JP3320791B2 - 紙折り機の給紙装置 - Google Patents
紙折り機の給紙装置Info
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- JP3320791B2 JP3320791B2 JP24174792A JP24174792A JP3320791B2 JP 3320791 B2 JP3320791 B2 JP 3320791B2 JP 24174792 A JP24174792 A JP 24174792A JP 24174792 A JP24174792 A JP 24174792A JP 3320791 B2 JP3320791 B2 JP 3320791B2
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- separating
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シート束からシートを
１枚づつ分離し所定の折り形状に折り畳む紙折り機の給
紙装置に関する。
１枚づつ分離し所定の折り形状に折り畳む紙折り機の給
紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】紙折り機は、例えばダイレクトメール用
広告等を封筒に入る大きさに折り畳む際に使用されてお
り、シートが進入可能のスリットとこのスリット内の所
定位置に配置されてシートの進行を阻止するストッパと
を備えた折り板が設けられている。この種の紙折り機に
おいては、前記スリット内にシートを進入させシート前
縁が前記ストッパに当接してスリット入口部において撓
みが発生すると、この撓み部分を相互に周面を接触させ
て回転する１対のローラ間に挟み込むことにより、シー
トを折り畳む。この種の紙折り機においては、前記折り
板にシートを１枚づつ挿入する必要があるため、通常、
フリクション方式によりシート束のシートを１枚づつ分
離して給送する給紙装置が設けられている。
広告等を封筒に入る大きさに折り畳む際に使用されてお
り、シートが進入可能のスリットとこのスリット内の所
定位置に配置されてシートの進行を阻止するストッパと
を備えた折り板が設けられている。この種の紙折り機に
おいては、前記スリット内にシートを進入させシート前
縁が前記ストッパに当接してスリット入口部において撓
みが発生すると、この撓み部分を相互に周面を接触させ
て回転する１対のローラ間に挟み込むことにより、シー
トを折り畳む。この種の紙折り機においては、前記折り
板にシートを１枚づつ挿入する必要があるため、通常、
フリクション方式によりシート束のシートを１枚づつ分
離して給送する給紙装置が設けられている。
【０００３】フリクション方式の給紙装置は、一般的
に、シート束が載置される給紙板と、この給紙板上のシ
ート束の前縁に接触しつつ回転して前記シート束からシ
ートを分離し搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラの
周面に接触するようにして配置された捌き板とを備えて
いる。
に、シート束が載置される給紙板と、この給紙板上のシ
ート束の前縁に接触しつつ回転して前記シート束からシ
ートを分離し搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラの
周面に接触するようにして配置された捌き板とを備えて
いる。
【０００４】給紙板上のシート束から分離されたシート
は、給紙ローラにより搬送されて給紙ローラと捌き板と
の間に進入する。給紙ローラ及び捌き板は、その材質が
シートに対する摩擦力を考慮して決定されており、給紙
ローラとシートとの間の摩擦力及び捌き板とシートとの
間の摩擦力は、いずれもシート同士の摩擦力に比して大
きくなるように設定されている。従って、複数枚のシー
トが重なった状態で給紙ローラと捌き板との間に進入す
ると、給紙ローラに直接接触するシートはこの給紙ロー
ラにより搬送され、捌き板に直接接触するシートは捌き
板の摩擦力により停止される。これにより、シートを１
枚に分離して次段に給送することができる。
は、給紙ローラにより搬送されて給紙ローラと捌き板と
の間に進入する。給紙ローラ及び捌き板は、その材質が
シートに対する摩擦力を考慮して決定されており、給紙
