JP3320270B2 - ポリイソブチレン含有ポリカーボネートを基とする高衝撃成形用コンパンド - Google Patents

ポリイソブチレン含有ポリカーボネートを基とする高衝撃成形用コンパンド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ポリイソブチレン(PIB)で
改質されているポリカーボネートと他の任意ポリマー類
を基とする高衝撃成形用コンパンドに関する。
【0002】ポリカーボネートとグラフトポリマー類を
含んでいるコンパンドは一般に知られている(例えばド
イツ特許出願公開第A 1 170 141号)。これ
らのコンパンドが示すじん性は満足されるものである
が、特定の用途では充分でない。
【0003】加うるに、ポリイソブチレンで改質されて
いるポリカーボネート類も公知である(例えばヨーロッ
パ特許出願公開第305 718号、ドイツ特許出願公
開第OS 3 618 378号(=米国特許第4,7
98,873号))。
【0004】本発明が取り扱う課題は、ポリカーボネー
トとグラフトポリマー類を基としているが、任意に他の
ポリマー類を含んでいてもよい、改良された特性プロフ
ァイル、より詳細には改良されたじん性を示す成形用コ
ンパンドを提供することであった。
【0005】ポリイソブチレンで改質されているポリカ
ーボネートを含んでいるコンパンドが特に高いじん性を
示すことをここに見い出した。
【0006】本発明は、A) ポリマー全体内のポリイ
ソブチレンテレケル類(telechels)の重量パ
ーセントが1から40重量%、好適には2.5から33
重量%である、ポリイソブチレンで改質されている芳香
族ポリカーボネートを5から90重量部、好適には10
から80重量部、 B) B.1.1 スチレン、α−メチルスチレン、ハ
ロゲンもしくはメチルで核置換されているスチレン、メ
タアクリル酸C18アルキル、より詳細にはメタアクリ
ル酸メチル、アクリル酸C1-8アルキル、より詳細には
アクリル酸メチル、または上記化合物の混合物が50か
ら95重量部、好適には60から90重量部で、 B.1.2 アクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、メタアクリル酸C1-8アルキル、より詳細にはメタ
アクリル酸メチル、アクリル酸C1-8アルキル、より詳
細にはアクリル酸メチル、無水マレイン酸、C1-4アル
キルもしくはフェニルでN置換されているマレイン酸イ
ミドまたは上記化合物の混合物が5から50重量部、好
適には10から40重量部の、混合物を、 B.2 −10℃未満のガラス転移温度を示す、ジエン
および/またはアクリル酸アルキルを基とするポリマー
の5から95重量部、好適には20から70重量部にグ
ラフト化させた、グラフトポリマーを10から95重量
部、好適には20から90重量部、 C) B)とは異なるゴムを0から20重量部、 D) D.1 スチレン、α−メチルスチレン、核置換
されているスチレン類、メタアクリル酸C18アルキ
ル、アクリル酸C1-8アルキルまたはそれらの混合物を
50から98重量部、好適には60から95重量部と D.2 アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、メ
タアクリル酸C1-8アルキル、アクリル酸C1-8アルキ
ル、無水マレイン酸、N置換されているマレイン酸イミ
ドおよびそれらの混合物を50から2重量部、好適には
40から5重量部用いて製造した、コポリマーを0から
70重量部、 E) 芳香族ポリカーボネートを0から80重量部、 F) ポリオレフィン類を0から40重量部、含んでお
り、ここで、成分A+B+C+D+E+Fの合計が10
0である、熱可塑性成形用コンパンドに関する。
【0007】成分A ポリイソブチレンで改質されているポリカーボネート類
は文献から公知である(例えばヨーロッパ特許出願公開
第305 718号、ドイツ特許出願公開第OS 3
618 378号および米国特許第4,798,873
号)か、或は文献で知られている方法を用いて入手可能
である。
【0008】当該ポリカーボネート類は、末端基で官能
