JP3326135B2 - 長尺材用接続具 - Google Patents

長尺材用接続具

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いずみ 栗本
俊治 佐々木
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アトムリビンテック株式会社
磯川産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、廊下,階段等の
壁面に設置される手摺等からなる長尺材の接続端を突合
わせて同軸線上で接続するための長尺材用接続具に係る
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 従来、長尺材用接続具としては、例え
ば、特許第2659682号公報に記載のものが知られ
ている。
【0003】この従来の長尺材用接続具は、図7に示す
ように、接続される長尺材A,Bの接続端にそれぞれ取
付けられ互いに突合わされて接続される接続部材a,b
を備えてなる。突合わされた接続部材a,bでは、一方
の接続部材aの一部が他方の接続部材bに螺合締付けさ
れることで接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の長尺材
用接続具では、突合わせられた接続部材a,bが螺合軸
長(S−S’)の分について接続間隔S,S’を狭めて
接続されることになるため、接続部材a,bの突合わせ
当初と接続後とで長尺材A,Bの配設長に変更をもたら
すことになる。このため、接続部材a,bの接続前に
は、長尺材A,Bを壁面等に支持したり、長尺材A,B
に壁面等への支持の前加工(支持用下穴等)を工作して
おくことができないという問題点がある。
【0005】さらに、接続部材a,bの突合わせの際に
互いに螺合させなければならないため、精密な軸合わせ
が要求されて突合わせ作業が面倒になったり、軸合わせ
調整で螺合のネジ部を損傷したりするという問題点があ
る。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、突合わせの際に螺合が要求されず突合わ
せによって長尺材の固定的な配設長が得られる長尺材用
接続具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る長尺材用接続具は、次のような手段
を採用する。
【0008】即ち、請求項1では、接続される長尺材の
接続端にそれぞれ取付けられ互いに突合わされて接続さ
れる接続部材を備えてなる長尺材用接続具において、接
続部材は、突合わされて軸方向への移動が阻止されるよ
うに係合するキャッチ構造と、キャッチ構造の係合をロ
ックするロック構造とが設けられ、キャッチ構造は、一
方の接続部材に形成された係合突起と他方の接続部材に
形成された係合片とからなり、係合突起が筒形に形成さ
れ係合片が係合突起の外側から嵌合するように放射状に
配置されていることを特徴とする。
【0009】この手段では、接続部材の突合わせによっ
て、係合突起、係合片で構成されるキャッチ構造が係合
して螺合が排される。キャッチ構造の係合は、軸方向へ
の移動を阻止して、長尺材の配設長を固定する。また、
係合片が係合突起の外側から嵌合するように放射状に配
置されて、キャッチ構造は自然な軸合わせが可能な嵌合
構造となる。キャッチ構造の係合からなるいわば仮接続
状態は、ロック構造によりロックされて本接続される。
【0010】また、請求項2では、請求項1の長尺材用
接続具において、ロック構造は、キャッチ構造の係合突
起,係合片を外側から締付ける締付リングからなること
を特徴とする。
【0011】この手段では、ロック構造がキャッチ構造
を外側から締付けて係合をロックする締付リングで構成
される。
【0012】また、請求項3では、請求項1または2の
長尺材用接続具において、ロック構造は、締付リングが
螺合回動してキャッチ構造の係合突起,係合片を締付け
るものであることを特徴とする。
【0013】この手段では、ロック構造がキャッチ構造
のロックが容易でロックが緩みにくい螺合構造に構成さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る長尺材用接
続具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】この実施の形態では、丸棒形の手摺からな
る長尺材A,Bに適用されるものを示してある。
