JP3324374B2 - バーコード復調方法並びにバーコード読取装置 - Google Patents

バーコード復調方法並びにバーコード読取装置

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JP3324374B2
JP3324374B2 JP33671195A JP33671195A JP3324374B2 JP 3324374 B2 JP3324374 B2 JP 3324374B2 JP 33671195 A JP33671195 A JP 33671195A JP 33671195 A JP33671195 A JP 33671195A JP 3324374 B2 JP3324374 B2 JP 3324374B2
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光雄 渡辺
功 岩口
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードの復調
方法並びにバーコード復調装置に関する。最近は、スー
パーマーケットに設置されるPOSシステム等におい
て、例えば商品に付されたバーコードを読み取るための
バーコードリーダ(バーコードスキャナ)が用いられて
いる。ここで、バーコードの印字品質は必ずしも良いと
は言えず、例えば印字のにじみなどによってバーコード
を構成するバー幅が太ったり、やせたりする場合があ
り、またバーのかすれやバーの一部が欠けている場合が
ある。このような印字品質が低いバーコードを読み取る
場合でも、誤読をすることなく、読取性能や読取データ
の信頼性を向上するバーコードリーダが望まれている。
【従来の技術】図10は、UPC系のバーコードの一例
を示す図面である。図10において、51、54はそれ
ぞれガードバーと呼ばれ、バーコードの先頭と末尾に設
けられている。このうち、51は特にスタートガードバ
ー、54は特にエンドガードバーと呼ばれる。また、5
5はセンターバーと呼ばれる。UPC系バーコードで
は、バーコードの両端がそれぞれのガードバー51、5
4に挟まれている。また、バーコードの中央部分にはセ
ンターバー55が設けられ、これによってバーコードが
2分されている。スタートガードバー51とセンターバ
ー55とに挟まれた部分を左ブロック、センターバー5
5とエンドガードバー54とに挟まれた部分を右ブロッ
クと呼ぶ。左ブロック51、右ブロック52ともに、6
つの文字(キャラクタ)より構成されており、一つのバ
ーコードは合計12キャラクタより構成されている。図
11は、UPC系バーコードの1つのキャラクタの構成
を示す図面である。なお、図11ではバーコードリーダ
内の受光器が、バーコードからの反射光の検出に基づい
て出力する電気信号のレベルを示しており、黒バーに対
応する部分はレベル‘1’、白バーに対応する部分はレ
ベル‘0’となっている。バーコードの1キャラクタ
は、2本の白バーと2本の黒バーとから構成されてい
る。また、1キャラクタの長さは7モジュール(モジュ
ールは基準長さ単位)で構成されており、それぞれの黒
バー・白バーは整数モジュールの幅を持つ。同様に、図
10に図示されるガードバー51、54は、長さがそれ
ぞれ1モジュールの黒バー2本と白バー1本から構成さ
れ、2本の黒バーに1本の白バーが挟まれたように構成
されている。また、センターバー55はそれぞれが1モ
ジュールの長さを持つ白バー3本と黒バー2本とから構
成されており、白・黒・白・黒・白の順でバーが並んで
いる。1キャラクタは、白・黒バーの長さに応じて0か
ら9までの数字が与えられている。図12は、1キャラ
クタに対する0から9までの白バー・黒バーの割当を示
す図面である。ここで、1キャラクタは7モジュールで
あるため、白バー・黒バーの幅(モジュール数)によっ
て2本の黒バーのモジュール数の合計が偶数モジュール
のものと奇数モジュールのものとの2通りに分けること
ができる。UPC系のバーコードでは、黒バーのモジュ
ール数が偶数モジュールのものと奇数モジュールのもの
との合計20個のキャラクタが割り当てられている。偶
数・奇数モジュールのキャラクタの用い方は規格で定め
られており、例えばバーコードの左右判別などに用いら
れる。黒バーが偶数モジュールあるキャラクタ(EVE
N)は図12の右側に、黒バーが奇数モジュールあるキ
ャラクタ(ODD)は左側にそれぞれ示されている。な
お、数字の前に印されている“O”、“E”はそれぞれ
ODD、EVENの先頭文字である。図12に図示され
るように、ODD・EVENそれぞれのキャラクタの白
バー・黒バーには、所定のモジュール数が割り当てられ
ている。続いて、このようなバーコードの復調方法につ
いて説明する。バーコードリーダでは、例えば読み取り
窓から出射される走査光をバーコードに照射し、バーコ
ードからの反射光を受光することによって、バーコード
の情報を入力する。白バーの部分と黒バーの部分とで反
射光の光量が異なるため、受光量が多いか少ないかによ
り、白バーと黒バーとを判別することができる。そのた
め、受光したバーコードからの反射光をしきい値と比較
して、図11に示されるような1、0の電気信号を出力
し、この信号をバーコードリーダ内などに備えられた復
調器を用いて復調し、0から9までの数字を示す情報を
抽出する。ここで、図12に示されるようにODD、E
VENそれぞれの0から9までの数字は、白バー・黒バ
