JP3324369B2 - 車両用終減速機の構造とその組立方法 - Google Patents
車両用終減速機の構造とその組立方法Info
- Publication number
- JP3324369B2 JP3324369B2 JP30951095A JP30951095A JP3324369B2 JP 3324369 B2 JP3324369 B2 JP 3324369B2 JP 30951095 A JP30951095 A JP 30951095A JP 30951095 A JP30951095 A JP 30951095A JP 3324369 B2 JP3324369 B2 JP 3324369B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion
- bearing retainer
- reduction gear
- bearing
- reduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/56—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction in which the rolling bodies of one bearing differ in diameter from those of another
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/546—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
- F16C19/547—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
- F16C19/548—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/36—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
- F16C19/364—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2361/00—Apparatus or articles in engineering in general
- F16C2361/61—Toothed gear systems, e.g. support of pinion shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H48/42—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
- F16H2048/423—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H48/42—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
- F16H2048/423—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement
- F16H2048/426—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement characterised by spigot bearing arrangement, e.g. bearing for supporting the free end of the drive shaft pinion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Retarders (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
の大型自動車に用いて好適の、車両用終減速機の構造と
その組立方法に関する。
方向を変更するとともに回転速度を減速する終減速機
(以下、リダクション装置ともいう)が設けられてい
る。例えば図4は従来の車両用終減速機をそなえた自動
車の後輪への駆動力伝達系を示す模式的な断面図であ
る。
ン装置)であり、2は終減速機1と一体的に設けられた
デファレンシャル装置(リヤデファレンシャル)であ
る。終減速機1は、図示しないプロペラシャフトからの
回転駆動力を受けるリダクションピニオン11と、この
リダクションピニオン11と噛合するリダクションギヤ
12とをそなえており、これらのリダクションピニオン
11及びリダクションギヤ12の各ギヤ部11A,12
Aはハイポイドギヤにより構成される。
の軸部11Bをデファレンシャルキャリヤ3のピニオン
装着用穴部3Aに挿入しテーパベアリング13,14を
介して軸支されている。すなわち、デファレンシャルキ
ャリヤ3のピニオン装着用穴部3Aが形成されており、
このピニオン装着用穴部3Aにベアリングリテーナ15
が嵌挿されて、ピニオン装着用穴部3Aの外端部に形成
されたフランジ装着面3Bにベアリングリテーナ15の
外端部に設けられた結合用フランジ部15Aを当接させ
て、これらが複数のボルト17により結合される。この
ベアリングリテーナ15内にはいずれもテーパベアリン
グを用いられたインナベアリング13及びアウタベアリ
ング14が装備され、リダクションピニオン11はこれ
らのベアリング13,14を介して回転自在に支持され
ている。
(図中、上部)にはコンパニオンフランジ16が結合さ
れ、リダクションピニオン11にはこのコンパニオンフ
