JP3317035B2 - 電子計数はかり - Google Patents

電子計数はかり

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JP3317035B2 JP17804994A JP17804994A JP3317035B2 JP 3317035 B2 JP3317035 B2 JP 3317035B2 JP 17804994 A JP17804994 A JP 17804994A JP 17804994 A JP17804994 A JP 17804994A JP 3317035 B2 JP3317035 B2 JP 3317035B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品、機械部品、
事務用品等の試料の未知個数分の重量を測定し、その重
量を試料の1個当たりの重量(以下、単重と称する)推
定値で除すことによって、試料個数を求めて表示する、
いわゆる電子計数はかりに関する。
【0002】
【従来の技術】電子計数はかりでは、一般に、試料の単
重の推定値が計数結果の正確さに大きな影響を及ぼすと
ともに、その単重を多くの試料を用いて算出しても、試
料個々の重量のばらつきの程度によって、計数誤差の程
度が変化してくる。
【0003】このような実情を踏まえ、本発明者は既
に、試料の重量ばらつきに係る情報である変動係数を用
いた確率論的な手法を用いて、定量的に明確な保証を行
いつつ、より効率的に正確に単重を推定し、ひいては計
数誤差の発生を所定の確率以下に保証した計数結果を得
ることのできる技術を提案している(例えば特開平1−
184419号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の提案
により、効率的に正確な単重の推定値が可能となるが、
その単重と未知個数の試料重量から未知個数の試料を計
数した結果については、そこに含まれる計数誤差が所定
の確率以上でもってある誤差以下に収まっていることを
保証するものである。
【0005】本発明の目的は、上記のような試料の変動
係数を用いた確率論的な手法を更に発展させ、推定され
た試料単重を用いた未知個数の計数動作において、より
効率的に正しい計数値を得ることのできる電子計数はか
りを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、図1に示す基本概念図を参照しつつ説明す
ると、本発明の電子計数はかりは、皿上に載せられた荷
重を検出する荷重検出部aと、皿上に既知個数の試料を
N回(N≧3)にわたって載せるごとに、それぞれの荷
重検出値Wi (i=1,2・・・・N)をそれぞれの個数n
i (i=1,2・・・・N)で除して試料単重μi (i=
1,2・・・・N)を求め、かつ、その合計重量ΣWi を合
計個数Σni で除した平均単重μB を算出する単重算出
手段bと、その単重算出手段bにより算出された単重μ
i の最小値μA と最大値μC および平均単重μB 並びに
これらの各単重を算出した試料個数nA ,nC およびn
B を記憶する記憶手段cと、試料の変動係数εを設定す
る変動係数設定手段dと、未知個数の試料を皿上に載せ
たときの荷重値Wを、記憶手段cに記憶されている各単
重μA,μC およびμB で除してそれぞれの単重に基づく
試料個数kA,C,Bを算出する個数算出手段eと、そ
の各個数算出結果が下記の(1)〜(3)式を全て満足
しているか否かを判別する判別手段fと、その判別結果
を報知する報知手段gと、上記判別結果を全て満足して
いるとき、e=kA −kC およびe´=kA −kB の値
から、下記の〔表1〕〜〔表3〕に従って正しい試料個
数kを決定して表示する試料個数決定手段hを備えてい
ることによって特徴づけられる。
【0007】
【数2】
【0008】
【表2】
【0009】ここで、本発明における既知個数ni は、
それが全て同一の個数である必要はなく、あらかじめ設
定された任意個数ずつであってもよいし、あるいは前記
した提案のように、最初に5個等の既知個数n1 の試料
を皿上に載せた後、そのデータをもとに計数誤差が生じ
ない最大の追加許容個数を算出し、その許容個数以下の
任意個数の試料を追加したときの追加重量から、その追
