JP3328546B2 - 撮影装置 - Google Patents
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- JP3328546B2 JP3328546B2 JP15610997A JP15610997A JP3328546B2 JP 3328546 B2 JP3328546 B2 JP 3328546B2 JP 15610997 A JP15610997 A JP 15610997A JP 15610997 A JP15610997 A JP 15610997A JP 3328546 B2 JP3328546 B2 JP 3328546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- shutter
- vsync
- time
- timing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メカニカル・シャ
ッタを取り付けたCCDカメラで動く物体を静止画像で
撮影する撮影装置、さらに詳しくはそのシャッタ作動機
構に関するものである。
ッタを取り付けたCCDカメラで動く物体を静止画像で
撮影する撮影装置、さらに詳しくはそのシャッタ作動機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCDは、その時受光した光を電気信号
に変換するので、CCDカメラで動いている物体を静止
画像で撮影する場合には、撮影しようとする瞬間の電気
信号をメモリに記録させる必要がある。このためCCD
カメラにメカニカル・シャッタを取り付け、撮影しよう
とする瞬間にシャッタを開き、レンズを介してCCD上
に写し出された映像をこのタイミングでメモリに記録さ
せる従来の撮影装置が存在する。
に変換するので、CCDカメラで動いている物体を静止
画像で撮影する場合には、撮影しようとする瞬間の電気
信号をメモリに記録させる必要がある。このためCCD
カメラにメカニカル・シャッタを取り付け、撮影しよう
とする瞬間にシャッタを開き、レンズを介してCCD上
に写し出された映像をこのタイミングでメモリに記録さ
せる従来の撮影装置が存在する。
【0003】図3は、従来のこの種の撮影装置を説明す
るための原理図であり、10はメカニカル・シャッタ、
20は画像格納メモリである。図3においてメカニカル
・シャッタのシャッタ・ボタンが押されると、電気レリ
ーズ(release) 信号がメカニカル・シャッタに出力され
てシャッタが動作を開始し、所定時間経過後にシャッタ
が開き、レンズを介してCCD上に映像が描画される。
メカニカル・シャッタには、ストロボ発光等のためのX
接点が既設されておりシャッタが約70%開いた瞬間に
この接点がONするように構成されている。従ってこの
X接点の信号を画像格納メモリ20のメモリ・アクティ
ブ信号に用いることにより、シャッタが開いた瞬間の映
像を画像格納メモリ20に取り込むことができ、動いて
いる物体の所望する瞬間の静止画像が記録される。
るための原理図であり、10はメカニカル・シャッタ、
20は画像格納メモリである。図3においてメカニカル
・シャッタのシャッタ・ボタンが押されると、電気レリ
ーズ(release) 信号がメカニカル・シャッタに出力され
てシャッタが動作を開始し、所定時間経過後にシャッタ
が開き、レンズを介してCCD上に映像が描画される。
メカニカル・シャッタには、ストロボ発光等のためのX
接点が既設されておりシャッタが約70%開いた瞬間に
この接点がONするように構成されている。従ってこの
X接点の信号を画像格納メモリ20のメモリ・アクティ
ブ信号に用いることにより、シャッタが開いた瞬間の映
像を画像格納メモリ20に取り込むことができ、動いて
いる物体の所望する瞬間の静止画像が記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のこ
の種の撮影装置では、VSYNC(垂直同期信号)によ
り撮影した画像が乱れる場合があった。すなわちビデオ
画像伝送系ではテレビジョンと同じ同期信号によって同
期が取られており、一般のCCDカメラの画像格納メモ
リもこの同期信号によって同期が取られているが、この
VSYNCとメカニカル・シャッタのX接点のONとは
当然ながら無関係なタイミングで動作するので、VSY
NCが入っている瞬間にシャッタが開いた場合、乱れた
画像が記録されてしまう。
の種の撮影装置では、VSYNC(垂直同期信号)によ
り撮影した画像が乱れる場合があった。すなわちビデオ
画像伝送系ではテレビジョンと同じ同期信号によって同