ランジ16を介して図示しないプロペラシャフトが接続
されている。さらに、この車両用終減速機は、ストラド
ルマウント型終減速機として構成されており、リダクシ
ョンピニオン11の先端(図中、下部)は、デファレン
シャルキャリヤ3側の支持部3Cに装備されたパイロッ
ドベアリング20で枢支され、リダクションピニオン1
1のリダクションギヤ12との噛合反力による倒れが防
止されている。
シャルケース4に装着されこのデファレンシャルケース
4を介してデファレンシャルキャリヤ3に軸支される。
つまり、デファレンシャルケース4は、左ケース4Lと
右ケース4Rとを複数のボルト18により一体に結合さ
れた構造になっており、リダクションギヤ12は、ここ
では左ケース4Lに設けられたフランジ部4Aに複数の
ボルト19によって一体に結合されている。
デファレンシャルピニオンシャフト5に枢支されたデフ
ァレンシャルピニオン6,6と、左右輪の駆動軸(アク
スルシャフト)7L,7Rの各端部に結合されるデファ
レンシャルサイドギヤ8L,8Rとが互いに噛合するよ
うにそなえられ、これらによりリヤデファレンシャル装
置2が構成されている。
で構成されたサイドベアリングである。ところで、この
ようなデファレンシャルキャリヤ3に組み付けられる車
両用終減速機の組立は、次のように行なわれる。つま
り、デファレンシャルピニオン6,6及びデファレンシ
ャルサイドギヤ8L,8Rとを内蔵したデファレンシャ
ルケース4に予めリダクションギヤ12を装着した上
で、このリダクションギヤ12付きのデファレンシャル
ケース4をデファレンシャルキャリヤ3内に設置する。
1Bにテーパベアリング13,14及びベアリングリテ
ーナ15を外嵌させておく。そして、上述のように内部
にリダクションギヤ12付きのデファレンシャルケース
4を設置されたデファレンシャルキャリヤ3のピニオン
装着用穴部3Aに、これらの一体化されたリダクション
ピニオン11,テーパベアリング13,14及びベアリ
ングリテーナ15を挿入する。
端部をパイロッドベアリング20のインナレースに嵌合
させる。そして、ベアリングリテーナ15の結合用フラ
ンジ部15Aをピニオン装着用穴部3Aのフランジ装着
面3Bに当接させて、ボルト17を通じてこれら15
A,3Bを結合することで、リダクションピニオン11
がデファレンシャルキャリヤ3に組み付けられて、車両
用終減速機が組み立てられる。
際して、リダクションピニオン11をリダクションギヤ
12に噛合させることになるが、リダクションピニオン
11及びリダクションギヤ12を構成するハイポイドギ
ヤは、互いの位置関係が悪いと歯当たり状態が悪くな
り、騒音の発生やギヤ部11A,12Aの磨耗や破損の
原因となる。
1をデファレンシャルキャリヤ3内に設置する際に、図
4中に矢印Aで示すような軸心線方向へ位置調整しなが
ら、リダクションピニオン11とリダクションギヤ12
との噛合状態を調整している。このリダクションピニオ
ン11の位置調整は、図5に示すように、ベアリングリ
テーナ15の結合用フランジ部15Aとピニオン装着用
穴部3Aのフランジ装着面3Bとの間の隙間21の大き
さδを調整することで行なっていた。
1にシム22を挟み込むことで行なっていた。つまり、
隙間21に挟み込むシム22の厚みを調整することで、
隙間21の大きさδを調整して、リダクションピニオン
11とリダクションギヤ12との噛合状態を最適になる
ようにしているのである。特に、ストラドルマウント型
終減速機では、リダクションピニオン11の先端がパイ
ロッドベアリング20で枢支されるので、リダクション
ピニオン11及びリダクションギヤ12の歯当たり状態
を適切にすることで、極めて良好な動力伝達を実現する
ことができ、歯当たり調整の効果が大きい。
を予想し、この予想した大きさδの厚みのシム22を隙
間21内に組み込んで、終減速機を組み立てる。ここ
で、リダクションピニオン11とリダクションギヤ12
との歯当たりをみて、歯当たりが悪ければ、一旦、終減
速機を分解して、シム22を厚さの異なるものに換えた
り、又は、シム22の枚数を増減させたりして、隙間2
1の大きさδを調整する。そして、再び、終減速機を組
み立てる。ここで、リダクションピニオン11とリダク
ションギヤ12との歯当たりをみる。
で、組立と分解とを繰り返すことになり、終減速機の組
立を完成させるには非常に多くの工数がかかっていた。
そこで、このようなリダクションピニオン11とリダク
ションギヤ12との歯当たり調整をより容易に行なえる
ようにして、終減速機の組立工程を簡素化しうるよう
に、図6,図7に示すような構造を創案した。
同符号は同様な部材を示すので、これらの部分について
は一部説明を省略する。図6,図7に示すように、この
構造では、ベアリングリテーナ15の外周面とピニオン
装着用穴部3Aの内周面にそれぞれ互いに螺合するネジ
部23A,23Bを加工して、このような螺合を利用し
て、ベアリングリテーナ15をデファレンシャルキャリ
ヤ3に対して回転させながら軸心線方向(矢印A参照)
へ位置調整できるようになっている。
15がデファレンシャルキャリヤ3に対して回転しない
ように、ロックプレート24が設けられている。このロ
ックプレート24は、外周に凹凸部25を有する環状の
プレートであり、この凹凸部25を、デファレンシャル
キャリヤ3のピニオン装着用穴部3Aに形成された凹凸
部26に係合するように装備され、デファレンシャルキ
ャリヤ3との相対回転を規制されている。
24に、位置調整後のベアリングリテーナ15をボルト
27で結合することで、ベアリングリテーナ15のデフ