加個数n2 を算出し、更にその時点の全個数から同様に
追加許容個数を算出して、同様にして次の追加重量から
その追加個数を算出することを繰り返して、実質的に既
知個数ni (i=1,2・・・・N)の試料の追加ごとの各
重量Wi を求める手法を採用することもできる。
【0010】
【作用】本発明は、試料の単重推定値で未知個数の試料
重量を除してその個数を計数するに当たり、単に一つの
単重推定値から計数値を求めるのではなく、試料の重量
ばらつきに起因したある程度の計数誤差が含まれること
を許容しつつ、複数の単重推定値を用いて試料個数を算
出し、その複数の計数結果から、確率論的に真値である
と推定される計数値を決定することにより、より多数の
未知個数の試料を一度に計数しても、正確な計数結果を
得ようとするものである。以下にその原理を述べる。
【0011】既知個数の試料を何回かにわたってサンプ
リングすることで得られた複数の単重μi のうちの最小
値μA と最大値μC 並びにその平均値μB のそれぞれを
用いて、未知個数の試料重量Wからその試料個数を算出
した結果が、それぞれkA ,kC およびkB であり、μ
A 、μC およびμB を求めたときの試料個数がそれぞれ
A ,nC およびnB であったとすると、前記した
(1),(2)式を満足する場合、各計数結果kA, C
に3個以上の誤差が含まれる確率は10-6よりも小さく
なり、これらには実質的に2個以内の計数誤差しか生じ
ないと考えてよい。このとき、計数誤差0,+1,−
1,+2,および−2が生じるそれぞれの確率をP0
1 ,P-1,P2 ,およびP-2 とすると、
【0012】
【数3】
【0013】となる。一方、前記した(3)式を満足す
る場合、kB に2個以上の計数誤差が生じる確率は10
-6より小さくなり、実質的にkB には1個以内の計数誤
差しか生じないと考えてよく、この場合には計数誤差
0,+1および−1が生じる確率P0 ,P1 およびP-1
は、
【0014】
【数4】
【0015】となる。さて、このような条件下で、e=
A −kC (μA ≦μC であるため、eが負になること
はあり得ない)を考える。(1),(2)式を満足して
いる限り、 e≦4 ・・(6) である。また、この条件下では、未知個数の試料の真の
個数をkとし、 eA =kA −k,eC =kC −k とすれば、実質的にkA およびkC がそれぞれ単重の最
小値および最大値を用いて計数した結果であるから、 0≦eA ≦2,−2≦eC ≦0 ・・(7) としかなり得ない。
【0016】以上の実情を踏まえて、eの各値について
考える。まず、e=2のとき、考えられるeA とeC
組み合わせ(eA ,eC )は、(2,0),(1,−
1)および(0,−2)のいずれかである。各組み合わ
せの発生確率は、前記した(4)式から、例えば(2,
0)の組み合わせが発生する確率はP2 ×P0 で求める
ことができ、次の〔表4〕の左欄の数値となり、これを
合計が1となるように正規化すると同表右欄の数値とな
る。よって、この場合、(eA ,eC )=(1,−1)
が最も高い確率のもとに確からしい組み合わせとなっ
て、k=kA −1と決定する。
【0017】
【表3】
【0018】次に、e=4のとき、(eA ,eC )の組
み合わせは、(7)式から(2,−2)しかあり得ず、
k=kA −2と決定することができる。また、e=0の
場合は、当然ながら(eA ,eC )の組み合わせは
(7)式から(0,0)のみであり、k=kA でしかあ
り得ない。
【0019】さて、e=1および3の場合には、以上の
手法によっては最も確からしい組み合わせを決定するこ
とはできず、以下のようにe´を用いて最も確からしい
計数値kを決定する。
【0020】すなわち、e=1の場合、(eA ,eC
の組み合わせは(1,0)と(0,−1)となり、それ
ぞれの発生確率は〔表5〕の通りとなって、それぞれ1
/2の確率で発生し、正しいkの推定ができない。
【0021】
【表4】
【0022】そこでこの場合、 e´=kA −kB を用いる。ここで、μB ≦μC であるからkB ≧kC
なり、 e´≦e 同様にしてkA ≧kB であるから、 e´≧0 となり、e=1であるからe´=0または1となる。
【0023】また、 eB =kB −k とすると、前記した(3)式を満足している条件下で
