JP3325537B2 - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP3325537B2
JP3325537B2 JP09283899A JP9283899A JP3325537B2 JP 3325537 B2 JP3325537 B2 JP 3325537B2 JP 09283899 A JP09283899 A JP 09283899A JP 9283899 A JP9283899 A JP 9283899A JP 3325537 B2 JP3325537 B2 JP 3325537B2
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岳文 坂本
清 利光
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムの
経路制御装置に関し、特に上りの通信路が低速で下りの
通信路が高速な、上下非対称な移動通信システムにおけ
る経路制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代マルチメディア移動通信システム
として、既存の移動通信システムと新たな移動通信シス
テムを組み合わせたシステムが提案されている 。
【0003】これらの中で特に上りの伝送速度が低速
で、下りの伝送速度が高速な、上下非対称なシステムが
注目されている。たとえば、PHS(Personal Handy phone
System)に新たに高速ダウンリンクを付加して情報提供
サービスを行うシステムが提案されている。
【0004】従来のシステムの構成例を図21を用いて
説明する。利用者に提供する情報が蓄積されているサー
バ1001と、該サーバ1001が接続されており情報
を伝送する通信網1002と、該サーバ1001と通信
可能で該サーバ1001から情報をダウンロードするこ
とが可能な無線端末1004と、該通信網1002に接
続されていて、該無線端末1004と無線により通信可
能な無線基地局1003とを含んで構成されている。
【0005】ここで、無線基地局1003は既存の移動
通信システムPHSを用いて情報を送受信することが可能
であり、さらにこれとは別の高速送信機を備えており、
この高速送信機により情報を無線端末に対してPHSより
も高速に送信することが可能である。
【0006】また、無線端末1004はPHSを用いて無
線基地局1003に情報を送信することが可能で、さら
に高速受信機を備えており無線基地局1004の高速送
信機が高速に送信する情報を受信することが可能であ
る。
【0007】このような構成の移動通信システムにおい
て、無線端末1004が情報をサーバ1001に要求し
受信する手順例を示す。無線端末1004は接続要求を
PHSを用いて無線基地局1003に対して送信する。該
接続要求は該無線基地局1003から、通信網1002
を介してサーバ1001に届けられる。
【0008】該接続要求を受信したサーバ1001は該
接続要求に基づいて、該無線端末1004宛てに情報を
送信する。この情報は通信網1002を介して、該無線
端末1004とPHSにより通信中の無線基地局1003
に届けられる。該無線基地局1003は高速送信機を用
いてこの情報を該無線端末1004に送信する。
【0009】このような動作により、画像情報や音声情
報等を含む、大容量の情報を短時間で無線端末1004
に送信することが可能となる移動環境におけるマルチメ
ディアサービスは端末での大容量情報の受信が中心にな
ると考えられ、以上で説明したような、PHS等の既存の
移動通信システムに新たに高速送信可能な移動通信シス
テムを付加することで、移動環境において大部分のマル
チメディアサービスを無線端末に対して提供することが
可能となる。
【0010】また、このようなサービスを受けるマルチ
メディア無線端末は既存の移動通信システムを用いて送
信を行い、新たなシステムの高速送信機を不要とするこ
とにより、端末の低コスト化、低消費電力化、かつ小型
化することが可能となる。
【0011】さらに、新たな移動通信システムを導入す
る初期段階ではサービスエリアが局所的になるものと考
えられるが、既存の移動通信システムを併用することに
より、低速ではあるものの広い範囲でのサービスの提供
が可能となる。
【0012】ここで図21に示したシステム構成では、
PHS等の既存の移動通信システムの基地局と新たな高速
送信機が一つの基地局として構成されている。
【0013】しかしながら実際には、上下非対称帯域を
使用するシステムにおいて、既存の移動通信システムの
基地局と高速送信機は、ネットワークを介して接続され
るものと考えられる。この場合、既存の移動通信網と新
たな移動通信網の連携が必要になるが、従来は、これに
ついてなんら考慮されていないという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上に示すよ
うな問題点を解決し、既存の移動通信システムのネット
ワークと新たな移動通信システムのネットワークの間の
連携動作を行うことを可能とし、これらの異なるネット
ワークを利用して無線端末に対して通信サービスを提供
することが可能な経路制御装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明の無線通信システムでは、 無線端末へ情
報を送信する第1の送信手段及び前記無線端末から情報
を受信する受信手段を有した第1の基地局と、前記無線
端末へ前記第1の送信手段よりも高速に前記情報を送信
することが可能な第2の送信手段を有した第2の基地局
と、前記第1の基地局に接続された第1の通信網と、前
記第2の基地局に接続された第2の通信網と、前記第1
の通信網及び前記第2の通信網が接続され、前記第1の
基地局又は前記第2の基地局と前記無線端末との間で情
報を送信又は受信するために前記第1の通信網又は前記
第2の通信網のいずれかの経路に切りかえる送受切りか
え制御を行う経路制御装置とを具備し、前記経路制御装
置の送受切りかえ制御は前記無線端末宛の情報を他の無
線端末から受信した場合、この情報のヘッダ部に前記無
線端末と前記第1の基地局間の前記第1の無線通信路が
接続されており、かつ前記無線端末と前記第2の基地局
間の第2の無線通信路が切断されていることを検出した
場合は、前記第1の通信網を介し第1の送信手段を用い
て前記無線端末へ前記情報を送信する識別子を付与し、
前記第2の無線通信路の接続を検出した場合は、前記第
2の通信網を介し第2の送信手段を用いて前記無線端末
へ前記情報を送信する識別子を付加することを特徴する
ものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例について、
図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明に係わる経路制御装置を含む
無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
【0024】図1において、無線通信システムは、複数
の無線端末2008に対して無線により通信サービスを
提供するものであり、第一の通信網2005と第二の通
信網2004とを含んで構成されている。
【0025】第一の通信網2005と第二の通信網20
04とは経路制御装置2003により接続されており、
第一の通信網2005は複数の第一の無線基地局200
7が接続されており、第二の通信網2004は複数の第
二の無線基地局2006が接続されている。
【0026】ここで、第一の無線基地局2007の例と
してはPHS、PDC等の基地局が挙げられ、第二の無線基地
局2006の例としてはMMAC(Multimedia Mobile Acce
ss Communication:マルチメディア移動アクセス推進協
議会)にて規格化されている高速無線アクセス網などの
高速な送信が可能な基地局が挙げられる。
【0027】無線端末2008は第一の無線基地局20
