JP3323628B2 - 放射性薬剤注入装置 - Google Patents
放射性薬剤注入装置Info
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Description
を得るために放射性薬剤を生体に注入する放射性薬剤注
入装置に関する。
ため、人体にラジオアイソトープ(RI)でラベルされ
た薬剤を注入して、このRIを放射線検出器で測定する
ことが行われている。
の放射性薬剤注入装置の構成を説明するための説明図で
ある。RIバイアル411はガラス製の容器であり、こ
の開口部は、キャップで封止されている。このキャップ
には注入針311,321,331が貫通しており、こ
の注入針311,321,331にそれぞれ連通するテ
フロン製のチューブ310,320,330からの液体
の流入出経路を確保している。チューブ330は、電磁
バルブV3を介して3方向の分岐器D2に接続されて、
チューブ330の管内を流れる媒体(RI)を分岐器D
2に接続されたチューブ233およびチューブ234方
向に分岐している。チューブ233はその一部が放射線
計測装置であるRIカウンターユニット410内でコイ
ル状に巻かれて注入ユニット230のシリンジ(注射
器)部230aに接続されている。
34は電磁バルブV4を介して3方向の分岐器D3に接
続されており、分岐器D3はチューブ234の管内を流
れる媒体を分岐器D3に接続されたチューブ242およ
びチューブ243方向に分岐している。そして、チュー
ブ242は電磁バルブV6およびV2を介して分岐器D
1に接続されている。分岐器D1ではチューブ242の
管内を流れる媒体を分岐器D1に接続されたチューブ2
41およびチューブ251方向に分岐している。チュー
ブ251は、電磁バルブV1を介して内部が生理食塩水
で満たされた生理食塩水容器250に接続されている。
チューブ241は、洗い流しユニット240のシリンジ
部240aに接続されている。また、分岐器D3から分
岐したチューブ243は電磁バルブV5およびフィルタ
244を介して注射針245に連通している。
部230aは、シリンジチューブ230bとピストン2
30cとピストンロッド230dとから構成されてい
る。また、ピストンロッド230dの他端はネジ230
fの一端に接続されており、ネジ230fに嵌まるよう
に合わされるナットを回動させるモーターを有する駆動
部230gを制御することにより、ピストン230cを
シリンジチューブ230b内で摺動させる。なお、ネジ
230fおよびピストンロッド230dは、筒状の支持
チューブ230h内に収納されている。支持チューブ2
30hの両端には、リミット(リード)スイッチLS3
1,LS32が設けられたおり、ピストン230cの動
きをモニターすることができるようにされている。
ニット230と同様の構成としてあり、これらのユニッ
ト230,240はコントロールユニット200によっ
て電気的に制御される。
装置の動作について説明する。初期状態では、ピストン
230cおよび240cがIN状態となっており、電磁
バルブV1〜V6はクローズされている(OFF状態と
する:S1)。
ブ310を内を通ってRIおよび窒素がRIバイアル4
11内に搬送される(S2)。注入されたRIはRIバ
イアル411内に蓄積され(このRIを412とす
る)、注入された窒素は、チューブ320を通って外部
へ放出される。しかる後、電磁バルブV1およびV3を
開放する(ON状態:S3)。そして、注入ユニット2
30を駆動して、RIを吸引し(S4)ピストン230
cをOUT状態とする(S5)。ピストン230cがO
UT状態とされると、電磁バルブV3が開放しているの
で、RIバイアル411内のRI412は、吸引されて
チューブ330および233を通ってRIカウンターユ
ニット410内に搬送される。ピストン230cがOU
T状態となると、リミットスイッチLS32がONして
吸引が停止し、引き続いて電磁バルブV3がOFF状態
となる。そして、RIカウンターユニット410内で
は、チューブ233がコイル状に巻かれており、ここに
RIが蓄積されるので、このRIの放射線量をRIカウ
ンターユニット410で測定する(S7)。この後、電
磁バルブV4およびV5をON状態とする(S8)。
を押し出すと(S9)ピストン230cはIN状態とな
り(S10)、チューブ233内のRIは、チューブ2
33、234、243および注射針245を通って患者
に注入される。なお、フィルター244は、チューブ内
の不純物の患者への混入を防止している。この動作と並
行して、電磁バルブV1はON状態であるので、洗い流
しユニット240を駆動して生理食塩水を吸引し(S1
1)、吸引ピストン230cをOUT状態(リミットス
イッチLS42をON状態:S12)とし、生理食塩水
容器250から生理食塩水を洗い流しユニット240内
に吸引した後、電磁バルブV1をOFF状態としておく
(S13)。
または注射針245内には、RIが残留しているで、こ
の生理食塩水をさらに注入することにより、RI全てを
患者に注入する。このために、まず電磁バルブV4をO
