JP3321561B2 - 砂むし浴装置 - Google Patents
砂むし浴装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然の砂むし温泉
と同等以上の入浴効能を享受することのできる人工の砂
むし浴(砂風呂)装置に関する。
と同等以上の入浴効能を享受することのできる人工の砂
むし浴(砂風呂)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】砂むし温泉は、温泉の熱によってあたた
められた砂の中に身体を埋めるユニークな入浴法であ
り、鹿児島県の指宿地方のものが特に有名である。この
砂むし温泉は、一般的な保養目的の他、神経痛、リュー
マチ、腰痛などの治療、疾病や事故の後のリハビリテー
ションなどに有効であるが、このような効果が発揮され
るのは、仰向けになって寝て砂中に入り、体全体に湿っ
た砂の重み(圧力)がかかるようにして、50℃前後の
高温に接するためであると考えられている。すなわち、
砂むし温泉は、寝て入浴するため静脈の心臓への還流が
円滑になり、また、全身に砂圧がかかることにより静脈
や内臓を圧迫して血液の還流が促されるとともに、高温
に因り血液の全身還流が一層促進され、これらの相互作
用により全身に酸素と栄養成分が運ばれ老廃物が排出さ
れ血液が浄化されるものと解される。
められた砂の中に身体を埋めるユニークな入浴法であ
り、鹿児島県の指宿地方のものが特に有名である。この
砂むし温泉は、一般的な保養目的の他、神経痛、リュー
マチ、腰痛などの治療、疾病や事故の後のリハビリテー
ションなどに有効であるが、このような効果が発揮され
るのは、仰向けになって寝て砂中に入り、体全体に湿っ
た砂の重み(圧力)がかかるようにして、50℃前後の
高温に接するためであると考えられている。すなわち、
砂むし温泉は、寝て入浴するため静脈の心臓への還流が
円滑になり、また、全身に砂圧がかかることにより静脈
や内臓を圧迫して血液の還流が促されるとともに、高温
に因り血液の全身還流が一層促進され、これらの相互作
用により全身に酸素と栄養成分が運ばれ老廃物が排出さ
れ血液が浄化されるものと解される。
【0003】このように砂むし温泉に入浴すると種々の
効能が期待されるが、従来の天然の砂むし温泉の多く
は、満潮から干潮に変わるときに波打ち際の暖かくなっ
た砂を掘って利用していたので常時入浴することができ
ないのが難点であった。また、人が入浴した後は、砂の
温度が下降してしまうので逐次的に多くの人が入浴する
ことはできないという問題もある。この問題を少なくす
るために、ホースで温泉湯を散布して砂の温度を上昇さ
せたり、砂を入れた適当な浴槽内に砂表面まで温泉湯を
導入した後、該温泉湯を排出するというような方法も採
られている。しかしながら、これらの方法では、一時的
に砂の温度を上昇させることはできるが、自然の状態で
放置すれば徐々に温度は下がってしまう。
効能が期待されるが、従来の天然の砂むし温泉の多く
は、満潮から干潮に変わるときに波打ち際の暖かくなっ
た砂を掘って利用していたので常時入浴することができ
ないのが難点であった。また、人が入浴した後は、砂の
温度が下降してしまうので逐次的に多くの人が入浴する
ことはできないという問題もある。この問題を少なくす
るために、ホースで温泉湯を散布して砂の温度を上昇さ
せたり、砂を入れた適当な浴槽内に砂表面まで温泉湯を
導入した後、該温泉湯を排出するというような方法も採
られている。しかしながら、これらの方法では、一時的
に砂の温度を上昇させることはできるが、自然の状態で
放置すれば徐々に温度は下がってしまう。
【0004】さらに、ホテル、旅館、温泉センターなど
において多数の人が同時にまたは逐次的に入浴するよう
な場合は、上記のような温度(50℃前後)が場所によ
って、ムラを生じることなく砂浴全体にわたって均一に
行き渡り且つ入浴中にその温度が確実に保持されること
が不可欠であり、また、砂を衛生的に管理することも必
要であるが、そのような温度管理や衛生管理に関して格
別に配慮した設備は見当たらない。
において多数の人が同時にまたは逐次的に入浴するよう
な場合は、上記のような温度(50℃前後)が場所によ
って、ムラを生じることなく砂浴全体にわたって均一に
行き渡り且つ入浴中にその温度が確実に保持されること
が不可欠であり、また、砂を衛生的に管理することも必
要であるが、そのような温度管理や衛生管理に関して格
別に配慮した設備は見当たらない。
【0005】最近、潮の干満等の自然の条件に影響され
ずに砂むし浴を享受できるようにした人工の砂むし浴装
置が幾つか提示されている。例えば、特開平9−103
460には、浴槽内に砂を入れその下方に湯溜まり(温
泉水)を配置し、熱源として蒸気ボイラーを用いて温泉
水に蒸気を送り込むことによって得られたスチームによ
って砂を加熱する人口砂むし温泉装置が記載されてい
る。このようにスチームを用いる方法は砂の温度を上昇
させる有効な手段の一つであり長時間高温を保持できる
が、場所によっては温度のムラが生じ易く均一に温度を
制御することは容易でない。さらに、スチームによって
砂を加熱することの欠点は、砂がサラサラとして、しっ
とり感(ウエット感)がないことである。すなわち、上
述したような天然の砂むし温泉の効能の一因である湿っ
た砂の重さ(圧力)が不足していることである。
ずに砂むし浴を享受できるようにした人工の砂むし浴装
置が幾つか提示されている。例えば、特開平9−103
460には、浴槽内に砂を入れその下方に湯溜まり(温
泉水)を配置し、熱源として蒸気ボイラーを用いて温泉
水に蒸気を送り込むことによって得られたスチームによ
って砂を加熱する人口砂むし温泉装置が記載されてい
る。このようにスチームを用いる方法は砂の温度を上昇
させる有効な手段の一つであり長時間高温を保持できる
が、場所によっては温度のムラが生じ易く均一に温度を
制御することは容易でない。さらに、スチームによって
砂を加熱することの欠点は、砂がサラサラとして、しっ
とり感(ウエット感)がないことである。すなわち、上
述したような天然の砂むし温泉の効能の一因である湿っ
た砂の重さ(圧力)が不足していることである。
【0006】その他、実用新案登録第3050995号
には、海砂の下方に小粒の玉石と大粒の玉石を積層した
浴槽から成り、それぞれの層内に温湯を放出させるよう
にした動物用砂むし温泉装置が記載されている。この装
置は、天然の砂むし温泉の地層に類似の構造を人工的に
小型の装置として模したものと解され、犬や猫のような
小動物には有用であろうが、多数の人を対象とする場合
のように砂むし浴装置の保温や衛生上の管理に関する特
別の技術的工夫は何ら施されていない。
には、海砂の下方に小粒の玉石と大粒の玉石を積層した
浴槽から成り、それぞれの層内に温湯を放出させるよう
にした動物用砂むし温泉装置が記載されている。この装
置は、天然の砂むし温泉の地層に類似の構造を人工的に
小型の装置として模したものと解され、犬や猫のような
小動物には有用であろうが、多数の人を対象とする場合
のように砂むし浴装置の保温や衛生上の管理に関する特
別の技術的工夫は何ら施されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
したような従来の技術における問題点を解消し、砂むし
浴の温度管理および衛生管理が容易且つ適確に行われ、
自然の条件に影響されることなく多数の人が常時、天然
の砂むし温泉と同等またはそれ以上の入浴効能を享受す
ることができるようにした新しいタイプの砂むし浴装置
を提供することにある。
したような従来の技術における問題点を解消し、砂むし
浴の温度管理および衛生管理が容易且つ適確に行われ、
自然の条件に影響されることなく多数の人が常時、天然
の砂むし温泉と同等またはそれ以上の入浴効能を享受す
ることができるようにした新しいタイプの砂むし浴装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、上記の
目的を達成するものとして、通水性シート部材を介して
上方に砂の層、下方に保温性粒体の層が充填された浴槽
本体、該浴槽本体の周りに配設された補助温水槽および
温水排出溝から構成され、浴槽本体の底部に取り付けら
れた温水導入管、保温性粒体の層と補助温水槽とを結ぶ
連通口、補助温水槽と温水排出溝の境に設けられ補助温
水槽の水位を調整する仕切板、および温水排出溝に面す
る浴槽本体の周壁頂部に設けられた温水放出口を備え、
入浴時および自然昇温時には、水位調整仕切板が保温性
粒体の層とほぼ同じ高さを有して、温水導入管から連続
的に導入される温水が保温性粒体の層を満たすととも
に、前記連通口を通って補助温水槽内に導かれて保温性
粒体の層の高さとほぼ同じ水位で該補助温水槽内を流れ
ながら余剰の温水が水位調整仕切板から温水排出溝に溢
流するようになっており、砂の層の洗浄時および強制昇
温時には、水位調整仕切板が浴槽本体の周壁頂部と同じ
高さを有して、温水導入管から連続的に導入される温水
が保温性粒体の層および砂の層を通って前記放出口から
温水排出溝に溢流するようになっていることを特徴とす
る砂むし浴装置が提供される。本発明の砂むし浴装置の
好ましい態様においては、砂の層は砂鉄の層であり保温
性粒体の層はバラスの層であり、また、導入される温水
は天然の温泉湯である。
目的を達成するものとして、通水性シート部材を介して
上方に砂の層、下方に保温性粒体の層が充填された浴槽
本体、該浴槽本体の周りに配設された補助温水槽および
温水排出溝から構成され、浴槽本体の底部に取り付けら
れた温水導入管、保温性粒体の層と補助温水槽とを結ぶ
連通口、補助温水槽と温水排出溝の境に設けられ補助温
水槽の水位を調整する仕切板、および温水排出溝に面す
る浴槽本体の周壁頂部に設けられた温水放出口を備え、
入浴時および自然昇温時には、水位調整仕切板が保温性
粒体の層とほぼ同じ高さを有して、温水導入管から連続
的に導入される温水が保温性粒体の層を満たすととも
に、前記連通口を通って補助温水槽内に導かれて保温性
粒体の層の高さとほぼ同じ水位で該補助温水槽内を流れ
ながら余剰の温水が水位調整仕切板から温水排出溝に溢
流するようになっており、砂の層の洗浄時および強制昇
温時には、水位調整仕切板が浴槽本体の周壁頂部と同じ
高さを有して、温水導入管から連続的に導入される温水
が保温性粒体の層および砂の層を通って前記放出口から
温水排出溝に溢流するようになっていることを特徴とす
る砂むし浴装置が提供される。本発明の砂むし浴装置の
好ましい態様においては、砂の層は砂鉄の層であり保温
性粒体の層はバラスの層であり、また、導入される温水
は天然の温泉湯である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例を
示す図面を参照しながら本発明を説明する。図1〜図3
に示されるように、本発明の砂むし浴装置は、概略、浴
槽本体1、この浴槽本体の周りに配設された補助温水槽
2および温水排出溝3から構成されている。
示す図面を参照しながら本発明を説明する。図1〜図3
に示されるように、本発明の砂むし浴装置は、概略、浴
槽本体1、この浴槽本体の周りに配設された補助温水槽
2および温水排出溝3から構成されている。
【0010】浴槽本体1には、通水性シート部材4を介
して上方に砂の層5、下方に保温性粒体の層6が充填さ
れている。砂の層5に用いられる砂としては、比較的粒
子の荒い砂鉄が好ましく、例えば、指宿の海浜に存在す
る粒径0.8〜3mm程度の砂鉄が好適である。また、保
温性粒体の層6に用いられる保温性粒体の好ましい例は
バラスであり、通常、粒径35〜40mm程度のものを
用いる。保温性粒体としては、その他、セラミック、玉
石などを使用することも可能である。
して上方に砂の層5、下方に保温性粒体の層6が充填さ
れている。砂の層5に用いられる砂としては、比較的粒
子の荒い砂鉄が好ましく、例えば、指宿の海浜に存在す
る粒径0.8〜3mm程度の砂鉄が好適である。また、保
温性粒体の層6に用いられる保温性粒体の好ましい例は
バラスであり、通常、粒径35〜40mm程度のものを
用いる。保温性粒体としては、その他、セラミック、玉
石などを使用することも可能である。
【0011】砂の層5と保温性粒体の層6の間には透水
性シート部材4が介在する。このシート部材としては、
通常、サンドマット(椰子繊維製)が用いられる。砂の
層5および保温性粒体の層6の高さ(深さ)は、特に限定
されるものではないが、通常、砂の層は30〜50c
m、また、保温性粒体の層は15〜30cm程度とす
る。
性シート部材4が介在する。このシート部材としては、
通常、サンドマット(椰子繊維製)が用いられる。砂の
層5および保温性粒体の層6の高さ(深さ)は、特に限定
されるものではないが、通常、砂の層は30〜50c
m、また、保温性粒体の層は15〜30cm程度とす
る。
【0012】浴槽本体1、およびその周りに配設される
補助温水槽2と温水排出溝3は、通常、コンクリート製
とするが、他の材料(例えば、大理石)を用いることも
可能である。図に示されるように、浴槽本体1、補助温
水層2および温水排出溝3は、矩形の平断面形状を呈する
のが一般的であるが、他の形状、例えば、平断面が円形
の浴槽本体の周りに補助温水槽と温水排出溝を配設する
ことも可能である。浴槽本体1は任意の広さ(平断面
積)をとり得るが、図に示すような平断面が矩形の浴槽
の場合、通常1.6×2m(一人用)から6×10m(数
人用)程度の広さとする。
補助温水槽2と温水排出溝3は、通常、コンクリート製
とするが、他の材料(例えば、大理石)を用いることも
可能である。図に示されるように、浴槽本体1、補助温
水層2および温水排出溝3は、矩形の平断面形状を呈する
のが一般的であるが、他の形状、例えば、平断面が円形
の浴槽本体の周りに補助温水槽と温水排出溝を配設する
ことも可能である。浴槽本体1は任意の広さ(平断面
積)をとり得るが、図に示すような平断面が矩形の浴槽
の場合、通常1.6×2m(一人用)から6×10m(数
人用)程度の広さとする。
【0013】浴槽本体の周りに配設される補助温水槽2
は、後述するように浴槽本体の保温および昇温の機能を
果たすのに十分な量の温水が収容され得るようにする。
このため、補助温水槽は、浴槽本体の周りのかなりの部
分、一般的には浴槽本体のすくなくとも半分を取り囲む
ように配設される。例えば、図に示す態様では、平断面
が矩形の浴槽本体1の三辺を取り囲むように温水補助槽
2が配設され、残りの一辺に相当する部分に温水排出溝
3が配設されている。また、補助温水槽の幅が狭すぎて
も充分量の温水を収容することができない。したがっ
て、例えば、図に示すような浴槽が矩形の平断面形状の
場合、補助温水槽はその矩形の長辺の少なくとも10%
以上の幅を有するようにする。
は、後述するように浴槽本体の保温および昇温の機能を
果たすのに十分な量の温水が収容され得るようにする。
このため、補助温水槽は、浴槽本体の周りのかなりの部
分、一般的には浴槽本体のすくなくとも半分を取り囲む
ように配設される。例えば、図に示す態様では、平断面
が矩形の浴槽本体1の三辺を取り囲むように温水補助槽
2が配設され、残りの一辺に相当する部分に温水排出溝
3が配設されている。また、補助温水槽の幅が狭すぎて
も充分量の温水を収容することができない。したがっ
て、例えば、図に示すような浴槽が矩形の平断面形状の
場合、補助温水槽はその矩形の長辺の少なくとも10%
以上の幅を有するようにする。
【0014】本発明の砂むし浴装置の浴槽本体には、該
浴槽内に温水を導入するための温水導入管が取り付けら
れている。この温水導入管の配置は、特に限定されるも
のではないが、浴槽底部全体にわたって温泉が分配され
るようにすることが好ましい。例えば、図に示す態様に
おいては温水導入管は、浴槽本体の底部を縦方向に延び
る主管7と該主管から分枝して浴槽本体の底部を横方向
に延びる複数の副管8から成り、この副管8に多数の穴
があいている(図4参照)。
浴槽内に温水を導入するための温水導入管が取り付けら
れている。この温水導入管の配置は、特に限定されるも
のではないが、浴槽底部全体にわたって温泉が分配され
るようにすることが好ましい。例えば、図に示す態様に
おいては温水導入管は、浴槽本体の底部を縦方向に延び
る主管7と該主管から分枝して浴槽本体の底部を横方向
に延びる複数の副管8から成り、この副管8に多数の穴
があいている(図4参照)。
【0015】かくして、適当なバルブ9を介してメイン
配管10から導入された温水が、主管8および副管7を
通り、副管の穴から浴槽本体の保温性粒体層6に導入さ
れる。温水導入管の副管は、その端部に蓋(キャップ)
11を設けておき、浴槽使用中は蓋11を閉じておく
が、配管洗浄時には蓋11を開けて、例えば高圧洗浄機
で清掃できるようにしておく。また、温水導入管の主管
の温水排出溝に面する端部に排出専用バルブ12を設
け、後述するように砂の洗浄後または強制昇温後に該バ
ルブ12を開けて温水が排水できるようにしておく。温
水導入管を通って砂むし浴装置に導入される温水は、好
ましくは、天然の温泉湯であるが、通常の温水であって
も、ある程度の砂むし浴の効能を発揮することはでき
る。
配管10から導入された温水が、主管8および副管7を
通り、副管の穴から浴槽本体の保温性粒体層6に導入さ
れる。温水導入管の副管は、その端部に蓋(キャップ)
11を設けておき、浴槽使用中は蓋11を閉じておく
が、配管洗浄時には蓋11を開けて、例えば高圧洗浄機
で清掃できるようにしておく。また、温水導入管の主管
の温水排出溝に面する端部に排出専用バルブ12を設
け、後述するように砂の洗浄後または強制昇温後に該バ
ルブ12を開けて温水が排水できるようにしておく。温
水導入管を通って砂むし浴装置に導入される温水は、好
ましくは、天然の温泉湯であるが、通常の温水であって
も、ある程度の砂むし浴の効能を発揮することはでき
る。
【0016】本発明の砂むし浴装置においては、保温性
粒体の層6と補助温水槽3とを結ぶ連通口13が設けら
れている。この連通口の数は、特に限定されるものでは
なく、浴槽本体の周壁に少なくとも1つ設けられていれ
ばよいが、通常は図に示されるように数個設けておくこ
とが好ましい。保温性粒体の層6と補助温水槽3との間
には、通常、金網18を設けて、保温性粒体が連通口1
3から補助温水槽3に入り込まないようにしておく(図
1参照)。
粒体の層6と補助温水槽3とを結ぶ連通口13が設けら
れている。この連通口の数は、特に限定されるものでは
なく、浴槽本体の周壁に少なくとも1つ設けられていれ
ばよいが、通常は図に示されるように数個設けておくこ
とが好ましい。保温性粒体の層6と補助温水槽3との間
には、通常、金網18を設けて、保温性粒体が連通口1
3から補助温水槽3に入り込まないようにしておく(図
1参照)。
【0017】本発明の砂むし浴装置は、さらに、補助温
水槽2と温水排出溝3との境に設けられ補助温水槽2の水
位を調整する仕切板を有する。すなわち、図(特に図
1)に示されるように、浴槽本体の周壁にある細溝14
に沿って嵌挿される平板15が、この仕切板として作用
して補助温水槽の水位を任意に調整することができる。
例えば、図に実線で示すのは、補助温水槽2の水位を保
温性粒体層6より若干高く水位を設定する場合の水位調
整仕切板である。後述するような砂の洗浄時または強制
昇温時には、さらに水位を上昇させるため、浴槽本体の
頂部まで仕切れるように追加の仕切板(図の一点鎖線で
示す17)を嵌挿する。
水槽2と温水排出溝3との境に設けられ補助温水槽2の水
位を調整する仕切板を有する。すなわち、図(特に図
1)に示されるように、浴槽本体の周壁にある細溝14
に沿って嵌挿される平板15が、この仕切板として作用
して補助温水槽の水位を任意に調整することができる。
例えば、図に実線で示すのは、補助温水槽2の水位を保
温性粒体層6より若干高く水位を設定する場合の水位調
整仕切板である。後述するような砂の洗浄時または強制
昇温時には、さらに水位を上昇させるため、浴槽本体の
頂部まで仕切れるように追加の仕切板(図の一点鎖線で
示す17)を嵌挿する。
【0018】さらに、本発明の砂むし浴装置は、温水排
出溝3に面する側の浴槽本体の周壁頂部に温水放出口が
設けられている。この温水放出口は、一般に、図1に示
されるように浴槽本体の周壁頂部の一部が欠削され断面
が矩形の溝16から成るが、他の形状(例えば、断面が
半円形の溝)を呈していてもよい。温水放出口は、通
常、複数個設けて、後述のように砂の洗浄時(または強
制昇温時)に洗浄後の温水が確実に放出されるようにす
る。
出溝3に面する側の浴槽本体の周壁頂部に温水放出口が
設けられている。この温水放出口は、一般に、図1に示
されるように浴槽本体の周壁頂部の一部が欠削され断面
が矩形の溝16から成るが、他の形状(例えば、断面が
半円形の溝)を呈していてもよい。温水放出口は、通
常、複数個設けて、後述のように砂の洗浄時(または強
制昇温時)に洗浄後の温水が確実に放出されるようにす
る。
【0019】本発明の砂むし浴装置においては、入浴時
には、保温性粒体の層とほぼ同じ高さを有するように
(保温性粒体の層の高さと同じか、またはそれよりも5
cm以内程度高くなるように)、水位調整仕切板を調整
しておく。かくして、温水導入管7、8から連続的に導
入される温水は、保温性粒体の層6を満たすとともに、
連通口13を通って補助温水槽2内に導かれて保温性粒
体の層の高さとほぼ同じ水位で補助温水槽2を流れなが
ら、余剰の温水が水位調整板15から温水排出溝3に溢
流(オーバーフロー)する。
には、保温性粒体の層とほぼ同じ高さを有するように
(保温性粒体の層の高さと同じか、またはそれよりも5
cm以内程度高くなるように)、水位調整仕切板を調整
しておく。かくして、温水導入管7、8から連続的に導
入される温水は、保温性粒体の層6を満たすとともに、
連通口13を通って補助温水槽2内に導かれて保温性粒
体の層の高さとほぼ同じ水位で補助温水槽2を流れなが
ら、余剰の温水が水位調整板15から温水排出溝3に溢
流(オーバーフロー)する。
【0020】このようにして、本発明の砂むし浴装置の
浴槽の底部においては、バラスのような保温性粒体の層
の中に常に新しい温水が充満されて該粒体が熱を吸収
し、さらには、その保温性粒体の層の周り(補助温水
槽)を一定の水位で新しい温水が流れていることによ
り、浴槽の底部には、保温性が確保された熱源が温水に
よって常時発生する。
浴槽の底部においては、バラスのような保温性粒体の層
の中に常に新しい温水が充満されて該粒体が熱を吸収
し、さらには、その保温性粒体の層の周り(補助温水
槽)を一定の水位で新しい温水が流れていることによ
り、浴槽の底部には、保温性が確保された熱源が温水に
よって常時発生する。
【0021】そして、バラスで代表される保温性粒体の
層6を充満している温水の一部は、毛細管現象により砂
の層5の中を上昇し、この際、砂として比較的粒子の荒
い砂を使用することにより効率的な熱交換が行われ、砂
の上部まで熱が充分に伝達される。このように温水によ
り砂の層の上部までが充分にあたためられる結果、砂は
充分なウエット感(湿り気)を有し上述したような砂む
し浴の効能が確実に発揮される。
層6を充満している温水の一部は、毛細管現象により砂
の層5の中を上昇し、この際、砂として比較的粒子の荒
い砂を使用することにより効率的な熱交換が行われ、砂
の上部まで熱が充分に伝達される。このように温水によ
り砂の層の上部までが充分にあたためられる結果、砂は
充分なウエット感(湿り気)を有し上述したような砂む
し浴の効能が確実に発揮される。
【0022】本発明の砂むし浴装置の別の特徴は、入浴
後、砂の洗浄を行えることである。このためには、細溝
14に平板17を追加、嵌挿して水位調整仕切板が浴槽
本体の周壁端部と同じ高さを有するようにする。この状
態で、温水導入管7、8から温水を導入すると、補助温
水槽2内の温水の水位は浴槽本体の周壁の高さに等しく
なる。一方、温水の一部は保温性粒体の層6から砂の層
5内を通って砂を洗浄し、砂の層5の上方から汚水が溢
流(オーバーフロー)することになるが、浴槽本体の周
壁頂部に温水放出口16が設けられていることにより、
汚水は温水排出溝3内に溢流し、補助温水槽2には流入
しないようになっている。
後、砂の洗浄を行えることである。このためには、細溝
14に平板17を追加、嵌挿して水位調整仕切板が浴槽
本体の周壁端部と同じ高さを有するようにする。この状
態で、温水導入管7、8から温水を導入すると、補助温
水槽2内の温水の水位は浴槽本体の周壁の高さに等しく
なる。一方、温水の一部は保温性粒体の層6から砂の層
5内を通って砂を洗浄し、砂の層5の上方から汚水が溢
流(オーバーフロー)することになるが、浴槽本体の周
壁頂部に温水放出口16が設けられていることにより、
汚水は温水排出溝3内に溢流し、補助温水槽2には流入
しないようになっている。
【0023】砂の洗浄後、排水専用バルブ12を開き温
水の一部を排出して元の水位に(すなわち、補助温水槽
2の水位が保温性粒体の層6の高さとほぼ同じになるよ
うに)戻して待機状態で入浴利用者を待つ。数回にわた
り砂むし浴を行うと、人が砂に入るという行為により砂
の温度が低下するので浴槽の昇温操作を行う。この浴槽
の昇温には、下記のように2つの方式を採ることができ
る。複数の砂むし浴装置を有していれば、昇温操作の間
は、他の砂むし浴装置を使用して営業を行う。
水の一部を排出して元の水位に(すなわち、補助温水槽
2の水位が保温性粒体の層6の高さとほぼ同じになるよ
うに)戻して待機状態で入浴利用者を待つ。数回にわた
り砂むし浴を行うと、人が砂に入るという行為により砂
の温度が低下するので浴槽の昇温操作を行う。この浴槽
の昇温には、下記のように2つの方式を採ることができ
る。複数の砂むし浴装置を有していれば、昇温操作の間
は、他の砂むし浴装置を使用して営業を行う。
【0024】自然昇温方式:この昇温方式は、人の入浴
による温度低下が比較的小さい場合に採用され、入浴時
に関連して上述したのと同様に砂むし浴装置を稼働す
る。すなわち、保温性粒体の層とほぼ同じ高さを有する
ように水位調整仕切板15を調整し、温水導入管から温
水を導入する。この結果、温水が充満されることにより
保温性粒体の層6に蓄積された熱が砂の層5の上部まで
伝達され砂を昇温させる。この際、補助温水槽2にも一
定の水位で温水が流れているので昇温の際に起こる温水
の熱損失が防止される。
による温度低下が比較的小さい場合に採用され、入浴時
に関連して上述したのと同様に砂むし浴装置を稼働す
る。すなわち、保温性粒体の層とほぼ同じ高さを有する
ように水位調整仕切板15を調整し、温水導入管から温
水を導入する。この結果、温水が充満されることにより
保温性粒体の層6に蓄積された熱が砂の層5の上部まで
伝達され砂を昇温させる。この際、補助温水槽2にも一
定の水位で温水が流れているので昇温の際に起こる温水
の熱損失が防止される。
【0025】強制昇温方式:この方式は、入浴利用者が
多く浴槽(砂の層)の温度低下が大きい場合に採用され
る。すなわち、補助温水槽2の水位が浴槽本体の周壁頂
部と同じ高さになるように水位調整仕切板17を設定し
て砂の洗浄を行った後、この状態で引き続き、浴槽底部
から導入された温水を砂の層5内に所定時間通して放出
口16から温水排出溝3に溢流(オーバーフロー)させ
ることにより砂の層を強制的に昇温させる。この場合に
おいても、補助温水槽2内を充分量の温水が流れている
ことにより、昇温の際の熱損失が防止される。昇温後
は、排水専用バルブ12から温水を排出し、入浴時の所
定水位に戻す。
多く浴槽(砂の層)の温度低下が大きい場合に採用され
る。すなわち、補助温水槽2の水位が浴槽本体の周壁頂
部と同じ高さになるように水位調整仕切板17を設定し
て砂の洗浄を行った後、この状態で引き続き、浴槽底部
から導入された温水を砂の層5内に所定時間通して放出
口16から温水排出溝3に溢流(オーバーフロー)させ
ることにより砂の層を強制的に昇温させる。この場合に
おいても、補助温水槽2内を充分量の温水が流れている
ことにより、昇温の際の熱損失が防止される。昇温後
は、排水専用バルブ12から温水を排出し、入浴時の所
定水位に戻す。
【0026】本発明の砂むし浴装置における補助温水槽
は、このように、浴槽の昇温時に熱損失を防止すること
に加えて、入浴時に砂の層の温度を均一にする役目も果
たす。事実、本発明者は、上述したような補助温水槽を
設けないと、砂の層において場所によって温度のムラが
発生することを確認している。
は、このように、浴槽の昇温時に熱損失を防止すること
に加えて、入浴時に砂の層の温度を均一にする役目も果
たす。事実、本発明者は、上述したような補助温水槽を
設けないと、砂の層において場所によって温度のムラが
発生することを確認している。
【0027】
【発明の効果】如上の説明から明らかなように、本発明
の砂むし浴装置は、特に複雑な制御手段を要することな
く浴槽の温度管理を適確に行うことができ、また、必要
に応じて砂の洗浄を簡単に行うことができるので衛生上
も優れている。本発明の砂むし浴装置を使用すれば、ウ
エット感があり天然の砂むし温泉と同等またはそれ以上
の効能を享受しながら入浴を楽しむことができる。本発
明の砂むし浴装置は、多数の人が常時入浴できるように
した点において、特に営業目的の入浴装置として好適で
あるが、本発明の原理は、家庭的または個人的に使用さ
れる入浴装置にも適用され得る。
の砂むし浴装置は、特に複雑な制御手段を要することな
く浴槽の温度管理を適確に行うことができ、また、必要
に応じて砂の洗浄を簡単に行うことができるので衛生上
も優れている。本発明の砂むし浴装置を使用すれば、ウ
エット感があり天然の砂むし温泉と同等またはそれ以上
の効能を享受しながら入浴を楽しむことができる。本発
明の砂むし浴装置は、多数の人が常時入浴できるように
した点において、特に営業目的の入浴装置として好適で
あるが、本発明の原理は、家庭的または個人的に使用さ
れる入浴装置にも適用され得る。
【図1】本発明の砂むし浴装置の好ましい例を全体的に
示す一部破断斜視図である。
示す一部破断斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿って示す正面断面図であ
る。
る。
【図3】図1のB−B線に沿って示す側断面図である。
【図4】本発明の砂むし浴装置において温水を導入およ
び排出する配管の様子を示す底部断面図である。
び排出する配管の様子を示す底部断面図である。
1 浴槽本体 2 補助温水槽 3 温水排出溝 4 通水性シート部材 5 砂の層 6 保温性粒体の層 7 温水導入管(主管) 8 温水導入管(副管) 13 連通口 15 水位調整仕切板 16 温水放出口 17 水位調整仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−103460(JP,A) 登録実用新案3050995(JP,U) 実公 昭38−19555(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 33/04
Claims (3)
- 【請求項1】 通水性シート部材を介して上方に砂の
層、下方に保温性粒体の層が充填された浴槽本体、該浴
槽本体の周りに配設された補助温水槽および温水排出溝
から構成され、 浴槽本体の底部に取り付けられた温水導入管、保温性粒
体の層と補助温水槽とを結ぶ連通口、補助温水槽と温水
排出溝の境に設けられ補助温水層の水位を調整する仕切
り板、および温水排出溝に面する浴槽本体の周壁頂部に
設けられた温水放出口を備え、 入浴時および自然昇温時には、水位調整仕切板が保温性
粒体の層とほぼ同じ高さを有して、温水導入管から連続
的に導入される温水が保温性粒体の層を満たすととも
に、前記連通口を通って補助温水槽内に導かれて保温性
粒体の層の高さとほぼ同じ水位で該補助温水槽内を流れ
ながら余剰の温水が水位調整仕切板から温水排出溝に溢
流するようになっており、 砂の層の洗浄時および強制昇温時には、水位調整仕切板
が浴槽本体の周壁頂部と同じ高さを有して、温水導入管
から連続的に導入される温水が保温性粒体の層および砂
の層を通って前記放出口から温水排出溝に溢流するよう
になっていることを特徴とする砂むし浴装置。 - 【請求項2】 砂の層が砂鉄の層であり、保温性粒体の
層がバラスの層であることを特徴とする請求項1の砂む
し浴装置。 - 【請求項3】 導入される温水が天然の温泉湯であるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2の砂むし浴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37227598A JP3321561B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 砂むし浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37227598A JP3321561B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 砂むし浴装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000189485A JP2000189485A (ja) | 2000-07-11 |
JP3321561B2 true JP3321561B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18500167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37227598A Expired - Lifetime JP3321561B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 砂むし浴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321561B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254200A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Toyota Kosan Kk | 薬石温浴施設 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100495405B1 (ko) * | 2002-10-08 | 2005-06-13 | 만상물산(주) | 실내용 인공모래찜질 장치 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP37227598A patent/JP3321561B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254200A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Toyota Kosan Kk | 薬石温浴施設 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000189485A (ja) | 2000-07-11 |
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