JP3328163B2 - 乗物用の座席装置 - Google Patents

乗物用の座席装置

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JP3328163B2
JP3328163B2 JP16118297A JP16118297A JP3328163B2 JP 3328163 B2 JP3328163 B2 JP 3328163B2 JP 16118297 A JP16118297 A JP 16118297A JP 16118297 A JP16118297 A JP 16118297A JP 3328163 B2 JP3328163 B2 JP 3328163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座部および背ずり
を有して成る乗物用の座席装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗物用の座席装置としては、例え
ば、鉄道車両、航空機、船舶等の乗物の多くに採用され
ているリクライニングシートがある。このリクライニン
グシートは、背ずりが後方へ傾動(リクライニング動
作)するもので、背ずりに連動して、座部が前方へスラ
イド移動するように構成されているものがある。一方、
背ずり用の位置調節手段と、座部用の位置調節手段とが
別個に備えられているものが存在する。座部と背ずりと
を別個に位置調節を行えるようにして、着座者の体格に
合わせられるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の乗物用の座席装置では、前者においては、座
部が背ずりに連動してしまうために、背ずりと座部とを
別々に位置調節することができないで、着座者がその体
格に合わせて位置調節することが必ずしもできるとは限
らないという問題点があった。また、後者においては、
前者の問題点は生じないが、背ずり用および座部用の二
つの位置調節手段が別個に備えられているため、二つの
位置調節手段を別々に操作する必要があり、操作性が良
くなく、また、構成が複雑になり、部品点数が増えて、
コストが嵩むとともに、重量が増加し、座席下部などに
二つの位置調節手段を配した場合には、座部下方のスペ
ースが狭くなって、特に自動清掃機による座部下方の清
掃が困難になるという問題点があった。本発明は、前記
問題点に鑑みてなされたものであり、操作性がよく、コ
ストを低減し、重量が減少し、座部下方の自動清掃を容
易にすることができる乗物用の座席装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に記載され
た事項に存する。 [1] 座部(11)および背ずり(15)を有して成
る乗物用の座席装置において、前記座部(11)を進出
位置と後退位置とに前後移動可能に据付部に支持し、前
記背ずり(15)を起立位置とリクライニング位置に起
倒可能に据付部に支持し、前記座部(11)の下方に、
座部(11)および背ずり(15)を前記各位置に位置
調節するための位置調節手段(30)を配設し、前記位
置調節手段(30)は、座部(11)に連結される座部
連結部(43)が形成される一方、背ずり(15)に連
結される背ずり連結部(41a)が形成され、前記座部
連結部(43)から前記背ずり連結部(41a)に渡る
全長が伸縮自在な伸縮機構(40)と、前記伸縮機構
(40)が伸長または短縮の一方の動作をした際に、前
記背ずり連結部(41a)を移動不能にする一方、前記
座部連結部(43)の移動を所定位置までに制限し、背
ずり(15)を起立位置に拘束する一方、座部(11)
を前進位置に移動可能にし、かつ、前記伸縮機構(4
0)がさらに前記一方の動作をした際に、前記座部連結
部(43)の移動を前記所定位置に拘束しつつ、前記背
ずり連結部(41a)を移動させて、座部(11)を前
進位置に拘束しつつ、前記背ずり(15)をリクライニ
ング位置に傾動可能にする制限部材(27)とを備えた
ことを特徴とする乗物用の座席装置。
【0005】[2] 前記伸縮機構(40)は、前記座
