JP3325915B2 - 排ガス触媒の出口側におけるラムダ値の時間的特性をシミュレーションする方法及び装置、並びに触媒の老化状態を判定する方法及び装置 - Google Patents

排ガス触媒の出口側におけるラムダ値の時間的特性をシミュレーションする方法及び装置、並びに触媒の老化状態を判定する方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関を備えた自動
車の排ガス触媒の出口側におけるラムダ値の時間的特性
をシミュレーションする方法及び装置に関するものであ
って、特にシミュレーションされた前記時間的特性を用
いて触媒の変換能力を判定する方法及び装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】排ガス触媒が老化するにつれて有害ガス
の変換が劣化していくことは、ずっと以前から知られて
いる。触媒の前後に配置されたそれぞれのラムダセンサ
からの信号を用いて触媒の変換能力を良好に検出できる
ことが明らかにされている。DE−A−2304622
(US−A−3962866)によれば、上述の2つの
センサの信号の差が形成される。その差がしきい値より
下がった場合には、触媒を交換すべきことを示す警告信
号が出力される。US−A−4622809によれば、
最小振幅に制御しようとしたにも拘らず、また平均値を
所定の範囲に維持しようとするにもかかわらず、触媒後
方に設けられたセンサの信号の振幅がしきい値を越えた
ときあるいは平均値が所定の範囲から逸脱した場合に、
対応した警告信号が発生される。上述の目的のために、
制御パラメータは触媒後方のセンサの信号に従って変化
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】触媒後方のセンサの信
号は触媒の老化状態のみでなく、触媒前方のセンサの信
号の振幅と時間的特性、即ち触媒に流入しあるいは触媒
から放出される酸素量にも関係することは明らかであ
る。従って触媒の変換能力を正確に判定するためには、
触媒をもはや使用不可と判定するセンサ信号の条件を最
適にすることが必要である。
【0004】技術的には、最適にすべきシステムをシミ
ュレーションできれば、最適化の問題にとって非常に役
立つことがよく知られている。それによって多数の異な
る時間的特性を計算で求めることができ、繁雑な実験を
必要としない。
【0005】本発明の課題は、排ガス触媒の出口側にお
けるラムダ値の時間的特性をシミュレーションする方法
及び装置、並びに、シミュレーション方法ないし装置を
用いて触媒の老化状態を判定する方法及び装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば、内燃機関を有する自動車の排ガス触媒の出口側に
おけるラムダ値λ_H_SIMの時間的特性をシミュレ
ーションする方法において、エンジンによって吸入され
た空気質量流量QS_L_ASが測定され、kを空気内
の酸素の質量割合として、エンジンに吸入された酸素流
量がQS_O2_AS=k x QS_L_ASとして計算
され、混合気が希薄な場合には正に、混合気が濃厚な場
合には、負となる触媒前方ラムダ値のラムダ値1からの
偏差Δλが求められ、それぞれ触媒の作用からΔλが正
の値である場合には酸素供給流となり、負の値である場
合には酸素放出流となるエンジンから触媒への流入酸素
分流量QS_O2_IN=Δλ x QS_O2_ASが計
算され、触媒の酸素貯蔵容積SPV_O2が、連続する
酸素供給流で酸素のない状態から触媒の出口側に流出す
るガスが所定のしきい値を越える酸素濃度となるオーバ
ーフローしきい値までに、触媒によって吸収される酸素
量として設定され、欠乏しきい値を触媒の出口側におけ
る所定の低い酸素濃度に相当する値として、酸素貯蔵量
がオーバーフローしきい値以下の充填状態にあるか、あ
るいは欠乏しきい値以上の放出状態にある場合には、触
媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMを「1」に設定
し、それに対してオーバーフローしきい値を越え、ある
いは欠乏しきい値を下回った場合には、触媒の入口側の
ラムダ値に設定することによって、触媒の出口側のラム