ァレンシャルキャリヤ3に対する回転を防止し、ベアリ
ングリテーナ15を適切な位置に固定させるようになっ
ている。しかしながら、このような構造では、ネジ部2
3A,23Bによる結合部分において、軸方向や半径方
向にガタが生じやすく、ガタが生じると、リダクション
ピニオン11とリダクションギヤ12との噛み合い状態
が不規則になって、噛み合い騒音を拡大したり、ギヤ部
11A,12Aの強度低下の原因となる。
シャルキャリヤ3内に内蔵された潤滑油を供給するため
に、ピニオン装着用穴部3Aの近傍及びベアリングリテ
ーナ15に、図6中に示すような給油孔28A,28B
を設ける必要があるが、デファレンシャルキャリヤ3に
対してベアリングリテーナ15を回転調整するので、ピ
ニオン装着用穴部3A側の給油孔28Aとベアリングリ
テーナ15側の給油孔28Bとの回転位相が一致しなく
なってしまう。
ズレが生じてもこれらの給油孔28A,28Bが連通す
るように、これらの給油孔28A,28Bをそれぞれ環
状に多数配設する等の工夫が必要となり、部材の加工工
数を増加させたり、部材の強度低下を招くおそれもあ
る。なお、実開平1−94617号公報に終減速機に関
する技術が開示されているが、この技術は、駆動軸の軸
受けの予圧を調整するもので、リダクションピニオンと
リダクションギヤとの歯当たり調整を行なう技術ではな
く、上述の課題を解決しうるものではない。
ので、リダクションピニオンとリダクションギヤとの歯
当たり調整を容易に行なえて、しかもデファレンシャル
キャリヤとベアリングリテーナとのガタの発生を生じる
ことなくベアリングへの潤滑油路を容易に設置できるよ
うにした、車両用終減速機の構造とその組立方法を提供
することを目的とする。
の本発明の車両用終減速機の構造は、車両の駆動力伝達
系に設けられた車両用終減速機であって、デファレンシ
ャルキャリヤにベアリングを通じて枢支されたリダクシ
ョンピニオンと、該デファレンシャルキャリヤに枢支さ
れ該リダクションピニオンに噛合するリダクションギヤ
とをそなえるとともに、該デファレンシャルキャリヤに
形成されて該リダクションピニオンの軸部の貫通するピ
ニオン装着用穴部と、該ベアリングのアウタレース側に
装備されたベアリングリテーナと、該ベアリングリテー
ナの外端部に設けられた結合用フランジ部と、該ピニオ
ン装着用穴部の外端部に形成されたフランジ装着面と、
該結合用フランジ部を該フランジ装着面に結合させ固定
する固定ボルトとをそなえた、車両用終減速機の構造に
おいて、該ベアリングリテーナは該ピニオン装着用穴部
内に嵌入され、該結合用フランジ部が該ベアリングリテ
ーナの外周に螺合して該ベアリングリテーナに対して軸
心線方向へ相対移動しうるナット状に形成されているこ
とを特徴としている。
構造は、請求項1記載の構造において、該結合用フラン
ジ部の該フランジ装着面への固定後に該ベアリングリテ
ーナの該結合用フランジ部との相対回転を規制する回転
規制手段が設けられていることを特徴としている。ま
た、請求項2記載の構造において、該回転規制手段とし
て、該ベアリングリテーナと該結合用フランジ部との間
にカシメによる加工が施されてもよい(態様1)。
転規制手段として、該ベアリングリテーナと該結合用フ
ランジ部との間にロックタイト剤が介装されてもよい
(態様2)。また、請求項2記載の構造において、該回
転規制手段として、該ベアリングリテーナとが該ピニオ
ン装着用穴部との間にキーが介装されてもよい(態様
3)。
ずれかの構造において、該車両用終減速機が、該リダク
ションピニオンの内端側についてもベアリングを通じて
該デファレンシャルキャリヤ側に枢支された、ストラド
ルマウント型終減速機として構成されてもよい(態様
4)。請求項3記載の本発明の車両用終減速機の組立方
法は、車両の駆動力伝達系に設けられた車両用終減速機
であって、デファレンシャルキャリヤにベアリングを通
じて枢支されたリダクションピニオンと、該デファレン
シャルキャリヤに枢支され該リダクションピニオンに噛
合するリダクションギヤとをそなえるとともに、該デフ
ァレンシャルキャリヤに形成されて該リダクションピニ
オンの軸部の貫通するピニオン装着用穴部と、該ベアリ
ングのアウタレース側に装備されたベアリングリテーナ
と、該ベアリングリテーナの外端部に設けられた結合用
フランジ部と、該ピニオン装着用穴部の外端部に形成さ
れたフランジ装着面と、該結合用フランジ部を該フラン
ジ装着面に結合させ固定する固定ボルトとをそなえ、該
結合用フランジ部が該ベアリングリテーナの外周に螺合
して該ベアリングリテーナに対して軸心線方向へ相対移
動しうるナット状に形成された、車両用終減速機の組立
方法において、該リダクションピニオンの軸部に、該ベ
アリング、及び該結合用フランジ部を螺合された該ベア
リングリテーナを装着する第1ステップと、ついで、該
リダクションピニオンを該ピニオン装着用穴部内に挿入
して該ベアリングリテーナを該ピニオン装着用穴部内に
嵌入させる第2ステップと、ついで、該リダクションピ
ニオンと該リダクションギヤとが適正な噛合状態になる
ように、該ベアリングリテーナの外周と該結合用フラン
ジ部とを相対回転させながら該ベアリングリテーナを軸
心線方向へ移動させる第3ステップと、ついで、該結合
用フランジ部を該フランジ装着面に固定ボルトを通じて
結合させ固定する第4ステップとをそなえていることを
特徴としている。
4ステップに続いて、該ベアリングリテーナの該結合用
フランジ部との相対回転を規制する処理を行なう第5ス
テップをそなえてもよい(態様5)。
の形態について説明すると、図1〜図3は本発明の一実
