JP3325296B2 - トレッドパターンの形成方法 - Google Patents

トレッドパターンの形成方法

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JP3325296B2 JP20969892A JP20969892A JP3325296B2 JP 3325296 B2 JP3325296 B2 JP 3325296B2 JP 20969892 A JP20969892 A JP 20969892A JP 20969892 A JP20969892 A JP 20969892A JP 3325296 B2 JP3325296 B2 JP 3325296B2
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    • B60C11/0318Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C2011/129Sipe density, i.e. the distance between the sipes within the pattern

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数のサイプを有す
るトレッドパターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気入りタイヤはグリーンタイ
ヤを加硫モールド内に収納した後、高温、高圧下で所定
時間加硫することにより成形されるが、このような加硫
に用いる加硫モールドは通常、周方向に実質上等分割さ
れた複数、例えば9個の割りモールドから構成されてい
る。
【0003】ここで、前記タイヤのトレッド部に形成さ
れる多数のサイプがいずれも周方向成分を有しており
(軸方向に対して少なくとも一部が傾斜しており)、し
かも、トレッドパターンをピッチ長の異なる複数種類の
ピッチピースを適宜周方向に配列して構成しているよう
な場合には、サイプの周上の位置が不規則であるため、
前記割りモールドの分割位置とこれら傾斜したサイプと
が交差しないようにすることは極めて難しく、通常はい
ずれかの割りモールドの分割位置とサイプとが交差して
いるのである。このように割りモールドの分割位置とサ
イプとが交差している場合には、割りモールド内周に形
成されたサイプ形成用の突出ブレードに、加硫時に過大
な応力が作用して該突出ブレードが変形するため、従来
にあっては、このような割りモールドの分割位置と交差
する突出ブレードは、取り去ってしまうか、あるいは、
突出量を減少させて背を低くしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
あっては、周上何カ所かサイプがなくなるので、製品タ
イヤのトレッド外観が著しく低下してしまうという問題
点があり、後者にあっては、前記背の低い突出ブレード
によって成形された浅いサイプが摩耗早期に消失し、こ
の消失した箇所が核となって偏摩耗に進展するという問
題点がある。
【0005】この発明は、割りモールドの分割位置とサ
イプ(換言すればこのサイプを形成する突出ブレード)
とが交差する事態を阻止することができるトレッドパタ
ーンの形成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、ピッ
チ長の異なる複数種類のピッチピースにそれぞれ周方向
成分を有するとともに該ピッチピースの周方向両端の内
側で長手方向両端が終了する少なくとも3本のサイプを
形成し、かつ、これら複数種類のピッチピースを、少な
くとも2本の主溝を有するトレッド部に、周方向に順次
配列することにより構成したタイヤにトレッドパターン
を形成するトレッドパターンの形成方法であって、タイ
ヤのトレッド周長と選択した複数のピッチピースの合計
ピッチ長とが実質上一致するピッチピースの組合せを求
め、各種類のピッチピースの種類別個数を求める工程
と、タイヤ加硫時に用いる実質上等分割された割りモー
ルドの内周長と、選択した複数のピッチピースの合計ピ
ッチ長とが実質上一致するピッチピースの組合せを求め
