JP3324955B2 - 歪補償増幅装置 - Google Patents

歪補償増幅装置

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JP3324955B2
JP3324955B2 JP08720597A JP8720597A JP3324955B2 JP 3324955 B2 JP3324955 B2 JP 3324955B2 JP 08720597 A JP08720597 A JP 08720597A JP 8720597 A JP8720597 A JP 8720597A JP 3324955 B2 JP3324955 B2 JP 3324955B2
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信康 嶋田
貴吉 舟田
真清 北川
裕介 渡邊
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Kokusai Electric Corp
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NTT Docomo Inc
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車電話システ
ムの基地局および中継装置に用いられる歪補償増幅装置
に関し、特に、その装置の実用上発生する技術的問題点
の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、中継装置は、基地局からの電波
を増幅し、移動局に対して電波を送出する。この場合、
多チャネルの電波を同時に増幅するため非線形歪補償回
路として自己調整形フィードフォワード(SAFF:Se
lf Adjusting Feed Forward )回路と呼ばれる歪補償増
幅回路を実装した装置が用いられている。
【0003】図3は、従来のフィードフォワード形歪補
償増幅回路例図である。図において、1,4,9は方向
性結合器、2,7はベクトル調整器、3は主増幅器、
5,6は遅延線、8は補助増幅器、10は増幅器、11
はパイロット信号発生器、12は検波器、13はパイロ
ット信号受信器である。(a),(b),(c),
(d),(e)は各部の周波数スペクトラムを示す。方
向性結合器1と4の間の回路は歪検出ループであり、入
力多周波信号が主増幅器3で増幅されるとき発生する相
互変調歪,雑音などの歪成分(誤差成分)を検出する。
例えば、特定の2波(a)を入力信号としたとき、
(b)は主増幅器3の出力を示し、増幅された入力信号
に歪成分が加わっている。方向性結合器4と9の間の回
路は歪除去ループであり、上記の歪検出ループで検出さ
れた誤差成分を補助増幅器8で所望の値に増幅して位相
を反転した信号と、遅延線6を介して方向性結合器9に
入力される歪成分を含んだ増幅信号とを逆相加算する。
(c)は位相反転された歪成分を示す。このようにして
主増幅器3で増幅したとき発生した歪成分が除去(相
殺)された2波増幅信号(d)が出力される。
【0004】ベクトル調整器2,7、及びパイロット信
号発生器11,検波器12,受信器13,制御回路14
は、歪検出ループで取り出した歪成分を歪除去ループで
除去するための最適調整値を設定するために設けられて
いる。制御回路14には、増幅器10で増幅された歪成
分(e)を検波する検波器12の検波出力と、パイロッ
ト信号を受信検出する受信器13からのパイロット信号
とが入力され、それぞれアナログ量をディジタル変換す
るA/D変換器15,16によってディジタル変換さ
れ、それぞれディジタル信号処理によって歪補償最適値
を判定した後、D/A変換器17,18によってアナロ
グ量の振幅・位相制御信号に変換してベクトル調整器
2,7に入力する。
【0005】すなわち、歪検出ループのベクトル調整器
2は、歪検出ループで検出した歪成分を増幅器10で抽
出増幅し、検波器12で検波した信号をA/D変換器1
5でディジタル化して最適制御値を求めた後、D/A変
換器18から出力される制御信号で位相・振幅が調整さ
れ、2波増幅信号の検波出力が最小となるように自己調
整される。一方、歪除去ループのベクトル調整器7は、
歪検出ループの主増幅器3の出力側に注入された例えば
帯域外周波数のパイロット信号を、方向性結合器9の出
力側から、そのレベルを相関検出器などの狭帯域検出器
を備えた受信器13によって抽出し、A/D変換器16
でディジタル化して最適制御値を求めた後、D/A変換
器17から出力される制御信号で位相・振幅が調整さ
れ、抽出レベルが最小となるように自己調整される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4は2つのベクトル
調整器2と7に対する制御動作説明図である。Pは最適
化開始点を示し、Sは最適点を示す。従来の制御動作
は、第1のベクトル調整器2の位相器から減衰器の順に
変化させ、更に、移相器,減衰器を変化させるというよ
うに順番が決まっていたため、最適化時間の長い製品も
あれば短い製品もあった。例えば、第2のベクトル調整
器7を調整する場合に、決められた順に従い、先ず位相
器をの方向へ変化させても歪のキャンセル量は少しし
か変化しない。しかし、若し、最初に振幅(減衰器)を
の方向へ変化させるとキャンセル量は30dBに達す
る。次に、位相器を変化させれば容易に最適点を求める
ことができる。すなわち、図4の例の場合、決められた
順に制御すると時間がかかる。
【0007】本発明の目的は、従来の最適化時間のばら
つき低減し、最適点を短時間に求める制御を行わせるよ
うにした歪補償増幅装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の歪補償増幅装置
