち、牧場1に立寄り、集乳
作業を開始する。サンプル容器15には、その牧場のバ
ーコード紙16が貼付されている。
者は、サンプル容器15を持ち、牧場1に立寄り、集乳
作業を開始する。サンプル容器15には、その牧場のバ
ーコード紙16が貼付されている。
【0017】集乳作業は、まずバルククーラ3から取出
した牛乳に酸を与え、その凝固具合から腐敗度を調べ、
合否をテストする。不合格の場合には、この時点で当該
牧場についての集乳作業を中止する。
した牛乳に酸を与え、その凝固具合から腐敗度を調べ、
合否をテストする。不合格の場合には、この時点で当該
牧場についての集乳作業を中止する。
【0018】腐敗テストの結果、合格の場合には、ま
ず、集乳用のサクションホース(図示せず)をバルクク
ーラ3と接続し、ハンディターミナル13を、図示しな
い接続コードで制御ユニット9と接続し、集乳作業を開
始する。
ず、集乳用のサクションホース(図示せず)をバルクク
ーラ3と接続し、ハンディターミナル13を、図示しな
い接続コードで制御ユニット9と接続し、集乳作業を開
始する。
【0019】ハンディターミナル13と接続されるバー
コードリーダ14で、図示しないバーコードブックの該
当農家についてのバーコードを読取ると、ハンディター
ミナルでバーコード照合(ステップ201)される。ハ
ンディターミナル13には、予め6桁の農家コードが漢
字10文字の名称と共に最大100登録できるようにな
っている。
コードリーダ14で、図示しないバーコードブックの該
当農家についてのバーコードを読取ると、ハンディター
ミナルでバーコード照合(ステップ201)される。ハ
ンディターミナル13には、予め6桁の農家コードが漢
字10文字の名称と共に最大100登録できるようにな
っている。
【0020】一方、集乳車側の制御ユニット9は、電源
オンと共に0.0のテスト表示が為されている(ステッ
プ301)。ハンディターミナル13よりの始動指令
(ステップ202)をステップ302で受け、ステップ
303で流量計8の計測流量のカウント保持を行う。こ
のカウント値は、0.1リットル単位で記憶され、電源
オフまで保持される。
オンと共に0.0のテスト表示が為されている(ステッ
プ301)。ハンディターミナル13よりの始動指令
(ステップ202)をステップ302で受け、ステップ
303で流量計8の計測流量のカウント保持を行う。こ
のカウント値は、0.1リットル単位で記憶され、電源
オフまで保持される。
【0021】次いでのステップ304に示す温度計測で
は、集乳量が1.0リットルから開始され、27.0リ
ットル集乳時の温度及び計測開始から1分後の温度が記
録される。併せてオートサンプラ5では、一定量毎に少
しずつの牛乳をサンプリングする。
は、集乳量が1.0リットルから開始され、27.0リ
ットル集乳時の温度及び計測開始から1分後の温度が記
録される。併せてオートサンプラ5では、一定量毎に少
しずつの牛乳をサンプリングする。
【0022】ハンディターミナル13では、ステップ2
03で温度管理を行っている。この温度管理は、計測温
度が規定の温度以下であることを確認するものであり、
規定の値を超えるとアラームを発生し、即作業を中断さ
せることもできる。
03で温度管理を行っている。この温度管理は、計測温
度が規定の温度以下であることを確認するものであり、
規定の値を超えるとアラームを発生し、即作業を中断さ
せることもできる。
【0023】制御ユニット9では、ハンディターミナル
13よりの出力指令(ステップ204)を受け(ステッ
プ305)、ステップ306で、乳量、乳温データをハ
ンディターミナル305へ出力する。
13よりの出力指令(ステップ204)を受け(ステッ
プ305)、ステップ306で、乳量、乳温データをハ
ンディターミナル305へ出力する。
【0024】ハンディターミナル13では、ステップ2
05で制御ユニット9よりデータを入力し(ステップ2
05)、ステップ206で計算し、牧場コードに応じ分
類記憶する。目減り計算は、計測乳量に過去の実績より
得られた目減り集率を乗じて算出するものである。ステ
ップ207では、プリント指令に応じ、図4、又は図5
に示すようなプリントを出力する。このプリント内容
は、送信指令に応じステップ208で、他のコンピュー
タ装置に送信可能である。図4は牧場単位の集乳状況を
示している(個別プリント)。図5はコース毎のトータ
ルプリントを示している。
05で制御ユニット9よりデータを入力し(ステップ2
05)、ステップ206で計算し、牧場コードに応じ分
類記憶する。目減り計算は、計測乳量に過去の実績より
得られた目減り集率を乗じて算出するものである。ステ
ップ207では、プリント指令に応じ、図4、又は図5
に示すようなプリントを出力する。このプリント内容
は、送信指令に応じステップ208で、他のコンピュー
タ装置に送信可能である。図4は牧場単位の集乳状況を
示している(個別プリント)。図5はコース毎のトータ
ルプリントを示している。
