JP3328125B2 - 軽合金射出成形機の制御方法および制御装置 - Google Patents
軽合金射出成形機の制御方法および制御装置Info
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Description
において金型に材料を射出するための射出制御方法およ
び装置に関する。
スクリュ式射出成形機を用いる事ができる。この射出成
形機は、ヒータ等で外部から加熱されたシリンダバレル
と、該シリンダバレル内で回転および軸方向に移動駆動
されるスクリュと、シリンダバレルの後部上方に材料投
入可能に設けられているホッパと、前記スクリュを回転
および軸方向に駆動するための駆動装置等から構成され
ている。このような構成において、射出後、駆動装置に
よりスクリュを回転駆動すると共に、ホッパより射出材
料である軽合金チップをシリンダバレルに供給すると、
スクリュの回転による摩擦力、せん断力、外部から加熱
された熱等によって混練、溶融されつつシリンダバレル
の前方に搬送される。そして、シリンダバレル前方には
所定量の溶融材料が蓄積され、その蓄積による圧力とス
クリュの強制後退でスクリュは後退し、スクリュの後退
ストロークによって必要な射出量が計量される。
いて粘性が低いため、上記のようにスクリュを回転駆動
している時、すなわち計量時にノズル先端の孔において
軽合金材料が溶融状態にあると、ノズル先端の孔より溶
融金属が漏れる虞れがある。そのため、射出後はノズル
の先端の温度を下げ、ノズル先端の孔にプラグ(固体
栓)を形成している。その後は、シーケンス制御された
工程順に従って動作し、射出の時には溶融金属と共にプ
ラグを金型内に充填する。
成形では、スクリュの回転駆動時に射出材料がノズルの
先端の孔から漏れるのを防ぐ目的でノズル先端にプラグ
を形成しているため、射出時には溶融金属と共にプラグ
が金型内に充填される。
が下がったままだとプラグが抜けずシリンダバレル内に
て溶融材料が逆流することがある。また、ノズル先端の
孔のプラグの形成毎にてその量にばらつきがあると、た
とえプラグが抜けても射出時の抜け圧力が異なってしま
うため、成形品の重量にばらつきが生じ、その結果とし
て成形品の品質が不安定になることがある。
ける問題点に鑑み、プラグが確実に抜けるようにして、
溶融材料の逆流および成形品の重量ばらつきを無くし、
成形品の品質も安定させる、軽合金射出成形機の制御方
法および装置を提供することを目的とする。
に本発明は、先端にノズル(7)が設けられ且つ内部にス
クリュ(3)が回転および軸方向に駆動可能に設けられた
シリンダバレル装置(1)を有し、計量中に前記ノズル(7)
の先端の孔より材料が漏れるのを防止する為に、前記ノ
ズル(7)の先端の孔にプラグ(6)が形成される軽合金射出
成形機の制御方法において、前記ノズル(7)の先端温度
が、前記ノズル(7)の先端の孔の射出材料が固液共存相
になる温度にあることを確認して、金型(20)内に材料を
射出することを特徴とする。
は、先端にノズル(7)が設けられ且つ内部にスクリュ(3)
が回転および軸方向に駆動可能に設けられたシリンダバ
レル装置(1)を有し、計量中に前記ノズル(7)の先端の孔
より材料が漏れるのを防止する為に、前記ノズル(7)の
先端の孔にプラグ(6)が形成される軽合金射出成形機の
制御装置(19)において、前記制御装置(19)は、前記ノズ
ル(7)の先端の孔の射出材料が固液共存相になる温度の
範囲を設定するための射出温度上限設定器(16)および射
出温度下限設定器(17)と、少なくとも前記ノズル(7)の
温度を、前記射出温度上限設定器(16)および射出温度下
限設定器(17)による設定温度内になるように調整する温
度調整器(15)と、型閉後射出開始前に前記ノズル(7)の
温度と、前記射出温度上限設定器(16)および射出温度下
限設定器(17)による設定温度とを比較し、前記ノズル
(7)の温度が設定温度内にない場合は、前記温度調整器
(15)により前記ノズル(7)の温度が設定温度内になるよ
うに調整し、設定温度内に入ると射出動作させる制御器
(18)と、を備えたことを特徴とするものである。
料が漏れるのを防止する為に、ノズルの先端の孔にプラ
グが形成されているが、射出前においては、金属材料を
固液共存相とするような設定温度内にノズルの先端温度
があることを確認して、金型内に材料を射出するので、
射出工程時に安定してプラグが抜け、溶解材料の逆流お
よび成形品の重量ばらつきがなくなり、成形品の品質も
安定する。
て図面を参照して説明する。
る射出制御方法に好適な制御装置の一形態を示すブロッ
ク図である。
に、シリンダバレル装置1、スクリュ駆動装置14、お