07および第二の無線基地局2006と通信することが
可能であり、第一の無線基地局2007とは双方向の通
信を行うことができる第一の無線伝送路を確立可能で、
第二の無線基地局2006とは少なくとも情報の受信の
みが可能で第一の無線伝送路よりも高速な通信を行うこ
とができる第二の無線伝送路を確立可能である。
【0028】また、第一の通信網2005および第二の
通信網2004には経路を管理制御する経路制御装置2
003が接続されており、該経路制御装置2003は第
三の通信網2002にも接続されている。
【0029】該第三の通信網2002には複数のサーバ
2001が接続されている。本実施例においては、この
ように経路制御装置2003は第三の通信網2002を
介してサーバ2001と通信する例を取り上げるが、経
路制御装置2003は第三の通信網2002に接続され
ずに、第二の通信網2004もしくは第一の通信網20
05を介してサーバ2001と通信する構成でも良い。
【0030】図2は経路制御装置2003のより詳細な
構成例を示すブロック図である。本実施例の経路制御装
置2003は、第一の通信網2005に接続されている
第一の受信手段2012と、第一の通信網2005に接
続されている第一の送信手段2013と、第二の通信網
2004に接続されている第二の受信手段2014と、
第二の通信網2004に接続されている第二の送信手段
2015と、第三の通信網2002に接続されている第
三の受信手段2016と、第三の通信網2002に接続
されている第三の送信手段2017とを含んで構成され
る。
【0031】さらに少なくとも無線端末への送信経路を
制御する送受信制御手段2011を含んで構成されてい
る。
【0032】次に経路制御装置2003の動作例に関し
て、図3に示す流れ図を用いて説明する。図3は無線端
末が第一の無線基地局を介して情報の送信を行い、第二
の無線基地局を介して情報の受信を行うような通信経路
で、サーバと接続をする場合の手順の一例を示す流れ図
である。
【0033】まず無線端末は第一の無線基地局2007
を介して接続要求2021を送信する。該接続要求20
21は第一の無線基地局2007、第一の通信網200
5を経由して、経路制御装置2003の第一の受信手段
2012に届けられる。
【0034】送受信制御手段2011は、該無線端末と
の通信において、該無線端末からの受信には第一の受信
手段2012を用い、該無線端末への送信には受信の場
合と同様に第一の通信網2005に接続されている第一
の送信手段2013を用いるように設定する。
【0035】この設定が終了すると、該接続要求202
1に対する接続応答2022を、第一の送信手段201
3から第一の通信網2005、第一の無線基地局200
7を経由して無線端末に対して送信する。
【0036】該経路制御装置2003は、該接続応答2
022を無線端末に送信することにより、無線端末に対
してIPアドレスを割り当てて通知することが可能であ
る。
【0037】また、経路制御装置2003が第二の無線
基地局の識別子とIPアドレスの対応情報を保持している
場合には、無線端末は受信可能な第二の無線基地局20
06の識別子を接続要求2021で経路制御装置200
3に送信し、該経路制御装置2003は接続応答202
2で該第二の無線基地局2006のIPアドレスを通知す
ることも可能である。
【0038】次に無線端末は第二の無線基地局2006
に対してダウンリンク接続要求2023を送信し、ダウ
ンリンクのリソースを割り当てを要求する。該ダウンリ
ンク接続要求2023は第一の無線基地局2007、第
一の通信網2005を経由して、経路制御装置2003
の第一の受信手段に届けられる。
【0039】該ダウンリンク接続要求2023の宛先は
第二の無線基地局2006になっているので、送受信制
御手段2011は第二の送信手段2015、第二の通信
網2004を介して、該ダウンリンク接続要求2023
を第二の無線基地局2006に届ける。
【0040】第二の無線基地局2006は該無線端末に
対するダウンリンクのリソースを割り当て、この旨を示
すダウンリンク接続応答2024を該無線端末に送信す
る。本メッセージは第二の無線基地局2006から直接
該無線端末に送信することも可能であるが、ここでは第
一の無線基地局経由で該無線端末に送信する場合に関し
て説明する。
【0041】第二の無線基地局2006から直接該無線
端末に送信する場合には、該第二の無線基地局2006
は経路制御装置2003にも該無線端末へのダウンリン
クにリソースを割り当てた旨報告する。
【0042】図3の例の場合には、該ダウンリンク接続
応答2024は第二の通信網2004を介して経路制御
装置2003の第二の受信手段2014に届けられる。
該ダウンリンク接続応答2024の宛先は該無線端末で
あるので、送受信制御手段2011は該ダウンリンク接
続応答2024を第一の送信手段2013から送信し、
第一の通信網2005、第一の無線基地局2007を介
して該無線端末に届けられる。
【0043】なおここで送受信制御手段は2011は、
該無線端末への送信を第一の送信手段2013から行っ
ていたのを、該無線端末への送信を第二の送信手段20
15から送信するように設定する。すなわち、該無線端
末からの受信は第一の受信手段2012を介して行うよ
うに設定されているが、この受信の設定には変更を加え
ずそのままにしておき、送信手段の設定のみを変更す
る。
【0044】このように経路を制御することにより、こ
れまでは該無線端末の送受信はいずれも第一の通信網2
005経由で行っていたが、これ以降は、該無線端末の
送信は第一の通信網2005経由で行い、該無線端末の
受信は第二の通信網2004経由で行うことが可能とな
り、より高速な情報の受信が可能となる。
【0045】このような経路設定が完了すると、該無線
端末はサーバ2001に対して情報要求2025を送信
する。該情報要求2025は第一の無線基地局200
7、第一の通信網2005を経由して、経路制御装置2
003の第一の受信手段2012に届けられる。
【0046】送受信制御手段は、該情報要求2025が
サーバ2001宛であることを認識すると、第三の送信
手段から該情報要求2025を送信し、第三の通信網2
002を介して該サーバ2001に届けられる。
【0047】該サーバは該情報要求2025に基づい
て、要求された情報を該無線端末に送信する(202
6)。この情報は第三の通信網2002を介して経路制
御装置2003の第三の受信手段2016に届けられ
る。送受信制御手段2011は該情報が該無線端末宛で
あることを認識すると、第二の送信手段2015から送
信し、第二の通信網、第二の無線基地局2006を介し
て該無線端末に届けられる。
【0048】以上説明したような動作により、経路制御
装置から無線端末に対して高速なダウンリンクにより情
報の送信が不可能な段階では、低速な伝送路を介して無
線端末に対して情報を送信し、高速なダウンリンクによ
り情報の送信が可能になると、その高速なダウンリンク
を介して無線端末に対して情報を送信するように通信経
路の切り替えを行うことが可能となる。
【0049】次に経路制御装置2003の別の動作例に
関して、図4に示す流れ図を用いて説明する。図4は無
線端末が第一の無線基地局を介して情報の送受信を行っ
ている最中に、受信のみを第二の無線基地局を介して行
うように通信経路を切り替える場合の手順の一例を示す
流れ図である。
【0050】すなわち、例えばMMACなどの高速無線アク
セス網(以下、MMACと記述する)は利用不可であるが、
PHSは利用可能であるエリアで送受信ともPHSを用いて通
信している無線端末が、MMACなどを利用可能になり、送
信にはPHSを用いたままにし、受信にMMACなどを用いる
ように通信路を変更する場合などが本動作例にあてはま
る。
【0051】無線端末が第二の無線基地局2006から
受信は不可能であるが、第一の無線基地局2007から
の受信は可能でである状態を考える。
【0052】このような状態において、該無線端末がサ