【0025】図4に示すように、個別プリントでは、牧
場名称の下に、牧場コードと当該プリントを提供する車
両番号がプリントされている。続いて集乳日、時刻が記
録され、重要項目である目減り計算後の集乳量と、集乳
温度が記録されている。以上の情報は、その場で牧場主
に提供可能である。
場名称の下に、牧場コードと当該プリントを提供する車
両番号がプリントされている。続いて集乳日、時刻が記
録され、重要項目である目減り計算後の集乳量と、集乳
温度が記録されている。以上の情報は、その場で牧場主
に提供可能である。
【0026】ただし、その下方に示す評価値(等級、抗
生物質、脂肪量、体細胞、浸透圧)は、検査機関12の
検査を待って記録されるものである。検査機関は、前述
のサンプル容器15を受取って所定の検査を行うが、検
査結果をバーコード番号(牧場番号)に応じて報告で
き、ハンディターミナル13へ再送できる。最下段のメ
ッセージ欄には、メーカ10、指定者団体11から牧場
主への注意事項等を記入できる。この注意事項は、「最
近温度が高めです」とか脂肪量とかの品質に関するもの
の他、納入量に関するもの、あるいは状勢報告等、種々
の利用が可能でメーカと牧場のコミュニケーションがと
れ、大変便利である。
生物質、脂肪量、体細胞、浸透圧)は、検査機関12の
検査を待って記録されるものである。検査機関は、前述
のサンプル容器15を受取って所定の検査を行うが、検
査結果をバーコード番号(牧場番号)に応じて報告で
き、ハンディターミナル13へ再送できる。最下段のメ
ッセージ欄には、メーカ10、指定者団体11から牧場
主への注意事項等を記入できる。この注意事項は、「最
近温度が高めです」とか脂肪量とかの品質に関するもの
の他、納入量に関するもの、あるいは状勢報告等、種々
の利用が可能でメーカと牧場のコミュニケーションがと
れ、大変便利である。
【0027】牧場1で集乳作業を終えた集乳車2は、次
の牧場へ向う。同様作業を繰り返し、コースを終えて指
定のタンクへ集乳された牛乳を投入し、前記ハンディタ
ーミナル13の図4及び図5に示したデータを指定者団
体11へ送信することで全作業を終える。指定者団体1
1は、データ(伝票)をメーカ10へ送り、メーカは牧
場に送ることで、全ての伝票処理が終了する。従来に比
べ、伝票整理に要する手間は10分の1となる。
の牧場へ向う。同様作業を繰り返し、コースを終えて指
定のタンクへ集乳された牛乳を投入し、前記ハンディタ
ーミナル13の図4及び図5に示したデータを指定者団
体11へ送信することで全作業を終える。指定者団体1
1は、データ(伝票)をメーカ10へ送り、メーカは牧
場に送ることで、全ての伝票処理が終了する。従来に比
べ、伝票整理に要する手間は10分の1となる。
【0028】以上示した実施の形態では、ハンディター
ミナル13を制御ユニット9へ接続したが、この接続は
必ずしも必要でない。制御ユニット9へ蓄積されたデー
タを、ハンディターミナル13へ手入力することも可能
である。ただし、この場合、ハンディターミナル13で
行う温度管理機能を制御ユニット9へ移行しておくこと
が好ましい。
ミナル13を制御ユニット9へ接続したが、この接続は
必ずしも必要でない。制御ユニット9へ蓄積されたデー
タを、ハンディターミナル13へ手入力することも可能
である。ただし、この場合、ハンディターミナル13で
行う温度管理機能を制御ユニット9へ移行しておくこと
が好ましい。
【0029】また、上記実施の形態では、温度記録のタ
イミング制御機能を制御ユニット9側に持たせたが、ハ
ンディターミナル13を制御ユニット9へ接続すること
を条件にする場合には、その機能をハンディターミナル
13側へ持たせることもできる。要するに制御ユニット
9及びハンディターミナル13は協同して、所要機能を
作動させればよい。
イミング制御機能を制御ユニット9側に持たせたが、ハ
ンディターミナル13を制御ユニット9へ接続すること
を条件にする場合には、その機能をハンディターミナル
13側へ持たせることもできる。要するに制御ユニット
9及びハンディターミナル13は協同して、所要機能を
作動させればよい。
【0030】さらに、上記実施の形態では、メーカ1
0、指定者団体11、検査機関12の存在を仮定した
が、これら機関の組合せはこれに限定されるものではな
く、本発明は如何なる組合せでも適用可能である。
0、指定者団体11、検査機関12の存在を仮定した
が、これら機関の組合せはこれに限定されるものではな
く、本発明は如何なる組合せでも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、集乳車に
制御ユニット9を設け、ハンディターミナル13の協力
の下、集乳作業を集乳状況に応じて監視、記録するよう
にしたので、品質管理を行いながらの正確な乳温、乳量
の記録ができ、安全、効率的に集乳作業を行える。
制御ユニット9を設け、ハンディターミナル13の協力
の下、集乳作業を集乳状況に応じて監視、記録するよう
