JP3327130B2 - 物体検出方法およびウエハ搬送アームの検出装置 - Google Patents

物体検出方法およびウエハ搬送アームの検出装置

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JP3327130B2 JP19445696A JP19445696A JP3327130B2 JP 3327130 B2 JP3327130 B2 JP 3327130B2 JP 19445696 A JP19445696 A JP 19445696A JP 19445696 A JP19445696 A JP 19445696A JP 3327130 B2 JP3327130 B2 JP 3327130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある領域内に物体
が存在するか否かを検出する方法および装置に関し、特
に本発明は、半導体装置製造工程において、ウエハをあ
る工程から次の工程に搬送するウエハ搬送アームの存在
検出に用いるのに好適な物体検出方法およびウエハ搬送
アームの検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウエハ上に集積回路を製造する工程(半
導体装置製造工程)には様々な工程が存在するが、その
中の一つに、ウエハにレジストを塗布する工程、レジス
トが塗布されたウエハに露光を行う工程、露光が終了し
たウエハのレジストを現像する工程がある。上記工程の
処理を迅速に行うため、ウエハを高速で回転させながら
レジストを塗布する機構と露光後のレジストを現像する
機構を持つコーターデベロッパと呼ばれる装置と、レジ
スト塗布後のウエハに回路パターンを露光する露光装置
とを機械的に連結させ、ウエハへのレジスト塗布・露光
・現像の工程を自動的に一連の作業として処理・加工す
る場合が多い。
【0003】近年、上記コーターデベロッパに、ウエハ
周辺部に塗布された余分なレジストを除去するための周
辺露光部を設けたものが使用されるようになってきた。
上記一連の工程において、周辺露光を行おうとすると、
周辺露光は、ウエハにレジストが塗布された後、露光処
理前に行うか、もしくは、ウエハが露光装置により露光
された後、現像する前に行うかのどちらかである。この
ため、上記のようにコーターデベロッパと露光装置とが
連結されている場合は、周辺露光装置はコーターデベロ
ッパに搭載される場合が多い。
【0004】図8は上記したコーターデベロッパと露光
装置とを連結したものに周辺露光装置を搭載した装置の
レイアウトの一例を示す図である。同図において、1は
コーターデベロッパ、2は露光装置であり、コーターデ
ベロックパ1には、処理前のウエハWを収納するウエハ
カセット2a、処理後のウエハWを収納するウエハカセ
ット2b、スピンコート法等によりウエハWにレジスト
を塗布するレジスト塗布部3、上記周辺露光部4、露光
済のウエハを現像する現像部5が設けられている。そし
て、これら各部と露光装置2の間に移動用レール6が設
けられており、レール6上を搬送アーム10を備えたウ
エハ搬送手段が移動する。
【0005】図9は上記ウエハ搬送手段の一例を示す図
であり、同図(a)はウエハ搬送手段の搬送アームを上
から見た概略図、(b)はウエハ搬送手段を側面から見
た概略図である。同図において、6は移動用レールであ
り、移動用レース6上には、移動部12が移動可能に取
り付けられている。移動部12にはアーム支持部11が
取り付けられ、アーム支持部11が上下動することによ
り、搬送アーム10はZ方向(同図の上下方向)に移動
する。さらに、同図(a)の矢印に示すように搬送用ア
ーム10は回転する。
【0006】図10は搬送アーム10の形状例を示す図
であり、搬送アームとしては、例えば、同図(a)に示
すようなフォーク状のもの、(b)(c)に示すような
円弧状でウエハWの外周部を保持するもの等が使用され
る。これら搬送アーム10には例えば真空チャック等の
ウエハ固定手段が設けられており、ウエハWは搬送アー
ム10上に載置・固定され、移動レール6に沿って搬送
される。
【0007】図8において、ウエハWは次にようにして
処理・加工される。 (1)搬送アーム10により、ウエハカセット2aから
未処理のウエハWを取り出し、レジスト塗布部3まで搬
送する。ウエハWをレジスト塗布部3にセットし、搬送
アーム10が退避する。 (2)レジスト塗布部3においてウエハWにレジストを
塗布する。 (3)搬送アーム10によりレジスト塗布部3からレジ
スト塗布済ウエハWを取り出し、露光装置2のウエハ搬
入部7まで搬送する。露光装置2の搬送手段(図示せ
ず)は、上記レジスト塗布済のウエハWを露光装置2に
セットし、露光処理が行われる。露光装置2によりウエ
ハWへの回路パターンの露光が終了すると、上記搬送手
段(図示せず)は露光済ウエハをウエハ搬出部8にセッ
トする。
【0008】(4)搬送アーム10によりウエハ搬出部
8からウエハWを取り出し、ウエハWを周辺露光部4の
処理ステージ(後述する)にセットし周辺露光を行う。 (5)搬送アーム10により周辺露光済のウエハWを周