ーの構成が異なるために、受光されたバーコードからの
反射光に基づいて検出された白バー・黒バーの幅を求め
ることによって、バーコードを構成するそれぞれのキャ
ラクタを復調することができる。しかし、バーコードの
印刷精度は必ずしも高いとは言えず、印刷時のにじみな
どによって、図13に示されるようにバーが太ったり細
ったりする問題がある。図12はそれぞれ幅(モジュー
ル数)が等しい白バー2本と黒バー1本とを並べた状態
を示している。このうち、図13(1)は正常に印刷さ
れたバーコードを、図13(2)、(3)は印刷精度が
低い場合のバーコードをそれぞれ示している。印刷に特
に問題がない正常な黒バーの場合(図13(1))に
は、白バーB1、B3と黒バーB2とは、全く同じ幅に
印刷されるため、バーコードリーダがバーコードを読み
取る場合にもこれらのバー幅が全く同じものとして認識
する。一方、印刷の影響により黒バーが規定の幅よりも
太ってしまう図13(2)の場合には、黒バーの太り分
P0×2分だけ黒バーB2が太くなり、その分だけ白バ
ーB1、B3のバー幅は規定幅よりも狭くなってしま
う。同様に、黒バーに細りが生じている図13(3)の
場合には、バーの細り分P1×2分黒バーB2が細く、
白バーB1、B3が太くなってしまう。バーコードリー
ダでは印刷誤差の有無を判別することができないため、
図13(2)、(3)のようなバーコードのバー幅を直
接はかって復調を行うと、検出されるバー幅が規定のバ
ー幅と異なるために、正しくバーコード(キャラクタ)
を復調することができなくなる。そこで、従来よりバー
幅の太り(細り)の影響を排除する復調方法が考え出さ
れており、その考え方が図12に示されている。図13
において、T1は黒バーB2と白バーB1との幅を足し
あわせた幅である。同様にT2は白バーB3と黒バーB
2との幅を足しあわせた幅である。これらT1、T2は
デルタディスタンスととも呼ばれている。黒バーに太り
が見られる場合(図13(2))について説明する。印
字誤差がバーコードに一様にでていると仮定した場合に
は、白バーB1の右側に食い込んでいる隣の黒バーの太
り分P01と黒バーB2の左側の太り分P03はほぼ等
しい。そのため、T1の長さはP01とPO3とが相殺
された、黒バーB2の規定幅と白バーB1の規定幅とを
足し合わせた長さにほぼ等しい。また、黒バーの太り分
P02は、T1の長さに対して全く影響を与えないた
め、T1は黒バーの太り分がほぼ完全に排除されたもの
となっている。同様に、T2の場合にも太り分P02と
P04とが相殺されているため、T2の幅は黒バーB2
の規定幅と白バーB3の規定幅とを足し合わせた幅にほ
ぼ等しくなる。黒バーに細りがでている図13(3)の
場合についても、T1では細り分P11とP13が、T
2では細り分P12とP14とが相殺されており、印刷
誤差の影響が排除される。従って、図13(1)、
(2)、(3)のそれぞれのT1、T2はほぼ等しい長
さを持つ。そこで、バーコードの印刷誤差を排除するた
め、デルタディスタンスを用いてバーコードを復調する
ことが従来より考えられていた。20通りの各キャラク
タのデルタディスタンスは、図12にも図示されてい
る。1キャラクタは7モジュールから構成され、1つの
バーは少なくとも1モジュールの幅を持っていることか
ら、デルタディスタンスT1、T2はそれぞれ2モジュ
ールから5モジュールの幅を持つ。図14は、デルタデ
ィスタンスT1、T2とODD、EVENそれぞれの0
から9までの20通りのキャラクタとの関係を示したテ
ーブルである。バーコードリーダを復調する場合には、
まずそれぞれのキャラクタについてデルタディスタンス
T1、T2を測定し、図14のテーブルを参照すること
によってバーコードの復調を行っていた。ここで、OD
DとEVENとをあわせた0から9までのキャラクタは
合計20キャラクタある。一方、デルタディスタンスT
1、T2はそれぞれ2モジュールから5モジュールの4
種類であるため、デルタディスタンスT1とT2との組
み合わせは16通りにしかならない。そのため、図14
に示されるようにODD、EVENそれぞれの1、2、
7、8の8種類のキャラクタについては、二つのキャラ
クタのデルタディスタンスT1、T2の関係が同一とな
ってしまい、デルタディスタンスT1、T2のみにより
2つのキャラクタを区別することができない。しかし、
デルタディスタンスT1、T2の関係が同一なキャラク
タでも、個別のバーのモジュール数は異なっている。そ
のため、従来ではこれら1、2、7、8キャラクタにつ
いては、キャラクタを構成するバーのうちいずれかのバ
ーの幅を測定し、それに基づいて2つのキャラクタの区
別をつけている。図15はこのようなキャラクタの判別
に用いられるテーブルである。ここではデルタディスタ
ンスT1、T2がそれぞれ3のキャラクタE2、E8の
場合について説明する。デルタディスタンスT1、T2
がそれぞれ3であった場合には、そのキャラクタはE2
かE8のどちらかであるため、復調を行う際には図15
のテーブルが参照される。ここでは、2つの黒バーB
1、B3(図11参照)のバー幅を測定し、これに基づ
いてキャラクタE2、E8を判別している。図12ある
いは図15に図示されている通り、E2の場合にはB
1、B3はそれぞれ2モジュールである。一方、E8の
場合にはB1、B3はそれぞれ1モジュールである。こ
のようなバーの構成の違いに基づいて、デルタディスタ
