JP3321792B2 - プレーヤ装置 - Google Patents

プレーヤ装置

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    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/42Combinations of transducers with fluid-pressure or other non-electrical amplifying means
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10FAUTOMATIC MUSICAL INSTRUMENTS
    • G10F1/00Automatic musical instruments
    • G10F1/16Stringed musical instruments other than pianofortes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイオリン属の弦
楽器を利用することで原音を忠実に再生するプレーヤ装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】音声電流を機械振動に
変換して音響出力を得る装置として、コーン形の振動板
を取付けたボビンの一端にボイスコイルを巻き、このボ
イスコイルに磁気回路を組み合わせたスピーカが従来か
ら知られている。こうしたスピーカは、振動板の重心と
ボイスコイルの駆動中心を一致させないと、振動板が適
正に振動しなくなって、原音を忠実に再生することがで
きなくなる。そこで、例えば特公平57−56279号
公報には、ボイスコイル筒の中央の隔壁の両側から入る
空気量を制御して、振動板あるいはボイスコイルの位置
を任意に調整したものが開示されている。
【0003】ところで、こうした従来のスピーカーは、
コーン紙などの振動板を介して音を再生するものである
ために、原音に対する忠実性が不十分であり、いかに高
級なスピーカーといえども生の演奏を直接聴くような臨
場感は得られないという不満があった。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、簡単な
構成でありながら生の演奏を直接聴くような臨場感を得
ることができるプレーヤ装置を提供することをその目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、バイオリン,
ビオラ,チェロおよびコントラバスなどのいわゆるバイ
オリン属といわれる弦楽器の共鳴機構を、従来のスピー
カの振動板に代わるものとして利用した点にその特徴が
ある。
【0006】すなわち、請求項1記載の本発明における
プレーヤ装置は、音声電流を機械振動に変換する駆動コ
イルと、この駆動コイルの振動部に基端を連結した棒状
部材と、この棒状部材の先端に駒が連結されるバイオリ
ン属の弦楽器とにより構成されるものである。
【0007】上記構成によれば、駆動コイルからの機械
振動が棒状部材からバイオリンなどの弦楽器の弦を支え
る駒に伝えられるので、あたかも弦楽器が実際に奏でて
いるような感覚で、弦楽器の胴の部分から音が再生され
る。
【0008】また、請求項2記載の本発明におけるプレ
ーヤ装置は、上記請求項1の構成に加え、金属製の棒体
にフェルナムブコ木材を連結して前記棒状部材を構成し
ている。
【0009】ここでいうフェルナムブコ木材とは、弦楽
器の弦を擦る際に使用する弓の支持部材の原材料とし
て、当業者に広く知られている天然木材である。フェル
ナムブコ木材は、弓で弦を擦って発音させたときに、最
も優れた音を出すことができるといわれているものなの
で、棒状部材の一部をこのフェルナムブコ木材で構成す
ると、金属製の棒体が持つ望ましくない共振成分をここ
で効果的に吸収することができ、しかも、弓で弦を擦っ
たときのような美しく澄んだ混り気のない音が、弦楽器
の胴の部分から再生される。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の各実施例について、
添附図面を参照しながら説明する。先ず装置の全体構成
を図1〜図3に基づき説明すると、1は基台、2はテー
ブルの一側に設けられたケーシングであって、これらは
いずれも木製の板材を組み合わせて構成される。ケーシ
ング2の内部には、中心にセンターポール3を設けた底
部プレート4と上部プレート5との間に環状マグネット
6を設けた磁気回路7が、金属製のフレーム8に支持さ