は、eB は1,0,−1のいずれかでしかあり得ない。
【0024】さて、以上の事項を踏まえてe´=0のと
きについて考えると、この場合の(eA ,eB )の組み
合わせは(1,1)または(0,0)となる。そして、
この組み合わせの各発生確率を(4)式と(5)式から
計算した結果と、これを正規化した結果を表すと、〔表
6〕の通りとなり、k=kA が真の個数であると推定す
ることができる。
【0025】
【表5】
【0026】次に、同様にしてe´=1の場合について
考えると、この場合、(eA ,eB)の組み合わせは、
(1,0)または(0,−1)となる。この各組み合わ
せの発生確率は〔表7〕に示す通りであって、k=kA
−1が最も確かな個数であると推定することができる。
【0027】
【表6】
【0028】以上の全ての考えられる状況をまとめたの
が、前記した〔表1〕〜〔表3〕であり、未知個数の試
料重量Wを各単重μA,μC およびμB で除して得た計数
結果から、その各計数結果に誤差が含まれていても、確
率論的に最も真の値と見なし得る計数値kが得られる。
【0029】
【実施例】図2は本発明実施例の構成を示すブロック図
である。荷重検出部1は皿1aに係合する荷重センサお
よびその出力をデジタル化するためのA−D変換器等を
内蔵しており、皿1a上の荷重に対応するデジタルデー
タを出力する。
【0030】荷重検出部1からのデータは、CPU2
1、ROM22、RAM23およびパーソナルコンピュ
ータやプリンタ等の外部機器との接続のための入出力ポ
ート24を備えたマイクロコンピュータを主体とする制
御部2に刻々と取り込まれる。制御部2には、試料の変
動係数ε等を入力するためのテンキーを主体とするキー
ボード3と、試料個数をデジタル表示するための表示器
4、未知個数の計数時において後述する条件のもとに点
灯する警報ランプ5が接続されている。
【0031】ROM22には、複数回にわたって既知個
数の試料をサンプリングして皿1a上に載せることによ
り、それぞれのサンプリング試料の単重を求めるサンプ
リング用プログラムと、そのサンプリング用プログラム
により単重が求められた後、未知個数の試料を皿1a上
に載せることによって、その個数を算出して表示する計
数用プログラムが書き込まれている。これらの各プログ
ラムの内容については後述する。
【0032】RAM23には、ワークエリアのほか、キ
ーボード3から入力された試料の変動係数εを記憶する
エリア、サンプリング用プログラムによって求められた
複数の単重のうち、後述する最小値μA 、最大値μC
よび平均単重μB 、並びにその各単重を求めたサンプリ
ング個数nA 、nC およびnB 等を格納するエリア等が
設定されている。
【0033】図3はROM22に書き込まれたプログラ
ムうち、サンプリング用プログラムの内容を示すフロー
チャートである。このプログラムでは、実際のサンプリ
ングに先立ち、キーボード3から試料の重量の変動係数
εを入力する(ST1)。この変動係数εは、既知であ
る場合には直ちにその値を入力すればよいが、未知であ
る場合には、例えば試料を適当個数だけ抜き取って個々
の重量を測定し、その平均重量wa と標準偏差σから、 ε=σ/wa によって求めることができる。
【0034】変動係数εを入力した後、N回にわたり、
あらかじめ設定されたそれぞれ既知個数ni (i=1,
2・・・・N)の試料をサンプリングし、これらを順次皿1
a上に載せていく(ST3)。ni 個の試料が皿1a上
に載せられるごとに、その重量Wi (i=1,2・・・・
N)が読み取られ、RAM23に格納されていく(ST
4,ST5)。N回目の試料が載せられると、サンプリ
ングごとの各重量Wi を該当の既知個数ni で除すこと
により、それぞれni 個の試料の単重μi (i=1,2
・・・・N)が算出されるとともに、各サンプリング試料の
合計個数Σni で合計重量ΣWi を除すことによって、
平均単重μB が算出される(ST2,ST6,ST7,
ST8)。そして、各単重μi のうちの最小値μA およ
び最大値μ C が求められるとともに、その各値と平均単
重μB 、並びにこれらを算出したときの試料個数nA
C およびnB (=Σni )とがRAM23内に格納さ
れて、このプログラムを終える(ST9,ST10)。
【0035】図4はROM22に書き込まれた計数用プ