ンスT1、T2の関係が同一なキャラクタについても、
復調を行うことができる。
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は更に以下のような問題が発生する。デルタディスタン
スを用いてバーコードを復調するのは、バーの太り・細
りの影響を排除するためであるが、デルタディスタンス
T1、T2の関係が同一なキャラクタについては特定バ
ーの幅(モジュール数)を測定しなくてはならない。し
かし、当然これらのバーにも印刷誤差の影響が生じてい
る可能性がある。例えば、本来はE2として認識される
べきキャラクタのバー幅が極端に細い場合、キャラクタ
E2を構成する黒バーは本来2モジュールであるにも関
わらず、これらがそれぞれ1モジュールしかないとバー
コードリーダが認識してしまい、このキャラクタをE8
として誤って復調してしまう。このように,デルタディ
スタンスT1、T2の関係が同一な2つのキャラクタの
判別では、印刷誤差の影響を排除することができず、デ
ルタディスタンスを用いた復調のメリットも中途半端な
ものとなってしまう。これを防止する方法として、E2
とE8との関係にあるようなキャラクタを復調する場合
には、当該キャラクタの復調前に既に復調が完了したキ
ャラクタのバー幅に基づいてバー幅を補正し、その後に
キャラクタを判別するという手法が従来より取られてい
た。図16は、このような従来のバー幅補正について説
明した図面である。図16では、キャラクタE2の前に
キャラクタE0があり、キャラクタE2の復調前にキャ
ラクタE0の復調が完了した場合について説明してい
る。E2の復調を行う場合には、黒バーB3、B1の幅
を測定する必要があるが、黒バーに印刷誤差が発生して
いる可能性がある。一方、キャラクタE0については復
調が既に完了しているため、キャラクタE0を構成する
それぞれの黒バー・白バーの正確なモジュール数も既に
わかっている。ここで、キャラクタE2の黒バーB3の
バー幅を補正する場合には、まずキャラクタE0の読取
時に得られた黒バーB5あるいはB7のバー幅を、B3
から差し引く。B5・B7のバー幅は、キャラクタE0
の復調前に得られたバー幅データであり、印刷誤差を含
むものである。B5・B7のバー幅をB3のバー幅から
差し引くことにより、B3の印刷誤差とB5・B7の印
刷誤差とが相殺される。図15でB3からB5を差し引
いた場合を例にとると、どちらも1モジュールの幅であ
るため、差分結果は“0”となる。また、B3からB7
を差し引いた結果は“−1”となる。続いて、B3とB
5・B7との差分結果に、キャラクタE0の復調の結果
求められたB5・B7の正しいモジュール数を加える。
ここで加算されるモジュール数は、印刷誤差の影響が排
除されたものである。このような処理を行うことによ
り、B3から印刷誤差の影響を排除したバー幅を算出す
ることができる。黒バーB1についても、B5・B7と
の比較にもとづいて、B3の場合と同様な手順によって
バー幅を補正することができる。これにより、キャラク
タE2のバー幅が補正され、この結果に基づいて復調を
行うことによって、印刷誤差の影響を排除したキャラク
タの復調を実現することができる。しかし、図16の場
合には、E2の前のキャラクタが確かにE0だったの
か、バーB5のモジュール数は正しいものなのかを判断
することができない。つまり図16のバー幅補正はE2
の直前に復調されたE0の復調結果が正しいという前提
で行われるものであるが、不規則なバーの欠けなどが生
じている場合には、デルタディスタンスを用いた復調に
も誤りが生じてしまう。しかし、従来は図16における
キャラクタE0の復調結果、あるいはキャラクタE2の
バー幅補正結果が正しいか否かを判定することができな
かった。また、バーコードが湾曲している面に貼りつけ
られているような場合には、バーコード面に歪みが生じ
るため、キャラクタE0とキャラクタE2との比率が1
対1ではなくなってしまう。このような状態では、キャ
ラクタE0のバー幅に基づいてキャラクタE2のバー幅
を補正したとしても、キャラクタE2の補正後のバー幅
が規定の幅に対応しなくなり、正しい補正結果が得られ
ない。このようなバー幅補正の誤差の影響を排除するた
めには、それぞれのキャラクタのバー幅に対して誤差範
囲を予め与えておき、その誤差範囲内にあるか否かを判
定し、この誤差範囲内にバー幅が入っている場合には当
該バーが規定の幅を持っているものとして扱って復調す
る手法もとられていた。そして、バー幅の誤りの度合い
が大きい場合など、必要に応じてこの誤差範囲の設定を
変更できるようにして、様々な状況に最も適したバーコ
ードの復調を行うことができるようにしていた。しか
し、このような誤差範囲の設定は煩雑であり、あまり好
ましいものではない。また、このような手法を取ったと
しても、バー幅の補正結果が正しかったのか否かを判別
することは相変わらずできず、誤った復調結果をバーコ
ードリーダから出力する可能性がどうしても残ってい
た。特に近年ではバーコードの小型化あるいは高さを低
くする、簡易な方法で印刷したバーコードを使用するな
どの事情もあるため、正しい復調結果が得られる可能性
を少しでも上げておく必要がある。本発明は、上記の問
題点に鑑み、特にバー幅補正が必要なキャラクタが出現
する場合にも、バーコードの読み取り性能を低下させな
い復調装置・復調方法を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、バーコードか