期が取られており、一般のCCDカメラの画像格納メモ
リもこの同期信号によって同期が取られているが、この
VSYNCとメカニカル・シャッタのX接点のONとは
当然ながら無関係なタイミングで動作するので、VSY
NCが入っている瞬間にシャッタが開いた場合、乱れた
画像が記録されてしまう。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、X接点とVSYNCの不整合により
画像の乱れが生じない撮影装置を提供することを目的と
している。
されたものであり、X接点とVSYNCの不整合により
画像の乱れが生じない撮影装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の撮影装置は、テ
レビジョン同期信号で動作するCCDカメラにメカニカ
ル・シャッタを取り付け、シャッタ・ボタンの操作によ
りシャッタが開きCCD上に描画された映像を、このシ
ャッタのX接点信号をタイミングとしてメモリに取り込
むことで、静止画像を撮影する撮影装置において、テレ
ビジョン同期信号のVSYNC(垂直同期信号)のタイ
ミングを検出するVSYNC検出部を設け、このVSY
NC検出部からの信号を利用して、X接点信号とVSY
NCとが重なる場合、遅延手段によりレリーズ信号を遅
延させて、画像をメモリに取り込む時にX接点信号とV
SYNCとが重ならないようにしたことを特徴とする。
レビジョン同期信号で動作するCCDカメラにメカニカ
ル・シャッタを取り付け、シャッタ・ボタンの操作によ
りシャッタが開きCCD上に描画された映像を、このシ
ャッタのX接点信号をタイミングとしてメモリに取り込
むことで、静止画像を撮影する撮影装置において、テレ
ビジョン同期信号のVSYNC(垂直同期信号)のタイ
ミングを検出するVSYNC検出部を設け、このVSY
NC検出部からの信号を利用して、X接点信号とVSY
NCとが重なる場合、遅延手段によりレリーズ信号を遅
延させて、画像をメモリに取り込む時にX接点信号とV
SYNCとが重ならないようにしたことを特徴とする。
【0007】具体的には、テレビジョン同期信号で動作
するCCDカメラにメカニカル・シャッタを取り付け、
シャッタ・ボタンの操作によりシャッタが開きCCD上
に描画された映像をこのシャッタのX接点信号をタイミ
ングとしてメモリに取り込むことで、静止画像を撮影す
る撮影装置において、テレビジョン同期信号のVSYN
C(垂直同期信号)のタイミングを検出するVSYNC
検出部と、シャッタ・ボタンの操作によりメカニカル・
シャッタを動作させるレリーズ信号を出力するレリーズ
信号出力部と、ゲート回路とを備え、シャッタ・ボタン
の操作によりX接点信号が出力されるタイミングが前記
VSYNCの出力と重なる期間である場合、前記ゲート
回路を動作させて前記レリーズ信号をその間保留させる
ことで画像をメモリに取り込む時にX接点信号とVSY
NCとが重ならないようにしたことを特徴とする。
するCCDカメラにメカニカル・シャッタを取り付け、
シャッタ・ボタンの操作によりシャッタが開きCCD上
に描画された映像をこのシャッタのX接点信号をタイミ
ングとしてメモリに取り込むことで、静止画像を撮影す
る撮影装置において、テレビジョン同期信号のVSYN
C(垂直同期信号)のタイミングを検出するVSYNC
検出部と、シャッタ・ボタンの操作によりメカニカル・
シャッタを動作させるレリーズ信号を出力するレリーズ
信号出力部と、ゲート回路とを備え、シャッタ・ボタン
の操作によりX接点信号が出力されるタイミングが前記
VSYNCの出力と重なる期間である場合、前記ゲート
回路を動作させて前記レリーズ信号をその間保留させる
ことで画像をメモリに取り込む時にX接点信号とVSY
NCとが重ならないようにしたことを特徴とする。
【0008】また、最初の撮影時にシャッタ・ボタンの
操作からX接点信号が出力されるまでの当該メカニカル
・シャッタ固有の時間を計測し、このメカニカル・シャ
ッタに必要な最新の遅延時間を記録し、この遅延時間を
基にゲート回路の動作タイミングを調整し、次回以降の
シャッタ・ボタンの操作で、X接点信号が出力されるタ
イミングが前記VSYNCの出力と重なる期間である場
合、前記ゲート回路を動作させて前記レリーズ信号をそ
の間保留させることでメモリに取り込む時にX接点信号
とVSYNCとが重ならないようにしたことを特徴とす
る。
操作からX接点信号が出力されるまでの当該メカニカル
・シャッタ固有の時間を計測し、このメカニカル・シャ
ッタに必要な最新の遅延時間を記録し、この遅延時間を
基にゲート回路の動作タイミングを調整し、次回以降の
シャッタ・ボタンの操作で、X接点信号が出力されるタ
