JP3320176B2 - 液体用カプセル型フィルタ装置 - Google Patents
液体用カプセル型フィルタ装置Info
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Description
や産業用油圧機器の油圧回路中の圧油等を濾過して清浄
化するのに利用される液体用カプセル型フィルタ装置に
関する。
るフィルタ装置(濾過器)は、配管に接続して取り付け
られる濾過器本体と、この本体内に挿脱可能に収納保持
されるフィルタエレメントとで構成されている。このフ
ィルタエレメントは、多数の孔を有した内筒コアと、濾
過面積を多く確保すべくプリーツ状(ジグザグ状)に多
数折曲した状態で前記内筒コアの外周に囲設された濾材
と、この外周に配する多数の孔を有した外筒コアと、こ
れら上下端に被嵌された底板と流通口付き天板とからな
るカートリッジタイプのものが多い。このフィルタエレ
メントは、所定期間使用したら濾過器本体内から取り出
して新しいものと交換する。
来のフィルタ装置では、フィルタエレメントの交換時、
その使用済みフィルタエレメントを濾過器本体内から抜
き出して処分場に持って行く際に、該フィルタエレメン
トは油などの液体が付着した裸の状態であるので、その
液体がこぼれ落ちて周囲を汚したり、作業員の手や衣服
を汚したりするなど、取扱いが面倒であった。
中に、その濾過器本体が接続している配管内の残圧や、
位置(高さ)エネルギーによって、該濾過器本体から圧
油が溢れ出てしまう問題があった。このために、フィル
タエレメントを抜き出す前に濾過器本体の配管前後に配
するバルブを必ず閉じなければならない面倒があった。
とするところは、フィルタがカプセルタイプで、且つそ
のカプセルフィルタの脱着交換時に簡単な構成のスライ
ドディスク弁により密封状態にできて、油などの液体を
こぼしたり作業員の衣服などを汚したりする心配がない
と共に、その交換作業中に配管途中のバルブを閉じなく
ても配管内の残圧や位置(高さ)エネルギーによって液
体が溢れ出る心配がない非常に簡便な液体用カプセル型
フィルタ装置を提供することにある。
型フィルタ装置は、前記目的を達成するために、液体の
導通配管と接続するインレット接続口とアウトレット接
続口とを有し、且つそのインレット接続口と内部連通し
た導入口並びにアウトレット接続口と内部連通した導出
口を持つカプセル装着部を有したベースと、このベース
のカプセル装着部に挿脱可能にセットでき、且つ該ベー
スの導入口と導出口とに連通可能な導入口と導出口とを
有すると共に、その導入口から流入して導出口に向かう
液体を濾過する状態に濾材を内蔵したタンク状のカプセ
ルフィルタと、前記ベースとカプセルフィルタとに個々
に装着され且つカプセルフィルタを所要角度正逆回転さ
せると該カプセルフィルタに対し遅れて追従する状態で
互いに連動しながら回転して前記ベースとカプセルフィ
ルタとの各導入口と導出口とを開閉する一対のスライド
回転式ディスク弁とを備えてなる。
れば、液体の導通配管に接続して取り付けられるベース
のカプセル装着部に、濾材を内蔵したカプセルフィルタ
を挿入して所要角度正方向に回転させることで、該ベー
スとカプセルフィルタとに個々に装着されているスライ
ド回転式ディスク弁が互いに連動しながら該カプセルフ
ィルタに対し遅れて追従(遅動)する状態で回転して、
そのベースとカプセルフィルタ相互の導入口並びに導出
口を開き、その互いの導入口同志並びに導出口同志が連
通状態となる。この状態で一方の配管からベースのイン
レット接続口より導入口を介して液体がカプセルフィル
タ内に流入し、その液体がカプセルフィルタ内の濾材に
より濾過され、その清浄化された液体が導出口よりベー
ス内に戻ってアウトレット接続口から他方の配管に導出
されるようになる。
は、ベースのカプセル装着部からカプセルフィルタを抜
き出すに際し、このカプセルフィルタを前回とは逆方向
に所要角度回転させる。これでベースとカプセルフィル
タとに個々に装着されているスライド回転式ディスク弁
が互いに連動しながら該カプセルフィルタに対し遅れて
追従(遅動)する状態で回転して、そのベースとカプセ
