JP3318291B2 - 擬似雑音発生装置 - Google Patents

擬似雑音発生装置

Info

Publication number
JP3318291B2
JP3318291B2 JP24518399A JP24518399A JP3318291B2 JP 3318291 B2 JP3318291 B2 JP 3318291B2 JP 24518399 A JP24518399 A JP 24518399A JP 24518399 A JP24518399 A JP 24518399A JP 3318291 B2 JP3318291 B2 JP 3318291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distribution
random number
apd
specified
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24518399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001068936A (ja
Inventor
孝二 山根
隆 篠塚
芳 瀬戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwatsu Electric Co Ltd filed Critical Iwatsu Electric Co Ltd
Priority to JP24518399A priority Critical patent/JP3318291B2/ja
Publication of JP2001068936A publication Critical patent/JP2001068936A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3318291B2 publication Critical patent/JP3318291B2/ja
Priority to US10/626,111 priority patent/US6826494B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B29/00Generation of noise currents and voltages

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁妨害波に対す
る電子機器の耐妨害性(immunity)を評価するための擬
似雑音等の発生に用いられる擬似雑音発生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】多くのノイズが加算された場合や、熱雑
音,都市雑音の場合などでは、ノイズの振幅はガウス分
布となる。この分布特性に擬似せしめるためにノイズ・
ダイオードを利用しホワイト・ガウス・ノイズを発生さ
せる雑音発生器がある。また、狭帯域デジタル通信では
通信システムのビット誤り率(BER:Bit Errer Rat
e)と電磁妨害波の信号確率分布(APD:Amplitude P
robability Distribution)との間に相関関係があり、
電磁妨害波のAPDから通信システムのBERを推定す
ることができるという報告もあり、そこでは任意分布乱
数発生器を用いて、指定されたAPDに従うノイズを発
生させている。(信学論文誌(A),vol.J70−A,N
o.11, pp1681-1690, Nov. 1987 参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ノイズの性質を表す際
の重要な統計パラメータとして振幅確率分布(AP
D)、交差率分布(CRD:Crossing Rate Distributi
on)、パルス幅分布(PDD:Pulse Duration Distrib
ution )、パルス間隔分布(PSD:Pulse SpacingDis
tribution)などがある。以下これらについて図13を
参照して説明する。振幅確率分布(APD)は電磁妨害
波等の信号の瞬時値が予め設定されたしきい値以上にな
る時間率であり、測定時間T0 内にレベルEk 以上の瞬
時値をとる信号の時間総計がどれくらいあるかを表す。
交差率分布(CRD)は信号の瞬時値が特定のレベルE
k を正方向(あるいは負方向)に交差する単位時間あた
りの回数で定義される。パルス幅分布(PDD)は信号
の瞬時値が所定の測定時間T0 内にしきい値E k を超え
ている時間Wi (k)の確率分布で定義され、パルス間
隔分布(PSD)は、パルス幅とは逆に、信号の瞬時値
が所定の測定時間T0 内にしきい値Ekより低い値をと
る時間Zi (k)の確率分布で定義される。すなわち、
PDD,PSDは信号がしきい値に交差してから次に交
差するまでの時間幅の確率分布である。また、確率密度
関数(PDF:Probability Density Function)は、測
定時間T0 中におけるレベルEk の分布を表す。ホワイ
ト・ガウス・ノイズを発生させる擬似雑音発生器はノイ
ズの分散と平均を指定することができるが、ノイズの分
布はホワイト・ガウス・ノイズに限定されておりAPD