【0016】この実施の形態は、前述の従来例と同様
に、接続される長尺材A,Bの接続端にそれぞれ取付け
られ互いに突合わされて接続される接続部材1,2を備
えてなる。
【0017】一方の接続部材1は、一方の長尺材Aの接
続端の端面に当接する基板11と、基板11の一方側に
設けられ一方の長尺材Aの接続端に周面に嵌合される長
尺材受12と、基板11の他方側に設けられ他方の接続
部材に嵌合される接続部材受13とを備えている。基板
11には、一方の長尺材Aの接続端の端面にネジ3で締
付け固定するためのネジ孔14が設けられている。ま
た、基板11の他方側には、筒形の係合突起15が突出
形成されている。なお、この係合突起15には、表面に
軸方向へ延びる溝151を設けることができ、基部には
基板11を貫通するように抜孔152を設けてもよい。
【0018】他方の接続部材2は、固定部材21と締付
リング22とからなる。
【0019】固定部材21は、他方の長尺材Bの接続端
の端面に当接する基板211と、基板211の一方側に
突出形成され外周にネジ部212が設けられたフランジ
筒213と、フランジ筒213の3箇所に軸方向へ延び
る片形に区分され放射状に配置された係合片214とを
備えている。基板211には、他方の長尺材Bの接続端
の端面にネジ3で締付け固定するためのネジ孔215が
設けられている。また、基板11の一方側には、一方の
接続部材1の筒形の係合突起15の内側に嵌合されるガ
イド筒216が突出形成されている。このガイド筒21
6は、先端部に面取部216aが設けられ、基部に基板
211を貫通するように抜孔216bが設けられてい
る。また、係合片214は、2つのテーパ面214a,
214bが形成されている。この係合片214のテーパ
面214a,214bの頂部は、少しフランジ筒213
の外側へ突出するように設定されている。なお、係合片
214に適度の弾性を付与して簡単な製造を可能にする
ために、好ましくは固定部材21の全体を合成樹脂材で
一体成形する。
【0020】締付リング22は、他方の長尺材Bの接続
端の周面に嵌合される長尺材受221と、固定部材21
のフランジ筒213のネジ部212の外側に螺合するネ
ジ部222が設けられ一方の接続部材1の接続部材受1
3の内側に嵌合する嵌合筒223とを備えてなる。
【0021】この実施の形態によると、一方の接続部材
1については、図1に示すように、一方の長尺材Aに対
して長尺材受12で嵌合案内してネジ3で取付固定され
る。また、他方の接続部材2については、図3に示すよ
うに、固定部材21に対して締付リング22を端部まで
螺合取付けした後に、図1に示すように、他方の長尺材
Bに対して締付リング22の長尺材受221で嵌合案内
してネジ3で取付固定される。固定部材21に対して締
付リング22が螺合取付けされる際には、締付リング2
2のネジ部212が固定部材21の係合片214の先端
側のテーパ面214aを押して内側に後退させるように
するため、係合片214がフランジ筒213の外側へ突
出していても何等支障は生じない。
【0022】両長尺材A,Bに接続部材1,2を取付け
た後には、図4に示すように、接続部材1,2を突合わ
せる。
【0023】突合わされた接続部材1,2は、他方の接
続部材2のガイド筒216を案内として一方の接続部材
1の筒形の係合突起15が嵌合する。このとき、他方の
接続部材2のガイド筒216に設けられている面取部2
16aが突合わせを滑り案内して嵌合を円滑にする。従
って、接続部材1,2の突合わせの際に螺合が要求され
ないため、精密な軸合わせが要求されて突合わせ作業が
面倒になったり、軸合わせ調整で螺合のネジ部を損傷し
たりするということがなくなる。
【0024】そして、嵌合完了と同時に、一方の接続部
材1の係合突起15に他方の接続部材2の係合片214
が係合する。このとき、一方の接続部材1の係合突起1
5に溝151が設けられていれば、摩擦面積を削減して
嵌合を円滑にすることができる。
【0025】一方の接続部材1の係合突起15と他方の
接続部材2の係合片214とで構成されるキャッチ構造
が係合すると、軸方向への移動が阻止されることにな
る。従って、この後に長尺材A,Bの配設長が変化する
ことがないため、この状態で長尺材A,Bを壁面等に支
持したり、長尺材A,Bに壁面等への支持の前加工を工
作しておくことができる。
【0026】この後、他方の接続部材2の締付リング2
2を回動させると、図5に示すように、締付リング22
のネジ部212で固定部材21の係合片214の後端側