ログラムの内容を示すフローチャートである。このプロ
グラムは上記したサンプリング用プログラムで求められ
た各単重を用いて、未知個数の試料を計数するためのプ
ログラムであり、前記した〔表1〕〜〔表3〕の内容を
含んでいる。このプログラムにおいては、まず、未知個
数の試料を皿1a上に載せる(ST11)。未知個数の
試料が皿1a上に載せられると、その重量Wが読み取ら
れる(ST12)。そして、その重量Wが、RAM23
内に格納されている各単重μA , μC およびμB で除さ
れて、それぞれの単重に基づく試料個数kA , C およ
びkB が算出され、その各値がRAM23に格納される
(ST13,ST14)。なお、この各個数kA , C
およびkB は、当然、試料重量Wを各単重で除した後、
四捨五入によって丸めた値である。
【0036】次に、以上のように求められた各試料個数
A , C およびkB と、それぞれの単重μA ,μC
μB を算出した試料個数nA ,nC およびnB 、並びに
先に入力されている試料重量の変動係数εを用いて、前
記した(1)〜(3)式の全てが満足しているか否かが
判別される(ST15)。
【0037】(1)〜(3)式のいずれかを満足しない
場合、皿1a上の試料個数が誤差なく計数可能な最大個
数を上回っていることを使用者に報知すべく、警報ラン
プ5が点灯されるととともに、暫定的に平均単重μB
Wを除した個数kB が表示器4に表示される(ST1
6,ST17)。
【0038】(1)〜(3)式の全てが満足されている
場合、まず、e=kA −kC が算出される(ST1
8)。そして、eが0,2または4である場合には、前
記した〔表1〕に従って、この試料の最も確からしい個
数kが、eの各値に応じてそれぞれk=kA ,k=kA
−1またはk=kA −2であると決定され、表示器4に
表示される(ST19,ST20,ST21)。
【0039】ST18で算出されたeの値が1または3
である場合には、e´=kA −kBが算出される(ST
19,ST22)。そして、そのe´の値に基づき、e
が1の場合には前記した〔表2〕に従い、また、eが3
の場合には前記した〔表3〕に従い、それぞれこの試料
の最も確からしい個数kが決定され、表示器4に表示さ
れる(ST23,ST24,ST21)。
【0040】以上の動作によると、警報ランプ5が点灯
していない限り、表示器4に表示されている計数結果k
には、極めて高い確率のもとに計数誤差が含まれないこ
とになる。
【0041】また、警報ランプ5が点灯している状態
で、使用者が皿1a上の試料を適当数除去した場合に
は、その時点の表示値がクリアされると同時に警報ラン
プ5が一旦消灯された後、ST2に戻って新たに皿1a
上の試料重量Wが読み込まれ、ST3以下のルーチンが
実行される(ST26,ST27)。
【0042】従って、使用者が厳密な計数を必要としな
い場合には、警報ランプ5を無視して任意量の試料を皿
1a上に載せて計数を行えばよく、厳密な計数を必要と
する場合には、警報ランプ5が点灯しない程度の量の試
料を皿1a上に載せて計数を行うとともに、万が一警報
ランプ5が点灯したときには、適当な量の試料を皿1a
上から下ろすことにより、警報ランプ5が点灯されない
状態として計数動作を行うことで、誤差のない計数結果
を得ることができる。
【0043】ここで、以上の本発明実施例において、
(1)および(2)式を満足する試料個数kA およびk
C は、試料重量の変動係数ε=3%と大きくばらついて
いた場合において、nA およびnC がそれぞれ10個な
らば54個、同じく20個ならば74個、50個である
ならば109個であり、また、(3)式を満足する試料
個数kB は、同様に変動係数3%の場合において、nB
が100個なら73個、150個なら82個、200個
なら88個となり、比較的多量の未知個数試料を載せて
も、確率論的に定量的な保証のもとに誤差のない計数を
行うことが可能となる。
【0044】なお、以上の実施例では、未知個数の試料
を皿1a上に載せるごとに、(1)〜(3)式のβA
βC およびβB の値を算出して、これらが規定値以下で
あるか否かを判定したが、これに代えて、(1)〜
(3)式を満足するkA ,kC およびkB の最大値をそ
れぞれあらかじめ求めておいて、その各最大値と、未知