を指定することができない。任意分布乱数発生器を用い
たものはノイズのAPDを指定し、任意のAPDを持つ
ノイズを発生することができるが、時間相関のない独立
事象を対象としている。しかし、電子レンジや一般の電
子機器からのノイズは、電源電圧の周期や動作クロック
の周期に依存した非独立事象であり、任意分布乱数発生
器を使用した擬似雑音発生器からのノイズのCRD,P
DD,PSDなどが、時間相関のある非独立事象のノイ
ズのCRD,PDD,PSDとは異なっている。
【0004】本発明の目的は、ノイズの振幅確率分布を
指定することができ、同時に指定振幅レベルkでのパル
ス幅分布とパルス間隔分布を指定することができる擬似
雑音発生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明による擬似雑音発生装置は、指定振幅確率分
布を指定レベルで二つに分割して、分割された振幅確率
分布にそれぞれ対応する乱数信号を生成する任意分布乱
数生成部と、前記指定レベルでの指定パルス幅分布、指
定パルス間隔分布に従う乱数信号を生成する任意分布乱
数生成部と、前記分割された振幅確率分布に対応する乱
数信号を前記指定レベルでの指定パルス幅分布、前記指
定パルス間隔分布に従う信号で選択する制御部と、前記
選択された信号をアナログ値に変換するD/Aコンバー
タとを備え、前記指定振幅確率分布と前記指定レベルで
の前記指定パルス幅分布、前記指定パルス間隔分布に従
う擬似雑音を生成するように構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は指定APD,指定PDD,
指定PSDに従う本発明による擬似雑音発生装置の原理
を説明するためのブロック図である。本装置は図1に示
すように任意分布乱数生成方法を用いた四つの任意分布
乱数発生部APD1 ,APD2 ,PDD0 ,PSD0
一つのセレクタ部SLとから構成されている。ここでは
PDD,PSDの設定は同レベル,一箇所とする。これ
をkとし、k以上の値を示す乱数符号を生成する任意分
布乱数発生器APD1 、k以下の値を示す乱数符号を生
成する任意分布乱数発生器APD2 を用意し、これらを
指定されたPDD,PSDを満足するように切り替え
て、指定されたAPD,PDD,PSDに従う乱数符号
を生成する。すなわち、擬似雑音の生成は、次のように
行われる。 任意分布乱数発生器PDD0 によりパルス継続時間
分布pdd(i1 )に従うNビットの2進符号i1 を生
成し、パルス継続時間Ti1を決定する。時間T i1の間、
任意分布乱数発生器APD1 によりapd1 (x1 )に
従うMビットの2進符号x1 を生成し、擬似雑音xとし
て出力する。 パルス継続時間Ti1の終了後、任意分布乱数発生器
PSD0 によりパルス間隔分布psd(i2 )に従うN
ビットの2進符号i2 を生成し、パルス継続時間Ti2
決定する。時間Ti2の間、任意分布乱数発生器APD2
によりapd2(x2 )に従うMビットの2進符号x2
を生成し、擬似雑音xとして出力する。 ,を交互に繰り返す。以上の操作により、指定
APDに従い、同時に指定PDD,指定PSDをも満足
するMビットの2進符号列xを生成し、D/A変換し、
擬似雑音として出力する。
【0007】以上のように、本発明による擬似雑音発生
装置では、指定振幅確率分布apd(x)に従う信号x
を生成する任意分布乱数発生器の代わりに、apd
1 (x1)に従う信号x1 とapd2 (x2 )に従うx
2 を排他的に生成する任意分布乱数発生器100を用い
る。振幅確率分布apd1 (x1 )とapd2 (x2
は指定振幅確率分布apd(x)から計算される。ま
た、信号x1 を生成するか、信号x2 を生成するかを選
択するためのメモリ選択信号sを出力する制御部を有す
る。さらに、制御部がメモリ選択信号sを切り替える際
に必要となるpdd(i1)に従うi1 またはpsd
(i2 )に従う信号i2 を排他的に生成する任意乱数発
生器200を有する。pdd(i1 ),psd(i2
の指定は同レベル,一箇所とする。これをkとする。ま
た、任意分布乱数発生器100により生成された信号x
(x1 またはx2 )をアナログ値に変換し出力するため
のD/Aコンバータを有する。このD/Aコンバータで
アナログ信号に変換された信号は、ケーブルを使用して
通信システムに直接入力する。または、アップコンバー
タなどで信号の周波数帯域を移動させ、アンテナから放
射させることができる。
【0008】このような本発明による擬似雑音発生装置
では、任意乱数発生器200によりpdd(i1 )に従
う信号i1 を生成し、i1 に対応する時間Ti1の間は任
意乱数発生器100によりapd1 (x1 )に従う信号
1 を生成し続ける。その後、任意乱数発生器200に
よりpsd(i2 )に従う信号i2 を生成し、i2 に対
応する時間Ti2の間は任意乱数発生器100によりap
2 (x2 )に従う信号x2 を生成し続ける。このap
1 (x1 )とapd2 (x2 )の切り替え、及びpd
d(i1 )とpsd(i2 )の切り替えはセレクタSL
からの信号sにより行う。apd1 (x1 )に従う信号
1 は振幅レベルがk以上であり、apd2 (x 2 )に
従う信号x2 は振幅レベルがk以下であるので、このよ
うに動作させれば、振幅レベルkでのPDD,PSDの
指定はpdd(Ti1),psd(Ti2)に従うことにな
る。また、apd1 (x1 )とapd2 (x2 )はap
d(x)から計算されており、振幅レベルkでのapd
(k)とpdd(i1 )とpsd(i2 )が式(1)の
関係を満足すれば、任意分布乱数発生器100により生
成された信号x(x 1 またはx2 )はapd(x)に従
う。ここでMは任意分布乱数発生器100で生成される
信号x(x1 またはx2 )のビット数、Nは任意分布乱
数発生器200で生成される信号i(i1 またはi2
のビット数である。
【0009】
【数1】
【0010】本発明においては、パルス幅分布PDDと
パルス間隔分布PSDの指定は、分布幅を持つ分布の指
定に限定されるものではなく、式(1)の条件を満足す
れば、特定の値を分布の特殊例として指定する場合を包
含する。
【0011】
【実施例】図2に擬似雑音発生装置の実施例を示す。こ
の実施例では8ビットの信号を生成する任意分布乱数発
生器を用いた。本装置は図2に示すように任意分布乱数
発生部1、任意分布乱数発生器部2、制御部3、D/A
コンバータ4から構成される。
【0012】図3に任意分布乱数発生部1の内部構成を
示す。任意分布乱数発生部1は8ビットの信号x(x=
1 又はx2 )を生成するために、8個のビット生成部
1−1〜1−8と8個のラッチ回路1−11〜1−18
を備えている。任意分布乱数発生器1は各ビット生成部
1−1〜1−8とラッチ回路1−11〜1−18を交互
に縦続に接続し、各ビット生成部を各クロックパルスの
立ち上がりで同時に動作させている。
【0013】図4は各ビット生成部1−1〜1−8の構
成を示す。各ビット生成部1−1〜1−8は一様乱数発
生部11、メモリ12と比較部13から構成されてい
る。メモリ12内には信号x(x=x1 又はx2 )の各
ビット(a,b,…h)を決定するためのデータyが次
のように計算され格納されている。apd1 (x1 )は
apd(x)に従う信号x(=x1 )のうちk≦xであ
るx1 を生成する部分に相当し、式(2)で表される。
【0014】
【数2】
【0015】apd2 (x2 )はapd(x)に従う信
号x(=x2 )のうちk>xであるx2 を生成する部分
に相当し、式(3)で表される。
【数3】
【0016】式(2),(3)により計算されたapd
1 (x1 ),apd2 (x2 )は、式(4),(5)に
より条件付確率pc1 (j,r),pc2 (j,r)に
変換され、図5のように各ビット生成部内のメモリに各
ビットを決定するためのデータyとして格納される。但
し、j=1,2,…8,r=0,1,…2j-1 −1であ
る。
【0017】
【数4】
【0018】次に図6及び図4を用いて任意分布乱数発
生器1の動作を解説する。任意分布乱数発生器1内の第
2ビット生成部1−2には直前の clock1の各パルスの
立ち上がりで第1ビット生成部1−1からラッチ11を
介してその出力A(s1 ,a1 )というビットデータが
送られる。このs1 はメモリ選択信号sであり、a1
第1ビット生成部1−1で生成された任意分布乱数xの
第1ビットaである。同時に clock1の各パルスの立ち
上がりで、図4に示す如き構成を有する第2ビット生成
部1−2内の一様乱数生成部11は一様乱数zを生成す
る。そして(s1 ,a1 )をアドレスとしてメモリ12
から第2ビット生成部1−2で使用するデータyを取り
出し、yとzを比較部12で比較する。このときの比較
器12の出力は、y<zならば任意分布乱数xの第2ビ
ットb1 は1であり、y≧zならば第7ビットb1 は0
である。
【0019】第2ビット生成部1−2は次の clock1の
パルスの立ち上がりで(s1 ,a1,b1 )というビッ
トデータを図示しない第3ビット生成部に送り、新たに
第1ビット生成部1−1から(s2 ,a2 )というビッ
トデータを送られ、このビットデータから第2ビット生
成部1−2で次のクロックの第2ビットb2 を生成す
る。各ビット生成部も同様に前段のビット生成部から送
られたビットデータから当該ビットを生成し、前段のビ
ット生成部から送られたビットデータと当該ビット生成
部で生成されたビットを併せて、次段のビット生成部に
送る。
【0020】ただし、第1ビット生成部1−1は初段で
あるので前段のビット生成部から送られたビットデータ
ではなく、図6のように制御部3からのメモリ選択信号
sのみが入力される。第8ビット生成部1−8は最終段
であるので、次段にメモリ選択信号sを送る必要がなく
図6のようにメモリ選択信号sを取り除いた信号x(x
=a,b,…,h)をD/Aコンバータ4に送る。
【0021】以上の動作により任意分布乱数発生部1は
制御部3からのメモリ選択信号sが1”のとき clock1
のパルスに同期してapd1 (x1 )に従う信号x1
生成し、制御部3からのメモリ選択信号sが“0”のと
き clock1のパルスに同期してapd2 (x2 )に従う
信号x2 を生成する。
【0022】図7は任意分布乱数発生部2の構成と動作
を表している。任意分布乱数発生器2はapd
1 (x1 )に従う信号x1 の生成時間Ti1とapd
2 (x2 )に従う信号x2 の生成時間Ti2を決定する信
号i1 ,i2 を交互に生成する。任意分布乱数発生部2
も任意分布乱数発生器1と同様に動作する。但し、 clo
ck1の代わりに clock2を使用する。また、各ビット生
成部2−1〜2−8内のメモリ12にはapd
1 (x1 ),apd2 (x2 )用データではなく、pd
d(i1 ),psd(i2 )に従う信号を発生させるた
めのデータが格納されている。パルス幅Ti1の分布を個
数n(Ti1)で表したものから、任意分布乱数生成部2
で使用するデータpdd(i1 )を式(6)により計算
する。
【0023】
【数5】
【0024】psd(i2 )もpdd(i1 )と同様に
設定する。パルス間隔Ti2の分布を個数m(Ti2)で表
したものから、任意分布乱数生成部2で使用するデータ
psd(i2 )を式(7)により計算する。
【0025】
【数6】
【0026】このpdd(i1 ),psd(i2 )を式
(8),式(9)により試行確率pc1 (j,r),p
2 (j,r)に変換し任意分布乱数生成部2のメモリ
12に格納する。ここで、式(6),式(7)における
1 およびi2 は式(8)では括弧内のようにjとrで
表されている。但し、ビット信号j=1,2,…,8,
r=0,1,…,2j-1 −1である。ここで、rは(j
−1)回目までの試行結果により決定される値である。
各ビット生成部2−1〜2−8のメモリ12内へのデー
タ配置は任意分布乱数生成部1と同様に図5に示す通り
である。
【0027】
【数7】
【0028】次に制御部3について述べる。制御部3の
構成を図8に示す。制御部3はI−T変換部20、32
ビットのダウンカウンタ21、メモリ選択信号生成部2
2とclock2生成部23が図8のように接続されたもの
である。I−T変換部20はアドレス8ビット、データ
32ビットのメモリであり、i(=i1 又はi2 )をア
ドレスとして入力し、アドレスに格納されているデータ
* (*=i1 ori2)を出力する。
【0029】制御部3は時間Ti1の間はメモリ選択信号
sを“1”、時間Ti2の間はメモリ選択信号sを“0”
とし、apd1 (x1 )に従う任意分布乱数の発生時間
i1とapd2 (x2 )に従う任意分布乱数の発生時間
i2の制御を行う。制御部3は図8のタイミングチャー
トのように動作する。いま、メモリ選択信号sが“1”
でダウンカウンタ21のカウンタ値cを1ずつ減算して
いく。この間、任意分布乱数発生器1ではapd1 (x
1 )が生成される。カウンタ値cが“0”になると、 c
lock1のパルスの立ち下がりでメモリ選択信号sを
“0”に反転させ、任意分布乱数発生器1でapd
2 (x2 )に従う信号x2 を生成する準備を行う。
【0030】ダウンカウンタ21はカウンタ値cが
“0”になると clock1の次のパルスの立ち上がりで新
たにTi2をカウンタにセットする。同時にカウンタ値が
“0”になると clock1の次のパルスの立ち上がりで c
lock2のパルスp2 を出力し、任意分布乱数発生器2を
動作させ任意分布乱数発生器2で新たにi1'を生成す
る。同時にI−T変換部20はi1'をTi1' に変換す
る。制御部3はs=“1”の場合と同様にカウンタを減
算していく。この間、任意分布乱数発生器1ではapd
2 (x2 )に従うx2 が生成される。ダウンカウンタ2
1のカウンタ値cが“0”になるとsをs=“1”に反
転させ、Ti1' をカウンタにセットし最初の動作に戻
る。以上の動作により、制御部3のダウンカウンタ21
にはTi1とTi2が交互にセットされ、Ti1とTi2に対応
してsが“1”と“0”と交互に反転し、apd1(x
1 )に従う信号x1 とapd2 (x2 )に従う信号x2
の生成の制御を行う。
【0031】以下に従来法と本発明装置を用いた計算機
による擬似雑音発生のシミュレーションを示す。シミュ
レーションでは電子レンジからの妨害波のAPD,PD
D,PSDを測定し、設定値として用いた。このAP
D,PDD,PSDは現実の妨害波から測定したものな
ので、必然的に式(1)を満たしている。図9(a)
(b)(c),図10が電子レンジ妨害波とAPDのみ
を指定した従来法による擬似雑音の結果である。図9
(a)の実線が電子レンジからの妨害波のAPDを表
し、従来法によるこのAPDを設定値として用いた。ま
た、図9(b)の実線が電子レンジからの妨害波のCR
D、図9(c)の実線が電子レンジからの妨害波のPD
Fを表している。図9(a)(b)(c)におけるそれ
ぞれの記号が擬似雑音のAPD(○)、CRD(黒
△)、PDF(×)を表している。図10は電子レンジ
妨害波のPDD(実線)と擬似雑音のPDD(●)を表
している。図9(a)(b)(c),図10からも分か
るように、電子レンジの妨害波と擬似雑音とがAPDと
PDFでは一致しているが、CRD,PDDでは異なっ
ている。
【0032】一方、図11(a)(b)(c),図12
は電子レンジ妨害波とAPD,PDD,PSDを指定し
た本発明による擬似雑音の結果である。図11(a)の
実線が電子レンジからの妨害波のAPDを表し、このA
PDを設定値として用いた。また、図11(b)の実線
が電子レンジからの妨害波のCRD、図11(c)の実
線がPDFを表している。図11(a)(b)(c)に
おいて、それぞれの記号が擬似雑音のAPD(○)、C
RD(△)、PDF(×)を表している。図12(a)
では実線で電子レンジ妨害波のPDDを表し、図12
(b)では、実線で電子レンジ妨害波のPSDを表して
いる。また、図12(a)(b)において、このPD
D,PSDを設定値として発生させた擬似雑音のPDD
を○で表し、PSDを×で表している。図11,図12
からも分かるように、電子レンジの妨害波と擬似雑音と
がAPDとPDFに加えPDD,PSDも一致してい
る。しかし、CRDはなお不一致である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、比較的簡略化した構成と制御により、時間相関
のある非独立事象の擬似雑音をapd(x),pdd
(Ti1)psd(Ti2)の指定により所望の特性を有す
るようにに生成することができる。従って、電子機器の
耐妨害性の評価等において、実用的効果は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するためのブロック図であ
る。
【図2】擬似雑音発生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】任意分布乱数発生器1の構成例を示すブロック
図である。
【図4】任意分布乱数発生器1,2内の各ビット生成部
の構成例を示すブロック図である。
【図5】各ビット生成部に用いるメモリ内のデータの配
置を示した図である。
【図6】任意分布乱数発生器1の構成例と動作例を説明
するためのブロック図及びタイムチャートである。
【図7】任意分布乱数発生器2の構成例と動作例を説明
するためのブロック図及びタイムチャートである。
【図8】制御部3の構成例と動作例を説明するためのブ
ロック図及びタイムチャートである。
【図9】電子レンジ妨害波と振幅確率分布を指定した場
合の電子レンジ妨害波と擬似雑音とにおける振幅確率分
布(a),交差率分布(b)及び確率密度関数(c)の
従来法による測定例を示す特性図である。
【図10】電子レンジ妨害波と振幅確率分布を指定した
場合の電子レンジ妨害波と擬似雑音とにおけるパルス幅
分布の従来法による測定例を示す特性図である。
【図11】電子レンジ妨害波と振幅確率分布を指定した
場合の電子レンジ妨害波と擬似雑音とにおける振幅確率
分布(a),交差分布(b),確率密度関数(c)の本
発明による測定例を示す特性図である。
【図12】電子レンジ妨害波と振幅確率分布を指定した
場合の電子レンジ妨害波と擬似雑音とにおけるパルス幅
分布(a)とパルス間隔分布(b)の本発明による測定
例を示す特性図である。
【図13】本願に用いられる技術用語を説明するための
タイムチャートである。
【符号の説明】
1,2 任意分布乱数発生器 3 制御部 4 D/Aコンバータ 1−1,1−2,1−3,…,1−8 ビット生成部 1−11,1−12,…,1−18 ラッチ 2−1,2−2,2−3,…,2−8 ビット生成部 2−11,2−12,…,2−18 ラッチ 11 一様乱数生成部 12 メモリ 13 比較部 20 I−T変換部 21 ダウンカウンタ 22 メモリ選択信号生成部 23 clock 2生成部 APD1 ,APD2 ,100 任意分布乱数発生部 PDD0 ,PSD0 ,200 任意分布乱数発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬戸口 芳 東京都杉並区久我山一丁目7番41号 岩 崎通信機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−245679(JP,A) 特開 昭58−156870(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 29/00 H03K 3/84 G01R 31/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定振幅確率分布を指定レベルで二つに
    分割して、分割された振幅確率分布にそれぞれ対応する
    乱数信号を生成する任意分布乱数生成部と、 前記指定レベルでの指定パルス幅分布、指定パルス間隔
    分布に従う乱数信号を生成する任意分布乱数生成部と、 前記分割された振幅確率分布に対応する乱数信号を前記
    指定レベルでの指定パルス幅分布、前記指定パルス間隔
    分布に従う信号で選択する制御部と、 前記選択された信号をアナログ値に変換するD/Aコン
    バータとを備え、前記指定振幅確率分布と前記指定レベ
    ルでの前記指定パルス幅分布、前記指定パルス間隔分布
    に従う擬似雑音を生成するように構成された擬似雑音発
    生装置。
JP24518399A 1999-08-31 1999-08-31 擬似雑音発生装置 Expired - Fee Related JP3318291B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24518399A JP3318291B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 擬似雑音発生装置
US10/626,111 US6826494B2 (en) 1999-08-31 2003-07-24 Psuedo noise generator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24518399A JP3318291B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 擬似雑音発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001068936A JP2001068936A (ja) 2001-03-16
JP3318291B2 true JP3318291B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=17129855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24518399A Expired - Fee Related JP3318291B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 擬似雑音発生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6826494B2 (ja)
JP (1) JP3318291B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10154200C1 (de) * 2001-11-07 2003-03-06 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Erzeugen wenigstens einer Folge von an Zahlenfolgen eines 1/f-Rauschens angenäherten Zufallszahlen
US7502468B2 (en) * 2003-09-02 2009-03-10 Ncipher Corporation Ltd. Method and system for generating a cryptographically random number stream
FR2877514A1 (fr) * 2004-10-28 2006-05-05 France Telecom Procede de generation de bruits impulsifs
US7688976B2 (en) * 2005-07-14 2010-03-30 Tara Chand Singhal Random wave envelope derived random numbers and their use in generating transient keys in communication security application part I
CN101040306B (zh) * 2005-09-09 2012-01-04 三菱电机株式会社 伪随机数生成装置
KR20150130813A (ko) * 2014-05-14 2015-11-24 에스케이하이닉스 주식회사 노이즈 생성기 및 그것을 포함하는 ecc 유닛 검증 회로
WO2016013190A1 (ja) * 2014-07-23 2016-01-28 日本電気株式会社 電磁妨害波測定装置、電磁妨害波測定方法、および電磁妨害波測定プログラム記録媒体
CN114157243B (zh) * 2021-11-26 2022-11-29 南京鼓楼医院 一种基于可调异质结的白噪声发生方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4308617A (en) * 1977-11-07 1981-12-29 The Bendix Corporation Noiselike amplitude and phase modulation coding for spread spectrum transmissions
US4375620A (en) * 1980-12-15 1983-03-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Pseudo-atmospheric noise generator with control of temporal characteristics
US4470022A (en) * 1982-06-24 1984-09-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Pseudo atmospheric noise generator having variable amplitude probability distributions and discharge fine structure
US4617530A (en) * 1985-06-17 1986-10-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Pseudo-random noise generator
US4759034A (en) * 1986-12-02 1988-07-19 General Research Of Electronics, Inc. Multi-step spread spectrum communication apparatus