ルフィルタ相互の導入口並びに導出口を閉じる。これ
で、その使用済みカプセルフィルタは密封タンク状態と
なって、内容残液が外にこぼれることなく、ベースのカ
プセル装着部から抜き出して、作業員が手や衣服などを
汚さずに楽に処分場に運んで焼却等の廃棄処理ができ、
新しいカプセルフィルタを交換できるようになる。ま
た、そのカプセルフィルタの交換作業時、ベース側にお
いても、導入口並びに導出口がスライド回転式ディスク
弁により閉じられて、配管途中の他のバルブを閉じると
言った面倒な作業をしなくても、配管内の残圧や位置
(高さ)エネルギーによって液体が溢れ出る心配がなく
なり、カプセルフィルタの交換作業が非常に簡便に行い
得るようになる。
で回転するスライド回転式ディスク弁は、構成が簡単で
あると共に、弁開時に弁棒や弁体が流体回路中に存在し
て流路抵抗を高めるような不具合がなく、ベースとカプ
セルフィルタ相互の導入口並びに導出口を略全開状態に
開いて液体の流通効率を高め得るようになる。
プセルフィルタを挿脱並びに回転操作可能に収容できる
剛性強度に優れたハウジングと、該カプセルフィルタを
位置決めする蓋とを有する構成とすることで、交換され
るカプセルフィルタのタンク状のケーシング自体は耐圧
強度が低い材質或いは薄肉なもので済ませることが可能
となり、製作コストが易く使い捨てしても経済的であ
る。
セル装着部への挿脱並びに回転操作用の取手を有する構
成とすることで、比較的大型なカプセルとしても、抱き
かかえるようなことをせずに、ベースに対する回転・挿
脱・搬送作業が取手を握って容易にでき、取り扱えが楽
となる。
高分子樹脂より構成し、濾材は無機質又は天然繊維から
構成しておくことで、使用後の焼却処分が可能で、残留
物が殆どなくなる。
置の一実施例を図面により説明する。まず、図1はベー
ス1に対しカプセルフィルタ2を装着した使用状態を示
す一部省略した縦断面図、図2はベース1に対しカプセ
ルフィルタ2を脱着する際の閉弁状態を示す一部省略し
た縦断面図、図3はベース1に対しカプセルフィルタ2
を離脱した状態を示す一部省略した縦断面図。図4は要
部の分解斜視図である。
はヘッドなどとも称されるもので、このベース1は基台
部11とその上部のカプセル装着部12とで構成されて
いる。この基台部11は、金属製或いはポリエステルや
ポリプロピレンやポリエチレンやナイロンやポリカーボ
等の熱可塑性高分子樹脂材より成型された剛性強度に優
れた厚肉な略円柱盤状をなし、左右両端側に液体の導通
配管(図示省略)に接続するインレット接続口13とア
ウトレット接続口14とを有している。
1の上面に弁装着用の真円状の凹段部15と、この凹段
部15内の同一平面上の中心から左右対称となる位置に
互いに独立して各々円形状に開口する導入口16と導出
口17とを有している。この導入口16は前記基台部1
1内を介してインレット接続口13と内部連通し、導出
口17は基台部11内を介してウトレット接続口14と
内部連通する状態に形成されている。
入口16と導出口17とを包含する状態で基台部11上
面から立設された縦長円筒状のハウジング18を有して
いる。このハウジング18が内部にカプセルフィルタ2
を挿脱並びに回転操作可能に収容できる。また、このハ
ウジング18の上端に脱着可能に被嵌される蓋19を備
えている。なお、前記ハウジング18は下端フランジ部
18aを基台部11上面にOリング等のパッキン20を
介して液密に接合して複数本のボルト(図示省略)によ
り締結固定され、前記蓋19はハウジング18の上端フ
ランジ部18bに接合して複数本のボルト21により締
結保持される。これらハウジング18と蓋19は内部に
収容セットしたカプセルフィルタ2をしっかりホールド
して位置決めできるように金属製或いはポリエステルや
ポリプロピレンやポリエチレン等の熱可塑性高分子樹脂
材より成形された剛性強度に優れた構成である。
ンク状のケーシング22と、このケーシング22内に同
心円的に設けられた多数の孔23aを有する内筒コア2
3と、この内筒コア23の外周面にこの全周に亘り囲設
された濾材24とを有している。そのケーシング22の