は、多周波入力信号を主増幅器で増幅する際に発生する
相互変調歪を補償するため、入力信号を第1のベクトル
調整器を介して前記主増幅器で増幅した信号と前記入力
信号を第1の遅延線を介した逆相信号とにより歪成分を
検出する歪検出ループと、前記歪成分を第2のベクトル
調整器を介して補助増幅器によってレベルを合わせた逆
相信号と前記主増幅器で増幅した信号を第2の遅延線を
介した信号とにより歪成分を相殺して出力する歪除去ル
ープと、前記歪検出ループから抽出した多周波波入力信
号の検波レベルおよび前記歪検出ループに注入し前記歪
除去ループから抽出したパイロット信号の検出レベルが
それぞれ最小になるように、前記第1のベクトル調整器
および前記第2のベクトル調整器の減衰量と位相量を調
整する制御回路とから構成された歪補償増幅装置におい
て、前記制御回路は、まず、前記歪検出ループの第1の
ベクトル調整器の振幅と位相をそれぞれ一定量変化させ
て検出した検波レベルの変化量を比較し該変化量の大き
い方から順に変化させて最適化を行い、次に、前記歪除
去ループの第2のベクトル調整器の振幅と位相をそれぞ
れ一定量変化させて検出したパイロットレベルの変化量
を比較し該変化量の大きい方から順に変化させて最適化
を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を示す回路
例図であり、制御回路14に不揮発性メモリ19が設け
られている。他の符号は図3の従来回路の同一部分を示
す。不揮発性メモリ19は、バッテリバックアップRA
M(又はE2 PROM)である。
【0010】図2は本発明の最適化動作を示すフローチ
ャートであり、21〜31はステップ番号を示す。制御
回路14は、まず、ステップ21で、歪検出ループのベ
クトル調整器2の位相をある固定値で増減させ、検波レ
ベルがどれだけ変化するかを求め、次に、ステップ22
で振幅をある固定値で増減させ、検波レベルがどれだけ
変化するかを求める。ステップ23によって検波レベル
が大きく変化した方の位相又は振幅をステップ25又は
ステップ24で変化させ、検波レベルが一番下がる値を
求める。次に、もう一方を変化させ、検波レベルが一番
下がる値を求め、その振幅,位相値を最適値とする。
【0011】次に、歪除去ループのベクトル調整器7に
ついても、ステップ26〜30で同様に最適化を行い、
歪レベルが目的値より下回れば最適化終了とする。
【0012】更に、温度が変化した場合などは、パイロ
ットレベルを常時検出し、歪レベルが目的値より上回っ
た場合には再度最適化を行うようにすることもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明を実施することにより、次の効果
がある。 (1)最適化時間が短くなり高速制御ができる。 (2)製品によるばらつきが少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路例図である。
【図2】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図3】従来の歪補償回路例図である。
【図4】制御動作の説明図である。
【符号の説明】
1,4,9 方向性結合器 2,7 ベクトル調整器 3 主増幅器 5,6 遅延線 8 補助増幅器 10 増幅器 11 パイロット信号発生器 12 検波器 13 受信器 14 制御回路 15,16 A/D変換器 17,18 D/A変換器 19 不揮発性メモリ 21〜31 ステップ番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 真清 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 渡邊 裕介 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−27605(JP,A) 特開 平7−245530(JP,A) 特開 平10−233628(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多周波入力信号を主増幅器で増幅する際
    に発生する相互変調歪を補償するため、入力信号を第1
    のベクトル調整器を介して前記主増幅器で増幅した信号
    と前記入力信号を第1の遅延線を介した逆相信号とによ
    り歪成分を検出する歪検出ループと、前記歪成分を第2
    のベクトル調整器を介して補助増幅器によってレベルを
    合わせた逆相信号と前記主増幅器で増幅した信号を第2
    の遅延線を介した信号とにより歪成分を相殺して出力す
    る歪除去ループと、前記歪検出ループから抽出した多周
    波入力信号の検波レベルおよび前記歪検出ループに注入
    し前記歪除去ループから抽出したパイロット信号の検出
    レベルがそれぞれ最小になるように、前記第1のベクト
    ル調整器および前記第2のベクトル調整器の減衰量と位
    相量を調整する制御回路とから構成された歪補償増幅装
    置において、 前記制御回路は、まず、前記歪検出ループの第1のベク
    トル調整器の振幅と位相をそれぞれ一定量変化させて検
    出した検波レベルの変化量を比較し該変化量の大きい方
    から順に変化させて最適化を行い、次に、前記歪除去ル
    ープの第2のベクトル調整器の振幅と位相をそれぞれ一
    定量変化させて検出したパイロットレベルの変化量を比
    較し該変化量の大きい方から順に変化させて最適化を行
    うようにしたことを特徴とする歪補償増幅装置。
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