イミングが前記VSYNCの出力と重なる期間である場
合、前記ゲート回路を動作させて前記レリーズ信号をそ
の間保留させることでメモリに取り込む時にX接点信号
とVSYNCとが重ならないようにしたことを特徴とす
る。
【0009】さらに、撮影時にシャッタ・ボタンの操作
からX接点信号が出力されるまでの時間を随時計測して
最新の遅延時間を随時記録更新し、随時更新される最新
の遅延時間を基に前記ゲート回路の動作タイミングを随
時調整する手段を備えたことを特徴とする。従ってVS
YNCが重なっている瞬間にシャッタが開いて、乱れた
画像が記録されてしまうという現象を防止できる。
からX接点信号が出力されるまでの時間を随時計測して
最新の遅延時間を随時記録更新し、随時更新される最新
の遅延時間を基に前記ゲート回路の動作タイミングを随
時調整する手段を備えたことを特徴とする。従ってVS
YNCが重なっている瞬間にシャッタが開いて、乱れた
画像が記録されてしまうという現象を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、VSYNCとシャッタタイ
ミングとの関係を示す図である。図1において、図1
(A)はVSYNC信号で、16.6msの間隔で約
0.6msの幅を持つ。図1(B)はシャッタ・ボタン
が操作されてから(S)、X接点がONし始める(X)
までのタイミングを示し、一般的には約14msであ
る。従って図1(C)に示すように例えばVSYNCか
ら2.6ms後にシャッタが押された場合、X接点のO
Nの立ち上がりと重なってしまい、乱れた画像が記録さ
れてしまう。
参照して説明する。図1は、VSYNCとシャッタタイ
ミングとの関係を示す図である。図1において、図1
(A)はVSYNC信号で、16.6msの間隔で約
0.6msの幅を持つ。図1(B)はシャッタ・ボタン
が操作されてから(S)、X接点がONし始める(X)
までのタイミングを示し、一般的には約14msであ
る。従って図1(C)に示すように例えばVSYNCか
ら2.6ms後にシャッタが押された場合、X接点のO
Nの立ち上がりと重なってしまい、乱れた画像が記録さ
れてしまう。
【0011】これを防止するには、図1(D)に示すよ
うに、X接点のONの立ち上がりとVSYNCとが重な
るような場合、適当な遅延時間を挿入してやれば良い。
但し、シャッタ・ボタンが押されてから後で、この操作
によってX接点がONする時に、VSYNCが入るか否
かを計測して遅延時間を挿入するか否かを決定すること
は困難である。従って図1(E)に示すように、VSY
NCを基準とした所定時間の間は、シャッタ・ボタンが
操作されても電気レリーズ信号が出力されず、この時間
を過ぎてからレリーズ信号が出力されるゲート(G)を
設けることとした。
うに、X接点のONの立ち上がりとVSYNCとが重な
るような場合、適当な遅延時間を挿入してやれば良い。
但し、シャッタ・ボタンが押されてから後で、この操作
によってX接点がONする時に、VSYNCが入るか否
かを計測して遅延時間を挿入するか否かを決定すること
は困難である。従って図1(E)に示すように、VSY
NCを基準とした所定時間の間は、シャッタ・ボタンが
操作されても電気レリーズ信号が出力されず、この時間
を過ぎてからレリーズ信号が出力されるゲート(G)を
設けることとした。
【0012】但し、ここで問題となるのは、ゲート
(G)の間は、撮影者が撮影を行おうとしてシャッタ・
ボタンを押したにも係わらず、通常のタイミングより遅
延してX接点がONとなるので、撮影者が期待する撮影
タイミングと実際に行われる撮影タイミングとがズレる
ことになり、従って安全を見越した最小幅とする必要が
ある。本実施形態ではゲート幅を4msとした。また、
例えば本願出願人が出願した特許出願(特願平8−89
971号「特定車両検出装置」)に記載されたような、
道路を走行中の車両をこの種の撮影装置で撮影して、そ
の映像から車両ナンバーを読み取る等に使用する場合に
は、正確なタイミングで、しかも短い間隔で複数枚の映
像を撮影する必要がある。然しながらシャッタ・ボタン
が押されてからX接点がONするまでの時間(約14m
s)は、使用するメカニカル・シャッタによって異なる
と共に、同じ種類のメカニカル・シャッタでもバラツキ
がある。また、その日の外気温度等によっても異なって
くる。
(G)の間は、撮影者が撮影を行おうとしてシャッタ・
ボタンを押したにも係わらず、通常のタイミングより遅
延してX接点がONとなるので、撮影者が期待する撮影
タイミングと実際に行われる撮影タイミングとがズレる
ことになり、従って安全を見越した最小幅とする必要が