化したポリイソブチレンブロック、いわゆるポリイソブ
チレンテレケル類(Roempp、Chemie Le
xikon、9版、6巻、1992、4485頁参照)
とポリカーボネート構造単位とで出来ているポリカーボ
ネート/ポリイソブチレンブロック共縮合物であり、こ
こで、このポリイソブチレン単位は、このポリマー全体
の1から40、好適には2.5から33、より好適には
6から33重量%を構成している。
【0009】本発明に関連して、ポリイソブチレンテレ
ケル類は、好適には、本質的に1個のカルボン酸と1個
のケト基を含んでいるか、第一アルキルアミノ基または
第二アルキルアミノ基であってもよいアミノ基を本質的
に2個含んでいるか、本質的に2個のヒドロキシ基を含
んでいるか、或は本質的に2個のアスパラギン酸エステ
ル基を含んでいる、官能化されたポリイソブチレンテレ
ケル類である。
【0010】このPIP/PCブロック共縮合物の平均
分子量(例えばゲルクロマトグラフィーで測定した時の
重量平均)は8,000から200,000である。
【0011】このポリイソブチレンテレケル類の重量平
均分子量Mw(例えばゲル浸透クロマトグラフィーで測
定した時の)は250から500,000、好適には
1,000から10,000の範囲である。
【0012】オゾン分解に続く誘導化で入手可能なアミ
ノ−もしくはヒドロキシ−末端ポリイソブチレンテレケ
ル類のための遊離体は、イソブチレンと0.5から15
モル%量のジエン類、例えばブタジエン、2−クロロ−
1,4−ブタジエン、2−ブロモ−1,4−ブタジエ
ン、ペンタジエン、ヘキサジエン、2−エチル−1,3
−ブタジエン、2−プロピル−1,3−ブタジエン、2
−フェニル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−
1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエ
ンまたは3−プロポキシ−1,3−ヘキサジエンとのコ
ポリマー類である。このようなコポリマー類はブチルゴ
ムの名称で商業的に入手可能である。このジエンモノマ
ーとしてイソプレンが特に好適である。これらのジエン
類は本質的にその1,4−位で結合する。商業的に入手
可能な全てのブチルゴム内に存在しておりそして完全に
抑制するのは不可能である1,2−結合が低レベルで存
在していると、相当する少ない数であるが、側官能基が
もたらされ、従って、官能基をポリマー鎖1本当たり3
個以上有するポリマー類がもたらされる。
【0013】このポリイソブチレンテレケル類は、官能
基をポリマー鎖1本当たり約1.8から2.5、好適に
は1.8から2.2個含んでいる。
【0014】ポリイソブチレンテレケル類(カルボキシ
ル末端の)は、ドイツ特許出願公開第OS 2 147
874号に従い、例えばイソプレンをコモノマーとし
て少量用いたポリイソブチレンのオゾン分解を行うこと
によって入手可能である。
【0015】本質的に2個の第二アミノ基を含んでいる
ポリイソブチレンテレケル類は、ドイツ特許出願公開第
OS 4 122 655号に従い、例えばイソプレン
をコモノマーとして少量用いたポリイソブチレンのオゾ
ン分解を行った後第一アミン類の存在下でアミン化水添
を行うことによって入手可能である。
【0016】本質的に2個のヒドロキシ基を含んでいる
ポリイソブチレンテレケル類は、ドイツ特許出願公開第
OS 4 122 655号に従い、例えばイソプレン
をコモノマーとして少量用いたポリイソブチレンのオゾ
ン分解を行った後水添を行うことによって入手可能であ
る。
【0017】本質的に2個のアスパラギン酸エステル基
を含んでいるポリイソブチレンテレケル類は、ドイツ特
許出願公開第OS 4 122 655号に従い、イソ
プレンをコモノマーとして少量用いたポリイソブチレン
のオゾン分解を行った後アンモニアの存在下でアミン化
水添を行うことによって製造した、本質的に2個のアミ
ノ基を含んでいるポリイソブチレンテレケルと、マレイ
ン酸エステルもしくはフマル酸エステルとを、ミハエル
付加条件下で反応させる、ことによって入手可能であ
る。
【0018】好適な芳香族ポリカーボネート類は、式