部連結部(43)または前記背ずり連結部(41a)の
一方が形成されるシリンダ部材(41)と、前記座部連
結部(43)または前記背ずり連結部(41a)の他方
が形成され、前記シリンダ部材(41)に出没可能に内
挿された出力ロッド(42)と、前記シリンダ部材(4
1)の内部に封入され、該シリンダ部材(41)の内部
で移動可能な状態では前記出力ロッド(42)を出没可
能にし、かつ、前記シリンダ部材(41)の内部で移動
不能な状態では前記出力ロッド(42)を出没不能にす
る作動用媒体と、前記作動用媒体の移動状態を切り替え
て、座部(11)および背ずり(15)を位置調整する
ためのコントロール部(43〜47)とを有して成るこ
とを特徴とする1項記載の乗物用の座席装置。
【0006】[3] 前記伸縮機構(40)は、前記座
部連結部(43)または前記背ずり連結部(41a)の
一方が形成されたスクリュー部材と、前記座部連結部
(43)または前記背ずり連結部(41a)の他方が形
成されたナット部材と、動力により前記スクリュー部材
またはナット部材の一方を駆動する動力部と、該動力部
への給電を制御するコントロール部(43〜47)とを
有して成ることを特徴とする1項記載の乗物用の座席装
置。
【0007】[4] 座部(11)および背ずり(1
5)を有して成る乗物用の座席装置において、前記座部
(11)を進出位置と後退位置とに前後移動可能に据付
部に支持し、前記背ずり(15)を起立位置とリクライ
ニング位置に起倒可能に据付部に支持し、前記座部(1
1)の下方に、座部(11)および背ずり(15)を前
記各位置に位置調節するための位置調節手段(30)を
配設し、前記位置調節手段(30)は、座部(11)に
連結される座部連結部(43)が形成される一方、背ず
り(15)に連結される背ずり連結部(41a)が形成
され、前記座部連結部(43)から前記背ずり連結部
(41a)に渡る全長が伸縮自在な伸縮機構(40)
と、前記伸縮機構(40)が伸長または短縮の一方の動
作をした際に、前記背ずり(15)および前記座部(1
1)の移動を許容し、前記伸縮機構(40)が所定の長
さを維持した際に、前記背ずり(15)および前記座部
(11)を移動不能に拘束する制限機構(127)とを
備え、前記制限機構(127)は、その一端部が前記座
部連結部(43)に回動可能に連結され、かつ、その他
端部が座部(11,24)に回動可能に連結される座部
リンク部材(128)と、その基端部が背ずり(15,
16)に回動可能に連結される背ずりリンク部材(12
9)と、その両端部の一方が前記座部リンク部材(12
8)の中間部に回動可能に連結され、かつ、その両端部
の他方が前記背ずりリンク部材(129)の先端部に回
動可能に連結される中継リンク部材(130)とを備
え、背ずりリンク部材(129)の先端部に対して前記
中継リンク部材(130)を回動時に回動可能にする一
方、回動停止時に回動不能にするブレーキロック部材
(140)を有していることを特徴とする乗物用の座席
装置。
【0008】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。 [1]項記載の乗物用の座席装置では、座部(11)が
後退位置にあり、背ずり(15)が起立位置にあると
き、位置調節手段(30)の伸縮機構(40)が伸長ま
たは短縮の一方の動作をすると、座部(11)連結部が
移動する。このとき、背ずり(15)連結部は、例え
ば、背ずり(15)を起立する方向に付勢する付勢力に
より、移動不能な状態である。座部(11)連結部が移
動していくと、制限部材(27)が座部(11)連結部
の移動を所定位置までに制限する。それにより、座部
(11)が後退位置から前進位置に移動する。このと
き、背ずり(15)は、起立位置に維持される。
【0009】位置調節手段(30)の伸縮機構(40)
が伸長または短縮の一方の動作をさらに行なうと、制限
部材(27)が座部(11)連結部の移動を所定位置に
制限しているので、背ずり(15)連結部は、例えば前
記付勢力に抗して、移動する。背ずり(15)連結部が
移動すると、背ずり(15)が起立位置からリクライニ
ング位置に傾動する。このとき、座部(11)は前進位