ダ値λ_H_SIMの時間的特性が計算される構成を採
用した。
【0007】また、上述したラムダ値の時間的特性をシ
ミュレーションする本発明による装置は、上述した各工
程を実施する装置を有する。
【0008】
【作用】本発明によるシミュレーション方法(請求項
1)とシミュレーション装置(請求項5)では、酸素貯
蔵容積が、触媒によって吸収される酸素量として設定さ
れ、酸素貯蔵量がオーバーフローしきい値以下にある
か、あるいは欠乏しきい値以上にある場合には、触媒の
出口側のラムダ値λ_H_SIMを「1」に設定し、そ
れに対してオーバーフローしきい値を越え、あるいは欠
乏しきい値を下回った場合には、触媒の入口側のラムダ
値λ_Vに設定されて、触媒の出口側のラムダ値λ_H
_SIMが出力されるので、触媒の出口側のラムダ値の
時間的特性を良好にシミュレーションできる。このよう
なシミュレーション方法及び装置は、触媒出口側のラム
ダ値をシミュレーションすることができるので、触媒出
口側におけるラムダ値を検出するラムダセンサがまだ動
作温度に達しないような運転状態にあるときでも、この
シミュレーションされたラムダ値を用いて燃料供給量制
御を行うことができ、内燃機関の運転特性を向上させる
ことができる
【0009】請求項2の発明では、触媒の酸素貯蔵量が
オーバーフローしきい値を超えるオーバーフロー状態か
触媒が酸素で飽和される飽和状態への、ないしは触媒
の酸素貯蔵量が欠乏しきい値を下回る欠乏状態から触媒
に貯蔵されていた酸素が空になる空の状態への2次の移
行特性が設定され、シミュレーションされたラムダ値λ
_H_SIMが、この移行特性を考慮して触媒の入口側
のラムダ値λ_Vに設定される。これにより、他の値に
移行したときの時間遅れが反映されるので、より実際に
近いシミュレーション値を得ることができる。
【0010】また、請求項3の発明では、t_ZとFの
を、触媒の酸素貯蔵量がオーバーフローしきい値を超
えるオーバーフロー状態と、触媒の酸素貯蔵量が欠乏し
きい値を下回る欠乏状態との差に関係する値として、触
媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMが1より大きい値
に達した後に遅延期間t_Z経過後に値λ_Vより値F
x λ_Vだけ減少される。これによりラムダ値λ_H
_SIMが1より大きい値に達した後の時間特性をより
よくシミュレーションすることが可能になる。
【0011】本発明方法(請求項4)を用いて極めて信
頼性よく触媒の老化状態を判定することができる。この
ことは、本発明のシミュレーションモデルを用いて計算
された排ガス触媒の出口側のラムダ値を実際に測定され
た値と比較することによって行われる。その場合、モデ
ルで使用される触媒の貯蔵容積は、シミュレーションさ
れた値と測定された値が時間平均において一致するまで
変化される。このようにして求められた貯蔵容積が触媒
の老化状態を示す尺度として用いられる。
【0012】触媒の老化状態を判定する本発明装置(請
求項6)は、触媒の出口側におけるラムダ値の時間的特
性を計算する上述の各処理を実行するように構成された
シミュレーション装置と、触媒の出口側における実際の
ラムダ値を測定する装置と、シミュレーションモデルに
よるラムダ値が時間平均で測定された値と一致するま
で、モデルにおいて触媒の貯蔵容積SPV_O2を変化
させ、求められた貯蔵容積を老化状態の尺度として用い
る装置とを有する。請求項4の発明と同様に、モデルに
よるラムダ値が実際値と一致するまで、貯蔵容積が変化
されるので、触媒の老化状態を信頼性よく判定すること
が可能になる。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳
細に説明する。
【0014】図1には、ガスを導く管を備えたエンジン
10と触媒11が概略図示されている。エンジン10に
は吸気管12が連通している。エンジンと触媒は管を介
して接続されており、この管は以下において特に触媒1
1に流入しかつ触媒から出てゆくガス流について説明す
るので、流入管13という。ガス流は排出管14を介し
て触媒から出てゆく。流入管13内の触媒11の前方に
はラムダ値λ_Vを測定する前方のラムダセンサ15.