施形態としての車両用終減速機の構造とその組立方法を
示すものである。本実施形態にかかる車両用終減速機
(リダクション装置)1は、図4を参照して既に説明し
た従来例と同様に、デファレンシャル装置(リヤデファ
レンシャル)2と一体的に設けられている。
は、図示しないプロペラシャフトからの回転駆動力を受
けるリダクションピニオン11と、このリダクションピ
ニオン11と噛合するリダクションギヤ12とをそなえ
ており、これらのリダクションピニオン11及びリダク
ションギヤ12の各ギヤ部11A,12Aはハイポイド
ギヤにより構成される。
の軸部11Bをデファレンシャルキャリヤ3のピニオン
装着用穴部3Aに挿入しテーパベアリング13,14を
介して軸支されている。すなわち、デファレンシャルキ
ャリヤ3のピニオン装着用穴部3Aが形成されており、
このピニオン装着用穴部3Aにベアリングリテーナ15
が嵌挿されて、ピニオン装着用穴部3Aの外端部に形成
されたフランジ装着面3Bにベアリングリテーナ15の
外端部に設けられた結合用フランジ部31を当接させ
て、これらが複数のボルト17により結合される。
ン装着用穴部3A内でガタつきが極めて少なく嵌入し且
つピニオン装着用穴部3A内を軸方向へ移動しうる軸部
15Bが設けられている。そして、このベアリングリテ
ーナ15内にはいずれもテーパベアリングを用いられた
インナベアリング13及びアウタベアリング14が装備
され、リダクションピニオン11はこれらのベアリング
13,14を介して回転自在に支持されている。
(図4中、上部)にはコンパニオンフランジ16が結合
され、リダクションピニオン11にはこのコンパニオン
フランジ16を介して図示しないプロペラシャフトが接
続されている。さらに、この車両用終減速機は、ストラ
ドルマウント型終減速機として構成されており、リダク
ションピニオン11の先端(図4中、下部)は、デファ
レンシャルキャリヤ3側の支持部3Cに装備されたパイ
ロッドベアリング20で枢支され、リダクションピニオ
ン11のリダクションギヤ12との噛合反力による倒れ
が防止されている。
シャルケース4に装着されこのデファレンシャルケース
4を介してデファレンシャルキャリヤ3に軸支される。
つまり、デファレンシャルケース4は、左ケース4Lと
右ケース4Rとを複数のボルト18により一体に結合さ
れた構造になっており、リダクションギヤ12は、ここ
では左ケース4Lに設けられたフランジ部4Aに複数の
ボルト19によって一体に結合されている。
デファレンシャルピニオンシャフト5に枢支されたデフ
ァレンシャルピニオン6,6と、左右輪の駆動軸(アク
スルシャフト)7L,7Rの各端部に結合されるデファ
レンシャルサイドギヤ8L,8Rとが互いに噛合するよ
うにそなえられ、これらによりリヤデファレンシャル装
置2が構成されている。
結合用フランジ部31がベアリングリテーナ15とは別
体に構成されており、特に、結合用フランジ部31の内
周面とベアリングリテーナ15の外端部側の外周面とに
それぞれネジ部32,33が形成されており、これらの
ネジ部32,33が互いに螺合することで結合用フラン
ジ部31がベアリングリテーナ15に結合されている。
転させずに結合用フランジ部31を回転させることで、
結合用フランジ部31のベアリングリテーナ15に対す
る軸心線方向の相対位置を調整することができるように
なっている。結合用フランジ部31は、その一面31A
をフランジ装着面3Bに当接させるようにして、ボルト
17によりデファレンシャルキャリヤ3側に固定される
が、この固定前に、このように結合用フランジ部31と
ベアリングリテーナ15とを軸心線方向に相対的に位置
調整すると、ベアリングリテーナ15自体を軸心線方向
に位置調整することになり、ベアリングリテーナ15と
一体のリダクションピニオン11のギヤ部11Aとリダ
クションギヤ12のギヤ部12Aとの噛み合いを調整で
きるようになっている。
部31及びベアリングリテーナ15の外側の面には、そ
れぞれ穴部34,35が形成されており、ベアリングリ
テーナ15の穴部35に図示しない回転止め治具のピン
を嵌入させて、ベアリングリテーナ15の回転止めを行
ないながら、結合用フランジ部31の穴部34に図示し
ない回転用治具のピンを嵌入させて、この回転用治具を
通じて結合用フランジ部31のみを容易に回転させるこ
とができるようになっている。
後にベアリングリテーナ15の回転を規制する手段(回
転規制手段)として、結合用フランジ部31とベアリン
グリテーナ15との間にカシメによる加工40が施され
るようになっている。さらに、図1中に示す符号36は
ボルト17を嵌挿するためのボルト嵌挿穴であり、ここ
では、図2に示すように、60°毎に合計6個のボルト
17を嵌挿しうるように、ボルト嵌挿穴36も60°毎
に合計6個形成されている。もちろん、デファレンシャ
ルキャリヤ3のフランジ装着面3Bにも、このボルト嵌
挿穴36と対応するように、ボルト螺合穴37が60°
毎に合計6個だけ設けられている。したがって、本構造
では、結合用フランジ部31を回転角度60°単位で回
転調整を行なうことができるようになっている。
ーである。本発明の一実施形態としての車両用終減速機
の構造は、上述のように構成されているので、以下に説
明するような組立方法により本車両用終減速機の組立を
行なうことができる。つまり、まず、デファレンシャル
ピニオン6,6及びデファレンシャルサイドギヤ8L,
8Rとを内蔵したデファレンシャルケース4に予めリダ
クションギヤ12を装着した上で、このリダクションギ
ヤ12付きのデファレンシャルケース4をデファレンシ
ャルキャリヤ3内に設置する。
1Bにテーパベアリング13,14及びベアリングリテ
ーナ15を外嵌させておく。このとき、ベアリングリテ
ーナ15には、結合用フランジ部31を装着(仮止め)
しておく(以上、第1ステップ)。そして、上述のよう
に内部にリダクションギヤ12付きのデファレンシャル
ケース4を設置されたデファレンシャルキャリヤ3のピ
ニオン装着用穴部3Aに、これらの一体化されたリダク
ションピニオン11,テーパベアリング13,14及び
結合用フランジ部31付きのベアリングリテーナ15を
挿入する(第2ステップ)。
端部をパイロッドベアリング20のインナレースに嵌合
させる。そして、ベアリングリテーナ15の結合用フラ
ンジ部31をベアリングリテーナ15に対して相対回転
させながら、結合用フランジ部31の一面31Aをピニ
オン装着用穴部3Aのフランジ装着面3Bに当接させた
状態でのベアリングリテーナ15の軸方向位置を調整す
る(第3ステップ)。
させる際には、ベアリングリテーナ15の穴部35に図
示しない回転止め治具のピンを嵌入させて、ベアリング
リテーナ15の回転止めを行ないながら、結合用フラン
ジ部31の穴部34に図示しない回転用治具のピンを嵌
入させて、この回転用治具を通じて結合用フランジ部3
1のみを回転させる。これにより、容易に、ベアリング
リテーナ15の軸方向位置を調整することができる。
ニオン11と一体に移動するので、ベアリングリテーナ
15の軸方向位置により、リダクションピニオン11と
リダクションギヤ12との噛み合い状態が調整されるこ
とになる。そこで、リダクションピニオン11とリダク
ションギヤ12との噛み合い状態が最適となるようにチ
ェックしつつ、結合用フランジ部31を回動させて、ベ
アリングリテーナ15の軸方向位置を調整する。
1とリダクションギヤ12との噛み合い状態が最適とな
ったら、結合用フランジ部31をボルト17を通じてデ
ファレンシャルキャリヤ3のフランジ装着面3Bに固定
する(第4ステップ)。なお、本実施形態では、結合用
フランジ部31側のボルト嵌挿穴36及びデファレンシ
ャルキャリヤ3のフランジ装着面3B側のボルト螺合穴
37が、いずれも60°毎に設けられるため、上述の結
合用フランジ部31の回転調整は、回転角度60°単位
で行なわれる。
レンシャルキャリヤ3に固定されたら、最後に、結合用
フランジ部31とベアリングリテーナ15との間にカシ
メによる加工(回転規制手段)40を施して、これによ
りベアリングリテーナ15の回転を規制する(第5ステ
ップ)。このようにして、車両用終減速機の組立が完了
するが、本構造によれば、結合用フランジ部31をベア
リングリテーナ15に対して回転させながら、リダクシ
ョンピニオン11とリダクションギヤ12との噛み合い
状態を極めて容易に調整することができる。もちろん、
従来のように、歯当たりが適切になるまで、組立と分解
とを繰り返すことも必要なく、一度も分解することな
く、確実にリダクションピニオン11とリダクションギ
ヤ12との歯当たりを調整でき、組立性が飛躍的に向上
するのである。
は、リダクションピニオン11の先端がパイロッドベア
リング20で枢支されるので、リダクションピニオン1
1及びリダクションギヤ12の歯当たり状態を適切にす
ることで、極めて良好な動力伝達を実現することがで
き、歯当たり調整の効果が大きい。しかも、ベアリング
リテーナ15の軸部15Bは、ピニオン装着用穴部3A
内でガタつきが極めて少なく嵌入しており、もちろん、
軸部15B及び穴部3Aは互いに円筒面で形成されるの
で、ベアリングリテーナ15とデファレンシャルキャリ
ヤ3との間で経時的にガタつきが大きくなるようなこと
もなく、したがって、リダクションピニオン11とリダ
クションギヤ12との噛み合い状態が不規則になること
もなく、噛み合い騒音の発生が抑制され、ギヤ部11
A,12Aの強度低下も回避される。
シャルキャリヤ3内に内蔵された潤滑油を供給するため
に、ピニオン装着用穴部3Aの近傍及びベアリングリテ
ーナ15に、図1中に示すような給油孔28A,28B
を設ける必要があるが、ベアリングリテーナ15は回転
しないので、このような各給油孔28A,28Bは予め
回転方向位置を合わせて少なくとも一組だけ設けておけ
ば、容易にしかも確実に潤滑油の供給を行なうことがで
きる利点もある。
後にベアリングリテーナ15の回転を規制する手段(回
転規制手段)としては、カシメによる加工40のほか
に、図3に示すように、結合用フランジ部31とベアリ
ングリテーナ15との間にロックタイト剤41を介装す
るようにしてもよい。また、回転規制手段として、ベア
リングリテーナ15とデファレンシャルキャリヤ3との
間でキー42を介装するようにしてもよい。この場合、
ベアリングリテーナ15とデファレンシャルキャリヤ3
とのうちの一方にキーとしての突起42を設けて他方に
キー溝43を設けるようにする。これにより、ベアリン
グリテーナ15とデファレンシャルキャリヤ3との相対
回転が規制される。
用治具のための穴部34に変えて、六角ナットのように
正面から見て多角形の外周面を形成して、この外周面に
レンチ等の工具を用いながら、結合用フランジ部31を
回転駆動するように構成してもよい。また、本発明は上
述のストラドルマウント型終減速機に限らず、種々の減
速機に適用することができる。
発明の車両用終減速機の構造によれば、車両の駆動力伝
達系に設けられた車両用終減速機であって、デファレン
シャルキャリヤにベアリングを通じて枢支されたリダク
ションピニオンと、該デファレンシャルキャリヤに枢支
され該リダクションピニオンに噛合するリダクションギ
ヤとをそなえるとともに、該デファレンシャルキャリヤ
に形成されて該リダクションピニオンの軸部の貫通する
ピニオン装着用穴部と、該ベアリングのアウタレース側
に装備されたベアリングリテーナと、該ベアリングリテ
ーナの外端部に設けられた結合用フランジ部と、該ピニ
オン装着用穴部の外端部に形成されたフランジ装着面
と、該結合用フランジ部を該フランジ装着面に結合させ
固定する固定ボルトとをそなえた、車両用終減速機の構
造において、該ベアリングリテーナは該ピニオン装着用
穴部内に嵌入され、該結合用フランジ部が該ベアリング
リテーナの外周に螺合して該ベアリングリテーナに対し
て軸心線方向へ相対移動しうるナット状に形成されると
いう構成により、リダクションピニオンとリダクション
ギヤとの噛み合い状態を極めて容易に調整することがで
きるようになる。また、ベアリングリテーナとデファレ
ンシャルキャリヤとの間のガタつきも回避でき、リダク
ションピニオンとリダクションギヤとの噛み合い状態を
良好に保つことができ、噛み合い騒音の発生やギヤ部の
強度低下も回避される。さらに、ベアリングリテーナを
回転調整する必要がないので、潤滑油を供給するための
油路を容易に形成することができる。
構造によれば、請求項1記載の構造において、該結合用
フランジ部の該フランジ装着面への固定後に該ベアリン
グリテーナの該結合用フランジ部との相対回転を規制す
る回転規制手段が設けられるという構成により、ベアリ
ングリテーナの回転が確実に防止され、上述の各利点や
効果をより確実に得られるようになる。
転規制手段として、該ベアリングリテーナと該結合用フ
ランジ部との間にカシメによる加工が施されると(態様
1)、ベアリングリテーナの回転を容易に且つ確実に防
止することができるようになる。また、請求項2記載の
構造において、該回転規制手段として、該ベアリングリ
テーナと該結合用フランジ部との間にロックタイト剤が
介装されると(態様2)、ベアリングリテーナの回転を
容易に且つ確実に防止することができるようになる。
転規制手段として、該ベアリングリテーナとが該ピニオ
ン装着用穴部との間にキーが介装されると(態様3)、
ベアリングリテーナの回転を容易に且つ確実に防止する
ことができるようになる。さらに、請求項1,2及び態
様1〜3のいずれかの構造において、該車両用終減速機
が、該リダクションピニオンの内端側についてもベアリ
ングを通じて該デファレンシャルキャリヤ側に枢支され
た、ストラドルマウント型終減速機として構成されると
(態様4)、極めて良好な動力伝達を実現することがで
き、上記の歯当たり調整の効果が大きい。
組立方法によれば、車両の駆動力伝達系に設けられた車
両用終減速機であって、デファレンシャルキャリヤにベ
アリングを通じて枢支されたリダクションピニオンと、
該デフファレンシャルキャリヤに枢支され該リダクショ
ンピニオンに噛合するリダクションギヤとをそなえると
ともに、該デファレンシャルキャリヤに形成されて該リ
ダクションピニオンの軸部の貫通するピニオン装着用穴
部と、該ベアリングのアウタレース側に装備されたベア
リングリテーナと、該ベアリングリテーナの外端部に設
けられた結合用フランジ部と、該ピニオン装着用穴部の
外端部に形成されたフランジ装着面と、該結合用フラン
ジ部を該フランジ装着面に結合させ固定する固定ボルト
とをそなえ、該結合用フランジ部が該ベアリングリテー
ナの外周に螺合して該ベアリングリテーナに対して軸心
線方向へ相対移動しうるナット状に形成された、車両用
終減速機の組立方法において、該リダクションピニオン
の軸部に、該ベアリング、及び該結合用フランジ部を螺
合された該ベアリングリテーナを装着する第1ステップ
と、ついで、該リダクションピニオンを該ピニオン装着
用穴部内に挿入して該ベアリングリテーナを該ピニオン
装着用穴部内に嵌入させる第2ステップと、ついで、該
リダクションピニオンと該リダクションギヤとが適正な
噛合状態になるように、該ベアリングリテーナの外周と
該結合用フランジ部とを相対回転させながら該ベアリン
グリテーナを軸心線方向へ移動させる第3ステップと、
ついで、該結合用フランジ部を該フランジ装着面に固定
ボルトを通じて結合させ固定する第4ステップとをそな
えるという構成により、リダクションピニオンとリダク
ションギヤとの噛み合い状態を極めて容易に調整するこ
とができるようになる。また、ベアリングリテーナ自体
を回転調整することが必須でないので、潤滑油を供給す
るための油路を容易に形成することができる。
4ステップに続いて、該ベアリングリテーナの該結合用
フランジ部との相対回転を規制する処理を行なう第5ス
テップをそなえると(態様5)、ベアリングリテーナの
回転が確実に防止されるようになり、上述の各利点や効
果をより確実に得られるようになる。
構造とその組立方法を示す要部縦断面図である。
構造の結合用フランジ部を示す正面図である。
構造の回転規制手段に関する変形例を示す要部縦断面図
である。
デファレンシャル部分の断面図である。
示す要部縦断面図である。
の構造の右半部を示す縦断面図である。
の構造の結合用フランジ部の右半部の端面を示す図であ
り、図6のA−A矢視断面に相当する。