置に拘束される。
【0010】座部(11)が前進位置にあり、背ずり
(15)がリクライニング位置にあるとき、位置調節手
段(30)の伸縮機構(40)が伸長または短縮の他方
の動作をすると、その動作とともに、例えば、前記付勢
力により、背ずり(15)連結部が移動する。それによ
り、背ずり(15)がリクライニング位置から起立位置
に傾動する。このとき、座部(11)連結部は、所定位
置に拘束され、座部(11)は前進位置に維持される。
位置調節手段(30)の伸縮機構(40)が伸長または
短縮の他方の動作をさらに行なうと、制限部材(27)
が座部(11)連結部の所定位置への移動を許容し、座
部(11)が前進位置から後退位置に移動する。背ずり
(15)は起立位置のままである。
【0011】[2]項記載の乗物用の座席装置では、伸
縮機構(40)の伸縮動作は、シリンダ部材(41)の
内部に封入された作動用媒体の移動状態をコントロール
部(43〜47)が切り替えることにより行なわれる。
すなわち、作動用媒体がシリンダ部材(41)の内部で
移動可能な状態では前記出力ロッド(42)を出没可能
にし、シリンダ部材(41)の内部で移動不能な状態で
は前記出力ロッド(42)を出没不能にする。
【0012】それにより、シリンダ部材(41)に出力
ロッド(42)が出没可能になる一方、所定の位置に出
没動作不能に拘束され、シリンダ部材(41)に形成さ
れた座部(11)連結部または背ずり(15)連結部の
一方と、出力ロッド(42)に形成された座部(11)
連結部または前記背ずり(15)連結部の他方との間の
距離が伸縮可能になる一方、所定の距離で伸縮不能にな
り、座部(11)および背ずり(15)が所望の位置に
移動可能になる一方、座部(11)および背ずり(1
5)が所望の位置に拘束されるようになる。
【0013】[3]項記載の乗物用の座席装置では、伸
縮機構(40)の伸縮動作は、動力部への給電をコント
ロール部(43〜47)が制御することにより行なわれ
る。
【0014】すなわち、動力部への給電が行なわれる状
態では、ナット部材がスクリュー部材のスクリュー軸に
沿って移動可能になり、動力部への給電が行なわれない
状態では、ナット部材がスクリュー部材のスクリュー軸
に沿って移動不能になる。
【0015】それにより、スクリュー部材に形成された
座部(11)連結部または背ずり(15)連結部の一方
と、ナット部材に形成された座部(11)連結部または
前記背ずり(15)連結部の他方との間の距離が伸縮可
能になる一方、所定の距離で伸縮不能になり、座部(1
1)および背ずり(15)が所望の位置に移動可能にな
る一方、座部(11)および背ずり(15)が所望の位
置に拘束されるようになる。
【0016】[4]項記載の乗物用の座席装置では、前
記伸縮機構(40)が伸長または短縮の一方の動作をし
た際に、ブレーキロック部材(140)が背ずりリンク
部材(129)に対して中継リンク部材(130)を回
動可能にし、制限機構(127)を構成する座部リンク
部材(128)、背ずりリンク部材(129)および中
継リンク部材(130)は、相互に回動する。それによ
り、座部(11)および背ずり(15)が所望の位置に
移動可能になる。
【0017】座部(11)および背ずり(15)が所望
の位置に移動した際に、前記伸縮機構(40)が所定の
長さを維持すると、ブレーキロック部材(140)が背
ずりリンク部材(129)に対して中継リンク部材(1
30)を回動不能にし、それにより、座部(11)およ
び背ずり(15)が所望の位置で拘束される。
【0018】ここで、ブレーキロック部材(140)
は、背ずり(15)および座部(11)の移動を許容す
る一方、背ずり(15)および座部(11)を移動不能
に拘束するものであって、例えば、円筒状のハウジング
と、該ハウジング内に巻装された一対の巻きばねとを有
して成り、一対の巻きばねは互いに反対方向へ巻かれて
おり、伸縮機構(40)が伸縮動作して、背ずりリンク
部材(129)および中継リンク部材(130)が相互
に回動すると、一方の巻きばねが縮径してハウジングの
内壁に弾撥的に摺接しなくなるとともに、他方の巻きば