らの反射光を検出して前記検出された反射光に基づいて
バーコードの復調を行うバーコード復調方法において、
検出された反射光よりバーコードに対応したバーコード
データを求め、バーコードデータを記憶手段に格納し、
バーコードデータを記憶手段から読みだしてバーコード
データを第一の方向から復調し、第1の方向とは異なる
第2の方向からバーコードデータを復調し、第1の方向
からの復調結果と第2の方向からの復調結果とが等しい
か否かを判定するバーコード復調方法であることを特徴
とする。特に、検出された反射光よりバーコードに対応
したバーコードデータを求め、バーコードデータを記憶
手段に格納し、バーコードデータを記憶手段から読みだ
して第1の方向から復調し、第1の方向から復調された
復調結果に特定のデータが存在する場合には第1の方向
とは異なる第2の方向からバーコードデータの復調を行
い、第1の方向からの復調結果と第2の方向からの復調
結果とが等しいか否かを判定し、更に、特定データは、
当該キャラクタのバー幅を、当該キャラクタの復調前に
復調済のキャラクタのバー幅により補正を行うキャラク
タであり、当該キャラクタのバー幅補正は、それぞれの
復調方向において当該キャラクタ復調前に既に復調され
たキャラクタのバー幅に基づいて補正される。これによ
って、バー幅補正を2つの異なるキャラクタのバー幅に
基づいて補正することができ、両方のバー幅補正に基づ
くバーコードの復調結果、あるいはバー幅補正結果を比
較することによって、復調結果・補正結果が正しいか否
かを判定することができる。両者が等しければ、両者の
復調・補正結果が共に正しいと判定可能であり、等しく
なければ少なくとも一方が誤っている可能性が非常に高
い。なお、両方の結果が等しく、共に誤っている、つま
り両方の結果が同じ誤りを持っている可能性は、非常に
低いと考えられる。また、本発明は、検出された反射光
よりバーコードに対応したバーコードデータを求め、バ
ーコードデータを記憶手段に格納し、バーコードデータ
を記憶手段から読みだしてバーコードデータを第1の方
向から復調し、第1の方向からの復調時に、当該バーコ
ード内に特定のデータが連続して存在することが確認さ
れた場合には、第1の方向とは異なる第2の方向から復
調し、第1の方向からの復調結果と、第2の方向からの
復調結果とが等しいか否かを判定するバーコード復調方
法であることを特徴とする。特に、特定データは、当該
キャラクタのバー幅を、当該キャラクタの復調前に復調
済のキャラクタのバー幅により補正を行うキャラクタで
あり、当該キャラクタのバー幅補正は、それぞれの復調
方向において当該キャラクタ復調前に既に復調されたキ
ャラクタのバー幅に基づいて補正されるものである。更
に、本発明は、反射光に基づいてバーコードを構成する
バーの幅に対応したバー幅データを求め、バー幅データ
を記憶手段に格納し、バー幅データを記憶手段から読み
だして第1の方向からバーコードの復調を行い、当該キ
ャラクタの前に復調されたキャラクタが前キャラクタの
更に前に復調されたキャラクタのバー幅に基づいてバー
幅が補正されて復調されたキャラクタであるか否かを判
定し、前キャラクタが更にその前のキャラクタに基づい
てバー幅補正されたキャラクタである場合には、当該キ
ャラクタの復調の結果求められたバー幅に基づいて、前
キャラクタのバー幅を補正して前キャラクタを復調し、
当該キャラクタのバー幅に基づいた前キャラクタの復調
結果と、前キャラクタの更に前に復調されたキャラクタ
のバー幅に基づいた前キャラクタの復調結果とが等しい
か否かを判定するバーコード復調方法であることを特徴
とする。
【実施の形態】図1は、バーコードリーダの一例を示す
図面である。図1のバーコードリーダは、いわゆる定置
式と呼ばれるバーコードリーダであり、店舗の精算カウ
ンタ等の上に設置されて使用されるものである。図1に
おいて、1は読取窓であり、この位置よりレーザ光を走
査して発生される走査光が、図面の装置の場合にはやや
下向きに出射される。走査光は、異なる方向に走査され
るものが複数本出射される。図2は、本発明の一実施形
態によるバーコードリーダ内部の主に信号処理を行う構
成を示すブロック図である。図2において、11は光学
系であり、半導体レーザ等の光源、光源から出射される
光線を反射するミラー並びに光線を走査するポリゴンミ
ラー等の走査手段、走査光が出射される走査窓、バーコ
ードからの反射光を受光する受光手段等を含むものであ
る。受光手段は、バーコードの白バー・黒バーに対応し
た値をもつアナログの電気信号を出力する。また、12
はA/D変換器であり、バーコードからの反射光に対応
する電気信号を2値化し、1・0のデジタル電気信号に
変換するものである。13はバー幅カウンタである。A
/D変換器から出力される信号は、黒バー・白バーのエ
ッジで1・0が反転する。バー幅カウンタでは、A/D
変換器から出力される信号の変化点から次の変化点まで
のバー幅、つまり黒バーが検出されている期間と白バー
が検出されている期間とを、クロック14から供給され
るクロック信号を計数することによってカウントし、カ
ウント値を出力する。出力されるカウント値は、黒バー
・白バーの幅に対応した値を持つ。バー幅カウンタから
出力されたバー幅の測定結果は、順次メモリ15に格納
される。走査の一単位が終了することなどに基づいて、