辺露光部4から取り出し、露光済ウエハWを現像部5ま
で搬送する。現像部5において、露光済ウエハWの現像
処理を行う。 (6)現像済ウエハWを搬送アーム10により現像部5
から取り出し、搬送アーム10によりウエハカセット2
bまで搬送し、現像処理済のウエハWをウエハカセット
2bに収納する。
【0009】図11は上記周辺露光部4の構成を示す図
である。周辺露光部4の周辺露光装置はウエハWの周辺
部を露光しているときに露光光が外部に漏れ、他の未現
像レジストが塗布されたウエハに露光光が照射されるこ
とがないように遮光板4aで囲まれている。遮光板4a
にはウエハWを搬入・搬出するための開口部4hが設け
られている。開口部4hには、シャッタ駆動機構SHD
により駆動されるシャッタ4gが設けられており、周辺
露光中に、シャッタ4gを閉じ、露光光が外部に漏れな
いようにする。
【0010】周辺露光部4の遮光板4a内には、露光光
出射端駆動機構4bと、該露光光出射端駆動機構4bに
取り付けられた露光光出射端4cと、ウエハWを載置す
る処理ステージ4dと、処理ステージ4dを回転させる
処理ステージ駆動機構4eとが設けられている。そし
て、光ファイバLFを介して露光光出射端4cに露光光
を供給し、回転する処理ステージ4dに載置されたウエ
ハWの周辺部に、露光光出射端4cからの露光光を照射
して周辺露光を行う。
【0011】周辺露光部4においては、次のようにして
ウエハ周辺露光が行われる。 (1)シャッタ駆動機構SHDによりシャッタ4gが駆
動され、開口部4hが開く。 (2)ウエハWを保持した搬送アーム10が開口部4h
からウエハWを周辺露光部4内に搬入し、ウエハWを処
理ステージ4dの上まで移動させる。 (3)ピン4f(3〜4本)が図示しない駆動機構によ
り所定量上昇し、搬送アーム10上のウエハWを受け取
る。搬送アーム10はウエハWがピン4fにより支持さ
れると、開口部4fから周辺露光部4の外部に退避す
る。ピン4fが下降してウエハWを処理ステージ4d上
に載置する。なお、上記のようにピン4fを使用してウ
エハWを処理ステージ4d上に載置する代わりに、処理
ステージ4dを上昇/下降させる処理ステージ上下駆動
機構を設け、搬送アーム10によりウエハWが処理ステ
ージ4dの上まで移動したとき、処理ステージ4dを所
定量上昇させて、搬送アーム10から処理ステージ4d
上にウエハWを移し、その後処理ステージ4dを所定量
下降させるようにしてもよい。また、搬送アーム10よ
りウエハWが処理ステージ4dの上まで移動したとき、
アーム支持部11を下方向に動かし搬送アーム10を所
定量下降させて搬送アーム10から処理ステージ4d上
にウエハWを移すようにしてもよい。
【0012】(4)搬送アーム10が周辺露光部4の外
部に退避しシャッタ4gが閉じる。 (5)ウエハWの周辺露光処理を開始する。 すなわち、露光光源(図示せず)が放射する露光光を光
ファイバLFを介して露光光出射端4cに導き、露光光
出射端4cより露光光を放射するとともに、処理ステー
ジ駆動機構4eにより処理ステージ4dを回転させる。
そして、図示しないウエハ周辺検出手段によりウエハW
の周辺を検出しつつ、露光光出射端駆動機構4bにより
露光光出射端4cを移動させ、露光光出射端4cから放
射される露光光をウエハWの周辺部の予め定められた領
域に照射して周辺部露光処理を行う。 (6)露光処理が終了すると、露光光出射端4cからの
露光光の放射を停止し、シャッタ4gを開く。 (7)周辺露光処理が終了したウエハWを回収するた
め、搬送アーム10が、開口部4hから周辺露光部4内
に挿入され、上記(3)で説明したのと逆の手順でウエ
ハWが搬送アーム10上に移され、ウエハWを保持した
搬送アーム10は周辺露光部4外に退避する。
【0013】ところで、上記周辺露光部4において、搬
送アーム10によりウエハWを搬入・搬出する際、シャ
ッタ4gが開閉されるが、搬送アーム10が周辺露光部
4内に挿入されている状態でシャッタ4gが閉じると、
搬送アーム10が破損したり、また、搬送アーム10が
ウエハWを保持しているときには、ウエハWの破損を招
く。
【0014】正常な状態で装置が運転されている場合に
は、上記問題が生ずることはないが、例えば、次のよう
な場合には上記状態が発生することがある。 ウエハ
W搬送中になんらかのトラブルにより、通電状態のまま
搬送アーム10が周辺露光部内に挿入された状態で搬送
アーム10の動作が停止した場合。この場合に、例え
ば、装置が発生したトラブルを検知できなかったり、あ
るいは、搬送アーム10を駆動する動作シーケンス以外
の動作シーケンスが動作していると、次の手順であるシ
ャッタ4gの閉動作が行われ搬送アーム10が挿入され
ている状態でシャッタ4gが閉じる。 修理・保守の
ために、装置を通電した状態で、搬送アーム10を手動
で周辺露光部4内に挿入したまま保持しなければならな
い場合。この場合に、例えば、作業者の操作ミスで、シ
ャッタ4gを閉じる制御指令を与えると、搬送アーム1
0が挿入されている状態でシャッタ4gが閉じる。
【0015】上記のような事故を防止するため、通常、