ねの先端がハウジングの内壁を擦りながら移動して、巻
きばねがハウジングの内壁に対して移動しようとする際
の摩擦抵抗力が小さくなることにより、背ずりリンク部
材(129)に対して中継リンク部材(130)が回動
可能になる一方、伸縮機構(40)が伸縮動作を停止し
て、背ずりリンク部材(129)および中継リンク部材
(130)が相互の回動を停止すると、両方の巻きばね
がハウジングの内壁に弾撥的に当接して、巻きばねがハ
ウジングの内壁に対して移動しようとする際の摩擦抵抗
力が大きくなることにより、背ずりリンク部材(12
9)に対して中継リンク部材(130)が回動不能にな
るものである。
【0019】背ずりリンク部材(129)に対して中継
リンク部材(130)が回動可能になるとき、背ずり
(15)および座部(11)の移動が許容され 、背ず
りリンク部材(129)に対して中継リンク部材(13
0)が回動不能になるとき、背ずり(15)および座部
(11)の移動が阻止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1および図2に示すように、鉄道車両の客
室フロアである据付部には複数の座席10が列になって
配設されている。座席10は二人掛け用であって、一対
の座部11を有している。据付部には基部材12が固設
され、基部材12には、一対の座部11のフレーム20
が回転機構13を介して支持されている。フレーム20
は枠形状に形成され、パイプ部材である前枠21と、同
じくパイプ部材である後枠22と、側部フレームである
側枠23とを有している。フレーム20の両側部および
中央部には肘掛け18が固設され、肘掛け18には、支
持アーム16が枢着されている。支持アーム16を介し
て、背ずり15が起立位置と後傾したリクライニング位
置とに起倒可能に肘掛け18に支持されている。
【0021】回転機構13は、座部11を前方へ向いた
前方位置と後方へ向いた後方位置とに回転可能にするも
のである。フレーム20の前枠21には、後方へ延びる
架設用ブラケット24および前方へ延びるローラブラケ
ット25が固着されている。架設用ブラケット24に
は、リンク部材28の上端部が揺動可能に支持され、リ
ンク部材28の中間部には連結ピン28aが固着されて
いる。
【0022】ローラブラケット25には、ローラ25a
が回転可能に支持されている。架設用ブラケット24と
背ずり15の支持アーム16とには、ガイドレール26
が架設されている。ガイドレール26は、前部が略水平
なレール部に形成され、後部が後方へ向かって徐々に反
り上がった湾曲なレール部に形成されている。ガイドレ
ール26の前端部にはブラケットである制限部材27が
固着され、制限部材27に長孔27aが穿設され、長孔
27aにリンク部材28の連結ピン28aが相対移動可
能に嵌合しており、ガイドレール26の後端部が支持ア
ーム16に回動可能に嵌合している。
【0023】座部11のパネルフレーム11aの後端部
には、ガイドレール26を上下から挟むようにした一対
のローラ11bが装着され、パネルフレーム11aの前
端部がローラブラケット25のローラ25a上に載置さ
れている。ローラ25aおよび一対のローラ11bによ
り、座部11が進出位置と後退位置とに前後移動可能に
支持されている。座部11の下方には、座部11および
背ずり15を前記各位置に位置調節するための位置調節
手段30が配設されている。
【0024】位置調節手段30は、伸縮機構40を有し
ている。伸縮機構40は、その後端部に支持アーム16
にピン結合する背ずり連結部41aが形成され、その内
部にオイルである作動媒体を封入して成るシリンダ部材
41と、シリンダ部材41に出没可能に内挿された出力
ロッド42とを有している。出力ロッド42の先端部に
は連結ブラケットである座部連結部43が固設され、座
部連結部43には、連結ピン43aを介してリンク部材
28の下端部が連結されている。座部連結部43には、
コントロールブラケット44の上端部が揺動可能に支持
されている。座部連結部43には、コントロールケーブ
ル45のアウターケーブル45aが連結され、コントロ
ールブラケット44の下端部には、コントロールケーブ