vが配置される。また触媒後方の排出管14内には、ラ
ムダ値λ_H_ISTを測定する後方のセンサ15.h
が配置されている。吸気管12には空気質量流量センサ
16が配置される。
【0015】空気質量流量センサ16はエンジン10に
よって吸入される空気質量流量QS_L_ASを測定す
る。それによって吸入された酸素流量QS_O2_AS
がkx QS_L_ASとして計算される。なお、kは空
気内の酸素の割合である(かなりの高度まで一定で約2
1モルパーセント)。エンジンからさらに正味体積の酸
素が流出するかどうかは、エンジンの閉ループ制御のラ
ムダ値に関係する。
【0016】ラムダ値が1より大きい場合、従ってエン
ジンに希薄な混合気が供給される場合には、触媒に貯蔵
できる正味体積の酸素が排出される。それに対して1よ
り小さいラムダ値への閉ループ制御が行われる場合に
は、なお酸化可能なガス成分が排出され、触媒11内に
酸素が貯蔵されている場合には、その酸素を消費するこ
とができる。
【0017】エンジンの制御に用いられるラムダ値のラ
ムダ値1からのずれは、以下においてはΔλで示す。こ
の値はラムダ制御偏差と取り違えてはならない。エンジ
ンが1.01の目標値に制御され、この目標値が実際に
も達成される場合には、制御偏差はゼロである。しかし
以下で問題にする値Δλは0.01である。この値と吸
入された酸素質量流量とによって触媒に流入する酸素分
流量QS_O2_INが決定される。なお、QS_O2_
IN=Δλ x QS_O2_ASが成り立つ。
【0018】Δλの値が正である場合には、この分流は
酸素供給流であり、それに対して負の値である場合には
奪酸素流であって、従って触媒に酸素が貯蔵されている
場合には触媒から酸素が取り出される。触媒の貯蔵特性
によって触媒の出口側には、触媒の入口側のラムダ値λ
_Vの時間的特性と一致しない時間的特性を有するラム
ダ値λ_H_ISTが発生する。
【0019】上述のラムダ値の時間的特性が図2に示さ
れている。図2の上側部分は触媒11前方のラムダ値λ
_Vのカーブを示すものである。このラムダ値は時点T
1で濃厚から希薄へ飛躍的に移行する。逆に時点T2で
は希薄から濃厚へ飛躍的に変化する。
【0020】図2の下側部分はλ_H_ISTの時間的
特性を示すものである。時点T1以前ではこの信号の値
はλ_Vの値に相当する。というのは図2においては、
時点T1以前に触媒11には比較的長い時間にわたって
濃厚な燃焼に基づく排ガスが供給されるものと仮定して
いるからである。その場合には触媒は酸素をまったく貯
蔵していないので、酸化可能な有害成分を変換すること
はできない。従って排ガスはほとんど無変化で通過し、
それによって後方のラムダセンサ15.hは前方のラム
ダセンサ15.vとほぼ同一の信号を測定する。
【0021】しかし時点T1で希薄燃焼に基づく排ガス
が触媒に供給されると、触媒は排ガス内に含まれる酸化
可能な有害成分を変換し、余分な酸素を貯蔵する。その
場合触媒の出口側にはラムダ値1に相当する信号が生じ
る。触媒が酸素を貯蔵する最大貯蔵能力を使い尽くすと
(これは時点T3から始まるが)、出口側には多量の酸
素が出力され、それによって触媒後方のセンサも希薄な
混合気であることを示す。しかし、ラムダ値が希薄な燃
焼を示すラムダ値まで上昇するのは急激にではなく、2
次の移行特性(遅延特性)で行われる。触媒の出口側の
酸素増加が著しくなる状態はオーバーフロー状態とい
い、それに対して酸素で飽和される状態は飽和状態とい
う。
【0022】飽和状態において触媒がどれくらいの酸素
を貯蔵できるかということは、触媒の老化状態に関係す
るものであるが、酸素分圧にも関係する。すなわち実際
において触媒に空気しか供給されない場合(これはエン
ジンブレーキ状態において時々発生する)には、触媒は
エンジンの通常燃焼駆動におけるよりも1倍半ないし2
倍量の酸素を貯蔵することができる。もちろん通常の燃
