JP3322940B2 - 交流放電灯 - Google Patents
交流放電灯Info
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Description
である。
物質を包含する封体と、この封体の両端に封着された一
対の電極とを備えたものであった。
では、放電が電気的に負抵抗性を有し、限流機能を備え
ていないため、交流電源で点灯させる場合には、少なく
ともランプ電流を制限するための限流素子としてチョー
クコイルまたは抵抗を交流放電灯と直列に電気的に接続
する必要があった。そのため一般的にはチョークコイル
や抵抗からなる安定器を交流電源と交流放電灯との間に
接続していた。このように従来の交流放電灯は安定器な
しでは安定に点灯させることはできないという課題があ
った。
できる交流放電灯の具体的構成を提案するものである。
に、本発明の交流放電灯は、螺旋状の内形状を有し放電
を支持する充填物質を包含する封体と、この封体の両端
部にそれぞれ一端が前記封体の内部に突出し他端が前記
封体の外部に突出するよう封着された一対の電極と、前
記封体の軸芯に位置した磁性材料からなるコアと、前記
一対の電極の内のどちらか一方に電気的に接続されると
ともに前記コアに巻きつけられた導電性と光反射性とを
有する材料からなる構造物とを具備し、前記封体と前記
コアの透磁率および空気の透磁率とで決定されるインダ
クタンスによって放電を維持することを特徴とする。
旋状となり点灯中はインダクタンスを有するので、交流
放電灯自身に限流機能を働かせながら点灯させることが
できる。
に基づいて説明する。図1において、1は螺旋状の内形
状を有した封体であり、たとえばガラスで構成されてい
る。封体1の内部には放電を支持し、放電発光により得
ようとする波長の光に合わせて、たとえばアルゴンと水
銀が封入されている。また、水銀の発光により得られる
紫外線を可視光線に変換するため、たとえば封体1の内
面には蛍光体が塗布されている。2,3は封体1の両端
部に封着された一対の電極である。4は螺旋状に巻回さ
れた封体1の軸芯位置に配置されたフェライトコアであ
り、5はフェライトコア4に巻かれたアルミ箔である。
ただし、アルミ箔5はフェライトコア4の全周には巻き
付けていない。また、一方の電極2とアルミ箔5は電気
的に接続されている。
明する。まず、電極2と電極3との間に交流電源を接続
する。交流電源から電極2と電極3との間に交流電圧が
印加されると、電極2に接続されたアルミ箔5が近接導
体の作用をし、電極2と電極3との間で放電を開始す
る。放電すると、螺旋の形状とフェライトの透磁率およ
び空気中の透磁率とで決定されるインダクタンスを放電
経路が有するようになる。交流放電灯はこのインダクタ
ンスで電流制限されながら点灯する。点灯中は電極2と
電極3との間に印加された電圧で加速された電子と水銀
原子とが衝突することにより、封体1内部の水銀原子が
励起され185nm,254nmなどの波長の紫外線を
放出する。放出された紫外線は封体1の内面に塗布され
た蛍光体を励起し、蛍光体層を通して封体1の外部に可
視光が放出される。
ば、交流放電灯の放電路が螺旋状となりインダクタンス
を有するので、交流放電灯自身に限流機能をもたせるこ
とができ、交流放電灯を交流電源に直接接続しても、す
なわち安定器なしでも安定に点灯させることができる。
箔5が近接導体として働くので、交流放電灯の起動が容
易になる。さらに、アルミ箔5は光反射性を有するので
螺旋の内側へ放出された可視光を螺旋外へ反射すること
ができ、光の利用率が向上される。
側にアルミ箔5を巻いたが、アルミに限らず導電性と光
反射性とを有する材料であれば他の材料でも構わない。
また、そのような材料をフェライトコア4に巻くのでは
なく塗布してもよいことは言うまでもない。さらに、起
動性を向上させるだけであれば導電性だけを有する材料
でよく、光の利用率を向上させるだけであれば光反射性
だけを有する材料でも構わない。また、導電性を有する
材料と光反射性を有する材料とを2種用いてもよい。さ
らに、導電性と光反射性と磁性を有する材料を用いたコ
アをフェライトコア4とアルミ箔5との代わりに用いて
もよい。なお、交流放電灯の起動性や光の利用率を問わ
ない場合は導電性や光反射性を有する材料を設置する必
要のないことは明らかである。
成される磁界をアルミ箔5で打ち消すことがないように
するため、アルミ箔5をフェライトコア4の全周には巻
かなかったが、巻初めと巻終わりが短絡しないようにす
るのであれば全周に渡ってアルミ箔を巻いてもよいこと
は言うまでもない。
とを電気的に接続したが、交流放電灯の起動性を問わな
い場合は両者を接続する必要がないことは言うまでもな
い。また、本実施例では螺旋の内部にフェライトコア4
を配置したが、フェライト以外のコアでもよいし、空心
コアでもよい。
を塗布したが、蛍光体を利用しない放電灯でもよいこと
はいうまでもない。また、封体1の内形状の螺旋と同じ
巻方向で、封体1に直列に接続されるように導線を巻き
付けてもよい。こうすればインダクタンスを増大させる
ことができる。
明によれば、交流放電灯自身が限流機能を有するので、
交流放電灯を交流電源に直接接続しても、すなわち安定
器なしでも安定に点灯させることができる。
視図
Claims (3)
- 【請求項1】螺旋状の内形状を有し放電を支持する充填
物質を包含する封体と、 この封体の両端部にそれぞれ一端が前記封体の内部に突
出し他端が前記封体の外部に突出するよう封着された一
対の電極と、 前記封体の軸芯に位置した磁性材料からなるコアと、 前記一対の電極の内のどちらか一方に電気的に接続され
るとともに前記コアに巻きつけられた導電性と光反射性
とを有する材料からなる構造物とを具備し、前記封体と
前記コアの透磁率および空気の透磁率とで決定されるイ
ンダクタンスによって放電を維持する ことを特徴とする
交流放電灯。 - 【請求項2】前記磁性材料がフェライトであることを特
徴とする請求項1に記載の交流放電灯。 - 【請求項3】前記構造物が、アルミ箔であることを特徴
とする請求項1に記載の交流放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11548293A JP3322940B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 交流放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11548293A JP3322940B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 交流放電灯 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001237194A Division JP3490073B2 (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | 交流放電灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325734A JPH06325734A (ja) | 1994-11-25 |
JP3322940B2 true JP3322940B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=14663616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11548293A Expired - Fee Related JP3322940B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 交流放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322940B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2555925A1 (en) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Tbt Asset Management International Limited | Gas discharge fluorescent device with lamp support |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11548293A patent/JP3322940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06325734A (ja) | 1994-11-25 |
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