FF状態とし(S14)、続いて電磁バルブV2および
V6をON状態とする(S15)。しかる後、洗い流し
ユニット240を駆動して生理食塩水を押し出し(S1
6)、ピストン240cをIN状態(リミットスイッチ
LS41をON状態:S17)とし、生理食塩水を洗い
流しユニット240から患者へ注入する。そして、最後
に電磁バルブV2,V5およびV6はOFF状態として
おく(S18)。なお、注入を引き続き行う場合には、
上記の手順を繰り返す(S19)。以上のようにして、
RIを患者に注入し、この生体内のRIをポジトロンC
Tなどで検出することにより、患者の生理的な情報を得
ることができる。
うな放射性薬剤注入装置を用いた場合、チューブ24
1,242,243,244,251,233,23
4,330は全て液体で満たされているので、正確な量
のRIが生体内に注入されないという問題が生じる。す
なわち、RI412の液量を4ml(A1とする)、チ
ューブ330内のRIバイアルから電磁バルブV3まで
の液量を0.5ml(B1とする)、電磁バルブV3か
ら分岐器D2までの液量と、分岐器D2から電磁バルブ
V4までのチューブ234、分岐器D2および234内
の液量の和を1ml(C1とする)、電磁バルブV4,
V5およびV6で囲まれた部分の液量を1ml(E1と
する)、とする。また、チューブ242の電磁バルブV
6からV2までの液量を0.5ml(G1とする)、電
磁バルブV2、V1およびシリンジ部240aの注入口
で囲まれた部分の液量を1ml(D1とする)、分岐器
D2からRIカウンターユニット410内に至るまでの
チューブ233の液量を0.5ml(F1とする)とす
る。そして、RIカウンターユニット410内のチュー
ブ233の容積(J1とする)を3ml、電磁バルブV
5から患者までのチューブ243および注射針245ま
での液量を0.5ml(K1とする)、フィルター24
4内の液量のデッドボリュームを1ml(H1とする)
とした場合に、患者へ3mlのRIを注入する場合を考
える。なお、チューブ内は、気泡の混入を防止するため
全てリンゲル等の液体で満たされている。
ないB1の液量(0.5ml)を考慮して3.5mlを
吸引する。ところが、この際には、RIカウンターユニ
ット410内に3mlが蓄積されるのではなく、C1+
F1+J1内で満たされたRIの液量が3mlとなり、
実際にRIカウンターユニット410で線量(Bq)の
計測が可能なRIの液量は、3ml−C1−F1=1.
5mlである。すなわち、これは所望の注入液量の50
%に相当する。
同時に、洗い流しユニット240では生理食塩水が吸引
される。吸引量は、残留したRIを押し出すのに十分な
液量が必要であるので、E1+H1+K1=2.5ml
とする。そして、注入ユニット230で、RIを押し出
して患者に注入する場合には、3.5mlを押し出す
が、実際に患者に注入されるRI量は、3.5ml−E
1−H1−K1=1mlであり、残りの2.5ml(E
1+H1+K1)は注入されない。これらを洗い流すた
めに洗い流しユニット240から生理食塩水が押し出さ
れる。押し出し量は2.5mlである。よって、全注入
量はE1+H1+K1=2.5mlの生理食塩水+1m
lのRI+2mlのRI+0.5mlの生理食塩水=総
注入量6ml(RI=3ml、生理食塩水3ml)であ
る。
は、総注入量が上記の場合6mlと多量となるばかりで
なく、実際のRIカウンターユニット410で計測可能
なRIの液量は、所望の注入液量の50%であり、RI
の正確な注入を行うことができない。また、患者への気
泡の混入を防止するために、所望のRI注入量3mlに
対してRIバイアル411内には、4mlのRIが満た
されており、このような多量のRIの存在は放射線の被
爆の点から鑑みて好ましくない。また、2回目以降のR
I注入の際には、RIバイアル中に0.5ml、B1に
0.5mlの合計1mlのRIが装置内に残留してお
り、これは正確な線量のRIを患者に注入するという観
点から好ましくない。さらに、装置内は、液体により満
たされているので、感電の危険性があった。
ものであり、安全かつ正確に患者へRIを注入すること
が可能な放射性薬剤注入装置を提供することを主たる目
的とする。
るため、第1の発明は、放射線量が測定された放射性薬
剤を生体内に注入する放射性薬剤注入装置を対象とする
ものであり、放射性薬剤を収容するバイアル容器(41
1)と、バイアル容器(411)内の放射性薬剤をガス
とともに吸引し、ガスを搬送媒体として放射性薬剤を押
し出す注入シリンジ(230a)と、注入シリンジ(2
30a)から押し出された放射性薬剤およびガスのう
ち、ガスのみを除去して放射性薬剤を通過させるエアー
ベント付きフィルター(70)とを具備することとし
た。
薬剤注入装置に加えてさらに生理食塩水を収容する食塩
水容器(250)と、食塩水容器(250)内の生理食
塩水等を吸引し、押し出してこの生理食塩水またはガス
を注入シリンジ(230a)とエアーベント付きフィル
ター(70)との間に導入する洗い流しシリンジ(24
0a)とを具備することとした。