のテーパ面214bを押し、係合片214を一方の接続
部材1の係合突起15に圧接させることができる。即
ち、締付リング22からなるロック構造によって、前記
キャッチ構造がロックされることになる。従って、接続
部材1,2が不測に離脱することはない。なお、このと
き、図6に示すように、接続部材1,2の接続間隔S,
S’が変動することはない。
【0027】また、接続部材1,2の接続応力は、双方
の抜孔152,216bから減衰,分散される。従っ
て、接続の軸線にくるいを生ずることはない。なお、抜
孔152、216bあるいは前記係合突起15の溝15
1は一体成形上設けられているので、他の加工方法を用
いたときは必然的形態ではない。
【0028】以上、図示した実施の形態の外に、手摺以
外の長尺材A,Bに実施することも可能である。
【発明の効果】 以上のように、本発明に係る長尺材用
接続具は、接続部材の突合わせによってキャッチ構造が
係合するため、接続部材の突合わせの際に螺合が要求さ
れない効果がある。また、この効果により、精密な軸合
わせが要求されて突合わせ作業が面倒になったり、軸合
わせ調整で螺合のネジ部を損傷したりするということが
なくなるという効果が生ずる。
【0029】さらに、続部材の突合わせによるキャッチ
構造の係合が軸方向への移動を阻止するため、接続部材
の突合わせによって長尺材の固定的な配設長が得られる
効果がある。また、この効果により、接続部材の接続前
にも、長尺材を壁面等に支持したり、長尺材に壁面等へ
の支持の前加工(支持用下穴等)を工作しておくことが
できるという効果が生ずる。
【0030】また、キャッチ構造は、係合突起の外側か
ら嵌合するように係合片が放射状に配置されているの
で、自然な軸合わせが可能な嵌合構造になるという効果
がある。
【0031】さらに、キャッチ構造の係合がロック構造
によってロックされるため、接続部材の接続が不測に離
脱することがない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る長尺材用接続具の実施の形態を
示す長尺材への取付状態の断面図である。
【図2】 本発明に係る長尺材用接続具の実施の形態を
示す分解斜視図である。
【図3】 図2の一部の組立状態の斜視図である。
【図4】 図1の突合わせ状態図である。
【図5】 図1の接続(ロック)状態図である。
【図6】 図4,図5の接続間隔を示す側面図である。
【図7】 従来例の接続間隔を示す側面図である。
【符号の説明】
1 接続部材 15 係合突起(キャッチ構造) 2 接続部材 21 固定部材 214 係合片(キャッチ構造) 22 締付リング(ロック構造) A,B 長尺材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−270168(JP,A) 登録実用新案3010862(JP,U) 登録実用新案3051304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 11/18 F16B 7/00 - 7/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続される長尺材の接続端にそれぞれ取
    付けられ互いに突合わされて接続される接続部材を備え
    てなる長尺材用接続具において、接続部材は、突合わさ
    れて軸方向への移動が阻止されるように係合するキャッ
    チ構造と、キャッチ構造の係合をロックするロック構造
    とが設けられ、キャッチ構造は、一方の接続部材に形成
    された係合突起と他方の接続部材に形成された係合片と
    からなり、係合突起が筒形に形成され係合片が係合突起
    の外側から嵌合するように放射状に配置されていること
    を特徴とする長尺材用接続具。
  2. 【請求項2】 請求項1の長尺材用接続具において、ロ
    ック構造は、キャッチ構造の係合突起,係合片を外側か
    ら締付ける締付リングからなることを特徴とする長尺材
    用接続具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の長尺材用接続具にお
    いて、ロック構造は、締付リングが螺合回動してキャッ
    チ構造の係合突起,係合片を締付けるものであることを
    特徴とする長尺材用接続具。
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