JP3318975B2 - 蓋体の取付け構造 - Google Patents

蓋体の取付け構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器等の機器本体
に設けられたスイッチ部或いは操作部等が配設された凹
部を開閉する蓋体の取り付け機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオ受信機などの電気機器等におい
て、機器本体の一部に凹部を形成し、この凹部内ににス
イッチ部或いは操作部等を配設するとともに、この凹部
を開閉する蓋体を機器本体に形成した支持部に回動自在
に支持したものが用いられている。この蓋体は、凹部に
配設されたスイッチ類の誤操作を防止したり、或いは機
器本体の主面と同一面を構成して機器の外観を整える目
的で機器本体に取り付けられている。
【0003】この蓋体の取り付け機構として、例えば、
蓋体若しくは筐体の支持部に軸部を一体に形成し、この
軸部を筐体の支持部若しくは蓋体の支持片に形成した軸
孔に嵌合することによって、蓋体を凹部の開放側を開閉
するように回転可能に支持したものがある。このような
蓋体の取り付け機構は、比較的小さい蓋体や使用頻度の
低い蓋体或いは蓋体への負荷が小さい場合等において採
用されるが、比較的使用頻度が高い蓋体或いは大きい負
荷がかかる蓋体等にあっては、支軸を介して蓋体を支持
する蓋体の取り付け機構が用いられている。すなわち、
支軸を介して蓋体を支持する蓋体の取り付け機構は、機
器本体の主面にスイッチ部等を配設した凹部の両側に位
置して軸孔を有する支持部を機器本体に一体に設けると
ともに、前記凹部を閉塞するに足る大きさを有する蓋体
に支持部に対応して軸孔を有する支持片が一体に設けら
れている。この蓋体の取り付け機構は、支持部の軸孔と
支持片の軸孔との軸線を一致させ、軸孔に支軸を挿入す
ることにより蓋体の取り付けが行われる。このとき、支
軸は、軸孔からの脱落を防止するため、例えば軸孔に圧
入され、支持片或いは支持部の軸孔部分を熱カシメした
り、或いは端部に抜止め用のリング等が嵌合される。
【0004】ところで、海外から送信される短波放送の
受信を可能とするラジオ受信機にあっては、海外からの
放送を聴取する場合にその現地時間を知る必要があるの
で、実公昭51−52896号公報に記載されるような
時差表示装置を設けたものが提案されている。この時差
表示装置は、時差を示す経線がつけられた世界地図と、
この世界地図に対向してその経線方向に摺動自在に取り
付けられ前記経線の間隔に対応した間隔で等分された時
差を示す目盛りが付されたスケールとからなる。この時
差表示装置は、通常はラジオ受信機の底部に格納されて
おり、ラジオ受信機を使用するに際して引出され、スケ
ールを地図上の対応する地域に移動させることによって
表点間の時差を知ることができるものである。
【0005】このような時差表示装置を、例えばラジオ
受信機の前面部或いは上面部等に配置する場合には、通
常状態では時差表示装置の一方の主面がラジオ受信機の
筐体面と同一面を構成するように閉じられており、使用
時にはラジオ受信機に対して回動させてスケールを操作
するといったように、ラジオ受信機の機器本体を構成す
る筐体に対して開閉自在にして取り付けられている、こ
の時差表示装置は、比較的大きく且つかつスケールを移
動操作することからも支軸を用いた取り付け機構が採用
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、支軸を用い
た蓋体の取り付け機構にあっては、蓋体が破損したり蓋
体の取り付け状態を調整する場合など、蓋体を機器本体
から取り外し必要が生じた場合でも、支軸は圧入或いは
熱カシメ等によって脱落を防止されているため、容易に
取り外すことが困難である。
【0007】上述した時差表示装置を開閉自在に組付け
たラジオ受信機にあっては、意匠上の配慮もあって支軸
部分が外部に露呈しないような構造となっているため、
世界地図の汚損、スケールの脱落或いは時差表示装置の
破損等によって時差表示装置を交換する必要が生じた場
合でも容易に取り外すことができない。
【0008】そこで、本発明は、支持部又は支持片の軸
孔に対して圧入された支軸を、必要に応じて機器の内方
から取り外し、蓋体の交換を容易に行うことができる蓋