ある。本実施形態ではゲート幅を4msとした。また、
例えば本願出願人が出願した特許出願(特願平8−89
971号「特定車両検出装置」)に記載されたような、
道路を走行中の車両をこの種の撮影装置で撮影して、そ
の映像から車両ナンバーを読み取る等に使用する場合に
は、正確なタイミングで、しかも短い間隔で複数枚の映
像を撮影する必要がある。然しながらシャッタ・ボタン
が押されてからX接点がONするまでの時間(約14m
s)は、使用するメカニカル・シャッタによって異なる
と共に、同じ種類のメカニカル・シャッタでもバラツキ
がある。また、その日の外気温度等によっても異なって
くる。
【0013】従って本発明では、最初の撮影には、シャ
ッタ・ボタンが押されてからX接点がONするまでの時
間は14msであるとしてVSYNCの開始から4ms
の間ゲートを設けると共に、最初の撮影において実際に
シャッタ・ボタンが押されてからX接点がONするまで
の時間を測定して最新の遅延時間を記録し、次回の撮影
からはこの最新の遅延時間を基にゲートを出力するタイ
ミングを調整する、いわゆる学習機能を備えることとし
た。
ッタ・ボタンが押されてからX接点がONするまでの時
間は14msであるとしてVSYNCの開始から4ms
の間ゲートを設けると共に、最初の撮影において実際に
シャッタ・ボタンが押されてからX接点がONするまで
の時間を測定して最新の遅延時間を記録し、次回の撮影
からはこの最新の遅延時間を基にゲートを出力するタイ
ミングを調整する、いわゆる学習機能を備えることとし
た。
【0014】図2は、本発明の装置構成の一実施形態を
示す図であり、図において、1はシャッタ・ボタン、2
はシャッタ・ボタン1が押された場合にこのタイミング
でレリーズ信号を一定時間出力するレリーズ信号出力
部、3はVSYNC信号の立ち上がりエッジを検出して
トリガを出力するVSYNC検出部、4は遅延回路で構
成され4msのゲート幅を持つゲート回路A、5はリレ
ースイッチ(SW−1)、7は記録回路、8は遅延回路
で構成され4msのゲートを記録回路7からの情報によ
りその出力タイミングを調整して出力するゲート回路
B、9はリレースイッチ(SW−2)、10はメカニカ
ル・シャッタ、20は画像格納メモリである。なお図2
は説明を理解し易くするためゲート回路A4,ゲート回
路B8としているが、実際の回路は、クロック信号をカ
ウントする1つのカウンタとゲートとで形成され、レリ
ーズ信号を所定のタイミング時に所定時間遅延する動作
を行う遅延回路で構成されている。
示す図であり、図において、1はシャッタ・ボタン、2
はシャッタ・ボタン1が押された場合にこのタイミング
でレリーズ信号を一定時間出力するレリーズ信号出力
部、3はVSYNC信号の立ち上がりエッジを検出して
トリガを出力するVSYNC検出部、4は遅延回路で構
成され4msのゲート幅を持つゲート回路A、5はリレ
ースイッチ(SW−1)、7は記録回路、8は遅延回路
で構成され4msのゲートを記録回路7からの情報によ
りその出力タイミングを調整して出力するゲート回路
B、9はリレースイッチ(SW−2)、10はメカニカ
ル・シャッタ、20は画像格納メモリである。なお図2
は説明を理解し易くするためゲート回路A4,ゲート回
路B8としているが、実際の回路は、クロック信号をカ
ウントする1つのカウンタとゲートとで形成され、レリ
ーズ信号を所定のタイミング時に所定時間遅延する動作
を行う遅延回路で構成されている。
【0015】次に図2に示す装置の動作について説明す
る。撮影開始前には、スイッチ5がON,スイッチ9が
OFFとなっている。従って最初の撮影時には、シャッ
タ・ボタン1が押されてレリーズ信号出力部2からレリ
ーズ信号が出力されると、(a)と(c)とに流れ、こ
のレリーズ信号がゲート回路A4に入力される。ゲート
回路A4には、クロック信号とVSYNCの立ち上がり
エッジに同期したトリガが入力されており、このトリガ
からクロック信号でカウントされる間マスク・ゲートを
動作させる。すなわち最初の撮影時にはシャッタ・ボタ
ンが押されてからX接点がONするまでの時間を14m
sと仮定しているので、この場合に必要な遅延時間であ
る、図1(F)に示すように、VSYNCの開始から4
msの間マスク・ゲートを動作させる。従ってレリーズ
信号がこのゲートの動作中に入力された場合には、ゲー
ト終了後にメカニカル・シャッタ10に入力され、メカ
ニカル・シャッタ10が動作を開始してX接点がONと
なり、このX接点ONがメモリ・アクティブ信号となっ
て画像格納メモリ20にこの時の映像が記録される。
る。撮影開始前には、スイッチ5がON,スイッチ9が
OFFとなっている。従って最初の撮影時には、シャッ