れている。また、9は磁気回路7の磁気ギャップ10に振
幅自在に設けられたボイスコイルであり、このボイスコ
イル9と磁気回路7とにより、音声電流を機械振動に変
換する駆動コイル11が構成される。ボイスコイル9の先
端側には、他の部材の振動を伝達する駆動コイル11の振
動部たる円筒状のキャップ12が装着される。本実施例で
は、このキャップ12の直径を53mmに形成している。
なお、13はボイスコイル9をセンターポール3に遊挿す
る位置で支持するとともに、このボイスコイル9の横方
向への振動を規制するダンパである。本実施例における
駆動コイル11は、既存のコーン型スピーカから振動板を
取り外した状態のものをそのまま利用している。
【0011】21は、キャップ12の中心からケーシング2
の外方に延びて設けられた棒状部材たるロッドである。
このロッド21の各部材はいずれもアルミニウム合金製か
らなり、キャップ12の中心に基端を取付けた第1の棒材
22と、第1の棒材22の先端にねじ23を介して連結される
第2の棒材24と、第2の棒材24の先端にねじ25を介して
連結される挾着体26とにより構成される。挾着体26は、
ねじ25により第2の棒材24に取付けられる平板状の第1
の押え部材27と、ねじ28によりこの第1の押え部材27に
着脱可能に設けられる第2の押え部材29とを備えてい
る。第1および第2の押え部材27,29が対向する一側面
には、紙やすりなどの滑り止め材30が貼着される。この
滑り止め材30は、挾着体26を後述する駒45に確実に接触
させる作用があり、これによって、ロッド21に伝達した
機械振動を忠実に駒45に伝えることが可能となる。
【0012】一方、40はバイオリン属の弦楽器の側板41
を挾持するU字型の弾性片である。本実施例では、この
弾性片41にバイオリン42が渦巻き43を上部にして装着さ
れる。バイオリン42の構造は一般に演奏するものと何等
変わりがなく、周知のように複数本の弦44を木製の駒45
で支えるとともに、共鳴機構である胴49の部分に、駒45
を上面に取付けた表板46およびこの表板46と離間して設
けられる裏板47と、駒45から伝えられる振動を裏板47に
伝える魂柱48が設けられる。
【0013】弾性片41は、基台1上の平面を移動可能に
設けられたテーブル51に取付け固定されている。また、
前記ケーシング2は、回動可能なボルト52によって高さ
方向に移動できるようになっている。したがって、バイ
オリン42の形状が微妙に異なっていても、テーブル51お
よびボルト52を操作することによって、バイオリン42の
駒45にロッド21の先端を確実に連結することができる。
【0014】本実施例における第1の棒材22は直径が7
mm,また、第2の棒材24は直径が5mmに形成され
る。また、バイオリン42の胴49から忠実な音を再現する
ためには、ロッド21を単一のアルミニウム合金材で形成
した場合、第1の棒材22の基端から挾着体26と駒45の接
触部分までの最短長さを145mmに設定することが好
ましい。これは、バイオリン属の弦楽器としてバイオリ
ン42を用いた場合に適用される。
【0015】次に、本実施例の電気的構成を図4に基づ
き説明する。51,52はステレオアンプ53のLチャンネル
およびRチャンネルの出力端子、54は一対の切替スイッ
チであって、切替スイッチ54を操作することによって、
各出力端子51,52からの音声電流を、ステレオスピーカ
55,56またはケーシング2のいずれかに供給するように
なっている。また、57はステレオスピーカ55,56と同じ
8オームの抵抗値を有するダミー抵抗である。図4によ
れば、切替スイッチ54を一側(ノーマルクローズ端子54
a側)に動かすと、出力端子51がケーシング2に接続さ
れる一方、出力端子52がダミー抵抗57に接続され、切替
スイッチ54を他側(ノーマルオープン端子54b側)に動
かすと、出力端子51とステレオスピーカ55および出力端
子52とステレオスピーカ56が各々接続される。
【0016】ケーシング2の内部には、主スイッチ61
と、リレー62のコイル部62aと、表示器たるネオンラン
プ63が、電源プラグ64の両端に接続される。また、主ス
イッチ61をオンしたときに、出力端子51からの音声電流
を駆動コイル11に供給するリレー62の接点62bが、前記
一方の切替スイッチ54のノーマルクローズ端子54aに接
続される外部端子65と駆動コイル11との間に接続され
る。したがって、本構成では、切替スイッチ54を一側に
切替えた状態で主スイッチ61を押すと、ステレオアンプ
53のRチャンネルからの音声電流が、ケーシング2内の
駆動コイル11に供給されるようになっている。
【0017】つぎに上記構成につきその作用を説明する
と、切替スイッチ54を他側に切替えた状態では、ステレ
オアンプ53からの音声電流が切替スイッチ54を経由して
そのままステレオスピーカ55,56に供給され、各ステレ
オスピーカ55,56から音が再生される。これは、一般に
知られた既存のステレオ装置と同じものである。
【0018】一方、切替スイッチ54を一側に切替えた状
態で、電源プラグ64を適宜コンセントに差し込み、主ス
イッチ61を押動操作すると、リレー62の接点62bが切替
わってステレオアンプ53のRチャンネルの音声電流が駆
動コイル11に供給される。駆動コイル11がこの音声電流
を機械振動に変換すると、ロッド21からバイオリン42の
駒に機械振動がそのまま伝わり、バイオリン42の胴49が
振動してここから音が発生する。
【0019】本実施例は、バイオリン42のみならず、ビ
オラ,チェロおよびコントラバスなどのいわゆるバイオ
リン属といわれる弦楽器の共鳴機構を、従来のスピーカ
の振動板に代わるものとして利用した点にその特徴があ
る。これらの弦楽器は、本来松ヤニを塗布した馬毛の弓
との摩擦で弦44を振動させ、その振動を駒45から表板46
に伝達させるとともに、魂柱48から表板46と僅かに最低
固有振動数(基本周波数)の異なる裏板47に伝達させる
ことで、いわゆるバイオリン42などの弦楽器特有の音
を、表板46に形成された一対のf穴から主に発生させる
ようにしている。この時、駒45は弦44から伝達された横
方向の振動を直角方向に変換する重要な役割を果たして
いる。したがって、駒45に対して、弦44を弓で擦ったと
きと同じような振動数の機械振動を外部から与えれば、
従来の高級なスピーカとは比較にならない程、これらの
弦楽器から実際に弾いた場合に限りなく近い音を再生で
きることに本願発明者は気が付いた。
【0020】具体的には、音声電流を機械振動に変換す
る駆動コイル11と、この駆動コイル11のキャップ12に基
端を連結したロッド21と、このロッド21の先端に駒45が
連結されるバイオリン42とを備えるだけで、駆動コイル
11からの機械振動がロッド21からバイオリン42の弦44を
支える駒45に伝えられるので、あたかもバイオリン42が
実際に奏でているような感覚で、バイオリン42の胴49の
部分から音を忠実に再生することができる。つまり、駆
動コイル21とバイオリン42の駒45とをロッド45で連結し
ただけの簡単な構成で、生の演奏を直接聴くような臨場
感を得ることができる。
【0021】バイオリン42に付いて言及すると、バイオ
リン42の楽器音は、特定範囲の基本周波数とこの基本周
波数の整数倍の周波数成分を有している。したがって、
音声電流の周波数成分は、バイオリン42の持つ楽器音の
周波数成分にできるだけ近いことが好ましい。特に、カ
セットテープやコンパクトディスクに録音されたバイオ
リン(無伴奏)の演奏音を、そのまま音声電流として駆
動コイル11に供給すると、バイオリン42そのものが奏で
た音が胴49から発生する。これは、録音されたバイオリ
ンの演奏音の周波数成分が、バイオリン42の周波数成分
とほぼ一致しているからである。また、バイオリン以外
にも、ビオラ,チェロおよびコントラバスなどのバイオ
リン属の弦楽器や、ギターおよびマンドリンなどの撥弦
楽器、あるいは、チェンバロなども比較的原音に近い音
を再生できる。さらに、バイオリンとピアノのソナタな
ども原音に近い音を再生できることが確かめられた。な
お、本実施例において、バイオリン42の代わりにチェロ
を装着すると、チェロとバイオリン42との楽器音の周波
数成分の相違から、ピアノ単独の音も比較的良好に再現
できることが確認できた。
【0022】ところで、バイオリン42の胴49から忠実な
音を再生するには、駆動コイル11のキャップ12からの機
械振動を駒45に忠実に伝達できるように、ロッド21の材
質などを選定しなければならない。すなわち、ロッド21
の弾性,ダンピング(内部摩擦),密度,伝達速度,固
有振動数などの関係を考慮する必要がある。
【0023】例えば、弦楽器としてバイオリン42を用い
た場合について考えると、、松を原材料とする表板46
と、楓を原材料とする裏板47は異なる最低固有振動数を
持っていて、表板46をC#〜Dの範囲の音階で、また、
裏板47をD〜D#の範囲の音階で調整できれば、優れた
音を発生するバイオリン42ができるということは、バイ
オリン42の製作者の間で一般的な常識となっている。1
981年日本語板「サイエンス」に発表されたC.M.