ル45のインナーワイヤ46が連結されている。出力ロ
ッド42には、ロッド軸方向に移動して、シリンダ部材
41内の開閉弁を切換駆動するための切換ロッド47が
挿嵌されている。切換ロッド47の被押動端47aが、
コントロールブラケット44の中間部に対応した位置で
シリンダ部材41の前端部から前方へ突出している。コ
ントロールケーブル45は、背ずり15側の操作ノブお
よび肘掛け18側の操作ボタンへ取り回されている。
【0025】座部11の前枠21には、支持ブラケット
29が固着され、支持ブラケット29には、略く字形状
の位置調節用のリンク31の中間部が揺動可能に枢着さ
れている。位置調節用のリンク31の上端部および下端
部には、長孔32,33がそれぞれ穿設されている。位
置調節用のリンク31の長孔33には座部連結部43の
連結ピン43aが移動可能に嵌合している。位置調節用
のリンク31の長孔32には、座部11の連結ピン11
cが相対移動可能に嵌合している。座部連結部43〜切
換ロッド47がコントロール部を構成している。
【0026】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
および図2に示すように、座部11の下方には、位置調
節機構30を構成する一本のシリンダ部材41しかな
く、据付部と座部11との間の隙間が広くとられてい
て、シリンダ部材41が邪魔にならないで、据付部と座
部11との間の隙間を自動清掃機などを挿入して、清掃
することができる。
【0027】図1および図3に示すように、座部11が
後退位置にあり、背ずり15が起立位置にあるとき、操
作ノブあるいは操作ボタンのどちらか一方を操作する
と、出力ロッド42が出没可能な状態になり、座部11
および背ずり15の双方の位置調節ができ、使い勝手が
よい。すなわち、位置調節手段30の伸縮機構40の出
力ロッド42が没入すると、座部連結部43が後方へ移
動する。このとき、背ずり連結部41aは、例えば、背
ずりを起立する方向に付勢する付勢力により、移動不能
な状態である。
【0028】座部連結部43が後方へ移動していくと、
リンク部材28の下端部が後方へ揺動するとともに、位
置調節用のリンク31の下端部が後方へ揺動する。それ
により、位置調節用のリンク31の上端部が前方へ移動
して、座部11が前方へ移動するとともに、リンク部材
28の連結ピン28aが制限部材27の長孔27a内を
後方へ移動する。
【0029】座部11が前進位置へ移動すると、やが
て、リンク部材28の連結ピン28aが長孔27aの後
端縁に当接し、座部連結部43の移動を所定位置までに
制限する。それにより、座部11が前進位置に拘束され
る。このとき、背ずりは、起立位置に維持される(図4
に示す状態)。位置調節手段30の伸縮機構40の出力
ロッド42がさらに没入すると、座部連結部43が移動
を制限されていることから、シリンダ部材41の背ずり
連結部41aが、例えば前記付勢力に抗して、前方へ移
動する。背ずり連結部41aが前方へ移動すると、支持
アーム16の下端部が前方へ引かれ、背ずり15が起立
位置からリクライニング位置に傾動する。このとき、座
部は前進位置に拘束される(図5〜図6に示す状態)。
【0030】座部11が前進位置にあり、背ずり15が
リクライニング位置にあるとき、位置調節手段30の伸
縮機構40の出力ロッド42が突出動作をすると、その
動作とともに、例えば、前記付勢力により、背ずり連結
部41aが後方へ移動する。それにより、背ずり連結部
41aが後方へ移動すると、支持アーム16の下端部が
後方へ押され、背ずり15がリクライニング位置から起
立位置に傾動する。このとき、座部連結部43は所定位
置に拘束され、座部11は前進位置に維持される。
【0031】位置調節手段30の伸縮機構40の出力ロ
ッド42をさらに突出させると、座部連結部43が前方
へ移動し、リンク部材28の下端部および位置調節用の
リンク31の下端部が前方へ揺動する。それにより、位
置調節用のリンク31の上端部が後方へ移動し、リンク
部材28の連結ピン28aが制限部材27の長孔27a
内を前方へ移動し、座部11が前進位置から後退位置に
