JP3325611B2 - 貯水池の斜樋 - Google Patents

貯水池の斜樋

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JP3325611B2
JP3325611B2 JP26654692A JP26654692A JP3325611B2 JP 3325611 B2 JP3325611 B2 JP 3325611B2 JP 26654692 A JP26654692 A JP 26654692A JP 26654692 A JP26654692 A JP 26654692A JP 3325611 B2 JP3325611 B2 JP 3325611B2
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史直 谷冨
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有限会社開伸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯水池の斜樋に係り、
詳しくは、貯水池の傾斜面に設けられた扉体の上下動作
を安定的に行うことができる貯水池の斜樋に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に貯水池に設置される斜
樋をいくつか提案した(例えば実公昭58−30827
号、実公昭60−11156号)。これらの斜樋は、扉
体の上面から傾斜面に沿うようにラック杆を延出させ、
傾斜面の上部に設置された引上機を操作してこのラック
杆に係合するピニヨンを回転させることにより、扉体を
上下動させてその背面に設置された取水口を開閉するよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】貯水池の水深が深く、
傾斜面の長さが長い場合、上記従来手段ではラック杆も
それだけ長くしなければならない。ところがラック杆
は、鋼鉄などにより強固に形成せねばならないため、ラ
ック杆が長くなる程その自重は増大し、引上機の操作に
よる扉体の上下動が困難になるという問題点があった。
したがって本発明は、ラックピニヨンを使用せずに扉体
を安定的に上下動させることができる貯水池の斜樋を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、貯
水池の傾斜面に設けられてこの傾斜面に設けられた取水
口を開閉する扉体と、この扉体の両側部にあってこの扉
体の上下動を案内する戸当りと、ロッドを上向きにして
配設された油圧シリンダと、前記傾斜面の上部に設置さ
れてこの油圧シリンダをチューブを介して制御する操作
部とを備え、前記ロッドの上端部を前記扉体の上部に設
けられた取付体に結合し、前記ロッドが上方へ突出する
と前記扉体は前記戸当りに沿って上動して前記取水口を
開き、また前記ロッドが下方へ引き込むと前記扉体は下
動して前記取水口を閉じるようにしたものである。
【0005】
【作用】上記構成によれば、操作部を操作してロッドを
上方へ突出させたり下方へ引き込ませることにより扉体
を上下動させて取水口を開閉できる。
【0006】またこの種斜樋は、常時は扉体を下降させ
て取水口を閉じておき、大雨時などの非常時のみ取水口
を一時的に開くものであるが、本発明はこの点を勘案し
て、常時はロッドを引き込ませて取水口を閉じておき、
非常時のみロッドを突出させて取水口を開くようにして
いる。而して、油圧シリンダはロッドの引込時には格別
大きな液圧を要さず、ロッドを突出させるときに大きな
液圧を要するものであるから、本発明によれば非常時の
みに油圧シリンダに大きな液圧を加えればよく、常時は
液圧を加えなくてもよいこととなり、メンテナンス上き
わめて有利である。
【0007】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は貯水池の斜視の側面図である。貯水池
の傾斜面には取水管11が埋設されており、この取水管
11の上端の取水口12を覆うように斜樋本体1が設置
されている。
【0008】図2は斜樋本体1の平面図、図3は断面
図、図4はA−A断面図である。2は扉体であり、その
両側部には戸当り3が設けられている。この戸当り3は
扉体2の両側部を抱持するように設けらけており、扉体
2の上下動を案内する。
【0009】また扉体2の両側部に沿うように左右一対
の油圧シリンダ4が設けられている。油圧シリンダ4
は、そのロッド4aを上向きにして配設されている。扉