ハッチンス氏の「ヴァイオリンの音響学」では、表板46
の最低固有振動数が139〜148Hz(音階でC#3
〜D3)、裏板47の最低固有振動数が148〜156H
z(音階でD3〜D#3)であることを開示している。
この結果から、ロッド21の最低固有振動数は、少なくと
もこの表板46および裏板47の最低固有振動数の範囲であ
る139〜156Hzおよびその整数倍の振動数と一致
しないようにすることが好ましい。本実施例では、第1
の棒材22の基端から挾着体26と駒45の接触部分までの最
短長さを145mmに設定し、かつ、ロッド21の全材料
をアルミニウム合金で形成した場合に、バイオリン42の
胴49から最も忠実な音を再生できた。
【0024】また、バイオリン42を実際に演奏する場合
には、駒45に横方向の振動を与えているので、同じく軸
に沿って横方向に移動可能なロッド21を駒45に連結した
ものでは、ロッド21の縦方向すなわちロッド21の軸に対
し直角方向の動きを規制するダンパ9を、キャップ12ま
たはロッド21に取付けることが好ましい。これにより、
コマ45に対して不必要な方向からの振動を抑制すること
ができる。
【0025】さらに、本実施例の駆動コイル11の部分
は、実際には既存のスピーカから振動板を取り去ったも
のを使用しており、特殊な構造は一切必要ない。したが
って、装置を製作する上で、設計上の困難さがない。最
終的な音の良否は、バイオリン42を取り換えることによ
っても変わるので、バイオリン42の音質を調べる際に
も、本装置は有効に活用できる。勿論、駆動コイル11は
スピーカに組み込まれたものを特に使用しなくても構わ
ない。
【0026】次に、本発明の第2実施例を図5に基づき
説明する。なお、上記第1実施例と同一部分には同一符
号を付し、その共通する部分の詳細な説明は重複するた
め省略する。
【0027】本実施例は、第1実施例におけるロッド21
を改良したものである。すなわち、棒状部材たるロッド
21は、直径が6mmでアルミニウム合金製の棒体71の基
端を駆動コイル11のキャップ12中心部に連結するととも
に、棒体71の先端にフェルナムブコ木材72を嵌合接着
し、さらに、このフェルナムブコ木材72の先端側に前記
第1実施例と同じ挾着体26をねじ25で連結固定して構成
される。また、棒体71の基端から挾着体26と駒45の接触
部分までの最短長さは、145mmに形成される。その
他の構成は、上記第1実施例と全く同一である。
【0028】ここでいうフェルナムブコ木材72とは、弦
楽器の弦を擦る際に使用する弓の支持部材の原材料とし
て、当業者に広く知られているブラジル産の天然木材で
ある。ロッド21の一部を異質の木材で構成することで、
金属製の棒体71が持つ望ましくない固有振動数の共振成
分をここで効果的に吸収することができる。しかも、フ
ェルナムブコ木材72は、弓で弦を擦って発音させたとき
に、最も優れた音を出すことができるといわれているも
のなので、駒45に機械振動を伝えるロッド21の部分に、
このフェルナムブコ木材72を用いると、フェルナムブコ
木材72に弓を取付けた状態で弦を擦ったときのような美
しく澄んだ混り気のない音が、バイオリン42の胴49の部
分から忠実に再生できる。さらに、このフェルナムブコ
木材72は、バイオリン42に限らず他のバイオリン属の弦
楽器の弓の支持部材としても用いられているので、バイ
オリン42以外の弦楽器を用いた場合でも、同様の効果が
得られるという利点がある。
【0029】つまり、金属製の棒体71にフェルナムブコ
木材72を連結してロッド21を構成すると、棒体71が持つ
望ましくない共振成分を効果的に吸収でき、しかも、あ
たかもフェルナムブコ木材72に弓を取付けた状態で弦を
擦ったときのような、美しく澄んだ混り気のない音が忠
実に再生できる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば棒状部材たるロッド21の形状
は、適用する弦楽器の特性を考慮して適宜変更すること
が望ましい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の本発明におけるプレーヤ
装置は、音声電流を機械振動に変換する駆動コイルと、
この駆動コイルの振動部に基端を連結した棒状部材と、
この棒状部材の先端に駒が連結されるバイオリン属の弦
楽器とにより構成されるものであり、簡単な構成であり
ながら生の演奏を直接聴くような臨場感を得ることがで
きる。
【0032】また、請求項2記載の本発明におけるプレ
ーヤ装置は、上記請求項1の構成に加え、金属製の棒体
にフェルナムブコ木材を連結して前記棒状部材を構成し
ており、この場合には、棒体が持つ望ましくない共振成
分を効果的に吸収でき、しかも、あたかもフェルナムブ
コ木材に弓を取付けた状態で弦を擦ったときのような、
美しく澄んだ混り気のない音が忠実に再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプレーヤ装置の一部切
欠正面図である。
【図2】同上図1のA−A線断面図である。
【図3】同上要部の斜視図である。
【図4】同上電気的構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部の平面図であ
る。
【符号の説明】
11 駆動コイル 12 キャップ(振動部) 21 ロッド(棒状部材) 41 バイオリン(バイオリン属の弦楽器) 45 駒 71 棒体 72 フェルナムブコ木材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10D 1/00 - 3/18 H04R 1/02 103

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声電流を機械振動に変換する駆動コイ
    ルと、この駆動コイルの振動部に基端を連結した棒状部
    材と、この棒状部材の先端に駒が連結されれるバイオリ
    ン属の弦楽器とにより構成されることを特徴とするプレ
    ーヤ装置。
  2. 【請求項2】 前記棒状部材は金属製の棒体にフェルナ
    ムブコ木材を連結して構成されるものであることを特徴
    とする請求項1記載のプレーヤ装置。
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