ローラとシートとの間の摩擦力及び捌き板とシートとの
間の摩擦力は、いずれもシート同士の摩擦力に比して大
きくなるように設定されている。従って、複数枚のシー
トが重なった状態で給紙ローラと捌き板との間に進入す
ると、給紙ローラに直接接触するシートはこの給紙ロー
ラにより搬送され、捌き板に直接接触するシートは捌き
板の摩擦力により停止される。これにより、シートを１
枚に分離して次段に給送することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
給紙装置においては、以下に示す問題点がある。即ち、
紙折り機は、通常印刷されたシートの折畳みに使用され
る。アート紙及びコート紙等のように比重が大きい紙を
積み重ねると、印刷面のインキの粘性によりシート同士
が相互に粘着した状態となる。このため、アート紙及び
コート紙等の場合は、ＰＰＣ等のように比較的比重が小
さい一般紙に比して、シート束と給紙ローラとの接触圧
（以下、給紙圧という）を高くしないと空送りが発生す
る。本願発明者等の実験においては、アート紙及びコー
ト紙の場合、給紙圧を一般紙（上質紙、中質紙、ざら紙
及び孔版紙等）の場合の約２倍にすることが必要であっ
た。
給紙装置においては、以下に示す問題点がある。即ち、
紙折り機は、通常印刷されたシートの折畳みに使用され
る。アート紙及びコート紙等のように比重が大きい紙を
積み重ねると、印刷面のインキの粘性によりシート同士
が相互に粘着した状態となる。このため、アート紙及び
コート紙等の場合は、ＰＰＣ等のように比較的比重が小
さい一般紙に比して、シート束と給紙ローラとの接触圧
（以下、給紙圧という）を高くしないと空送りが発生す
る。本願発明者等の実験においては、アート紙及びコー
ト紙の場合、給紙圧を一般紙（上質紙、中質紙、ざら紙
及び孔版紙等）の場合の約２倍にすることが必要であっ
た。
【０００６】一方、給紙圧を高くすると、必然的に重送
が発生しやすくなる。このため、給紙ローラと捌き板と
の接触圧（以下、捌き圧という）を大きくして、紙折り
部への重送を回避することが必要である。
が発生しやすくなる。このため、給紙ローラと捌き板と
の接触圧（以下、捌き圧という）を大きくして、紙折り
部への重送を回避することが必要である。
【０００７】このように、一般紙の場合とアート紙及び
コート紙の場合とで、給紙条件が大きく異なる。しか
し、従来の紙折り機の給紙装置においては、捌き圧の調
整が困難であり、一般紙からアート紙及びコート紙まで
比重が異なる各種のシートに対応することができない。
コート紙の場合とで、給紙条件が大きく異なる。しか
し、従来の紙折り機の給紙装置においては、捌き圧の調
整が困難であり、一般紙からアート紙及びコート紙まで
比重が異なる各種のシートに対応することができない。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る紙折り機の
給紙装置は、その一方の端部側が第１の揺動軸に揺動可
能に支持され折り畳むべきシートの束が載置される給紙
板と、駆動装置から駆動力が与えられて回転する給紙ロ
ーラと、前記給紙板の他方の端部を前記給紙ローラの周
面に向けて付勢する付勢手段と、前記給紙ローラの周面
に対向して配設された捌き板と、この捌き板のシート流
れ方向の下流側端部を揺動可能に支持する第２の揺動軸
と、バネの弾性力を利用して前記捌き板を前記給紙ロー
ラの周面に向けて押圧する第１の捌き圧印加手段と、前
記捌き板を前記給紙ローラの周面に向けて押圧しその押
圧力が調整可能の第２の捌き圧印加手段と、を有し、前
記第２の捌き圧印加手段は、一方向に移動可能であると
共にこの移動方向に対して傾斜する傾斜面を有する強制
圧板と、前記傾斜面と前記捌き板との間に介在し前記捌
き板に対する相対的位置は変化せず前記強制圧板の移動
により前記傾斜面上を転動することにより前記給紙ロー
ラに対する前記捌き板の押圧力を調整するボールとを有
することを特徴とする。
給紙装置は、その一方の端部側が第１の揺動軸に揺動可
能に支持され折り畳むべきシートの束が載置される給紙
板と、駆動装置から駆動力が与えられて回転する給紙ロ
ーラと、前記給紙板の他方の端部を前記給紙ローラの周
面に向けて付勢する付勢手段と、前記給紙ローラの周面
に対向して配設された捌き板と、この捌き板のシート流
れ方向の下流側端部を揺動可能に支持する第２の揺動軸
と、バネの弾性力を利用して前記捌き板を前記給紙ロー
ラの周面に向けて押圧する第１の捌き圧印加手段と、前
記捌き板を前記給紙ローラの周面に向けて押圧しその押
圧力が調整可能の第２の捌き圧印加手段と、を有し、前
記第２の捌き圧印加手段は、一方向に移動可能であると
共にこの移動方向に対して傾斜する傾斜面を有する強制
圧板と、前記傾斜面と前記捌き板との間に介在し前記捌
き板に対する相対的位置は変化せず前記強制圧板の移動
により前記傾斜面上を転動することにより前記給紙ロー
ラに対する前記捌き板の押圧力を調整するボールとを有
することを特徴とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係る紙折り機の
給紙装置は、その一方の端部側が第１の揺動軸に揺動可
能に支持され折り畳むべきシートの束が載置される給紙
板と、駆動装置から駆動力が与えられて回転する給紙ロ
ーラと、前記給紙板の他方の端部を前記給紙ローラの周
面に向けて付勢する付勢手段と、前記給紙ローラの周面
に対向して配設された捌き板と、この捌き板のシート流
れ方向の下流側端部を揺動可能に支持する第２の揺動軸
と、バネの弾性力を利用して前記捌き板を前記給紙ロー
ラの周面に向けて押圧する第１の捌き圧印加手段と、前
記捌き板を前記給紙ローラの周面に向けて押圧しその押
圧力が調整可能の第２の捌き圧印加手段と、を有するこ
とを特徴とする。
給紙装置は、その一方の端部側が第１の揺動軸に揺動可
能に支持され折り畳むべきシートの束が載置される給紙
板と、駆動装置から駆動力が与えられて回転する給紙ロ
ーラと、前記給紙板の他方の端部を前記給紙ローラの周
面に向けて付勢する付勢手段と、前記給紙ローラの周面
に対向して配設された捌き板と、この捌き板のシート流
れ方向の下流側端部を揺動可能に支持する第２の揺動軸
と、バネの弾性力を利用して前記捌き板を前記給紙ロー
ラの周面に向けて押圧する第１の捌き圧印加手段と、前
記捌き板を前記給紙ローラの周面に向けて押圧しその押
圧力が調整可能の第２の捌き圧印加手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明に係る紙折り機の給紙装置は、第１及び
第２の捌き圧印加手段を備えている。第１の捌き圧印加
手段は、バネの弾性力を利用して捌き板を給紙ローラの
周面に向けて押圧するものであり、その押圧力は常に一
定である。一方、第２の捌き圧印加手段は、前記捌き板
を前記給紙ローラの周面に向けて押圧する押圧力を調整
することができるようになっている。従って、本発明に
係る給紙装置においては、第２の捌き圧印加手段による
押圧力を０とすると、捌き圧は第１の捌き圧印加手段の
バネの弾性力により決定される値となる。また、第２の
捌き圧印加手段による押圧力を大きくすると、捌き圧は
第１及び第２の捌き圧印加手段による押圧力の合成値と
なる。
第２の捌き圧印加手段を備えている。第１の捌き圧印加
手段は、バネの弾性力を利用して捌き板を給紙ローラの
周面に向けて押圧するものであり、その押圧力は常に一
定である。一方、第２の捌き圧印加手段は、前記捌き板
を前記給紙ローラの周面に向けて押圧する押圧力を調整
することができるようになっている。従って、本発明に
係る給紙装置においては、第２の捌き圧印加手段による
押圧力を０とすると、捌き圧は第１の捌き圧印加手段の
バネの弾性力により決定される値となる。また、第２の
捌き圧印加手段による押圧力を大きくすると、捌き圧は
第１及び第２の捌き圧印加手段による押圧力の合成値と
なる。
【００１１】このように、本発明に係る給紙装置におい
ては、第１の捌き圧印加手段の押圧力から第２の捌き圧
印加手段の最大押圧力と第１の捌き圧印加手段の押圧力
との合成値までの広い範囲で捌き圧を調整することがで
きて、各種シートに対応することができる。
ては、第１の捌き圧印加手段の押圧力から第２の捌き圧
印加手段の最大押圧力と第１の捌き圧印加手段の押圧力
との合成値までの広い範囲で捌き圧を調整することがで
きて、各種シートに対応することができる。
【００１２】この場合に、捌き板の揺動支点をシート流
れ方向の下流側とすると、給紙ローラの回転により捌き
板に給紙ローラに対する圧接力が与えられるため、捌き
板に印加する押圧力を比較的弱くしても、大きな捌き圧
を得ることができる。
れ方向の下流側とすると、給紙ローラの回転により捌き
板に給紙ローラに対する圧接力が与えられるため、捌き
板に印加する押圧力を比較的弱くしても、大きな捌き圧
を得ることができる。
【００１３】なお、シートの給送に伴い、給紙板上のシ
ート束の高さが低くなり、給紙板の端部は給紙ローラに
近付く方向に移動する。この場合に、シート束先端の移
動を容易にするために、給紙板上のシート束先端の移動
軌跡に応じた曲面を有するリブを配置し、このリブの曲
面に沿ってシート束先端が移動するようにすることが好
ましい。
ート束の高さが低くなり、給紙板の端部は給紙ローラに
近付く方向に移動する。この場合に、シート束先端の移
動を容易にするために、給紙板上のシート束先端の移動
軌跡に応じた曲面を有するリブを配置し、このリブの曲
面に沿ってシート束先端が移動するようにすることが好
ましい。
【００１４】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【００１５】図１は本発明の実施例に係る紙折り機の給
紙装置を示す平面図である。
紙装置を示す平面図である。
【００１６】給紙ローラ３は給紙軸４に固定され、駆動
装置（図示せず）により駆動されて回転するようになっ
ている。また、給紙板１はその一方の端部側が軸１ａに
揺動可能に支持されており、バネ（図示せず）により他
方の端部側が給紙ローラ３に向けて付勢される。この給
紙板１上には１対の給紙ガイド板２が給紙板１の幅方向
に移動可能に設けられており、給紙板１上のシート束の
位置を規定するようになっている。
装置（図示せず）により駆動されて回転するようになっ
ている。また、給紙板１はその一方の端部側が軸１ａに
揺動可能に支持されており、バネ（図示せず）により他
方の端部側が給紙ローラ３に向けて付勢される。この給
紙板１上には１対の給紙ガイド板２が給紙板１の幅方向
に移動可能に設けられており、給紙板１上のシート束の
位置を規定するようになっている。
【００１７】給紙板１の他方の端部側には給紙板１から
若干離隔してガイド板５が設けられている。また、この
ガイド板５の幅方向の４箇所には円弧面を有するリブ６
が設けられている。このリブの円弧面は、給紙板１上に
載置されたシート束の上面とこのリブ６の円弧面の接線
とのなす角度が９０°以上となるように設定されてい
る。これにより、シート給送によるシート束の高さの減
少に伴って、シート束全体がリブ６の円弧面に沿って給
紙ローラ３側に滑らかに移動しシート束の前縁が常に給
紙ローラ３に接触することができて、空送りを防止でき
る。このリブ６は、シート束の端部がリブ６に摺接する
ときの抵抗を低減するために、例えばナイロン及びテフ
ロン等のようにシートとの間の摩擦力が小さい材質によ
り形成することが好ましい。
若干離隔してガイド板５が設けられている。また、この
ガイド板５の幅方向の４箇所には円弧面を有するリブ６
が設けられている。このリブの円弧面は、給紙板１上に
載置されたシート束の上面とこのリブ６の円弧面の接線
とのなす角度が９０°以上となるように設定されてい
る。これにより、シート給送によるシート束の高さの減
少に伴って、シート束全体がリブ６の円弧面に沿って給
紙ローラ３側に滑らかに移動しシート束の前縁が常に給
紙ローラ３に接触することができて、空送りを防止でき
る。このリブ６は、シート束の端部がリブ６に摺接する
ときの抵抗を低減するために、例えばナイロン及びテフ
ロン等のようにシートとの間の摩擦力が小さい材質によ
り形成することが好ましい。
【００１８】捌き板は、捌きレバー１３と、この捌きレ
バー１３の一方の端部上面側に設けられた捌き台１２
と、この捌き台１２上に固定された捌きパッド１１とに
より構成されている。捌きレバー１３は、他方の端部側
がシート流れ方向の下流側に配置されたレバー軸１４に
揺動可能に支持されている。このレバー軸１４は、ベー
ス１０に立設されたブラケット１５に支持されている。
捌きパッド１１は、コイルバネ１９の弾性力により上方
に向けて付勢される加圧軸１８により常に一定の押圧力
で給紙ローラ３に向けて押圧される。なお、このコイル
バネ１９は、その弾性力が一般紙を捌く場合に必要な捌
き圧に応じて設定されている。
バー１３の一方の端部上面側に設けられた捌き台１２
と、この捌き台１２上に固定された捌きパッド１１とに
より構成されている。捌きレバー１３は、他方の端部側
がシート流れ方向の下流側に配置されたレバー軸１４に
揺動可能に支持されている。このレバー軸１４は、ベー
ス１０に立設されたブラケット１５に支持されている。
捌きパッド１１は、コイルバネ１９の弾性力により上方
に向けて付勢される加圧軸１８により常に一定の押圧力
で給紙ローラ３に向けて押圧される。なお、このコイル
バネ１９は、その弾性力が一般紙を捌く場合に必要な捌
き圧に応じて設定されている。
【００１９】また、捌きパッド１１の下方には強制圧板
１７が配設されており、この強制圧板１７と捌きレバー
１３との間にはボール１６が配置されている。後述する
ように、強制圧板１７を水平方向に移動させることによ
りボール１６が上下方向に移動し、このボール１６によ
り捌きパッド１１を給紙ローラ３に向けて押圧すること
ができるようになっている。
１７が配設されており、この強制圧板１７と捌きレバー
１３との間にはボール１６が配置されている。後述する
ように、強制圧板１７を水平方向に移動させることによ
りボール１６が上下方向に移動し、このボール１６によ
り捌きパッド１１を給紙ローラ３に向けて押圧すること
ができるようになっている。
【００２０】この給紙ローラ３と捌き板との間を通過し
たシートは、ガイド４０，４１に案内されて次段の紙折
り部に給送される。この紙折り部は、駆動装置から駆動
力が与えられて回転する主ローラ４２と、この主ローラ
４２に添接して従動回転する従動ローラ４３，４４，４
５と、そのスリット入口部を夫々ローラ４３，４４間及
びローラ４４，４５間に配置して設けられた第１及び第
２の折り板（図示せず）とにより構成されている。
たシートは、ガイド４０，４１に案内されて次段の紙折
り部に給送される。この紙折り部は、駆動装置から駆動
力が与えられて回転する主ローラ４２と、この主ローラ
４２に添接して従動回転する従動ローラ４３，４４，４
５と、そのスリット入口部を夫々ローラ４３，４４間及
びローラ４４，４５間に配置して設けられた第１及び第
２の折り板（図示せず）とにより構成されている。
【００２１】図２は強制圧板１７による捌き圧の調整機
構を示す模式的上面図、図３は同じくその模式的側面図
である。
構を示す模式的上面図、図３は同じくその模式的側面図
である。
【００２２】フレーム４６の所定位置にはブラケット３
０が取り付けられており、目盛り板２８はこのブラケッ
ト３０に回転可能に支持された軸２６の上端に固定され
ている。なお、目盛り板２８とブラケット３０との間に
はボス２７が設けられている。また、フレーム４６には
合印板３１が取り付けられており、この合印板３１に設
けられた合印３２と目盛り板２８の縁部に設けられた０
から６までの目盛り２９とにより、軸２６の回転角がわ
かるようになっている。
０が取り付けられており、目盛り板２８はこのブラケッ
ト３０に回転可能に支持された軸２６の上端に固定され
ている。なお、目盛り板２８とブラケット３０との間に
はボス２７が設けられている。また、フレーム４６には
合印板３１が取り付けられており、この合印板３１に設
けられた合印３２と目盛り板２８の縁部に設けられた０
から６までの目盛り２９とにより、軸２６の回転角がわ
かるようになっている。
【００２３】軸２６の下端にはボス２５及びレバー２４
が固定されている。このレバー２４の端部は、フレーム
４６に設けられた穴を挿通するバー２１ｂの端部に回動
可能に連結されている。このバー２１ｂはバー２１ａに
連結されており、このバー２１ａの他方の端部は連結部
２０により強制圧板１７に連結されている。この強制圧
板１７は、捌き板の下方に配置される側に傾斜面が設け
られている。従って、目盛り板２８を回転させることに
より、バー２１ａ，２１ｂ及び強制圧板１７がその長手
方向に移動し、ボール１６が強制圧板１７の傾斜面に沿
って上下方向に移動する。即ち、目盛り板２８の目盛り
を０とすると、ボール１６の下部には強制圧板１７の傾
斜面の下部側が配置され、ボール１６による捌きレバー
１３の押圧力は０となり、捌き圧はバネ１９の弾性力の
みにより決定される。目盛り板２８の目盛りを徐々に大
きくすると、ボール１６は強制圧板１７の傾斜面に沿っ
て上方に移動し、ボール１６により捌きレバー１３は給
紙ローラ３に向けて押圧されるため、バネ１９の弾性力
以上の捌き圧を得ることができる。
が固定されている。このレバー２４の端部は、フレーム
４６に設けられた穴を挿通するバー２１ｂの端部に回動
可能に連結されている。このバー２１ｂはバー２１ａに
連結されており、このバー２１ａの他方の端部は連結部
２０により強制圧板１７に連結されている。この強制圧
板１７は、捌き板の下方に配置される側に傾斜面が設け
られている。従って、目盛り板２８を回転させることに
より、バー２１ａ，２１ｂ及び強制圧板１７がその長手
方向に移動し、ボール１６が強制圧板１７の傾斜面に沿
って上下方向に移動する。即ち、目盛り板２８の目盛り
を０とすると、ボール１６の下部には強制圧板１７の傾
斜面の下部側が配置され、ボール１６による捌きレバー
１３の押圧力は０となり、捌き圧はバネ１９の弾性力の
みにより決定される。目盛り板２８の目盛りを徐々に大
きくすると、ボール１６は強制圧板１７の傾斜面に沿っ
て上方に移動し、ボール１６により捌きレバー１３は給
紙ローラ３に向けて押圧されるため、バネ１９の弾性力
以上の捌き圧を得ることができる。
【００２４】なお、バー２１ａには長穴が設けられてお
り、この長穴にブレーキ軸２２が嵌合している。そし
て、このブレーキ軸２２に嵌合するブレーキバネ２３に
より、バー２１ａを付勢するようになっている。このブ
レーキバネ２３により、動作中に目盛りがずれて捌き圧
が変化してしまうことを防止できる。
り、この長穴にブレーキ軸２２が嵌合している。そし
て、このブレーキ軸２２に嵌合するブレーキバネ２３に
より、バー２１ａを付勢するようになっている。このブ
レーキバネ２３により、動作中に目盛りがずれて捌き圧
が変化してしまうことを防止できる。
【００２５】次に、本実施例の動作について説明する。
【００２６】ダイヤル目盛りを０とすると、ボール１６
による捌きレバー１３への押圧力が０となり、コイルバ
ネ１９の弾性力により捌き板は給紙ローラ３に向けて押
圧される。一般紙の場合は、この状態で装置を稼働させ
てシート捌く。また、アート紙を給紙するときには、ダ
イヤル目盛りを２乃至３の範囲に設定する。これによ
り、ボール１６が捌き板を給紙ローラ３に向けて押圧す
るため、大きな捌き圧を得ることができる。なお、本実
施例装置においては、目盛りを３とすると、捌き圧は最
大値となる。一般的に、給紙ローラは経時的に磨耗して
その直径が小さくなるので、給紙ローラが磨耗した場合
はその磨耗に対応する分だけ目盛り値を増加する。つま
り、本実施例装置においては、給紙ローラが磨耗したと
きに所望の捌き圧を得る場合に、３以上の目盛りに設定
する。
による捌きレバー１３への押圧力が０となり、コイルバ
ネ１９の弾性力により捌き板は給紙ローラ３に向けて押
圧される。一般紙の場合は、この状態で装置を稼働させ
てシート捌く。また、アート紙を給紙するときには、ダ
イヤル目盛りを２乃至３の範囲に設定する。これによ
り、ボール１６が捌き板を給紙ローラ３に向けて押圧す
るため、大きな捌き圧を得ることができる。なお、本実
施例装置においては、目盛りを３とすると、捌き圧は最
大値となる。一般的に、給紙ローラは経時的に磨耗して
その直径が小さくなるので、給紙ローラが磨耗した場合
はその磨耗に対応する分だけ目盛り値を増加する。つま
り、本実施例装置においては、給紙ローラが磨耗したと
きに所望の捌き圧を得る場合に、３以上の目盛りに設定
する。
【００２７】本実施例においては、捌き圧の調整範囲が
広いため、一般紙からアート紙及びコート紙まで比重が
異なる各種シートに対応できる。また、本実施例装置に
おいては、給紙ローラが磨耗しても、紙種に応じた最適
の捌き圧を得ることができるという効果もある。
広いため、一般紙からアート紙及びコート紙まで比重が
異なる各種シートに対応できる。また、本実施例装置に
おいては、給紙ローラが磨耗しても、紙種に応じた最適
の捌き圧を得ることができるという効果もある。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る紙折り
機の給紙装置においては、バネの弾性力を利用して捌き
板を給紙ローラの周面に向けて押圧する第１の捌き圧印
加手段と、前記捌き板を前記給紙ローラの周面に向けて
押圧しその押圧力が調整可能の第２の捌き圧印加手段と
を備えているから、一般紙からアート紙及びコート紙ま
で比重が異なる各種シートに対応することができる。
機の給紙装置においては、バネの弾性力を利用して捌き
板を給紙ローラの周面に向けて押圧する第１の捌き圧印
加手段と、前記捌き板を前記給紙ローラの周面に向けて
押圧しその押圧力が調整可能の第２の捌き圧印加手段と
を備えているから、一般紙からアート紙及びコート紙ま
で比重が異なる各種シートに対応することができる。
【図１】本発明の実施例に係る紙折り機の給紙装置を示
す平面図である。
す平面図である。
【図２】捌き圧の調整機構を示す模式的上面図である。
【図３】同じくその模式的側面図である。
１；給紙板 ２；給紙ガイド板 ３；給紙ローラ ５；ガイド板 ６；リブ １１；捌きパッド １２；捌き台 １３；捌きレバー １６；ボール １７；強制圧板 １８；バネ加圧軸 １９；コイルバネ ２８；目盛り板 ３１；合印板
Claims (1)
- 【請求項１】 その一方の端部側が第１の揺動軸に揺動
可能に支持され折り畳むべきシートの束が載置される給
紙板と、駆動装置から駆動力が与えられて回転する給紙
ローラと、前記給紙板の他方の端部を前記給紙ローラの
周面に向けて付勢する付勢手段と、前記給紙ローラの周
面に対向して配設された捌き板と、この捌き板のシート
流れ方向の下流側端部を揺動可能に支持する第２の揺動
軸と、バネの弾性力を利用して前記捌き板を前記給紙ロ
ーラの周面に向けて押圧する第１の捌き圧印加手段と、
前記捌き板を前記給紙ローラの周面に向けて押圧しその
押圧力が調整可能の第２の捌き圧印加手段と、を有し、
前記第２の捌き圧印加手段は、一方向に移動可能である
と共にこの移動方向に対して傾斜する傾斜面を有する強
制圧板と、前記傾斜面と前記捌き板との間に介在し前記
捌き板に対する相対的位置は変化せず前記強制圧板の移
動により前記傾斜面上を転動することにより前記給紙ロ
ーラに対する前記捌き板の押圧力を調整するボールとを
有することを特徴とする紙折り機の給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24174792A JP3320791B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 紙折り機の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24174792A JP3320791B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 紙折り機の給紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687544A JPH0687544A (ja) | 1994-03-29 |
| JP3320791B2 true JP3320791B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=17078944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24174792A Expired - Fee Related JP3320791B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 紙折り機の給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3320791B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3549276B2 (ja) * | 1995-03-31 | 2004-08-04 | 株式会社デュプロ | 給紙装置 |
| US8256761B1 (en) * | 2011-07-22 | 2012-09-04 | Lexmark International, Inc. | Sheet separator having multi axis motion for an image forming device |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP24174792A patent/JP3320791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0687544A (ja) | 1994-03-29 |
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