(I)および/または(II):
【0019】
【化1】
【0020】[式中、Aは、単結合、C1-5アルキレ
ン、C2-5アルキリデン、C5-6シクロアルキリデン、−
S−または−SO2−であり、Halは、塩素または臭
素であり、x=0、1または2であり、n=1または0
であり、R1およびR2は、互いに独立して、水素、ハロ
ゲン、好適には塩素または臭素、C1-8アルキル、好適
にはメチルまたはエチル、C5-6シクロアルキル、C
6-10アリール、好適にはフェニル、そしてC7-12アラル
キル、好適にはフェニル−C1-4アルキル、より詳細に
はベンジルを表し、mは、4から7の整数、好適には4
または5であり、R3およびR4は、互いに独立して各X
に関して個別に選択可能であり、水素またはC1-6アル
キル、好適には水素、メチルまたはエチルを表し、そし
てXは、炭化水素であるが、但し、少なくとも1個の原
子Xの所で、R3とR4の両方がアルキルであることを条
件とする]に相当するジフェノール類を基とするポリカ
ーボネート類である。
【0021】式(I)に相当する適切なジフェノール類
は、例えばヒドロキノン、レゾルシノール、4,4’−
ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−
ビス−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス−(ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンなどである。
【0022】式(I)に相当する好適なジフェノール類
は、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンおよび1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサンである。
【0023】式(II)に相当する好適なジフェノール
類は、環状脂肪族部分の中に環C原子を5個および6個
含んでいるジヒドロキシジフェニルシクロアルカン類
(式(II)におけるm=4または5)、例えば下記の
式:
【0024】
【化2】
【0025】に相当するジフェノール類などである。
【0026】これらのポリカーボネート類はホモポリカ
ーボネート類およびコポリカーボネート類の両方および
それらの混合物であってもよい。
【0027】本発明に従う成分(A)に適切なポリカー
ボネート類の製造は文献から公知であり、例えばホスゲ
ンを用いた界面方法か或はホスゲンを用いた均一相方
法、いわゆるピリジン方法で実施可能であり、相当する
量で公知連鎖停止剤を用いることによる公知様式でその
確立すべき個々の分子量を得ることができる。
【0028】使用すべき連鎖停止剤の量はその使用する
ジフェノール類の合計を基準にして一般に0.5から1
0モル%である。
【0029】本発明に従う成分Aに適切なポリカーボネ
ート類の重量平均分子量(例えば超遠心分離または散乱
光測定などで測定した時のMw)は10,000か20
0,000の範囲、好適には20,000から80,0
00の範囲である。
【0030】溶媒として塩化メチレンを用い、25℃お
よび0.5g/100mLの濃度で測定した時の、本発
明に従って用いるに適切なポリカーボネート類が示す相
対溶液粘度は、典型的に1.18から1.34の範囲で
ある。
【0031】例えば、ポリカーボネート製造中にポリマ
ー全体を基準にして1から40重量%の量でカルボキシ
末端のポリイソブチレンテレケル類を添加するか、或は
一般に120から200℃の温度の溶液(溶媒として例
えばクロロベンゼン)内か或は一般に220から340
℃の温度の溶融物の状態でポリカーボネート類をポリイ
ソブチレンテレケル類で処理することによるか、或は蒸
発用押出し機を用いて蒸発させることでポリカーボネー
ト類とポリイソブチレンテレケル類が入っている溶液
(溶媒として例えばクロロベンゼンまたは塩化メチレ
ン)の濃縮を行うことにより、PIBで改質されたポリ
カーボネート類を製造する。また、成分AからFの混合
で、この混合物に成分Aを添加する代わりにポリカーボ
