JP3320798B2 - 歪補正回路 - Google Patents
歪補正回路Info
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Description
り詳細には、本発明は、半導体レーザやある種の増幅器
のようにその入出力特性に非直線成分を有する素子の出
力特性を補正するための回路の新規な構成に関する。
入出力特性に非直線成分を有する。この種の非直線成分
は、アナログ信号による振幅変調や更にアナログ信号の
多重化において極めて深刻な障害となる。そこで、この
種の非直線性を補正するために特開平3-179807号公報等
のように各種の回路構成が提案されている。
成を示す図である。
を受ける互いに並列な1対の信号経路を備えており、一
方の信号経路には、補正すべき非直線成分と同じ特性の
非直線成分を逆相で発生する歪信号発生回路101 が挿入
されている。他方の信号回路には、歪信号発生回路101
において発生する信号遅延と同等の遅延時間を設定され
た遅延線102 が挿入されている。
るための図である。
発生回路101 は、図3(a-1),(b-1)に示すような入力信
号の非直線成分と逆相の、図3(a-2),(b-2) に示すよう
な非直線成分を発生するので、歪補正回路全体としては
非直線成分が相殺され、図3(a-3),(b-3) に示すような
線型の入出力特性が得られる。
歪補正回路においては、例えば入力信号〔X〕に対して
出力信号〔aX+bX2 〕を発生する非線型デバイスの
歪を補正するためには、2次成分の極性が反転した歪成
分信号〔X−b/a・X2 〕を発生させる必要がある。
一方、入力信号〔X〕に対して出力信号〔aX−b
X2 〕を発生する非線型デバイスの歪を補正するために
は、2次成分の極性が反転した歪成分信号〔X+b/a
・X2 〕を発生させる必要がある。従って、それぞれの
場合について、構成の異なる歪信号発生回路を備えた歪
補正回路を使用する必要があった。
符号は、歪発生デバイスの極性により決定される。その
ため、異なる歪極性を有する非線型デバイスの出力歪を
補正するためには、それぞれ異なる極性の歪発生デバイ
スを用いるか、あるいはインバータを用いて極性を反転
させる必要があった。換言すれば、非線型デバイスの種
類によってその歪補正回路の回路構成を変更する必要が
あった。
を解決し、種々の極性を有する非線型特性を有するデバ
イスに対して、その構成を変えることなく対応できる新
規な歪補正回路を提供することをその目的としている。
特性に非線型性を有する非線型デバイスの歪を補正する
ための回路であって;入出力特性に非線型性を有する入
力信号を受ける非線型増幅器および該非線型増幅器の出
力を受け該線型増幅器出力の直線成分レベルを該入力信
号レベルに一致させるような減衰量を有する減衰器を接
続してなる第1パスと、該第1パスにおいて発生した信
号遅延に等しい遅延時間を有する該入力信号を受ける遅
延線を含む第2のパスと、該第1パスおよび第2パスの
終端を入力に受けて該非線型増幅器出力の非直線成分を
抽出する第1結合器とを備えた歪成分発生回路と;該第
1結合器の出力を受けてその反転信号を出力する反転増
幅器、該反転増幅器の出力を受ける可変減衰器、およ
び、該反転増幅器の出力信号の周波数依存性を調整する
手段を含む第3パスと、該非線型増幅器の出力の位相を
該第3パスにおいて遅延した信号に一致させるために必
要な遅延時間を有する遅延線を備えた第4パスと、該第
3パスおよび第4パスの出力信号を加算する第2結合器
とを備えた極性選択回路と;を備えることを特徴とする
歪補正回路が提供される。
正回路は、補正の対象となる非線型デバイスに対応した
歪成分信号を発生する歪成分発生回路に加えて、発生し
た歪成分の極性を任意に選択することができる極性選択
回路を有していることをその主要な特徴としている。
において発生する歪成分信号の極性は、その回路を作製
する段階で設定されており、従って、異なる極性の非直
線性を有する非線型デバイスに対しては、それぞれ構成
の異なる歪補正回路で対応する必要があった。
は、非線型性を補正するための歪成分を単に発生するだ
けではなく、発生した歪成分の極性と振幅とを連続的に
変化させることができるように構成されている。従っ
て、補正の対象となる種々の非線型デバイスに対して、
同一の回路で対応することができる。
に説明するが、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
構成例を示す図である。
線型デバイス1の非線型性を補正するための回路であ
り、歪信号発生回路10と極性選択回路20とから主に構成
されている。
結合器12との間に形成された1対のパス(1) およびパス
(2) から構成されている。パス(1) は、入力信号Xに対
して出力信号〔−aX−bX2 〕を発生する非線型増幅
器13と、この非線型増幅器13の利得に対応した減衰量1
/aを有する減衰器14とから構成されている。また、パ
ス(2) は遅延線15を挿入されている。遅延線15の遅延時
間は、非線型増幅器13および減衰器14により形成された
パス(1) における信号遅延と同じになるように設定され
ている。
器21との間に形成されたパス(3) と結合器12と結合器21
との間に形成されたパス(4) とから構成されている。こ
こで、パス(4) は、結合器12の出力を受けて、所定の利
得で増幅し且つ信号を反転させる反転増幅器22と、所定
の範囲で減衰量を変化させることができる可変減衰器23
と、周波数チルト発生器24とを、この順序で接続して構
成されている。これに対して、パス(3) には遅延線25が
挿入されている。遅延線25の遅延時間は、減衰器14、結
合器12、反転型増幅器22、可変減衰器23および周波数チ
ルト発生器24によりパス(4) で発生する信号遅延と同じ
になるように設定されている。
波数チルト発生器24は、非線型デバイス1における歪の
周波数依存性を補正するための手段である。また、可変
減衰器23と周波数チルト発生器24の配列は逆になってい
ても、回路全体の機能に変化はない。更に、反転増幅器
22と可変減衰器23とからなる信号経路は、ひとつの利得
可変増幅器によって置き換えることもできる。
下のように動作する。尚、説明を簡単にするために、以
下の記述において回路内の各遅延線15、23、分配器11、
16並びに結合器12、21における信号損失は無視する。
Xとしたとき、パス(1) では、まず非線型増幅器13は2
次成分を含む出力信号〔−aX−bX2 〕を出力し、続
いて減衰量1/aの減衰器14を通ったパス(1) の終端で
は〔−X−(b/a)X2 〕なる信号が結合器12に入力
される。一方、遅延線15を経由したパス(2) の終端では
入力信号と等しい信号〔X〕がパス(1) と同じ位相で結
合器12に入力される。従って、結合器12では1次成分が
消去されて2次歪成分〔−(b/a)X2 〕のみが出力
される。
の反転増幅器22、減衰量αの可変減衰器23および周波数
チルト発生器24を経由した〔f(s)α(Ab/a)X
2 〕なる信号が結合器21に入力される。一方、パス(3)
の終端では、非線型増幅器13の出力信号〔−aX−bX
2 〕が、遅延線25を経由してパス(4) の信号と同じ位相
で結合器21に入力される。従って、結合器21からは下記
の式1で表すことができる信号Sが出力される。
衰量αを1よりも小さい値から1よりも大きい値までの
範囲で変化させれば、この歪補正回路の出力信号におけ
る2次歪成分の符号を反転させることができる。従っ
て、図1に示した歪補正回路では任意の極性の2次歪成
分を発生させることができる。
が、3次歪についても同様に機能する。
正回路は、発生する非線型成分の極性を任意に選択する
ことができるので、1種の回路構成で種々の非線型デバ
イスの補正に対応することができる。従って、特に低歪
特性を要求されるアナログCATV伝送システム等にお
いて有利に使用することができる。
す図である。
る。
ある。
路、11・・分配器、 21・・結合器、12
・・結合器、 22・・反転増幅器、13・
・非線型増幅器、 23・・可変減衰器、14・・
減衰器、 24・・周波数チルト発生器、
15・・遅延線、 25・・遅延線、101・
・・歪信号発生回路、 102・・・遅延線
Claims (1)
- 【請求項1】振幅変調された多重化光信号を送信する半
導体レーザの歪を補正する回路であって; 入力信号を受け入出力特性に非線型性を有する非線型増
幅器および該非線型増幅器の出力を受け該線型増幅器出
力の直線成分レベルを該入力信号レベルに一致させるよ
うな減衰量を有する減衰器を接続してなる第1パスと、
該第1パスにおいて発生した信号遅延に等しい遅延時間
を有する該入力信号を受ける遅延線を含む第2のパス
と、該第1パスおよび第2パスの終端を入力に受けて該
非線型増幅器出力の非直線成分を抽出する第1結合器と
を備えた歪成分発生回路と; 該第1結合器の出力を受けてその反転信号を出力する反
転増幅器、該反転増幅器の出力を受ける可変減衰器、お
よび、該反転増幅器の出力信号の周波数依存性を調整す
る周波数チルト発生器を含む第3パスと、該非線型増幅
器の出力の位相を該第3パスにおいて遅延した信号に一
致させるために必要な遅延時間を有する遅延線を備えた
第4パスと、該第3パスおよび第4パスの出力信号を加
算する第2結合器とを備えた極性選択回路と; を備えることを特徴とする歪補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29070692A JP3320798B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 歪補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29070692A JP3320798B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 歪補正回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06120907A JPH06120907A (ja) | 1994-04-28 |
JP3320798B2 true JP3320798B2 (ja) | 2002-09-03 |
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ID=17759467
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29070692A Expired - Fee Related JP3320798B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 歪補正回路 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3320798B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP29070692A patent/JP3320798B2/ja not_active Expired - Fee Related
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