JP3329679B2 - ベル用モータの駆動回路 - Google Patents

ベル用モータの駆動回路

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JP3329679B2
JP3329679B2 JP00854197A JP854197A JP3329679B2 JP 3329679 B2 JP3329679 B2 JP 3329679B2 JP 00854197 A JP00854197 A JP 00854197A JP 854197 A JP854197 A JP 854197A JP 3329679 B2 JP3329679 B2 JP 3329679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば時計に組
み込まれて使用され、あらかじめ設定した時刻にベルを
鳴動させるベル用モータを駆動するベル用モータの駆動
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ベル用モータは、たとえば、目覚まし時
計に組み込まれて使用され、あらかじめ設定した所定時
刻になると、このベル用モータが回転駆動されることに
よって、時計のベルが鳴動し時報の通報が行われる。こ
の種の時計においては、電池が経年的に劣化して、ベル
用モータに起動電圧を供給することができなくなり、所
定時刻になってもベル用モータが駆動せず、ベルが鳴動
しない状態になることを防止しなくてはならない。
【0003】このために、特開昭60−194784号
公報には、ベル用モータを、狭いパルス幅と広いパルス
幅の2種の駆動パルスを切換出力可能なパルス発生回路
から出力される駆動パルスで回転し、常時はベル用モー
タを狭いパルス幅の駆動パルスで回転駆動し、ベル用モ
ータが狭いパルス幅の駆動パルスでは充分に回転しなく
なったことを、モータの誘起電圧の波形あるいはモータ
の回転速度から検出し、この状態になると、ベル用モー
タの駆動を、広いパルス幅の駆動パルスによる駆動に切
り換える駆動回路が開示されている。
【0004】また、同様な目的のために、特公平3−2
6036号公報には、ベル用モータを、同じく狭いパル
ス幅と広いパルス幅の2種の駆動パルスを切換出力可能
なパルス発生回路から出力される駆動パルスで回転駆動
し、ベル用モータの回転に同期したパルスを計数して、
狭いパルス幅の駆動パルスでは、ベル用モータに充分な
回転力が与えられていないと判定すると、ベル用モータ
を広いパルス幅の駆動パルスでの駆動に切り換える駆動
回路が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した開示の方式に
よると、電池の劣化により突然時計の報時用のベルの鳴
動が不能になることが防止され、また、駆動パルスの切
り換えによるベル音の音量や鳴動状態の変化によって、
電池の経年寿命の近いことをあらかじめ知ることがで
き、電池の交換を事前にスムーズに行うことが可能にな
る。
【0006】しかし、この種の時計には、電池の劣化に
よる停止の他に、ベル音の音量調整時に、最小音量でベ
ルを鳴動させるように音量を設定する際に、ベル用モー
タが停止してしまいベルが鳴動しなくなることがある。
この場合、一旦ベル用モータが停止すると、ベル用モー
タを再起動することが必要で、時計の利用者にとってそ
の操作は複雑で煩わしいものであった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ベルの最小音量の設定動作時
に、ベル用モータをベル音を停止することなく制御駆動
することが可能なベル用モータの駆動回路を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、調整値に応じた駆動電圧を供給してベル
用モータを駆動可能なベル用モータの駆動回路であっ
て、前記ベル用モータの端子電圧が所定値以下に低下し
た場合に、前記ベル用モータが停止したものと判定する
停止判定手段と、前記停止判定手段により前記ベル用モ
ータが停止したと判定された場合に、前記ベル用モータ
に再起動用電圧を供給する再起動手段とを有する。
【0009】また、本発明は、駆動電圧を供給してベル
用モータを駆動可能なベル用モータの駆動回路であっ
て、前記ベル用モータの駆動電圧を所定の電圧領域内で
調整する電圧調整手段と、前記電圧調整手段で調整され
る駆動電圧が所定値以下になると、前記ベル用モータの
駆動を定電流供給回路による定電流駆動に切り換える制
御手段と、前記定電流駆動時の前記ベル用モータの端子
電圧が所定値以下に低下した場合に、前記ベル用モータ
が停止したものと判定する停止判定手段と、前記停止判