る工程と、前記求めた割りモールドの内周長と合計ピッ
チ長とが実質上一致するピッチピースの組合せを割りモ
ールド数と同数だけ選択してこれらを加算し、各種類の
ピッチピースの合計数と前記ピッチピースの種類別個数
とが一致する組合せを求める工程と、を備えることによ
り達成することができる。
【0007】
【作用】これからトレッドパターンを決定するタイヤ
は、トレッド部に少なくとも2本の主溝を有し、これに
より、トレッド部は3個以上の陸部に画成されている。
そして、このタイヤのトレッド部にピッチ長の異なる複
数種類のピッチピースを周方向に順次配列してトレッド
パターンを構成するが、前記各ピッチピースには少なく
とも3本のサイプが形成(通常は1個の陸部に1本以上
のサイプが形成)されているため、トレッド部全体では
多数のサイプが形成されていることになる。これらのサ
イプは、周方向成分を有する(軸方向に対して少なくと
も一部が傾斜している)とともに、その長手方向両端は
各ピッチピースの周方向両端の内側で終了している(ピ
ッチピースの境界とサイプとが交差することはない)。
次に、トレッドパターンを形成する場合には、まず、タ
イヤのトレッド周長にほぼ合わせて複数のピッチピース
を適宜選択し(種類および個数に制限はない)、これら
選択したピッチピースの合計ピッチ長と前記トレッド周
長とを比較する。このような作業を繰り返し行い、これ
らの合計ピッチ長とトレッド周長とが実質上一致するピ
ッチピースの組合せ(種類および個数)を少なくとも1
つ求め、これにより、各種類のピッチピースの種類別個
数を少なくとも1種求める。また、タイヤ加硫時に用い
る実質上等分割された割りモールドの内周長にほぼ合わ
せて複数のピッチピースを適宜選択し(種類および個数
に制限はない)、これら選択したピッチピースの合計ピ
ッチ長と前記割りモールドの内周長とを比較する。この
ような作業を繰り返し行い、これら選択したピッチピー
スの合計ピッチ長と前記割りモールドの内周長とが実質
上一致するピッチピースの組合せ(種類および個数)を
少なくとも1つ求める。次に、前記割りモールドの内周
長から求めたピッチピースの組合せを割りモールド数と
同数だけ適宜選択した後、これらの組合せを構成するピ
ッチピースを各種類別に加算し、各種類のピッチピース
の合計数と前記ピッチピースの種類別個数とを比較す
る。このような作業を繰り返し行い、各種類のピッチピ
ースの合計数と前記ピッチピースの種類別個数とが一致
する組合せを求める。このようにしてトレッドパターン
を決定すれば、割りモールドの分割位置は常にピッチピ
ースの境界上に位置することになるが、各ピッチピース
に形成されたサイプは前述のようにその両端が各ピッチ
ピースの周方向両端の内側で終了しているため、サイプ
が周方向成分を有していても、割りモールドの分割位置
とサイプとが交差するようなことはないのである。これ
により、サイプが部分的に欠けるような事態、および一
部のサイプが早期摩耗して偏摩耗へと進展するような事
態が防止される。しかも、このようにすれば従来から用
いていた実質上等分割されている割りモールドをそのま
ま使用することができる。
【0008】また、請求項2においては、前記一致する
組合せに基づいて、割りモールド毎にピッチピースを適
宜選択して周方向に配列し、このように配列したものの
中から、ピッチピースのピッチ長が最小から最大へ、最
大から最小へと順次繰り返し変化する配列のものを求め
る。ここで、1個のピッチピースのピッチ長が前述のよ
うに変化してもよいし、2個以上のピッチピースの群に
おけるピッチ長が前述のように変化してもよい。そし
て、このようにすると、ピッチ長の大きく異なるピッチ
ピース同士が隣接することがないので、外観が良好にな
るとともに、タイヤ騒音がホワイトノイズ化する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2において、11は例えば氷雪性能の良
好な空気入りタイヤ(タイヤサイズは175/70 R13)で
あり、このタイヤ11のトレッド部12には、ピッチ長の異
なる複数種類、ここではピッチ長L1、L2、L3の比が 8.
