JP3321742B2 - 回路遮断器のアーク走行板 - Google Patents

回路遮断器のアーク走行板

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裕明 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路遮断器のアーク走
行板の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、回路遮断器の可動接点が固定接
点から開離する時に両接点間に発生するアークを、固定
接触子の外部配線用端子方向に移行させるためのアーク
走行板は、図5及び図6に示すように平板状のアーク走
行板51に貫通孔52を設け、この貫通孔52から固定
接触子53の固定接点54を露出させるようにして固定
接触子53にアーク走行板51を被せ、係止爪55を折
曲して固定接触子53にアーク走行板51を取付け、可
動接触子56の可動接点57と、固定接触子53の固定
接点54を当接させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遮断動
作時の初期段階、即ち可動接点が固定接点から開離する
瞬間において、可動接触子56の可動接点57と、アー
ク走行板51との距離が、固定接触子53の固定接点5
4と可動接触子56の可動接点57間の距離と同等若し
くは長くなるため、固定接点と可動接点との間に発生す
るアークは、アーク走行板51へ移行しにくく、固定接
点54と可動接点57とが溶着したり、接点の消耗が著
しくなるという欠点があった。この対策として固定接点
54及び可動接点57を厚くして、固定接点54及び可
動接点57の寿命を延ばしていたが、これの方法では製
造コストを上昇させるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の回路遮断器の
アーク走行板の問題点に鑑み、本発明の目的は、可動接
点が固定接点から開離する時に発生するアークをアーク
走行板に移行させ、固定接点と可動接点との溶着を抑制
すると共に、両接点の消耗を減少させ、製造コストを低
減することができる回路遮断器のアーク走行板を提供す
るもので、その構成は、一端に固定接点を有し、他端に
外部配線用端子を設けた固定接触子と、一端に可動接点
を有し、他端に主回路用導線を接続し、引外し機構の動
作により上下動する可動接触子とを、主回路がオン状態
で前記固定接点と前記可動接点が当接するよう配置し、
前記可動接点が前記固定接点から開離する時に両接点間
に発生するアークを移行させるための回路遮断器のアー
ク走行板において、該アーク走行板を断面略コ字状に形
成し、上板及び下板の両端部を前記固定接点側に、中間
板を前記外部配線用端子側に夫々配置し、前記固定接触
子に固着することである。
【0005】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成されたアーク走行板の上板又は
中間板の少なくとも一方に貫通孔を設けたことをであ
る。
【0006】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板又は下
板の少なくとも一方に切欠を設け、該切欠に前記可動接
触子の上下動の軌道が挿通可能としたことである。
【0007】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板を下板
よりも長く形成したことである。
【0008】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の下板を上板
よりも長く形成したことである。
【0009】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板と下板
とを略同一寸法に形成したことである。
【0010】
【作用】回路遮断器の遮断動作により、可動接点が固定
接点から開離する時に両接点間に発生するアークが、遮
断初期段階ではアーク走行板の下板に、接点間距離が大
きくなるに従いアーク走行板の上板に移行する。
【0011】また、回路遮断器の遮断動作により、可動
接点が固定接点から開離する時に両接点間に発生するア
ークが、遮断初期段階ではアーク走行板の下板に、接点
間距離が大きくなるに従いアーク走行板の上板に移行
し、また、アーク発生に伴い発生するアークガスも貫通
孔から外部配線用端子側に排出される。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る回路遮断器のアーク走行
板の第1実施例である。以下この図面に基づき本発明を
説明する。
【0013】基台(図示せず)上には、一端に固定接点
1を有し、他端に外部配線用端子2を設けた固定接触子
3と、一端に可動接点4を有し、他端に主回路用導線
(図示せず)を接続し、引外し機構の動作により上下動
する可動接触子5とを、主回路がオン状態で固定接点1
と可動接点4が当接するように配置され、固定接触子
1、この外部配線用端子2と固定接点2との間にはアー
ク走行板6が設けられている。このアーク走行板6は断
面略コ字状に形成され、上板及び下板の両端部は固定接
触子5側に、中間板が外部配線用端子2側に配置されて
おり、固定接触子1に固着されている。
【0014】回路遮断器の遮断動作により、可動接点4
が固定接点1から開離する時に両接点間に発生するアー
クが、遮断初期段階ではアーク走行板6の下板に、接点
間距離が大きくなるに従いアーク走行板6の上板に移行
する。
【0015】尚、アーク走行板の上板と下板との寸法
は、どちらか一方が他方に比べて長くても、両者同じ長
さでも良い。
【0016】また、本実施例にはアークガスの排出のた
めの貫通孔が設けられていないが、アーク走行板の上板
又は中間板の少なくとも一方に設けても良い。
【0017】図2は本発明に係る回路遮断器の第2実施
例である。以下この図面に基づき本発明を説明する。
【0018】基台(図示せず)上には、一端に固定接点
1を有し、他端に外部配線用端子2を設けた固定接触子
3と、一端に可動接点4を有し、他端に主回路用導線
(図示せず)を接続し、引外し機構の動作により上下動
する可動接触子5とを、主回路がオン状態で固定接点1
と可動接点4が当接するように配置され、固定接触子
1、この外部配線用端子2と固定接点2との間にはアー
ク走行板16が設けられている。このアーク走行板16
は断面略コ字状に形成され、上板及び下板の両端部は固
定接触子5側に、中間板が外部配線用端子2側に配置さ
れており、中間板には貫通孔17が設けられ、固定接触
子1に固着されている。
【0019】回路遮断器の遮断動作により、可動接点4
が固定接点1から開離する時に両接点間に発生するアー
クが、遮断初期段階ではアーク走行板16の下板に、接
点間距離が大きくなるに従いアーク走行板16の上板に
移行し、また、アーク発生に伴い発生するアークガスも
貫通孔17から外部配線用端子側に排出される。
【0020】尚、アーク走行板の上板と下板との寸法
は、どちらか一方が他方に比べて長くても、両者同じ長
さでも良い。
【0021】また、アークガスの排出のための貫通孔
は、アーク走行板の中間板のみに設けるのではなく、上
板又は中間板の少なくとも一方に設けても良い。
【0022】また、切欠の形状・数は本実施例に限定さ
れるものではなく、上板のみ、下板のみ、両方の板に単
数又は複数設けても良く、本発明の手指を逸脱しない範
囲において適宜変更可能である。
【0023】図3及び図4は本発明に係る回路遮断器の
第3実施例である。以下この図面に基づき本発明を説明
する。
【0024】基台(図示せず)上には、一端に固定接点
1を有し、他端に外部配線用端子2を設けた固定接触子
3と、一端に可動接点4を有し、他端に主回路用導線
(図示せず)を接続し、引外し機構の動作により上下動
する可動接触子5とを、主回路がオン状態で固定接点1
と可動接点4が当接するように配置され、固定接触子
1、この外部配線用端子2と固定接点2との間にはアー
ク走行板26が設けられている。このアーク走行板26
は断面略コ字状に形成され、上板及び下板の両端部には
切欠28,28が設けられると共に、両端部が固定接触
子5側に、中間板が外部配線用端子2側に配置されてお
り、固定接触子1に固着されている。
【0025】回路遮断器の遮断動作により、可動接点4
が固定接点1から開離する時に両接点間に発生するアー
クが、遮断初期段階ではアーク走行板26の下板に、接
点間距離が大きくなるに従いアーク走行板26の上板に
移行する。
【0026】尚、アーク走行板の上板と下板との寸法
は、どちらか一方が他方に比べて長くても、両者同じ長
さでも良い。
【0027】また、本実施例にはアークガスの排出のた
めの貫通孔が設けられていないが、アーク走行板の上板
又は中間板の少なくとも一方に略中間部に設けても良
い。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る回路遮断器のアーク走行板
は、一端に固定接点を有し、他端に外部配線用端子を設
けた固定接触子と、一端に可動接点を有し、他端に主回
路用導線を接続し、引外し機構の動作により上下動する
可動接触子とを、主回路がオン状態で前記固定接点と前
記可動接点が当接するよう配置し、前記可動接点が前記
固定接点から開離する時に両接点間に発生するアークを
移行させるための回路遮断器のアーク走行板において、
該アーク走行板を断面略コ字状に形成し、上板及び下板
の両端部を前記固定接点側に、中間板を前記外部配線用
端子側に夫々配置し、前記固定接触子に固着することに
よって、アークを確実にアーク走行板に移行させ、固定
接点と可動接点との溶着を抑制すると共に、両接点の消
耗を減少させるので、接点の厚みを薄くでき、製造コス
トを低減することができるという効果がある。
【0029】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成されたアーク走行板の上板又は
中間板の少なくとも一方に貫通孔を設けたことによっ
て、同様の効果がある。
【0030】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板又は下
板の少なくとも一方に切欠を設け、該切欠に前記可動接
触子の上下動の軌道が挿通可能としたことによって、同
様の効果がある。
【0031】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板を下板
よりも長く形成したことによって、同様の効果がある。
【0032】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の下板を上板
よりも長く形成したことによって、同様の効果がある。
【0033】また、前記回路遮断器のアーク走行板にお
いて、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板と下板
とを略同一寸法に形成したことによって、同様の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路遮断器のアーク走行板の第1
実施例の説明図である。
【図2】本発明に係る回路遮断器のアーク走行板の第2
実施例の説明図である。
【図3】本発明に係る回路遮断器のアーク走行板の第3
実施例の説明図である。
【図4】本発明に係る回路遮断器のアーク走行板の第3
実施例の可動接触子の動きによるアーク移行の説明図で
ある。
【図5】従来の回路遮断器のアーク走行板の説明図であ
る。
【図6】従来の回路遮断器のアーク走行板の可動接触子
の動きによるアーク移行の説明図である。
【符号の説明】
1・・・固定接点、2・・・外部配線用端子、3・・・
固定接触子、4・・・可動接点、5・・・可動接触子、
6,16,26,・・・アーク走行板、17・・・貫通
孔、28・・・切欠。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に固定接点を有し、他端に外部配線
    用端子を設けた固定接触子と、一端に可動接点を有し、
    他端に主回路用導線を接続し、引外し機構の動作により
    上下動する可動接触子とを、主回路がオン状態で前記固
    定接点と前記可動接点が当接するよう配置し、前記可動
    接点が前記固定接点から開離する時に両接点間に発生す
    るアークを移行させるための回路遮断器のアーク走行板
    において、該アーク走行板を断面略コ字状に形成し、上
    板及び下板の両端部を前記固定接点側に、中間板を前記
    外部配線用端子側に夫々配置し、前記固定接触子に固着
    することを特徴とする回路遮断器のアーク走行板。
  2. 【請求項2】 前記回路遮断器のアーク走行板におい
    て、断面コ字状に形成されたアーク走行板の上板又は中
    間板の少なくとも一方に貫通孔を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の回路遮断器のアーク走行板。
  3. 【請求項3】 前記回路遮断器のアーク走行板におい
    て、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板又は下板
    の少なくとも一方に切欠を設け、該切欠に前記可動接触
    子の上下動の軌道が挿通可能としたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の回路遮断器のアーク走行
    板。
  4. 【請求項4】 前記回路遮断器のアーク走行板におい
    て、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板を下板よ
    りも長く形成したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2又は請求項3に記載の回路遮断器のアーク走行板。
  5. 【請求項5】 前記回路遮断器のアーク走行板におい
    て、断面コ字状に形成したアーク走行板の下板を上板よ
    りも長く形成したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2又は請求項3に記載の回路遮断器のアーク走行板。
  6. 【請求項6】 前記回路遮断器のアーク走行板におい
    て、断面コ字状に形成したアーク走行板の上板と下板と
    を略同一寸法に形成したことを特徴とする請求項1又は
    請求項2又は請求項3に記載の回路遮断器のアーク走行
    板。
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