天板部上面には中心から少し偏心して挿脱並びに回転操
作用の取手22aが一体成形され、この取手22aが前
記蓋19の内面に形成した回り止め用凹部19a内に嵌
合してカプセルフィルタ2全体の回転が規制されるよう
になっている。
後にそのまま全体を焼却処分可能に、ケーシング22と
内筒コア23がポリエステルやナイロン或いはポリプロ
ピレン等の熱可塑性樹脂材より成形され、濾材24が無
機質又は天然繊維の不織布や濾紙等よりなる。なお、こ
の濾材24は濾過面積を多くすべくプリーツ状(ジグザ
グ状)に多数折曲成型されている。この濾材24の上下
端はケーシング22内に一体成形した上下の環状のフラ
ンジ部25,26により液体リークを起こさないように
閉塞保持されている。
ーシング22の下端底板部22cの同一平面上の中心か
ら左右対称となる位置に互いに独立して各々円形状に開
口する導入口27と導出口28とを有している。この導
入口27と導出口28は、カプセルフィルタ2を前記ベ
ース1のカプセル装着部12内に挿入セットすること
で、該カプセル装着部12内底面の導入口16と導出口
17と後述する上下一対のスライドディスク弁31,3
2を介して連通する。
側のフランジ部26と一体に設けた仕切り板29により
該ケーシング21内の濾材24の外周空間に連通してお
り、導出口28は該仕切り板29に形成した連通孔30
を介し内筒コア22の内部空間と連通している。つま
り、導入口27から流入した液体を濾材24で濾過して
導出口28に流出させるようになっている。
2とに個々に前記スライド回転式ディスク弁31,32
が装着されている。これらスライド回転式ディスク弁3
1,32は、各々円板状のもので、それぞれ中心から左
右対称となる位置に円形状の開口31a,31b及び3
2a,32bを有している。
ク弁31は、中心部から上方に略逆U字形に突出する軸
部31cを有し、この軸部31cを前記カプセルフィル
タ2のケーシング22の下端底板部22cの中心に形成
した軸受凹部22dに嵌合して圧接ばね33を介し締結
ねじ34により締結することで、該ケーシング22の下
端底板部22c下面に内外のOリング等のパッキン3
5,36を介して液密状態で回転可能に圧接保持されて
いる。
ク弁31は、図4に示す如く、この上面の軸部31cを
中心とする円周上に円弧状溝37を有し、これに前記ケ
ーシング22の下端底板部22c下面から突設したピン
38が摺嵌して、所要角度例えば90度の範囲内で正逆
回転可能とされ、このディスク弁31に対しカプセルフ
ィルタ2が正方向に回転すると、その導入口27と導出
口28に開口31aと31bが合致して開放し、その逆
に回転すると導入口27と導出口28が開口31aと3
1bからずれて閉成されるようになっている。
2は、中心部から下方に略U字形に突出する軸部32c
を有し、この軸部32cを前記ベース1の基台部11の
上面であるカプセル装着部12内底面の凹段部15の中
心に形成した軸受凹部11aに嵌合して圧接ばね39を
介し締結ねじ40により締結することで、該凹段部15
内面に内外のOリング等のパッキン41,42を介して
液密状態で回転可能に圧接保持されている。
ク弁32においても、図4に示す如く、前記カプセル装
着部12内底面の凹段部15上面に円弧状溝43を有
し、これに該ディスク弁32の下面から突設したピン4
4が摺嵌して、所要角度例えば90度の範囲内で正逆回
転可能とされ、このディスク弁32がベース11に対し
正方向に回転すると、その導入口16と導出口17に開
口32aと32bが合致して開放し、その逆に回転する
と開口32aと32bが導入口16と導出口17からず
れて閉成するようになっている。
弁31と32とは、互いに軸線方向には接離可能である
が、回転方向には互いに係合して両者一体的に回転する
ように、上側のスライド回転式ディスク弁31の開口3
1a,31bが下方に突出する筒状で、下側のスライド
回転式ディスク弁32の開口32a,32bが上方に突
出する筒状で、互いにOリング等のパッキン45,46
を介して液密状態に嵌合するようになっている。
装置においては、ベース1の基台部11のインレット接
続口13を液体の導通配管(図示省略)の一方に接続す
ると共に、アウトレット接続口14を他方に接続するこ
とで、ベース1を上向き状態に据付固定する。このベー
ス1上部のカプセル装着部12のハウジング21内に、
図3に示す如く濾材24を内蔵しカプセルフィルタ2を
上方から挿入セットする。これで、該カプセルフィルタ
2下面のスライド回転式ディスク弁31の開口31a,
31bと、カプセル装着部12内底部のスライド回転式
ディスク弁32の開口32a,32bとを嵌合せしめて
図2の状態となる。
て該カプセルフィルタ2を所要角度正方向に回転させ
る。すると、まず、図4(a)に示す位置関係から、カ
プセルフィルタ2がピン38を円弧状溝37に摺嵌して
90度回転し、そのカプセルフィルタ2下端の導入口2
7と導出口28がスライド回転式ディスク弁31の開口
31a,31bと合致して開放され、同時にスライド回
転式ディスク弁32の開口32a,32bと連通する。
転操作されると、ピン38が円弧状溝37の一方の終端
に当たるので、それまで追従せずに回転が遅れていた上
側のスライド回転式ディスク弁31が連動して回転し始
まり、これに一体的に連動して下側のスライド回転式デ
ィスク弁32も、この下面のピン44をベース1側の円
弧状溝43に摺嵌して回転し始まる。そして更に90度
即ちカプセルフィルタ2が全部で180度回転すると、
ピン44が円弧状溝43の一方の終端に当って止まり、
図4(b)に示す位置関係即ち、図1に示す状態となっ
て、スライド回転式ディスク弁32の開口32a,32
bがベース1の導入口16と導出口17とに合致して開
放し、ベース1とカプセルフィルタ2とを内部連通状態
となす。この状態でベース1上部のカプセル装着部12
のハウジング21の上に蓋19を被せて締結保持する。
この際、蓋19の内面の回り止め用凹部19a内に取手
22aを嵌合することで、カプセルフィルタ2が回り止
めされた状態で位置決め保持されて準備完了となる。
等の液体は、ベース1のインレット接続口13より導入
口16と上下のスライド回転式ディスク弁31,32の
開口31a,32aと導入口27を介してカプセルフィ
ルタ2のケーシング21内に流入し、そこから濾材24
により濾過されて清浄化しながら内筒コア22の孔23
aより中心部に流通し、そこから仕切り板29の連通孔
30より導出口28と上下のスライド回転式ディスク弁
31,32の開口31b,32bと導入口17を介して
ベース1内に戻って、アウトレット接続口14から他方
の配管に導出されるようになる。
る状態で回転するスライド回転式ディスク弁31,32
は、構成が簡単であると共に、弁開時に弁棒や弁体が流
体回路中に存在して流路抵抗を高めるような不具合がな
く、ベース1とカプセルフィルタ2相互の導入口16,
17並びに導出口27,28を略全開状態に開いて液体
の流通効率を高めて能率良く浄化処理できるようにな
る。
命が来たら、その交換を行うが、この場合、まず蓋19
を外し、取手22aを握って使用済みカプセルフィルタ
2を抜き出す前に前回とは逆方向に所要角度回転させ
る。すると、まず、図4(b)に示す位置関係から、カ
プセルフィルタ2がピン38を円弧状溝37に摺嵌して
90度回転し、そのカプセルフィルタ2下端の導入口2
7と導出口28がスライド回転式ディスク弁31の開口
31a,31bからズレて閉塞される。
転操作されると、ピン38が円弧状溝37の他方の終端
に当たるので、それまで追従せずに回転が遅れていた上
下のスライド回転式ディスク弁31,32が連動して互
いに一体的に回転し始まり、この下面のピン44がベー
ス1側の円弧状溝43に摺動する。そして更に90度即
ちカプセルフィルタ2が全部で180度逆方向に回転す
ると、ピン44が円弧状溝43の他方の終端に当って止
まり、図4(a)に示す位置関係即ち、図2に示す状態
となって、スライド回転式ディスク弁32でベース1の
導入口16と導出口17が閉塞される。
の導入口16,27と導出口17,28を各々を閉弁し
た状態で該カプセルフィルタ2をベース1のハウジング
17内から上方に抜き出す。これにて、使用済みカプセ
ルフィルタ2は密封タンク状態となって、内容残液が外