上記周辺露光部4の開口部4hの周辺には、開口部4h
の周辺に存在する障害物を検出するセンサSが取り付け
られている。そして、開口部4hの付近になんらかの障
害物がある場合、上記センサSによりそれを検出して、
シャッタ4gを閉じる制御命令が発せられても、その命
令に優先して「障害物あり」として、シャッタ4gを閉
じないように制御している。
【0016】上記センサSとしては、一般に、図12に
示すように、開口部4hの上下に対向して配置された発
光素子PDと受光素子PTからなる透過型センサSが用
いられる。透過型センサSは、赤外線等の光を発する発
光素子PD、該光を受光する受光素子PTから構成され
ており、発光素子PDと受光素子PT間に障害物がある
と上記光が遮られ、障害物ありの出力を発生する。ここ
で、前記図10に示したように、搬送アーム10の形状
は様々であり、上記透過型センサSを使用する場合、図
12に示したように一組の発光素子と受光素子からなる
透過型センサSを開口部の中央付近に設けただけでは、
搬送アーム10の存在を検出できない場合がある。
【0017】例えば、図13(a)に示すように、フォ
ーク状の搬送アーム10を使用する場合、同図の状態
でアームが停止した場合には搬送アーム10の存在を検
出できるが、同図の状態で停止した場合には搬送アー
ム10の存在を検出できない。また、図13(b)に示
すように、円弧状の搬送アーム10を使用する場合、
,の状態のときには搬送アーム10の存在を検出す
ることができるが、の状態で停止した場合には搬送ア
ーム10の存在を検出できない。すなわち、上記した種
々の形状の搬送アームの存在を検出するためには、複数
組の透過型センサSを所定の間隔で開口部4hに配置し
なければならない。通常、搬送アーム10の幅は、10
mm程度であり、搬送アーム10が開口部4hのどの位
置にあっても存在を検出できるようにするためには、透
過型センサSの組を10mm以内の間隔で配置する必要
がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、透過型セン
サの発光素子PDの発光の指向性は悪く、通常、発光素
子PDから放射される光は10°程度の広がりを持つ。
また、受光素子PTも同様に指向性が悪く、受光面に対
して垂直に入射する光だけでなく、斜めから入射する光
を受光・検出する。このため、図14に示すように、複
数組の発光素子PDと受光素子PTとを複数個狭い範囲
に並べて配置し、発光素子PDと受光素子PTの間隔を
所定値以上とした場合、発光素子PDを同時に発光させ
ると、例えば、発光素子PD2の発光する光を受光素子
PT1,PT2,PT3が受光・検出してしまい、障害
物Hがあってもその存在を検出できない場合が生ずる。
【0019】発光素子PDと受光素子PTの間隔を狭め
れば、隣接する発光素子からの光の影響を受けなくなる
が、周辺露光部4において、搬送アーム10が移動する
ときの上下の振動等に対する位置的な余裕度を考慮する
と、ウエハWを出し入れする開口部4hは一定の幅が必
要である。このため、発光素子PDと受光素子PTの間
隔もその幅以上となり、実際には発光素子PDと受光素
子PTの間隔は50mm程度となる。この間隔で、発光
素子PDと受光素子PTからなる透過型センサSを10
mm毎に並べると、図14に示すように、受光素子は、
対向する発光素子からの光のみでなく、他の発光素子か
らの光を受光してしまう。
【0020】そこで、図15(a)に示すように、各発
光素子PD、受光素子PTの先端に指向性を良くするた
めのレンズLeを取り付ければ、発光素子PDと受光素
子PTの間隔が広い場合でも、発光素子PDからの光は
対向する受光素子PT以外の受光素子に影響を与えるこ
とがなくなる。しかし、この場合には、発光素子PDと
受光素子PTの光軸を±1〜2mm以内に調整する精密
な作業が必要となり、透過型センサSの組が多い場合に
は、大幅に作業調整時間が増大する。また、別途、レン
ズを購入しなければならずコストが上昇する。
【0021】また、図15(b)に示すように、発光素
子PDの発光面、および受光素子PTの受光面にスリッ
トSLTを設け、拡散光を制限する方法も考えられる。
しかし、この場合には、スリットSLTにより発光量と
受光量が共に制限されるため、センサ受光感度に余裕度
が無くなり、スリットSLTの取り付け位置の精度が悪
い場合や、発光素子PDよりの発光が経時劣化により微
小な低下を起こしたりすると、障害物が存在しない場合
でも、受光素子PTが受光を検知できない場合が生ず
る。
【0022】本発明は上記した従来技術の問題点を考慮
してなされたものであって、本発明の第1の目的は、複
数組の透過型センサを並べて配置した物体検知方法にお
いて、透過型センサにレンズやスリットを付加すること
なく、確実に障害物の存在を検出することができる物体
検出方法を提供することである。本発明の第2の目的
は、並べて配置された複数組の透過型センサを使用し
て、ウエハ搬送アームの存在を検出するウエハ搬送アー
ムの検出装置において、透過型センサにレンズやスリッ
トを付加することなく、確実に搬送アームの存在を検出