入装置に絶縁性の材料から構成されるチェックバルブを
用いたものであり、放射性薬剤を収容するバイアル容器
(411)と、バイアル容器(411)方向からのガス
または放射性薬剤の一方向流入を許容する絶縁性の第1
チェックバルブ(C2a)と、バイアル容器(411)
内の放射性薬剤を第1チェックバルブ(C2a)を介し
てガスとともに吸引し、ガスを搬送媒体として放射性薬
剤を押し出す注入シリンジ(230a)と、注入シリン
ジ(230a)から押し出された放射性薬剤およびガス
のうち、ガスのみを除去して放射性薬剤を通過させるエ
アベントフィルター(70)と、注入シリンジ(230
a)からエアベントフィルター(70)へのガスまたは
放射性薬剤の一方向流出のみを許容する絶縁性の第2チ
ェックバルブ(C2bまたはC3b)とを具備すること
とした。
薬剤注入装置に絶縁性の材料から構成されるチェックバ
ルブを用いたものであり、放射性薬剤を収容するバイア
ル容器(411)と、バイアル容器(411)方向から
のガスまたは放射性薬剤の一方向流入を許容する絶縁性
の第1チェックバルブ(C2a)と、バイアル容器(4
11)内の放射性薬剤を前記第1チェックバルブ(C2
a)を介してガスとともに吸引し、ガスを搬送媒体とし
て放射性薬剤を押し出す注入シリンジ(230a)と、
注入シリンジ(230a)から押し出された放射性薬剤
およびガスのうち、ガスのみを除去して放射性薬剤を通
過させるエアベントフィルター(70)と、注入シリン
ジ(230a)からエアベントフィルター(70)への
ガスまたは放射性薬剤の一方向流出のみを許容する絶縁
性の第2チェックバルブ(C2bまたはC3b)と、生
理食塩水等を収容する食塩水容器(250)と、食塩水
容器(250)方向からのガスまたは生理食塩水等の一
方向流入を許容する絶縁性の第3チェックバルブ(C1
a)と、食塩水容器(250)内の生理食塩水等を前記
第3のチェックバルブ(C1a)を介して吸引し、押し
出す洗い流しシリンジ(240a)と、洗い流しシリン
ジ(240a)から押し出された生理食塩水またはガス
の洗い流しシリンジ(240a)からの一方向流出を許
容し、この生理食塩水またはガスを第2のチェックバル
ブと注入シリンジとの間に導入する第4チェックバルブ
(C1bまたはC3a)とを具備することとした。
a)または洗い流しシリンジ(240a)の吸引または
押し出しを気体の流入出によりそのピストン(130h
または140h)が駆動するエアーシリンダ(130g
または140g)を用いて行うこととするのが好まし
い。
全性を第1に考えてなされたもである。このような目的
を達成するために、第1の発明では、まず、バイアル容
器(411)内の放射性薬剤をガスとともに吸引し、注
入シリンジ(230a)からこのガスを搬送媒体として
放射性薬剤を押し出すこととしている。すなわち、少な
くとも注入シリンジ(230a)からチューブ等を経て
生体へ至る経路の容積以上のガス(例えば窒素ガス、酸
素ガス等の難水溶性の気体)を注入シリンジ(230
a)内に放射性薬剤と同時に吸引し、このガスを押し出
すことにより、このガスにより放射性薬剤が押し出され
て正確な液量のRIを生体に注入される。
を搬送媒体としているので、放射性薬剤が希釈されて正
確な量が生体に注入されないということがない。そし
て、このガスにより形成される空隙は絶縁体として機能
するので、生体の感電の危険性を低減させることができ
る。しかしながら、このようなガスの存在は、生体にと
っては文字通り致命的な欠陥であり、生体にこのガスが
注入された場合には生体が死に至ることさえあり得る。
そこで、第1の発明では、さらにエアーベント付きフィ
ルター(70)を用いて、これらの放射性薬剤およびガ
スのうち、ガスのみを除去して放射性薬剤のみを生体に
注入することとした。
ーベント付きフィルター(70)等に残留した放射性薬
剤を洗い流しシリンジ(240a)により食塩水容器
(250)から吸引した生理食塩水等を押し出すことに
よって洗い流し、さらに正確な量の放射性薬剤を生体に
注入できることとしてある。
険性をさらに低減させるために、絶縁性の材料から構成
される第1〜4チェックバルブ(C1a,b、C2a,
b、C3a,b)を用いることとした。そして、これら
は、一方向通過性のバルブであり、電気的制御を必要と
しないので、これら自体が漏電の原因となることはない
し、媒体の流入出に起因する自動開閉弁であるので、複
雑な制御機構を必要としない。すなわち、まず、バイア
ル容器(411)から吸引された放射性薬剤やガスは、
第1チェックバルブ(C2a)を介して注入シリンジ
(230a)内に導入される。この後、注入シリンジ
(230a)から放射性薬剤およびガスを押し出して第
2のチェックバルブ(C2bまたはC3b)を介してエ
アベントフィルター(70)に導入する。これらチェッ
クバルブはこれの弁に加えられる圧力により、自動的に
開閉し、放射性薬剤およびガスを一方向にのみ通過させ
ことができる。
薬剤注入装置は、生理食塩水等を用いた洗い流し機構を
有するものにも適用可能であり、第4の発明は第3の発
明に第2の発明を適用したものである。すなわち、上記