ネートとPIBテレケルとの混合物を添加することによ
って、その溶融物の状態での製造をインサイチューで行
うことも可能である。
【0032】成分B 好適なグラフトベースは、ポリブタジエン類、ブタジエ
ン/スチレンのコポリマー類およびアクリレートゴムで
ある。このグラフトベースは粒子状であり、その平均粒
子直径(d50)は一般に0.05から5μm、好適には
0.1から0.8μmである。
【0033】ブタジエンに加えて、他のエチレン系不飽
和モノマー類、例えばスチレン、アクリロニトリル、ア
ルコール成分が1から4個の炭素原子を含んでいるアク
リル酸もしくはメタアクリル酸のエステル類(例えばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタアクリル酸メ
チル、メタアクリル酸エチルなど)、ビニルエステル類
および/またはビニルエーテル類などの残基を50重量
%以下の量でこのグラフトベースに含めてもよい。好適
なグラフトベースは純粋なポリブタジエンから成ってい
る。
【0034】好適なグラフトポリマー類Bは、例えばス
チレンおよび/またはアクリロニトリルおよび/または
(メタ)アクリル酸アルキルでグラフト化したベース
B.2、例えばポリブタジエン類、ブタジエン/スチレ
ンのコポリマー類およびアクリレートゴム、即ちドイツ
特許出願公開第OS 1 694 173号(=米国特
許第3,564,077号)に記述されている種類のコ
ポリマー類、アクリル酸アルキル、メタアクリル酸アル
キル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレンおよび
/またはアルキルスチレン類でグラフト化されているポ
リブタジエン類、ブタジエン/スチレンまたはブタジエ
ン/アクリロニトリルのコポリマー類、或は例えばドイ
ツ特許出願公開第OS 2 348 377号(=米国
特許第3,919,353号)に記述されている種類の
ポリイソブテン類またはポリイソプレン類などである。
このグラフト化反応では、そのグラフトベースの上にグ
ラフトモノマー類が必ずしも完全にグラフト化されると
は限らないことから、本発明に関連して、グラフトポリ
マー類Cはまた、グラフトベースの存在下でグラフトモ
ノマー類を重合させることによって得られる生成物も包
含している。
【0035】平均粒子サイズd50は直径であり、この直
径より大きい直径を粒子の50重量%が有しておりそし
てこの直径より小さい直径を粒子の50重量%が有して
いる。
【0036】これは超遠心分離測定法で測定可能である
(W.Scholtan、H.Lange、Kollo
id Z.und Z.Polymere 250(1
972)、782−796)。
【0037】アクリレートゴム(グラフトベースB.
2)は、好適には、他の重合性エチレン系不飽和モノマ
ー類が40重量%以下の量で任意に用いられていてもよ
いアクリル酸アルキルのポリマー類である。好適な重合
性アクリレート類には、アクリル酸C1-8アルキル、例
えばアクリル酸メチル、エチル、ブチル、n−オクチル
および2−エチルヘキシルなど、アクリル酸ハロアルキ
ル、好適にはアクリル酸ハロ−C1-8−アルキル、例え
ばアクリル酸クロロエチルなど、並びに上記モノマー類
の混合物が含まれる。
【0038】架橋では、重合性二重結合を2個以上含ん
でいるモノマー類を共重合させてもよい。架橋性モノマ
ー類の好適な例は、3から8個の炭素原子を含んでいる
不飽和モノカルボン酸と、3から12個の炭素原子を含
んでいる不飽和一価アルコール類とか或は2から20個
の炭素原子を含んでおりそして2から4個のOH基を含
んでいる飽和ポリオール類とのエステル、例えばジメタ
アクリル酸エチレングリコール、メタアクリル酸アリル
など、多不飽和複素環式化合物、例えばシアヌール酸ト
リビニルおよびシアヌール酸トリアリルなど、多官能ビ
ニル化合物、例えばジビニルベンゼンおよびトリビニル
ベンゼン類など、そしてまたトリアリルホスフェートお
よびジアリルホスフェートなどである。
【0039】この架橋モノマー類の量は、グラフトベー
スを基準にして好適には0.02から5重量%、より好