することができるウエハ搬送アームの検出装置を提供す
ることである。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記したように、透過型
センサの発光素子を同時に発光させると、障害物があっ
ても受光素子が対向する発光素子以外の発光素子から光
を受光し、障害物の検出ができない場合が生ずる。そこ
で、本発明においては、透過型センサの全ての発光素子
を同時に発光させるのではなく、各センサを個別に順次
発光させることにより、隣接するセンサの影響を抑制す
る。
【0024】すなわち、本発明においては、次のように
して前記課題を解決する。一組の発光部と受光部を有す
る透過型センサを物体の進入・退避方向と略垂直方向に
所定の間隔をもって複数組配置し、上記透過型センサの
内、ある透過型センサを動作させ、該透過型センサの動
作終了後、該透過型センサの光の影響を受けない位置に
配置された受光部を有する透過型センサを動作させ、以
後、同様に透過型センサを順次動作させることにより、
複数組の透過型センサの受光部と発光部間に存在する物
体を検出する。
【0025】本発明の請求項1〜の発明は上記のよう
にして物体/搬送アームの存在を検出するようにしたの
で、透過型センサにレンズやスリットを付加することな
く、搬送アーム等の幅の比較的狭い物体の存在を確実に
検出することができる。特に、透過型センサの発光部か
らの光が隣接する透過型センサの受光部の出力に影響を
与えなくなるまでの待機時間を設けることなく順次透過
型センサを動作させることができるので、検出時間を短
縮することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明における透過型セン
サ(以下センサと略記する)の配置の一例を示す図であ
る。同図は前記した周辺露光部4の開口部4hにセンサ
Sを取り付けた状態を示しており、前記図12のA−A
断面図に相当する。なお、以下の説明では、周辺露光部
4の開口部4hにおける搬送アームの存在の検知につい
て説明するが、本発明の適用対象は周辺露光部における
搬送アームの検出に限定されるものではなく、その他種
々の形状の物体の存在検出に適用することができる。
【0027】図1において、4aは遮光板、4hは開口
部、4gはシャッタであり、開口部4hの中心から右側
の部分の上下に、発光素子PDと受光素子PTが対向し
て配置された透過型センサSが設けられている。搬送ア
ーム10の幅は前記したように約10mmであり、この
搬送アーム10の存在を検出するため、透過型センサS
は約6.5mmの間隔で15組配置されている。また、
発光素子PDと受光素子PTの間隔は前記したように5
0mmである。本発明においては、上記のように複数組
並べて配置したセンサSを同時に発光させるのではなく
各センサSを個別に作動させ、隣接するセンサSの影響
を抑制する。
【0028】図2は本発明におけるセンサSの駆動回路
の構成の一例を示す図である。同図において、B1は発
光素子を搭載した発光側基板、B2は受光素子を搭載し
た受光側基板である。発光側基板B1は前記した周辺露
光部4の開口部4hの例えば下側に配置され、受光側基
板B2は開口部4hの例えば上側に配置されており、発
光側基板B1の発光素子PDからの光が、受光側基板B
2に設けられた受光素子PTで受光される。発光側基板
B1には、発振器OSCと、発振器OSCが出力するク
ロックパルスを計数するカウンタCnと、カウンタCn
の計数値をデコードするラインデコーダDecと、ライ
ンデコーダDecの出力を増幅するドライバDr1,D
r2と、ドライバDr1,Dr2により駆動される発光
素子PD0〜PD14が搭載されている。
【0029】また、受光側基板B2には、受光素子PT
0〜PT14と、発光側基板B1に搭載されたカウンタ
Cnの計数値に応じて受光素子PT0〜PT14の出力
を選択するマルチプレクサMX1,MX2と、ナンドゲ
ートNANDと、マルチバイブレータMBが搭載されて
いる。そして、マルチバイブレータMBの出力はアンド
ゲートANDの一方の入力に接続され、アンドゲートA
NDの他方の入力には図示しない制御回路が出力するシ
ャッタ閉指令信号が入力される。そして、アンドゲート
ANDは両入力がハイレベルになるとシャッタ閉指令を
出力する。
【0030】図2の回路は次のように動作する。発振器
OSCが出力するクロックパルスはカウンタCnに入力
され、カウンタCnは上記クロックパルスを計数する。
カウンタCnの計数値はアドレス信号として発光側基板
B1に設けられたラインデコーダDecと、受光側基板
B2に設けられたマルチプレクサMX1,MX2に与え
られる。本実施例におけるラインデコーダDecの出力
端子は0〜15の16個であり、これに対応してカウン
タCnの計数値の最大値は例えば16に設定されてお
り、カウンタCnは上記クロックパルスを16個計数す
ると0に戻り、再び、0,1,2,…とクロックパルス
を計数する。
【0031】なお、センサSが例えば図2に示すように
15組設けられている場合、上記カウンタCnの計数値
の最大値、および、ラインデコーダDecの出力端子数
は15でよく、本実施例の場合には、ラインデコーダD
ecの出力端子数が16であるので、それに合わせてカ
ウンタCnのカウント値を16としている。ラインデコ
ーダDecは、カウンタCnの計数値をデコードし、計
数値に応じてその出力端子0〜15の内の一つの出力端
子をハイレベルとする。例えば、カウンタCnの計数値
が0のときは、ラインデコーダDecの出力端子0がハ
イレベルとなり、計数値が1になるとラインデコーダD
ecの出力端子1がハイレベルとなる。以下同様にカウ
ンタCnの計数値に対応したラインデコーダDecの出
力端子がハイレベルとなる。
【0032】ラインデコーダDecの出力端子がハイレ
ベルとなると、それに接続されたドライバDr1または
Dr2の入力端子がハイレベルとなる。図2の場合に
は、ラインデコーダDecの第1番目の出力端子0がド
ライバDr1の第1番目の入力端子に接続され、第2番
目の出力端子1はドライバDr1の第5番目の入力端子
に接続されているので、カウンタCnのカウント値が0
のとき、ラインデコーダDecの第1番目の出力端子0
がハイレベルになり、ドライバDr1の第1番目の入力
端子がハイレベルとなる。また、カウンタCnのカウン
ト値が1のとき、ラインデコーダDecの第2番目の出
力端子1がハイレベルになり、ドライバDr1の第5番
目の入力端子がハイレベルとなる。以下同様にカウンタ
Cnのカウント値に応じてラインデコーダDecの出力
端子が順次ハイレベルとなり、それに接続されたドライ
バDr1,Dr2の入力端子がハイレベルとなる。
【0033】ドライバDr1,Dr2の入力端子がハイ
レベルになると、その入力端子に対応したドライバDr
1,Dr2の出力端子がハイレベルとなり、その出力端
子に接続された発光素子PD0〜PD14が順次発光す
る。一方、上記カウンタCnのカウント値は、アドレス
信号として受光側基板B2のマルチプレクサMX1,M
X2に与えられる。マルチプレクサMX1,MX2の出
力は通常ハイレベルであり、上記アドレス信号により選
択された受光素子PT0〜PT14が光を受光すると、
その出力がローレベルとなる。
【0034】図2では2個のマルチプレクサMX1,M
X2が設けられており、マルチプレクサMX1はカウン
タCnのカウント値が0〜7のときそのカウント値に対
応した入力端子に加わる信号を選択して出力し、マルチ
プレクサMX2はカウンタCnのカウント値が8〜15
のときそのカウント値に対応した入力端子に加わる信号
を選択して出力する。そして、マルチプレクサMX1,
MX2の出力はナンドゲートNANDに入力され、ナン
ドゲートNANDはマルチプレクサMX1,MX2の出
力の両方もしくはいずれか一方がローレベルになったと
き、出力をハイレベルとする。例えば、図2において、
カウンタCnのカウント値が0で、ドライバDr1の第
1番目の出力端子に接続された発光素子PD0が発光し
たとき、マルチプレクサMX1は上記カウント値に応じ
た受光素子PT0の出力を選択する。
【0035】そして、発光素子PD0と受光素子PT0
の間に搬送アーム10がない場合、受光素子PT0が光
を受光し、その出力がローレベルになるので、マルチプ
レクサMX1の出力はローレベルとなる。また、マルチ
プレクサMX2の出力はハイレベルであるので、ナンド
ゲートNANDの出力はハイレベルとなる。一方、発光
素子PD0と受光素子PT0の間に搬送アーム10があ
ると、受光素子PT0が光を受光せず、その出力がハイ
レベルであるので、マルチプレクサMX1の出力もハイ
レベルとなる。また、マルチプレクサMX2の出力はハ
イレベルであるので、ナンドゲートNANDの出力はロ
ーレベルとなる。
【0036】すなわち、カウンタCnのカウント値が0
のとき、発光素子PD0と受光素子PT0の間に搬送ア
ーム10がない場合には、ナンドゲートNANDの出力
はハイレベルとなり、搬送アーム10がある場合にはロ
ーレベルとなる。同様にカウンタCnのカウント値が1
のときに、発光素子PD4と受光素子PT4の間に搬送
アーム10がない場合には、ナンドゲートNANDの出
力はハイレベルとなり、搬送アーム10がある場合には
ローレベルとなる。以下、同様に、カウンタCnのカウ
ント値に応じて発光素子PD0〜PD14が順次発光し
たとき、発光した発光素子と、それに対向する受光素子
の間に搬送アーム10がない場合には、ナンドゲートN
ANDの出力はハイレベルとなり、搬送アーム10があ
る場合にはナンドゲートNANDの出力はローレベルと
なる。
【0037】ナンドゲートNANDの出力はマルチバイ
ブレータMBに与えられ、マルチバイブレータMBはナ
ンドゲートNANDが出力するローレベルの信号を一定
期間(例えば、全発光素子PD0〜PD14がすべて発
光し終わるまでの1走査期間以上)保持する。このた
め、発光素子PD0〜PD14と受光素子PT0〜PT
1の間に搬送アーム10があると、マルチバイブレータ
MBの出力はローレベルとなる。マルチバイブレータM
Bの出力はアンドゲートANDに与えられ、アンドゲー
トANDは、発光素子PD0〜PD14と受光素子PT
0〜PT14の間に搬送アーム10があるためマルチバ
イブレータMBの出力がローレベルであると、シャッタ
閉指令が入力されてもシャッタ閉出力を発生しない。
【0038】以上のように、発光素子PD0〜PD14
と受光素子PT0〜PT14を同期させて個別に動作さ
せることにより、隣接する発光素子からの光の影響を抑
制することができ、搬送アームの存在を確実に検出する
ことができる。発光素子PD0〜PD14と受光素子P
T0〜PT14の動作順番は、ランイデコーダDecと
ドライバDr1,Dr2との接続、および、受光素子P
T0〜PT14とマルチプレクサMX1,MX2との接
続により変えることができ、図2の場合には、後述する
実施例2の4個おきに発光素子PD0〜PD14、受光
素子PT0〜PT15を動作させる場合を示している。
【0039】図3は透過型センサの動作特性を説明する
図である。透過型センサは同図(a)に示すように発光
素子PDと、受光素子PTと、発光素子PDを駆動する
とともに受光素子PTの出力を増幅するアンプAMPか
ら構成されており、発光素子PD、受光素子PTとアン
プAmp間はリード線もしくは光ファイバで接続されて
いる。そして、発光素子PD、受光素子PTとアンプA
mp間をリード線で接続する場合には、発光素子PD中
に発光ダイオード等の発光手段が設けられ、受光素子P
T中にフォトトランジスタ等の受光手段が設けられる。
また、発光素子PD、受光素子PTとアンプAmp間を
光ファイバで接続する場合には、上記発光手段、受光手
段はアンプAmp中に設けられ、該発光手段が発光する
光を光ファイバ介して発光素子PD送る。また、受光素
子PTで受光された光は同様に光ファイバを介してアン
プAmpに送られ、アンプAmp中に設けたフォトトラ
ンジスタ等の受光手段で光を電気信号に変換する。
【0040】図3(b)は上記受光手段として使用され
るフォトトランジスタTrの動作を説明する図である。
フォトトランジスタTrが光を受光しなくなっても、上
記エミッタ電流iは直ぐに消滅せず、所定期間持続する
(受光素子PTが光を受光しなくなってからエミッタ電
流が略0となる時間を立ち下がり時間という)。
【0041】図3(c)は発光素子と上記フォトトラン
ジスタから構成される受光素子の動作を示す図であり、
同図に示すように、発光素子の立ち上がり/立ち下がり
時間と受光素子の立ち上がり時間(受光面に光が当たっ
てエミッタに電流が流れ始める時間)は充分に短いが、
受光素子の立ち下がり時間は0.2〜0.3ms必要と
する。このため、前記したように、発光素子と受光素子
を同期して個別に動作させる場合であっても、受光素子
の立ち下がり時間を考慮しないと、後述するように、搬
送アームが存在するにもかかわらず受光素子が光を受光
しているという誤った信号を出力する場合が生ずる。
【0042】次に、本発明における発光素子/受光素子
の動作順序について説明する。図4は本発明の前提とな
透過型センサの動作順序を説明する図である。この例
では、同図に示すように一端のセンサS0から順番に各
センサS1〜S14を動作させる。すなわち、まず発光
素子PD0を発光させるとともに、前記したマルチプレ
クサMX1により受光素子PT0の出力を選択して出力
し、ついで、発光素子PD0の発光を停止して、発光素
子PD1を発光させ、受光素子PT1の出力を選択して
出力する。以下同様に、発光素子PD2→PD3→,
…,→PD14の順番で発光素子を発光させ、これに同
期して受光素子PT2→PT3→,…,→PT14の順
番で各受光素子の出力を選択して出力する。
【0043】上記のように動作させることにより、各発
光素子PD/受光素子PTの動作間隔を適切に選定すれ
ば、隣接する発光素子の影響を受けることなく搬送アー
ムの存在を検出することができる。例えば、同図に示す
ように搬送アーム10が発光素子PD1と受光素子PT
1の間にある場合、発光素子PD0が発光したとき、受
光素子PT1でも光は受光されるが、受光素子PT1の
出力は選択されていないので出力に影響を与えることが
なく、また、発光素子PT1が発光しているとき、他の
発光素子は発光していないので、他の発光素子からの光
が受光素子PT1に入射することがなく、確実に発光素
子PD1と受光素子PT1の間にある搬送アーム10を
検出することができる。
【0044】ここで、センサの動作後、隣接したセンサ
を動作させる際には、前記図3で説明した受光素子の立
ち下がり時間を考慮する必要がある。例えば、図4にお
いて、発光素子PD0が発光しているとき、受光素子P
T1は発光素子PD0からの光を受光しており、発光素
子PD0が発光を停止しても、前記図3で説明したよう
に、受光素子PT1のエミッタ電流は約0.3ms程度
流れ続ける。このため、発光素子PD0/受光素子PT
0からなるセンサS0の動作終了後、直ちに、発光素子
PD1/受光素子PT1からなるセンサS1を動作させ
ると、発光素子PD1と受光素子PT1間に搬送アーム
10があっても、受光素子PT1は出力を発生し、搬送
アーム10の存在を検出できない場合が生ずる。
【0045】すなわち、このように隣接したセンサSを
順番に動作させる場合には、上記立ち下がり時間だけ待