ーバ2001と通信を行う場合には、図4に示すよう
に、該無線端末からサーバ2001へ送信する情報は、
該無線端末から、第一の無線基地局2007、第一の通
信網2005、経路制御装置2003、第三の通信網2
002を介して、サーバ2001に届けられる。
【0053】ここで、経路制御装置2003内では、該
無線端末が該サーバ2001に送信した情報は、第一の
通信網2005を介して、第一の受信手段2012が受
信し、送受信制御装置2011が、第三の送信手段20
17を介して、第三の通信網2002へ送信する。
【0054】一方、該サーバ2001から該無線端末へ
送信する情報は、該サーバ2001から、第三の通信網
2002、経路制御装置2003、第一の通信網200
5、第一の無線基地局2007を介して、該無線端末に
届けられる。
【0055】ここで、経路制御装置2003内では、該
サーバ2001が該無線端末に送信した情報は、第三の
通信網2002を介して、第三の受信手段2016が受
信し、送受信制御装置2011が、第一の送信手段20
13から第一の通信網2005へ送信する。
【0056】このように該無線端末が第一の無線基地局
2007を介して送受信を行っている最中に、該無線端
末がより高速に情報を受信することが可能な第二の無線
基地局2006からの受信が可能になると、該無線端末
は第二の無線基地局2006に対してダウンリンク接続
要求2033を送信し、ダウンリンクのリソースを割り
当てを要求する。ここで、該無線端末が第二の無線基地
局2006からの受信が可能になることを認識するきっ
かけとしては、該第二の無線基地局2006からの報知
信号2032を受信することが一例として考えられる。
【0057】該ダウンリンク接続要求2033は第一の
無線基地局2007、第一の通信網2005を経由し
て、経路制御装置2003の第一の受信手段に届けられ
る。該ダウンリンク接続要求2033の宛先は第二の無
線基地局2006になっているので、送受信制御手段2
011は第二の送信手段2015、第二の通信網200
4を介して、該ダウンリンク接続要求2033を第二の
無線基地局2006に届ける。
【0058】第二の無線基地局2006は該無線端末に
対するダウンリンクのリソースを割り当て、この旨を示
すダウンリンク接続応答2034を該無線端末に送信す
る。本メッセージは第二の無線基地局2006から直接
該無線端末に送信することも可能であるが、ここでは第
一の無線基地局経由で該無線端末に送信する場合に関し
て説明する。
【0059】第二の無線基地局2006から直接該無線
端末に送信する場合には、該第二の無線基地局2006
は経路制御装置2003にも該無線端末へのダウンリン
クにリソースを割り当てた旨報告する。
【0060】図4の例の場合には、該ダウンリンク接続
応答2034は第二の通信網2004を介して経路制御
装置2003の第二の受信手段2014に届けられる。
該ダウンリンク接続応答2034の宛先は該無線端末で
あるので、送受信制御手段2011は該ダウンリンク接
続応答2034を第一の送信手段2013から送信し、
第一の通信網2005、第一の無線基地局2007を介
して該無線端末に届けられる。
【0061】なおここで送受信制御手段は2011は、
該無線端末への送信を第一の送信手段2013から行っ
ていたのを、該無線端末への送信を第二の送信手段20
15から送信するように設定する。
【0062】すなわち、該無線端末からの受信は第一の
受信手段2012を介して行うように設定されている
が、この受信の設定には変更を加えずそのままにしてお
き、送信手段の設定のみを変更する。このように経路を
制御することにより、これまでは該無線端末の送受信は
いずれも第一の通信網2005経由で行っていたが、こ
れ以降は、該無線端末の送信は第一の通信網2005経
由で行い、該無線端末の受信は第二の通信網2004経
由で行うことが可能となり、より高速な情報の受信が可
能となる。
【0063】このような経路設定が完了すると、該無線
端末からサーバ2001へ送信する情報は、該無線端末
が該第二の無線基地局2006からの受信が可能となる
前と同様の経路で送信される(2035)。すなわち該無
線端末から、第一の無線基地局2007、第一の通信網
2005、経路制御装置2003、第三の通信網200
2を介して、サーバ2001に届けられる。
【0064】ここで、経路制御装置2003内では、該
無線端末が該サーバ2001に送信した情報は、第一の
通信網2005を介して、第一の受信手段2012が受
信し、送受信制御装置2011が、第三の送信手段20
17を介して、第三の通信網2002へ送信する。
【0065】一方、該サーバ2001から該無線端末へ
送信する情報は、該無線端末が該第二の無線基地局20
06からの受信が可能となる前は第一の通信網2005
経由の経路で送信されていたが、第二の通信網2004
経由の経路で送信される(2035)。
【0066】すなわち、該サーバ2001から、第三の
通信網2002、経路制御装置2003、第二の通信網
2004、第二の無線基地局2006を介して、該無線
端末に届けられる。ここで、経路制御装置2003内で
は、該サーバ2001が該無線端末に送信した情報は、
第三の通信網2002を介して、第三の受信手段201
6が受信し、送受信制御装置2011が、第二の送信手
段2015から第二の通信網2004へ送信する。
【0067】以上説明したような動作により、経路制御
装置から無線端末に対して高速なダウンリンクにより情
報の送信が不可能な状態では、低速な伝送路を介して無
線端末に対して情報を送信し、高速なダウンリンクによ
り情報の送信が可能になると、その高速なダウンリンク
を介して無線端末に対して情報を送信するように通信経
路の切り替えを行うことが可能となる。
【0068】次に経路制御装置2003の別の動作例に
関して、図5に示す流れ図を用いて説明する。図5は無
線端末が第一の無線基地局を介して情報の送信を行い、
受信を第二の無線基地局を介して行っている最中に、第
一の無線基地局を介して送受信を行うように通信経路を
切りえる場合の手順の一例を示す流れ図である。
【0069】すなわち、PHSとMMAC共に利用可能である
エリアで、送信にはPHSを用い、受信にMMACを用いて通
信をしている無線端末が、MMACを利用不可能になり、PH
Sのみを用いて送受信を行うように通信路を変更する場
合などが本動作例にあてはまる。
【0070】無線端末が第一の無線基地局2007およ
び第二の無線基地局2006から共に受信が可能である
状態を考える。このような状態において、該無線端末が
サーバ2001と通信を行う場合には、図5に示すよう
に、該無線端末からサーバ2001へ送信する情報は、
該無線端末から、第一の無線基地局2007、第一の通
信網2005、経路制御装置2003、第三の通信網2
002を介して、サーバ2001に届けられる。
【0071】ここで、経路制御装置2003内では、該
無線端末が該サーバ2001に送信した情報は、第一の
通信網2005を介して、第一の受信手段2012が受
信し、送受信制御装置2011が、第三の送信手段20
17を介して、第三の通信網2002へ送信する。
【0072】一方、該サーバ2001から該無線端末へ
送信する情報は、該サーバ2001から、第三の通信網
2002、経路制御装置2003、第二の通信網200
4、第二の無線基地局2006を介して、該無線端末に
届けられる。
【0073】ここで、経路制御装置2003内では、該
サーバ2001が該無線端末に送信した情報は、第三の
通信網2002を介して、第三の受信手段2016が受
信し、送受信制御装置2011が、第二の送信手段20
15から第二の通信網2004へ送信する。
【0074】このように該無線端末が第一の無線基地局
2007を介して送信を行い(2041)、第二の無線基
地局2006を介して受信を行っている(2041)最中
に、該無線端末が情報を高速に受信することが可能な第
二の無線基地局2006からの受信が不可能になると、
該無線端末は第二の無線基地局2006に対してダウン