適には0.05から2重量%である。
【0040】成分C 成分Cで用いるゴムは任意であり、そして好適には、エ
チレン/酢酸ビニルのコポリマー類、ポリイソブチレン
ゴム、エポキシ官能性を示すエチレン/アクリレートの
ターポリマー類、より好適にはポリイソブチレンゴムで
ある。
【0041】このエチレン/酢酸ビニルのコポリマー類
が示す酢酸ビニル含有量は20から80重量%である。
エポキシ官能性を示すエチレン/アクリレートのコポリ
マー類が有するエチレン含有量は60から90重量%で
あり、アクリレート含有量は8から38重量%であり、
そしてエポキシ官能性モノマー、好適にはポリメタアク
リル酸アクリルの含有パーセントは2から15重量%で
ある。このポリイソブチレンゴムの85から100重量
%はカチオン重合のイソブテンから成っており、これ
に、ジエン類、m−/p−メチルスチレン、スチレン、
α−メチルスチレンまたはジビニルベンゼンなどの如き
コモノマー類を0から15重量%の量で加えてもよい。
この分子量(重量平均)Mwは200,000から2,
000,000の範囲である。
【0042】成分D 熱可塑性ポリマーDには、エチレン系不飽和モノマー類
(ビニルモノマー類)、例えばスチレン、α−メチルス
チレン、核置換されているスチレン類、アクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル、メタアクリル酸メチル、無
水マレイン酸、N置換されているマレイン酸イミド、お
よびアルコール成分が1から18個の炭素原子を含んで
いる(メタ)アクリレート類などの、ホモポリマー類ま
たはそれらの1種以上で出来ているコポリマー類が含ま
れる。
【0043】成分Dのコポリマー類は樹脂状で熱可塑性
を示し、これにはゴムが入っていない。
【0044】好適なビニルコポリマー類Dは、スチレ
ン、α−メチルスチレンおよび/または核置換されてい
るスチレンを含む群由来の少なくとも1種のモノマー
(D.1)とアクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、メタアクリル酸メチル、無水マレイン酸および/ま
たはN置換されているマレイン酸イミドを含む群由来の
少なくとも1種のモノマー(D.2)とのコポリマー類
である。
【0045】特に好適なコポリマー類Dは、任意にメタ
アクリル酸メチルが用いられていてもよいスチレンとア
クリロニトリルとのコポリマー類か、任意にメタアクリ
ル酸メチルが用いられていてもよいα−メチルスチレン
とアクリロニトリルとのコポリマー類か、或は任意にメ
タアクリル酸メチルが用いられていてもよいスチレンと
α−メチルスチレンとアクリロニトリルとのコポリマー
類である。
【0046】成分Dのスチレン/アクリロニトリルコポ
リマー類は公知であり、ラジカル重合、より詳細には乳
化重合、懸濁重合、溶液重合または塊状重合で入手可能
である。成分Dのコポリマー類が示す分子量Mw(光散
乱または沈降で測定した時の重量平均)は、好適には1
5,000から200,000の範囲である。
【0047】もしこの混合物に成分Cに適切なコポリマ
ー類を含める場合、好適には5から20重量%(A+B
+C+D+E+Fの100部を基準)の量で加える。
【0048】成分E この混合物に添加可能な芳香族ポリカーボネート類は、
成分A)の言及で記述したポリカーボネート類に相当し
ている。成分A)、B)、E)および任意のD)を含ん
でいる成形用コンパンドもまた好適である。これらの熱
可塑性成形用コンパンドは、好適には、下記の組成を有
している: A) ポリイソブチレンで改質されているポリカーボネ
ートが10から30重量部、 B) B.1.1とB.1.2の混合物をB.2の上に
グラフト化させたグラフトポリマーが10から40重量
部、好適には10から30重量部、 E) ポリカーボネートが20から70重量部、そして
任意に D) D.1とD.2のコポリマーが5から25重量
部。
【0049】成分F 本発明の目的で適切なポリオレフィン類は、脂肪族の不
飽和炭化水素、例えばエチレン、プロピレンまたはブチ
レンなどのポリマー類であり、これらは、公知方法、例
えばラジカル重合などで入手可能であり、そしてこれら