移動すると、リンク部材28の連結ピン28aが制限部
材27の長孔27aの前端縁に当接し、座部11が後退
位置に拘束される。このとき、背ずり15は起立位置の
ままである。
【0032】位置調節手段30の伸縮機構40の出力ロ
ッド42の出没動作は、シリンダ部材41の内部の開閉
弁を切換駆動することにより、行われる。すなわち、肘
掛け18側の操作ボタンあるいは背ずり15側の操作ノ
ブを操作すると、コントロールケーブル45のインナー
ワイヤ46が引かれ、コントロールブラケット44の下
端部が後方へ揺動する。それにより、コントロールブラ
ケット44が切換ロッド47を後方へ押し込み、切換ロ
ッド47が開閉弁を閉じ状態から開き状態に切換える。
それにより、シリンダ部材41内に封入された作動用媒
体が移動可能な状態になり、出力ロッド42が出没動作
可能になり、座部11および背ずり15の位置調整が可
能になる。
【0033】一方、操作ボタンあるいは操作ノブの操作
を止めると、コントロールケーブル45のインナーワイ
ヤ46が前方へ戻り、切換ロッド47が後方へ押されな
くなって、前方へ突出し、開閉弁が開き状態から閉じ状
態に切換わり、作動用媒体が移動不能な状態になって、
出力ロッド42が出没不能になる。それにより、シリン
ダ部材41に出力ロッド42が出没可能になる一方、所
定の位置に出没動作不能に拘束され、座部11および背
ずり15が所望の位置に拘束されるようになり、座部1
1及び背ずり15の位置調整が不能になる。
【0034】図7に示す状態は、背ずり15をリクライ
ニング状態に維持して、操作ボタンあるいは操作ノブの
操作して、座部11を前進位置から後退位置へ戻してい
った場合を示している。すなわち、座部11を前進位置
から後退位置へ戻していくと、リンク部材28の連結ピ
ン28aが制限部材27の長孔27a内を前方へ移動
し、やがて、長孔27aの前端縁に当接し、座部11が
後退位置へ完全に戻らない位置で拘束されることにな
る。
【0035】なお、前記実施の形態にかかる乗物用の座
席装置によれば、位置調節手段30として、伸縮機構4
0等を使用したものを示したが、これに限らず、例え
ば、駆動モータである動力部でスクリュー部材を回転
し、スクリュー部材に螺合するナット部材をスクリュー
軸方向へ相対移動させるものであってもよい。この場合
には、スクリュー部材を座部11または背ずり15の一
方に連結し、ナット部材を座部11または背ずり15の
他方に連結し、ナット部材を移動させて、座部11を前
進位置に位置調節した後に、ナット部材の移動を制限し
て、スクリュー部材をナット部材に対して移動し、背ず
り15を起倒動作させればよい。
【0036】図8〜図12は、本発明の他の実施の形態
を示している。図8は、本発明の他の実施の形態を示す
乗物用の座席装置の正面図である。図9、図10、図1
1および図12は、それぞれ本発明の他の実施の形態を
示す乗物用の座席装置の部分拡大正面図である。本実施
の形態では、制限部材27に代えて、制限機構127を
設けると共に、ブレーキロック部材140を新たに設け
たものである。
【0037】制限機構127は、リンク機構であり、そ
の一端部が座部連結部43に回動可能に連結され、か
つ、その他端部が座部11の架設用ブラケット24に回
動可能に連結される座部リンク部材128と、その基端
部が背ずり15の支持アーム16に回動可能に連結され
る背ずりリンク部材129と、その両端部の一方が座部
リンク部材128の中間部に回動可能に連結され、か
つ、その両端部の他方が前記背ずりリンク部材129の
先端部に回動可能に連結される中継リンク部材130と
を備えている。
【0038】ブレーキロック部材140は、背ずりリン
ク部材129の先端部と中継リンク部材130の先端部
とが相互に回動する部位に配設されている。中継リンク
部材130は、前記実施の形態に係るガイドレール26
の機能をも有している。ブレーキロック部材140は、
内部を省略して示しているが、背ずり連結部41aおよ
び座部連結部43の移動を許容したり、背ずり連結部4
1aおよび座部連結部43を移動不能に拘束するもので
あって、例えば、円筒状のハウジングと、該ハウジング