個数の試料重量Wをそれぞれの単重μA ,μC およびμ
B で実際に除して得られたkA ,kC およびkB とを比
較することによって、(1)〜(3)式を満足するか否
かを判別するようにしてもよい。この場合、誤差なく計
数可能な試料個数の目安として、サンプリング用プログ
ラムの終了時点において、上述の最大値のうちの最も少
ない値等を表示器4に表示することもできる。
【0045】また、上記した判別結果を報知する手段と
して、警報ランプ5に代えて警報ブザー等、他の任意の
報知手段を採用し得ることは言うまでもなく、逆に、
(1)〜(3)式の全てが満足している場合に、正確な
計数値が得られている旨を報知すべくランプを点灯する
ようにしてもよい。
【0046】更に、各単重を算出するサンプリング用プ
ログラムにおいて、既知個数ni はそれぞれあらかじめ
設定された個数として、その各個数を順に皿1a上に載
せていくほか、前記した本発明者による提案である特開
平1−18440号に基づく技術に基づき、最初に5個
等の規定個数を載せて単重を算出するとともに、その個
数と試料重量の変動係数から、統計学的に誤差なく計数
可能な許容最大追加個数を算出し、次に任意個数の試料
を皿上に載せたときに前回の単重でその追加重量を除し
て追加個数を算出し、その個数が許容最大追加個数以下
のときに限り、その試料の追加動作を既知個数の試料追
加と見なす方式を採用することも可能であり、要は、使
用者もしくは計数はかり自体により、個数を間違いなく
把握できる試料をサンプリングして、その重量をその個
数で除して単重を求める動作を、N回繰りして、複数個
の単重が得られればよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、既知個数
の試料を何回か皿上に載せることによって複数個の単重
を求めておくことにより、以後、比較的多量の未知個数
の試料を載せても、確率論的に定量的な保証のもとに誤
差が0の計数結果を得ることが可能となり、高効率で高
精度の計数を行うことのできる電子計数はかりが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す基本概念図
【図2】本発明実施例の構成を示すブロック図
【図3】そのROM22に書き込まれたサンプリング用
プログラムの内容を示すフローチャート
【図4】同じくROM22に書き込まれた計数用プログ
ラムの内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1 荷重検出部 1a 皿 2 制御部 3 キーボード 4 表示器 5 警報ランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿上に載せられた荷重を検出する荷重検
    出部と、皿上に既知個数の試料をN回(N≧3)にわた
    り載せるごとに、それぞれの荷重検出値Wi(i=1,
    2・・・・N)をそれぞれの個数ni (i=1,2・・・・N)
    で除して試料単重μi (i=1,2・・・・N)を求め、か
    つ、その合計重量ΣWi を合計個数Σni で除した平均
    単重μB を算出する単重算出手段と、その単重算出手段
    により算出された単重μi の最小値μA と最大値μC
    よび上記平均単重μB 、ならびにこれら各単重を算出し
    た試料個数nA とnC およびnB を記憶する記憶手段
    と、試料の変動係数εを設定する変動係数設定手段と、
    未知個数の試料を皿上に載せたときの荷重値Wを、上記
    記憶手段に記憶されている各単重μA,μC およびμ B
    除してそれぞれの単重に基づく試料個数kA,C および
    B を算出する個数算出手段と、その各個数算出結果が
    それぞれ下記の(1)〜(3)式を満足しているか否か
    を判別する判別手段と、その判別結果を報知する報知手
    段と、上記判別結果を全て満足しているとき、e=kA
    −kC およびe´=kA −kB の値から、下記の〔表
    1〕〜〔表3〕に従って正しい試料個数kを決定して表
    示する試料個数決定手段を備えた電子計数はかり。 【数1】 【表1】
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