メモリに格納されたバー幅はCPU16により読みださ
れ、復調手段17に供給されてバーコードの復調が行わ
れる。また,18は復調方向判定手段であり、メモリに
格納されたバー幅データを読みだして復調を行っている
方向を判定するものである。図3は、バーコードの復調
方向について説明する図面である。この場合、図示
(1)の方向にバーコードが走査されたものと仮定す
る。本実施形態によるバーコードリーダでは、まず図示
(1)の方向から復調を行い、必要に応じて(2)の方
向から復調を行う。両方向からの復調は、例えば同一の
バーコードデータを用い、この場合には、メモリからの
バー幅データの読み出しの順序を、始めは(1)に対応
する順序で読み出し、続いて(2)に対応する順序で読
みだすことで対応できる。復調方向判定手段は、本実施
形態ではこのメモリからのバー幅データの読み出し方向
を判定している。図4は、本発明の第一の実施形態によ
るバーコード復調手順について説明したフローチャート
である。バーコードが読み取られ、バー幅データがメモ
リに格納された後の処理を、図4は示している。バー幅
データがメモリに格納された場合には、まず第一の方向
に対応する順序でメモリからバー幅データを読み出し、
1キャラクタ毎に復調を行う。順次復調を行った後、第
一の方向でのバーコードの復調結果(a)を格納する。
次いで、第二の方向からの復調を実行する。この場合に
は、復調方向判定手段によって、メモリからのバー幅デ
ータの読み出しが第二の方向に対応する順序で行われ
る。つまり、メモリからのバー幅データの読み出し順序
が逆となるため、第一の方向では一番最後に復調された
キャラクタが、第二の方向の復調時には一番先に復調さ
れることとなる。第二の方向での復調を、キャラクタ毎
に順次行い、バーコードが復調された結果(b)を格納
する。続いて、復調結果(a)と復調結果(b)とを比
較する。同一バーコードを読み取ったときには、正常に
バーコードが読み取られていれば双方の復調結果は正し
いはずである。そのため、復調結果(a)と(b)とが
等しい場合には、復調結果をOKとする。一方、(a)
と(b)とが等しくなかった場合には、復調済キャラク
タの復調を無効化する。このように、本実施形態による
バーコードの復調では、同一バーコードを複数の方向か
ら復調し、その結果に応じてバーコード読取の成否を判
定している。これにより、従来のバーコードリーダより
も、バーコード読取の信頼性をより高めることが可能と
なる。図5は、本発明の第二の実施形態によるバーコー
ド復調手順について説明したフローチャートである。図
5の場合には、UPC系バーコードの1、2、7、8キ
ャラクタが存在した場合としない場合とで、第一の方向
からの復調のみを行うか、第一・第二それぞれの方向か
ら復調を行うかを切りわける。前述の通り、1、2、
7、8のキャラクタの場合には、実際のバー幅に基づい
てキャラクタの復調を行わなくてはならず、復調処理の
信頼性を高めるために当該キャラクタの復調以前に復調
がすんでいるキャラクタのバー幅に基づいて、当該キャ
ラクタのバー幅を補正しなければならない場合もある。
それに対して、これ以外のキャラクタではデルタディス
タンスを用いてキャラクタの復調を行うことができるた
め、基本的には印刷のにじみ等の影響は復調処理にはで
てこない。そのため、1、2、7、8以外のキャラクタ
については、既に復調済のキャラクタのバー幅に基づく
てバー幅補正を行う必要はない。ここで、バー幅補正の
基準となる前キャラクタが正しく復調されたものであれ
ば、バー幅補正には誤りを生じる可能性が非常に低くな
る。しかし、前キャラクタの復調に誤りがあると、補正
基準となるバー幅にも誤りが生じている可能性があり、
バー幅補正をうまく行えなくなり、当該キャラクタの復
調結果は正しいデータとは異なってしまう。図5に示さ
れる復調手順は、このような問題点に対処するものであ
る。まず、バーコードを第一の方向から復調し、復調結
果(a)を格納する。この処理は、図4の処理と全く同
じである。続いて、第一の方向から復調された復調結果
(a)の中に、1、2、7、8のキャラクタが存在する
か否かが判定される。この判定の結果、1、2、7、8
のキャラクタが含まれていない場合には、第一の方向か
らの復調のみで復調結果をOKとする。一方、キャラク
タ1、2、7、8が含まれている場合には、これらのキ
ャラクタはそれ以前に復調されたキャラクタのバー幅に
基づいてそのバー幅が補正されている。しかし、前述の
通りバー幅補正結果を検証しなくてはならないため、本
実施形態によるバーコード復調方法では、これらのキャ
ラクタについては第二の方向、つまり始めの復調方向と
は逆の方向からバーコードの復調を行う。図6は、キャ
ラクタAの両側にキャラクタB、キャラクタCが配置さ
れた状態を示す図面である。キャラクタAはODD1で
あるため、バー幅を前に復調されたキャラクタのバー幅
に基づいて補正する必要がある。図6に示されるよう
に、第一の方向から復調を行った場合には、キャラクタ
Aが復調される直前にキャラクタBが復調されている。
そのため、第一の方向からの復調を行う場合には、Aの
キャラクタの黒バーはキャラクタBの黒バーbに基づい
て補正される。一方、第二の方向から復調される場合に
は、キャラクタAの直前にキャラクタCが復調される。
そのため、第二の方向からの復調を行う場合には、キャ
ラクタAの黒バーはキャラクタCの黒バーcのバー幅に