体の取り付け機構を提供することを目的に提案されたも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る蓋体の取り付け機構は、両側面に貫通
する支軸挿入孔が設けられた支持部を主面上に設けると
ともに内面側より前記支軸挿入孔に連通する長穴を穿設
した機器本体と、互いに軸線が一致された支軸嵌合孔が
それぞれ設けられ対向間隔を前記支持部の軸方向の長さ
に対してわずかに大とされた一対の支持片が設けられた
蓋体と、略中央部を細径として係合部を構成するととも
に前記蓋体の支軸嵌合孔とほぼ同径の支軸とからなり、
前記支軸挿入孔と前記支軸嵌合孔とが互いに軸線を一致
するようにして、前記支持部に対して前記支持片を支持
するとともに前記支軸の両端を前記支軸嵌合孔に嵌合し
て前記蓋体を前記機器本体に回動可能に取り付け、前記
長穴を介して前記支軸の係合部を移動させてこの支軸を
前記支持片から抜取ることにより蓋体を機器筐体から取
り外すことができるようにしたものである。
【0010】さらに、前記機器本体に設けられた前記支
持部の外周面に係合凹部に係脱する弾性片が前記蓋体に
設けられる。
【0011】
【作用】本発明に係る蓋体の取り付け機構は、支軸挿入
孔と支軸嵌合孔とを互いに軸線を一致させ、これら支軸
挿入孔と支軸嵌合孔間に支軸を挿通することにより、蓋
体が機器本体に回動可能に取り付けられる。このとき、
支軸の両端は、支軸嵌合孔に圧入される。両端を支軸嵌
合孔に圧入された支軸に設けた係合部が支軸挿入孔に連
通する長穴に臨まされる。支軸は、長穴を介して機器本
体の内側から差し込まれて係合部に係合させた治具等に
よって軸方向に移動されて支持片から抜き取られる。支
軸が支持片から抜き取られることによって、蓋体が機器
本体から取り外される。
【0012】また、自由端が支持部の外周面に圧接した
弾性片が、支持部の外周面に形成した係合凹部に係合す
ることによって、蓋体の閉塞状態或いは開放状態が保持
される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る蓋体の取り付け機構をラ
ジオ受信機に提供した例を挙げて説明する。
【0014】本発明に係る蓋体の取り付け機構が適用さ
れるラジオ受信機は、機器本体を構成する筐体の上面部
に時差表示装置を開閉自在に取り付けたものである。こ
のラジオ受信機は、図5に示すように、前部筐体1aと
後部筐体1bとを突き合わせ結合して構成した略長方形
状をなす筐体1を備える。
【0015】筐体1の前面部には、スピーカ放音部2、
時刻表示器3、周波数表示器4、選局ボタン群5、周波
数の入力、時刻入力を行うためのテンキー6、オン/オ
フボタン7、ダイヤルチューナ8等がそれぞれ配設され
ている。また、前部筐体1aと後部筐体1bとが突合わ
される一方の側面部には、ボリュームダイヤル9等が配
設されている。
【0016】筐体1の上面部には、他方の側面部側に位
置してアンテナ10が配設され、さらに一方の側面部か
ら他方の側面部亘るように横長の矩形状に形成された凹
部11が設けられている。筐体1には、凹部11中に位
置してLCDコントラストダイヤル12、タイムセット
ボタン13、14、タイム・プログラム選択ボタン15
等が配置されている。この凹部11は、筐体1の上面部
に回動可能に支持される後述する時差表示装置25によ
って通常閉塞されている。
【0017】筐体1の上面部に形成された凹部11の底
部は、図1に示すように、筐体1の前後方向に亘る中央
部から筐体1の背面部側に亘って凹部11の深さを大き
くするような傾斜面部11aが形成されている。この凹
部11の筐体1の背面部に臨む部分は、傾斜面部11a
が連続して開放されている。
【0018】凹部11の傾斜面部11a上には、後部筐
体1aの背面部側の稜線部近傍であって凹部11の両側
にの位置して一対の支持部20が一体に立上がり形成さ
れている。これら支持部20は、筐体1の両側面部に亘
る方向を長手方向とし、頂部側を円弧状面とした断面逆
U字状に形成されている。支持部20には、図3に示す
ように、円弧状をなす頂部及び背面側の外周面の2カ所
に、この支持部20の長手方向に第1及び第2の係合凹
部21a、21bが形成されている。また、各支持部2
0、 20には、図1に示すように、その内部を貫通して
それぞれ両側面に開口する支軸挿入孔22が穿設されて
いる。支軸挿入孔22は、図3に示すように、支持部2
0の断面形状に適合した逆U字状であり、互いに軸線が
一致されている。
【0019】後部筐体1bには、各支持部20に対応し
て、図2及び図3に示すように、支軸挿入孔22に連通
する長穴16が穿設されている。長穴16は、図2及び
図3に示すように、支軸挿入孔22の底壁を構成する後
部筐体1bの上面壁を、支軸挿入孔22の軸方向に沿っ
て内面側まで開口するように穿設することによって形成
してなる。この長穴16は、矩形の長穴として構成され
ており、図2に示すように、その開口幅Mは支持部20
の幅Lに対してやや小とされている。
【0020】筐体1の上面部に配設される時差表示装置
25は、図1に示すように、蓋体として機能するフレー
ム26と早見板取り付け部材27と早見板28とからな
る。蓋体として機能するフレーム26は、筐体1の上面
部に形成された凹部11を閉塞するに足る大きさに形成
されている。フレーム26の両側部の内側面には、この
フレーム26を凹部11内に位置するように配置したと
き、この凹部11の長手方向の両側に形成された各支持
部20の両側にそれぞれ対向する一対ずつの第1及び第
2の支持片33a、33bが突設されている。第1の支
持片33aは、フレーム26の後端側に位置して側面か
ら延長されるようにしてフレーム26の内面に一体に突
設され、第2の支持片33bは、第1の支持片33aに
相対向するようにこの第1の支持片33aと平行にフレ
ーム26の内面に一体に突設されている。
【0021】フレーム26の内面に突設された対をなす
第1及び第2の支持片33a、33bは、後部筐体1b
の上面部に設けた支持部20の幅Lに対してわずかに大
きな間隔Mを有するように相対向して互いに平行に形成
されている。これら第1、第2支持片33a、33bに
は、互いに軸線を一致させて支軸嵌合孔34a、34b
がそれぞれ穿設されている。これら支軸嵌合孔34a、
34bは、支持部20に設けられた支軸挿入孔22の穴
径よりやや大きな孔径を有するように穿設されている。
【0022】これら第1及び第2の支持片33a、33
b間には、金属板により形成した弾性片35が配設され
ている。弾性片35は、図1に示すように、その自由端
側が第1、第2支持片33a、33bの中間に延在する
ようにしてフレーム26の前端側に基端部を固定して取
り付けられている。弾性片35の自由端側には、円弧状
に折曲された係合部36が設けられている。
【0023】フレーム26の内面側の中央部は、凹状部
37として形成され、この凹状部37内に位置するよう
に設けられた第2の支持片33bにはフレーム26の背
面壁を構成するようにリブ38が連設されている。この
リブ38の幅は、後部筐体1bの背面側の傾斜面部11
aの深さとほぼ等しい。したがって、後述するように、
時差表示装置25を筐体1に組付けた状態において、リ
ブ38は筐体1の背面部の一部を構成する。
【0024】フレーム26の凹状部37内には、図1に
示すように、早見板取り付け部材27が配置される。早
見板取り付け部材27は、その上下の側縁に早見板28
のガイドなる段付き部が形成と、長手方向の両側に取り
付け部39が張り出し形成されている。取り付け部39
は、フレーム26に設けた一方の側の第1及び第2の支
持片33a、33b間に亘る幅を有するように形成さ
れ、図1中の下端部に弾性片35の自由端側と対向する
保持片40が形成されている。
【0025】なお、第1及び第2の支持片33a、33
bと取り付け部39との対向面には、図示しないがそれ
ぞれ係合突部或いは係合凹部が対応形成されており、早
見板取り付け部材27をフレーム26に組合わせた状態
において、これら係合突部と係合凹部とを相対係合させ
た後、これらを溶着等することによってフレーム26と
早見板取り付け部材27とは一体化される。
【0026】早見板28の背面部には、図1に示すよう
に、断面L字状の係合片41が突設され、この係合片4
1を早見板取り付け部材27の上下の側縁に設けた段付
き部に係合させることによって、早見板取り付け部材2
7に対して移動可能に取り付けられる。この早見板28
には、表面に世界地図と時差を示す経線とが描かれてい
る。なお、図示しないが、早見板28の裏面には、クリ
ックバネ等が設けられており、早見板取り付け部材27
の任意の位置で弾性支持される。
【0027】上述のように構成された時差表示装置25
は、後部筐体1bの上面部に長手方向に離間して形成さ
れた一対の支持部20、20間に支持され、これら支持
部20、20を中心に回動可能に支持される。
【0028】すなわち、時差表示装置25を筐体1に支
持するには、筐体1側に設けた支持部20をフレーム2
6に形成した一対の第1及び第2の支持片33a、33
bにより両側から挟むように配置して、支持部20の支
軸挿入孔22と各支持片33a、33bに設けた支軸嵌
合孔34a、34bの軸線を一致させる。そして、支軸
挿入孔22に軸線を一致された第1の支持片33aの支
軸嵌合孔34aに支軸30を差し込む。
【0029】支軸30は、その全長Kを一対の支持片3
3a、33b間に亘る長さほぼ等しい長さとして形成さ
れ、その軸径を各支持片33a、33bに穿設した支軸
嵌合孔34a、34bの孔径とほぼ等しく若しくはかわ
ずかに大きく、支持部20の支軸挿入孔22の穴径より
は小さく形成されている。この支軸30の中央部には、
支軸嵌合孔34a、34bに嵌合される両端部より細径
とされた係合部31が形成されている。
【0030】この支軸30は、第1の支持片33a側か
らその支軸嵌合孔34aに挿入され、支持部20の支軸
挿入孔22を貫通して第2の支持片33bの支軸嵌合孔
34bまで差込まれる。
【0031】支軸30は、支軸嵌合孔34a、34bに
嵌合する両端部の軸径をこれら支軸嵌合孔34a、34
bの孔径とほぼ同径若しくはわずかに大きく形成されて
いるので、第1及び第2の支持片33a、33bの支軸
嵌合孔34a、34bに圧入された状態となる。すなわ
ち、支軸30は、第1及び第2の支持片33a、33b
間に一体的に取り付けられる。なお、支軸30の中央部
分は、支持部20の支軸挿入孔22の穴径よりは小さく
形成されているので、支軸挿入孔22に対して遊嵌され
た状態となる。
【0032】このように支軸30が支持部20を挟んで
一対の支持片33a、33b間に一体的に取り付けられ
ることにより、時差表示装置25を構成するフレーム2
6は、支軸30を中心にして、筐体1に設けた一対の支
持部20、20に対して回動可能に支持される。
【0033】上述のようにして筐体1に支持された時差
表示装置25は、フレーム26に基端部側を固定した弾
性片35の自由端が支持部20の外周面に圧接し、凹部
11を閉塞した位置に回動されたとき、図3に示すよう
に、弾性片35の自由端側に設けた係合部36が支持部
20の頂部に形成した第1の係合凹部21aに係合し、
フレーム26を凹部11を閉塞した位置に保持する。な
お、フレーム26が凹部11を閉塞した状態にあると
き、このフレーム26に設けたリブ38は筐体1の背面
部と一連に連続し筐体1の背面壁の一部を構成する。
【0034】また、フレーム26が凹部11を閉塞した
状態にある時差表示装置25は、フレーム26を支軸3
0を中心にして凹部11を開放する方向に回動される
と、弾性片35の自由端側に設けた係合部36が、図4
に示すように、支持部20の外周面に形成した第2の係
合凹部21bと係合することによって、フレーム26が
凹部11を開放した状態に保持される。
【0035】ところで、筐体1を構成する後部筐体1b
の上面部に形成した凹部11の底面部には、図2及び図
3に示すように、支持部20の支軸挿入孔22に連通す
るようにして長穴16が穿設されており、第1及び第2
の支持片33a、33bの支軸嵌合孔34a、34b間
に両端部を圧入した支軸30の中央部に設けた係合部3
1が長穴16に臨んでいる。
【0036】ここで、時差表示装置25を構成するフレ
ーム26が破損してこれを交換する必要が生じた場合等
には、後部筐体1bの内方から長穴16にドライバー等
の治具を挿入して係合部31に係合し、この治具を介し
て支軸30を第1の支持片33a側に強く押すことによ
って、両端を支軸嵌合孔34a、34bに圧入された支
軸30がその軸方向に沿って移動され、第1及び第2の
支持片33a、33b支持片33から抜き取られる。
【0037】支軸30が抜き取られると、フレーム26
は筐体1から分離され、交換あるいは修理が可能とな
る。したがって、従来のように、時差表示装置25の全
体、若しくは筐体1の全体の交換は不要となる。
【0038】上述した説明では、本発明をラジオ受信機
の機器本体を構成する筐体1に対して回動可能に支持さ
れた時差表示装置25を構成する蓋体として機能するフ
レーム26の取り付け機構に適用した例を挙げて説明し
たが、本発明は電気機器における電池蓋、スイッチ操作
部の開閉蓋等種々の蓋体の取り付け機構に適用し、上述
した時差表示装置25に適用した場合と同様の作用効果
を得ることができる。
【0039】また、上述した例では、ラシオ受信機の筐
体の上面部に形成した凹部の両側に支持部を設けて、時
差表示装置を構成するフレームを2カ所で支持するよう
にしたが、1カ所あるいは複数箇所で支持するようにし
てもよい。
【0040】さらに、時差表示装置の蓋体を構成するフ
レームの回動位置を間欠的に支持する凹部を支持部の外
周面2カ所に形成するようにしたが、この凹部を複数箇
所に形成することによって蓋体を複数位置で間欠的に停
止させることができる。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る蓋体の取
り付け機構は、蓋体を機器本体に対して回動可能に支持
する支軸を容易に抜き取ることができるので、蓋体など
の交換や修理を容易に行うことができる。
【0042】特に、蓋体に組み込まれる部品の一部が損
傷した場合にも、蓋体のみを機器本体から独立して取り
外すことができるので、その部品の調整や修理交換を行
うことができ、しかも最小限の部品交換により修理を行
うことも可能となる。
【0043】また、支軸を抜き取るための治具等を差入
れる長穴は、機器本体の内部に開口しているので、機器
の外観を損なうことを防止することができる。
【0044】さらに、自由端が支持部の外周面に圧接し
た弾性片が、支持部の外周面に形成した係合凹部に係合
することによって、蓋体の閉塞状態或いは開放状態が保
持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋体の取り付け機構が適用された
ラジオ受信機を示す要部分解斜視図である。
【図2】上記ラジオ受信機の時差表示装置の取り付け部
の縦断面図である。
【図3】上記ラジオ受信機の時差表示装置の取り付け部
の横断面図である。
【図4】上記ラジオ受信機の時差表示装置を開いた状態
の横断面図である。
【図5】上記ラジオ受信機を前面側からみた斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 機器本体を構成する筐体、 11 凹部、 16
長穴、 21 係合凹部、 20 支持部、 21a、
21b 係合凹部、 22 支軸挿入孔、 25 時差
表示装置、 26 フレーム、 27 早見板取り付け
部材、 28早見板、 30 支軸、 31 係合部、
33a、33b 支持片、 34a、34b 支軸嵌
合穴、 35 弾性片、 36 係合部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面に貫通する支軸挿入孔が設けられ
    た支持部を主面上に設けるとともに内面側より前記支軸
    挿入孔に連通する長穴を穿設した機器本体と、 互いに軸線が一致された支軸嵌合孔がそれぞれ設けられ
    対向間隔を前記支持部の軸方向の長さに対してわずかに
    大とされた一対の支持片が設けられた蓋体と、略中央部
    を細径として係合部を構成するとともに前記蓋体の支軸
    嵌合孔とほぼ同径の支軸とからなり、 前記支軸挿入孔と前記支軸嵌合孔とが互いに軸線を一致
    するようにして、前記支持部に対して前記支持片を支持
    するとともに前記支軸の両端を前記支軸嵌合孔に嵌合し
    て前記蓋体を前記機器本体に回動可能に取り付け、前記
    長穴を介して前記支軸の係合部を移動させてこの支軸を
    前記支持片から抜取ることにより蓋体を機器筐体から取
    り外すことができる蓋体の取り付け機構。
  2. 【請求項2】 前記機器本体に設けられた前記支持部の
    外周面に係合凹部を設けるとともに、自由端が前記支持
    部の外周面に圧接する弾性片を前記蓋体に設け、この弾
    性片の自由端が前記係合凹部と係合することにより前記
    蓋体が弾持される請求項1記載の蓋体の取り付け機構。
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