機させた後、隣接する発光素子/受光素子を動作させる
必要がある。したがって、発光素子/受光素子が15組
あり、前記図3に示したように、各センサSの動作時間
が0.5msで立ち下がり時間が0.3msの場合、図
4に示した順序で全てのセンサSを動作させるのに、
(0.5+0.3)×14+0.5=11.7msかか
ることとなる。
【0046】なお、上記例では、透過型センサS0〜S
14の内の一組のセンサを順次動作させているが、図5
に示すように所定距離離れた複数組のセンサを同時に順
次動作させるようにしてもよい。例えば、同図に示すよ
うに、まず、センサS0,S5,S10を同時に動作さ
せ、次にセンサS1,S6,S11を同時に動作させ、
以下同様に、センサS2,S7,S12→S3,S8,
S13→S4,S9,S14→S0,S5,S10→,
…の順序で各センサを順番に動作させるようにしてもよ
い。上記の場合、同時に動作させるセンサの発光素子
(例えばセンサS5の発光素子PD5)からの光が、同
時に動作する他のセンサの受光素子(例えば、センサS
0,S10の受光素子)で受光されないように、同時に
動作させるセンサ相互の距離を所定距離離しておく必要
がある。
【0047】例えば、前記図1に示したように各センサ
間の距離が6.5mmで、発光素子PDと受光素子PT
の距離が50mmの場合には、後述する図7で説明する
ような発光・受光素子を使って場合、センサ間距離×4
だけ離れたセンサを同時に動作させれば、他のセンサの
発光素子からの光を受光素子が受光し誤った出力すると
いう問題を回避することができる。また、このように動
作させれば、複数のセンサを同時に動作させることがで
きるので、検出時間を短縮することができる。
【0048】しかし、上記のように隣接した発光素子/
受光素子を順番に動作させる場合には、受光素子の立ち
下がり時間を考慮する必要があり検出に遅れが生ずる。
そこで本発明では、あるセンサSを動作させた後、該セ
ンサSから所定距離だけ離れたセンサSを動作させるこ
とにより、隣接するセンサSの発光素子PDの影響を除
去するとともに、上記検出遅れの問題を回避するように
したものである。
【0049】図6は本実施例の透過型センサの動作順序
を示す図である。本実施例においては、同図に示すよう
に発光素子PD0/受光素子PT0からなるセンサS0
を動作させた後に、該センサS0から所定距離離れた発
光素子PD4/受光素子PT4からなるセンサS4を動
作させ、次いで、発光素子PD8/受光素子PT8から
なるセンサS8を動作させる。以下同様に、センサS1
2→センサS1→センサS5→,…の順序で各センサを
動作させる。すなわち、第1の実施例のようにセンサS
を端から順番に動作させるのではなく、所定距離離れた
センサを順次動作させる。なお、あるセンサを動作させ
てから、次にどの程度の距離離れたセンサを動作させる
かは各センサ間の距離、発光素子と受光素子との距離等
に応じて適宜選択することができる。
【0050】前記図1に示したセンサ間距離6.5m
m、発光素子と受光素子の距離50mmの場合につい
て、ある発光素子からの光が対向する受光素子以外の受
光素子に与える影響を調べたところ次の結果が得られ
た。図7は、上記条件で複数組のセンサSを配置したと
き、ある発光素子からの光が対向する受光素子以外の受
光素子に与える影響の一例を示す図である。センサSの
間隔が同図に示すように6.5mm、発光素子PDと受
光素子PTの距離が50mmのとき、発光素子PD0に
対向する受光素子PT0が受光する光を100%とする
と、同図に示すように、発光素子PD0からの光を受光
素子PT1は56%、受光素子PT2は23%、受光素
子PT3は6%、受光素子PT5は約1%受光する。
【0051】すなわち、上記条件の場合、あるセンサS
n の発光素子を発光させたとき、そのセンサSnから
6.5mm×4離れたセンサSn+4,Sn−4の受光
素子は、上記発光したセンサSnの光の影響をほとんど
受けない。したがって、上記条件のとき、図6に示す順
序でセンサSを動作させれば、前記図3で説明した受光
素子の立ち下がり時間を考慮する必要がなく、前記実施
例1で説明したような待機時間を設けずに次々にセンサ
を動作させることができ、検出遅れを小さくすることが
できる。例えば、15組のセンサがあり、前記図3に示
したように各センサの動作時間が0.5msの場合、全
ての発光素子/受光素子を動作させるに要する時間は
0.5×15=7.5msとなり、前記実施例1に較べ
て検出時間を短縮することができる。
【0052】なお、本実施例においても、センサ数が多
い場合には、図5に示したのと同様、複数のセンサを同
時に動作させることができる。なお、このように動作さ
せる場合には、あるセンサを動作させたとき、該センサ
から所定距離範囲内に配置されたセンサ(例えば前記条
件の場合は、6.5mm×4の範囲内に設けられたセン
サ)が上記センサの次に動作しないように動作順番を設
定する必要がある。また、上記実施例では、周辺露光部
へのウエハの搬入・搬出におけるウエハ搬送アームの検