基づいて補正される。ここで、キャラクタBの場合に
も、キャラクタCの場合にも、キャラクタAの黒バー補
正の基準となる黒バーは図示右側の黒バーとする。この
ように、キャラクタAの黒バーのバー幅は、キャラクタ
B、キャラクタCという異なるキャラクタのバー幅のそ
れぞれに基づいて、都合二回補正されていることとな
る。そのため、それぞれのバー幅補正の結果得られたキ
ャラクタAを含むバーコードのの復調結果を比較するこ
とによって、それぞれのバー幅補正の結果が正しかった
か否かを判定することができる。二通りのバーコード復
調結果が同一であり、これが共に誤りである可能性はそ
れほど大きくはないため、双方のバーコード復調結果が
等しければ、復調結果、あるいはバー幅補正結果が正し
かったことを検証できバー幅補正結果の信頼性を高める
ことが可能となる。本実施形態の場合には、キャラクタ
1、2、7、8がバーコード内に含まれているときには
第一の方向の復調に続いて、第二の方向からの復調を行
う。そして、第二の方向からの復調結果(b)を格納
し、復調結果(a)と復調結果(b)とを比較する。両
者の比較の結果、(a)・(b)が等しい場合には、復
調結果をOKとする。一方、復調結果(a)・(b)が
異なる場合には、少なくとも一方の復調結果が誤ってい
るということであるため、復調済キャラクタを無効とす
る。このように、バー幅補正が必要となるなど、特別の
処理を行う必要があるキャラクタがバーコード内に含ま
れている場合には、複数の異なる方向からの復調を実施
し、それぞれの復調結果が正しかったかどうかを比較し
て、復調結果の成否を判定する。一方、バー幅補正の必
要がないようなキャラクタのみでバーコードが構成され
ている場合には、一方向からの復調のみを行い、もう一
方向からの復調処理を省略し、処理時間をより短くする
ことができる。なお、本実施形態ではキャラクタAのバ
ー幅補正は直前のキャラクタB・Cのバー幅に基づいて
補正しているが、これはなるべく近いキャラクタのバー
幅に基づいて補正することによって、曲面等にバーコー
ドが付された場合のバーコードの歪みの影響がなるべく
でないようにするためである。バー幅補正の基準とする
キャラクタは直前のキャラクタに限る必要はなく、一番
始めに復調されたキャラクタ、あるいはガードバーなど
に基づいてバー幅を補正してもよい。図7は、本発明の
第三の実施形態によるバーコード復調方法の手順を示す
フローチャートである。本実施形態の場合には、バー幅
補正が必要なキャラクタ1、2、7、8が連続して存在
する場合には、バーコードを第一・第二の異なる方向か
ら復調するものである。バー幅補正が必要なキャラクタ
が連続しているということは、二番目のバー幅補正が必
要なキャラクタは、一番目のバー幅補正が必要なキャラ
クタを復調した結果得られたバー幅に基づいて復調され
ることとなる。しかし、前述の通り、一番目のキャラク
タは更にその前のキャラクタのバー幅に基づいてバー幅
が補正されており、このバー幅補正が誤っている可能性
がある。そのため、二番目のキャラクタのバー幅を補正
する場合には、誤差が伝搬して拡大されてしまう可能性
があり、二番目のキャラクタについては一番目のキャラ
クタの場合よりもバー幅補正に誤りがでる可能性が高く
なる。そのため、バー幅補正が必要なキャラクタが連続
する場合には、第二の方向から復調を行い、二番目のキ
ャラクタのバー幅補正を、2つの異なったキャラクタの
バー幅に基づいて行い、バー幅補正・バーコード復調の
信頼性を高めるようにしている。図7において、まず第
一の方向によりバーコードの復調を行い、その復調結果
(a)を格納する。続いて、復調結果(a)の中にキャ
ラクタ1、2、7、8が連続して存在するか否かを判定
する。もしこれらのキャラクタが連続して存在する場合
には、第二の方向から当該バーコードを復調し、その復
調結果(b)を格納する。続いて、復調結果(a)と復
調結果(b)とを比較し、その結果が等しければ復調結
果をOKとする。一方、比較結果が等しくなければ、少
なくとも一方の復調結果が正しくないため、復調済キャ
ラクタの復調をNGとし、これらを無効化する。他方、
復調結果(a)の中に、キャラクタ1、2、7、8が連
続して存在しない場合には、第一の方向による復調結果
を採用し、復調結果をOKとする。本実施形態の場合に
は、キャラクタ1、2、7、8が存在しても、これらが
連続していない場合には第二の方向からの復調は行って
いないが、このような処理に限る必要は全くない。図8
は、本発明の第四の実施形態によるバーコード復調手順
を示したフローチャートである。本実施形態では、これ
から復調を行うキャラクタの直前のキャラクタが1、
2、7、8であった場合、当該キャラクタの復調結果に
基づいて、直前キャラクタのバー幅補正・復調を行い、
直前キャラクタのみの復調結果を再確認するというもの
である。これまでの実施形態の場合には、バーコード全
体を第一・第二の方向より復調していたが、バーコード
の復調処理には時間がかかるため、装置全体の処理効率
を落とすこととなりかねない。そのため、本実施形態で
は、バー幅補正が必要なキャラクタのみを、複数の異な
る方向から復調し、2つの復調結果が等しいか否かを判
定している。図8において、1つのキャラクタ復調を行
った後、直前のキャラクタが1、2、7、8であったか
否かが判定される。直前キャラクタが1、2、7、8で
ない場合には、次のキャラクタの復調処理に移行する。