タ・ボタン1が押されてレリーズ信号出力部2からレリ
ーズ信号が出力されると、(a)と(c)とに流れ、こ
のレリーズ信号がゲート回路A4に入力される。ゲート
回路A4には、クロック信号とVSYNCの立ち上がり
エッジに同期したトリガが入力されており、このトリガ
からクロック信号でカウントされる間マスク・ゲートを
動作させる。すなわち最初の撮影時にはシャッタ・ボタ
ンが押されてからX接点がONするまでの時間を14m
sと仮定しているので、この場合に必要な遅延時間であ
る、図1(F)に示すように、VSYNCの開始から4
msの間マスク・ゲートを動作させる。従ってレリーズ
信号がこのゲートの動作中に入力された場合には、ゲー
ト終了後にメカニカル・シャッタ10に入力され、メカ
ニカル・シャッタ10が動作を開始してX接点がONと
なり、このX接点ONがメモリ・アクティブ信号となっ
て画像格納メモリ20にこの時の映像が記録される。
【0016】また記録回路7にはレリーズ信号(c)と
X接点信号dとクロック信号とが入力され、最初の撮影
時におけるレリーズ信号の立ち上がりからX接点信号d
の立ち上がりまでの実際の時間が計測され、この遅延時
間が記録回路7に記録されて遅延時間信号eとしてゲー
ト回路B8に入力される。ゲート回路B8は遅延時間信
号eを基に、出力する4msのゲートをこのメカニカル
・シャッタに現在必要なタイミングで出力するように調
整する。また信号eがスイッチ5,9に入力され、スイ
ッチ5がOFFし、スイッチ9がONする。
X接点信号dとクロック信号とが入力され、最初の撮影
時におけるレリーズ信号の立ち上がりからX接点信号d
の立ち上がりまでの実際の時間が計測され、この遅延時
間が記録回路7に記録されて遅延時間信号eとしてゲー
ト回路B8に入力される。ゲート回路B8は遅延時間信
号eを基に、出力する4msのゲートをこのメカニカル
・シャッタに現在必要なタイミングで出力するように調
整する。また信号eがスイッチ5,9に入力され、スイ
ッチ5がOFFし、スイッチ9がONする。
【0017】従って、2回目にシャッタ・ボタン1が押
され、レリーズ信号出力部2からレリーズ信号が出力さ
れた場合には、このレリーズ信号が(b)に流れてゲー
ト回路B8に入力される。そしてレリーズ信号が、この
メカニカル・シャッタに合わせたタイミングで設定され
たマスクゲートの動作中に入力された場合には、ゲート
終了後にメカニカル・シャッタ10に入力され、メカニ
カル・シャッタ10が動作を開始してX接点がONとな
り、このX接点ONがメモリ・アクティブ信号となって
画像格納メモリ20にこの時の映像が記録される。
され、レリーズ信号出力部2からレリーズ信号が出力さ
れた場合には、このレリーズ信号が(b)に流れてゲー
ト回路B8に入力される。そしてレリーズ信号が、この
メカニカル・シャッタに合わせたタイミングで設定され
たマスクゲートの動作中に入力された場合には、ゲート
終了後にメカニカル・シャッタ10に入力され、メカニ
カル・シャッタ10が動作を開始してX接点がONとな
り、このX接点ONがメモリ・アクティブ信号となって
画像格納メモリ20にこの時の映像が記録される。
【0018】なお上述の実施形態では、VSYNCの立
ち上がりエッジをトリガとして動作する構成を説明して
いるが、立ち下がりエッジをトリガとする構成でも良
い。
ち上がりエッジをトリガとして動作する構成を説明して
いるが、立ち下がりエッジをトリガとする構成でも良
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の撮影装置
は、メカニカル・シャッタを取り付けたCCDカメラで
動く物体を静止画像で撮影する撮影装置において、画像
をメモリに取り込む時に、X接点信号とVSYNCが重
なる現象を防止し、これによる画像の乱れを防止でき
る。また使用するメカニカル・シャッタの実際の遅延時
間に合わせてゲートをかけるタイミングを調整する学習
機能を設けているので、シャッタの種類やバラツキ、外
気温度等に左右されることもない等の効果がある。
は、メカニカル・シャッタを取り付けたCCDカメラで
動く物体を静止画像で撮影する撮影装置において、画像
をメモリに取り込む時に、X接点信号とVSYNCが重
なる現象を防止し、これによる画像の乱れを防止でき
る。また使用するメカニカル・シャッタの実際の遅延時
間に合わせてゲートをかけるタイミングを調整する学習
機能を設けているので、シャッタの種類やバラツキ、外
気温度等に左右されることもない等の効果がある。
【図1】本発明の動作を説明するためのタイムチャート
である。
である。
【図2】本発明の装置構成の一実施形態を示すブロック