5:10.0:11.5(10.0は 28.44mm)である3種類の第
1、第2、第3ピッチピース15、16、17(図2において
はそれぞれ1、2、3と表示している)が周方向に順次
配列されることにより、トレッドパターンが形成されて
いる。ここで、第1、第2、第3ピッチピース15、16、
17はほぼ同様の形状をしており、その幅方向中央の両側
にはそれぞれくの字形に折れ曲がった主溝片18、19(合
計2本)が形成され、また、これら主溝片18、19と幅方
向両端との間にはそれぞれ1本のほぼ横方向に延びる横
溝20、21が形成されている。そして、前述のように第
1、第2、第3ピッチピース15、16、17が周方向に順次
配列されることにより、主溝片18、19同士は周方向に連
通し、トレッド部12に少なくとも2本、この実施例では
2本のジグザグ状に折れ曲がった主溝22、23を形成する
とともに、前記横溝20、21は周方向に所定距離離れて多
数配置されることになる。この結果、主溝22、23とトレ
ッド端24、25(幅方向両端)との間には主溝22、23と横
溝20、21とによって多数のブロック26、27が画成され、
一方、主溝22、23間には周方向に連続して延びるリブ28
が画成される。そして、このリブ28には、第1、第2、
第3ピッチピース15、16、17の幅方向中央に形成された
周溝片29が連通することにより、タイヤ赤道面E上にお
いて周方向に延びる狭幅の周溝31が形成されている。こ
のように第1、第2、第3ピッチピース15、16、17のい
ずれにも、主溝22、23によって大略3つの陸部、即ちブ
ロック26、27とリブ28の一部が画成されるが、各ピッチ
ピース15、16、17のブロック26、27、リブ28の一部には
それぞれ1個以上(合計3個以上)、この実施例では合
計18個のサイプ30が形成され、この結果、タイヤ11全体
では多数のサイプ30が形成されることになる。ここで、
これらのサイプ30は周方向成分を有し、即ちタイヤ11の
軸線に対して少なくとも一部が傾斜している。
【0010】そして、前述のようなタイヤ11はグリーン
タイヤを加硫モールド35内に収納した後、高温、高圧下
で所定時間加硫することにより成形されるが、このよう
な加硫に用いる加硫モールド35は通常、周方向に実質上
等分割された複数、この実施例では9個の割りモールド
36から構成されている。ここで、前記タイヤ11のトレッ
ド部12には周方向成分を有する多数のサイプ30が形成さ
れているが、このように周方向成分を有するサイプ30が
多数形成されていても、加硫時に、前記割りモールド36
の分割位置Bとサイプ30とが交差しないようにするに
は、いずれのサイプ30の長手方向両端も第1、第2、第
3ピッチピース15、16、17の周方向両端(ピッチピース
15、16、17同士の境界)の内側で終了させて、サイプ30
のいずれの部位もピッチピース15、16、17の境界と交差
させないようにするとともに、前記割りモールド36の分
割位置Bをいずれかのピッチピース15、16、17の境界上
に位置させればよい。
【0011】このようにするためには、まず、タイヤ11
のサイズによって決まっているトレッド周長T(前記加
硫モールド35の内周長と実質上同一で、この実施例では
1828.4mm)に合計ピッチ長がほぼ合うよう、前記第1、
第2、第3ピッチピース15、16、17を複数個適宜選択し
(種類および個数に制限はない)、これら選択したピッ
チピース15、16、17の合計ピッチ長と前記トレッド周長
Tとを比較する。ここで、前記ピッチピース15、16、17
の合計ピッチ長とトレッド周長Tとが異なっている場合
には、このようなピッチピース15、16、17の組合せを排
除し、合計ピッチ長とトレッド周長Tとが実質上一致す
る場合には、このようなピッチピース15、16、17の組合
せを記憶する。そして、このような作業をコンピュータ
を用いて繰り返し行い、合計ピッチ長とトレッド周長T
とが実質上一致するピッチピース15、16、17の組合せ
(種類および個数)を少なくとも1つ求め、これによ
り、各種類のピッチピース15、16、17の種類別個数を少
なくとも1種求める。このように実質上一致する組合せ
としては、例えば、第1ピッチピース15が15個でピッチ
長の合計が362.55mm、第2ピッチピース16が32個でピッ
チ長の合計が910.08mm、第3ピッチピース17が17個でピ
ッチ長の合計が555.73mm、ピッチ長の総合計がトレッド
周長Tと実質上同一の1828.4mmとなる組合せがあり、こ
の場合の種類別個数は、第1、第2、第3ピッチピース
15、16、17のそれぞれについて15、32、17個である。
【0012】また、前記各割りモールド36の内周長L
(この実施例では加硫モールド35の内周長の 1/9であり
203.2mm)に合計ピッチ長がほぼ合うよう、前記第1、
第2、第3ピッチピース15、16、17を複数個適宜選択し
(種類および個数に制限はない)、これら選択したピッ
チピース15、16、17の合計ピッチ長と前記割りモールド
36の内周長Lとを比較する。ここで、前記ピッチピース
15、16、17の合計ピッチ長と割りモールド36の内周長L
とが異なっている場合には、このようなピッチピース1
5、16、17の組合せを排除し、合計ピッチ長と割りモー
ルド36の内周長Lとが実質上一致する場合には、このよ
うなピッチピース15、16、17の組合せを記憶する。そし
て、このような作業をコンピュータを用いて繰り返し行
い、合計ピッチ長と割りモールド36の内周長Lとが実質
上一致するピッチピース15、16、17の組合せ(種類およ
び個数)を少なくとも1つ求める。このように実質上一
致する組合せとしては、例えば、第1ピッチピース15が
2個でピッチ長の合計が 48.34mm、第2ピッチピース16
が2個でピッチ長の合計が 56.88mm、第3ピッチピース
17が3個でピッチ長の合計が 98.07mm、あるいは、第1
ピッチピース15が4個でピッチ長の合計が 96.68mm、第
2ピッチピース16が4個でピッチ長の合計が113.76mm、
となる組合せがあるが、これらの組合せにおける総合計
(前者では 203.3mm、後者では210.44mm)は割りモール
ド36の内周長L(前述のように 203.2mm)と実質上同一
の範囲、即ちタイヤのユニフォミティの低下を招くこと
のない、前記周方向長Lに該周方向長Lの0.56%を加算
あるいは減算した(割りモールド36の両端を挟む角度に
2度を加算あるいは減算した角度)の範囲内である。
【0013】次に、前記割りモールド36の内周長Lから
求めたピッチピース15、16、17の組合せの中から、適当
なものを割りモールド36の数と同数(この実施例では9
個)だけ適宜選択し、その後、これら選択した組合せを
構成するピッチピース15、16、17を各種類別に加算す
る。例えば、第1ピッチピース15、第2ピッチピース1
6、第3ピッチピース17の個数がそれぞれ、0、0、6
個の組合せ、4、4、0個の組合せ、2、2、3個の組
合せ、0、7、0個の組合せ、1、5、1個の組合せ、
0、5、2個の組合せ、2、2、3個の組合せ、0、
5、2個の組合せ、6、2、0個の組合せのものを選択
したときには、第1ピッチピース15の合計個数は15個、
第2ピッチピース16の合計個数は32個、第3ピッチピー
ス17の合計個数は17個となる。次に、このように合計し
て求めた各種類のピッチピース15、16、17の合計個数
と、前記トレッド周長Tから求めたピッチピース15、1
6、17の種類別個数とを比較し、両者の個数がいずれか
のピッチピース15、16、17でも異なっている場合には、
このような組合せを排除し、完全に一致する場合には、
該組合せを記憶する。そして、このような作業をコンピ
ュータを用いて繰り返し行い、各種類のピッチピース1
5、16、17の合計個数と前記ピッチピース15、16、17の
種類別個数とが一致する組合せを求める。この実施例で
は、上述したものが一致した組合せである。次に、この
ような組合せの中の1つを選んで加硫モールド35に対応
させるが、割りモールド36の内周長Lに基づいて求めた
ピッチピースの組合せを単位として割りモールド36に分
配する。例えば、この実施例では、前記0、0、6個の
組合せを割りモールド36aに、4、4、0個の組合せを
割りモールド36bに、2、2、3個の組合せを割りモー
ルド36cに、0、7、0個の組合せを割りモールド36d
に、1、5、1個の組合せを割りモールド36eに、0、
5、2個の組合せを割りモールド36fに、2、2、3個
の組合せを割りモールド36gに、0、5、2個の組合せ
を割りモールド36hに、6、2、0個の組合せを割りモ
ールド36iに対応させている。なお、各割りモールド36
において第1、第2、第3ピッチピース15、16、17をど
のように配列するかは自由であるが、後述するような配
列とすることが好ましい。そして、前述のようにしてト
レッドパターンを決定すれば、割りモールド36の分割位
置Bは常にピッチピース15、16、17の境界上に位置する
ことになり、しかも、前述のように各ピッチピース15、
16、17に形成されたサイプ30は前述のようにその両端が
各ピッチピース15、16、17の周方向両端の内側で終了し
ているため、これらサイプ30が周方向成分を有していて
も、割りモールド36の分割位置Bとサイプ30とが交差す
るようなことはないのである。これにより、サイプ30が
部分的に欠けるような事態、および一部のサイプ30が早
期摩耗して偏摩耗へと進展するような事態が防止され
る。しかも、このようにすれば従来から用いていた実質
上等分割されている割りモールド36をそのまま使用する
ことができる。
【0014】ここで、一致した組合せと割りモールド36
との対応関係および各加硫モールド36における第1、第
2、第3ピッチピース15、16、17の周方向配列について
は、以下のような作業を行って決定することが好まし
い。即ち、前記一致する組合せのうちの1つの組合せを
選択して割りモールド36にそれぞれ分配するとともに、
各割りモールド36において第1、第2、第3ピッチピー
ス15、16、17を適宜選択して周方向に配列する。このよ
うな作業をコンピュータを用いて全割りモールド36(9
個の割りモールド36)に対して行い、このように配列し
たものの中から、ピッチ長が最小から最大へ、最大から
最小へと順次繰り返し変化する配列のもの、即ち第1、
第2、第3、第2、第1ピッチピースの順序で並んでい
る配列を求める。ここで、1個のピッチピースのピッチ
長が前述のように変化、例えば、1、2、3、2、1、
2、3……のように変化していてもよいし、2個以上の
ピッチピースの群におけるピッチ長が前述のように変
化、例えば1、1、1、2、2、3、3、3、2、2、
2、1、1、1、2、2、2、3、3……のように変化
していてもよい。そして、このようにすると、ピッチ長
の大きく異なるピッチピース15、17同士が隣接すること
がないので、外観が良好になるとともに、タイヤ騒音が
ホワイトノイズ化する。そして、このようにして求めた
配列の中から、トレッド部12の1周を複数の周方向領域
に等分割あるいは不等分割し、周方向長さが等しい周方
向領域においては同一のピッチピース配列となっている
ものを求め、トレッドパターンとして適用することがさ
らに好ましい。このようにすればタイヤ騒音がさらにホ
ワイトノイズ化して騒音として認識されにくくなる。
【0015】次に、試験例を説明する。この試験に当た
っては、9個の割りモールドのうち3個が分割位置にお
いてサイプと交差しているため、該サイプの深さを他の
サイプの深さの30%と浅くした比較タイヤと、前記実施
例に基づいてトレッドパターンを決定したので、割りモ
ールドの分割位置のいずれもがサイプと交差していない
供試タイヤと、を準備した。ここで、各タイヤのサイズ
は175/70 R13であり、トレッドパターンの形状は図1
に示すようなものである。次に、このような各タイヤに
1.9kg/cmの内圧を充填した後、 405kgの荷重を作用
させながらドラム上を60km/hで合計3km走行させ、走行
終了時における偏摩耗の発生状態を観察した。その結果
を10点法で評価すると、供試タイヤは比較タイヤより2
点向上していた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、割りモールドの分割位置とサイプとが交差する事態
を阻止することができるので、タイヤの外観および耐偏
摩耗性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すトレッド部の一部展
開図である。
【図2】トレッドパターンおよび加硫モールドの内周面
におけるピッチピースの配列状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11…タイヤ 12…トレッド部 15、16、17…ピッチピース 30…サイプ 36…割りモールド L1、L1、L2…ピッチ長 T…トレッド周長 L…内周長

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピッチ長の異なる複数種類のピッチピース
    にそれぞれ周方向成分を有するとともに該ピッチピース
    の周方向両端の内側で長手方向両端が終了する少なくと
    も3本のサイプを形成し、かつ、これら複数種類のピッ
    チピースを、少なくとも2本の主溝を有するトレッド部
    に、周方向に順次配列することにより構成したタイヤに
    トレッドパターンを形成するトレッドパターンの形成方
    法であって、タイヤのトレッド周長と選択した複数のピ
    ッチピースの合計ピッチ長とが実質上一致するピッチピ
    ースの組合せを求め、各種類のピッチピースの種類別個
    数を求める工程と、タイヤ加硫時に用いる実質上等分割
    された割りモールドの内周長と、選択した複数のピッチ
    ピースの合計ピッチ長とが実質上一致するピッチピース
    の組合せを求める工程と、前記求めた割りモールドの内
    周長と合計ピッチ長とが実質上一致するピッチピースの
    組合せを割りモールド数と同数だけ選択してこれらを
    算し、各種類のピッチピースの合計数と前記ピッチピー
    スの種類別個数とが一致する組合せを求める工程と、を
    備えたことを特徴とするトレッドパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】前記一致する組合せの中から、ピッチピー
    スのピッチ長が最小から最大へ、最大から最小へと順次
    繰り返し変化する配列のものを求める工程と、をさらに
    備えた請求項1記載のトレッドパターンの形成方法。
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