体2の上部には長板状の取付体5が設けられており、ロ
ッド4aの上端部はこの取付体5に結合されている。し
たがってロッド4aが上方へ突出すると扉体2は戸当り
3に沿って上動して取水口12を開き、またロッド4a
が下方へ引き込むと扉体2は下動して取水口12を閉じ
る。6は扉体2の下降限度を規定するストッパである。
図3に示すように油圧シリンダ4の下端部はヒンジ7に
軸着されてており、ロッド4aが突没すると、油圧シリ
ンダ4はこのヒンジ7を中心に揺動してロッド4aの突
没動作を支障なく行えるようにしている。
【0010】図2において、戸当り3の上部には枠組8
が構築されている。取付体5の中央部から上方へガイド
棒13が延出しており、このガイド棒13は枠組8を貫
通している。この枠組8の上方には長尺の台座14が設
けられており、この台座14上に設けられたガイドロー
ラ15はガイド棒13の両側面に当接している。このガ
イド棒13は扉体2と一体的に上下動し、この上下動を
ガイドする。
【0011】図1において、傾斜面の上部には制御部1
6が設置されている。油圧シリンダ4はチューブ17を
介して制御部16と接続しており、操作部16の操作つ
まみ(図示せず)を操作することにより、ロッド4aの
突没を制御する。
【0012】この斜樋は上記のような構成より成り、次
に取り扱い動作を説明する。常時はロッド4aは引き込
んで扉体2は下降位置にあり、取水口12を閉じてい
る。非常時には操作部16を操作して油圧シリンダ4に
液圧を加え、ロッド4aを上方へ突出させる。すると扉
体2は戸当り3やガイドローラ15に案内されて上動
し、取水口12は開いて貯水池の水は取水管11へ流入
する。また常態に戻れば、ロッド4aを引き込ませて扉
体2を下動させ、取水口12を閉じる。この場合、扉体
2はその両側部を左右の油圧シリンダ4のロッド4aに
支持され、これらのロッド4aの突没動作により上下動
するので、この上下動作はきわめて安定したものとな
る。
【0013】また取水口12は、1年のうちほとんどの
期間は閉じており、大雨時などの非常時のみ一時的に開
くものである。而して本装置は油圧シリンダ4はロッド
4aを上向きにして配設して、ロッド4aが突出すると
扉体2が上動して取水口12を開き、ロッド4aが引き
込むと扉体2は下降位置を保持して取水口12を閉じて
おくようにしているので、常時は油圧シリンダ4に大き
な液圧を加える必要はなく、非常時のみ大きな液圧を加
えてロッド4aを突出させればよいので、メンテナンス
上きわめて有利である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、油圧シリ
ダのロッドを突没させることにより扉体を上下動させ
るようにしているので、扉体の上下動作はきわめて安定
したものとなる。しかもロッドを上向きにして油圧シリ
ンダを配設しているので、常時は油圧シリンダに大きな
液圧を加える必要はなく、非常時のみ大きな液圧を加え
てロッドを突出させればよいので、メンテナンス上きわ
めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る斜樋の側面図
【図2】本発明の一実施例に係る斜樋本体の平面図
【図3】本発明の一実施例に係る斜樋本体の側断面図
【図4】本発明の一実施例に係る斜樋本体の横断面図
【符号の説明】 2 扉体 3 戸当り 4 油圧シリンダ 4a ロッド 5 取付体 12 取水口 16 操作部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水池の傾斜面に設けられてこの傾斜面
    に設けられた取水口を開閉する扉体と、この扉体の両側
    部にあってこの扉体の上下動を案内する戸当りと、ロッ
    ドを上向きにして配設された油圧シリンダと、前記傾斜
    面の上部に設置されてこの油圧シリンダをチューブを介
    して制御する操作部とを備え、前記ロッドの上端部を前
    記扉体の上部に設けられた取付体に結合し、前記ロッド
    が上方へ突出すると前記扉体は前記戸当りに沿って上動
    して前記取水口を開き、また前記ロッドが下方へ引き込
    むと前記扉体は下動して前記取水口を閉じるようにした
    ことを特徴とする貯水池の斜樋。
JP26654692A 1992-09-09 1992-09-09 貯水池の斜樋 Expired - Fee Related JP3325611B2 (ja)

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