定手段により前記ベル用モータが停止したと判定された
場合に、前記ベル用モータに再起動用電圧を供給する再
起動手段とを有する。
【0010】本発明によれば、電圧調整手段によって、
ベル用モータの駆動電圧が所定の電圧領域内で調整さ
れ、この駆動電圧がベル用モータに印加されてベル用モ
ータが回転され、ベルの鳴動が行われる。そして、停止
判定手段によって、ベル用モータの端子電圧が所定値以
下に低下したか否かが検知され、端子電圧が所定値以下
に低下したと検知された場合には、ベル用モータの停止
が判定される。このようにモータ停止と判定されると、
再起動手段が作動して、ベル用モータに再起動用電圧が
供給されて直ちに再起動される。したがって、ベル音を
最小音量に調整する操作時にベル用モータが停止して
も、ベル用モータは再起動手段により、直ちに自動的に
再起動され、利用者は、最小音量近傍のベル音の調整を
簡単な操作でベル音を停止させることなく適確に行うこ
とが可能になる。
【0011】また、本発明によれば、電圧調整手段で調
整される駆動電圧があらかじめ設定した所定値以下にな
ると、ベル用モータを定電流供給回路による定電流駆動
に切り換えられる。この場合、最小音量近傍のベル音を
安定に鳴動させることが可能になるとともに、ベル用モ
ータの停止を定電流駆動状態で精度よく判定することが
可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]本発明の第1の実施の形態を図1
を参照して説明する。図1は本実施の形態の構成を示す
回路図である。
【0013】本実施の形態には、図1に示すように、鳴
り止めスイッチ1、スヌーズスイッチ2および時計駆動
用のモータ3が接続され、モータ3によって時計の駆動
を行うとともに、あらかじめ設定した所定時刻になる
と、報時信号を出力する時計IC回路5が設けられてい
る。この時計IC回路5のALO端子は、エミッタに3
Vのバイアス電圧が印加されたトランジスタ6のベース
に接続され、トランジスタ6のコレクタと接地ライン間
には、抵抗24とコンデンサ25とが互いに並列に接続
されている。
【0014】また、トランジスタ6のコレクタと接地間
には、最大抵抗値が10kΩの可変抵抗器7と抵抗9と
が直列に接続され、可変抵抗器7の可変抵抗端子が、ト
ランジスタ8aのベースに接続され、トランジスタ8a
のエミッタと接地間には抵抗10が接続され、トランジ
スタ8aのコレクタは、エミッタに3Vのバイアス電圧
が印加されたトランジスタ11のベースに接続されてい
る。さらに、トランジスタ8aのエミッタは、コレクタ
に3Vのバイアス電圧が印加されたトランジスタ8bの
エミッタに接続され、トランジスタ8bのベースと接地
間に、ベルを鳴動させるモータ12とコンデンサ13と
が並列に接続され、トランジスタ11のコレクタは、ト
ランジスタ8bのベースに接続されている。
【0015】一方、可変抵抗器7の可変抵抗端子は、コ
レクタが接地されたトランジスタ31のベースに接続さ
れ、トランジスタ31のエミッタとバイアス端子間には
抵抗33が接続されている。また、トランジスタ31の
エミッタは、コレクタに3Vのバイアス電圧が印加され
たトランジスタ30のベースに接続され、トランジスタ
30のエミッタとトランジスタ8bのベース間には、抵
抗32が接続されている。さらに、トランジスタ8bの
ベースは、コンデンサ34と抵抗35の直列接続回路を
介して、トランジスタ36のベースに接続され、トラン
ジスタ36のエミッタにはバイアス電圧が印加され、コ
レクタと接地間には、抵抗37が接続され、コンデンサ
34と抵抗35の接続点には、ダイオード44の陽極側
が接続され、ダイオード44の陰極側には、所定のバイ
アス電圧が印加されている。
【0016】一方、トランジスタ36のコレクタには、
ワンショット回路38のB端子が接続され、ワンショッ
ト回路38の/Q(/は反転を示す)端子は、抵抗39
を介して、エミッタに3Vのバイアス電圧が印加された
トランジスタ40のベースに接続されている。また、ト
ランジスタ40のコレクタは、抵抗41を介して、コレ
クタが接地されたトランジスタ42のエミッタに接続さ
れ、トランジスタ42のベースには、定電圧回路14と
して3端子電圧レギュレータが接続され、またベースと
接地間には抵抗45が接続されている。
【0017】そして、トランジスタ42のエミッタが、
コレクタに3Vのバイアス電圧が印加されたトランジス
タ43のベースに接続され、トランジスタ43のエミッ
タが、抵抗32とベル用モータ12の接続点に接続さ
れ、トランジスタ43のエミッタと接地間には、コンデ
ンサ23と陽極側が接地されたダイオード22とが互い
に並列に接続されている。
