JP3319095B2 - 映像信号マトリックス装置 - Google Patents

映像信号マトリックス装置

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JP3319095B2
JP3319095B2 JP29174993A JP29174993A JP3319095B2 JP 3319095 B2 JP3319095 B2 JP 3319095B2 JP 29174993 A JP29174993 A JP 29174993A JP 29174993 A JP29174993 A JP 29174993A JP 3319095 B2 JP3319095 B2 JP 3319095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号処理の分野に於
いて映像信号の変換に用いられる映像信号マトリックス
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号マトリックス装置は、映像信号
の表現方法を変換するための装置であり、おもに、3原
色信号による表現と、輝度信号−色差信号による表現の
変換に用いられている。ここではハイビジョン映像信号
のコンポーネント映像信号でマトリックス変換を行う場
合について説明する。
【0003】ハイビジョン映像信号のG、B、R信号か
らY、PB、PR信号への変換のマトリックスは、以下
の式で現される。
【0004】 Y= 0.701G+0.087B+0.212R ・・・ (1) PB=−0.383G+ 0.5B−0.116R ・・・ (2) PR=−0.445G−0.055B+ 0.5R ・・・ (3) 以上の式を用いることで、3原色信号から、輝度信号−
色差信号に変換することができる。ちなみに逆変換であ
る、輝度信号−色差信号から、3原色信号への変換は以
下の式で表される。 G= Y−0.227PB−0.477PR ・・・ (4) B= Y+1.826PB ・・・ (5) R= Y +1.576PR ・・・ (6) 以下に、従来の映像信号マトリックス装置について説明
する。なお、ここでは、映像信号入力1からkビット
(kは自然数)のG信号、映像信号2からkビットのB
信号、映像信号入力3からkビットのR信号が入力さ
れ、映像信号出力31からkビットのY信号、映像信号
出力32からkビットPB信号、映像信号出力33から
kビットのPR信号が出力される場合について説明す
る。
【0005】図2は、従来の映像マトリックス装置の構
成図を示したものである。メモリ41、メモリ42、メ
モリ43、メモリ44、メモリ45、メモリ46、メモ
リ47、メモリ48、メモリ49は、入力されたコンポ
ーネント映像信号とマトリックスの係数を掛け合わせた
値を記憶するメモリである。また、 加算器51は、メ
モリ41とメモリ44の出力を加算する。加算器52
は、メモリ42とメモリ45の出力を加算する。加算器
53は、メモリ43とメモリ46の出力を加算する。加
算器54は、加算器51とメモリ47の出力を加算す
る。また、 加算器55は、加算器52とメモリ48の
出力を加算する。加算器56は、加算器53とメモリ4
9の出力を加算する。
【0006】以上のように構成された従来の映像信号マ
トリックス装置において、以下その動作を説明する。
【0007】(1)式(2)式(3)式の中で、0.7
01とG信号を掛け合わせた値をメモリ41に、−0.
383とG信号を掛け合わせた値をメモリ42に、−
0.445とG信号を掛け合わせた値をメモリ43に、
0.087とB信号を掛け合わせた値をメモリ44に、
0.5とB信号を掛け合わせた値をメモリ45に、0.
055とB信号を掛け合わせた値をメモリ46に、0.