が示す重量平均分子量Mw(ゲルクロマトグラフィーで
測定した時の)は5,000か3,000,000の範
囲である。高圧ポリオレフィンおよび低圧ポリオレフィ
ンの両方が使用可能である。これらの不飽和炭化水素を
公知様式で他のビニルモノマー類、例えば酢酸ビニル、
アクリル酸またはアクリレートなどと共重合させること
も可能であり、ここで、上に示した他のビニルモノマー
類がこのコポリマーを構成している量は、多くて30重
量%、好適には25重量%である。
【0050】この混合物にポリオレフィン類を加える場
合、好適には、A+B+C+D+E+Fの100を基準
にして3から15重量%の量でこれらを加える。
【0051】ニーダーまたは押出し機を用い、成分
A)、B)、C)、D)、E)およびF)を高温、一般
に230から330℃の温度で溶融コンパンド化する。
【0052】ポリカーボネート類およびブチルゴムで典
型的に用いられる添加剤、例えば安定剤、離型剤、抗老
化剤(antiagers)、難燃剤、顔料、染料など
を、本発明に従う成形用コンパンドに添加してもよい。
これらの添加剤は、いずれかの種類の成形物を生じさせ
るためのコンパンドを成形している間に、典型的な量で
添加可能である。
【0053】本発明に従う成形用コンパンドは、如何な
る種類の成形物を製造する場合でも使用可能であり、例
えば射出成形による製造で使用可能である。成形物の例
は家庭用品および電気器具の外装などである。
【0054】従って、本発明はまた、この成形用コンパ
ンドを成形物の製造で用いることにも関係している。
【0055】このコンパンドに含まれている個々の成分
は、完全もしくは部分的に、再利用物または製造廃棄物
から成っていてもよい。
【0056】
【実施例】成分A 成分A.1 a) カルボキシル末端ポリイソブチレンテレケルの製
造 47のムーニー粘度(ML8、100℃)を示す、イソ
プレン含有量が2.1モル%のイソブチレン/イソプレ
ンゴム(Bayer AGの製品であるPolysar
Butyl 402)1kgのサイズを小さくして、
大きな片(直径約2cm)を生じさせた後、これを4リ
ットルのヘキサンに懸濁させた。この混合物に、酸価が
17に到達するまで、オゾンが豊富な酸素の流れ(30
0L/時、オゾン成分約10g/時)を15から25℃
で撹拌しながら導入した。これには6時間を要した。導
入したオゾン量は、このブチルゴムのイソプレン含有量
を基準にしてイソプレン1モル当たり約3モルの量であ
る。この酸素を導入している間にその固体成分が完全に
溶解する。窒素パージした後、この混合物を5gの活性
炭と一緒に短時間撹拌し、濾過した後、溶媒を蒸留除去
する。その後に残る無色油状物のIRスペクトルは17
20cm-1の所に強い帯を示す。中和後、このケト基の
吸収(1720cm-1)およびカルボキシレート基(1
560cm-1)の吸収が変化し得る。真空下で溶媒を除
去したサンプルの分子量Mnは3600(GPC分析)
である。測定した酸価(17mgのKOH/g)を用い
て計算したカルボキシル官能性はポリマー1モル当たり
1.09モルのCOOHである。
【0057】b) ポリイソブチレンで改質したポリカ
ーボネートの製造 45%NaOHが5870gであり、水が35Lであ
り、ビスフェノールAが3238gであり、イソオクチ
ルフェノールが74gであり、a)で述べた酸末端PI
Bテレケルが400gであり、クロロベンゼンが11k
gでありそして塩化メチレンが25Lである混合物を、
2200gのホスゲンでホスゲン化する。次に行う重縮
合の触媒としてN−エチルピペリジンを20mL用い
る。蒸発用押出し機(ZSK 32)を用いて蒸発させ
ることによって、この反応溶液の濃縮を行う。
【0058】1.28の相対溶液粘度ηrel(25℃の
塩化メチレン中0.5%)を示す、ポリイソブチレンを
10重量%含んでいるPC/PIBのブロック共縮合物
が得られる。
【0059】成分A2 a) 51のムーニー粘度(ML1+8、125℃)を
示す、イソプレン含有量が1.6モル%のイソブチレン
/イソプレンゴム(Bayer AGの製品であるPo
lysar Butyl 301)400gを1.5L