焼駆動においては、貯蔵能力は例えばラムダ値が1.0
1あるいは1.1に設定されているかにはほとんど無関
係である。これは、触媒が全く空の状態から飽和状態へ
達するまでに経過する期間に影響するだけである。
【0023】簡略化するために、以下においてはエンジ
ンの燃焼駆動の間に、従って触媒の貯蔵容積が連続して
ほぼ同一である場合に実施され、あるいはシミュレーシ
ョンされる方法についてだけ説明する。なお、燃料供給
のないエンジンブレーキの場合は説明しない。この状態
も含めて考慮する場合には、触媒の異なる貯蔵状態間の
時間的移行特性を更に考慮しなければならない。
【0024】上述の説明では、触媒の後方で測定された
ラムダ値は触媒が飽和状態に達したときに触媒前方で測
定されたラムダ値と一致することが示されている。しか
しこれが継続的に当てはまるのは、新しい触媒だけであ
る。触媒が老化すると、数10ミリ秒の遅延後に触媒の
後方で測定されたラムダ値は、老化状態に応じた値だけ
減少する。この減少は、図2では時点T4から記載され
ている。この現象は前の出願(DE−A−403976
2)にも記載されている。
【0025】時点T2で希薄燃焼駆動から濃厚燃焼駆動
へ切り替わった後に、酸化可能な排ガス成分が触媒11
に過剰に発生する。この成分は触媒にまだ貯蔵されてい
る酸素によって酸化されるので、触媒の出口側では再び
ラムダ値1が生じる。触媒の酸素含有量が全くなくなる
と、上述の説明の最初と同様に、排ガスはほとんど変化
せずに触媒を通過し、それによって触媒の後方では触媒
前方と同一の信号が測定される。しかしこの移行はオー
バーフロー状態から飽和状態への移行に対応して飛躍的
に行なわれるのではなく、2次の移行特性で欠乏状態か
ら空の状態へ移行する。図2にはこの移行が時点T5か
らに明瞭に示されている。
【0026】図2にはさらに、時定数τ1とτ2が記載
されている。τ1は次の移行、即ち、時点T1からの空
の状態(濃厚)から1(充填状態)への移行、時点T3
からの1(オーバーフロー状態)から希薄(飽和状態)
への移行、時点T5からの1(欠乏状態)から濃厚(空
の状態)への移行の時間的特性を示す。これらの移行特
性はすべてほぼ2次の移行特性であって、従って本来は
2つの時定数を用いて記述される。またこの4つの移行
の時間的特性は正確には一致しない。しかしシミュレー
ションのためには、これらの移行特性のすべてをそれぞ
れ数ミリ秒から数10ミリ秒の遅延時定数と過渡時定数
を用いて同様に処理すれば十分であることが明らかにさ
れている。
【0027】すでに説明したように、触媒の後方で測定
したラムダ値は飽和状態に達した後に、一時的だけしか
触媒前方のラムダ値と一致しない。この遅延時間は図2
では時点T4の前のt_Zで示されている。減衰時定数
はτ2で記載されている。これは通常数10ミリ秒であ
る。遅延時間t_Zも時定数τ2も触媒の老化状態に関
係する。
【0028】図3には図2に示すλ_H_ISTの時間
的特性をλ_H_SIMとして模擬するシミュレーショ
ンモデルが示されている。モデルの入力量は、吸入され
た空気質量流量QS_L_AS、触媒前方のラムダ値λ
_V並びにオーバーフローしきい値と欠乏しきい値の設
定値である。出力量は触媒後方のラムダ値のシミュレー
ション値λ_H_SIMである。
【0029】貯蔵状態判定装置17の信号に従ってスイ
ッチ18により入力量λ_Vとモデル内で得られるラム
ダ値1間の切り替えが行われる。減算点19においてそ
れぞれ出力された他の信号から図2の時点T4に対応す
る時点からの値が引算される。遅延素子20では、信号
に時定数τ1で示される上述の2次の時間的特性が重畳
される。このように処理された信号が出力信号λ_H_
SIMである。どのようにしてスイッチ18を操作し、
いつ減算点19において信号を引算するかを判断するか
を以下で説明する。
【0030】図3に示すブロック回路は、貯蔵状態判定
装置17に関連する次のような機能手段、すなわち、加