リンク切断通知2043を送信し、ダウンリンクが受信
不可能になったことを通知する。
【0075】ここで、該無線端末が第二の無線基地局2
006からの受信が不可能になったことを認識するきっ
かけとしては、該第二の無線基地局2006から送信さ
れる情報2042を正常に受信できなくなることが一例
として考えられる。
【0076】該ダウンリンク切断通知2043は第一の
無線基地局2007、第一の通信網2005を経由し
て、経路制御装置2003の第一の受信手段に届けられ
る。該ダウンリンク切断通知2043の宛先は第二の無
線基地局2006になっているので、送受信制御手段2
011は第二の送信手段2015、第二の通信網200
4を介して、該ダウンリンク切断通知2043を第二の
無線基地局2006に届ける。
【0077】第二の無線基地局2006は該無線端末に
対するダウンリンクのリソースを解放する。図中には書
かれていないが、この旨を示すメッセージを該無線端末
に送信してもよく、このメッセージは第一の無線基地局
経由で該無線端末に送信する。
【0078】なおここで、送受信制御手段2011は、
第二の無線基地局2006から該無線端末へのダウンリ
ンクが切断されたのを確認すると、該無線端末への送信
を第二の送信手段2015から行っていたのを、該無線
端末への送信を第一の送信手段2013から送信するよ
うに設定する。
【0079】すなわち、該無線端末からの受信は第一の
受信手段2012を介して行うように設定されている
が、この受信の設定には変更を加えずそのままにしてお
き、送信手段の設定のみを変更する。このように経路を
制御することにより、これまでは該無線端末からの送信
は第一の通信網2005経由で行い、該無線端末の受信
は第二の通信網2004経由で行っていたが、これ以降
は該無線端末の送受信いずれも第一の通信網2005経
由で行うことが可能となり、高速な受信ができない場合
であっても、低速ながら継続して情報の受信を行うこと
が可能となる。
【0080】このような経路設定が完了すると、該無線
端末からサーバ2001へ送信する情報は、該無線端末
が該第二の無線基地局2006からの受信が不可能とな
る前と同様の経路で送信される(2044)。
【0081】すなわち該無線端末から、第一の無線基地
局2007、第一の通信網2005、経路制御装置20
03、第三の通信網2002を介して、サーバ2001
に届けられる。ここで、経路制御装置2003内では、
該無線端末が該サーバ2001に送信した情報は、第一
の通信網2005を介して、第一の受信手段2012が
受信し、送受信制御装置2011が、第三の送信手段2
017を介して、第三の通信網2002へ送信する。
【0082】一方、該サーバ2001から該無線端末へ
送信する情報は、該無線端末が該第二の無線基地局20
06からの受信が不可能となる前は第二の通信網200
4経由の経路で送信されていたが、第一の通信網200
5経由の経路で送信される(2044)。
【0083】すなわち、該サーバ2001から、第三の
通信網2002、経路制御装置2003、第一の通信網
2005、第一の無線基地局2007を介して、該無線
端末に届けられる。ここで、経路制御装置2003内で
は、該サーバ2001が該無線端末に送信した情報は、
第三の通信網2002を介して、第三の受信手段201
6が受信し、送受信制御装置2011が、第一の送信手
段2013から第一の通信網2005へ送信する。
【0084】以上説明したような動作により、経路制御
装置から無線端末に対して高速なダウンリンクにより情
報の送信が可能な状態では、その高速なダウンリンクを
介して無線端末に対して情報を送信し、高速なダウンリ
ンクにより情報の送信が不可能になると、低速な伝送路
を介して無線端末に対して情報を送信するように通信経
路の切り替えを行うことが可能となる。
【0085】次に本発明の第2の実施例について、図面
を参照して説明する。
【0086】図6に本実施例を実施するシステム構成の
1例を示す。PS(A101)は、インターネットに接続する
際、インターネット向けのデータはCS(A102)、PCS網(A1
03)、HIWU(A104)、ハイブリッドルータ(A105)を経由し
て送信される。インターネットからPS向けのデータは、
ハイブリッドルータ(A105)、ATM網(A106)、AP(A107)を
経由してPSに送信される。また、ハイブリッドルータは
ATMセルのスイッチ機能を持ちルーティングはIPアドレ
スにより行う。
【0087】また、PS、ハイブリッドインターワーイン
グユニット、ハイブリッドルータ、APには各々IPアドレ
スが割り当てられているとする。
【0088】図7にPSがインターネットに接続するまで
の接続シーケンスを示す。PSは、まずCS間とPHSの無線
回線を確立し(A201)、その後ハイブリッドインターワー
キングユニット宛に電話をする(A202)。電話がつながる
と、次にPPPをハイブリッドインターワーキングユニッ
ト間で起動し(A203)、IPパケットを送信できるようにす
る。
【0089】ハイブリッドインターワーキングユニット
がPS間とPPPの接続が確立した事を認識すると、ハイブ
リッドルータにPPP確立を通知する(A204)。すると、ハ
イブリッドルータは、PSの宛のIPパケットをハイブリッ
ドインターワーキングユニット間に確立しているVCに送
信するようにATMセル・スイッチを設定する(A205)。
【0090】PPPが設定されると、PSは、AWL回線を確立
するためにIPパケット上でAPに無線回線リソース要求を
行う(A206)。この無線回線リソース要求は、CS・HIWU・
ハイブリッドルータを経由してAPに転送される。AWL回
線とはAPとPS間の下りの無線回線とPSとCS間の上りの無
線回線の双方向の確立を意味する。
【0091】APはPSから無線回線の要求があると、PS宛
のIPパケットで無線回線リソース割当を送信する(A20
7)。ハイブリッドルータは、APから受信したPS宛の無線
回線リソース割当のIPパケットは、既に設定されている
経路制御により、ハイブリッドインターワーキングユニ
ット間に設定されているVCに転送される(A208)。
【0092】ハイブリッドインターワーキングユニット
に転送されたIPパケットはPPP上でCSを介してPSに送信
される。つまり、無線回線リソース割当は、無線回線リ
ソース要求が転送された経路の逆をたどって、PSに転送
される。
【0093】これにより、AWL無線回線が確立される(A2
09)。APがAWL無線回線の確立を認識すると、AWL無線回
線確立通知をハイブリッドルータに知らせる(A210)。こ
れにより、ハイブリッドルータは、PS向けのIPパケット
は、ハイブリッドインターワーキングユニット間のVC上
に転送していた経路制御を、AP間に確立しているVC上に
転送するように経路制御を変更する(A211)。
【0094】このようにすることで、PSからインターネ
ットへのIPパケットは、CS・ハイブリッドインターワー
キングユニット・ハイブリッドルータを介してインター
ネットに転送される。また、インターネットからPS向け
のIPパケットは、ハイブリッドルータ・APを介してPSに
転送される。
【0095】このようにして、AWL無線回線確立後は、P
S発のIPパケットの経路と、PS宛のIPパケットの経路を
変更する。
【0096】以上で説明したように、ハイブリッドルー
タを導入し、無線回線の接続形態によりハイブリッドル
ータの経路制御を変更することで非対称の無線通信シス
テムを実現することが出来る。また、具体的にネットワ
ークがATM網で構成されていて、その上にインターネッ
トプロトコルパケットが転送されている場合、無線回線
の接続形態によって、ハイブリッドルータでの経路制御
はIPパケットのフォーワーディングするVC(バーチャル
チャネル)を切り替えることにより行うことで、非対称
の無線通信システムを実現することが出来る。
【0097】次に本発明の第3の実施例について、図面
を参照して説明する。