また、直前キャラクタが1、2、7、8であった場合に
は、今復調したキャラクタが1、2、7、8以外か否か
を判定する。ここで、当該キャラクタが1、2、7、8
である場合には、当該キャラクタのバー幅に基づいて直
前キャラクタのバー幅を補正しても誤りが発生する可能
性があるため、本実施形態の場合には当該キャラクタの
バー幅に基づく直前キャラクタのバー幅補正は行わな
い。当該キャラクタが1、2、7、8以外の場合には、
当該キャラクタのバー幅に基づいて、直前キャラクタの
バー幅を補正し、更に直前キャラクタの復調を行う。続
いて、今回得られた直前キャラクタの復調結果と、既に
得られている直前キャラクタの復調結果とを比較する。
比較の結果が等しければ、当該キャラクタの次のキャラ
クタの復調処理に移行する。一方、比較結果が等しくな
い場合には、復調済のキャラクタの復調結果をNGとし
無効化する。このように、本実施形態によるバーコード
復調の場合には、再検証が必要なキャラクタのみ第一・
第二の方向から復調して、その結果に基づいて復調結果
の検証を行っている。このため、特に再検証が必要では
ないキャラクタについては一方向からの復調処理のみに
止めることができ、不要な復調処理を省くことが可能と
なる。図9は、本発明の第五の実施形態によるバーコー
ド復調手順を示すフローチャートである。本実施形態で
は、復調されたキャラクタの直前キャラクタが1、2、
7、8であり、且つキャラクタ1、2、7、8が連続す
る場合には、当該キャラクタの復調結果に基づいて,連
続しているキャラクタ1、2、7、8を再度復調し、そ
の結果に基づいて復調結果の検証を行うものである。図
9において、1つのキャラクタが復調された後、直前キ
ャラクタが1、2、7、8であるか否かが判定される。
次いで、直前キャラクタの前にキャラクタ1、2、7、
8が連続しているか否かが判定される。いずれかに該当
しない場合には、当該キャラクタの次のキャラクタの復
調処理に移行する。直前キャラクタが1、2、7、8で
あり、更にこれらのキャラクタが連続する場合には、今
復調されたキャラクタが1、2、7、8以外であるか否
かを判定する。当該キャラクタが1、2、7、8以外で
ある場合には、続いて直前キャラクタのバー幅を当該キ
ャラクタの復調結果得られたバー幅に基づいて補正す
る。このバー幅補正は、連続しているキャラクタの全て
について行われる。続いて、これらのキャラクタを復調
し、今回の復調結果と既に得られたこれらキャラクタの
復調結果とを比較する。この比較結果が等しければ、復
調結果をOKとし、次キャラクタの復調処理を行う。一
方、比較結果が等しくなければ、復調済キャラクタをN
Gとする。また、当該キャラクタが1、2、7、8であ
る場合には、当該キャラクタのバー幅に基づいて直前キ
ャラクタのバー幅を補正しても、誤りが生じる可能性が
あるため、今回はバー幅補正をせず、次キャラクタの復
調処理を行う。
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、2
つの異なる方向から、異なる順序でバーコードの復調を
行い、2つの復調結果を比較することによって、それぞ
れの復調結果が正しかったかどうかを判定することがで
きる。このため、本発明ではバーコードの復調結果の信
頼性を従来のものよりも高めることが可能となる。ま
た、バーコード内に特定のキャラクタ、特に前に復調さ
れたキャラクタに基づいて補正が必要となるキャラクタ
については、それぞれ当該キャラクタの逆に配置される
2つの異なるキャラクタに基づいて、都合二回補正が行
われるため、この補正結果に基づいた復調結果を比較す
ることによって、復調の結果・キャラクタ補正の結果が
正しかったか否かを判別することができる。また、復調
されたキャラクタの前のキャラクタ(復調済)が特定キ
ャラクタであった場合には、当該キャラクタの復調結果
に基づいて前キャラクタの補正を行って復調を行い、既
に得られた前キャラクタの復調結果と比較することによ
っても、復調結果あるいは補正結果の検証を行うことが
できる。特にこの場合には、検証を行う必要がないキャ
ラクタについては一方向のみからの復調を行うだけでよ
く、不要な処理を省略して処理時間を低減することがで
きる。また、特定キャラクタが連続する場合に、複数方
向からの復調を行うことによって、例えばバー幅補正の
誤差の伝搬の影響をなるべく小さくして、バーコードの
復調結果の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バーコードリーダの一例を示す図面
【図2】 本発明の一実施例によるバーコードリーダの
構成図
【図3】 バーコードの復調方向
【図4】 第一の実施形態によるバーコードの復調処理
【図5】 第二の実施形態によるバーコードの復調処理
【図6】 2つのキャラクタに挟まれたキャラクタの状
態を示す図面
【図7】 第三の実施形態によるバーコードの復調処理
【図8】 第四の実施形態によるバーコードの復調処理
【図9】 第五の実施形態によるバーコードの復調処理
【図10】UPC系バーコードの一例
【図11】UPC系バーコードの1キャラクタ構成の一
【図12】UPC系バーコードにおける0から9の割当
【図13】正常なバーコードと印字に太り・細りが生じ
たバーコードとの比較
【図14】デルタディスタンスとキャラクタの関係を示
したテーブル
【図15】UPC系バーコードの1、2、7、8キャラ
クタ復調用テーブル
【図16】バー幅補正手順を示す図面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 光雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 岩口 功 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−59577(JP,A) 特開 平6−274676(JP,A) 特開 平6−36065(JP,A) 特開 平7−230522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/00 G06K 7/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコードからの反射光を検出し、前
    記検出された反射光に基づいてバーコードの復調を行う
    バーコード復調方法において、前記反射光に基づいてバーコードを構成するバーの幅に
    対応したバー幅データを求め、 前記バー幅データを記憶手段に格納し、 前記バー幅データを前記記憶手段から読みだして、前記
    バー幅データを第1の方向から復調し、 復調を行ったキャラクタの前に復調されたキャラクタ
    が、前記前キャラクタの更に前に復調されたキャラクタ
    のバー幅に基づいてバー幅が補正されて復調されたキャ
    ラクタであるか否かを判定し、 前記前キャラクタが更にその前のキャラクタに基づいて
    バー幅補正されたキャラクタである場合には、 前記復調を行ったキャラクタがその前のキャラクタに基
    づいてバー幅補正されたキャラクタか否かを判定し、 前記復調を行ったキャラクタがその前のキャラクタに基
    づいてバー幅補正されたキャラクタでない場合には、 前記復調を行ったキャラクタの復調の結果求められたバ
    ー幅に基づいて、前記前キャラクタのバー幅を補正して
    前記前キャラクタを復調し、 前記復調を行ったキャラクタのバー幅に基づいた前キャ
    ラクタの復調結果と、前記前キャラクタの更に前に復調
    されたキャラクタのバー幅に基づいた前キャラクタの復
    調結果とが等しいか否かを判定することを特徴とする、
    バーコード復調方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバーコード復調方法に
    おいて、 前記前キャラクタが更にその前のキャラクタに基づいて
    バー幅補正されたキャラクタである場合に、 前記前キャラクタの前にこれらのキャラクタが連続して
    おり、かつ、 前記復調を行ったキャラクタがその前のキャラクタに基
    づいてバー幅補正されたキャラクタでない場合には、 前記連続しているキャラクタ全てについて前記復調を行
    ったキャラクタに基づいてバー幅補正、復調を行い、 今回の復調結果と、既に得られた前記連続しているキャ
    ラクタの復調結果とが等しいか否かを判定することを特
    徴とする、バーコード復調方法。
  3. 【請求項3】 バーコードから反射された反射光に対応
    するバーコードデータを復調するバーコード読取装置に
    おいて、 光源と、 前記光源から出射された光線を装置外部に出射する手段
    と、 バーコードにより反射された前記光線を受光し、バー幅
    に対応した信号を出力する手段と、 前記信号をバー幅データとして格納する格納手段と、 前記格納手段に格納されたバー幅データを復調する手段
    とを備え、 前記復調手段は更に、前記格納手段に格納されたバー幅
    データを第一の方向から順次読みだして復調するととも
    に、 復調されたキャラクタの前に復調された前キャラクタ
    が、更にその前に復調されたキャラクタのバー幅に基づ
    いてバー幅が補正されて復調されたキャラクタであり、 かつ、前記復調を行ったキャラクタがその前のキャラク
    タに基づいてバー幅補正されたキャラクタでない場合に
    は、 前記復調されたキャラクタのバー幅に基づいて前記前キ
    ャラクタのバー幅を補正して前記前キャラクタを復調
    し、 前記復調されたキャラクタのバー幅に基づいた前キャラ
    クタの復調結果と、 前記前キャラクタの更に前に復調されたキャラクタのバ
    ー幅に基づいた前キャラクタの復調結果とを比較する手
    段を更に備えたことを特徴とする、バーコード読取装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のバーコード読取装置に
    おいて、 前記復調手段は、前記前キャラクタが更にその前のキャ
    ラクタに基づいてバー幅補正されたキャラクタである場
    合に、 前記前キャラクタの前にこれらのキャラクタが連続して
    おり、かつ、 前記復調されたキャラクタがその前のキャラクタに基づ
    いてバー幅補正されたキャラクタでない場合には、 前記連続しているキャラクタ全てについて前記復調を行
    ったキャラクタに基づいてバー幅を補正して、復調を行
    い、 今回の復調結果と、既に得られた前記連続しているキャ
    ラクタの復調結果とを比較する手段を更に備えたことを
    特徴とする、バーコード読取装置。
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