図である。
図である。
【図3】従来のこの種の装置の問題点を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
1 シャッタ・ボタン 2 レリーズ信号出力部 3 VSYNC検出部 4 ゲート回路A 5 リレースイッチ(SW−1) 7 記録回路 8 ゲート回路B 9 リレースイッチ(SW−2) 10 メカニカル・シャッタ 20 画像格納メモリ
Claims (4)
- 【請求項1】 テレビジョン同期信号で動作するCCD
カメラにメカニカル・シャッタを取り付け、シャッタ・
ボタンの操作によりシャッタが開きCCD上に描画され
た映像を、このシャッタのX接点信号をタイミングとし
てメモリに取り込むことで、静止画像を撮影する撮影装
置において、 テレビジョン同期信号のVSYNC(垂直同期信号)の
タイミングを検出するVSYNC検出部を設け、 このVSYNC検出部からの信号を利用して、X接点信
号とVSYNCとが重なる場合、遅延手段によりレリー
ズ信号を遅延させて、画像をメモリに取り込む時にX接
点信号とVSYNCとが重ならないようにしたことを特
徴とする撮影装置。 - 【請求項2】 テレビジョン同期信号で動作するCCD
カメラにメカニカル・シャッタを取り付け、シャッタ・
ボタンの操作によりシャッタが開きCCD上に描画され
た映像をこのシャッタのX接点信号をタイミングとして
メモリに取り込むことで、静止画像を撮影する撮影装置
において、 テレビジョン同期信号のVSYNC(垂直同期信号)の
タイミングを検出するVSYNC検出部と、シャッタ・
ボタンの操作によりメカニカル・シャッタを動作させる
レリーズ信号を出力するレリーズ信号出力部と、ゲート
回路とを備え、 シャッタ・ボタンの操作によりX接点信号が出力される
タイミングが前記VSYNCの出力と重なる期間である
場合、前記ゲート回路を動作させて前記レリーズ信号を
その間保留させることで画像をメモリに取り込む時にX
接点信号とVSYNCとが重ならないようにしたことを
特徴とする撮影装置。 - 【請求項3】 最初の撮影時にシャッタ・ボタンの操作
からX接点信号が出力されるまでの当該メカニカル・シ
ャッタ固有の時間を計測し、このメカニカル・シャッタ
に必要な最新の遅延時間を記録し、この遅延時間を基に
ゲート回路の動作タイミングを調整し、次回以降のシャ
ッタ・ボタンの操作で、X接点信号が出力されるタイミ
ングが前記VSYNCの出力と重なる期間である場合、
前記ゲート回路を動作させて前記レリーズ信号をその間
保留させることでメモリに取り込む時にX接点信号とV
SYNCとが重ならないようにしたことを特徴とする請
求項2記載の撮影装置。 - 【請求項4】 撮影時にシャッタ・ボタンの操作からX
接点信号が出力されるまでの時間を随時計測して最新の
遅延時間を随時記録更新し、随時更新される最新の遅延
時間を基に前記ゲート回路の動作タイミングを随時調整
する手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の撮影
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15610997A JP3328546B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15610997A JP3328546B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10336561A JPH10336561A (ja) | 1998-12-18 |
JP3328546B2 true JP3328546B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=15620516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15610997A Expired - Lifetime JP3328546B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3328546B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP15610997A patent/JP3328546B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10336561A (ja) | 1998-12-18 |
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