よび制御装置19から構成されている。
ル2内には、スクリュ3が軸回転方向と軸線方向とに駆
動自在に設けられている。そして、シリンダバレル2の
図面視右側の後端部寄りに開口があけられ、この開口に
材料を投入するためのホッパ8が取り付けられている。
また、シリンダバレル2の前方(図面視左側)に射出用
のノズル7が設けられていて、シリンダバレル2および
ノズル7の外周部には、温度調整器15によって個々に
精密に温度制御される複数のヒータ4,4a、熱電対
5,5aが設けられている。
ンダ9、油圧モータ13、およびピストン10から構成
され、射出用油圧シリンダ9内のピストンロッド11が
シリンダバレル2内のスクリュ3と機械的に接続され、
射出用油圧シリンダ9内のピストン10の駆動軸12が
油圧モータ13の回転機に同様に機械的に接続されてい
る。したがって、油圧モータ13を回転すると、スクリ
ュ3が回転駆動されると共に、射出用油圧シリンダ9の
ピストンロッド11側に作動油を供給することによって
計量され、射出用油圧シリンダ9の駆動軸12側に作動
油を供給すると、スクリュ3が前進して計量された射出
材料がプラグ6と共にシリンダバレル2の前端のノズル
7から金型20に射出される。
度上限設定器16、射出温度下限設定器17、および制
御器18から構成されている。射出温度上限設定器1
6、射出温度下限設定器17は射出可能な温度上下限設
定値を設定するもので、これらの上下限値は、射出材料
である軽合金が固液共存相になる値に応じて適切に設定
される。温度調整器15は、ヒータ4の設定温度と熱電
対5による測定値とを比較して、設定温度になるように
ヒータ4を個々に精密に調整するものである。特に、ノ
ズル7のヒータ4aを、射出温度上限設定器16および
射出温度下限設定器17により決められた範囲の温度に
なるように調整するものである。
させるシーケンス機能と、比較演算機能等を有する。そ
して、熱電対5aで測定されるノズル7の温度と、射出
温度上限設定器16および射出温度下限設定器17に設
定されている設定温度とを型閉後射出開始前に比較し
て、これらの設定温度内にノズル7の温度がある場合
は、信号ラインaを介して射出用油圧シリンダ9の駆動
軸12側に作動油を供給する指令を与えて射出し、一
方、前記の設定温度内にノズル7の温度がない場合は、
温度調整器15によってノズル7の温度が設定範囲内に
なるようにヒータ4aを調整し、設定範囲に入ると射出
する様になっている。
金射出成形機の制御フローチャートの一例に沿って、溶
融粘度の低い軽合金材料、例えばマグネシウム合金、ア
ルミニウム、鉛合金、亜鉛合金等を射出する例について
説明する。
整器15により射出材料に見合った温度に加熱する。射
出温度上限設定器16および射出温度下限設定器17
に、ノズル7の先端の孔の射出材料が固液共存相になる
最適温度を設定する。
(ステップS1)。熱電対5aにより測定されるノズル
7の温度が射出温度上限設定器16の設定値と射出温度
下限設定器17の設定値との間にあるかを判断する(ス
テップS2)。ノズル7の温度が設定範囲外であれば、
温度調整器15により、ノズル7の温度が設定範囲内に
なるようにヒータ4aを調整する(ステップS3)。
定範囲内になれば射出可能となる。このとき、制御器1
8は信号ラインaを介して射出用油圧シリンダ9の駆動
軸12側に作動油を供給する指令を与えるため、溶融金
属は金型20内に射出される(ステップS4)。
型20にタッチしたままの状態にし、金型20にノズル
7の熱を奪わせてノズル7の温度を下げることで、ノズ
ル5の先端の孔にプラグ6が形成される。
ズル7の測定温度と射出温度下限設定器17の設定値と
を比較することで判断できる。そのため、ノズル7の測
定温度が射出温度下限設定器17の設定値より低くなっ
た時、制御器18は信号ラインcを介して油圧モータ1
3を駆動する指令を与える。また、制御器18は信号ラ
インbを介して射出用油圧シリンダ9のピストンロッド
11側に作動油を供給する指令を与える。これにより、
スクリュ3が回転後退し計量が行われる(ステップS
5)。
製品を取り出す(ステップS7)。
するにはステップS1に戻って金型20を閉じ、射出前
にノズル先端温度を測定し、射出温度設定器16、17
の上下限値と比較して射出可能であるか判断した後に行
う。
器16および射出温度下限設定器17を設け、ノズル7
の測定温度が射出材料の固液共存相であるかを確認して
射出するように構成されたので、射出工程時に常に安定
してノズル7の先端の孔のプラグを抜くことができる。
材料を固液共存相とするような設定温度内にノズルの先
端温度があることを確認し、設定温度内にない場合は設
定温度内になるように調整した後、金型内に材料を射出
