JP3326169B1 - 蚊よけネット装置 - Google Patents

蚊よけネット装置

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JP3326169B1 JP2001272153A JP2001272153A JP3326169B1 JP 3326169 B1 JP3326169 B1 JP 3326169B1 JP 2001272153 A JP2001272153 A JP 2001272153A JP 2001272153 A JP2001272153 A JP 2001272153A JP 3326169 B1 JP3326169 B1 JP 3326169B1
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Abstract

【要約】 【課題】取り扱い容易で、短時間で蚊よけネットを寝床
にセットでき、人の出入り時に蚊が侵入しにくい扱い方
に適する構成とし、折りたたんでコンパクト化し、押し
入れに布団感覚で出し入れでき、また、アウトドア用に
も適する蚊よけネット装置を得る。 【解決手段】通称蚊帳状の蚊よけネットと、該蚊よけネ
ットを支持する一対のネット支持部材と、一対の該ネッ
ト支持部材を一定の高さに支持する支持脚と、寝床の縦
方向に沿って延在しネット支持部材あるいは支持脚と連
結してなるリンク部材とから構成し、寝床の上端側及び
下端側と対向するそれぞれの上方に位置するネット支持
部材と蚊よけネットがスライド係合してなる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蚊よけネットで寝床
を囲って覆うすなわち通称蚊帳を張り、蚊の進入を防止
する蚊よけ空間を確保でき、蚊よけネットへの出入り時
も蚊の侵入を容易に防止でき、折りたたんで押し入れに
入れたり、キャンプなどのアウトドアにての使用の時、
持ち運び用の袋に収納できる蚊よけネット装置にかかわ
る。
【0002】
【従来の技術】昔から使われている通称蚊帳はその張り
方すなわち蚊よけネットのセットの仕方は蚊よけネット
の天井部分の4隅に設けた金属性の輪状の吊り部に、紐
の一端部を縛って結合し、その他端部を部屋の4隅の柱
などに設けた釘やネジに引っかけて縛り、蚊よけネット
を吊り下げ、その側面部分を寝床の周囲に垂らし、寝床
を囲って覆う手段が一般的であった。
【0003】この場合、吊るなどそのセットに手間がか
かったり、蚊よけネットから出入りする時に、通常、蚊
よけネットのすそを持ち上げて外に出ることから、蚊の
侵入を許しやすく、また、一度蚊帳すなわち蚊よけネッ
ト内に入った蚊を容易に排除できない短所を有する。
【0004】また、近年は2×4などの柱のないパネル
工法で作られる家も増え、クロス張りの壁では釘を打っ
たりネジ止めする厚い部分を外からは特定しにくいな
ど、従来のように簡単に蚊帳を吊れない住宅環境ともな
っている。
【0005】また、蚊取り線香を使えば人によっては喉
が痛くなったり、蚊取りベープマットやその他のスプレ
ーなどの薬剤の蚊の除去剤の場合、アレルギー体質や皮
膚炎の人については使えない場合もある。また、キャン
プ場などでテントを張った場合でも全く蚊に刺されない
手段は現在のところ存在しないと言われている。
【0006】また、超音波除去装置では蚊を排除するに
充分でなくたった1匹の蚊の為にその羽音で寝られなか
ったりしがちである。その場合の解決手段としては現在
においても通称蚊帳すなわち蚊よけネットを用いるのが
最とも確実で効果的である。
【0007】実用新案登録3066921「虫除けネッ
ト」では防水性を有する日除けシートを天井部分に設け
てその周囲に虫除けネットを設けて虫蚊よけとした虫除
けネットが開示されているがその4隅を吊り下げる構成
となっており、上記短所を有する。
【0008】特開平9−252887「防虫用寝具」で
は蚊よけネットの周囲部の縦長の隅にファスナーなど開
閉具を設けて、蚊の侵入を極力防ぎつつ出入りがし易い
技術が開示されているが、これも4隅を吊り下げる構成
でありこれでも充分に蚊の侵入を防げない。
【0009】特開平7−255571「自動車内用蚊
帳」ではマルチパーパスカーの車内に着脱可能な吊り下
げ固定具やファスナーを有する蚊帳が開示されている
が、これは車内に合うような吊り下げの構成であり、上
記の短所は解消されない。
【0010】特開平7−79843「ベット用蚊帳」で
は蚊帳に伸縮ネットを用い、使用時にネットを吊り下げ
て伸ばしベットの端に挟み込み、使用時以外は自動的に
ネットが縮んでコンパクトになる技術が開示されている
がこれも吊り下げる構成であり、上記と同様の短所を有
する。
【0011】特開平11−290161「頭部限定の蚊
帳」では頭部の寝床の両側に支持脚を設けて頭部の上方
に頭部を囲うように覆い蚊帳をセットする技術が開示さ
れている。この構成の場合、寝起きするときに、頭部の
上に位置する蚊帳の天井部分や出入り口に頭が当たらな
いように注意しながら起き上がらなければならず、夜中
に、トイレに起きる時など寝惚けている中での対応は難
しい。また、頭部部分は蚊よけができても、夏の熱帯夜
などで、かけ布団等をはねのけて体を丸出しにして寝て
しまう場合などは足などが蚊に刺されることになるが、
それを防止できない。
【0012】一方、本構成を拡張して寝床全体を囲って
覆うように構成すると、全体の蚊帳の形態が棺桶状とな
ることで充分な蚊よけが可能となる。しかし、夜に寝床
から起きて出ようとする時に、棺桶状の蚊帳全体を両手
で持ち上げて寝床の横に移動しなければならない。
【0013】また、帰ってきて寝る時も、蚊帳を持ち上
げて寝床を囲って覆うように再度セットしなければなら
ず、この移動だけで目が覚めてしまうことにもなる。更
に、この蚊帳を寝床の横に置く為に、更に1人分の寝床
の広さを要し、スペースの有効利用もはかれないなどの
短所もある。
【0014】特開平4ー23460「カーテンつきベット」
はカーテンとスライド係合する支持桟が開示されている
が、これはあくまでカーテン用であり、蚊よけネットに用
いて、蚊よけネットに出入りする時、寝たまま上方に手を
伸ばして、蚊よけネットの端を摘まんでそれをカーテン
方式に移動し、寝床の上を掃くように、その裾を移動させ
ることで、蚊の侵入を容易に防止しながら出入りする思
想の開示はない。
【0015】実開平3ー9651「騒音防止機構のベッ
ト」は蚊よけネットに相当する防音布をレール4に沿っ
て縦方向にスライドする構成であり、蚊よけネットに用
いた場合、寝癖の悪い人の場合、寝床から足がはみ出
し、蚊に刺される短所を有する。また、ベットの前後方
向に防音布をスライド移動できる構成ではあるが、幌構
成であり、本蚊よけネット装置とそのスライド構成を異
にする。
【0016】実開昭57ー42666「簡易蚊帳」では
寝床の両側面側と対向する境界辺に設けたリンク部材に
相当する部材が図4に開示されたようにその中央部にて
縦方向に折り曲げ可能に連結され、折りたたみ容易な技
術が開示されている。しかし、蚊よけネットを完成した
骨組みに被せて使用する簡易蚊帳である為、水平棒に沿
って蚊よけネットを寝床の幅方向に水平にスライドして
蚊帳を張る構成ではない。
【0017】実開昭63ー133149「個人用折りた
たみ式蚊帳」でも縦方向に折り曲げ折りたたみ可能に連
結されたフレームが開示されているが、これも実開昭5
7ー42666「簡易蚊帳」と同様に、出入り時に蚊の
侵入を防止しやすい蚊よけネットを寝床の幅方向に水平
にスライドして蚊帳を張るという構成ではない。また、
寝床の両側面側の上方にリンクが存在することから寝床
への出入りができにくい構成である。
【0018】登録実用新案第25097号「蚊帳骨」で
は蚊帳の骨組みに設けた骨を複数の屈曲部で屈曲させて
コンパクト化し収納容易とする骨構成が開示されてい
る。しかし、これも蚊帳を骨構成に被せて使用するもの
であり、蚊よけネットを寝床の幅方向に水平にスライド
して蚊帳を張る構成ではない。
【0019】また、寝床の上端側と対向する上方の蚊帳
骨にはその略中央部に上方に若干突出する屈曲部を有し
スライドの障害となることから、蚊よけネットを寝床の
幅方向に水平にスライドさせるスライド係合手段とする
こともできない。また、屈曲部など各回動形態部分にお
いてはネジ閉め固定方式の開示はない。
【0020】第6631号「母衣蚊帳つき寝台」は蚊よ
けネットを寝床の幅方向に水平にスライドして蚊帳を張
る技術の開示はない。
【0021】また、複数に分割されたリンク部材の部品
を組み立てて蚊帳を被せて使用するものであり、折りた
たみ方式の開示はない。
【0022】第7632号「携帯蚊帳」では折りたたん
でコンパクト化でき、広げれば円筒形となって蚊帳を支
持可能とするもので、蚊よけネットを寝床の幅方向に水
平にスライドして蚊帳を張る技術の開示はない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のよう
に、部屋における吊り作業を必要とせずに蚊よけネット
を従来の蚊帳のように寝床を囲って覆うようにセットで
き、また、蚊よけネットに出入りする時にも、蚊の侵入
を許容する蚊よけネットの裾の縁を持ち上げる作業をせ
ず、寝たまま上方に手を伸ばして蚊よけネットの側面部
分を摘んでそれを移動し、寝床の上を掃くようにその裾
を移動させることで出入りすることができ、よって、蚊
が蚊よけネットの中に侵入する懸念もなく、また、持ち
運び及び押し入れへの収納が容易であり、また、たとえ
蚊が蚊よけネットに入ってしまっても容易に蚊を除去で
きる蚊よけネット装置を提供するものである。
【0024】
【課題を解決する為の手段】寝床を囲って覆う蚊よけネ
ット装置において、略四角形の天井部分と、該天井部分
の周囲に一体化して設け、該寝床の周囲に垂らして該寝
床を囲う側面部分とからなる通称蚊帳状の蚊よけネット
と、該蚊よけネットの該天井部分と該側面部分との境界
の略四角形の境界辺のうち、該寝床の上端側と対向する
上方の境界辺および該寝床の下端側と対向する上方の境
界辺に設け、該蚊よけネットと係合して該蚊よけネット
を支持する一対のネット支持部材と、ネット支持部材を
一定の高さに支持する支持脚と、一対のネット支持部材
あるいは一対の支持脚と連結して該寝床の縦方向に沿っ
て延在するリンク部材とからなり、該寝床のいずれか一
方の側面側と対向する他方の側面側の上方あるいは両側
の上方においてリンク部材などを有せず開放してなり、
該ネット支持部材と、該上端側と対向する上方の該境界
辺における該蚊よけネットとの前記係合する係合手段が
スライド係合手段であることを特徴とする。
【0025】該支持脚を該ネット支持部材の両側に設け
たことを特徴とする。
【0026】前記寝床の縦方向が該寝床のいずれか一方
の側面側あるいは両側であることを特徴とする。
【0027】該寝床の下端側と対向する上方のネット支
持部材と、該寝床の該下端側と対向する上方の該境界辺
における該蚊よけネットとの前記係合する係合手段もス
ライド係合手段であることを特徴とする。
【0028】該スライド係合手段が該境界辺にスライド
部材を有してなることを特徴とする。
【0029】該スライド部材が蚊よけネットの境界辺に
設けたリング状の吊り輪であり、該スライド係合手段が
該吊り輪をネット支持部材に通し、該蚊よけネットを吊
り下げる形態であることを特徴とする。
【0030】該スライド係合手段がカーテンレール方式
であることを特徴とする。
【0031】該リンク部材の前記連結が回動係合形態で
あり、該回動係合形態がネジ締め固定方式であることを
特徴とする。
【0032】該リンク部材に屈曲回動係合部を設け、該
屈曲回動係合部の該屈曲回動係合形態がネジ締め固定方
式であることを特徴とする。
【0033】該リンク部材あるいはネット支持部材をロ
ッドアンテナ的な伸縮をする伸縮リンクとしたことを特
徴とする。
【0034】スライド係合手段のスライド部材の移動を
規制するストッパー部材をネット支持部材の片側あるい
は両側に設けたことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。本蚊よけネット装置は、
1人分あるいは複数の人数分敷いた寝床の合計の広さに
略合う広さの略四角形の天井部分2aを有し、該天井部
分の周囲に一体化して設け、該寝床の周囲に垂らして該
寝床を囲う側面部分2bとからなる通称蚊帳と呼ばれる
形態の蚊よけネット2を用いてなる。本実施の形態では
1例として図1に示すように、一人分用の寝床1あるい
は寝袋1bを囲って覆うように蚊よけネット2を寝床に
セットしてなる。ここで、略とはだいたいあるいはおお
よその意である。
【0036】その蚊よけネット2の該天井部分2aと該
側面部分2bとの境界の略四角形の境界辺のうち、該寝
床の枕部分である上端側と対向する上方の境界辺2cお
よび該寝床の足もと部分である下端側と対向する上方の
境界辺2dに設け該蚊よけネットと係合して該蚊よけネ
ットを吊り下げる形態にて支持する一対のネット支持部
材3aと3bを有する。
【0037】また、一対の該ネット支持部材を一定の高
さに支持する支持脚4を該ネット支持部材に設けて一体
化してなる。 支持脚は一本でも複数でもよいが本実施の形態ではその
1例として該支持脚を該ネット支持部材の両側に設けて
なる。この一体化は図12と図13で示すように連結パ
イプ5dなどの連結部材で連結して組み立てることで一
体化する構成も含む。 ここで、ネット支持部材や支持脚はパイプ状あるいは芯
状の部材でもよいが、重量を軽くする為に、材質はアルミ
材あるいはエンビなどの樹脂材が望ましい。
【0038】また、寝床の上端側の上方に位置するネッ
ト支持部材やその両側の支持脚と、寝床の下端側の上方
に位置するネット支持部材やその両側の支持脚が蚊よけ
ネットを張れる為の立脚した姿勢を維持できるように、
一対のネット支持部材あるいは支持脚と連結してネジ止
めなどで固定する該寝床の縦方向に沿って延在するリン
ク部材9からなる。
【0039】本実施の形態ではその1例として 前記寝
床の縦方向が該寝床のいずれか一方の側面側あるいは両
側としてなる。これらを連結構成することにより、蚊よ
けネットを吊り下げて張れる骨組みを構成できる。
【0040】本蚊よけネット装置はパイプ状あるいは芯
状のネット支持部材やリンク部材あるいは支持脚の連結