算素子21、第1の乗算器22.1、第2の乗算器2
2.2、貯蔵積分器23、オーバーフローしきい値比較
器24、欠乏しきい値比較器25、オアゲート26及び
符号変化検出器27を有する。
【0031】第1の乗算器22.1においては、QS_
O2_ASを得るために、積k x QS_L_ASが形成
される。この値は第2の乗算器22.2において値Δλ
で乗算されて、QS_O2_INが形成される。Δλは
加算素子21において差λ_V−1として形成される。
【0032】なお、値λ_Vはちょうど濃厚から希薄へ
飛躍したとき、すなわちちょうど図2の時点T1に相当
する状態にあるものと仮定する。従ってラムダ値1へ切
り替えられ、この値は遅延素子20によって遅延されて
出力値λ_H_SIMとして出力される。その場合Δλ
の値は正であって、それによって貯蔵積分器23は、特
に比較器24によってオーバーフローしきい値に達した
ことが検出されるまで、より大きな値に積分される。比
較器からはこの結果を示す信号がオアゲート26を介し
て貯蔵状態判定装置17へ出力される。貯蔵状態判定装
置はその場合にはスイッチ18を切り替え、その結果貯
蔵積分器23はそのときの値に留まり、ラムダ値1から
値λ_Vに切り替わる。この値はその後、遅延素子20
で遅延されて、信号λ_H_SIMとして出力される。
これは時点T3からの移行に相当する。切り替えによっ
て期間t_Zもスタートする。
【0033】引算すべき信号を減算素子19へ供給する
ために、図3に示す装置には次のような機能群、すなわ
ち、第3の乗算器22.3、切り替え装置28及び第2
の遅延素子20.2が設けられる。切り替え装置28に
はΔλの符号が変わる度に符号変化検出器27から信号
が入力され、さらに同装置にはスイッチ18から得られ
るラムダ値が供給される。切り替え装置28が上述の構
成によって、ラムダ値1から希薄燃焼のラムダ値に切り
替わったことを検出すると、スイッチ18.2を切り替
えて、値ゼロの代わりに時定数τ2を有する第2の遅延
素子20.2に所定の乗算値を出力する。減算素子19
においてスイッチ18からのラムダ出力信号から第2の
遅延素子20.2の出力信号が引算される。上記乗算値
は、スイッチ18からの上述のラムダ値に第3の乗算器
22.3の係数Fを乗算することによって形成される。
この係数は、触媒が新しい場合にはゼロであり、だんだ
んと大きくなる正の値をとるが、1より大きくはならな
い。好ましい実施例においては、係数の大きさは触媒の
老化状態に従って時間的に変化されるオーバーフローし
きい値と欠乏しきい値との差に関係する。
【0034】なお、スイッチ18.2の上述の切り替え
は、1から希薄への飛躍から期間t_Zだけ遅延して始
めて行われることを付言しておく。従ってこの移行のと
きにだけゼロと等しくない信号が第2の遅延素子20.
2と減算素子19に供給される。符号変化検出器27に
よって次の符号の変化が検出されると、またゼロに切り
替わる。
【0035】ここまでのところで、図2の時点T2に相
当する時点までの流れが説明されている。この時点でラ
ムダ値λ_Vが希薄から濃厚に変化する。それに伴うΔ
λの符号の変化が符号変化検出器27によって検出さ
れ、検出器はすでに説明したように第2のスイッチ1
8.2をゼロに切り替え、さらに貯蔵状態判定装置17
を切り替えて、それによって第1のスイッチ18が切り
替えられ、スイッチはラムダ値1を出力するとともに、
貯蔵積分器23に値QS_O2_INを供給する。
【0036】ラムダ値1へ切り替わると、第1の遅延素
子20から得られる時間的特性で出力値λ_H_SIM
も、図2の時点T2からに示すのと同様に、1に下降す
る。貯蔵積分器23はその間に小さい値になる積分を行
う。というのはΔλが負であって、従ってQS_O2_
INも負であるからである。
【0037】欠乏しきい値比較器25によって、欠乏し
きい値を下回ったことが検出されると、それに対応する
信号がオアゲート26を介して貯蔵状態判定装置17に
出力され、同装置はまたスイッチ18を切り替えて、そ
れによって貯蔵積分器23は作業を終了し、ラムダ値λ
_Vが減算素子19と第1の遅延素子20を介して出口
側に出力される。それによって出力信号λ_H_SIM
は時間的特性τ1で入力値λ_Vまで低下する。従って
この移行は、図2の時点T5に相当する時点から行われ
る。
【0038】図4には、このシミュレーション装置を用
いて触媒の貯蔵能力、従って老化状態をどのように判定
することができるかが示されている。
【0039】図4に示すブロック回路図は、図3に示す
シミュレーションモデル装置9、図5に詳細に図示する
信号比較装置29、オーバーフローしきい値と限界値の
比較器30、欠乏しきい値と限界値の比較器31、並び
にアンド素子32を有する。
【0040】シミュレーションモデル装置9には図1に
示す前方のラムダセンサ15.vからラムダ値λ_V
と、同様に図1に示す空気質量流量センサ16から値Q
S_L_ASと、信号比較装置29からオーバーフロー
しきい値と欠乏しきい値の値が供給される。シミュレー
ションモデル装置の出力信号λ_H_SIMは信号比較
装置29に供給され、そこで図1に示す後方のラムダセ
ンサ15.hから出力されるラムダ値λ_H_ISTと
比較される。
【0041】信号比較装置29はオーバーフローしきい
値と欠乏しきい値の値を、λ_H_SIMの時間的特性
がλ_H_ISTの時間的特性と一致するまで調節す
る。それぞれ触媒が老化するほど、オーバーフローしき
い値は低くなり、欠乏しきい値は高くなる。これらの値
の差は直接触媒の貯蔵能力に比例する。しかし図4に示
す装置はこの差を直接検出するのではなく、オーバーフ
ローしきい値と限界値の比較器30によってオーバーフ
ローしきい値がオーバーフローしきい値の限界値より低
くなり、同時に欠乏しきい値と限界値の比較器31によ
って欠乏しきい値が欠乏しきい値の限界値を越えたこと
が検出された場合に、故障信号を出力する。この2つの
要件が同時に満たされたことがアンド素子32を用いて
検出され、従ってアンド素子の出力信号は触媒が使用で
きなくなっていることを示す故障信号となる。
【0042】ここで以下のことを説明しておく。欠乏し
きい値は物理的にみて継続的にほぼ等しい大きさであっ
てかつゼロに近い値と見なさなければならない。という
のはその値こそが、触媒に貯蔵されている酸素量がほぼ
消費し尽くされたときを示すからである。しかし図3に
示すシミュレーションモデル装置9においては、触媒が
酸素を貯蔵し始めた場合に、貯蔵積分器23は必ずしも
ゼロでスタートする必要はない。従ってオーバーフロー
しきい値と欠乏しきい値の実際の値は貯蔵積分器23の
出力状態に関係する。しかし2つの値の差は両値の絶対
値には無関係である。しかし比較器30と31のオーバ
ーフローしきい値の限界値と欠乏しきい値の限界値を決
定する場合には、絶対値を考慮しなければならない。
【0043】図5には、信号比較装置29がどのように
構成されているか、また同様に動作するかが図示されて
いる。信号比較装置はオーバーフローしきい値積分器3
3と欠乏しきい値積分器34を有する。両積分器は差信
号λ_H_SIM−λ_ISTを積分するが、オーバー
フローしきい値積分器33はλ_H_SIMが1より大
きい場合にのみ積分を行い、欠乏しきい値積分器34は
上述の値が1より小さいときだけ積分を行う。例えば触
媒の入口側のラムダ値λ_Vが1.02で、オーバーフ
ローしきい値が低すぎるために、値λ_H_SIMがλ
_ISTより早く1から1.02に飛躍した場合は、オ
ーバーフローしきい値積分器33はより大きな値まで積
分を行い、特にλ_H_SIMがλ_ISTとほぼ同時
にラムダ値1から希薄なラムダ値への移行を示すまで積
分を行う。それに対してλ_Vが例えば0.98であっ
て、値λ_H_SIMがλ_ISTより早く1から0.