内に巻装され、背ずりリンク部材129の先端部と中継
リンク部材130の先端部との一方の回動軸にその各一
端が連結され、その各他端がハウジングの内壁に弾撥的
に当接する一対の巻きばねとを有して成り、一対の巻き
ばねは互いに反対方向へ巻かれている。
【0039】伸縮機構40が伸縮動作して、背ずりリン
ク部材129の先端部と中継リンク部材130の他端部
とが相互に回動すると、一方の巻きばねの外径部が縮径
してハウジングの内壁に弾撥的に摺接しなくなるととも
に、他方の巻きばねの他端がハウジングの内壁を擦りな
がら移動して、巻きばねがハウジングの内壁に対して移
動しようとする際の摩擦抵抗力が小さくなることによ
り、背ずりリンク部材129の先端部と中継リンク部材
130の他端部との相互の回動を許容する一方、伸縮機
構40が伸縮動作を停止して、背ずりリンク部材129
のおよび中継リンク部材130が相互の回動を停止する
と、両方の巻きばねの外径部がハウジングの内壁に弾撥
的に当接して、巻きばねがハウジングの内壁に対して移
動しようとする際の摩擦抵抗力が大きくなることによ
り、背ずりリンク部材129の先端部と中継リンク部材
130の他端部との相互の回動を阻止するものである。
【0040】
【発明の効果】本発明にかかる乗物用の座席装置によれ
ば、座部の下方には位置調節機構を構成する一本のシリ
ンダ部材しか配されてなく、コストが低減されるととも
に、重量が軽減され、また、据付部と座部との間の隙間
が広くとられていて、シリンダ部材が邪魔にならない
で、座部下方の清掃が容易になり、例えば、据付部と座
部との間の隙間を自動清掃機などを挿入して、清掃する
ことができる。さらに、一つの操作部材を操作すること
で、座部および背ずりの双方の位置調節ができ、操作性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分拡大正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分拡大正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分拡大正面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分拡大正面図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分拡大正面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す乗物用の座席装
置の正面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す乗物用の座席装
置の部分拡大正面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す乗物用の座席
装置の部分拡大正面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態を示す乗物用の座席
装置の部分拡大正面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す乗物用の座席
装置の部分拡大正面図である。
【符号の説明】
11…座部 11b…一対のローラ 12…基部材 15…背ずり 16…支持アーム 18…肘掛け 20…フレーム 21…前枠 24…架設用ブラケット 25…ローラブラケット 25a…ローラ 26…ガイドレール 27…制限部材 27a…長孔 28…リンク部材 28a…連結ピン 29…支持ブラケット 30…位置調節手段 31…位置調節用のリンク 40…伸縮機構 41…シリンダ部材 41a…背ずり連結部 42…出力ロッド 43…座部連結部 43a…連結ピン 44…コントロールブラケット 45…コントロールケーブル 46…インナーワイヤ 47…切換ロッド 47a…被押動端 127…制限機構 128…座部リンク部材 129…背ずりリンク部材 130…中継リンク部材 140…ブレーキロック部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座部および背ずりを有して成る乗物用の座