を連結金具や連結パイプ5dなどを連結部材としてつな
ぎあわせテントの骨組みのようにネジ止めして組み立て
る方式でもよい。
【0041】この場合、使用後、連結部材を外してバラ
バラにし、束ねて袋に入れることでコンパクトに収納で
きる。あるいは、リンク部材については連結を後述する
回動係合形態にて連結させる回動係合部5aや5bによ
り構成してもよい。
【0042】一方、図1〜図6と図10と図11にそれ
ぞれ示すように、該寝床のいずれか一方の側面側と対向
する他方の側面側の上方を、あるいは、図12に示すよう
に、両側の上方においてリンク部材などを有せず開放し
てなる。
【0043】これにより、いずれか一方の側面側に設け
たリンク部材の高さが如何なる高さであっても、また、安
定性を増す為に、図13に示すように、支持脚の上下の位
置にそれぞれ一本づつすなわち合計2本などの複数のリ
ンク部材を支持脚間に延在させ、その結果、リンク部材が
高い位置にセットされた場合でも、前記リンク部材を設
けたいずれか一方の側面側と対向する他方の側面側から
立ち上がった姿勢にて寝床への出入りができる。
【0044】図12に示すように、いずれか一方あるい
は両側の側面側の支持脚の下部に寝床の側面に沿ってリ
ンク部材を延在して設ければ、寝床への出入りが両側い
ずれでも可能となり、組み立ても容易となるが、構成時
に、ネット支持部材や支持脚がわずかな衝撃で揺れるな
ど若干安定性に劣ることになる。
【0045】また、この場合、2人分の寝床を敷いた
時、お互い反対の方から蚊よけネットをネット支持部材
の中央方向にスライドさせて出入りできることになるこ
とから、2人分用の蚊よけネット装置とすることに適す
る。また、その場合、当然ながら、一対のネット支持部
材のそれぞれの長さは2人分の寝床の幅と略等しい長さ
となる。
【0046】この時、リンク部材を隣り合う寝床の中央
に寝床の縦方向に沿って1本延在させ、それと連結して
寝床の上端側と下端側において幅方向に延在させる支持
脚部分と、一方、それら上端側と下端側の連結部分にお
いて垂直の支持脚部分も併せて設け、その垂直の支持脚
部分の上端部分にてネット支持部材を連結してネジ締め
にて固定して設ける形態として支持脚を構成してもよ
い。
【0047】一方、この一対のネット支持部材をロッド
アンテナ的な伸縮リンクとすることで、2人分の寝床の
幅の長さを1人分の寝床の幅の長さに短く縮めることも
でき、それにより押し入れへの収納も容易とすることが
できる。
【0048】また、寝床の該上端側と対向する上方の該
蚊よけネットの境界辺2cと、該寝床の上端側と対向す
る上方のネット支持部材3aとの係合する係合手段はス
ライド係合手段として構成する。 そのスライド係合手段としては、例えば、蚊よけネット
の境界辺部分に等間隔で孔を開け、ネット支持部材を貫
通させて構成してもよい。
【0049】本実施の形態では蚊よけネットの境界辺2
cや2dにスライド部材としてリング状の吊り輪7を設
ける。この場合、そのリング状の吊り輪をそれら境界辺
の両側に設け、蚊よけネットの4隅で吊り下げる形態と
してもよく、あるいは各図に示すように、複数のリング
状の吊り輪を略等ピッチ間隔で設け、そのリング状の吊
り輪をパイプ状のネット支持部材に通した摺動構成とし
てその境界辺を吊り下げる形態としネット支持部材に沿
ってスライドできる相対的にスライド容易なスライド係
合手段としてもよい。
【0050】また、リング状の吊り輪の素材としてはプ
ラスチックでもステンレス製のワイヤーでもよい。
【0051】あるいは、そのスライド係合手段をカーテ
ンレール方式としてもよい。カーテンレール方式の場
合、カーテンレールをネット支持部材にネジ止めなどで
一体化してなり、一方、蚊よけネットの境界部にスライド
部材となるスライダーを縫いつけなどで一体化し、カー
テンレールに組み合わせてスライド係合する形態とす
る。この方式の場合、スライドが滑らかであり、一方、摺
動部の耐久性が優れ長期間使用できる。
【0052】また、寝たまま仰向けになって上方に手を
伸ばした時、例えば、一対の該ネット支持部材と係合し
ているスライド部材の1例であるリング状の吊り輪7あ
るいはその近傍の蚊よけネットの側面部分に手が届くよ
うに、一定の高さに一対の該ネット支持部材を支持する
支持脚4を設ける。例えば、その支持脚を該ネット支持
部材の両側に設けてもよい。ここで、一定の高さとはあ
る高さに一定に維持された形態を言う。
【0053】図1〜図6に示すように、該寝床の下端側
と対向する上方のネット支持部材3bと、該寝床の該下
端側と対向する上方の該境界辺2dにおける該蚊よけネ
ットとの前記係合する係合手段もスライド係合手段とし
てよい。その場合、昼間など使わない時に蚊よけネット
をいずれか一方の側面側に寄せておくこともできる。