出について説明したが、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、その他の処理部へのウエハの搬入・搬
出におけるウエハ搬送アームの検出にも適用でき、さら
に、ウエハ搬送アームのような特殊な形状の物体の存在
検出に適用することもできる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、以下の
効果を得ることができる。一組の発光部と受光部を有す
る透過型センサを物体の進入・退避方向と略垂直方向に
所定の間隔をもって複数組配置し、上記透過型センサの
内、ある透過型センサを動作させ、該透過型センサの動
作終了後、該透過型センサの光の影響を受けない位置に
配置された受光部を有する透過型センサを動作させ、以
後、同様に透過型センサを順次動作させることにより、
複数組の透過型センサの受光部と発光部間に存在する物
体を検出するようにしたので、透過型センサに、高い光
軸調整精度を要求されるレンズや、高い取り付け位置精
度が要求され受光感度調整の余裕度を減少させるスリッ
トを付加することなく、搬送アーム等の幅の比較的狭い
物体の存在を確実に検出することができる。また、透過
型センサの発光部からの光が隣接する透過型センサの受
光部の出力に影響を与えなくなるまでの待機時間を設け
ることなく順次透過型センサを動作させることができる
ので、検出時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における透過型センサの配置の一例を示
す図である。
【図2】本発明における透過型センサの駆動回路の構成
の一例を示す図である。
【図3】透過型センサの動作特性を説明する図である。
【図4】本発明の前提となる透過型センサの動作順序を
説明する図である。
【図5】複数のセンサを同時に動作させる場合の動作順
序の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施例の透過型センサの動作順序を説
明する図である。
【図7】発光素子の光が並べて配置された受光素子に与
える影響の一例を示す図である。
【図8】周辺露光装置を搭載した装置のレイアウトの一
例を示す図である。
【図9】ウエハ搬送手段の一例を示す図である。
【図10】搬送アームの形状例を示す図である。
【図11】周辺露光部の構成を示す図である。
【図12】透過型センサの配置例を示す図である。
【図13】一組の透過型センサによる搬送アームの検出
動作を説明する図である。
【図14】複数組の透過型センサを並べて配置したとき
の動作を説明する図である。
【図15】透過型センサにレンズ、スリットを設けた場
合の構成を示す図である。
【符号の説明】
4 周辺露光部 S センサ 4a 遮光板 4h 開口部 4g シャッタ PD0〜14 発光素子 PT0〜14 受光素子 10 搬送アーム B1 発光側基板 B2 受光素子 OSC 発振器 Cn カウンタ Dec ラインデコーダ Dr1,Dr2 ドライバ MX1,MX2 マルチプレクサ NAND ナンドゲート MB マルチバイブレータ AND アンドゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 G01B 11/00 - 11/16 G01V 8/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の発光部と受光部を有する透過型セ
    ンサを物体の進入・退避方向と略垂直方向に所定の間隔
    をもって複数組配置し、 上記透過型センサの内、ある透過型センサを動作させ、
    該透過型センサの動作終了後、該透過型センサの光の影
    響を受けない位置に配置された受光部を有する透過型セ
    ンサを動作させ、以後、同様に透過型センサを順次動作
    させることにより、複数組の透過型センサの受光部と発
    光部間に存在する物体を検出することを特徴とする物体
    検出方法。
  2. 【請求項2】 ウエハに所定の処理を施す処理装置を囲
    む遮蔽板に設けられた開口部と、該開口部を介して上記
    遮蔽板内へウエハを搬入・搬出するウエハ搬送アームと
    を備え、 上記開口部に設けた透過型センサにより上記搬送アーム
    が上記開口部の近傍に存在するか否かを検出するウエハ
    搬送アームの検出装置であって、 上記開口部に、上記ウエハ搬送アームの幅より狭い間隔
    で複数組の透過型センサを並べて配置するとともに、該
    複数組の透過型センサの動作を制御する制御装置を設
    け、 上記制御装置により、上記透過型センサの内のある透過
    型センサを動作させ、 該透過型センサの動作終了後、該透過型センサの光の影
    響を受けない位置に配置された受光部を有する透過型セ
    ンサを動作させ、以下同様の動作を繰り返して、 複数の透過型センサを順次動作させ、透過型センサの受
    光部と発光部間に存在する搬送アームを検出することを
    特徴するウエハ搬送アームの検出装置。
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