【0098】図8は本実施例に関わる無線通信システム
の構成例を示す概念図である。図8において、無線通信
システムは、複数の無線端末D107に対して無線によ
り通信サービスを提供するものであり、第一の通信網D
103と第二の通信網D105とを含んで構成されてい
る。
【0099】第一の通信網D103と第二の通信網D10
5とは相互接続装置D102により接続されており、第
一の通信網D103は複数の第一の無線基地局D104が
接続されており、第二の通信網D104は複数の第二の
無線基地局D106が接続されている。
【0100】ここで、第二の無線基地局D104の例と
してはPHS、PDC等の基地局が挙げられる。無線端末D1
07は第一の無線基地局D104および第二の無線基地
局D106と通信することが可能であり、第一の無線基
地局D104とは双方向の通信を行うことができる第一
の無線伝送路を確立可能で、第二の無線基地局D106
とは少なくとも情報の受信のみが可能で第一の無線伝送
路よりも高速な通信を行うことができる第二の無線伝送
路を確立可能である。
【0101】また、第二の通信網D105には経路を管
理制御する経路制御装置D101が接続されており、該
経路制御装置D101には端末D108が接続されてい
る。該端末D108と該経路制御装置D101の間は通信
網を介してもよい。
【0102】なお図9においては、経路制御装置D10
1が、図8の相互接続装置D102の機能を含んでいる
場合の無線通信システムの構成例を示す。
【0103】経路制御装置D101は、無線端末D107
が通信相手の端末D108と通信する際の通信経路を制
御する。すなわち該経路制御装置D101は各通信経路
のコストを設定しておき、経路を選択する際には各通信
経路のコストの読み出しを行い、このコストが最小の通
信経路を使用して無線端末へ情報を送信する。
【0104】次に本実施例に関わる無線通信システムの
動作例に関して、図10に示す流れ図を用いて説明す
る。ここでは、図9に示した無線通信システムの構成例
での動作例を説明する。図8に示した無線通信システム
の構成例の場合も同様の動作が可能である。
【0105】無線端末D107が第一の無線基地局D10
4を介して通信可能な状態において、通信相手の端末D
108と通信を行う場合、接続要求を経路制御装置D1
01に対して第一の無線基地局D104経由で送信す
る。
【0106】通信制御手段D101が該接続要求を受信
すると、経路制御装置D101は第一の通信網D103経
由の無線端末D107への通信経路のコストを値Xに設定
する。
【0107】値Xの設定例としては、通常のコストより
も所定の値だけ多くして設定する方法、通常のコストの
所定倍の値を設定する方法などがある。なお、無線端末
D107への他の通信経路のコストは充分に大きい値(>
X)が設定されている。このコストの設定が終了すると、
経路制御装置D101は接続応答を無線端末D107に送
信する。
【0108】ここで、無線端末D107への通信経路は
第一の通信網D103経由のものが選択される。これ
は、経路制御装置D101はコストの最も小さい通信経
路を選択するからである。なお、無線端末D107は端
末D108と通信を行うことも可能であるが、この場合
には、無線端末は送信、受信ともに第一の通信網経由で
行うことになる。
【0109】無線端末D107はより高速な受信が可能
な第二の無線基地局D106と通信可能な状態になる
と、ダウンリンク接続要求を経路制御装置D101に対
して第一の無線基地局D104経由で送信する。
【0110】経路制御装置D101が該ダウンリンク接
続要求を受信すると、第二の無線基地局D106に対し
てダウンリンク接続要求を送信する。該第二の無線基地
局D106が該ダウンリンク接続要求を受信すると、無
線端末D107に対して無線チャネルを割り当て、無線
端末D107及び経路制御装置D101に対して、ダウン
リンク接続応答を送信する。
【0111】経路制御装置D101が該ダウンリンク接
続応答を受信すると、該ダウンリンク接続応答を第一の
通信網を経由して無線端末D107に送信する。これ
は、この時点ではこの通信経路のコストが一番小さいた
めである。なおここで、経路制御装置D101は第二の
通信網D105経由の無線端末D107への通信経路のコ
ストを値Yに設定する。この値YはY<Xとなるように設定
される。
【0112】この設定を行った以降は、経路制御装置D
101は無線端末D107へ送信する情報を、よりコス
トの小さい第二の通信網D105経由で送信することに
なる。したがって、端末D108と無線端末D107が通
信する場合、無線端末D107が送信する情報は、第一
の無線基地局D104を経由して端末D108へ送信さ
れ、端末D108が無線端末D107へ送信する情報は、
第二の無線基地局D106のより高速なダウンリンクを
介して無線端末D107へ送信される。
【0113】以上のように通信経路のコストを設定する
ことにより、第二の無線基地局D106と無線端末D10
6が通信不可能な状態になった場合には、端末D108
が送信する情報は第一の通信網D103を経由して無線
端末D107に届けられる。
【0114】また、第二の無線基地局D106と無線端
末D106が通信可能な状態になった場合には、端末D1
08が送信する情報は第二の通信網D105を経由して
より高速に無線端末D107に届けられる。
【0115】以上で説明したように、既存の低速な移動
通信網を介して無線端末に情報を送信する通信経路のコ
ストを、高速な移動通信網を介して無線端末に情報を送
信可能な通信経路のコストよりも大きく設定することに
より、無線端末が高速な移動通信網を介して通信不可能
な場合には既存の低速な移動通信網を経由して無線端末
に対して情報を送信し、無線端末が高速な移動通信網と
接続されると無線端末へ情報を送信する通信経路を高速
な移動通信網経由に切替えることが可能となる。
【0116】これにより、既存の低速な移動通信システ
ムと高速な移動通信システムを併用した非対称な通信サ
ービスをユーザに提供可能となる。
【0117】次に本発明の第4の実施例について、図面
を参照して説明する。図11に示すように本実施例の通
信システムは、ISDN網で構成される第一の通信網1とAT
M網で構成される第二の通信網2の双方に経路制御装置
4が接続している。
【0118】第一の通信網1は第一の無線基地局5を介
して情報端末8と接続可能であり、第二の通信網2は第
二の無線基地局6を介して情報端末8と接続可能であ
る。ここで、第1の無線基地局5と情報端末8間(第1
の無線通信路10)の伝送速度よりも第2の無線基地局
6と情報端末8間(第2の無線通信路11)の伝送速度の
方が高速である。また、経路制御装置4は各種情報サー
ビスを提供するサーバ7に第三の通信網3を介して接続
している。但し、図11に示した構成の場合、経路制御
装置4は、ATM網をISDN網に変換する変換装置9を含ん
でいるが、本発明は、必ずしも変換装置9を経路制御装
置4内に含んだ場合に限定しない。また、経路制御装置
4に各種サービスを提供するサーバ機能を有していても
構わない。
【0119】図12に変換装置9を経路制御装置4と別
にした場合の構成を示す。経路制御装置4と変換装置9
間はATMで接続している。機能的には両者はほとんど同
じ構成であるため、以下では簡単のため図12を例に取
り説明する。
【0120】経路制御装置4はサーバ7から情報端末8
宛のパケットを受信した場合にそのパケットを複製し、
第一の通信網1と第二の通信網2の双方の通信網を介し
てパケットを伝送できるようにヘッダを付ける。
【0121】このようにして同一の端末(1つのアドレ
ス)に対して2つ以上の経路を介して伝送できるように
しておく。経路制御装置4は、変換装置9と第2の通信
網2へパケットを送出する場合、ATMセルで伝送する。A
TMではピークセルレートと呼ばれるATMセルの最大送出
レートが規定できる。
【0122】そこで、経路制御装置4は第1の無線基地
局5と情報端末8間の通信が可能であり、第2の無線基