【0054】また、該ネット支持部材と、蚊が蚊よけネ
ットに入った場合、一旦、一対のネット支持部材のリン
グ状の吊り輪全てをいずれか一方の側面側に移動して蚊
よけネットを折りたたんだ形態とし、その折りたたんだ
両側から両手で蚊よけネットを挟むようにパタパタとく
まなく叩くことで、容易に蚊を殺して除去できる効果も
ある。
【0055】本実施の形態では、図1などに示すよう
に、連結手段として一対の該ネット支持部材のいずれか
一方の側面側のそれぞれの端部にネジ締め方式の回動係
合形態をなす回動係合部5aおよび5bとを設け、その
回動係合部を両端部に有して寝床の前記一方の側面に沿
ってその上方に延在し、略中央部にネジ締め方式の屈曲
回動係合部5cを有するリンク部材9とから構成する。
【0056】これによりリンク部材が屈曲回動係合部5
cを中心としてあたかも屈曲するような形態にて回動で
きる形態となり、この構成により該ネット支持部材3a
あるいは3bとリンク部材9とを前記回動係合部5aあ
るいは5bを介して手動にて回動し、ネジを締めること
で前記回動係合部や屈曲回動係合部を固定できる。
【0057】ここで、図1〜図4に示すように、回動係
合部をそれぞれの支持脚の上部に設け、該ネット支持部
材のいずれか一方の側面側のそれぞれの端部と支持脚と
をその回動係合部を介して連結させ、図7に示すよう
に、蝶ネジ8を締めつけて略結合させることで、該ネッ
ト支持部材に支持脚やリンク部材を設けてもよい。この
場合、回動係合部は水平方向に回動する構成となる。
【0058】この場合、屈曲回動係合部5cを中心に両
側のリンクを若干屈曲回動させることでリンク部材を寝
床の縦の長さに合わせて適宜に設定して回動係合部に設
けた蝶ネジ8を締めつけ、また、リンク部材の屈曲回動
係合部5cにおいても同様に蝶ネジを締めつけること
で、容易に短時間で骨組みを構成できる。
【0059】また、使用後、回動係合部を締めつけてい
た蝶ネジをゆるめ、また、リンク部材の屈曲回動係合部
も同様に蝶ネジをゆるめることで、屈曲回動係合部を含
む各回動係合部の回動をフリーとすることができ、よっ
て、図4や図6で示すように、リンク部材の屈曲回動係
合部を屈曲させるように回動させることで容易に折りた
たみ、押し入れに入れることができる。また、折りたた
んだ形態にて各回動係合部のネジをしめれば持ち運び時
にひろがってしまう事態の発生を防止できる。
【0060】家庭の寝床やベット6などは1人用の場合
その幅と縦の長さの比は約1対2となっているが、キャ
ンプ場のテント内に敷いて寝るファスナー1cつきの寝
袋1bやアウトドア用のベットなどはその比が約1対3
となっている。よって、図10に示すようなリンク部材
を3等分したリンクの組み合わせとしてそれぞれの端部
に屈曲回動係合部5cを設けて連結して蝶ネジなどにて
ネジ止めにて固定してもよい。更に、折りたたんでより
コンパクトにする場合はそれに合うように適宜な複数分
だけリンクや屈曲回動係合部を設ければよい。
【0061】また、図5で示すように、一本のアルミパ
イプを折り曲げ加工にて折り曲げ、ネット支持部材とそ
の両端に支持脚を構成して縦にコの字型にし、一方の側
面側に位置するリンク部材9に設けた各回動係合部を縦
方向に回動できる構成としてもよい。この場合の折りた
たんだ時、図6に示す形態となる。
【0062】これらの構成により、その一対のネット支
持部材にて寝床の4隅と対向して少なくとも蚊よけネッ
トの天井部分の4隅を4本の支持脚にて支持でき、該蚊
よけネットを寝床にセットすなわち蚊よけネットの側面
部分が寝床を囲ってその周囲に垂れる形態すなわち通称
蚊帳の形状に略張ることができる。よって、室内の上部
に釘を打ったりあるいはそれに引っかける作業の必要は
ない。
【0063】夜にトイレに行くなどで寝床から蚊よけネ
ットの外に出る時、寝床の上端の上方でいずれか一方の
側面側の端の方に位置するリング状の吊り輪7あるいは
その近傍の蚊よけネットの側面部分を仰向けになって寝
ながら手を伸ばして摘まみ、対向する他方の側面側に向
けてネット支持部材に沿ってカーテンを扱う感覚でスラ
イドさせながら移動させることで、蚊よけネットのすそ
の縁がかけ布団の上や顔の上を滑るようにあるいは掃く
ように移動させることができる。
【0064】よって、そのすその縁が持ち上がって蚊が
進入する隙間をつくることはほとんどなく、蚊の侵入を
防止できる最も簡易で効果の上がる方法となる。この作
業により、図2に示すように、上半身部分の上方の蚊よ
けネットを排除して空け、胸部分の布団を上げて起き上
がることができ、蚊よけネットの外に出ることができ
る。
【0065】更に、少なくともリンク部材の存在するい
ずれか一方の側面側と対向する他方の側面側の上方につ
いてはリンク部材などを存在させず開放させている為
に、起き上がった姿勢のままその側から出たり入ったり
することができる。
【0066】また、寝床に戻ってきて、寝床に入いる
時、図2に示すように、寝床の胸もと近傍の上方の蚊よ
けネットはなく空いたままとなっていることから、容易
に胸もと部分のかけ布団等を持ち上げて寝床に入いるこ
とができる。次に、寝ながら手を伸ばして他方の側面側
に移動させてあった前記リング状の吊り輪やその近傍の
蚊よけネットの側面部分を手で摘まんでネット支持部材
に沿ってスライドさせ、蚊よけネットのすその縁がかけ
布団の上や顔の上を滑るようにあるいは掃くように移動
させてもとの位置に戻すことで、再度、寝床に蚊よけネ
ットをセットできその中に入いり寝ることができる。
【0067】ここで、リンク部材の存在する側面側は通
常壁等のある側となる。
【0068】ネット支持部材の高さは畳みに敷いた寝床
に用いる場合とベット6に敷いた寝床に用いる場合とで
はその高さを大きく異にする。よって、それに対応する
為に、該支持脚にて該回動係合部や該ネット支持部材を
上下動でき、適宜な高さに支持する上下動手段4aを支
持脚4に具備してなる。
【0069】この上下動手段は図8で示すように、その
高さを適宜な高さに合わせる為、該支持脚が点滴用のス
タンドのようにスタンドの軸を上下動してネット支持部
材の高さを調整し、止めネジ10を締めて固定する上下
動手段を有する構成でもよい。この高さ調整用の上下動
手段4aの設計と製作は当業者であれば容易である。
【0070】支持脚の上下動手段を有する畳み用とベッ
ト用の兼用品の場合、支持脚の上下動手段の止めネジ1
0をゆるめて支持脚全体の長さを短くし、再度止めネジ
を締めつけることで支持脚の長さを押し入れの奥方向の
長さに略合わせることができることで、持ち運びも容易
となり、押し入れに布団を折りたたんで出し入れする感
覚で押し入れに出し入れすることができる。
【0071】この時、折りたたんだ大きさに合う大きさ
の袋を別途用意し、その袋に入れてから押し入れに入れ
てもよいことは言うまでもない。
【0072】蚊よけネットをベットに用いる場合、蚊よ
けネットの側面部分の高さ方向の長さはその裾がベット
に触れる程度の長さでもよく、あるいは、床に届く程度
の長さでもよい。
【0073】しかし、寝床のいずれか一方の側面側の蚊
よけネットの側面部分がベットの縁から外側にはみ出る
と蚊よけネットの側面部分とベットの縁との間に隙間が
でき、蚊の侵入を許すことになりかねない。
【0074】図3と図9にて示すように、その隙間の発
生を防止する為、ネット支持部材の端近傍に蚊よけネッ
トの幅方向への移動を規制するストッパー部材を設け
る。ストッパー部材は蚊よけネットの幅方向への移動を
規制するものであればよく、当業者であれば容易であ
る。
【0075】本実施例ではストッパー11をストッパー
部材とし、止めネジ10を締めつけることでストッパー
11をネット支持部材の側面側にそれぞれ略固定し、側
面側に近いリング状の吊り輪が必要以上に側面側に移動
して前記隙間をつくるのを防止してなる。このストッパ
ー部材は必要に応じてネット支持部材の両側に設けるの
が望ましい。
【0076】該リンク部材の屈曲回動係合部5cの両側
のリンクをロッドアンテナ的な伸縮をする伸縮リンク9
aと9bとすれば、止めネジ10をゆるめて伸縮リンク
の長さを縮めネット支持部材の長さすなわち布団の幅の
長さに合わせることができ、幅をそろえて折りたたんで
押し入れに入れやすくなる。
【0077】本実施の形態における伸縮リンクは図1〜
図6に示すように、2段構成のロッドアンテナ的なパイ
プ状のリンクとしてなる。
【0078】また、図11に示すようにリンク部材を一
本のロッドアンテナ的なパイプ状の伸縮リンク9cとし
て構成してもよい。いずれにしても、リンク部材に伸縮
リンクを用いた場合、ネット支持部材とリンク部材との
開き角度を違和感のない90度にして回動係合部の蝶ネ
ジを閉めることで略固定し、一方、その伸縮リンクを伸
ばし、リンク部材の全長さを寝床の枕もとである上端部
から足もとである寝床の下端部までの寝床の縦方向の長
さすなわち蚊よけネットの縦方向の長さに合う適宜な長
さに合わせ、止めネジ10を締めつけてリンク部材の長
さを一定にすることで、外観上、違和感のないきちんと
した形態の骨組みとすることができる。
【0079】
【発明の効果】寝床を囲って覆う蚊よけネット装置にお
いて、略四角形の天井部分と、該天井部分の周囲に一体
化して設け、該寝床の周囲に垂らして該寝床を囲う側面
部分とからなる通称蚊帳状の蚊よけネットと、該蚊よけ
ネットの該天井部分と該側面部分との境界の略四角形の
境界辺のうち、該寝床の上端側と対向する上方の境界辺
および該寝床の下端側と対向する上方の境界辺に設け、
該蚊よけネットと係合して該蚊よけネットを支持する一
対のネット支持部材と、一対の該ネット支持部材を一定
の高さに支持する支持脚と、ネット支持部材あるいは支
持脚と連結して該寝床の縦方向に沿って延在するリンク
部材とからなり、該寝床のいずれか一方の側面側と対向
する他方の側面側の上方あるいは両側の上方においてリ
ンク部材などを有せず開放してなり、該ネット支持部材
と、該上端側と対向する上方の該境界辺における該蚊よ
けネットとの前記係合する係合手段がスライド係合手段
であることにより
【0080】寝床から蚊よけネットの外に出る時、仰向
けになって寝ながら、手動にて蚊よけネットのすその縁
が掛け布団の上や顔の上をなでるようにあるいは掃くよ
うに移動させることができ、その出入り時に蚊の侵入を
許しにくい。
【0081】また、寝床で蚊よけネットの外に起き上が
ってからは少なくともいずれか一方の側面側の上方がリ
ンク部材もなく開放されていることから立ち上がった姿
勢で寝床への出入りができる。また、リンク部材1本で
も全体を所定の形態に組み上げることができ、作業や取
り扱いが容易であり、価格も低く押さえることもでき
る。また、寝床の両側の上方を開放した構成とした場合
は、両側からの出入りが可能となる為、2人用の蚊よけ
ネットとして使用できる。
【0082】該支持脚を該ネット支持部材の両側に設け
たことにより極めて安定してネット支持部材を支持する
ことができる。
【0083】前記寝床の縦方向が該寝床のいずれか一方
の側面側あるいは両側であることにより寝床の邪魔にな
らない位置にリンク部材を延在させることができる。
【0084】また、該寝床の下端側と対向する上方のネ
ット支持部材と、該寝床の該下端側と対向する上方の該
境界辺における該蚊よけネットとの前記係合する係合手
段もスライド係合手段であることにより、使用しない
時、いずれか一方の側面側に寄せてたたんでおくことが
できる。また、一度蚊よけネット内に入った蚊でも蚊よ
けネットをいずれか一方の側面側に移動して折りたたん
だ形態とし、両側から叩くことで容易に蚊を殺し除去す
ることができる。
【0085】該スライド係合手段が該境界辺にスライド
部材を有してなることにより蚊よけネットを傷めず耐久
性に富み、長期間の使用に耐えることができる。
【0086】該スライド部材が蚊よけネットの境界辺に
設けたリング状の吊り輪であり、該スライド係合手段が
該吊り輪をネット支持部材に通し、該蚊よけネットを吊
り下げる形態であることによりシンプルな構成とするこ
とができ、製品価格を低く押さえることができる。
【0087】該スライド係合手段がカーテンレール方式
であることにより手動によってスライドさせるスライド
作業が極めてスムースに行え、耐久性に富み長期間の使
用に耐え得る。
【0088】該リンク部材の前記連結が回動係合形態で
あり、該回動係合形態がネジ締め固定方式であることに
より蚊よけネットがネット支持部材や支持脚に組み込ま
れて1つにまとまった構成の製品とすることができ、パ
ーツなどの部品を組み立てる作業がないことから組み立
とネジ締めにより固定が容易となり、折りたたんで持ち
運びや収納も容易となる。
【0089】該リンク部材に屈曲回動係合部を設け、該
屈曲回動係合部の該屈曲回動係合形態がネジ締め固定方
式であることにより使用時に、リンク部材に設けた屈曲
回動部を若干回動させ屈曲させることで、容易に寝床の
縦の適宜な長さに合わせネジを締めて固定することで長
さを調整できる長さ調整手段とすることができる。ま
た、上記回動係合形態と組み合わせることにより折りた
たんでの収納を容易とする。
【0090】該リンク部材やネット支持部材をロッドア
ンテナ的な伸縮をする伸縮リンクとしたことによりネッ
ト支持部材とリンク部材との角度を違和感を与えない9
0度に合わせても、リンク部材の長さを寝床の縦の長さ
に合った適宜な長さに合わせることも容易であり、押し
入れに収納する場合も、ネット支持部材の幅に合わせ違
和感のない形態として押し入れに収納することも容易と
なる。また、2人分の寝床の幅のネット支持部材の長さ
を1人分の寝床の幅の長さに短く縮めることもでき、そ
れにより押し入れへの収納も容易とすることができる。
【0091】スライド係合手段のスライド部材の移動を
規制するストッパー部材をネット支持部材の片側あるい
は両側に設けたことにより蚊よけネットの側面とベット
の縁との間に蚊の侵入する隙間の発生を防止できる。
【0092】該支持脚に上下動手段を具備することによ
り該回動係合部や該ネット支持部材を手動で上下動する
ことで蚊よけネットを上下動でき、高さを調整可能とす
ることができることから、畳みに敷いた寝床用としても
またベットに敷いた寝床用としても共に使用できる。
【0093】また、支持脚の上下動手段の止めネジ10
をゆるめて支持脚全体の長さを短くし再度止めネジを締