部 3B デファレンシャルキャリヤ3のフランジ装着面 3C デファレンシャルキャリヤ3側の支持部 4 デファレンシャルケース 4A フランジ部 4L デファレンシャルケース4の左ケース 4R デファレンシャルケース4の右ケース 5 デファレンシャルピニオンシャフト 6 デファレンシャルピニオン 7L,7R 駆動軸(アクスルシャフト) 8L,8R デファレンシャルサイドギヤ 9 サイドベアリング 11 リダクションピニオン 11A リダクションピニオン11の歯部 11B リダクションピニオン11の軸部 12 リダクションギヤ 12A リダクションギヤの歯部 13,14 テーパベアリング 15 ベアリングリテーナ 15B ベアリングリテーナ15の軸部 16 コンパニオンフランジ 17〜19 ボルト 20 ピニオンパイロットベアリング 31 結合用フランジ部 31A 結合用フランジ部31の一面 32,33 ネジ部 34,35 穴部 36 ボルト嵌挿穴 37 ボルト螺合穴 38 ダストカバー 40 回転規制手段としてのカシメによる加工 41 回転規制手段としてのロックタイト剤 42 回転規制手段としてのキー 43 キー溝
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の駆動力伝達系に設けられた車両用
終減速機であって、デファレンシャルキャリヤにベアリ
ングを通じて枢支されたリダクションピニオンと、該デ
ファレンシャルキャリヤに枢支され該リダクションピニ
オンに噛合するリダクションギヤとをそなえるととも
に、 該デファレンシャルキャリヤに形成されて該リダクショ
ンピニオンの軸部の貫通するピニオン装着用穴部と、 該ベアリングのアウタレース側に装備されたベアリング
リテーナと、 該ベアリングリテーナの外端部に設けられた結合用フラ
ンジ部と、 該ピニオン装着用穴部の外端部に形成されたフランジ装
着面と、 該結合用フランジ部を該フランジ装着面に結合させ固定
する固定ボルトとをそなえた、車両用終減速機の構造に
おいて、該ベアリングリテーナは該ピニオン装着用穴部内に嵌入
され、 該結合用フランジ部が該ベアリングリテーナの外周に螺
合して該ベアリングリテーナに対して軸心線方向へ相対
移動しうるナット状に形成されていることを特徴とす
る、車両用終減速機の構造。 - 【請求項2】 該結合用フランジ部の該フランジ装着面
への固定後に該ベアリングリテーナの該結合用フランジ
部との相対回転を規制する回転規制手段が設けられてい
ることを特徴とする、請求項1記載の車両用終減速機の
構造。 - 【請求項3】 車両の駆動力伝達系に設けられた車両用
終減速機であって、デファレンシャルキャリヤにベアリ
ングを通じて枢支されたリダクションピニオンと、該デ
ファレンシャルキャリヤに枢支され該リダクションピニ
オンに噛合するリダクションギヤとをそなえるととも
に、 該デファレンシャルキャリヤに形成されて該リダクショ
ンピニオンの軸部の貫通するピニオン装着用穴部と、 該ベアリングのアウタレース側に装備されたベアリング
リテーナと、 該ベアリングリテーナの外端部に設けられた結合用フラ
ンジ部と、 該ピニオン装着用穴部の外端部に形成されたフランジ装
着面と、 該結合用フランジ部を該フランジ装着面に結合させ固定
する固定ボルトとをそなえ、 該結合用フランジ部が該ベアリングリテーナの外周に螺
合して該ベアリングリテーナに対して軸心線方向へ相対
移動しうるナット状に形成された、車両用終減速機の組
立方法において、 該リダクションピニオンの軸部に、該ベアリング、及び
該結合用フランジ部を螺合された該ベアリングリテーナ
を装着する第1ステップと、 ついで、該リダクションピニオンを該ピニオン装着用穴
部内に挿入して該ベアリングリテーナを該ピニオン装着
用穴部内に嵌入させる第2ステップと、 ついで、該リダクションピニオンと該リダクションギヤ
とが適正な噛合状態になるように、該ベアリングリテー
ナの外周と該結合用フランジ部とを相対回転させながら
該ベアリングリテーナを軸心線方向へ移動させる第3ス
テップと、 ついで、該結合用フランジ部を該フランジ装着面に固定
ボルトを通じて結合させ固定する第4ステップとをそな
えていることを特徴とする、車両用終減速機の組立方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30951095A JP3324369B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 車両用終減速機の構造とその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30951095A JP3324369B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 車両用終減速機の構造とその組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152008A JPH09152008A (ja) | 1997-06-10 |
JP3324369B2 true JP3324369B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=17993875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30951095A Expired - Fee Related JP3324369B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 車両用終減速機の構造とその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3324369B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002310269A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-23 | Yamaha Motor Co Ltd | 小型車両の駆動力伝達構造 |
DE10331348B4 (de) | 2003-07-11 | 2010-04-15 | Daimler Ag | Lagereinheit |
JP4690858B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-06-01 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転直動変換機構 |
JP6130690B2 (ja) * | 2013-03-04 | 2017-05-17 | 住友重機械工業株式会社 | 減速装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1708710A (en) | 1923-11-09 | 1929-04-09 | Packard Motor Car Co | Motor vehicle |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP30951095A patent/JP3324369B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1708710A (en) | 1923-11-09 | 1929-04-09 | Packard Motor Car Co | Motor vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09152008A (ja) | 1997-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1591694A2 (en) | Differential carrier assembly | |
JP3388357B2 (ja) | 車両用差動ユニット | |
US6227716B1 (en) | Differential unit having an adjustable bearing assembly | |
EP2365917B1 (en) | Final drive for a work machine | |
US5624345A (en) | Apparatus for preloading axle differential bearings and method of assembling a differential | |
JP2001270341A (ja) | ワンピースディファレンシャルベアリング・アジャスタロックおよび緊締具 | |
EP1286079A2 (en) | Drive assembly with mounting for rotating axle | |
US6802793B2 (en) | Cross pin retention system for differentials | |
JP3324369B2 (ja) | 車両用終減速機の構造とその組立方法 | |
CA2533930A1 (en) | Pinion support for a differential assembly | |
WO2007115076A1 (en) | Bearing with separately formed adjuster | |
EP0239574B1 (en) | Differential drive assembly with two inputs | |
US20030152303A1 (en) | Method and apparatus for preloading the outer race of a tapered roller bearing in a vehicle axle differential | |
US20090084211A1 (en) | Hypoid gear device and final reduction gear for vehicle | |
US20060000308A1 (en) | Axle assembly with opposed electric motor carrier | |
JP3166515B2 (ja) | 車両用リダクション装置 | |
JP3931369B2 (ja) | 4輪駆動車の動力伝達装置 | |
CN215883191U (zh) | 汽车轮毂总成及汽车驱动桥 | |
JP4799901B2 (ja) | 軸受構造を用いたトランスファ | |
JP2005225255A (ja) | 駆動軸の支持構造 | |
JP2857911B2 (ja) | パワーユニット | |
JP2001280446A (ja) | 車両の動力伝達装置及びその製造方法 | |
CN117261998A (zh) | 后轮转向器及具有其的车辆 | |
JPH0310418Y2 (ja) | ||
CN112503156A (zh) | 用于水陆作业机驱动前桥的末端传动系统以及驱动前桥 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020604 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070705 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090705 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |