JP3318327B2 - 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

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JP3318327B2
JP3318327B2 JP2001104795A JP2001104795A JP3318327B2 JP 3318327 B2 JP3318327 B2 JP 3318327B2 JP 2001104795 A JP2001104795 A JP 2001104795A JP 2001104795 A JP2001104795 A JP 2001104795A JP 3318327 B2 JP3318327 B2 JP 3318327B2
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健司 吉岡
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/92Energy efficient charging or discharging systems for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors specially adapted for vehicles

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載されて、交通事故、急病などの緊急時に、警察、
緊急通報センターなど緊急通報システムを管轄するセン
ターに、現在の車両の位置情報、登録車両などのデータ
を送信する緊急通報システム端末機器に関し、特に補助
バッテリーの電源電圧降下時、もしくは一定電流以上の
電流流出時、異常と判断して電源供給を遮断するよう構
成したものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車などの車両に搭載され
て、警察、緊急通報センターなどの緊急通報システムを
管轄するセンターに通信事業者の基地局などを経由して
電話発信処理を行なう緊急通報連絡手段を備えた緊急通
報システム端末機器が知られている。
【0003】従来の緊急通報システム端末機器は、車両
に既設のメインバッテリーからの電源供給により動作を
実現し、交通事故などでメインバッテリーが故障し、前
記メインバッテリーからの電源供給が途絶えた場合、前
記緊急通報システム端末機器に内蔵する補助バッテリー
からの電源供給に切替え、動作を実現していた。
【0004】前記補助バッテリーからの供給電源は、緊
急通報システム端末機器の内部に有する電源制御装置に
より制御を行ない、前記電源制御装置はメインバッテリ
ーの電源電圧を監視し、電圧降下を認識した場合、補助
バッテリーからの電源供給に切替える制御を行なってい
る。さらに電源制御装置は、補助バッテリーの電源電圧
を監視し、前記補助バッテリーの電圧が一定値以下に降
下した場合、利用者に前記補助バッテリーの異常を知ら
せるなどの処理を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
緊急通報システム端末機器では、補助バッテリーにおい
て、供給電源とGNDのショートなどの異常の場合、電
圧低下による利用者への異常の伝達のみであり、前記シ
ョートによる発熱などの問題については、対策が施され
ていなかった。前記補助バッテリーがショートした場
合、発熱による緊急通報システム端末機器へのダメージ
などの問題、さらには発熱による発火などの問題を有し
ていた。
【0006】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、補助バッテリーの電源電圧
降下時、もしくは一定電流以上の電流流出時、異常と判
断して電源供給を遮断するようにした緊急通報システム
端末機器および緊急通報システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、車両のメインバッテリーからの電源供給と、補
助バッテリーからの電源供給を切替えることによっ
て、緊急通報連絡処理を継続するための電源供給を確保
することが可能な緊急通報システム端末機器であって、
前記補助バッテリーに、電源異常が発生した場合に電源
供給を遮断する手段を設、前記電源供給を遮断する手
段は、前記補助バッテリーの電圧が一定電圧以下に降下
した場合に前記補助バッテリーからの電源供給経路をオ
フ制御する素子または前記補助バッテリーからの電流が
一定電流値以上に移行した場合に過電流を抑制する素子
により電源異常を検出することを特徴とするものであ
り、前記補助バッテリーの電圧が一定電圧以下に降下し
た場合に前記補助バッテリーからの電源供給経路をオフ
制御する素子または前記補助バッテリーからの電流が一
定電流値以上に移行した場合に過電流を抑制する素子に
より電源異常を検出し、電源異常が検出された場合に
源供給を遮断し、緊急通報システム端末機器へのダメー
ジの回避、また発熱による発火などの回避を行なうこと
が可能になる。
【0008】また請求項2記載の発明は、車両のメイン
バッテリーからの電源供給と、補助バッテリーからの電
源供給を切替えることによって、緊急通報連絡処理を継
続するための電源供給を確保することが可能な緊急通報
システム端末機器であって、前記補助バッテリーに電源
異常が発生した場合に電源供給を遮断する手段を設け、
前記電源供給を遮断する手段は、前記補助バッテリーの
電圧が一定電圧以下に降下した場合に前記補助バッテリ
ーからの電源供給経路をオフ制御する素子及び前記補助
バッテリーからの電流が一定電流値以上に移行した場合
に過電流を抑制する素子により電源異常を検出すること
を特徴とするものであり、前記補助バッテリーの電圧が
一定電圧以下に降下した場合に前記補助バッテリーから
の電源供給経路をオフ制御する素子及び前記補助バッテ
リーからの電流が一定電流値以上に移行した場合に過電
流を抑制する素子により電源異常を検出し、電源異常が
検出された場合に電源供給を遮断し、緊急通報システム
端末機器へのダメージの回避、また発熱による発火など
の回避を行なうことが可能になる。
【0009】
【0010】また請求項記載の発明は、請求項又は
請求項記載の緊急通報システム端末機器において、前
記電池からの電圧が一定値以下に降下した場合に電源を
遮断する手段として、FET素子を用いることを特徴と
するものであり、前記補助バッテリーのショートによる
異常において、前記FETにより電源供給を遮断し、緊
急通報システム端末機器へのダメージの回避、また発熱
による発火などの回避を行なうことが可能になる。
【0011】本発明の請求項に記載の発明は、請求項
又は請求項記載の緊急通報システム端末機器におい
て、前記電源供給を遮断する手段は、前記電源電圧が一
定値以下に降下した場合に異常と判断する判断電圧を調
整できるようにしたことを特徴とするものであり、補助
バッテリーが低温、もしくは瞬断電流などによる電圧降
下と、ショートによる異常を判別し検出することができ
る電圧に設定することが可能になり、前記補助バッテリ
ーのショートなどによる電圧降下のみを検出し電源供給
を遮断することにより、緊急通報システム端末機器への
ダメージの回避、また発熱による発火などの回避を行な
うことが可能になる。
【0012】また請求項記載の発明は、請求項記載
の緊急通報システム端末機器において、前記判断電圧の
調整に、前記電源に並列に接続された複数の抵抗を用い
ることを特徴とするものであり、前記抵抗の値を調整す
ることによりショートによる異常を検出する電圧に設定
し、前記補助バッテリーのショートなどによる電圧降下
のみを検出し電源供給を遮断することにより、緊急通報
システム端末機器へのダメージの回避、また発熱による
発火などの回避を行なうことが可能になる。
【0013】また請求項記載の発明は、請求項記載
の緊急通報システム端末機器において、前記抵抗を分割
することにより生成した分圧を前記判断電圧として使用
することを特徴とするものであり、抵抗を分割すること
により異常を検出する電圧に設定し、前記補助バッテリ
ーのショートなどによる電圧降下のみを検出し電源供給
を遮断することにより、緊急通報システム端末機器への
ダメージの回避、また発熱による発火などの回避を行な
うことが可能になる。
【0014】また請求項記載の発明は、請求項又は
請求項記載の緊急通報システム端末機器において、前
記補助バッテリーが複数の電池を並列又は直列に接続し
て構成されている場合、前記電源供給を遮断する手段
は、一定電圧以下に移行したことを検出する電源電圧検
出手段を複数個備えていることを特徴とするものであ
り、電源を供給する電池を並列に接続した場合、並列に
接続された電池の各々に電源電圧検出機能を設けること
により、ある並列に接続された1系統がショート状態に
移行した場合においても、ショートに移行した電源のみ
を遮断し、他の電源供給経路を維持することにより、補
助バッテリーを動作可能な状態を維持すると共に、緊急
通報システム端末機器へのダメージの回避、また発熱に
よる発火などの回避を行なうことが可能になる。
【0015】また請求項記載の発明は、請求項記載
の緊急通報システム端末機器において、前記電源電圧検
出手段を前記電池毎に設置したことを特徴とするもので
あり、電池毎にセンサーを設けることにより1セルがシ
ョートなどにより破損した場合でも前記1セルのみの電
源を遮断することにより、補助バッテリーを動作可能な
状態に維持すると共に、緊急通報システム端末機器への
ダメージの回避、また発熱による発火などの回避を行な
うことが可能になる。
【0016】また請求項記載の発明は、車両のメイン
バッテリーからの電源供給と、補助バッテリーからの電
源供給を切替えることによって、緊急通報連絡処理を継
続するための電源供給を確保することが可能な緊急通報
システム端末機器であって、電源異常が発生した場合に
電源供給を遮断する手段を前記補助バッテリーに設け、
前記電源供給を遮断する手段は、前記補助バッテリーか
らの電流が一定電流値以上に移行した場合に発熱して電
流を抑制する素子からなることを特徴とするものであ
り、前記補助バッテリーからの電流が一定電流値以上に
移行した場合に発熱して電流を抑制する素子が電源供給
を遮断することにより、緊急通報システム端末機器への
ダメージの回避、また発熱による発火などの回避を行な
うことが可能になる。
【0017】また請求項10記載の発明は、請求項
載の緊急通報システム端末機器において、前記バッテリ
ーが複数の電池を並列又は直列に接続して構成されてい
る場合、前記電源供給を遮断する手段は、前記過電流を
検出する素子を複数個備えていることを特徴とするもの
であり、ある並列に接続された1系統が異常電流を検出
し、電源供給を遮断した場合でも、他の電源供給系統を
継続することにより、補助バッテリーを動作可能な状態
に維持すると共に、緊急通報システム端末機器へのダメ
ージの回避、また発熱による発火などの回避を行なうこ
とが可能になる。
【0018】また請求項11記載の発明は、請求項10
記載の緊急通報システム端末機器において、前記過電流
を検出する素子を電池毎に設置したことを特徴とするも
のであり、電池毎に電源電流検出を設けることにより1
セルに異常電流を検出した場合でも前記1セルのみの電
源を遮断することにより、補助バッテリーを動作可能な
状態に維持すると共に、緊急通報システム端末機器への
ダメージの回避、また発熱による発火などの回避を行な
うことが可能になる。
【0019】また請求項12記載の発明は、請求項
載の緊急通報システム端末機器において、前記過電流を
検出する素子を、電池が発熱して一定温度以上に上昇し
た場合に異常と検出して電抑制するような位置に配
したことを特徴とするものであり、また請求項13記
載の発明は、請求項9記載の緊急通報システム端末機器
において、前記過電流を検出する素子を、前記電池から
なるモジュールの中間位置に配置したことを特徴とする
ものであり、さらに請求項14記載の発明は、請求項9
記載の緊急通報システム端末機器において、前記過電流
を検出する素子を、前記電池の間に直列に配置したこと
を特徴とするものであり、前記補助バッテリーのショー
トなどによる発熱においても、電源供給を遮断し、緊急
通報システム端末機器へのダメージの回避、また発熱に
よる発火などの回避を行なうことが可能になる。
【0020】また請求項15記載の発明は、請求項12
記載の緊急通報システム端末機器において、前記過電流
を検出する素子は、過電流・過熱保護素子よりなること
を特徴とするものであり、前記過電流・過熱保護素子に
より一定以上の発熱の場合、抵抗値を可変させることに
より電源供給を遮断することが可能であり、緊急通報シ
ステム端末機器へのダメージの回避、また発熱による発
火などの回避を行なうことが可能になる。
【0021】また請求項16記載の発明は、車両のメイ
ンバッテリーからの電源供給と、補助バッテリーからの
電源供給を切り替えることによって、緊急通報処理の
動作を継続することが可能な緊急通報システム端末機器
において、前記補助バッテリーに、リチウム1次電池を
使用することを特徴とするものであり、リチウム1次電
池を補助バッテリーに使用することにより長寿命で安定
した電源供給をすることができる。
【0022】また請求項17記載の発明は、車両のメイ
ンバッテリーからの電源供給と、補助バッテリーからの
電源供給を切り替えることによって、緊急通報処理の
動作を継続することが可能な緊急通報システム端末機器
において、前記補助バッテリーに、直列に3セル以上を
搭載した電池モジュールを使用することを特徴とするも
のであり、直列に3セル以上を搭載した電池モジュール
を使用することにより補助バッテリーを長寿命で安定化
すると共に高電圧の電源を供給することができる。
【0023】また請求項18記載の発明は、車両のメイ
ンバッテリーからの電源供給と、補助バッテリーからの
電源供給を切り替えることによって、緊急通報処理の
動作を継続することが可能な緊急通報システム端末機器
の前記補助バッテリーにおいて、2セル以上直列に接続
する電池モジュールの電池のいずれかに並列に前記電池
の充電回避手段を挿入し、前記補助バッテリーからの電
流が一定電流値以上に移行した場合に過電流を抑制する
素子を前記電池のいずれかの間に直列に挿入することを
特徴とするものであり、補助バッテリーにおけるセルの
充電回避によって発熱、発火を防止することができる。
【0024】また請求項19記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、前記充電回避手段として、前記電池
のプラス端子にカソード、前記電池のマイナス端子にア
ノードを接続したダイオードを使用したことを特徴とす
るものであり、セルの充電回避によって発熱、発火を防
止することができる。
【0025】また請求項20記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、電池モジュールにダイオードを1部
品搭載することを特徴とするものであり、補助バッテリ
ーにおける充電回避によって発熱、発火を防止すること
ができる。
【0026】また請求項21記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、電池モジュールにダイオードを2部
品以上搭載することを特徴とするものであり、補助バッ
テリーにおける充電回避によって発熱、発火を防止する
ことができる。
【0027】また請求項22記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、各セル毎に並列にダイオードを接続
することを特徴とするものであり、セルの充電回避によ
って発熱、発火を防止することができる。
【0028】また請求項23記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、2セル毎の直列体に並列にダイオー
ドを接続することを特徴とするものであり、セルの充電
回避によって発熱、発火を防止することができる。
【0029】また請求項24記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、5個のセルの電池を直列に接続する
構成を具備し、第1セルと第2セルの直列体にダイオー
ドを1つ並列に接続し、第3セルと第4セルの直列体に
ダイオードを1つ並列に接続し、第5セルに並列にダイ
オードを1つ並列に接続する構造を有することを特徴と
するものであり、車両バッテリーとほぼ同電圧の電源電
圧を供給することができかつ長寿命で安定した電源供給
を可能とすると共にセルの充電回避によって発熱、発火
を防止することができる。
【0030】また請求項25記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、5個のセルの電池を直列に接続する
構成を具備し、第1セルと第2セルの直列体にダイオー
ドを1つ並列に接続し、第3セルに並列にダイオードを
1つ並列に接続し、第4セルと第5セルの直列体にダイ
オードを1つ並列に接続する構造を有することを特徴と
するものであり、車両バッテリーとほぼ同電圧の電源電
圧を供給することができかつ長寿命で安定した電源供給
を可能とすると共にセルの充電回避によって発熱、発火
を防止することができる。
【0031】また請求項26記載の発明は、前記補助バ
ッテリーにおいて、5個のセルの電池を直列に接続する
構成を具備し、第1セルに並列にダイオードを1つ接続
し、第2セルと第3セルの直列体にダイオードを1つ並
列に接続し、第4セルと第5セルの直列体にダイオード
を1つ並列に接続する構造を有することを特徴とするも
のであり、車両バッテリーとほぼ同電圧の電源電圧を供
給することができかつ長寿命で安定した電源供給を可能
とすると共にセルの充電回避によって発熱、発火を防止
することができる。
【0032】また請求項27記載の発明は、請求項1乃
至請求項26のいずれかに記載の緊急通報システム端末
機器と、緊急通報システムを統括して、前記緊急通報シ
ステム端末機器から緊急通報発信信号を受信する緊急通
報センターとを含んで成る緊急通報システムであり、前
記補助バッテリーのショートによる異常においても、電
源供給を遮断し、緊急通報システム端末機器へのダメー
ジの回避、また発熱による発火などの回避を行なうこと
が可能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態における緊急通報システム端末機器の構成
を示すブロック図である。図1において、緊急通報シス
テム端末機器1は、自動車などの車両に搭載されて、交
通事故、急病などの緊急時に、警察、緊急通報センター
などの緊急通報システムを管轄するセンター(以下、単
にセンターという。)に、現在の車両の位置情報、登録
車両などのデータを送信して緊急車両出動要請を行な
う。通信アンテナ2は、緊急通報連絡手段11からの発信
信号を通信事業者の基地局に伝送すると共に、通信事業
者からの受信信号を緊急通報連絡手段11に出力する。
【0035】緊急通報発信釦3は、利用者が交通事故、
急病などの緊急時に押下し、発信処理を開始するための
信号を生成する。GPSアンテナ4は、GPS衛星から
のデータを受信する。メインバッテリー5は、車両の電
装機器に電源を供給すると共に、緊急通報システム端末
機器1に電源供給を行なう。
【0036】緊急通報システム端末機器1において、緊
急通報連絡手段11は、制御部12からの発信要求信号に対
し、制御部12から入力した電話番号により、通信事業者
の基地局などを経由してその電話番号に該当する通話相
手に電話発信処理を開始する。通話相手からの発信応
答、もしくは通話中信号などの通話中に移行する信号を
受信した場合、音声通話制御、もしくはデータ通信制御
に移行すると共に、通話中に移行したことを知らせる信
号を制御部12に出力し、さらに、制御部12から入力し
た、車両の進行方向、向きなどの情報、および位置情報
などのデータを、通信事業者の基地局などを経由してそ
の電話番号に該当する通話相手であるセンターに発信す
る処理を行なう。
【0037】制御部12は、位置情報取得処理部14より取
得した位置情報などのデータを記憶部15に記録する制御
を行なうと共に、緊急通報発信釦3からの操作信号によ
り緊急通報要求があったことを認識し、緊急通報連絡処
理を開始するために、位置情報取得処理部14より入手し
記憶部15などに蓄積した位置情報履歴などのデータを入
力し、さらに、記憶部15からセンターの電話番号を取得
すると共に、その電話番号を用いて緊急通報連絡手段11
に電話の発信要求を行ない、さらに、緊急通報連絡手段
11から、その電話番号に該当する通話相手からの発信応
答、もしくは通話中信号などの通話中に移行する信号を
受信した場合、通話状態に移行したと認識し、位置情報
取得処理部14から入手した位置情報履歴データを通信事
業者の基地局などを経由して当該電話番号に対応する通
話相手であるセンターに発信するための信号を緊急通報
連絡手段11に出力する処理を行なう。
【0038】ジャイロセンサ13は、車両の進行方向、向
きなどの情報を生成する。位置情報取得処理部14は、制
御部12に対し、ジャイロセンサ13からのデータ、GPS
受信機16がGPSアンテナ4から受信したデータなどに
より生成した位置情報などのデータを制御部12に出力す
る。記憶部15は、センターの電話番号、および緊急通報
システム端末機器1を搭載する車両の登録ナンバー、位
置情報取得処理部14で生成した位置情報などの情報を記
録すると共に、制御部12からの要求信号により記録した
データを出力する。GPS受信機16は、GPSアンテナ
4から入手したデータにより、位置情報などのデータを
位置情報取得処理部14に出力する処理を行なう。
【0039】電源制御装置17は、メインバッテリー5か
らの供給電源電圧を監視すると共に、メインバッテリー
5からの供給電源電圧が降下した場合、補助バッテリー
18からの電源供給に切替え、緊急通報システム端末機器
1の動作を維持する。補助バッテリー18は、交通事故な
どによりメインバッテリー5が破損し、メインバッテリ
ー5からの電源供給が途絶えた場合、メインバッテリー
5の代りに緊急通報システム端末機器1に電源を供給す
る。
【0040】上記のように構成された本発明の第1の実
施形態における緊急通報システム端末機器の動作を説明
する。図1において位置情報取得処理部14は、ジャイロ
センサ13からのデータ、GPS受信機16がGPSアンテ
ナ4から受信したデータなどにより位置情報データを生
成する。制御部12は、位置情報取得処理部14より定期的
に位置情報などのデータを取得し、記憶部15に記録する
処理を行なう。
【0041】利用者は、交通事故、急病などの緊急時に
緊急通報発信釦3を押下する。緊急通報発信釦3は、利
用者の押下により、押下されたことを示す信号を制御部
12に出力する。制御部12は、緊急通報発信釦3からの操
作信号により緊急通報発信要求があったことを認識し、
緊急通報処理を開始する。制御部12は、記憶部15から蓄
積した位置情報などのデータ、およびセンターの電話番
号を取得すると共に、その電話番号を用いて緊急通報連
絡手段11に電話の発信要求を行なう。緊急通報連絡手段
11は、通信アンテナ2を用いて、通信事業者の基地局な
どを経由してその電話番号に該当する通話相手に電話発
信処理を開始する。
【0042】緊急通報連絡手段11は、通話相手からの発
信応答、もしくは通話中信号などの通話中に移行する信
号を受信した場合、通話状態に移行したと認識し、音声
通話制御、もしくはデータ通信制御に移行すると共に、
通話中に移行したことを知らせる信号を、制御部12に出
力する。制御部12は、通話に成功したと判断し、位置情
報などのデータを通信事業者の基地局などを経由して当
該電話番号に対応する通話相手であるセンターに送信す
る処理を行なう。
【0043】また電源制御装置17は、メインバッテリー
5からの供給電源電圧を監視し、交通事故、故障などに
よりメインバッテリー5が破損し、メインバッテリー5
からの電源供給が途絶えた場合、補助バッテリー18から
の電源供給に切替え緊急通報システム端末機器1の動作
を維持する。
【0044】補助バッテリー18は、内部に有する電池の
電源電圧、もしくは補助バッテリー18の出力電源電圧な
どを監視し、前記電源電圧が一定電圧以下に降下した場
合、異常と判断し、電源供給経路を遮断する。また電源
制御装置17は、補助バッテリー18からの供給電源電圧が
一定電圧以下に降下したことを認識し、制御部12に前記
異常を知らせる信号を出力すると共に、制御部12は、L
EDなどのインジケータを用いて、利用者に補助バッテ
リー18が異常であることを伝達する。
【0045】このように本発明の第1の実施の形態によ
れば、補助バッテリー18がショートなどによる電源電圧
降下の場合、異常と判断して電源供給を遮断することに
より、発熱などによる緊急通報システム端末機器1への
ダメージの回避、また発熱による発火などの回避を行な
うことが可能になる。
【0046】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態に係る補助バッテリーの構成を示すもので
あり、補助バッテリー18は、内部に有する電池からの供
給電圧を監視し、監視している供給電圧が一定電圧以下
に降下した場合に異常と判断して電源供給を遮断するよ
う構成したものである。
【0047】図2において電源制御装置17は、図1に示
す電源制御装置17と同様の構成であり、補助バッテリー
18は、図1に示す補助バッテリー18と同様の構成であ
る。補助バッテリー18において、リチウム1次電池や、
リチウムイオン2次電池などの電池181は、緊急通報シ
ステム端末機器1に対して電源供給を行なう。また過電
流・過熱保護素子(例えば株式会社レイケムから商品名
「ポリスイッチ」として発売されている正温度特性を有
するサーミスタ)182は、一定電流以上の電流が流れた
場合には、発熱し、抵抗値を上げる働きを行なう。また
これを電流が流れたときに発熱する部分に配置しておけ
ば、この発熱を検出して抵抗値を上げて電流を抑制する
効果も有する。そのため、一定電流以上電流が流れた場
合、異常と判断し抵抗値を上げることによって電源供給
の遮断を行なうことができる。またFET素子183は、
ゲートに入力する電圧によってドレイン、ソース間のオ
ン/オフ制御を行なう。
【0048】次に供給電源電圧が一定電圧以下に降下し
た場合、異常と判断して電源供給を遮断する補助バッテ
リー18の動作を説明する。電池181は、一定電圧の電源
供給を行なう。電池181は過電流・過熱保護素子182を介
して電源制御装置17に電源供給出力を行なうと共に、F
ET183のゲートに電源電圧を印加し、FET183をオン
の状態に維持する。この場合、一定電流以上電流が流れ
ていない状態では過電流・過熱保護素子182の抵抗値は
0Ωに限りなく近い値であり、電池181の負極はFET1
83により導通状態にあるため、電源制御装置17に対して
電源供給を行なうことが可能になる。
【0049】電池181の電源電圧が降下した場合、FE
T183のゲートに入力する電圧が降下するため、FET1
83は電源電圧が一定電圧以下に降下した場合、オフの状
態に移行する。FET183がオフに移行することによっ
て電池181と電源制御装置17を結ぶ電源供給経路が絶た
れるため電源供給が遮断される。
【0050】また、図2に記す補助バッテリー18は、電
源供給経路に過電流・過熱保護素子182を有する構成と
していることにより、緊急通報システム端末機器1が消
費する電流以上の電流が消費された場合、過電流・過熱
保護素子182は、電流異常によりそれ自身が発熱する。
過電流・過熱保護素子182は、発熱した場合には抵抗値
が上昇する特性を有する素子であるため、前記抵抗値の
上昇により電源供給を抑制する。また、過電流・過熱保
護素子182は、それ自身だけでなく発熱源となる異常部
分の発熱分も前記抵抗値の上昇に寄与しダブルセーフ効
果を有する。
【0051】図3は、補助バッテリー18の別の構成を示
すものであり、補助バッテリー18からの供給電圧を監視
し、前記監視している電圧が一定電圧以下に降下した場
合には異常と判断して電源供給を遮断するよう構成した
ものである。
【0052】補助バッテリー18から電源制御装置17へ電
源を供給する電源電圧を監視する手段、すなわち過電流
・過熱保護素子182と、電源制御装置17を結ぶ電源供給
経路を監視することにより、補助バッテリー18からの電
源供給電圧の異常を検出し、一定電圧以下に降下した場
合に異常と判断し電源を遮断することが可能になる。
【0053】また、FET183のゲートに入力する経路
を、過電流・過熱保護素子182と、電源制御装置17を結
ぶ電源供給経路から取得することにより、過電流・過熱
保護素子182の発熱による電源供給抑制によりFET183
のゲートに入力する電圧が降下し、過電流・過熱保護素
子182、およびFET183の両者による電源遮断手段を実
現する。
【0054】このように本発明の第2の実施の形態によ
れば、電池181からの供給電源電圧、もしくは補助バッ
テリー18から出力される供給電源の電源電圧を監視し、
前記電圧が一定電圧以下に降下した場合、もしくは一定
電流以上に移行した場合、異常と判断して電源を遮断す
るよう構成したものである。
【0055】(第3の実施の形態)図4は本発明の第3
の実施の形態に係る補助バッテリーの構成を示すもので
あり、補助バッテリー18は、FET183に入力する電源
電圧を、抵抗を用いて電圧分割しその電圧値を抵抗分割
比により調整できる構成としたものである。
【0056】図4において電源制御装置17は、図2に示
した電源制御装置17と同様の構成であり、補助バッテリ
ー18は、図1に示した補助バッテリー18と同様の構成と
したものである。補助バッテリー18において、電池181
は、図2に示した電池181と同様のものであり、過電流
・過熱保護素子182は、図2に示した過電流・過熱保護
素子182と同様のものであり、更にFET183は、図2に
示したFET183と同様のものである。
【0057】抵抗R1(184)及び抵抗R2(185)は、
FET183のゲートに入力する電源電圧値を抵抗分割に
より制御するものである。
【0058】抵抗R1(184)の一端は、電池181の正極
に接続し、さらに抵抗R1(184)の別の一端は、抵抗
R2(185)の一端、およびFET183のゲートに接続す
る。さらに抵抗R2(185)の別の一端は、電池181の負
極に接続する。図2に示した回路構成により、電池181
からの供給電圧をV、抵抗R1(184)の抵抗値をR
1、抵抗R2(185)の抵抗値をR2とした場合、FE
T183のゲートに入力する電圧は{R2/(R1+R
2)}×Vとなり、電池181の電圧に比例する。そのた
め、FET183によって電源供給を遮断する電圧閾値を
把握することにより、電池181の電圧降下により遮断す
る電圧値を、前記抵抗R1、R2により調整することが
可能になる。
【0059】図5は、補助バッテリー18の別の構成を示
すものであり、補助バッテリー18からの供給電圧を監視
し、前記監視している電圧が一定電圧以下に降下した場
合に異常と判断して電源供給を遮断するよう構成したも
のである。
【0060】補助バッテリー18から電源制御装置17へ電
源を供給する電源電圧を監視する手段、すなわち過電流
・過熱保護素子182と、電源制御装置17を結ぶ電源供給
経路を監視することにより、補助バッテリー18からの電
源供給電圧の異常を検出し、一定電圧以下に降下した場
合に異常と判断して電源供給を遮断することが可能にな
ると同時に、補助バッテリー18からの供給電源電圧によ
り遮断する電圧値を調整することが可能になる。
【0061】また、FET183のゲートに入力する経路
を、過電流・過熱保護素子182と、電源制御装置17を結
ぶ電源供給経路から取得することにより、過電流・過熱
保護素子182の発熱による電源供給抑制によりFET183
のゲートに入力する電圧が降下し、過電流・過熱保護素
子182、およびFET183の両者による電源遮断手段を実
現する。
【0062】このように本発明の第3の実施の形態によ
れば、電池181からの供給電源電圧、もしくは補助バッ
テリー18から出力される供給電源の電源電圧を監視し、
前記電圧が一定電圧以下に降下した場合、もしくは一定
電流以上に移行した場合、異常と判断し、電源を遮断す
るよう構成すると共に、遮断する電圧値を調整すること
が可能になり、電源瞬断などの電源電圧降下と、補助バ
ッテリー18の異常による電源電圧降下を判別し、遮断す
ることが可能になる。
【0063】図6は、本発明の実施形態で用いる補助バ
ッテリーモジュールの実装構成を示し、また図7は図6
の補助バッテリーモジュールの回路構成を示す図であ
る。
【0064】上記補助バッテリーの特徴は、リチウム1
次電池を構成する電池セル181-1、181-2を5直列挿入す
ると共に、直列に過電流・過熱保護素子182を挿入する
ようにしたものである。さらに、3個所にダイオード18
6を並列接続するようにした構成を有する。なお、図6
及び図7ではリチウム1次電池を構成する電池セルの直
列数を5としているが、これは単なる例示に過ぎず、ま
た並列(パラレル)接続するダイオード186の数は、リ
チウム1次電池を構成する電池セルの挿入直列数によっ
て異なるものであり、図示した例だけに限定されるもの
ではない。
【0065】図6の補助バッテリーモジュールにおい
て、過電流・過熱保護素子182はモジュールの中間位置
に搭載されるようにする。モジュールにおける温度特性
を検知する場合、端よりも中程の方が速やかな検知を可
能とするからである。なお、電池セル間を接続するの
に、接続端子187を使用すると共にプラスのリード線18
9、マイナスのリード線190を引き出してコネクタ(図7
参照)に接続している。
【0066】過電流・過熱保護素子182は、上記第2の
実施の形態で説明したように、例えば株式会社レイケム
から商品名「ポリスイッチ」として発売されている正温
度特性を有するサーミスタで構成されており、一定電流
以上の電流が流れた場合に発熱して、抵抗値を上げる機
能を有する。また、電池の発熱により過電流・加熱保護
素子182の温度が上昇すると過電流・加熱保護素子182の
抵抗値が上がり、過電流を防止するという効果も有す
る。
【0067】従って、万が一、コネクタ191のマイナス
側に近い電池セル181-1が短絡したと仮定した場合、過
電流・過熱保護素子182に大電流が流れるようになって
過電流・過熱保護素子182が発熱して抵抗値が上昇し流
れる電流を抑制する、もしくは図示していない電源制御
装置側でこの発熱を検知することによって電源遮断を実
現することができる。
【0068】次にダイオードの並列(パラレル)接続に
ついて説明する。図7において、過電流・過熱保護素子
182が短絡等で破壊してしまった状態を想定すると、リ
チウム1次電池の場合に電池セルは3Vの電池電圧を維
持するように働くため、最も電源供給量が低い電池セル
に電源が集中し、集中した1つの電池に対して残りの4
つの電池の電圧である−12V即ち(3−15)Vが印
加され、充電状態に移行する。ひとたびリチウム1次電
池が充電状態に移行した場合には、発熱、最終的には発
火を引き起こす虞がある。
【0069】このような発熱や発火を引き起こさないよ
うにするために、パラレル接続したダイオードを接続し
ている。すなわち、図7において例えば、C、D間の電
池セルが充電状態に移行したと想定した場合、VDCは、
−12Vに移行する。しかしながらC、D間にパラレル
接続されているダイオード186によりマイナス電位が印
加するのを防止できるため、前記C、D間の電池セルに
−12Vがかかることはなく、充電回避によって発熱、
発火を防止することができる。なお、A、B間、D、E
間は電池セル2直列毎にダイオード186を挿入している
がこれは、−3Vの電位であれば、発熱はするものの発
火までは至らず、電池の安全性を確保することができる
ことによる。また図示の例では、C、D間の電池セルは
1直列になっているが、この1直列の電池セルの位置は
この例に限定されず、図示のA、B間でも、また図示の
D、E間にしても良い。また過電流・過熱保護素子182
も図示の例では、B、C間に設置されているが、この例
だけに限定されず、図示のC、D間であっても良く、要
は端に来ない中程の位置ならどこでも構わない。
【0070】
【発明の効果】以上のことから明らかなように本発明に
よれば、補助バッテリーショートなどによる異常の場
合、電源供給経路を遮断することによりショート状態か
ら解放状態に移行し、前記ショートによる発熱を防ぐと
共に、緊急通報システム端末機器へのダメージの回避、
また発熱による発火などの回避を行なうことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における緊急通報シ
ステム端末機器の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る補助バッテリ
ーの構成を示す図、
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る補助バッテリ
ーの別の構成を示す図、
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る補助バッテリ
ーの構成を示す図、
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る補助バッテリ
ーの別の構成を示す図、
【図6】本発明の実施形態で用いる補助バッテリーモジ
ュールの実装構成を示す図、
【図7】図6の補助バッテリーモジュールの回路構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 緊急通報システム端末機器 2 通信アンテナ 3 緊急通報発信釦 4 GPSアンテナ 5 メインバッテリー 11 緊急通報連絡手段 12 制御部 13 ジャイロセンサ 14 位置情報取得処理部 15 記憶部 16 GPS受信機 17 電源制御装置 18 補助バッテリー 181 電池 182 過電流・過熱保護素子 183 FET 184 抵抗R1 185 抵抗R2 186 ダイオード 191 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 670 B60R 21/00 630 G08B 25/04 H02J 9/00

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のメインバッテリーからの電源供給
    と、補助バッテリーからの電源供給を切替えることに
    よって、緊急通報連絡処理を継続するための電源供給を
    確保することが可能な緊急通報システム端末機器であっ
    て、前記補助バッテリーに、電源異常が発生した場合に
    電源供給を遮断する手段を設、前記電源供給を遮断す
    る手段は、前記補助バッテリーの電圧が一定電圧以下に
    降下した場合に前記補助バッテリーからの電源供給経路
    をオフ制御する素子または前記補助バッテリーからの電
    流が一定電流値以上に移行した場合に過電流を抑制する
    素子により電源異常を検出することを特徴とする緊急通
    報システム端末機器。
  2. 【請求項2】 車両のメインバッテリーからの電源供給
    と、補助バッテリーからの電源供給を切替えることによ
    って、緊急通報連絡処理を継続するための電源供給を確
    保することが可能な緊急通報システム端末機器であっ
    て、前記補助バッテリーに電源異常が発生した場合に電
    源供給を遮断する手段を設け、前記電源供給を遮断する
    手段は、前記補助バッテリーの電圧が一定電圧以下に降
    下した場合に前記補助バッテリーからの電源供給経路を
    オフ制御する素子及び前記補助バッテリーからの電流が
    一定電流値以上に移行した場合に過電流を抑制する素子
    により電源異常を検出することを特徴とする緊急通報シ
    ステム端末機器。
  3. 【請求項3】 前記電池からの電圧が一定値以下に降下
    した場合に電源を遮断する手段として、FET素子を用
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の緊急
    通報システム端末機器。
  4. 【請求項4】 前記電源供給を遮断する手段は、前記電
    源電圧が一定値以下に降下した場合に異常と判断する判
    断電圧を調整できるようにしたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の緊急通報システム端末機器。
  5. 【請求項5】 前記判断電圧の調整に、前記電源に並列
    に接続された複数の抵抗を用いることを特徴とする請求
    項4記載の緊急通報システム端末機器。
  6. 【請求項6】 前記抵抗を分割することにより生成した
    分圧を前記判断電圧として使用することを特徴とする請
    求項5記載の緊急通報システム端末機器。
  7. 【請求項7】 前記補助バッテリーが複数の電池を並列
    又は直列に接続して構成されている場合、前記電源供給
    を遮断する手段は、一定電圧以下に移行した ことを検出
    する電源電圧検出手段を複数個備えていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の緊急通報システム端末
    機器。
  8. 【請求項8】 前記電源電圧検出手段を前記電池毎に設
    置したことを特徴とする請求項7記載の緊急通報システ
    ム端末機器。
  9. 【請求項9】 車両のメインバッテリーからの電源供給
    と、補助バッテリーからの電源供給を切替えることによ
    って、緊急通報連絡処理を継続するための電源供給を確
    保することが可能な緊急通報システム端末機器であっ
    て、電源異常が発生した場合に電源供給を遮断する手段
    を前記補助バッテリーに設け、前記電源供給を遮断する
    手段は、前記補助バッテリーからの電流が一定電流値以
    上に移行した場合に発熱して電流を抑制する素子からな
    ることを特徴とする緊急通報システム端末機器。
  10. 【請求項10】 前記バッテリーが複数の電池を並列又
    は直列に接続して構成されている場合、前記電源供給を
    遮断する手段は、前記過電流を検出する素子を複数個備
    えていることを特徴とする請求項9記載の緊急通報シス
    テム端末機器。
  11. 【請求項11】 前記過電流を検出する素子を電池毎に
    設置したことを特徴とする請求項10記載の緊急通報シ
    ステム端末機器。
  12. 【請求項12】 前記過電流を検出する素子を、電池が
    発熱して一定温度以上に上昇した場合に異常と検出して
    電流を抑制するような位置に配置したことを特徴とする
    請求項9記載の緊急通報システム端末機器。
  13. 【請求項13】 前記過電流を検出する素子を、前記電
    池からなるモジュールの中間位置に配置したことを特徴
    とする請求項9記載の緊急通報システム端末機器。
  14. 【請求項14】 前記過電流を検出する素子を、前記電
    池の間に直列に配置したことを特徴とする請求項9記載
    緊急通報システム端末機器。
  15. 【請求項15】 前記過電流を検出する素子は、過電流
    ・過熱保護素子よりなることを特徴とする請求項12記
    載の緊急通報システム端末機器。
  16. 【請求項16】 車両のメインバッテリーからの電源供
    給と、補助バッテリーからの電源供給とを切り替えるこ
    とによって、緊急通報処理の動作を継続する ことが可能
    な緊急通報システム端末機器において、前記補助バッテ
    リーに、リチウム1次電池を使用することを特徴とする
    請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の緊急通報シ
    ステム端末機器。
  17. 【請求項17】 車両のメインバッテリーからの電源供
    給と、補助バッテリーからの電源供給とを切り替えるこ
    とによって、緊急通報処理の動作を継続することが可能
    な緊急通報システム端末機器において、前記補助バッテ
    リーに、直列に3セル以上を搭載した電池モジュールを
    使用することを特徴とする請求項1乃至請求項15のい
    ずれかに記載の緊急通報システム端末機器。
  18. 【請求項18】 車両のメインバッテリーからの電源供
    給と、補助バッテリーからの電源供給とを切り替えるこ
    とによって、緊急通報処理の動作を継続することが可能
    な緊急通報システム端末機器の前記補助バッテリーにお
    いて、2セル以上直列に接続する電池モジュールの電池
    のいずれかに並列に前記電池の充電回避手段を挿入し、
    前記補助バッテリーからの電流が一定電流値以上に移行
    した場合に過電流を抑制する素子を前記電池のいずれか
    の間に直列に挿入することを特徴とする緊急通報システ
    ム端末機器。
  19. 【請求項19】 前記補助バッテリーにおいて、前記充
    電回避手段として、前記電池のプラス端子にカソード、
    前記電池のマイナス端子にアノードを接続したダイオー
    ドを使用したことを特徴とする請求項18記載の緊急通
    報システム端末機器。
  20. 【請求項20】 前記補助バッテリーにおいて、電池モ
    ジュールにダイオードを1部品搭載することを特徴とす
    る請求項18又は請求項19記載の緊急通報システム端
    末機器。
  21. 【請求項21】 前記補助バッテリーにおいて、電池モ
    ジュールにダイオードを2部品以上搭載することを特徴
    とする請求項18又は請求項19記載の緊急通報システ
    ム端末機器。
  22. 【請求項22】 前記補助バッテリーにおいて、各セル
    毎に並列にダイオードを接続することを特徴とする請求
    項18又は請求項19記載の緊急通報システム端末機
    器。
  23. 【請求項23】 前記補助バッテリーにおいて、2セル
    毎の直列体に並列に ダイオードを接続することを特徴と
    する請求項18又は請求項19記載の緊急通報システム
    端末機器。
  24. 【請求項24】 前記補助バッテリーにおいて、5個の
    セルの電池を直列に接続する構成を具備し、第1セルと
    第2セルの直列体にダイオードを1つ並列に接続し、第
    3セルと第4セルの直列体にダイオードを1つ並列に接
    続し、第5セルに並列にダイオードを1つ接続する構造
    を有することを特徴とする請求項18又は請求項19記
    載の緊急通報システム端末機器。
  25. 【請求項25】 前記補助バッテリーにおいて、5個の
    セルの電池を直列に接続する構成を具備し、第1セルと
    第2セルの直列体にダイオードを1つ並列に接続し、第
    3セルに並列にダイオードを1つ接続し、第4セルと第
    5セルの直列体にダイオードを1つ並列に接続する構造
    を有することを特徴とする請求項18又は請求項19記
    載の緊急通報システム端末機器。
  26. 【請求項26】 前記補助バッテリーにおいて、5個の
    セルの電池を直列に接続する構成を具備し、第1セルに
    並列にダイオードを1つ接続し、第2セルと第3セルの
    直列体にダイオードを1つ並列に接続し、第4セルと第
    5セルの直列体にダイオードを1つ並列に接続する構造
    を有することを特徴とする請求項18又は請求項19記
    載の緊急通報システム端末機器。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至請求項26のいずれかに
    記載の緊急通報システム端末機器と、緊急通報システム
    を統括して前記緊急通報システム端末機器から緊急通報
    発信信号を受信する緊急通報センターとを含んで成る緊
    急通報システム。
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