にしたので、品質管理を行いながらの正確な乳温、乳量
の記録ができ、安全、効率的に集乳作業を行える。
【0032】また、各種コンピュータ設備に交信可能の
ハンディタイプのデータ収集装置を、前記制御ユニット
と関連させて設け、前記制御ユニットで計測したデータ
を分離収集するようにしたので、従来伝票を代用するデ
ータを分類、収集でき、所要の機関に即座に提供でき
る。各機関における伝票整理も格別効率化できる。
ハンディタイプのデータ収集装置を、前記制御ユニット
と関連させて設け、前記制御ユニットで計測したデータ
を分離収集するようにしたので、従来伝票を代用するデ
ータを分類、収集でき、所要の機関に即座に提供でき
る。各機関における伝票整理も格別効率化できる。
【0033】さらに、前記データ収集装置は牧場番号に
対応させて集乳データを記憶し、これに併せて評価値、
注意事項を記憶するので、各牧場へ必要データを迅速に
フィードバックできる。言い換えれば、従来の集乳シス
テムは、単に牛乳を集乳するだけのシステムであった
が、本発明の集乳システムでは、メーカ及び牧場のコミ
ュニケーションを密に図ることができ、品質向上、安定
向上を図ることのできるシステムとなる。
対応させて集乳データを記憶し、これに併せて評価値、
注意事項を記憶するので、各牧場へ必要データを迅速に
フィードバックできる。言い換えれば、従来の集乳シス
テムは、単に牛乳を集乳するだけのシステムであった
が、本発明の集乳システムでは、メーカ及び牧場のコミ
ュニケーションを密に図ることができ、品質向上、安定
向上を図ることのできるシステムとなる。
【0034】しかも、前記牧場番号はバーコードで管理
されるので、管理容易で、評価値等を後で対応させる場
合にも便利で、間違いも起こらない。
されるので、管理容易で、評価値等を後で対応させる場
合にも便利で、間違いも起こらない。
【図1】本発明の一実施の形態に係る集乳システムの概
要を示す説明図である。
要を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に用いるハンディターミ
ナルの処理内容を示すフローチャートである。
ナルの処理内容を示すフローチャートである。
【図3】本発明の制御ユニットの処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】本発明のハンディターミナルに備えたプリンタ
のプリント側(個別)を示す説明図である。
のプリント側(個別)を示す説明図である。
【図5】本発明のハンディターミナルに備えたプリント
側(トータル)を示す説明図である。
側(トータル)を示す説明図である。
2 集乳車 3 バルククーラ 4 集乳ポンプ 5 オートサンプラ 6 エアーエリミネータ 7 温度計 8 電磁流量計 9 制御ユニット 13 ハンディターミナル 14 バーコードリーダ 15 サンプル容器 16 バーコード紙
Claims (4)
- 【請求項1】 各牧場に立寄り牛乳を集乳する集乳車
に、前記牧場のバルククーラに投入された牛乳を吸入す
る集乳ポンプと、前記集乳ポンプより吸引された牛乳を
サンプリングするオートサンプラと、吸入された牛乳の
泡を分離するエアーエリミネータと、吸入された牛乳温
度を測定する温度計と、吸入された牛乳の流量をデジタ
ル値で計測する流量計と、該流量計で計測された流量に
応じ前記温度計の記録タイミングを定め、かつ前記温度
計で計測された温度値及び前記流量計で計測された流量
積算値を各々記憶する制御ユニットとを設け、 前記集乳車の前記制御ユニット及び他のコンピュータ設
備と交信可能のハンディータイプのデータ収集装置を設
け、 前記データ収集装置に前記集乳車が集乳した牛乳の集乳
量及び牛乳温度を牧場単位で与えた番号に対応させて記
憶保存し、所要の交信指令に応じ前記他のコンピュータ
設備に送信可能としたことを特徴とする集乳システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の集乳システムにおい
て、前記データ収集装置には、前記牧場番号に対応さ
せ、等級、抗生物質、脂肪量、体細胞、浸透圧の評価値
並びに注意事項を記憶させるようにしたことを特徴とす
る集乳システム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の集乳システムにおい
て、前記データ収集装置に、前記流量計が計測した計測
値に所定の目減り計算をする手段を備えたことを特徴と
する集乳システム。 - 【請求項4】 請求項1に記載の集乳システムにおい
て、前記牧場番号をバーコードで管理し、前記オートサ
ンプラでサンプリングされた牛乳を入れるサンプル容器
に当該農家のバーコード紙を貼付するようにしたことを
特徴とする集乳システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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