【0018】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。あらかじめ設定された報時時刻になると、時計
IC回路5のALO端子から、報時信号が出力され、こ
の報時信号によってトランジスタ6のエミッタ−ベース
間が、順方向にバイアスされるのでトランジスタ6がO
N状態となり、可変抵抗器7が、バイアス電圧をトラン
ジスタ8aのベースに印加可能な状態になる。この可変
抵抗器7により設定されたバイアス電圧は、トランジス
タ8aのベースとトランジスタ31のベースとに印加さ
れ、トランジスタ8aのベース−エミッタ間が順方向に
バイアスされ、トランジスタ8aがON状態となってコ
レクタ電流が流れるために、トランジスタ11もON状
態となる。
【0019】トランジスタ31とトランジスタ30はエ
ミッタフォロワとなっており(トランジスタ31のエミ
ッタはVBE分上昇、トランジスタ30でVBE分下降し)
互いにVBEを相殺し、トランジスタ30のエミッタには
およそ0〜(3−VBE)の間でほぼ可変抵抗器7で設定
されたバイアス電圧通り出力され、モータ12に駆動電
流が供給されモータ12が回転駆動される。
【0020】この場合、モータ12の端子電圧がトラン
ジスタ8bのベースに印加され、トランジスタ8a、8
bにより、可変抵抗器7で設定されるバイアス電圧値
と、モータ12への印加電圧値との比較動作が行われな
がら、モータ12にはトランジスタ11を介して、起動
電圧値以上の電圧が印加されてモータ12の回転駆動が
行われる。そして、可変抵抗器7によって最大抵抗値が
設定されると、モータ12には最大の駆動電流が供給さ
れ、高速度で回転するモータ12によって、ベルの音量
は最大音量に達する。また、可変抵抗器7の設定抵抗値
を減少させて行くと、トランジスタ11のコレクタ電流
が次第に減少するために、モータ12の駆動電流が減っ
てモータ12の回転速度が低下しベルの音量が減少して
いく。
【0021】利用者によって、ベルに最小音量を設定す
る調整操作時に、可変抵抗器7の設定抵抗値が所定値以
下になると、トランジスタ11からの駆動電流が減少し
て、モータ12の端子電圧が起動電圧以下になってモー
タ12が停止し、その内部抵抗が回転時の20Ωから7
Ω程度に低下する。モータは、抵抗32によってトラン
ジスタ30から供給される電圧を分圧するため、モータ
12の端子電圧が大きく低下し、コンデンサ34と抵抗
35の直列回路によって、モータ12の端子電圧が微分
された微分信号がトランジスタ36のベースに印加され
るので、トランジスタ36のエミッタ−ベース間に、瞬
間的に順方向のバイアスが印加され、ワンショット回路
38のB端子の信号の論理値が瞬間的に“1”となる。
【0022】このために、ワンショット回路38の/Q
端子の信号の論理値が“0”となり、トランジスタ40
のエミッタ−ベース間が順方向にバイアスされ、トラン
ジスタ40とトランジスタ42とがON状態となる。ト
ランジスタ42と43はエミッタフォロワになってお
り、互いにVBEを相殺し、トランジスタ43のエミッタ
からモータ12へは3端子レギュレータ14の出力電圧
とほぼ等しい電圧が供給され、モータ12の端子電圧が
起動電圧以上になって、モータ12が再起動される。
【0023】このように、本実施の形態によれば、可変
抵抗器7による設定抵抗値の調整によって、トランジス
タ11からモータ12に供給される駆動電流が調整さ
れ、モータ12の回転速度が変化し、モータ12によっ
て鳴動されるベルの音量の調整が行われ、可変抵抗器7
により設定抵抗値を増大させるとベルの音量が大きくな
り、可変抵抗器7により設定抵抗値を減少させるとベル
の音量が小さくなる。そして、本実施の形態では、最小
の音量を設定するために、可変抵抗器7の設定抵抗値を
最小にする調整操作時に、モータ12の端子電圧が所定
電圧以下になって、モータ12が停止すると、モータ1
2の端子電圧の低下により、トランジスタ36がON状
態となり、ワンショット回路38が作動して、トランジ
スタ40、42、43がON状態となり、直ちにトラン
ジスタ43からモータ12に駆動電流が供給され、モー
タ12が再起動されるので、利用者は、可変抵抗器7に
よるベルの最小音量の設定を、ベル音を停止させること
なく、煩雑な再起動操作を行わずに、簡単な操作で行う
ことが可能になる。
【0024】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態を図2を参照して説明する。図2は本実施の形態
の構成を示す回路図である。
【0025】本実施の形態では、図2(a)に示すよう
に、時計IC回路5、トランジスタ6および可変抵抗器
7は互いに、すでに図1を参照して説明した第1の実施
の形態と同一に接続されている。本実施の形態では、可
変抵抗器7の可変抵抗端子がトランジスタ8aのベース
に接続され、トランジスタ8aのエミッタと接地間には
抵抗10が接続され、トランジスタ8aのコレクタは、
エミッタに3Vのバイアス電圧が印加されたトランジス
タ50のベースに接続され、トランジスタ8aのエミッ
タは、コレクタに3Vのバイアス電圧が印加されたトラ
ンジスタ8bのエミッタに接続されている。そして、ト
ランジスタ50のコレクタと接地間には、モータ12と
コンデンサ13とが互いに並列に接続され、トランジス
タ50のコレクタはトランジスタ8bのベースに接続さ
れ、さらに、トランジスタ50のコレクタと接地間に
は、コンデンサ23と陽極側がアースされたダイオード
22とが、互いに並列に接続されている。
【0026】一方、本実施の形態では、トランジスタ6
のコレクタに、3端子レギュレータ14を含む定電流供
給回路51の入力端子が接続され、定電流供給回路51
の出力端子は、抵抗15を介して、エミッタが接地され
たトランジスタ16のベースに接続され、トランジスタ
16のコレクタとバイアス端子間には抵抗20が接続さ
れている。また、トランジスタ16のコレクタは、エミ
ッタが接地されたトランジスタ17のベースに接続さ
れ、トランジスタ17のコレクタと3Vのバイアス端子
間には、抵抗21が接続されている。そして、トランジ
スタ17のコレクタが、抵抗19を介して、エミッタに
3Vのバイアス電圧が印加されたトランジスタ18のベ
ースに接続され、トランジスタ18のコレクタが、トラ
ンジスタ50のコレクタに接続されている。
【0027】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。あらかじめ設定された報時時刻になると、時計
IC回路5のALO端子から、報時信号が出力され、こ
の報時信号によってトランジスタ6のエミッタ−ベース
間が、順方向にバイアスされるのでトランジスタ6がO
N状態となり、可変抵抗器7が、バイアス電圧をトラン
ジスタ8aのベースに印加可能な状態になる。この可変
抵抗器7により設定されたバイアス電圧は、トランジス
タ8aのベースに印加され、トランジスタ8aのベース
−エミッタ間が順方向にバイアスされ、トランジスタ8
aがON状態となってコレクタ電流が流れるために、ト
ランジスタ50もON状態となる。トランジスタ50が
ON状態になると、トランジスタ50からモータ12に
駆動電流が供給されてモータ12が回転駆動される。
【0028】この場合、モータ12の端子電圧がトラン
ジスタ8bのベースに印加され、トランジスタ8a、8
bにより、可変抵抗器7で設定されるバイアス電圧値
と、モータ12への印加電圧値との比較動作が行われな
がら、モータ12にはトランジスタ50を介して、起動
電圧値以上の電圧が印加されてモータ12の回転駆動が
行われる。そして、可変抵抗器7によって、最大抵抗値
が設定されると、モータ12には最大の駆動電流が供給
され、高速度で回転するモータ12によって、ベルの音
量は最大音量に達する。また、可変抵抗器7の設定抵抗
値を減少させて行くと、トランジスタ50のコレクタ電
流が次第に減少するために、モータ12の駆動電流が減
ってモータ12の回転速度が低下しベルの音量が減少し
ていく。
【0029】本実施の形態では、可変抵抗器7による設
定抵抗値が減少し、モータ12に印加される端子電圧が
モータ12の起動電圧以下に達すると、定電流供給回路
51から駆動電流がモータ12に供給され、モータ12
は定電流供給回路51からの駆動電流によって回転駆動
される。この場合には、モータ12によってベルは最小
音量で鳴動し、定電流供給回路51からの駆動電流によ
る定電流制御によって、モータ12は安定に回転駆動さ
れ、ベルの最低音量での鳴動が安定に行われる。
【0030】また、利用者による可変抵抗器7での最小
音量の調整操作時に、可変抵抗器7による設定電圧がモ
ータ12の起動電圧を下回って、モータ12が停止し、
モータ12の端子電圧が低下すると、トランジスタ16
のベース−エミッタ間が逆方向にバイアスされ、トラン
ジスタ16がOFF状態となるために、トランジスタ1
7のベース−エミッタ間に順方向バイアスが印加され、
トランジスタ17にコレクタ電流が流れる。そして、ト
ランジスタ17のコレクタ電流によって、トランジスタ
18のエミッタ−ベース間が順方向にバイアスされるの
で、トランジスタ18がON状態になって、トランジス
タ18からモータ12に駆動電流が供給され、モータ1
2は直ちに再起動されて回転駆動され、ベル音は停止す
ることなく鳴動を継続する。
【0031】図3は図2を概略的に示したものであり、
前述したように、ボリューム回路7Aにより起動電圧以
上の電圧がモータ12に印加されるように抵抗値が設定
されていると、モータ12には設定された抵抗値に基づ
く端子電圧が印加され、モータ12の回転によってベル
が鳴動する。可変抵抗器7で設定される抵抗値が減少し
て、モータ12の端子電圧がモータ12の起動電圧以下
になると、定電流供給回路51による定電流制御によっ
て、モータ12が回転しベルが最小音量で鳴動する。そ
して、可変抵抗器7による最小音量の設定時にモータ1
2が停止すると、検知駆動回路55によって、トランジ
スタ18からモータ12に駆動電流が供給されてモータ
12が直ちに再起動される。
【0032】このように本実施の形態によれば、可変抵
抗器7による設定抵抗値の調整によって、トランジスタ
50からモータ12に供給される駆動電流が調整され、
モータ12の回転速度が変化し、モータ12によって鳴
動されるベルの音量の調整が行われ、可変抵抗器7によ
り設定抵抗値を増大させるとベルの音量が大きくなり、
可変抵抗器7により設定抵抗値を減少させるとベルの音
量が小さくなる。本実施の形態では、最小の音量を設定
するために、可変抵抗器7の抵抗値を減少させ、モータ
12に起動電圧以下が印加される状態になると、モータ
12は、定電流供給回路51によって定電流制御され、
ベルは最小音量で安定に鳴動する。また、可変抵抗器7
の設定抵抗値を最小にする調整操作時に、モータ12の
端子電圧が所定電圧以下になって、モータ12が停止す
ると、トランジスタ16がOFF状態になり、トランジ
スタ17、18がON状態になって、直ちにトランジス
タ18からモータ12に駆動電流が供給され、モータ1
2が再起動される。このために、本実施の形態によれ
ば、ベルの最小音量での鳴動が安定に行われるととも
に、利用者は、可変抵抗器7によるベルの最小音量の設
定を、ベル音を停止させることなく、煩雑な再起動操作
を行わずに、簡単な操作で行うことが可能になる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベル音を最小音量に調整する操作時にベル用モータが停
止しても、ベル用モータは再起動手段により、直ちに自
動的に再起動され、利用者は、最小音量近傍のベル音の
調整を簡単な操作でベル音を停止させることなく適確に
行うことが可能になる。また、本発明によれば、最小音
量近傍のベル音を安定に鳴動させることが可能になると
ともに、ベル用モータの停止を定電流駆動状態で精度よ
く判定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す回路図
である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成を示す回路図
である。
【図3】図2の回路を概略的に示す図である。
【符号の説明】
5…時計IC回路 6…トランジスタ 7…可変抵抗器 8a、8b…トランジスタ 12…モータ 14…3端子レギュレータ 16、17、18…トランジスタ 30、31、33…トランジスタ 34…コンデンサ 35…抵抗 36…トランジスタ 38…ワンショット回路 40、42、43…トランジスタ 50…トランジスタ 51…定電流供給回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04G 21/02 G04G 13/02 G10K 1/063

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整値に応じた駆動電圧を供給してベル
    用モータを駆動可能なベル用モータの駆動回路であっ
    て、 前記ベル用モータの端子電圧が所定値以下に低下した場
    合に、前記ベル用モータが停止したものと判定する停止
    判定手段と、 前記停止判定手段により前記ベル用モータが停止したと
    判定された場合に、前記ベル用モータに再起動用電圧を
    供給する再起動手段とを有するベル用モータの駆動回
    路。
  2. 【請求項2】 駆動電圧を供給してベル用モータを駆動
    可能なベル用モータの駆動回路であって、 前記ベル用モータの駆動電圧を所定の電圧領域内で調整
    する電圧調整手段と、 前記電圧調整手段で調整される駆動電圧が所定値以下に
    なると、前記ベル用モータの駆動を定電流供給回路によ
    る定電流駆動に切り換える制御手段と、 前記定電流駆動時の前記ベル用モータの端子電圧が所定
    値以下に低下した場合に、前記ベル用モータが停止した
    ものと判定する停止判定手段と、 前記停止判定手段により前記ベル用モータが停止したと
    判定された場合に、前記ベル用モータに再起動用電圧を
    供給する再起動手段とを有するベル用モータの駆動回
    路。
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