    席装置において、 前記座部を進出位置と後退位置とに前後移動可能に据付
    部に支持し、 前記背ずりを起立位置とリクライニング位置に起倒可能
    に据付部に支持し、 前記座部の下方に、座部および背ずりを前記各位置に位
    置調節するための位置調節手段を配設し、 前記位置調節手段は、座部に連結される座部連結部が形
    成される一方、背ずりに連結される背ずり連結部が形成
    され、前記座部連結部から前記背ずり連結部に渡る全長
    が伸縮自在な伸縮機構と、前記伸縮機構が伸長または短
    縮の一方の動作をした際に、前記背ずり連結部を移動不
    能にする一方、前記座部連結部の移動を所定位置までに
    制限し、背ずりを起立位置に拘束する一方、座部を前進
    位置に移動可能にし、かつ、前記伸縮機構がさらに前記
    一方の動作をした際に、前記座部連結部の移動を前記所
    定位置に拘束しつつ、前記背ずり連結部を移動させて、
    座部を前進位置に拘束しつつ、前記背ずりをリクライニ
    ング位置に傾動可能にする制限部材とを備えたことを特
    徴とする乗物用の座席装置。
  2. 【請求項2】前記伸縮機構は、前記座部連結部または前
    記背ずり連結部の一方が形成されるシリンダ部材と、前
    記座部連結部または前記背ずり連結部の他方が形成さ
    れ、前記シリンダ部材に出没可能に内挿された出力ロッ
    ドと、前記シリンダ部材の内部に封入され、該シリンダ
    部材の内部で移動可能な状態では前記出力ロッドを出没
    可能にし、かつ、前記シリンダ部材の内部で移動不能な
    状態では前記出力ロッドを出没不能にする作動用媒体
    と、前記作動用媒体の移動状態を切り替えて、座部およ
    び背ずりを位置調整するためのコントロール部とを有し
    て成ることを特徴とする請求項1記載の乗物用の座席装
    置。
  3. 【請求項3】前記伸縮機構は、前記座部連結部または前
    記背ずり連結部の一方が形成されたスクリュー部材と、
    前記座部連結部または前記背ずり連結部の他方が形成さ
    れたナット部材と、動力により前記スクリュー部材また
    はナット部材の一方を駆動する動力部と、該動力部への
    給電を制御するコントロール部とを有して成ることを特
    徴とする請求項1記載の乗物用の座席装置。
  4. 【請求項4】座部および背ずりを有して成る乗物用の座
    席装置において、 前記座部を進出位置と後退位置とに前後移動可能に据付
    部に支持し、 前記背ずりを起立位置とリクライニング位置に起倒可能
    に据付部に支持し、 前記座部の下方に、座部および背ずりを前記各位置に位
    置調節するための位置調節手段を配設し、 前記位置調節手段は、座部に連結される座部連結部が形
    成される一方、背ずりに連結される背ずり連結部が形成
    され、前記座部連結部から前記背ずり連結部に渡る全長
    が伸縮自在な伸縮機構と、前記伸縮機構が伸長または短
    縮の一方の動作をした際に、前記背ずり連結部および前
    記座部連結部の移動を許容し、前記伸縮機構が所定の長
    さを維持した際に、前記背ずり連結部および前記座部連
    結部を移動不能に拘束する制限機構とを備え、 前記制限機構は、その一端部が前記座部連結部に回動可
    能に連結され、かつ、その他端部が座部に回動可能に連
    結される座部リンク部材と、その基端部が背ずりに回動
    可能に連結される背ずりリンク部材と、その両端部の一
    方が前記座部リンク部材の中間部に回動可能に連結さ
    れ、かつ、その両端部の他方が前記背ずりリンク部材の
    先端部に回動可能に連結される中継リンク部材とを備
    え、背ずりリンク部材の先端部に対して前記中継リンク
    部材を回動時に回動可能にする一方、回動停止時に回動
    不能にするブレーキロック部材を有していることを特徴
    とする乗物用の座席装置。
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