地局6と情報端末8への通信が切断されている時には、
変換装置9へのピークセルレートを所定の値(>0))に
設定し、第2の通信網2へのピークセルレートを0に設
定する。
【0123】これにより、経路制御装置4からの情報
は、変換装置9へのみ送出されるため、第一の通信網を
介して情報端末に伝送されることになる。この時、第2
の通信網2を介して伝送されるべきパケットは経路制御
装置4で廃棄されることになる。
【0124】但し、情報端末8は第1の通信網1を介し
て所望の情報を受信でき、サーバ7とその情報に対する
送達確認が正しく行われるため、経路制御装置4とサー
バ7間で、廃棄された情報に対する無用な再送制御は生
じない。
【0125】そして、第2の無線基地局6と情報端末8
の通信が可能になった後は、変換装置9へのピークセル
レートを0に設定し、第2の通信網2へのピークセルレ
ートを所定の値(>0)に変更する。
【0126】これにより、経路制御装置4からの情報は
第二の通信網へ送出されるため、第二の通信網を介して
情報端末8と経路制御装置4間の通信が実現される。こ
こでも変換装置9を介して伝送されるべきパケットは経
路制御装置4で廃棄されることになるが、前述と同様の
理由で、廃棄された情報に対する無用な再送制御は生じ
ない。
【0127】また、第2の無線基地局2と情報端末8間
の通信品質が非常に悪く、第1の無線基地局1を介した
通信を行った方が伝送速度が向上する場合は、変換装置
9へのピークセルレートを所定の値(>0)に設定し、第
2の通信網2へのピークセルレートを0に変更する。こ
れにより、第1の無線基地局を介した通信が実現され、
その結果、その状況における最大の通信サービスが提供
可能となる。
【0128】なお、第1の無線通信路10と第2の無線
通信路11が通信可能か否かとか、それらの通信品質の
経路制御装置4への通知方法は、いくつかの方法が考え
られる。
【0129】例えば、第1の無線通信路10と第2の無
線通信路11の双方が双方向通信が可能な場合は、第1
の無線基地局5と第2の無線基地局6が、それぞれ情報
端末8から送信された情報を受信して、その通信品質を
判断し経路制御装置4に通知する方法がある。
【0130】また、情報端末8が自局の受信品質を判断
し、第1の無線基地局5または第2の無線基地局6を介
して経路制御装置4に通知する方法がある。前者は、TD
D(Time Division Duplex)のように、双方向の通信品質
が等価であるとみなせるシステムに有効である。後者
は、TDD以外のシステムにも適用可能であるが情報端末
8の負荷が若干大きくなる。
【0131】また、第1の無線通信路10は双方向通信
可能であるが、第2の無線通信路11は、第2の無線基
地局5から情報端末8へのダウンリンクのみの無線通信
システムの場合は、第2の無線通信路の品質や、第2の
無線通信路のダウンリンクと接続できたか否かの情報
は、情報端末8が第1の無線通信路10を介して経路制
御装置4に通知する。このシステムは、端末に第2の無
線通信路用の高速送信機が不要になるため、端末の小型
化、低消費電力化等が実現できるという効果がある。
【0132】図13に第2の無線通信路11が、第2の
無線基地局5から情報端末8へのダウンリンクのみの無
線通信システムの場合のシグナルフロー図を示す。
【0133】情報端末8は第1の無線基地局5を経由し
て変換装置9に接続要求を送り、それを受信した変換装
置9は第1の無線基地局5を介して接続応答を返す。そ
して情報端末8はPPP(Point to Point Protocol)などの
プロトコルを用いて変換装置9とのPPP接続を行う。変
換装置9は情報端末8に対しPPP接続応答を返すととも
に、経路制御装置4にPPP接続通知を行う。これによ
り、情報端末8は変換装置9を介して、第3の通信網と
の接続が可能となりサーバ7と通信可能となる。
【0134】次に、情報端末8は第1の無線基地局5を
経由して第2の無線基地局6に無線回線割当要求を送
る。第2の無線基地局は無線回線の割当を行い、第1の
無線基地局を介して情報端末8に無線回線割当応答を返
信する。
【0135】これにより情報端末8は第2の無線通信路
11を介して第3の通信網3との通信が可能となる。無
線回線確立後、経路制御装置4は第1の通信網への送出
レートを0、第2の通信網への送出レートを所定の値
(>0)に設定する。
【0136】これにより、情報端末8からサーバ7への
パケットは、第1の無線通信路10を介して伝送され、
サーバ7から情報端末8宛に伝送されたパケットは第2
の無線通信路を介して伝送されることになる。
【0137】以上説明したように、ピークセルレートを
変更し、第1の通信網を介した通信と第2の通信網を介
した通信とを切替える方法は、ヘッダーや、ルーティン
グテーブルを変更してルートを切替える方法に比べて経
路変換処理の負担が小さく、短時間での経路変更が可能
になる。
【0138】また、複数の経路から同時にパケットを伝
送することも可能であるため、ルート切替えの際のパケ
ット消失を無くしたソフトハンドオフの実現も可能とな
る。
【0139】次に本発明の第5の実施例について、図面
を参照して説明する。図14において、B1はサーバ、B
2はインターネット、B3は本発明の経路制御装置、B4
はATMなどの高速通信網、B5はPHSなどの従来の移動通
信網、B6はマルチメディア移動通信用の高速伝送無線
基地局、B7は従来の移動通信網の無線基地局、B8は高
速無線受信装置、B9は従来の移動通信網の無線送受信
装置、B10はB8、B9を具備するかもしくはそれに接
続する端末装置である。
【0140】また、B11は高速無線伝送路で、基地局
から端末方向にのみ通信を行なうものとし、B12はB1
1よりは低速な従来の無線伝送路で、双方向の通信が可
能である。
【0141】また、図15中の符号は、図14と同番号
のものは同じ構成を示す。次に、動作について図15に
もとづき説明する。サーバB1と端末B10間で通信を行
ない、サーバB1から端末B10に大容量情報を転送する
ものとする。
【0142】高速無線伝送用の基地局B6の通信エリア
は、低速無線伝送用の基地局B7の通信エリアよりも当
初は狭いと考えられる。このため、端末装置B10が基
地局B7の通信エリア内であるが、基地局B6の通信エリ
ア外である場合には、無線回線B12は構成されるが、B
11は構成されない。この場合において、図15(a)
に示すように通信路は双方向ともにインターネットB2
から経路制御装置B3、ネットワークB5をへて基地局B
7まで有線で通信し、無線回線B12から端末B10まで
構成される。サーバB1から端末B10あてのパケット
は、その宛先にB10のインターネットアドレス(IPア
ドレス)が記述されており、経路制御装置B3において
は図16に示すようなルーティングテーブルにしたがっ
てパケットをネットワークB5に転送する。ネットワー
クB5内は経路制御装置B3のネットワークインターフェ
ースから基地局B7まで回線が張られており、パケット
はその回線上を流れて無線回線B12により端末B10に
転送される。また、逆向きのパケットについても同様に
処理される。
【0143】次に端末B10の移動等により、高速無線
伝送エリアに入った場合には、図15(b)に示すよう
に、無線基地局B6と端末B10の受信装置B8との間で
高速無線伝送路が確立する。
【0144】この場合、受信装置B8は無線基地局B6と
の接続を感知すると、送信装置B9から無線基地局B7を
介して経路制御装置B3宛に基地局B6のIPアドレスを含
む切替え制御信号を送信する。経路制御装置B3は、こ
の切替え制御信号を受信すると図17に示すようにもと
の端末B10宛のパケットに対し、さらに基地局B6宛の
IPアドレスを含むヘッダを生成し、元のパケットの頭部
に付け加える。これは通常カプセル化と呼ばれている。
【0145】さらに、経路制御装置3はこのカプセル化
された基地局B6宛のパケットを図16のルーティング
テーブルに従い、ネットワークB4のインターフェース