DE3886107T2 (de) * 1987-06-23 1994-05-26 Nec Corp Träger/Rausch-Detektor für digitale Übertragungssysteme.
US5153532A (en) * 1989-05-24 1992-10-06 Honeywell Inc. Noise generator using combined outputs of two pseudo-random sequence generators
DE69327609T2 (de) * 1992-04-15 2000-08-10 Koninkl Philips Electronics Nv Röntgenanalysegerät mit Impulsamplitudenverschiebungskorrektur
JPH09270775A (ja) * 1996-03-28 1997-10-14 Ando Electric Co Ltd Pn符号同期引き込み回路
US5786951A (en) * 1996-06-05 1998-07-28 Cirrus Logic, Inc. Sampled amplitude read channel employing a discrete time noise generator for calibration
US5923193A (en) * 1996-12-11 1999-07-13 Intel Corporation Method and apparatus for transferring signals between multiple clock timing domains

Also Published As

Publication number Publication date
US20040167737A1 (en) 2004-08-26
JP2001068936A (ja) 2001-03-16
US6826494B2 (en) 2004-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6553057B1 (en) Circuit and method for linear control of a spread spectrum transition
JP3318291B2 (ja) 擬似雑音発生装置
Alvarez et al. New channel impulse response model for UWB indoor system simulations
Cordesses Direct digital synthesis: a tool for periodic wave generation (part 2)
CN108627809A (zh) 一种基于fpga实时性雷达信号发生装置及调制方法
CN107168098A (zh) 一种电子对抗仿真系统
CN103440119A (zh) 一种基于m序列发生器的本原多项式伪随机序列发生器
CN107589410A (zh) 一种无断点多目标信号合成方法
CN111860786A (zh) 一种数值转脉冲的方法及装置
WO2010073458A1 (ja) タイミング発生器および試験装置ならびにテストレートの制御方法
CN107273624B (zh) 一种基于fpga和mc模型生成突发随机脉冲噪声的方法及装置
Coraluppi et al. Mixed risk-neutral/minimax control of discrete-time, finite-state Markov decision processes
Pearson et al. A genetic algorithm for minimization of fixed polarity Reed-Muller expressions
CN210110074U (zh) 战场雷达信号生成系统
CN108181616B (zh) 一种基于System Generator产生雷达数字干扰的方法
US4287805A (en) Digital envelope modulator for digital waveform
JP2785535B2 (ja) 擬似乱数発生方式
JP3969578B2 (ja) 擬似雑音発生装置
KR19990015047A (ko) 레이다의 모의 시험 방법
JP3978580B2 (ja) 擬似雑音発生装置
Zhang et al. An FPGA based real-time radar target simulator with high spur suppression
Talbi Simulation of indoor UHF propagation using numerical technique
JP3997951B2 (ja) 周期性擬似雑音発生方法と装置
JP3135990B2 (ja) パリティ付加回路
Liao et al. A novel DS-UWB pulses design using genetic algorithm

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees