JP3326092B2 - 室内側扉開き補助装置 - Google Patents

室内側扉開き補助装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境試験装置や冷
蔵庫等の断熱室の扉を室内外から開閉できる扉開閉装置
に適用される室内側扉開き補助装置に関し、特にシール
ドガスケットの装着された扉開閉部に有効に利用され
る。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫や環境試験装置等の断熱室200
の開閉に用いられる扉300は、通常図4に示すような
構造になっている。即ち、扉300に開閉装置100を
設け、その外部開閉レバー102によってラッチ103
を進退させ、外部から扉のロック操作及び開閉操作をで
きると共に、内部開閉レバー106を押すことにより、
押棒105を介してラッチ103を引っ込ませ、扉ロッ
クを解除できるようにしている。
【0003】この場合、内部開閉レバー106は押棒1
05を介して図示しないスプリングによって室内側に付
勢されているため、ロックを解除するためには、このス
プリング力及び関連動作部分の摩擦力以上の力を内部開
閉レバー106に加える必要があり、そのために10kg
f 程度の力を必要としていた。その結果、断熱室200
の内部から扉を開けるときには、まず上記のようにかな
りの力でロックを解除し、更にこれに連続して、扉を開
く時に生ずる摩擦力や慣性力に打ち勝って扉を開いて行
く必要があり、その操作は負担の大きいものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、外から扉を開
くときには、外部開閉レバー102を引っ張る方向に操
作するため本来的に力が入り易いが、内部から操作する
ときのようにハンドルを押す場合には、力を入れにくい
傾向になる。又、環境試験装置や冷蔵庫では、それらの
設置面である外部が扉操作にとって良好な環境条件下に
あるのに対して、内部は床面が濡れていたり凍結してい
ることがあるため、滑り易く扉に力を入れにくいことが
多い。そして、レバーを引っ張る場合には、他方の手で
壁面等を突っ張ることによって必要な反力も得られる
が、室内からレバーを押す場合には、扉の反対側の壁面
が遠いために適当な反力面が存在しない。更に、環境試
験装置等では、電波遮蔽用に扉と枠との間で摺動するシ
ールドガスケットを設けることが多く、その場合には、
扉の開閉トルクが通常のときの2〜3倍にもなり、断熱
室の内部から扉を開く操作が一層困難になる。
【0005】本発明は上記の諸問題を新たに認識し、こ
れらを解決できるように、断熱室の内部から扉を容易且
つ確実に開けられる扉開き補助装置を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、断熱室の内外から扉を
開閉できる開閉装置の前記断熱室の中に設けられたロッ
ク解除用の凸部を押圧可能な補助部材と、前記断熱室に
取り付けられ前記補助部材を係止する係止機構と、前記
補助部材が前記凸部を押圧可能なように前記補助部材を
動かせる操作レバーと、前記補助部材が前記押圧可能な
方向に動くように案内する案内部と、前記補助部材を吊
り下げた状態で係止可能な係止部と、を有することを特
徴とする。
【0007】ここで操作レバーの長さや配置状態は、こ
れが装着される対象となる断熱室の扉の大きさ、重量、
回転部分の摩擦状態、特に回転抵抗を増大させる電磁的
シールド装置の有無、床面等の断熱室の状態、操作レバ
ーの配置されべきスペース等の諸条件を考慮し、断熱室
内から扉を開放できるように実際の装置に適合して定め
られる。このような条件を考慮すれば、操作レバーの長
さは、例えばロック解除用の凸部に操作力の二倍乃至三
倍程度の力が作用するように定められる。
【0008】請求項2の発明は、断熱室の内外から扉を
開閉できる開閉装置の前記断熱室の中に設けられたロッ
ク解除用の凸部を押圧可能な補助部材と、前記断熱室に
取り付けられ前記補助部材を係止する係止機構と、前記
補助部材が前記凸部を押圧可能なように前記補助部材を
動かせる操作レバーであって前記凸部を押圧するときに
前記扉にほぼ直角な方向に設けられる操作レバーと、を
有することを特徴とする。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した扉開き補
助装置の構成例を示す。扉開き補助装置は、補助部材で
あるアーム1、係止機構2、操作レバー3等によって構
成されていて、開閉装置100に適用される。開閉装置
100は、断熱室200の内外から扉300を開閉でき
る通常のロック装置を用いていて、扉300側に取り付
けられるものとして、本体部分101、外部開閉レバー
102、ラッチ103、取付台104、断熱室200内
から外部開閉レバー102を介してロックを解除するた
めのロック解除用の凸部としての押棒105、これを操
作してロック解除と共に扉を開けられる内部開閉レバー
106、その係止部107等、及び、断熱室200の本
体を構成する断熱壁201の外側に取り付けられるロッ
ク受け108、等によって構成されている。
【0011】断熱壁201の壁面と扉300の面との間
には、両者間をシールするガスケット400及び電磁シ
ールド部500が装着されている。電磁シールド部50
0は、本例ではシリコンチューブ501によって弾性力
を付与されたベリリウム青銅等の材質を用いたフィンガ
ーガスケット502から成り、壁面との間で摺動するこ
とによってシールド効果を発揮する。このようなフィガ
ーガスケットは、扉合わせ面の全周にわたって取り付け
られるので、十分な電波遮蔽効果を有するが、一方では
扉開時のトルクを通常の2倍程度又はそれ以上に増加さ
せる。
【0012】アーム1は、押棒105を押圧可能な部材
であるが、本例では、開閉装置100を通常設けられる
ものと同じ構造にしているため、押棒105を操作する
ための内部開閉レバー106を設けていると共に、その
自由端1a側にゴム脚4を張り付け、これらを介して押
棒105を押圧できるようにしている。但し、本発明の
ように扉開き補助装置を設ければ、レバー106を省略
することも可能である。又、ゴム脚4を設ければ、接触
面積を拡大してレバー106にかかる力を分散させると
共に、アーム1を操作するときの力を緩衝できるが、こ
れを省略して部品数を減らすようにしてもよい。
【0013】係止機構2は、断熱室200の断熱壁20
1の壁面にネジ穴21a部分でネジ止め等によって固定
される取付板21、その面に間隔を隔てて固定立設され
た一対のガイド板22、これらの間に介装されそれぞれ
の面で案内される回転部材23、ガイド板22間にネジ
止めされ回転部材23を回転自在に支持するネジ付き軸
24、これを回転部材23に取り付けるためのナット部
分24a、回転部材23にネジ止めされアーム1を図に
おいて左側の係止側端1b部分で回転自在に支持するネ
ジ付き軸25、これを取り付けるためのナット部分25
a等によって構成されている。
【0014】このような構成により、係止機構2のガイ
ド板22及び軸24は、アーム1が押棒105を押圧可
能な方向であるほぼ扉300に直角なY方向に動くよう
に案内する案内部に相当する。この場合、アーム1は、
前述の如く、その係止側端では軸25及び回転部材23
を介して軸24で回転自在に支持されることにより、ゴ
ム脚4及び内部開閉レバー106を介して押棒105を
矢印Y方向に押圧可能になっている。
【0015】又、回転部材23及び軸25は、アーム1
を断熱壁201の壁面に沿って吊り下げた状態で係止で
きる係止部に相当する。即ち、アーム1は、その係止側
端1bで前記の如く支持されているため、軸24を中心
として回転部材23と共にほぼ90°水平方向に回転で
き、このとき内部開閉レバー106を押圧する作動位置
から二点鎖線で示す退避位置になり、その状態で係止部
となる軸25部分がガイド板22の面から突出してこれ
らから外れることにより、二点鎖線の位置から軸25を
中心として更に図において紙面に直角方向に回転でき、
壁面に沿ってぶら下がった状態で係止されることにな
る。
【0016】操作レバー3は、アーム1が押棒105を
Y方向に押圧可能なようにアーム1を動かせるものであ
るが、本例では、支点となる軸24に回転自在に係止さ
れたアーム1にトルクを加えて回転させることにより、
アーム1をその方向に動かせている。即ち、アーム1か
ら距離Lだけ離れた操作レバー3の操作部3aに矢印の
如く人力Fを加えることにより、その引っ張り反力を軸
24で受けると共にレバーにモーメントFLを発生さ
せ、これをアーム1の自由端1aに伝達し、このモーメ
ントで内部回転レバー106を押す力を発生させてい
る。従って、軸24から押棒105までの距離をL´と
すると、レバー106を介して押棒105を押す力F´
は、F´=FL/L´である。
【0017】又、本例では、操作レバー3がアーム1と
は別体になっていて、扉300にほぼ直角であるほぼY
方向に設けられている。そしてこの場合、アーム1に操
作レバー着脱用のガイド棒5がネジ込みによって装着さ
れていて、操作レバー3は、操作時だけこれに嵌め込ま
れて使用されるようになっている。操作レバー3の長さ
は、上式のような関係により、実際の扉の必要開トルク
や断熱室内部の環境条件等によって定められるが、例え
ばアーム1の長さの2〜3倍程度にされる。仮に2倍の
長さであれば、押棒105及びアーム1の操作端にはそ
れぞれ2.5倍程度及び2倍の力が加わり、この力がロ
ック解除力及び扉開放力になる。
【0018】なお、操作レバー3は、その格納状態等に
よってはアーム1と一体形成されていてもよいし、又、
適当な折り曲げ機構を介してアーム1に常時装着された
状態でもよい。更に、操作レバーはトルクを発生させる
ものであるから、アーム1の係止端1b部分や、その中
間点等、どの部分にどの方向に装着されてもよい。な
お、アーム1には、操作レバー3を引っ張る張力Fと共
に、その自由端1a等にモーメントFLがかかるので、
軸24、25やアーム1等はこれらに耐えるだけの必要
な剪断強さや曲げ剛性を備えている。
【0019】以上のような扉開き補助装置は、次のよう
に使用され、その作用効果を発揮する。まず、通常の状
態では、アーム1が室内で邪魔にならないように壁際の
二点鎖線の状態から更に下に回転した状態に保持されて
いる。即ち、回転部材23の先端側がガイド板22から
突出していて、アーム1は軸25に回転可能なようにぶ
ら下がっている。又、操作レバー3はガイド棒5から引
き抜かれていて、断熱室の隅部でアーム1の下方等の同
様に邪魔にならない場所に置かれている。なお、操作レ
バー3をアーム1に並列させて壁面に吊り下げられるよ
うな構造も適宜採用することができる。
【0020】断熱室200内から扉300を開くときに
は、吊り下げ状態のアーム1を約90°回転させてほぼ
水平状態に起こし、これを扉面に平行な方向まで90°
程度回転させる。この場合、アーム1がほぼ水平になる
と、その幅方向の両面がガイド板22と同じ方向にな
り、アーム1が両側のガイド板22間で水平方向に案内
され、その方向への回転によってその自由端1aがゴム
脚4を介して内部開閉レバー106に必然的に当たるこ
とになる。これらは殆ど簡単なワンタッチ操作で行われ
る。次に操作レバー3をガイド棒5内に挿入し、その操
作部3aに例えばF=10kgf 程度の力を加える。
【0021】これにより、内部開閉レバー106には2
0kgf 程度の力が加わり、押棒105は25kgf 程度の
力で押されて容易にロックが解除される。このとき、従
来のように内部開閉レバー106だけが装着されている
場合には、ロック解除後に扉300を開く力が人の直接
の操作力である10kgf に戻る。一方、ロック部分に較
べて、扉全体には大きな慣性力があり、又扉を開くとき
の摩擦力等も発生する。更に、電磁シールド部500が
装着されている場合には、大きな摺動摩擦力が生ずる。
その結果、室内条件の悪いとき等には、扉を開くのが相
当困難な状況になる可能性がある。
【0022】しかしながら、本例の装置が設けられてい
れば、操作レバー3を操作することによって内部開閉レ
バーに継続して20kgf 程度の力を作用させ、大した苦
労もなく慣性力等に抗して扉を開くことができる。そし
てこの場合、操作レバー3がY方向に延設されているの
で、その操作部には力を入れ易い引っ張り力を加えるこ
とができる。更に、この操作力がY方向に直角の方向、
即ち断熱壁201の側壁に対向する方向であるため、壁
面を反力面に利用でき、操作レバー3の操作力を容易に
大きくすることができる。その結果、本装置によって容
易且つ確実に室内から扉を開くことができる。
【0023】なお、操作レバー3の長さは、これと断熱
壁201との関係等の配置条件も考慮にいれて決定され
る。即ち、断熱壁201が反力面になるような位置にあ
れば、操作力を得やすいためその長さを多少短くしても
よい。一方、本例の装置では、内部開閉レバー106を
介してアーム1の自由端を押すようにしているので、内
部の環境条件の良いときや、腕力の強い人が扉を開くよ
うな場合には、直接内部操作レバー106を操作するこ
とができる。従って、本例の装置によれば、あらゆるケ
ースにおける操作の便利性と確実化が図られている。
【0024】表1は、以上のような扉開き補助装置を実
際の環境試験装置に適用して扉の開閉実験を行った結果
を示す。
【0025】この表において、補助装置使用時及び不使
用時では、それぞれ操作端3a部分及び直接内部開閉レ
バー106にかけられた力を示し、室内から扉を閉める
ときでは、同レバー106を引っ張ったとき力を示して
いる。この装置では、電磁シールド部500が装着され
ているため、扉開時の余裕を十分考慮し、操作レバー3
の長さをアーム1の長さの約3倍にしている。実験結果
から明らかなように、補助装置を使用すれば、その不使
用時に較べて約1/3の力で扉を開くことができる。従
って、扉開操作が極めて楽になると共に、確実に扉を開
けることができる。
【0026】なお、上記数値は扉をゆっくり開くときの
扉の摩擦力や慣性力に対向する操作力を測定したもので
あり、操作力を大きくすれば、開速度を上げて扉を早く
開くことができる。又、断熱室の内部から扉を閉める必
要性はそれ程なく、その操作は本発明とは直接関係しな
いが、このときには、レバー106を引っ張るので、容
易に大きな力を発生させられることが分かる。
【0027】図2は扉開き補助装置の係止機構部分の他
の構造例を示し、(a)は扉300方向の正面状態で、
(b)は扉に平行に側壁面方向に見た側面状態を示す。
この係止機構2は、アーム1の回転角度をある程度限定
できることから、球面軸受によって構成してされてい
て、図1の例と同様に断熱壁201の壁面に固定された
取付板21、この上に立設された支持板28、これに固
定された球面軸受29等を備えいる。そして、アーム1
の係止側端1bは球面部1b−1として形成されてい
て、この部分が球面軸受29によって一定範囲内で回転
自在に支持される。なお、実際には球面軸受等は適当な
厚みと強度を備え、又、球面体と軸受とは分割構造その
他の方法によって適当に組み立てられる。
【0028】球面軸受29は横方向及び縦方向にそれぞ
れ切欠き29a及び29bを備え、これらにより、アー
ム1が水平状態で扉方向に傾斜してレバー106を押し
て扉300を開けられると共に、扉を開いた後にアーム
1を扉方向にほぼ平行な状態に戻し、これを下方に回転
させ、二点鎖線の如く吊り下げ支持できるようになって
いる。なお、切欠きにはそれぞれ案内板29a−1及び
29b−1が延設され、アーム1による扉開の操作及び
その格納時の便宜が図られている。このような係止機構
では、球面軸受29は係止部に相当し、これと共に切欠
き29a及び29bは案内部に相当する。
【0029】図3は操作レバーの他の構造例を示す。本
例の操作レバー3´は、アーム1から連続して一体とし
て延設されていると共に、二点鎖線で示すように内部開
閉レバー106を押し込んだときに扉300に接触しな
いように適当に曲げられている。この場合には、図1に
示すような独立の操作レバー3が不要になるので、構造
が簡素化される。又、操作レバー3´をアーム1と共に
水平に90°近く回転させることにより、これらを一体
として下方に回転させて吊り下げた状態に保持できるの
で、その操作や取扱いも容易化される。なお、この場合
に図2に示す係止機構を用いれば、アーム1及び操作レ
バー3´を図示の実線の状態から直接下方に回転させて
吊り下げられるので、格納操作が一層容易になる。但
し、扉開時に操作レバー3´を扉に向かって押す方向に
操作することになるので、反力が取れなかったり力が入
り難いため、その長さを長めにする必要がある。
【0030】なお、このように操作レバー3をアーム1
と同方向にすれば、これらを水平方向の回転のみで格納
状態にすることもできる。この場合、操作レバー端を壁
面でクランプ可能にしたり、格納時の回転方向を少し下
り傾斜にすることにより、格納状態を安定させることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、開閉装置の断熱室内のロック解除用の
凸部を押圧可能な補助部材とこれを係止する係止機構と
補助部材を介して凸部を押圧可できる操作レバーとを有
する扉開き補助装置を設けるので、操作レバーを操作す
ることによって断熱室の内部から扉を容易且つ確実に開
けることが可能になる。
【0032】この場合、補助部材の係止機構が断熱室に
取り付けられているので、扉自体に設けられている場合
と異なり、操作レバーを操作して凸部を押圧してロック
を解除すると、その大きさ又はこれに近い大きさの力が
そのまま継続して扉開放力になるため、扉開時に発生す
る扉の慣性力や摩擦力に抗して扉を円滑に開いて行くこ
とができる。そして、操作レバーの長さや設置状態を実
状に適合させることにより、断熱室側から容易且つ確実
に扉を開くことができる。
【0033】なお、操作レバーを補助部材と同様な方向
に延設する場合には、操作レバー部がそのまま凸部押圧
力を増加させるので、その長さの割りに大きな操作トル
クが得られると共に、その格納が容易になる。
【0034】そして、補助部材が凸部を押圧可能な方向
に動くように案内する案内部を設けるので、これを介し
て補助部材を必然的に凸部に接触させることができる。
従って、操作が一層容易になる。又、補助部材を吊り下
げた状態で係止可能な係止部を設けるので、使用時の押
圧操作と不使用時の格納操作との切り換えを容易化する
と共に、格納状態を良好に維持することができる。
【0035】請求項の発明は、請求項1の発明のもの
と同じ構成を備えた補助部材と係止機構と操作レバーと
を設けるので、これらの構成による効果が得られるとと
共に、補助部材とはほぼ90°程度方向が異なることに
なる扉にほぼ直角な方向に操作レバーを設けるので、操
作レバーを引っ張る方向の力で操作可能になり、人の操
作力を大きくすることができる。又、操作レバーが通常
側壁面にほぼ平行な状態になるので、操作レバーを操作
しない方の手で側壁面を押し、これを反力面として利用
できる。その結果、容易に大きな操作力を発生させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の扉開き補助装置部分の説明図
で一部断面を含む平面状態を示し、(b)はその係止機
構部分の正面図である。
【図2】上記扉開き補助装置の係止機構部分の他の例を
示し、(a)は正面図で(b)は側面図である。
【図3】扉開き補助装置部分の他の例の説明図で図1
(a)に相当する図である。
【図4】従来の扉開閉装置部分の平面状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 アーム(補助部材) 2 係止機構 3 操作レバー 22 ガイド板(案内部) 23 回転部材(係止部) 24 ネジ付き軸(案内部) 25 ネジ付き軸(係止部) 29 球面軸受(係止部材、案内部) 29a、29b 切欠き(案内部) 29a 切欠き(案内部) 100 開閉装置 105 押棒(ロック解除用の凸部) 200 断熱室 300 扉

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱室の内外から扉を開閉できる開閉装
    置の前記断熱室の中に設けられたロック解除用の凸部を
    押圧可能な補助部材と、前記断熱室に取り付けられ前記
    補助部材を係止する係止機構と、前記補助部材が前記凸
    部を押圧可能なように前記補助部材を動かせる操作レバ
    ーと、前記補助部材が前記押圧可能な方向に動くように
    案内する案内部と、前記補助部材を吊り下げた状態で係
    止可能な係止部と、を有することを特徴とする扉開き補
    助装置。
  2. 【請求項2】 断熱室の内外から扉を開閉できる開閉装
    置の前記断熱室の中に設けられたロック解除用の凸部を
    押圧可能な補助部材と、前記断熱室に取り付けられ前記
    補助部材を係止する係止機構と、前記補助部材が前記凸
    部を押圧可能なように前記補助部材を動かせる操作レバ
    ーであって前記凸部を押圧するときに前記扉にほぼ直角
    な方向に設けられる操作レバーと、を有することを特徴
    とする扉開き補助装置。
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