に送出する。基地局B6ではこの受信パケットが自分宛
であるが、カプセル化されたパケットであるため、経路
制御装置3において付加されたヘッダを取り除き、元の
端末B10宛のパケットを無線回線B11に送出する。
【0146】次に再び高速無線伝送路B11が切断した
ことを受信装置B8が感知した場合には、送信装置B9か
ら無線基地局B7を介して経路制御装置B3宛に別の切替
え制御信号を送信する。経路制御装置はこの別の切替え
制御信号を受信すると、B10宛のパケットのカプセル
化を停止し、再びB10宛のパケットのまま図16のル
ーティングテーブルにもとづき、パケットを送出する。
パケットは初めと同じく低速無線回線を介して端末B1
0まで転送される。
【0147】以上のように本実施例では、高速無線伝送
路が確立されている間は高速無線伝送路を介してパケッ
トを流すことが、片方向だけでも可能でありかつ簡便に
実施することができる。
【0148】次に本発明の第6の実施例について、図面
を参照して説明する。図18において、B13は本実施
例の経路制御装置、B14はATM等の高速伝送ネットワー
クB4と移動通信ネットワークB5との接続を行なうイン
ターワーキングユニット(以下、接続装置とよぶ)であ
る。ここで図14と同一番号のものは同じ構成および作
用を示す。また、図19は、図15、図18と同番号の
ものは同じ構成を示す。
【0149】次に、動作について図19に基づき説明す
る。第5の実施例と同様、端末は基地局B7には接続で
きるが、基地局B6への接続できないエリアに当初いる
ものとする。
【0150】この場合において、図19(a)に示すよ
うに通信路は双方向ともにインターネットB2から経路
制御装置B13、接続装置B14、ネットワークB5をへ
て基地局B7まで有線で通信し、無線回線B12から端末
B10まで構成される。サーバB1から端末B10あての
パケットは、その宛先にB10のインターネットアドレ
ス(IPアドレス)が記述されており、経路制御装置B1
3においてはルーティングテーブルにしたがってパケッ
トを接続装置B14に転送する。
【0151】接続装置B14では基地局B7を介して端末
B10までの通信回線が構成されているため、パケット
はその回線上を流れて無線回線B12により端末B10に
転送される。
【0152】また、逆向きのパケットについては端末B
10から接続装置B14までは回線が張られており、接
続装置B14ではサーバB1宛のパケットはネットワーク
B4に送出し、通常のIPプロトコルにしたがってサーバB
1まで転送される。
【0153】次に端末B10の移動等により、高速無線
伝送エリアに入った場合には、図19(b)に示すよう
に、無線基地局B6と端末B10の受信装置B8との間で
高速無線伝送路が確立する。
【0154】この場合、受信装置B8は無線基地局B6と
の接続を感知すると、送信装置B9から無線基地局B7を
介して経路制御装置B3宛に基地局B6のIPアドレスを含
む切替え制御信号パケットを送信する。経路制御装置B
3は、前述した第5の実施例と同様にこの切替え制御信
号を受信すると図17と同様にB10あてパケットのカ
プセル化を行なう。
【0155】さらに、経路制御装置B13はこのカプセ
ル化された基地局B6宛のパケットをルーティングテー
ブルに従い、ネットワークB4のインターフェースに送
出する。以降基地局B6では第5の実施例と同様の処理
により、元の端末B10宛のパケットを無線回線B11に
送出する。
【0156】次に再び高速無線伝送路B11が切断した
ことを受信装置B8が感知した場合には、送信装置B9か
ら無線基地局B7を介して経路制御装置B13宛に別の切
替え制御信号を送信する。
【0157】経路制御装置はこの別の切替え制御信号を
受信すると、B10宛のパケットのカプセル化を停止
し、再びB10宛のパケットのままルーティングテーブ
ルにもとづき、B14にパケットを送出する。パケット
は初めと同じく低速無線回線を介して端末B10まで転
送される。
【0158】以上のように本実施例では、高速無線伝送
路が確立されている間は高速無線伝送路を介してパケッ
トを流すことが、片方向だけでも可能でありかつ簡便に
実施することができる。
【0159】次に本発明の第7の実施例について、図面
を参照して説明する。
【0160】図14において経路制御装置B3は、ネッ
トワークB4およびB5のネットワーク構成を把握してお
り、受信したIPデータグラムの宛先ヘッダのオプション
部分に、ソースルーティングとよばれる、送信経路指定
情報を書き込む機能を有する。
【0161】このオプションは、図20に示すように、
パケットを転送する経路制御装置のアドレスを指定して
送信することができる。
【0162】次に動作について図15で説明する。第5
実施例と同様、端末は基地局B7には接続できるが、
基地局B6への接続ができないエリアに当初いるものと
する。
【0163】この場合において、図15(a)に示すよ
うに通信路は双方向ともにインターネットB2から経路
制御装置B3、ネットワークB5をへて基地局B7まで有
線で通信し、無線回線B12から端末B10まで構成され
る。
【0164】サーバB1から端末B10あてのパケット
は、その宛先にB10のインターネットアドレス(IPア
ドレス)が記述されている。経路制御装置B3は、端末B
10宛のパケットを受信すると、ネットワークB5への
インターフェースに送信する。
【0165】基地局B7を介して端末B10までの通信回
線が構成されているため、パケットはその回線上を流れ
て無線回線B12により端末B10に転送される。
【0166】また、逆向きのパケットについては端末B
10から経路制御装置B3までは回線が張られており、
経路制御装置B3からは通常のIPプロトコルにしたがっ
てサーバB1まで転送される。
【0167】次に端末B10の移動等により、高速無線
伝送エリアに入った場合には、図15(b)に示すよう
に、無線基地局B6と端末B10の受信装置B8との間で
高速無線伝送路が確立する。
【0168】この場合、受信装置B8は無線基地局B6と
の接続を感知すると、送信装置B9から無線基地局B7を
介して経路制御装置B3宛に基地局B6のIPアドレスを含
む切替え制御信号パケットを送信する。
【0169】経路制御装置B3は、この切替え制御信号
を受信すると端末B10宛のパケットのオプションフィ
ールドに、基地局B6を介する経路を指定するIPアドレ
スをソースルーティングオプションとして書き込む。
【0170】次に、経路制御装置B3はパケットをネッ
トワークB4のインターフェースに送出する。ネットワ
ークB4内では指定された経路にもとづき基地局B6を介
して端末B10までパケットが転送される。
【0171】次に再び高速無線伝送路B11が切断した
ことを受信装置B8が感知した場合には、送信装置B9か
ら無線基地局B7を介して経路制御装置B3宛に別の切替
え制御信号を送信する。経路制御装置はこの別の切替え
制御信号を受信すると、B10宛のパケットのソースル
ーティングオプションへの書き込みを停止し、ネットワ
ークB5における端末B10までの回線にパケットを送出
する。これによりパケットは初めと同じく低速無線回線
を介して端末B10まで転送される。
【0172】次に本発明の第8の実施例について、図面
を参照して説明する。
【0173】図18において、経路制御装置B13は、
第7の実施例と同様に図20に示すように、パケットを
転送する経路制御装置のアドレスを指定して送信するこ
とができる。
【0174】次に動作について図19を用いて説明す
る。第7の実施例と同様、端末は基地局B7には接続で
きるが、基地局B6への接続ができないエリアに当初い
るものとする。(図19(a))この場合において、通信
路は双方向ともにインターネットB2から経路制御装置B
13、接続装置B14、ネットワークB5をへて基地局B
7まで有線で通信し、無線回線B12により端末B10ま
で構成される。
【0175】経路制御装置B13においては、端末B10
宛のパケットを受信すると、第7の実施例と同様図20
のソースルーティングオプションを用い、接続装置B1
4までの経路を指定してパケットをネットワークB4に
送出する。
【0176】接続装置B14ではこのパケットを受信す
ると基地局B7を介して端末B10までの通信回線が構成
されているため、パケットはその回線上を流れて無線回
線B12により端末B10に転送される。
【0177】また、逆向きのパケットについては端末B
10から接続装置B14までは回線が張られており、接
続装置B14からは通常のIPプロトコルにしたがってサ
ーバB1まで転送される。
【0178】次に端末B10の移動等により、高速無線
伝送エリアに入った場合には、図19(b)に示すよう
に、無線基地局B6と端末B10の受信装置B8との間で
高速無線伝送路が確立する。
【0179】この後の動作は第7の実施例と同様に、受
信装置B8からの制御信号パケットを経路制御装置B13
で受信し、端末B10宛のパケットのオプションフィー
ルドに、基地局B6を介する経路を指定するIPアドレス
をソースルーティングオプションとして書き込む。
【0180】同様に、経路制御装置B13はパケットを
ネットワークB4のインターフェースに送出する。ネッ
トワークB4内では指定された経路にもとづき基地局B6
を介して端末B10までパケットが転送される。
【0181】次に再び高速無線伝送路B11が切断した
ことを受信装置B8が感知した場合には、第7の実施例
と同様に送信装置B9から無線基地局B7を介して経路制
御装置装置B13宛に別の切替え制御信号を送信する。
【0182】経路制御装置B13はこの別の切替え制御
信号を受信すると、B10宛のパケットのソースルーテ
ィングオプションの経路指定を、再び接続装置B14宛
に変更する。これによりパケットは接続装置B14を再
度経由するようになりパケットは初めと同じく低速無線
回線を介して端末B10まで転送される。
【0183】
【発明の効果】本発明では、無線を介してデータ通信や
インターネットと接続する際は、上り無線チャネル(端
末から基地局方向)より、下りチャネル無線チャネル(基
地局から端末方向)の伝送速度を高速にすることで、無
線端末の送信電力が双方向が同じ伝送速度の送信電力を
小さくすることができる。これにより無線端末の低消費
電力化ができ、ひいては、無線端末の小型化が可能にな
る。
【0184】また、本発明の経路制御装置を導入し、無
線回線の接続形態により経路制御装置の経路制御を変更
することで非対称の無線通信システムを実現することが
出来る。このよう非対称な無線通信システムにおいてハ
ンドオフも実現可能となり、さらにルート切替えの際の
パケット消失を無くしたソフトハンドオフの実現も可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関わる無線通信システ
ムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例に関わる経路制御装置の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施例に関わる経路制御装置の
動作を示す流れ図
【図4】本発明の第1の実施例に関わる経路制御装置の
動作を示す流れ図
【図5】本発明の第1の実施例に関わる経路制御装置の
動作を示す流れ図
【図6】本発明の第2の実施例に関わる無線通信システ
ムの構成を示すブロック図
【図7】本発明の第2の実施例に関わる経路制御装置の
動作を示す流れ図
【図8】本発明の第3の実施例に関わる無線通信システ
ムの構成を示すブロック図
【図9】本発明の第3の実施例に関わる無線通信システ
ムの構成を示すブロック図
【図10】本発明の第3の実施例に関わる経路制御装置
の動作を示す流れ図
【図11】本発明の第4の実施例に関わる無線通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図12】本発明の第4の実施例に関わる無線通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図13】本発明の第4の実施例に関わる経路制御装置
の動作を示す流れ図
【図14】本発明の第5の実施例に関わる無線通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図15】本発明の第5の実施例に関わる無線通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図16】本発明の第5の実施例に関わるルーティング
テーブルの構成を示すブロック図
【図17】本発明の第5の実施例に関わるパケットの構
成を示すブロック図
【図18】本発明の第6の実施例に関わる無線通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図19】本発明の第6の実施例に関わる無線通信シス
テムの構成を示すブロック図
【図20】本発明の第6の実施例に関わるパケットの一
部を示すブロック図
【図21】従来の無線通信システムの構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
D101・・・経路制御装置 D102・・・相互接続装置 D103・・・第一の通信網 D104・・・第一の無線基地局 D105・・・第二の通信網 D106・・・第二の無線基地局 D107・・・無線端末 D108・・・端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森谷 修 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (56)参考文献 特開 平8−8806(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線端末へ情報を送信する第1の送信手段
    及び前記無線端末から情報を受信する受信手段を有した
    第1の基地局と、 前記無線端末へ前記第1の送信手段よりも高速に前記情
    報を送信することが可能な第2の送信手段を有した第2
    の基地局と、 前記第1の基地局に接続された第1の通信網と、 前記第2の基地局に接続された第2の通信網と、 前記第1の通信網及び前記第2の通信網が接続され、前
    記第1の基地局又は前記第2の基地局と前記無線端末と
    の間で情報を送信又は受信するために前記第1の通信網
    又は前記第2の通信網のいずれかの経路に切りかえる送
    受切りかえ制御を行う経路制御装置とを具備し、 前記経路制御装置の送受切りかえ制御は前記無線端末宛
    の情報を他の無線端末から受信した場合、この情報のヘ
    ッダ部に前記無線端末と前記第1の基地局間の前記第1
    の無線通信路が接続されており、かつ前記無線端末と前
    記第2の基地局間の第2の無線通信路が切断されている
    ことを検出した場合は、前記第1の通信網を介し第1の
    送信手段を用いて前記無線端末へ前記情報を送信する識
    別子を付与し、前記第2の無線通信路の接続を検出した
    場合は、前記第2の通信網を介し第2の送信手段を用い
    て前記無線端末へ前記情報を送信する識別子を付加する
    ことを特徴する無線通信システム。
  2. 【請求項2】前記識別子は、前記第1の送信手段からの
    情報の送信、又は前記第2の送信手段からの情報の送信
    のいずれかを選択するために前記第1の通信網又は前記
    第2の通信網を選択する宛先を示すものであることを特
    徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】前記径路制御装置は、前記識別子を含むヘ
    ッダを生成して、前記無線端末へ送信する前記情報をカ
    プセル化することを特徴とする請求項1記載の無線通信
    システム。
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