の石油エーテルに溶解させる。この溶液に、オゾンが豊
富な酸素の流れ(50L/時、オゾン成分約4g/時)
を、計算したオゾン量(2.75g)が吸収されるまで
撹拌しながら0から10℃で導入する。窒素パージした
後、20mLの50%エタノールの中に5gのナトリウ
ムボロハイドライドが入っている溶液を激しく撹拌しな
がら加え、そしてヨウ素/澱粉紙でパーオキサイドが検
出されなくなるまで撹拌する。分離して水相を除去し、
その有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、溶媒を
蒸留除去する。その後に残る油状物のIRスペクトルは
1720cm-1の所に強い帯を示す。
【0060】この油状物を500mLのテトラヒドロフ
ランに溶解させた後、その得られる溶液の水添を、20
gのラネーニッケルおよび200gのメチルアミンの存
在下150℃/150バールの水素圧下で、この172
0cm-1のIR帯が消失するまで行う。濾過後、溶媒を
蒸留除去する。このNHCH3末端ポリマーのアミン価
は29である(メチルアミノ末端PIBテレケル)。
【0061】b) ポリイソブチレンで改質したポリカ
ーボネートの製造 1.8kgのポリカーボネート(ηrel=1.28)を
4リットルのクロロベンゼンと8リットルの塩化メチレ
ンに溶解させ、そしてa)で述べたメチルアミノ末端P
IBテレケルの200gを1リットルのクロロベンゼン
に溶解させ、この2つの溶液を混合した後、蒸発用押出
し機(ZSK 32)を用いて蒸発させることによっ
て、これの濃縮を行う(最終温度300℃)。
【0062】成分B 乳化重合で製造した、55重量部の量の架橋ポリブタジ
エンゴム粒子(平均粒子直径d50=0.4μm)の上に
45重量部の量でスチレンとアクリロニトリル(72:
28)のコポリマーをグラフト化させたグラフトポリマ
ー。
【0063】成分D 0.55dL/gの固有粘度(20℃のジメチルホルム
アミド中で測定)を示す、スチレンとアクリロニトリル
の比率が72:28のスチレン/アクリロニトリルコポ
リマー。
【0064】成分E CH2Cl2を溶媒として用い0.5g/100mL濃度
および25℃で測定した時の相対的溶液粘度が1.25
47である、ビスフェノールAを基とする線状ポリカー
ボネート。
【0065】成分F BASFの製品である低密度ポリエチレン(LDP
E)、Lupolen 1810 E(商標)。
【0066】ブレンド物の製造および試験 不連続ニーダーを用い溶融物の状態でブレンド物を製造
した。本発明に従うコンパンドおよび比較コンパンド
を、DIN 53 543に従うノッチド衝撃強度(a
k)に関して試験した。この試験片の注入温度は24
0、260および280℃であった。
【0067】
【表1】
【0068】* 成分A2に関しては、これをそのまま
加えるのではなく、その代わりに、ポリカーボネート
(相対粘度1.28)を21.6重量%そしてメチルア
ミノ末端PIBテレケルを2.4重量%用いてこれらを
他の成分と混合することによるインサイチューで成分A
2を生じさせる。
【0069】
【表2】
【0070】実施例1と比較実施例2の比較は、実施例
1に従うブレンド物の方が高いじん性を示すことを表し
ている。また、比較的高い加工温度(280℃)におけ
るじん性低下パーセントがより低いこと(加工安定性が
より良好なこと)から、実施例1に従うブレンド物の方
が高い耐熱性を示す。実施例5と実施例6のコンパンド
は実施例1と同様な挙動を示す。
【0071】実施例3が示すじん性は、比較実施例4に
比較して顕著に向上している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 51/04 C08L 51/04 55/02 55/02 (73)特許権者 591063187 D−51368 Leverkusen,G ermany (72)発明者 リヒヤルト・バイダー ドイツ51381レーフエルクーゼン・イン デアダスラデン14 (72)発明者 トーマス・シヨル ドイツ51469ベルギツシユグラートバツ ハ・アルテビツペルフユルターシユトラ ーセ24アー (72)発明者 ロルフ・ダイン ドイツ47800クレーフエルト・デスバテ イネスシユトラーセ30 (56)参考文献 特開 昭60−250060(JP,A) 欧州特許出願公開345652(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 69/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A) ポリマー全体内のポリイソブチレ