する軽合金射出成形機の制御方法および制御装置である
ので、射出工程時に安定してプラグが抜け、溶融材料の
逆流および成形品の重量ばらつきが無くなり、成形品の
品質も安定することができる。
法に好適な制御装置の一形態を示すブロック図である。
による制御フローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 先端にノズル(7)が設けられ且つ内部に
スクリュ(3)が回転および軸方向に駆動可能に設けられ
たシリンダバレル装置(1)を有し、計量中に前記ノズル
(7)の先端の孔より材料が漏れるのを防止する為に、前
記ノズル(7)の先端の孔にプラグ(6)が形成される軽合金
射出成形機の制御方法において、 前記ノズル(7)の先端温度が、前記ノズル(7)の先端の孔
の射出材料が固液共存相になる温度にあることを確認し
て、金型(20)内に材料を射出することを特徴とする軽合
金射出成形機の制御方法。 - 【請求項2】 先端にノズル(7)が設けられ且つ内部に
スクリュ(3)が回転および軸方向に駆動可能に設けられ
たシリンダバレル装置(1)を有し、計量中に前記ノズル
(7)の先端の孔より材料が漏れるのを防止する為に、前
記ノズル(7)の先端の孔にプラグ(6)が形成される軽合金
射出成形機の制御装置(19)において、 前記制御装置(19)は、前記ノズル(7)の先端の孔の射出材料が固液共存相にな
る温度の範囲 を設定するための射出温度上限設定器(16)
および射出温度下限設定器(17)と、 少なくとも前記ノズル(7)の温度を、前記射出温度上限
設定器(16)および射出温度下限設定器(17)による設定温
度内になるように調整する温度調整器(15)と、 型閉後射出開始前に前記ノズル(7)の温度と、前記射出
温度上限設定器(16)および射出温度下限設定器(17)によ
る設定温度とを比較し、前記ノズル(7)の温度が設定温
度内にない場合は、前記温度調整器(15)により前記ノズ
ル(7)の温度が設定温度内になるように調整し、設定温
度内に入ると射出動作させる制御器(18)と、を備えたこ
とを特徴とする軽合金射出成形機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31232195A JP3328125B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 軽合金射出成形機の制御方法および制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31232195A JP3328125B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 軽合金射出成形機の制御方法および制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09155525A JPH09155525A (ja) | 1997-06-17 |
JP3328125B2 true JP3328125B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18027837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31232195A Expired - Fee Related JP3328125B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 軽合金射出成形機の制御方法および制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3328125B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7653460B2 (en) * | 2006-08-14 | 2010-01-26 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Thermal management of extruder of molding system, amongst other things |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31232195A patent/JP3328125B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09155525A (ja) | 1997-06-17 |
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