JP3321970B2 - 加速度測定装置 - Google Patents

加速度測定装置

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JP3321970B2
JP3321970B2 JP03853194A JP3853194A JP3321970B2 JP 3321970 B2 JP3321970 B2 JP 3321970B2 JP 03853194 A JP03853194 A JP 03853194A JP 3853194 A JP3853194 A JP 3853194A JP 3321970 B2 JP3321970 B2 JP 3321970B2
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雅朗 福本
明 平岩
匡 内山
茂 及川
曽根原  登
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加速度測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】圧電素子などを用いた加速度センサはそ
の構成が簡単なためによく用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た加速度センサは加工が困難であるとともに、2軸方向
の加速度を簡便に検出できないという欠点があった。本
発明の加速度測定装置はこのような課題に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、2軸方向の
加速度を簡便に検出することができる加速度測定装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の加速度測定装置は、円盤型の可
動錘と、該可動錘を支持すべく該可動錘の周囲を囲むよ
うに設置され、圧力を受けることでその特性が変化す
る、光ファイバからなる弾性体と、該弾性体の周囲を囲
むように設置され、被測定物体に固定された固定枠と、
前記弾性体によって支持されている前記可動錘の移動量
を、前記弾性体の特性の変化によって検出し、この検出
結果に基づいて前記被測定物体の加速度を算出する処理
手段とを具備する。
【0005】また、本発明の加速度測定装置は、円盤型
の可動錘と、該可動錘を支持すべく該可動錘の周囲を囲
むように設置され、圧力を受けることでその特性が変化
する弾性体と、該弾性体の周囲を囲むように設置され、
被測定物体に固定された固定枠と、前記弾性体を上下か
ら挟むように設置され、前記弾性体の特性の変化を検出
する検出手段と、前記弾性体によって支持されている前
記可動錘の移動量を、前記弾性体の特性の変化によって
検出し、この検出結果に基づいて前記被測定物体の加速
度を算出する処理手段とを具備する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1(a)は本発明の第1実施例の構成を
示す図であり、図1(b)はその側面図である。同図に
おいて、円盤状の可動錘WTの側面には弾性をもつ光フ
ァイバFBが巻き付けられており、固定枠WKがこの光
ファイバFBの周囲を取り囲んでいる。また、固定枠W
Kは被測定物OBに固定されている。さらに、光ファイ
バFBは処理装置PUに接続されている。
【0007】上記した構成において、被測定物体OBが
移動すると、可動錘WTが微小振動する。ファイバFB
は弾力を持っているので、可動錘WTは速やかに元の位
置に戻る。ファイバFBは、外圧が加わることによって
光の透過率が変化する。処理装置PUは、光ファイバF
Bに基準信号を送り、その帰還信号を測定することによ
り、光ファイバFBのどの位置に、どのくらいの圧力が
加わったかを知ることができる。この値から、可動錘W
Tの移動量並びに、被測定物体OBにかかった加速度を
知ることができる。本方式では、可動錘の2次元的な移
動量を一気に求めることが可能となる。なお、第1実施
例では、光の透過率を用いているが、圧力によって抵抗
値や容量が変化する素材を用いることも可能である。
【0008】図2(a)は本発明の第2実施例の構成を
示す図であり、図2(b)はその側面図である。同図に
おいて、半透明物質FBは、円盤状の可動錘WTの側面
に巻き付けられており、弾力性を持つ半透明物質からな
る固定枠WKがその周囲を取り囲んでいる。また、上部
固定枠WU及び、固定枠WK、下部固定枠WDは、共に
被測定物体OBに固定されており、かつ上部固定枠WU
と下部固定枠WDは処理装置PUに接続されている。
【0009】さらに、上部固定枠WUの半透明物質FB
に当たる面には発光器LTが設置されており、下部固定
枠WDの半透明物質FBに当たる面には受光器PDが設
置されている。したがって、発光器LTから発された光
は、半透明物質FBを透過して、受光器PDに到達す
る。被測定物体OBが移動すると可動錘WTが微小振動
する。半透明物質FBは弾力を持っているので可動錘W
Tは速やかに元の位置に戻る。半透明物質FBは外圧が
加わることによって光の透過率が変化する。したがっ
て、可動錘WTの振動によって、半透明物質FBの特定
の場所に圧力が加わり、その場所に対応した受光器PD
に入射する光の量が変化する。これより、受光器PD上
の各場所における光の入射量の変化を検知することによ
って、可動錘WTの移動量並びに、被測定物体OBにか
かる加速度が算出できる。
【0010】第2実施例では、光の透過率を用いている
が、圧力によって抵抗値や容量が変化する素材を用いる
ことも可能である。この場合には、発光器LTや、受光
器PDの代りにマトリクス電極を用いることになる。
【0011】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
加速度の測定を簡便に行うことができる。また、請求項
2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、分
解能を大きくすることができる。
【0012】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1の効果に加えて、安価な材料で高い弾性率を得る
ことができる。また、請求項4に記載の発明によれば、
請求項1の効果に加えて、安価な材料で高い弾性率を得
ることができる。
【0013】また、請求項5に記載の発明によれば、加
速度の測定を簡便に行うことができるとともに、特性を
均一にすることができる。また、請求項6に記載の発明
によれば、請求項5の効果に加えて、分解能を大きくす
ることができる。
【0014】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項5の効果に加えて、安価な材料で高い弾性率を得る
ことができる。また、請求項8に記載の発明によれば、
請求項5の効果に加えて、安価な材料で高い弾性率を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
FB…光ファイバ、WT…可動錘、WK…固定枠、OB
…被測定物体、PU…処理装置、LT…発光器、PD…
受光器、WU…上部固定枠、WD…下部固定枠。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 茂 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 曽根原 登 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−63781(JP,A) 特開 平6−102286(JP,A) 特開 昭49−121576(JP,A) 特開 昭62−177419(JP,A) 特開 昭60−222737(JP,A) 特開 昭63−266358(JP,A) 実開 昭62−81061(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/02 - 15/18 G02B 6/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤型の可動錘と、 該可動錘を支持すべく該可動錘の周囲を囲むように設置
    され、圧力を受けることでその特性が変化する、光ファ
    イバからなる弾性体と、 該弾性体の周囲を囲むように設置され、被測定物体に固
    定された固定枠と、 前記弾性体によって支持されている前記可動錘の移動量
    を、前記弾性体の特性の変化によって検出し、この検出
    結果に基づいて前記被測定物体の加速度を算出する処理
    手段と、 を具備したことを特徴とする加速度測定装置。
  2. 【請求項2】 円盤型の可動錘と、 該可動錘を支持すべく該可動錘の周囲を囲むように設置
    され、圧力を受けることでその特性が変化する弾性体
    と、 該弾性体の周囲を囲むように設置され、被測定物体に固
    定された固定枠と、 前記弾性体を上下から挟むように設置され、前記弾性体
    の特性の変化を検出する検出手段と、 前記弾性体によって支持されている前記可動錘の移動量
    を、前記弾性体の特性の変化によって検出し、この検出
    結果に基づいて前記被測定物体の加速度を算出する処理
    手段と、 を具備した ことを特徴とする加速度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性体が、光ファイバからなること
    を特徴とする請求項記載の加速度測定装置。
JP03853194A 1994-03-09 1994-03-09 加速度測定装置 Expired - Fee Related JP3321970B2 (ja)

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