めつけることでコンパクトにでき、持ち運びも容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】蚊よけネット装置の外観図
【図2】蚊よけネットから出入りする時の状況外観図
【図3】ベットに用いた場合の外観図
【図4】折りたたんだ形態図
【図5】蚊よけネット装置の外観図
【図6】蚊よけネット装置を折りたたんだ外観図
【図7】蝶ネジを用いた場合の回動係合部の外観図
【図8】支持脚の高さ調整用上下動手段の外観図
【図9】ストッパー部材の構成図
【図10】蚊よけネット装置の外観図
【図11】蚊よけネット装置の外観図
【図12】蚊よけネット装置の外観図
【図13】蚊よけネット装置の外観図
【符号の説明】
1 寝床 1b 寝袋 1c ファスナー 2 蚊よけネット 2a 蚊よけネットの天井部分 2b 蚊よけネットの側面部分 2c 寝床の上端側と対向する上方の境界辺 2d 寝床の下端側と対向する上方の境界辺 3a ネット支持部材 3b ネット支持部材 4 支持脚 4a 上下動手段 5a 回動係合部 5b 回動係合部 5c 屈曲回動係合部 5d 連結パイプ 6 ベット 7 リング状の吊り輪 8 蝶ネジ 9 リンク部材 9a 伸縮リンク 9b 伸縮リンク 9c 伸縮リンク 10止めネジ 11 ストッパー

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝床を囲って覆う蚊よけネット装置にお
    いて、 略四角形の天井部分と、該天井部分の周囲に一体化して
    設け、該寝床の周囲に垂らして該寝床を囲う側面部分と
    からなる通称蚊帳状の蚊よけネットと、 該蚊よけネットの該天井部分と該側面部分との境界の略
    四角形の境界辺のうち、該寝床の上端側と対向する上方
    の境界辺および該寝床の下端側と対向する上方の境界辺
    に設け、該蚊よけネットと係合して該蚊よけネットを支
    持する一対のネット支持部材と、 該ネット支持部材を一定の高さに支持する支持脚と、 一対のネット支持部材あるいは支持脚と連結して該寝床
    の縦方向に沿って延在するリンク部材とからなり、 該寝床のいずれか一方の側面側と対向する他方の側面側
    の上方あるいは両側の上方においてリンク部材などを有
    せず開放してなり、 該ネット支持部材と、該上端側と対向する上方の該境界
    辺における該蚊よけネットとの前記係合する係合手段が
    スライド係合手段であることを特徴とする蚊よけネット
    装置。
  2. 【請求項2】 該支持脚を該ネット支持部材の両側に設
    けたことを特徴とする請求項1記載の蚊よけネット装
    置。
  3. 【請求項3】 前記寝床の縦方向が該寝床のいずれか一
    方の側面側あるいは両側であることを特徴とする請求項
    1記載の蚊よけネット装置。
  4. 【請求項4】該寝床の下端側と対向する上方のネット支
    持部材と、該寝床の該下端側と対向する上方の該境界辺
    における該蚊よけネットとの前記係合する係合手段もス
    ライド係合手段であることを特徴とする請求項1記載の
    蚊よけネット装置。
  5. 【請求項5】 該スライド係合手段が該境界辺にスライ
    ド部材を有してなることを特徴とする請求項1又は4
    載の蚊よけネット装置。
  6. 【請求項6】 該スライド部材が該蚊よけネットの境界
    辺に設けたリング状の吊り輪であり、 該スライド係合手段が該吊り輪をネット支持部材に通
    し、該蚊よけネットを吊り下げる形態であることを特徴
    とする請求項5記載の蚊よけネット装置。
  7. 【請求項7】 該スライド係合手段がカーテンレール方
    式であることを特徴とする請求項1記載の蚊よけネット
    装置。
  8. 【請求項8】 該リンク部材の前記連結が回動係合形態
    であり、該回動係合形態がネジ締め固定方式であること
    を特徴とする請求項1記載の蚊よけネット装置。
  9. 【請求項9】 該リンク部材に屈曲回動係合部を設け、
    該屈曲回動係合部の該屈曲回動係合形態がネジ締め固定
    方式であることを特徴とする請求項1記載の蚊よけネッ
    ト装置。
  10. 【請求項10】 該リンク部材あるいはネット支持部材
    をロッドアンテナ的な伸縮をする伸縮リンクとしたこと
    を特徴とする請求項1記載の蚊よけネット装置。
  11. 【請求項11】 スライド係合手段のスライド部材の移
    動を規制するストッパー部材を該ネット支持部材の片側
    あるいは両側に設けたことを特徴とする請求項5記載の
    蚊よけネット装置。
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