    ンテレケル類の重量パーセントが1から40重量%であ
    る、ポリイソブチレンで改質されている芳香族ポリカー
    ボネートを5から90重量部、 B) B.1.1 スチレン、α−メチルスチレン、ハ
    ロゲンもしくはメチルで核置換されているスチレン、メ
    タアクリル酸C18アルキル、アクリル酸C1-8アルキ
    ルまたは上記化合物の混合物が50から95重量部で、 B.1.2 アクリロニトリル、メタアクリロニトリ
    ル、メタアクリル酸C1-8アルキル、アクリル酸C1-8
    ルキル、無水マレイン酸、C1-4アルキルもしくはフェ
    ニルでN置換されているマレイン酸イミドまたは上記化
    合物の混合物が5から50重量部の、混合物を、 B.2 −10℃未満のガラス転移温度を示す、ジエン
    および/またはアクリル酸アルキルを基とするポリマー
    の5から95重量部にグラフト化させた、グラフトポリ
    マーを10から95重量部、 C) B)とは異なるゴムを0から20重量部、 D) D.1 スチレン、α−メチルスチレン、核置換
    されているスチレン類、メタアクリル酸C18アルキ
    ル、アクリル酸C1-8アルキルまたはそれらの混合物を
    50から98重量部と D.2 アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、メ
    タアクリル酸C1-8アルキル、アクリル酸C1-8アルキ
    ル、無水マレイン酸、N置換されているマレイン酸イミ
    ドおよびそれらの混合物を50から2重量部用いて製造
    した、コポリマーを0から70重量部、 E) 芳香族ポリカーボネートを0から80重量部、 F) ポリオレフィン類を0から40重量部、 含んでおり、ここで、成分A+B+C+D+E+Fの合
    計が100である、熱可塑性成形用コンパンド。
  2. 【請求項2】 該ポリイソブチレンが、本質的に1個の
    カルボン酸と1個のケト基を含んでいるか、第一アルキ
    ルアミノ基または第二アルキルアミノ基であってもよい
    アミノ基を本質的に2個含んでいるか、本質的に2個の
    ヒドロキシ基を含んでいるか、或は本質的に2個のアス
    パラギン酸エステル基を含んでいる、官能化されたポリ
    イソブチレンテレケル類から選択される請求項1記載の
    熱可塑性成形用コンパンド。
  3. 【請求項3】 該ポリイソブチレンテレケル類がポリマ
    ー鎖1本当たり1.8から2.5個の官能基を含んでい
    る請求項2記載の熱可塑性成形用コンパンド。
  4. 【請求項4】 下記の組成: A) ポリイソブチレンで改質されているポリカーボネ
    ートが10から30重量部、 B) B.1.1とB.1.2の混合物をB.2の上に
    グラフト化させたグラフトポリマーが10から40重量
    部、 E) ポリカーボネートが20から70重量部、そして
    任意に D) コポリマーが5から25重量部、を有する請求項
    1記載の熱可塑性成形用コンパンド。
  5. 【請求項5】 安定剤、離型剤、抗老化剤、難燃剤、顔
    料および染料から成る群から選択される添加剤を含んで
    いる請求項1記載の熱可塑性成形用コンパンド。
  6. 【請求項6】 成形品を製造するための請求項1記載熱
    可塑性成形用コンパンドの使用。
  7. 【請求項7】 請求項1記載熱可塑性成形用コンパンド
    から製造された成形品。
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