にこぼれることがなく、作業員は手や衣服などを汚さず
に楽に処分場に運べると共に、新しいカプセルフィルタ
2を前述同様にして装着できるようになる。そのカプセ
ルフィルタ2の脱着交換作業中には、ベース1側の導入
口16と導出口17も閉弁されているので、配管途中の
他のバルブを閉じると言った面倒な作業をしなくても、
配管内の残圧や位置(高さ)エネルギーによって液体が
該ベース1から溢れ出る心配がなくなり、カプセルフィ
ルタの交換作業が非常に簡便に行い得るようになる。
体圧がカプセルフィルタ2内に働くが、ベース1のカプ
セル装着部12を、カプセルフィルタ2を挿脱可能に収
容できる剛性強度に優れたハウジング18と蓋19とで
構成していることで、カプセルフィルタ2のタンク状の
ケーシング22自体は耐圧強度が低い材質或いは薄肉な
もので済ませることが可能となり、製作コストが安く使
い捨てしても経済的である。
1のカプセル装着部12への挿脱操作用の取手22aを
有することで、比較的大型なカプセルとしても、抱きか
かえるようなことをせずに、ベース1に対する挿脱・回
転・搬送作業が取手を握って容易にでき、取り扱いが楽
となる。
1や内筒コア22等の構成部材を高分子樹脂より構成
し、濾材24を無機質又は天然繊維から構成しているの
で、使用後の焼却処分が可能で、残留物が殆どなくな
る。
ることなく、例えば上下のスライド回転式ディスク弁3
1と32とは、互いに筒状の開口31a,31bと32
a,32bとを嵌合して一体的に連動回転するようにし
たが、それ以外の突起部と凹部との係合により一体的に
連動回転するようにしても可であり、その他本発明の要
旨を逸脱しない範囲であれば種々変更しても良い。
は、前述の如く構成したので、フィルタがカプセルタイ
プで、脱着交換時に密封状態にできて、油などの液体を
こぼしたり作業員の衣服などを汚したりするすことなく
容易に交換作業ができると共に、その交換作業中に配管
途中のバルブを閉じなくても配管内の残圧や位置(高
さ)エネルギーによる液体の溢れ出しを防止できる非常
に簡便なものとなる。
施例を示す使用状態の縦断面図。
タを脱着する際の閉弁状態を示す一部省略した縦断面
図。
タを離脱した状態を示す一部省略した縦断面図。
解斜視図、(b)は同じく弁閉動作を示す要部の分解斜
視図。
口、15,27…導入口、16、28…導出口、12…
カプセル装着部、24…濾材、31,32…スライド回
転式ディスク弁。
Claims (4)
- 【請求項1】 液体の導通配管と接続するインレット接
続口とアウトレット接続口とを有し、且つそのインレッ
ト接続口と内部連通した導入口並びにアウトレット接続
口と内部連通した導出口を持つカプセル装着部を有した
ベースと、 このベースのカプセル装着部に挿脱可能にセットでき、
且つ該ベースの導入口と導出口とに連通可能な導入口と
導出口とを有すると共に、その導入口から流入して導出
口に向かう液体を濾過する状態に濾材を内蔵したタンク
状のカプセルフィルタと、 前記ベースとカプセルフィルタとに個々に装着され且つ
カプセルフィルタを所要角度正逆回転させると該カプセ
ルフィルタに対し遅れて追従する状態で互いに連動しな
がら回転して前記ベースとカプセルフィルタとの各導入
口と導出口とを開閉する一対のスライド回転式ディスク
弁と、 を備えてなる液体用カプセル型フィルタ装置。 - 【請求項2】 ベースのカプセル装着部は、カプセルフ
ィルタを挿脱並びに回転操作可能に収容できる剛性強度
に優れたハウジングと、該カプセルフィルタを位置決め
する蓋とを有する構成であることを特徴とする請求項1
記載の液体用カプセル型フィルタ装置。 - 【請求項3】 カプセルフィルタは、ベースのカプセル
装着部への挿脱並びに回転操作用の取手を有することを
特徴とする請求項1又は2記載の液体用カプセル型フィ
ルタ装置。 - 【請求項4】 カプセルフィルタの構成部材は、高分子
樹脂より構成し、濾材は無機質又は天然繊維から構成し
たことを特徴とする請求項1記載の液体用カプセル型フ
ィルタ装置。
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