212とR信号を掛け合わせた値をメモリ47に、−
0.116とR信号を掛け合わせた値をメモリ48に、
0.5とR信号を掛け合わせた値をメモリ49に、記憶
されている。
【0008】さて、映像信号入力1からkビットのG信
号、映像信号入力2からkビットのB信号、映像信号入
力3からkビットのR信号が入力され、G信号はメモリ
41、メモリ42、メモリ43に入力される。メモリ4
1では、(1)式の右辺第1項の値がk+1ビットで出
力される。増えている1ビットは、係数と入力信号と掛
け合わせた際に生じる小数点以下第1位の値であり、1
ビット増やすのは、小数点以下の値はこの段階で丸めず
に、すべてたしたあとで丸めた方が誤差が少なくなるか
らである。またkビットのB信号はメモリ44、メモリ
45、メモリ46に入力される。メモリ44では、
(1)式の右辺第2項の値がk+1ビットで出力され
る。また、R信号はメモリ47、メモリ48、メモリ4
9に入力される。メモリ47では、(1)式の右辺第3
項の値がk+1ビットで出力される。
【0009】次に、加算器51では、k+1ビットのメ
モリ41とk+1ビットのメモリ44の出力が入力さ
れ、それらを加算しk+1ビットで出力する。これは
(1)式の右辺第1項と右辺第2項を足し合わせたもの
である。
【0010】次に加算器54では、k+1ビットのメモ
リ47とk+1ビットの加算器51の出力が入力され、
それらの出力を加算し、小数点以下を丸めて出力し、映
像信号出力31から出力される。これは、(1)式の右
辺第1項と右辺第2項と右辺第3項を足し合わせたもの
であり、Y信号に変換されたものである。
【0011】次にPB信号についてであるが、メモリ4
2では、(2)式の右辺第1項の値がk+1ビットで出
力される。メモリ45では、(2)式の右辺第2項の値
がk+1ビットで出力される。メモリ48では、(2)
式の右辺第3項の値がk+1ビットで出力される。
【0012】次に、加算器52では、k+1ビットのメ
モリ42とk+1ビットのメモリ45の出力が入力さ
れ、それらを加算しk+1ビットで出力する。これは
(2)式の右辺第1項と右辺第2項を足し合わせたもの
である。
【0013】次に、加算器55では、k+1ビットのメ
モリ48とk+1ビットの加算器52の出力が入力さ
れ、それらの出力を加算し、小数点以下を丸めてkビッ
トの出力し、映像信号出力32から出力される。これ
は、(2)式の右辺第1項と右辺第2項と右辺第3項を
足し合わせたものであり、PB信号に変換されたもので
ある。
【0014】次にPR信号についてであるが、メモリ4
3では、(3)式の右辺第1項の値がk+1ビットで出
力される。メモリ46では、(3)式の右辺第2項の値
がk+1ビットで出力される。メモリ49では、(3)
式の右辺第3項の値がk+1ビットで出力される。
【0015】次に、加算器53では、k+1ビットのメ
モリ43とk+1ビットのメモリ46の出力が入力さ
れ、それらを加算しk+1ビットで出力する。これは
(3)式の右辺第1項と右辺第2項を足し合わせたもの
である。
【0016】次に加算器56では、k+1ビットのメモ
リ49とk+1ビットの加算器53の出力が入力され、
それらの出力を加算し、小数点以下を丸めてkビットを
出力し、映像信号出力33から出力される。これは、
(3)式の右辺第1項と右辺第2項と右辺第3項を足し
合わせたものであり、PR信号に変換されたものであ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、メモリが9個と加算器が6個必要とな
り、部品点数の増加を招くという問題点を有していた。
【0018】また、例えば、G,B,R各8ビットを入
力として、(1)式の右辺まとめてメモリに記憶させた
とすると、一つの式に対し、容量が16M×8ビットの
容量が必要となる。結局、マトリックス装置を構成する
には、あと(2)式(3)式の2式分が必要となり、1
6M×8ビットのメモリが3個必要となる。16Mビッ
ト×8ビットというメモリはかなり大容量のメモリであ
り、大容量のメモリにおいては通常、動作速度が遅くハ
イビジョンのように高速の信号を扱う場合には多層構成
などにする必要があり、あまり現実的ではない。
【0019】本発明は上記のような従来の問題点を解決
するもので、部品点数の少ない映像信号マトリックス装
置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の映像信号マトリックス装置は、3原色信号、
輝度色差信号等の上位mビットと下位nビット(m,n
は自然数)からなるデジタルコンポーネント映像信号
S,T,Uのうち、Sx,Tx,Ux(Sx,Tx,U
xは、S,T,U信号の上位mビットの値)を入力とし
n(a・Sx+b・Tx+c・Ux)を出力する第1
のメモリと、Sx,Tx,Uxを入力とし2n(d・S
x+e・Tx+f・Ux)を出力する第2のメモリと、
Sx,Tx,Uxを入力とし2n(g・Sx+h・Tx
+i・Ux)を出力する第3のメモリと、Sy,Ty,