98への移行を示した場合には、差値−0.02の積分
が行われる。従って、特にλ_H_SIMの時間的特性
がλ_ISTの時間的特性とほぼ一致するまで、欠乏し
きい値は低くされる。
【0044】それぞれのタイプの触媒について遅延特性
の時定数が別々に決定される。時定数が老化に関係する
場合には、この処理も個々に行われる。実際にモデルを
使用する場合には、それぞれの老化状態をオーバーフロ
ーしきい値と欠乏しきい値との差を用いて判定し、それ
によって時定数、特に時定数τ2と遅延期間t_Zを補
正することができる。図4に示すオーバーフローしきい
値と欠乏しきい値を自動的に調節するモデルはさらに、
移行時定数と上述の遅延期間を最適にするように構成す
ることができる。しかし、これは排ガス触媒の出口側に
おけるラムダ値の時間的特性を実際に近い状態でシミュ
レーションするためには必要ではないことがわかってい
る。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
(請求項1、2、3、5)によれば、触媒出口側のラム
ダ値をシミュレーションすることができるので、触媒出
口側のラムダ値を検出するラムダセンサがまだ動作温度
に達しないような運転状態にあるときでも、このシミュ
レーションされたラムダ値を用いて燃料供給量などを最
適に制御することができ、内燃機関の運転特性を向上さ
せることができる。また、本発明(請求項4、6)で
は、シミュレーションされた排ガス触媒の出口側のラム
ダ値を実際に測定された値と比較することにより信頼性
のあるシミュレーションモデルを得ることができるの
、これを用いて正確な触媒の老化状態を示す尺度を得
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンと触媒を通過するガス流を概略的に示
すブロック図である。
【図2】排ガス触媒の出口側におけるラムダ値の時間的
特性を説明する線図である。
【図3】排ガス触媒の出口側におけるラムダ値の時間的
特性をシミュレーションする方法及び装置を説明するブ
ロック回路図である。
【図4】触媒の老化状態を判定する方法及び装置を説明
するブロック回路図である。
【図5】図4に示すブロック回路の信号比較装置を説明
するブロック回路図である。
【符号の説明】
9 触媒シミュレーションモデル 10 エンジン 11 触媒 15、16 センサ 17 貯蔵状態判定装置 18 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーベルハルト シュナイベル ドイツ連邦共和国 7241 ヘミンゲン ホッホシュテッターシュトラーセ 1 /5 (56)参考文献 独国特許出願公開4039762(DE,A 1) 独国特許出願公開3634873(DE,A 1) 西独国特許出願公開2444334(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 F02B 77/08 G01M 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関を有する自動車の排ガス触媒の
    出口側におけるラムダ値λ_H_SIMの時間的特性を
    シミュレーションする方法において、 エンジンによって吸入された空気質量流量QS_L_A
    Sが測定され、 kを空気内の酸素の質量割合として、エンジンに吸入さ
    れた酸素流量がQS_O2_AS=k x QS_L_AS
    として計算され、 混合気が希薄な場合には正に、混合気が濃厚な場合に
    は、負となる触媒前方ラムダ値のラムダ値1からの偏差
    Δλが求められ、 それぞれ触媒の作用からΔλが正の値である場合には酸
    素供給流となり、負の値である場合には酸素放出流とな
    るエンジンから触媒への流入酸素分流量QS_O2_I
    N=Δλ x QS_O2_ASが計算され、 触媒の酸素貯蔵容積SPV_O2が、連続する酸素供給
    流で酸素のない状態から触媒の出口側に流出するガスが
    所定のしきい値を越える酸素濃度となるオーバーフロー
    しきい値までに、触媒によって吸収される酸素量として
    設定され、 欠乏しきい値を触媒の出口側における所定の低い酸素濃
    度に相当する値として、酸素貯蔵量がオーバーフローし
    きい値以下の充填状態にあるか、あるいは欠乏しきい値
    以上の放出状態にある場合には、触媒の出口側のラムダ
    値λ_H_SIMを「1」に設定し、それに対してオー
    バーフローしきい値を越え、あるいは欠乏しきい値を下
    回った場合には、触媒の入口側のラムダ値に設定するこ
    とによって、触媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMの
    時間的特性が計算されることを特徴とする排ガス触媒の
    出口側におけるラムダ値の時間的特性をシミュレーショ
    ンする方法。
  2. 【請求項2】 触媒の酸素貯蔵量が前記オーバーフロー
    しきい値を超えるオーバーフロー状態から触媒が酸素で
    飽和される飽和状態への、ないしは触媒の酸素貯蔵量が
    前記欠乏しきい値を下回る欠乏状態から触媒に貯蔵され
    ていた酸素が空になる空の状態への2次の移行特性が設
    定され、 シミュレーションされたラムダ値λ_H_SIMが、こ
    の移行特性を考慮して触媒の入口側のラムダ値λ_Vに
    設定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 t_ZとFの値を、触媒の酸素貯蔵量が
    前記オーバーフローしきい値を超えるオーバーフロー状
    態と、触媒の酸素貯蔵量が前記欠乏しきい値を下回る
    乏状態との差に関係する値として、触媒の出口側のラム
    ダ値λ_H_SIMが1より大きい値に達した後に遅延
    期間t_Z経過後に値λ_Vより値F xλ_Vだけ減少
    されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 触媒の老化状態を判定する方法におい
    て、 請求項1から3のいずれかに記載のシミュレーション方
    法を用いて触媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMが計
    算され、 触媒の出口側で実際のラムダ値λ_H_ISTが測定さ
    れ、 シミュレーションモデルによるラムダ値が時間平均で測
    定された値と一致するまで、シミュレーションモデルに
    おいて貯蔵容積SPV_O2が変化され、 前記貯蔵容積が老化状態の尺度として用いられることを
    特徴とする触媒の老化状態を判定する方法。
  5. 【請求項5】 内燃機関を有する自動車の排ガス触媒の
    出口側におけるラムダ値λ_H_SIMの時間的特性を
    シミュレーションする装置において、 エンジンによって吸入された空気質量流量QS_L_A
    Sを測定する装置(16)と、 kを空気内の酸素の質量割合として、エンジンに吸入さ
    れた酸素流量をQS_O2_AS=k x QS_L_AS
    として計算する装置(22.1)と、 混合気が希薄な場合には正に、混合気が濃厚な場合に
    は、負となる触媒前方ラムダ値のラムダ値1からの偏差
    Δλを求める装置(21)と、 それぞれ触媒の作用からΔλが正の値である場合には酸
    素供給流となり、負の値である場合には酸素放出流とな
    るエンジンから触媒への流入酸素分流量QS_O2_I
    N=Δλ x QS_O2_ASを計算する装置(22.
    2)と、 触媒の酸素貯蔵容積SPV_O2を、連続する酸素供給
    流で酸素のない状態から触媒の出口側に流出するガスが
    所定のしきい値を越える酸素濃度となるオーバーフロー
    しきい値までに、触媒によって吸収される酸素量として
    設定する装置(23〜25)と、 欠乏しきい値を触媒の出口側における所定の低い酸素濃
    度に相当する値として、酸素貯蔵量がオーバーフローし
    きい値以下の充填状態にあるか、あるいは欠乏しきい値
    以上の放出状態にある場合には、触媒の出口側のラムダ
    値λ_H_SIMを「1」に設定し、それに対してオー
    バーフローしきい値を越え、あるいは欠乏しきい値を下
    回った場合には、触媒の入口側のラムダ値に設定するこ
    とによって、触媒の出口側のラムダ値λ_H_SIMの
    時間的特性を計算する装置(18、19、20)とから
    構成されることを特徴とする排ガス触媒の出口側におけ
    るラムダ値の時間的特性をシミュレーションする装置。
  6. 【請求項6】 触媒(11)の出口側におけるラムダ値
    λ_H_ISTを測定するセンサ(15.h)を有する
    触媒の老化状態を判定する装置において、 請求項5によるシミュレーション装置(9)と、 シミュレーションモデルによるラムダ値が時間平均で測
    定された値と一致するまで、シミュレーション装置で行
    なわれるシミュレーションモデルにおいて貯蔵容積SP
    V_O2を変化させ、求められた貯蔵容積を老化状態の
    尺度として用いる装置(29〜32)とからなることを
    特徴とする触媒の老化状態を判定する装置。
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