第3の発明のようにして放射性薬剤が生体に導入される
場合に、残留した放射性薬剤を洗い流すため、まず食塩
水容器(250)内から生理食塩水等を第3のチェック
バルブ(C1a)を介して吸引し、この後、この生理食
塩水等を第4のチェックバルブ(C1bまたはC3a)
を介してエアベントフィルター(70)内に導入してエ
アベントフィルター(70)等に残留している放射性薬
剤を洗い流して生体に注入することができる。
洗い流しシリンジ(240a)はエアーシリンダ(13
0gまたは140g)を用いて駆動することとし、これ
ら自身により電気の発生をなくし、生体の感電防止を促
進した。
実施例を添付図面に基づいて説明する。なお、同一要素
には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
剤注入装置の構成を説明するための図である。
ラス製の容器であり、この開口部はゴム製のキャップで
封止されている。そして、このキャップには注入針31
1,321,31が貫通している。注入針311,32
1,31にはそれぞれ連通するテフロンまたはシリコン
ゴム製のチューブ310,320,30が接続されて、
この内部を流れる液体および気体の流入出の経路を確保
している。そして、本実施例では、このRIバイアル4
11がRIカウンターユニット410内に配置されてい
る。RIカウンターユニット410には放射線カウンタ
ー410aが備えられており、RIバイアル411内の
放射線量をベクレル:Bqでカウントする。すなわち、
このようにすることにより、RIバイアル411内のR
Iの放射線量を100%測定することが可能である。
を介して、注入ユニット130のシリンジ(注射器)部
230aおよびチューブ40を介して複合チェックバル
ブC3に接続されている。複合チェックバルブC2は媒
体を一方向にのみ通過させるバルブであり、絶縁性のポ
リエステル、テフロンまたはゴム等から製造されてい
る。すなわち、複合チェックバルブC2は、チェックバ
ルブC2aおよびC2bから構成されており、RIバイ
アル411からのRIは、チューブ30からチェックバ
ルブC2aを通過してシリンジ230a方向または複合
チェックバルブC3方向には流れる。また、シリンジ2
30aからのRI(またはガス)は、チェックバルブC
2bを通過して複合チェックバルブC3方向にのみ流
れ、チューブ30方向に流れることはない。なお、チェ
ックバルブC2bの存在により、複合チェックバルブC
3方向からの媒体はC2に流入することがない。
に複合チェックバルブC2に接続されることとしたが、
これはピンチバルブC4を介して複合チェックバルブC
2に接続することとしてもよい。このピンチバルブC4
は、通常RIを注入しないとき、あるいは注入を緊急に
停止したい場合には閉状態とする。また、ピンチバルブ
C4は不意の注入ユニット130等内の圧力の上昇など
に応答して閉状態とする安全弁として機能することもで
きる。
クバルブC3aとチェックバルブC3bとより構成され
ており、チェックバルブC3aはチューブ50を介して
複合チェックバルブC1に、チェックバルブC3bは、
エアベント付きフィルター70を介してチューブ60に
接続されている。この複合チェックバルブC3も一方向
通過性のバルブであり、チェックバルブC3bにより、
複合チェックバルブC2からエアーベント付きフィルタ
ー70方向への媒体の通過は許容するが、その逆を媒体
が通過することはできない。また、チェックバルブC3
aは、複合チェックバルブC1からエアーベント付きフ
ィルター70への媒体の通過は許容するが、エアーベン
ト付きフィルター70から複合チェックバルブC3およ
び複合チェックバルブC2から複合チェックバルブC1
への媒体の通過は許容しない。
介して洗い流しユニット140のシリンジ部240aお
よびチューブ80の一端に接続されており、また、チュ
ーブ80の他端は生理食塩水容器250に接続されてい
る。複合チェックバルブC1は、チェックバルブC1a
とチェックバルブC1bとより構成されており、チェッ
クバルブC1aは、チューブ80から複合チェックバル
ブC1への媒体の流入を許容するが、この逆は禁止す
る。また、チェックバルブC1bは、流しユニット14
0からチューブ50への媒体の流出は許容するがこれら
の逆方向の流れは禁止する。
出射口には、チューブ60が接続されており、このチュ
ーブ60の先端には注射針245が設けられている。
縁性の材料から構成される複合チェックバルブC1〜C
3を用いた点である。これはその駆動に電磁バルブのよ
うな電気的なエネルギーを必要としないのであって、感
電の危険性を著しく減少させることができる。ここで、
注入ユニット130および洗い流しユニット140は、
媒体の流入出の観点からは図6に示したものと同様であ
る。しかしながら、本発明は生体への影響を第1に考え
てなされたものであり、これらの注入ユニット130お
よび洗い流しユニット140においても感電の危険性か
ら生体を保護する必要がある。すなわち、絶縁性の複合
チェックバルブC1〜C3を用いただけでは、感電に対
する対策は万全とはいえない。そこで、本実施例におい
ては、注入ユニット130および洗い流しユニット14
0のピストンの駆動を従来の電気式のモーターに代えて
エアーシリンダを用いて行うこととした。
30,洗い流しユニット140およびこれらのシリンジ
部230a,240aの構成について説明する。洗い流
しユニット140の構成は注入ユニット130の構成と
同様であるので、以下では注入ユニット130の構成に
ついてのみ説明する。
230aが備えられている。シリンジ部230aは、シ
リンジチューブ230bとこの内壁に接して摺動するよ
うに設けられたピストン230cとピストン230cに
一端が固着されてこれを摺動させるピストンロッド23
0dとから構成されている。また、ピストンロッド23
0dの他端は、その軸をエアーシリンダ130g用のピ
ストンロッド130fの軸と同一として、固定治具13
0eで固定されている。なお、このピストンロッド23
0dとエアーシリンダ用ピストンロッド130fとは同
一成型されることとしてもよい。エアーシリンダ130
gは、例えば円筒状のシリンダチューブ130bの両開
口端をヘッドカバーおよびロッドカバーで覆い、これに
より生じた円筒状室の内部にピストン130hをその外
周面がシリンダチューブに接するように設け、これにエ
アーシリンダ用ピストンロッド130fを装着したもの
である。そして、エアーシリンダ130gを構成する各
構成要素の間には、空気漏れを防ぐためにパッキンやシ
ールが設けられている。また、エアーシリンダ130g
とシリンジ部230aとは、支持部130jにより互い
に固定されている。
は、エアーシリンダ130gのピストン130h前後の
圧縮空気を給排してピストンの前あるいは後に圧力を加
えることによって、その軸方向に運動する。なお、これ
らの構成材料は、感電を防止するためには、電気的に不
伝導な絶縁性の材料から構成されることが望ましい。こ
の注入ユニット130を駆動するための空気等は、図1
中のチューブ1301からエアーシリンダ130gのピ
ストン130hの前面に給排され、チューブ1302か
らピストン130hの後面に給排される。チューブ13
01および1302への空気の給排は、注入ユニット1
30を含む放射性薬剤注入装置の主要部の背面に設置さ
れた電磁バルブ400とこの電磁バルブ400に接続さ
れた図示しないコンプレッサーやガスボンベなどを介し
て行われる。また、開孔1305はこのようなチューブ
を主要部の前面から背面に配管するために設けられてい
る。なお、洗い流しユニット140は、空気の給排の構
成も注入ユニット130と同様の構成をしている。そし
て、ピストン130h内部にはマグネットMGが埋設さ
れており、シリンダチューブ130bの外壁に設けられ
たリミットスイッチLS31,LS32でこれの動きを
モニターし、これに基づいてシリンダチューブ130b
に給排される気体の流入出を制御する構成となってい
る。
について説明する。図3は、図1に示した放射性薬剤注
入装置の主要部の側面図(同図(a))および背面図
(同図(b))である。同図(b)から明らかなよう
に、箱状の収納容器500の一側面からこれに対向する
側面には仕切板500aが収納容器500に固着されて
おり、注入ユニット130、洗い流しユニット140お
よび生理食塩水容器250はこの仕切板500aの一側
面に注入ユニット130内のシリンジ部230aが下に
なるように設置されている。なお、収納容器500の側
面、前面および背面には窓が設けられており、チューブ
等の配管の便宜をはかるとともに、収納容器500内部
のようすが良く分るようにされている。
ド形式の電磁バルブ400が設置されている。この電磁
バルブ400の構成は、同図(b)から明らかであり、
マニホールド(取付け台)に各々の電磁バルブ400が
取り付けられている。そして、マニホールド内には、各
々の電磁バルブ400の外部配管用の管路が組み込まれ
ており、装置の小形化を実現している。電磁バルブ40
0をこのような構成としておき、図示しないコンプレッ
サーやガスボンベなどから圧縮ガスをこの電磁バルブ4
00に供給し、各々の電磁弁を開閉することにより、図
1のエアーシリンダ130gおよび140gを駆動す
る。なお、コンプレッサーやガスボンベと電磁バルブ4
00との間には、減圧調整バルブ401が介在してお
り、電磁バルブ400に供給するガス圧を一定の圧力値
に減圧している。なお、このような放射性薬剤注入装置
の主要部の上面図を図4に示す。
て空気が注入ユニット130および洗い流しユニット1
40のエアーシリンダに供給または排気されることによ
り、これらのピストン230c,240cが摺動する。
なお、本実施例では、複動形のエアーシリンダ130g
を用いたが、これは単動形のものでもよい。
施例の放射性薬剤注入装置の動作について説明する。ま
ず、初期状態では、ピストン230cおよび240cが
IN状態となっている(S1)。このような状態とした
後に、まず、チューブ310を内を通ってRI(3ml
とする)および窒素が図示しない自動合成装置からRI
バイアル411内に搬送される(S2)。注入されたR
IはRIバイアル411内に蓄積し(RI412)、注
入された窒素は、チューブ320を通って外部へ放出さ
れる。
ウンターユニット410内に設置されているので、この
RIの放射線量をRIカウンターユニット410で測定
する(S3)。そして、注入ユニット130を駆動し
て、ピストン230cをOUT状態とする。ピストン2
30cがOUT状態とされると、RIバイアル411内
のRI412は、吸引されてチューブ30および複合チ
ェックバルブC2を介して注入ユニット130内に吸引
される(S4)。この際に吸引するのはRI(3ml)
だけではなく、この3mlのRIの吸引前後に窒素を
(5ml)吸引する。すると、図2のリードスイッチL
S32がONして吸引が停止する(S5)。これで注入
ユニット130のシリンジ部230aにはRIと窒素が
収納されたことになる。なお、この際に液体であるRI
は、シリンジ部230aの下部に蓄積し、窒素は上部に
蓄積する。
を搬送媒体としてRIを押し出すと(S6)、シリンジ
部230aはIN状態となり(S7)、このRIは、複
合チェックバルブC2,チューブ40、複合チェックバ
ルブC3、エアベント付きフィルター70、チューブ6
0および注射針245を順次通過して患者に注入され
る。この時の注入ユニット130での押し出し量は8m
lであり、チューブ60およびエアベント付きフィルタ
ー70のデッドボリューム各々0.5mlを考慮すると
患者には2mlが注入されたことになる。
40を駆動して(S10)ピストン230cをOUT状
態(これのリードスイッチをON状態)とし(S1
1)、生理食塩水容器250から生理食塩水(2.5m
l)をチューブ80を介して洗い流しユニット240内
に吸引する。そして、エアベント付きフィルター70、
チューブ60または注射針245内には、RIが残留し
ているで、この生理食塩水をさらに注入することによ
り、RI全てを患者に注入する。このために、洗い流し
ユニット140を駆動して(S8)ピストン230cを
IN状態(これのリードスイッチをON状態)とし(S
9)、生理食塩水を洗い流しユニット240からチュー
ブ50、複合チェックバルブC3、エアベント付きフィ
ルター70、チューブ60および注射針245を順次介
して患者へ注入する。このときの押しだし量は2.5m
lであり、1mlのRIが患者に注入されることにな
る。
により、患者に引き続いてRIを注入することが可能で
ある。ただし、2回目以降は、注入ユニット130から
押し出されるRIは2mlであるが、このとき生理食塩
水も2mlが押し出されることとなる。
容積について説明する。RIバイアル411の液量は3
ml(A2とする)である。RIバイアル411から複
合チェックバルブC2までのチューブ30の容積を0.
5ml(B2とする)とする。複合チェックバルブC
1,C2,C3の容積を1ml(C2,D2,E2とす
る)とする。複合チェックバルブC2からC3までのチ
ューブ40の容積を0.5ml(F2とする)とする。
複合チェックバルブC1からC3までのチューブ50の
容積を0.5ml(G2とする)とする。エアーベント
付フィルター70の容積を1ml(H2とする)のデッ
ドボリュームとする。
注入量は以下のようになる。まず、RIバイアル411
内のRIを注入ユニット130内のシリンジ部230a
を駆動して注入ユニット130内に移動させる場合に
は、吸引量は注入時のチューブ等のデッドボリュームを
考慮してA2+D2+F2+E2+H2=6.5mlと
なり、気体の圧縮を考慮すると7〜8mlを吸引するこ
ととなる。そして、注入ユニット130のシリンジ部2
30aは、ピストンロッド230dが垂直にたった状態
で配置されているのでシリンジ部230aの吸入、排出
口が下側、ピストン230cが上側で配置されており、
3mlのRIがシリンジ部230a内の下部に残り4〜
5mlの窒素ガスが上部に位置することになる。
洗い流しユニット140に生理食塩水が吸入される。こ
こでの吸入量はG2+E2+H2=2.5mlである。
さらに、患者へのRIの注入のため、注入ユニット13
0を駆動させてRIを押し出す。この際には、RIがシ
リンジ部230a内の下部に窒素ガスが上部に位置して
いるので、最初にRI(3ml)が押し出され、続いて
窒素ガス(4〜5ml)が押し出されることになる。但
し、押し出し量は、7〜8mlなので2mlが患者に注
入されてH2に相当する1mlのRIがエアーベント付
フィルター70内に残留する。ここで、本発明で重要な
窒素ガス(4〜5ml)は、エアーベント付フィルター
70に設けられた空気抜き穴71より外部に放出され
る。H2に相当するRI(1ml)を注入するため、洗
い流しユニット140から生理食塩水が押し出されて、
全注入量3mlが患者に注入されることになる。
E2,H2が略生理食塩水で満たされているため、洗い
流しユニット140の吸引、押し出し量はE2+H2=
2mlとなり、全注入量はE2+H2=2mlの生理食
塩水と3ml(A2)のRIとの和5mlとなる。この
ようにして、患者に注入したRIをポジトロンCTなど
で検出することにより、患者の生理的な情報を得ること
ができる。
入装置は、生体の安全性を第1に考えてなされたもので
ある。すなわち、生体の感電を防止するためには、ま
ず、電気的に駆動する装置をなくさなくてはならない。
そのために、本実施例では絶縁性の材料から構成される
複合チェックバルブC1〜C3を用いた。
しユニット140はエアーシリンダ130gおよび14
0gを用いて駆動することとし、生体の感電の防止を促
進した。そして、チューブ等30〜80が液体で満たさ
れている場合には感電の危険性が高まるし、また、RI
は作業者、被検者の被爆の点からも必要最小限のRIの
みを装置内に導入するようにしたいし、ましてや生体に
注入されるRIの量は正確でなければ生体が不要な被爆
をしてしまう恐れがある。
放射性薬剤注入装置は、少なくとも注入ユニット130
からチューブ40を経て生体へ至る経路の容積以上の空
気(窒素)を注入ユニット130内にRIと同時に吸引
し、注入ユニット130のピストン130cで空気を押
し出すことにより、この空気によりRIが押し出されて
正確な液量のRIを生体に注入されることとした。この
ことによって、空気により形成される空隙が絶縁体とし
て機能し、感電を防止することも可能である。
ような格別の効果を奏するにも関わらず、生体にとって
は文字通り致命的な要因である。すなわち、空気が生体
内に注入されると、生体は多くの場合死に至ることとな
る。そこで、空気を用いてRIを生体に注入する経路上
にエアーベント付フィルター70を設けることとした。
これにより空気を用いてRIを生体に注入することとし
てもエアーベント付フィルター70に設けられた空気抜
き穴71から空気が抜けているので、生体が死に至るこ
とはない。
量が正確にカウントされていなければ、正確な検査診断
ができない。そこで、この放射線量の測定は、RIバイ
アル411で行うことにした。しかも、この中のRI
は、その全てを空気を一緒に注入ユニット130に吸引
するので、測定放射線量と生体への注入放射線量との間
に誤差が生じることが少ない。
明によれば、注入シリンジからこのガスを搬送媒体とし
て放射性薬剤を押し出すこととし、また、エアーベント
フィルターを用いて、これらの放射性薬剤およびガスの
うち、ガスのみを除去して放射性薬剤を生体に注入する
こととしたので、正確な液量の放射性薬剤を安全に生体
に注入することができる。また、このガスより形成され
る空隙は絶縁体として機能するので、生体の感電の危険
性を低減させることができる。
ター等に残留した放射性薬剤を生理食塩水等を押し出す
ことによって洗い流し、さらに正確な量の放射性薬剤を
生体に注入できる。
構成される第1〜4チェックバルブを用いることとした
ので、生体への感電の危険性をさらに低減させることが
できるとともに、これらは自動開閉弁であるので、複雑
な制御機構を必要としない。
縁性の材料から構成される第1〜4チェックバルブを用
いるとともに、生理食塩水等を押し出すことによって残
留放射性薬剤を洗い流すこととしたので、食塩水などの
非常に電気伝導度の高い媒体を使用した場合にも、感電
の危険性が著しく低減される。
ンジはエアーシリンダを用いて駆動することとしたの
で、これら自身により電気の発生をなくし、生体の感電
を確実に防止することができる。
正面図である。
を説明する断面構成図である。
側面図(a)および背面図(b)である。
上面図である。
動作を説明するための流れ図である。
めの説明図である。
するための流れ図である。
…注入針、30,40,50,60,80,310,3
20,330,241,242,243,233,,2
34,251,1301,1302,1401,140
2…チューブ、410…RIカウンターユニット、41
0a…放射線カウンター、C1,C2,C3…複合チェ
ックバルブ、C1a,C1b,C2a,C2b,C3
a,C3b…チェックバルブ、C4…ピンチバルブ、2
45…注射針、70…エアーベント付きフィルター、7
1…空気抜き穴、1305…開口、V1〜6,400…
電磁バルブ、200,200a…コントロールユニッ
ト、244…フィルター、130,230…注入ユニッ
ト、140,240…洗い流しユニット、230a,2
40a…シリンジ部、230b,240b…シリンジチ
ューブ、230c,240c…ピストン、230d,2
40d…ピストンロッド、230f,240f…ネジ、
230g,240g…駆動部、230h,240h,1
30j…保持部、130b…シリンダチューブ、130
e…固定治具、130f…エアーシリンダ用ピストンロ
ッド、130h…エアーシリンダ用ピストン、130g
…エアーシリンダ、LS31,LS32,LS41,L
S42…リミットスイッチ、MG…マグネット。
Claims (5)
- 【請求項1】 放射線量が測定された放射性薬剤を生体
内に注入する放射性薬剤注入装置において、 放射性薬剤を収容するバイアル容器と、 前記バイアル容器内の放射性薬剤をガスとともに吸引
し、前記ガスを搬送媒体として前記放射性薬剤を押し出
す注入シリンジと、 前記注入シリンジから押し出された放射性薬剤およびガ
スのうち、ガスのみを除去して放射性薬剤を通過させる
エアーベント付きフィルターと、を備えることを特徴と
する放射性薬剤注入装置。 - 【請求項2】 放射線量が測定された放射性薬剤を生体
内に注入する放射性薬剤注入装置において、 放射性薬剤を収容するバイアル容器と、 前記バイアル容器内の放射性薬剤をガスとともに吸引
し、前記ガスを搬送媒体として前記放射性薬剤を押し出
す注入シリンジと、 前記注入シリンジから押し出された放射性薬剤およびガ
スのうち、ガスのみを除去して放射性薬剤を通過させる
エアーベント付きフィルターと、 生理食塩水を収容する食塩水容器と、 前記食塩水容器内の生理食塩水を吸引し、押し出してこ
の生理食塩水またはガスを前記注入シリンジと前記エア
ーベント付きフィルターとの間に導入する洗い流しシリ
ンジと、を備えることを特徴とする放射性薬剤注入装
置。 - 【請求項3】 放射線量が測定された放射性薬剤を生体
内に注入する放射性薬剤注入装置において、 放射性薬剤を収容するバイアル容器と、 前記バイアル容器方向からのガスまたは放射性薬剤の一
方向流入を許容する絶縁性の第1チェックバルブと、 前記バイアル容器内の放射性薬剤を前記第1チェックバ
ルブを介してガスとともに吸引し、前記ガスを搬送媒体
として前記放射性薬剤を押し出す注入シリンジと、 前記注入シリンジから押し出された放射性薬剤およびガ
スのうち、ガスのみを除去して放射性薬剤を通過させる
エアベントフィルターと、 前記注入シリンジ)から前記エアベントフィルターへの
ガスまたは放射性薬剤の一方向流出のみを許容する絶縁
性の材料から構成される第2チェックバルブと、を備え
ることを特徴とする放射性薬剤注入装置。 - 【請求項4】 放射線量が測定された放射性薬剤を生体
内に注入する放射性薬剤注入装置において、 放射性薬剤を収容するバイアル容器と、 前記バイアル容器方向からのガスまたは放射性薬剤の一
方向流入を許容する絶縁性の材料から構成される第1チ
ェックバルブと、 前記バイアル容器内の放射性薬剤を前記第1チェックバ
ルブを介してガスとともに吸引し、前記ガスを搬送媒体
として前記放射性薬剤を押し出す注入シリンジと、 前記注入シリンジから押し出された放射性薬剤およびガ
スのうち、ガスのみを除去して放射性薬剤を通過させる
エアベントフィルターと、 前記注入シリンジから前記エアベントフィルターへのガ
スまたは放射性薬剤の一方向流出のみを許容する絶縁性
の材料から構成される第2チェックバルブと、生理食塩
水を収容する食塩水容器と、 前記食塩水容器方向からのガスまたは生理食塩水の一方
向流入を許容する絶縁性の第3チェックバルブと、 前記食塩水容器内の生理食塩水を前記第3のチェックバ
ルブを介して吸引し、押し出す洗い流しシリンジと、 前記洗い流しシリンジから押し出された生理食塩水また
はガスの前記洗い流しシリンジからの一方向流出を許容
し、この生理食塩水またはガスを前記第2のチェックバ
ルブと前記注入シリンジとの間に導入する第4チェック
バルブと、を備えることを特徴とする放射性薬剤注入装
置。 - 【請求項5】 前記注入シリンジまたは前記洗い流しシ
リンジの吸引または押し出しを気体の流入出によりその
ピストンが駆動するエアーシリンダを用いて行うことを
特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射
性薬剤注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01101994A JP3323628B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 放射性薬剤注入装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01101994A JP3323628B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 放射性薬剤注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07213606A JPH07213606A (ja) | 1995-08-15 |
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Family
ID=11766405
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01101994A Expired - Lifetime JP3323628B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 放射性薬剤注入装置 |
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1994
- 1994-02-02 JP JP01101994A patent/JP3323628B2/ja not_active Expired - Lifetime
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