Uyを入力としa・Sy+b・Ty+c・Uyを出力す
る第4のメモリと、Sy,Ty,Uyを入力としd・S
y+e・Ty+f・Uyを出力する第5のメモリと、S
y,Ty,Uyを入力としg・Sy+h・Ty+i・U
yを出力する第6のメモリと、前記第1のメモリの出力
と第4のメモリ出力を加算する第1の加算器と、前記第
2のメモリの出力と第5のメモリ出力を加算する第2の
加算器と、前記第3のメモリの出力と第6のメモリ出力
を加算する第3の加算器とを備えた構成である。
【0021】
【作用】本発明は上記した構成により、上位mビットの
値×2nをマトリックス演算した値を、また、メモリに
下位nビットのみのマトリックス演算した値を記憶させ
ておき、上位mビットより演算される値と下位nビット
により演算される値とを加算することで、加算器による
演算の段数が1段削減され、メモリの個数と加算器の個
数を削減することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における映像信号マトリックス装置の構成を示すもので
ある。
【0023】図1において、3原色信号、輝度色差信号
などの上位mビットと下位nビット(m,nは自然数)
からなる入力のデジタルコンポーネント映像信号S,
T,Uのうち、第1のメモリ11はSx,Tx,Ux
(Sx,Tx,Uxは、S,T,U信号の上位mビット
の値)を入力としM1を出力する。第2のメモリ13は
Sx,Tx,Uxを入力としM2を出力する。第3のメ
モリ15はSx,Tx,Uxを入力としM3を出力す
る。第4のメモリ12は、Sy,Ty,Uy(Sy,T
y,Uyは、S,T,U信号の下位nビットの値)を入
力としM4を出力する。第5のメモリ14はSy,T
y,Uyを入力としM5を出力する。第6のメモリ16
はSy,Ty,Uyを入力としM6を出力する。
【0024】但し、M1〜M6は以下の通りである。 M1=2n(a・Sx+b・Tx+c・Ux) M2=2n(d・Sx+e・Tx+f・Ux) M3=2n(g・Sx+h・Tx+i・Ux) M4=a・Sy+b・Ty+c・Uy M5=d・Sy+e・Ty+f・Uy M6=g・Sy+h・Ty+i・Uy 尚、a,b,c,d,e,f,g,h,iは、S,T,
Uに対する係数、Sx,Tx,Uxは、S,T,U信号
の上位mビットの値、Sy,Ty,Uyは、S,T,U
信号の下位nビットの値、S,T,Uは、S=2n・S
x+Sy、T=2n・Tx+Ty、U=2n・Ux+Uy
である。
【0025】第1の加算器21は、バイナリアダーで、
第1のメモリ11と第4のメモリ12の出力を加算す
る。第3の加算器22は、バイナリアダーで、第2のメ
モリ13と第5のメモリ14の出力を加算する。第3の
加算器23は、バイナリアダーで、第3のメモリ15と
第6のメモリ16の出力を加算する。
【0026】以上のように構成された映像信号マトリッ
クス装置において、以下その動作を説明する。ここで
は、3原色信号、輝度色差信号などの上位mビットと下
位nビット(m,nは自然数)からなるデジタルコンポ
ーネント映像信号S,T,Uを(数2)によって別のm
+nビットのデジタルコンポーネント信号X,Y,Zに
変換する場合について説明する。
【0027】
【数2】
【0028】入力がm+nビットのデジタルコンポーネ
ント信号の映像信号入力1からm+nビットのS信号、
映像信号2入力からm+nビットのT信号、映像信号入
力3からm+nビットのU信号が入力され、映像信号出
力31からm+nビットのX信号、映像信号出力32か
らm+nビットのY信号、映像信号出力33からm+n
ビットのZ信号が出力される場合について説明する。
【0029】図1において、第1のメモリ11は、M1
の上からm+n+1ビットを、第2の第2のメモリ13
は、M2の上からm+n+1ビットを、第3のメモリ1
5は、M3の上からm+n+1ビットを、第4のメモリ
12は、M4の上からn+1ビットを、第5のメモリ1
4は、M5の上からn+1ビットを、第6のメモリ16
は、M6の上からn+1ビットを、記憶している。
【0030】ここで、第1のメモリ11、第2のメモリ
13、第3のメモリ15の出力がm+nビットでなくm
+n+1ビットであるのは、演算する際に、誤差を減ら
すために1ビット増やして出力しているからである。ま
た、第4のメモリ12、第5のメモリ14、第6のメモ
リ16の出力がnビットでなくn+1ビットであるの
は、演算する際に、誤差を減らすために1ビット増やし
て出力しているからである。
【0031】さて、映像信号入力1からm+nビットの
S信号、映像信号入力2からm+nビットのT信号、映
像信号入力3からm+nビットのU信号が入力され、
S、T、U信号の上位mビットのSx、Tx、Uxは、
第1のメモリ11、第2のメモリ13、第3のメモリ1
5に、S、T、U信号の下位nビットのSy、Ty、U
yは、第4のメモリ12、第5のメモリ14、第6のメ
モリ16に入力される。
【0032】第1のメモリ11では、M1の上からm+
n+1ビットが出力される。また、第4のメモリ12で
は、M4の上からn+1ビットが出力される。これらの
出力は、第1の加算器21で足し合わされ、m+nビッ
トに丸められて映像信号出力31からX信号として出力
される。
【0033】第2のメモリ13では、M2の上からm+
n+1ビットが出力される。また、第5のメモリ14で
は、M5の上からn+1ビットが出力される。これらの
出力は、第3の加算器22で足し合わされ、m+nビッ
トに丸められて映像信号出力32からY信号として出力
される。
【0034】第3のメモリ15では、M3の上からm+
n+1ビットが出力される。また、第6のメモリ16で
は、M6の上からn+1ビットが出力される。これらの
出力は、第3の加算器23で足し合わされ、m+nビッ
トに丸められて映像信号出力33からZ信号として出力
される。
【0035】本実施例による部品点数削減の結果を従来
例と比較して(表1)に示す。
【0036】
【表1】
【0037】以上のようにこの実施例によれば、メモリ
の個数と加算器の個数を削減することができ、本実施例
による映像信号マトリックス装置は部品点数削減の点で
優れた効果が得られる。
【0038】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施
例における映像信号マトリックス装置の構成を示すもの
である。
【0039】映像信号を扱う場合8ビットで扱うことが
多く、メモリの出力も8ビット単位であることが多い。
しかしながら、この様な場合には、誤差を減らすために
演算の際には幾らかビットを増やして計算を行うので、
メモリが非効率に利用される場合がある。しかしながら
ここでは、そのような場合でも、メモリを効率的に利用
する構成について述べる。
【0040】ここでは、ハイビジョン映像信号のG、
B、R信号からY、PB、PR信号への変換を行い、入
力が8(m=4,n=4)ビットのデジタルコンポーネ
ント信号、メモリに4K×8ビット(8ビットの並列出
力)のものを用いる場合について説明する。 M11=24( 0.701・Gx+0.087・Bx+0.212・Rx) M12=24(−0.383・Gx+ 0.5・Bx−0.116・Rx) M13=24(−0.445・Gx−0.055・Bx+ 0.5・Rx) M14= 0.701・Gy+0.087・By+0.212・Ry M15= −0.383・Gy+ 0.5・By−0.116・Ry M16= −0.445・Gy−0.055・By+ 0.5・Ry とした場合、ここでM11とM14を足し合わせると
(1)式の右辺に、M12とM15を足し合わせると
(2)式の右辺に、M13とM16を足し合わせると
(3)式の右辺になる。但し、Gx,Bx,Rxは、
G,B,R信号の上位mビットの値、Gy,By,Ry
は、G,B,R信号の下位nビットの値である。
【0041】図3において、メモリ61は、M11の上
から8ビットを、メモリ62は、M12の上から8ビッ
トを、メモリ63は、M13の上から8ビットを、記憶
している。また、メモリ64は、M11の上から9ビッ
ト目と、M12の上から9ビット目と、M13の上から
9ビット目を、記憶している。メモリ65は、M14の
上から5ビットとM15の上から3ビットを記憶してい
る。メモリ66は、M15の上から4ビット目と5ビッ
ト目とM16の上から5ビットを記憶している。
【0042】また、加算器71はバイナリアダーで、メ
モリ61とメモリ64とメモリ65の出力を加算する。
加算器72はバイナリアダーで、メモリ62とメモリ6
4とメモリ65とメモリ66の出力を加算する。加算器
73はバイナリアダーで、メモリ63とメモリ64とメ
モリ66の出力を加算する。
【0043】以上のように構成された映像信号マトリッ
クス装置において、以下その動作を説明する。さて、映
像信号入力1から8ビットのG信号、映像信号入力2か
ら8ビットのB信号、映像信号入力3から8ビットのR
信号が入力され、G、B、R信号の上位4ビットのG
x、Bx、Rxは、メモリ61、メモリ62、メモリ6
3、メモリ64に、G、B、R信号の下位4ビットのG
x、Bx、Ryは、メモリ65、メモリ66に入力され
る。
【0044】メモリ61では、M11の上から8ビット
が出力される。また、メモリ64では、M11の上から
9ビット目が出力される。この、9ビット目はM11の
計算結果で、演算する際の誤差を減らすためのものであ
る。メモリ61とメモリ64あわせて9ビットとなる。
メモリ65では、M14の上から5ビットで出力され
る。このうち5ビット目はM14の計算結果で、演算す
る際の誤差を減らすためのものである。これらの出力
は、加算器71に入力され、メモリ61とメモリ64か
らの9ビットと、メモリ65からの5ビットの入力が足
し合わされ、8ビットに丸められて映像信号出力31か
らY信号として出力される。
【0045】メモリ62では、M12の上から8ビット
が出力される。また、メモリ64では、M12の上から
9ビット目が出力される。メモリ62とメモリ64あわ
せて9ビットとなる。メモリ65では、M15の上から
3ビットが出力される。メモリ66は、M15の上から
4ビット目と5ビット目の2ビットを出力している。こ
れは、メモリの個数削減のため分割して記憶している。
メモリ65とメモリ66あわせて5ビットとなる。これ
らの出力は、加算器72に入力され、メモリ62とメモ
リ64からの9ビットと、メモリ65とメモリ66から
の5ビットの入力が足し合わされ、8ビットに丸められ
て映像信号出力32からPB信号として出力される。
【0046】メモリ63では、M13の上から8ビット
が出力される。また、メモリ64では、M13の上から
9ビット目が出力される。メモリ63とメモリ64あわ
せて9ビットとなる。メモリ66では、M16の上から
5ビットが出力される。これらの出力は、加算器73に
入力され、メモリ63とメモリ64からの9ビットと、
メモリ65からの5ビットの入力が足し合わされ、8ビ
ットに丸められて映像信号出力31からPR信号として
出力される。
【0047】以上のようにこの実施例によれば、前記し
た構成により、通常用いられることの多い1バイト単位
の出力のメモリを用い、メモリの出力のビット数の不足
している場合でもメモリの個数と加算器の個数を削減す
るでき、部品点数削減の点で優れた効果が得られる。
【0048】なお、本実施例において、G、B、R信号
からY、PB、PR信号への変換について説明をしたの
で、メモリ61からメモリ66のメモリの内容は、
(1)式(2)式(3)式に基づいた値となっている
が、もちろん、(4)式(5)式(6)式に基づいた値
を用いることで、Y、PB、PR信号から、G、B、R
信号への変換ができる。また、NTSC信号、PAL等
の映像信号の変換に用いても良いことは言うまでもな
い。
【0049】また、ここでは、マトリックスの係数と入
力信号の演算にはメモリを使用しているが、これは、乗
算及び加算の結果をメモリに記憶させているだけなの
で、乗算器と加算器で構成しても良いことは言うまでも
ない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の映像信号マトリ
ックス装置では、第1のメモリにM1、第4のメモリに
M4、第2のメモリにM2、第5のメモリにM5、第3
のメモリにM3、第6のメモリにM6の値を記憶させて
おくことにより、高速動作が可能となり、メモリの個数
と加算器の個数を削減することができ、かつ回路構成が
容易となり、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における映像信号マトリ
ックス装置の構成図
【図2】従来の映像信号マトリックス装置の構成図
【図3】本発明の第2の実施例における映像信号マトリ
ックス装置の構成図
【符号の説明】
11 第1のメモリ 12 第4のメモリ 13 第2のメモリ 14 第5のメモリ 15 第3のメモリ 16 第6のメモリ 21 第1の加算器 22 第2の加算器 23 第3の加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−187374(JP,A) 特開 平2−308674(JP,A) 特開 平5−110840(JP,A) 特開 平5−122512(JP,A) 特開 平5−236265(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/44 - 9/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3原色信号、輝度色差信号などの上位mビ
    ットと下位nビット(m,nは自然数)からなるデジタ
    ルコンポーネント映像信号S,T,Uを以下に示す(数
    1)によって別のm+nビットのデジタルコンポーネン
    ト信号X,Y,Zに変換する装置であって、 【数1】 Sx,Tx,Uxを入力とし2n(a・Sx+b・Tx
    +c・Ux)を出力する第1のメモリと、Sx,Tx,
    Uxを入力とし2n(d・Sx+e・Tx+f・Ux)
    を出力する第2のメモリと、Sx,Tx,Uxを入力と
    し2n(g・Sx+h・Tx+i・Ux)を出力する第
    3のメモリと、Sy,Ty,Uyを入力としa・Sy+
    b・Ty+c・Uyを出力する第4のメモリと、Sy,
    Ty,Uyを入力としd・Sy+e・Ty+f・Uyを
    出力する第5のメモリと、Sy,Ty,Uyを入力とし
    g・Sy+h・Ty+i・Uyを出力する第6のメモリ
    と、前記第1のメモリの出力と第4のメモリ出力を加算
    する第1の加算器と、前記第2のメモリの出力と第5の
    メモリ出力を加算する第2の加算器と、前記第3のメモ
    リの出力と第6のメモリ出力を加算する第3の加算器と
    を備えたことを特徴とする映像信号マトリックス装置。
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