JP3316043B2 - 冷却材のための蒸発器 - Google Patents
冷却材のための蒸発器Info
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- JP3316043B2 JP3316043B2 JP20200493A JP20200493A JP3316043B2 JP 3316043 B2 JP3316043 B2 JP 3316043B2 JP 20200493 A JP20200493 A JP 20200493A JP 20200493 A JP20200493 A JP 20200493A JP 3316043 B2 JP3316043 B2 JP 3316043B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸発器、詳しくは冷却シ
ステム或は空調システム内の冷却材を蒸発させるために
使用される蒸発器に関する。
ステム或は空調システム内の冷却材を蒸発させるために
使用される蒸発器に関する。
【0002】
【従来技術】ここ10年程、車の燃費を向上させるため
に相当の努力が為され来ている。そのために自動車の事
実上全ての部品が燃費への影響の点から見直されてい
る。一般には主に、部品の重量と部品の、自動車の空気
力学上の、即ち空気抵抗係数上における影響とが重点的
に見直されている。多くのケースでは、ある部品はこれ
らの考慮事項の一方或は他方に影響を与えるが両方に影
響を与えることは無い。別のケースではある部品は前記
考慮事項の両方に影響する。後者の部品としては自動車
で、例えばラジエーター及び空調システム部品として使
用される熱交換器の多くのものが含まれる。
に相当の努力が為され来ている。そのために自動車の事
実上全ての部品が燃費への影響の点から見直されてい
る。一般には主に、部品の重量と部品の、自動車の空気
力学上の、即ち空気抵抗係数上における影響とが重点的
に見直されている。多くのケースでは、ある部品はこれ
らの考慮事項の一方或は他方に影響を与えるが両方に影
響を与えることは無い。別のケースではある部品は前記
考慮事項の両方に影響する。後者の部品としては自動車
で、例えばラジエーター及び空調システム部品として使
用される熱交換器の多くのものが含まれる。
【0003】それら部品は自動車の重量を増加し、また
その体積が自動車外殻の前方領域或はその他部分に与え
る悪影響の度合いに応じ空気抵抗係数もまた増加させ
る。結局、そうした熱交換器を軽量部品と代替させるこ
となどにより重量軽減するのみならず、その体積をも減
少させる努力が尚続けられている。それは、体積を減少
させれば重量が軽減されるのみならず、自動車外殻に於
ける空気抵抗係数を低下させ得る幾つかの部分を減少さ
せ得るからである。それと同時に、それら部品を含むシ
ステムの熱交換能力は低下しないばかりか向上すらする
のである。つまり熱交換器の寸法形状を減少させると、
その他全ての条件を同じとすれば、これを使用するシス
テムの熱交換能力は減少するもののその減少分は効率増
加によってオフセット、即ち補償されるのである。
その体積が自動車外殻の前方領域或はその他部分に与え
る悪影響の度合いに応じ空気抵抗係数もまた増加させ
る。結局、そうした熱交換器を軽量部品と代替させるこ
となどにより重量軽減するのみならず、その体積をも減
少させる努力が尚続けられている。それは、体積を減少
させれば重量が軽減されるのみならず、自動車外殻に於
ける空気抵抗係数を低下させ得る幾つかの部分を減少さ
せ得るからである。それと同時に、それら部品を含むシ
ステムの熱交換能力は低下しないばかりか向上すらする
のである。つまり熱交換器の寸法形状を減少させると、
その他全ての条件を同じとすれば、これを使用するシス
テムの熱交換能力は減少するもののその減少分は効率増
加によってオフセット、即ち補償されるのである。
【0004】長年にわたり熱交換器の効率を多くの点で
増大させ得る数多くのセッティング技法が提案された
が、こうした技法を使用して冷却システム或は空調シス
テムの効率を大幅に向上させようとする試みを成功させ
るのは容易ではない。なぜなら凝縮器或は蒸発器のよう
なシステムとしての熱交換器内には2層流れが存在する
からである。つまりこの形式の熱交換器は、部分的に液
相でありしかも部分的には蒸気相である冷却材を扱うこ
とから、例えば、自動車のラジエーターのような単一層
ユニットの効率を増大させ得る技法は適用し得ないので
ある。そして、凝縮器や蒸発器といえども互いにその作
動は全く異なるのであり、従って異なる立場で評価する
必要があるのである。例えば蒸発器では、そのコアを通
過する湿った空気からの凝縮物はコア自体に形成され
る。凝縮器の熱の導体としての役割は、自動車の蒸発器
を代表的に構成するところのアルミニューム部品のそれ
よりもずっと小さい。結局のところ、蒸発器のフィンや
チューブでの凝縮物の残留を許すとすれば周囲空気の熱
は冷却材の蒸発以前にこの凝縮物を通してそれらフィン
やチューブに送られることになり、熱の移動はこの凝縮
物によって妨害され熱交換効率は低下する。更にまた、
特にフィンの密度が比較的大きいことから、こうした凝
縮物がコアを貫く空気流れを阻止する恐れもある。また
最悪の場合、凝縮物が実際に凍結してフィンを取り巻く
熱伝導の小さい層を固化させこれをコアを貫く空気通路
内の固定障害物とする恐れもある。蒸発器を通しての冷
却材流れも又関心事項である。もし大量の冷却材が蒸発
器の特定部分に流れるとそこにコールドスポットが創出
される。そうしたコールドスポットは凝縮物をそこで凍
結させる。換言すれば、コールドスポットが出現すると
残余の蒸発器部分は最適効率では作動しなくなるのであ
る。本発明は上記の如き従来技術の欠点の1つ以上を解
消することを指向するものである。
増大させ得る数多くのセッティング技法が提案された
が、こうした技法を使用して冷却システム或は空調シス
テムの効率を大幅に向上させようとする試みを成功させ
るのは容易ではない。なぜなら凝縮器或は蒸発器のよう
なシステムとしての熱交換器内には2層流れが存在する
からである。つまりこの形式の熱交換器は、部分的に液
相でありしかも部分的には蒸気相である冷却材を扱うこ
とから、例えば、自動車のラジエーターのような単一層
ユニットの効率を増大させ得る技法は適用し得ないので
ある。そして、凝縮器や蒸発器といえども互いにその作
動は全く異なるのであり、従って異なる立場で評価する
必要があるのである。例えば蒸発器では、そのコアを通
過する湿った空気からの凝縮物はコア自体に形成され
る。凝縮器の熱の導体としての役割は、自動車の蒸発器
を代表的に構成するところのアルミニューム部品のそれ
よりもずっと小さい。結局のところ、蒸発器のフィンや
チューブでの凝縮物の残留を許すとすれば周囲空気の熱
は冷却材の蒸発以前にこの凝縮物を通してそれらフィン
やチューブに送られることになり、熱の移動はこの凝縮
物によって妨害され熱交換効率は低下する。更にまた、
特にフィンの密度が比較的大きいことから、こうした凝
縮物がコアを貫く空気流れを阻止する恐れもある。また
最悪の場合、凝縮物が実際に凍結してフィンを取り巻く
熱伝導の小さい層を固化させこれをコアを貫く空気通路
内の固定障害物とする恐れもある。蒸発器を通しての冷
却材流れも又関心事項である。もし大量の冷却材が蒸発
器の特定部分に流れるとそこにコールドスポットが創出
される。そうしたコールドスポットは凝縮物をそこで凍
結させる。換言すれば、コールドスポットが出現すると
残余の蒸発器部分は最適効率では作動しなくなるのであ
る。本発明は上記の如き従来技術の欠点の1つ以上を解
消することを指向するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、新規且つ改良された蒸発器、即ち、冷却システム或
は空調システムに於て使用するための如き蒸発器を提供
することである。本発明に従う蒸発器は自動車用途に於
て使用するためにより好適である。
は、新規且つ改良された蒸発器、即ち、冷却システム或
は空調システムに於て使用するための如き蒸発器を提供
することである。本発明に従う蒸発器は自動車用途に於
て使用するためにより好適である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1様相に従えば
冷却材のための蒸発器が提供される。この蒸発器は入口
と出口とこの入口及び出口間を伸延し液圧的に平行な複
数の流路とを具備してなる蒸発器回路を含み、各流路を
通る冷却材流れを少なくとも実質的に均一化するための
均等化手段がこの蒸発器回路内に設けられる。
冷却材のための蒸発器が提供される。この蒸発器は入口
と出口とこの入口及び出口間を伸延し液圧的に平行な複
数の流路とを具備してなる蒸発器回路を含み、各流路を
通る冷却材流れを少なくとも実質的に均一化するための
均等化手段がこの蒸発器回路内に設けられる。
【0007】好ましい具体例に於てはこの均等化手段は
回路入口の下流側で且つ前記液圧的に平行な複数の流路
の上流側に分配器を含んでいる。本発明は不等寸法を有
する追加的な流路を含んでなる均等化手段をも含むもの
である。好ましい具体例ではこのその長さが前記不等寸
法とされる。
回路入口の下流側で且つ前記液圧的に平行な複数の流路
の上流側に分配器を含んでいる。本発明は不等寸法を有
する追加的な流路を含んでなる均等化手段をも含むもの
である。好ましい具体例ではこのその長さが前記不等寸
法とされる。
【0008】より好ましい具体例では、蒸発器は液圧的
に平行な複数の細長通路にして、蒸発中の冷却材が通過
する前記細長の通路を画定する細長通路手段を含んでい
る。第1のマニホールド及び第2のマニホールドが設け
られその一方が前記細長通路手段の一端に、他方がその
他端に夫々連結される。これらマニホールドの一方に入
口が設けられ、そしてこの同じ一方のマニホールドには
出口もまた設けられる。この入口と関連するマニホール
ドとの間には平坦な衝突表面を含む冷却材分配器が配設
され、前記入口にはオリフィスが連結される。このオリ
フィスは冷却材の流れを、一般にこの流れと直行する表
面に向けて送るよう配向される。複数の冷却材受容通路
が前記衝突表面の周囲に沿ってある角度を置いて隔設さ
れる。冷却材受容通路は各々マニホールドと流通し、一
方のマニホールド全体から予め決定された様式で冷却材
を分配する。
に平行な複数の細長通路にして、蒸発中の冷却材が通過
する前記細長の通路を画定する細長通路手段を含んでい
る。第1のマニホールド及び第2のマニホールドが設け
られその一方が前記細長通路手段の一端に、他方がその
他端に夫々連結される。これらマニホールドの一方に入
口が設けられ、そしてこの同じ一方のマニホールドには
出口もまた設けられる。この入口と関連するマニホール
ドとの間には平坦な衝突表面を含む冷却材分配器が配設
され、前記入口にはオリフィスが連結される。このオリ
フィスは冷却材の流れを、一般にこの流れと直行する表
面に向けて送るよう配向される。複数の冷却材受容通路
が前記衝突表面の周囲に沿ってある角度を置いて隔設さ
れる。冷却材受容通路は各々マニホールドと流通し、一
方のマニホールド全体から予め決定された様式で冷却材
を分配する。
【0009】好ましくは、前記細長通路手段は前記冷却
材受容通路の数の”n”倍の数だけ設けられる。ここ
で”n”は1以上の整数であり、各冷却材受容通路は一
方のマニホールドによってこの”n”倍の数の細長通路
に接続される。前記衝突表面の周囲は一般に円形であり
得るが、平面とも為し得る。好ましい具体例では前記冷
却材受容通路は衝突表面の周囲に沿って等角度を置いて
隔設される。
材受容通路の数の”n”倍の数だけ設けられる。ここ
で”n”は1以上の整数であり、各冷却材受容通路は一
方のマニホールドによってこの”n”倍の数の細長通路
に接続される。前記衝突表面の周囲は一般に円形であり
得るが、平面とも為し得る。好ましい具体例では前記冷
却材受容通路は衝突表面の周囲に沿って等角度を置いて
隔設される。
【0010】好ましくはオリフィス、マニホールドそし
て各通路は、蒸発器内をこれらオリフィス、冷却材受容
通路そして出口に至る通路を横断して流動する冷却材流
れの圧力降下が、凝縮器システムの出口から蒸発器の出
口にかけての設計最大冷却負荷時の合計圧力降下の値の
少なくとも約1/3の値となるよう寸法形状付けされ
る。より好ましい具体例では細長通路の各々は細長チュ
ーブにより画定される。これら細長チューブは相互に平
行に離間され各マニホールド間を更に伸延される。少な
くとも幾つかの隣り合うチューブ間にはフィンが配設さ
れる。
て各通路は、蒸発器内をこれらオリフィス、冷却材受容
通路そして出口に至る通路を横断して流動する冷却材流
れの圧力降下が、凝縮器システムの出口から蒸発器の出
口にかけての設計最大冷却負荷時の合計圧力降下の値の
少なくとも約1/3の値となるよう寸法形状付けされ
る。より好ましい具体例では細長通路の各々は細長チュ
ーブにより画定される。これら細長チューブは相互に平
行に離間され各マニホールド間を更に伸延される。少な
くとも幾つかの隣り合うチューブ間にはフィンが配設さ
れる。
【0011】本発明に従い作製される蒸発器には液圧的
に平行な流路を複数隔設してなる蒸発器コアもまた含ま
れる。これら流路は各々1つ以上の細長チューブにより
画定され、各々の細長チューブは入口端部とこれに対向
する出口端部とを有している。これら細長チューブは相
互に離間され且つ平行とされ少なくともその幾つかの間
部分にはフィンが伸延される。この蒸発器には入口フィ
ッティングと、出口フィッティングと、前記入口フィッ
ティングと、細長チューブの少なくとも幾つかの入口端
部とを相互連結し冷却材をこの入口端部から関連する細
長チューブへと分配するための分配手段とが設けられ
る。収集手段が前記出口フィッティングと出口端部の少
なくとも幾つかとを相互連結し、関連する細長チューブ
から送られる冷却材を収集する。
に平行な流路を複数隔設してなる蒸発器コアもまた含ま
れる。これら流路は各々1つ以上の細長チューブにより
画定され、各々の細長チューブは入口端部とこれに対向
する出口端部とを有している。これら細長チューブは相
互に離間され且つ平行とされ少なくともその幾つかの間
部分にはフィンが伸延される。この蒸発器には入口フィ
ッティングと、出口フィッティングと、前記入口フィッ
ティングと、細長チューブの少なくとも幾つかの入口端
部とを相互連結し冷却材をこの入口端部から関連する細
長チューブへと分配するための分配手段とが設けられ
る。収集手段が前記出口フィッティングと出口端部の少
なくとも幾つかとを相互連結し、関連する細長チューブ
から送られる冷却材を収集する。
【0012】本発明に従えば分配手段と収集手段とは更
に、入口フィッティングから出口フィッティングへの、
複数の流路の各々を通る冷却材流れの移動距離を少なく
とも実質的に均等化するための均等化手段を画定する。
好ましい具体例ではコアには端部細長チューブを側方に
設けてなる中央細長チューブを含んでいる。冷却材の、
入口フィッティングから分配手段を通り細長チューブの
入口端部に至る移動距離は端部細長チューブのそれより
も中央細長チューブにおける方が短く、また冷却材の、
収集手段の細長チューブ出口端部位置から出口フィッテ
ィングに至る移動距離は端部細長チューブにおけるより
も中央細長チューブにおける方が大きい。
に、入口フィッティングから出口フィッティングへの、
複数の流路の各々を通る冷却材流れの移動距離を少なく
とも実質的に均等化するための均等化手段を画定する。
好ましい具体例ではコアには端部細長チューブを側方に
設けてなる中央細長チューブを含んでいる。冷却材の、
入口フィッティングから分配手段を通り細長チューブの
入口端部に至る移動距離は端部細長チューブのそれより
も中央細長チューブにおける方が短く、また冷却材の、
収集手段の細長チューブ出口端部位置から出口フィッテ
ィングに至る移動距離は端部細長チューブにおけるより
も中央細長チューブにおける方が大きい。
【0013】本発明の更に他の様相に従えば蒸発器コア
を含んでなる蒸発器が提供され、平行状態で離間された
少なくとも1列の細長チューブを含んでいる。これら細
長チューブはヘッダープレートに配設された開放端部に
於て終端し、各細長チューブ間にはフィンが伸延され
る。デバイダープレートがこのヘッダープレートに押接
状態でシールされ、離間された一列の孔をそこに有して
いる。この孔の1つは細長チューブ列における各々の細
長チューブ或は一群の細長チューブに設けられ、その各
孔は前記細長チューブ列の対応する細長チューブ或は一
群の細長チューブと整列される。回路プレート−分配器
プレート手段がヘッダープレートと対向するデバイダー
プレートに押接状態でシールされ、複数の長孔をそこに
有している。各々の長孔の一端は対応する孔の1つ或は
予め決定された群と整列され且つ流体連通される。長孔
の他端は開口の周囲に角度を置いて離間される。この開
口はへん平な衝突表面を画定してなる、プレートの1の
無孔セクションと整列される。カバープレートが前記回
路プレート−分配器プレート手段に押接状態でシールさ
れそれにより衝突表面と反対側の開口を閉じる。前記開
口と整列し蒸発器への冷却材の入口として作用する入口
手段がカバープレートに設けられる。この入口手段は流
入する冷却材を一般に開口の中心に向けて送り、この開
口と一般に直交する衝突表面と衝突させる。好ましい具
体例では回路プレート−分配器プレート手段には長孔を
具備する回路プレートと開口を具備する分配器プレート
とが含まれる。回路プレートと分配器プレートとは突合
わせシールされる。
を含んでなる蒸発器が提供され、平行状態で離間された
少なくとも1列の細長チューブを含んでいる。これら細
長チューブはヘッダープレートに配設された開放端部に
於て終端し、各細長チューブ間にはフィンが伸延され
る。デバイダープレートがこのヘッダープレートに押接
状態でシールされ、離間された一列の孔をそこに有して
いる。この孔の1つは細長チューブ列における各々の細
長チューブ或は一群の細長チューブに設けられ、その各
孔は前記細長チューブ列の対応する細長チューブ或は一
群の細長チューブと整列される。回路プレート−分配器
プレート手段がヘッダープレートと対向するデバイダー
プレートに押接状態でシールされ、複数の長孔をそこに
有している。各々の長孔の一端は対応する孔の1つ或は
予め決定された群と整列され且つ流体連通される。長孔
の他端は開口の周囲に角度を置いて離間される。この開
口はへん平な衝突表面を画定してなる、プレートの1の
無孔セクションと整列される。カバープレートが前記回
路プレート−分配器プレート手段に押接状態でシールさ
れそれにより衝突表面と反対側の開口を閉じる。前記開
口と整列し蒸発器への冷却材の入口として作用する入口
手段がカバープレートに設けられる。この入口手段は流
入する冷却材を一般に開口の中心に向けて送り、この開
口と一般に直交する衝突表面と衝突させる。好ましい具
体例では回路プレート−分配器プレート手段には長孔を
具備する回路プレートと開口を具備する分配器プレート
とが含まれる。回路プレートと分配器プレートとは突合
わせシールされる。
【0014】より好ましい具体例に於ては、少なくとも
2列の細長チューブ列が設けられ、各列の細長チューブ
はヘッダープレートに於て終端する開放端部を有してい
る。蒸発器は更に、ヘッダープレート及びデバイダープ
レート間に位置付けられてなるマニホールドを含み、開
口を有するマニホールドプレートがデバイダープレート
内の孔と前記細長チューブ列の一方に於ける細長チュー
ブの開放端部の対応する孔の1つ或は予め決定された群
との間に流体連通を確立する。マニホールドプレートに
は細長出口長孔が形成され、これが前記細長チューブ列
の他方に於ける細長チューブの開放端と整列され、また
少なくとも1つの出口導管がこの細長出口長孔と接続さ
れる。より好ましい具体例では前記出口導管は単一の出
口開口を有し、これが細長出口長孔に、その長手方向に
沿って離間する2か所に於て連結される。好ましくは前
記2か所の位置は細長出口長孔の対向する各端部であ
る。
2列の細長チューブ列が設けられ、各列の細長チューブ
はヘッダープレートに於て終端する開放端部を有してい
る。蒸発器は更に、ヘッダープレート及びデバイダープ
レート間に位置付けられてなるマニホールドを含み、開
口を有するマニホールドプレートがデバイダープレート
内の孔と前記細長チューブ列の一方に於ける細長チュー
ブの開放端部の対応する孔の1つ或は予め決定された群
との間に流体連通を確立する。マニホールドプレートに
は細長出口長孔が形成され、これが前記細長チューブ列
の他方に於ける細長チューブの開放端と整列され、また
少なくとも1つの出口導管がこの細長出口長孔と接続さ
れる。より好ましい具体例では前記出口導管は単一の出
口開口を有し、これが細長出口長孔に、その長手方向に
沿って離間する2か所に於て連結される。好ましくは前
記2か所の位置は細長出口長孔の対向する各端部であ
る。
【0015】
【実施例】蒸発器の具体例が図1に2パス型蒸発器の形
態として例示されている。しかしながら、本発明の原理
の多くを1パス型蒸発器或は2つ以上のパスを有する蒸
発器に対し等しく適用し得ることを理解されたい。蒸発
器には全体を番号10で示されるコアが含まれ、このコ
アには第1のヘッダープレート12と第2のヘッダープ
レート14とが含まれる。第1のヘッダープレート12
と第2のヘッダープレート14とは平行状態で離間さ
れ、各々2列の細長孔16を含んでいる。図1に示され
るように、前列を成す細長孔は記号Aで、そして後列を
成す細長孔は記号Bで示されている。
態として例示されている。しかしながら、本発明の原理
の多くを1パス型蒸発器或は2つ以上のパスを有する蒸
発器に対し等しく適用し得ることを理解されたい。蒸発
器には全体を番号10で示されるコアが含まれ、このコ
アには第1のヘッダープレート12と第2のヘッダープ
レート14とが含まれる。第1のヘッダープレート12
と第2のヘッダープレート14とは平行状態で離間さ
れ、各々2列の細長孔16を含んでいる。図1に示され
るように、前列を成す細長孔は記号Aで、そして後列を
成す細長孔は記号Bで示されている。
【0016】2列のへん平細長チューブ18が第1のヘ
ッダープレート12と第2のヘッダープレート14との
間を伸延し、その対向する開放端部が第1のヘッダープ
レート12及び第2のヘッダープレート14の細長孔1
6にこの細長孔16と整列状態で受容される。蛇行フィ
ン20がへん平細長チューブ間を伸延しその各列A、B
に結合される。ある場合に於てはこの蛇行フィン20の
1組が、整列状態で隣り合う前記へん平細長チューブ1
8間を図1に例示されるようにA及びBの各列を連結す
る形で伸延され得る。空気流れはコアを貫いて矢印21
の方向に流れる。図9及び10にその詳細を示す入口フ
ィッティング26が開口24にシール状態で嵌合され従
来様式にて冷却システム或は空調システム、つまりそれ
らの膨張弁或は毛細管(何れも図示せず)の下流側に連
結される。
ッダープレート12と第2のヘッダープレート14との
間を伸延し、その対向する開放端部が第1のヘッダープ
レート12及び第2のヘッダープレート14の細長孔1
6にこの細長孔16と整列状態で受容される。蛇行フィ
ン20がへん平細長チューブ間を伸延しその各列A、B
に結合される。ある場合に於てはこの蛇行フィン20の
1組が、整列状態で隣り合う前記へん平細長チューブ1
8間を図1に例示されるようにA及びBの各列を連結す
る形で伸延され得る。空気流れはコアを貫いて矢印21
の方向に流れる。図9及び10にその詳細を示す入口フ
ィッティング26が開口24にシール状態で嵌合され従
来様式にて冷却システム或は空調システム、つまりそれ
らの膨張弁或は毛細管(何れも図示せず)の下流側に連
結される。
【0017】分配プレート30がカバープレート22の
下側に配設される。組み立て状態ではこれら2枚のプレ
ートは互いにシールされる。分配プレートには一般に中
央の開口32が含まれ、この孔32の周囲には今後説明
する目的上使用される一連のポケット34が形成され
る。分配プレートの、カバープレートと反対の側には回
路プレート36が結合される。この回路プレート36に
は複数の細長孔38が含まれ、その各一端部40は分配
プレート30の対応するポケット34の各1つと整列さ
れる。細長孔38の各他端部42は前記デバイダープレ
ート46の孔44の1つ或は予め決定された群と整列さ
れる。
下側に配設される。組み立て状態ではこれら2枚のプレ
ートは互いにシールされる。分配プレートには一般に中
央の開口32が含まれ、この孔32の周囲には今後説明
する目的上使用される一連のポケット34が形成され
る。分配プレートの、カバープレートと反対の側には回
路プレート36が結合される。この回路プレート36に
は複数の細長孔38が含まれ、その各一端部40は分配
プレート30の対応するポケット34の各1つと整列さ
れる。細長孔38の各他端部42は前記デバイダープレ
ート46の孔44の1つ或は予め決定された群と整列さ
れる。
【0018】上記説明の各プレートの組立体は中間スぺ
ーサー或はマニホールドプレート48を介し第1のヘッ
ダープレート12に対しシールされる。このマニホール
ドプレート48には、デバイダープレートとへん平な細
長チューブ18の第1のヘッダープレート12における
開放端部との間を流体連通する作用を為す一連の長孔5
0が含まれる。マニホールドプレート48には更に、図
示の如く出口導管54に連結されてなる細長出口長孔5
2が含まれる。この点に於て、図1に例示される特定具
体例では第1のヘッダープレート12、カバープレート
22、分配プレート30、回路プレート36、デバイダ
ープレート46そしてマニホールドプレート48の各々
はその後方に伸延する舌部60を含む。この舌部60は
細長孔38及び細長出口孔52の特定形状のために於て
のみ必要とされるものであって、他の多くの具体例では
省略して良い。
ーサー或はマニホールドプレート48を介し第1のヘッ
ダープレート12に対しシールされる。このマニホール
ドプレート48には、デバイダープレートとへん平な細
長チューブ18の第1のヘッダープレート12における
開放端部との間を流体連通する作用を為す一連の長孔5
0が含まれる。マニホールドプレート48には更に、図
示の如く出口導管54に連結されてなる細長出口長孔5
2が含まれる。この点に於て、図1に例示される特定具
体例では第1のヘッダープレート12、カバープレート
22、分配プレート30、回路プレート36、デバイダ
ープレート46そしてマニホールドプレート48の各々
はその後方に伸延する舌部60を含む。この舌部60は
細長孔38及び細長出口孔52の特定形状のために於て
のみ必要とされるものであって、他の多くの具体例では
省略して良い。
【0019】スプレーサープレート62が、細長チュー
ブ18とは反対の側に於て第2のヘッダープレート14
に結合される。スぺーサープレート62には、第2のヘ
ッダープレート14の細長孔16と整列する細長孔64
の一対の列が含まれる。第2のヘッダープレート14と
対向するスぺーサープレート62に押し当てた状態で戻
りマニホールドプレート66が挟持され、これが2パス
型蒸発器を提供する。戻りマニホールドプレート66に
は複数の浅いU字型長孔68が含まれる。このU字型長
孔68は湾曲部70と端部72及び74に於て終端する
対向する2本の脚部とを具備している。前記端部72は
細長チューブ列Bの中央の細長孔16と整列し、一方端
部74は細長チューブ列Aの細長孔16の対応する1つ
と整列する。湾曲部70は細長チューブの2つの列にお
ける細長孔64間に来るよう位置付けされる。次いで孔
開けカバープレート76が戻りマニホールドプレート6
6に対しスぺーサープレート62の反対側に結合され組
立が完了する。
ブ18とは反対の側に於て第2のヘッダープレート14
に結合される。スぺーサープレート62には、第2のヘ
ッダープレート14の細長孔16と整列する細長孔64
の一対の列が含まれる。第2のヘッダープレート14と
対向するスぺーサープレート62に押し当てた状態で戻
りマニホールドプレート66が挟持され、これが2パス
型蒸発器を提供する。戻りマニホールドプレート66に
は複数の浅いU字型長孔68が含まれる。このU字型長
孔68は湾曲部70と端部72及び74に於て終端する
対向する2本の脚部とを具備している。前記端部72は
細長チューブ列Bの中央の細長孔16と整列し、一方端
部74は細長チューブ列Aの細長孔16の対応する1つ
と整列する。湾曲部70は細長チューブの2つの列にお
ける細長孔64間に来るよう位置付けされる。次いで孔
開けカバープレート76が戻りマニホールドプレート6
6に対しスぺーサープレート62の反対側に結合され組
立が完了する。
【0020】より好ましい具体例では全ての部品がアル
ミニュームから作製される。なぜならその方が比較的軽
量であり熱伝導性も良好だからである。種々の部品は周
知のいろいろのろう付け法の任意のものを使用すること
により互いにろう付けされる。これに関し、個別の部品
のさまざまな界面位置にはろう付け用合金が配設され
る。通常はこのろう付けよう合金はクラッディング形態
のものである。かくして、例えば接着材がカバープレー
ト22を分配プレート30に対してシールし、カバープ
レート22か或は分配プレートの上面は代表的にろう付
けクラッドで接着される。同様に、ろう付けクラッディ
ングは代表的に、各プレートの界面の各々を画定する表
面の一方或は他方に配設される。加うるに、ろう付けク
ラッディングを細長チューブ18上に配設し、このろう
付けクラッディングが細長孔16内部に結合され且つシ
ールされるのみならず、それが蛇行フィン20を細長チ
ューブ18に結合する手段を提供することを保証させ得
る。
ミニュームから作製される。なぜならその方が比較的軽
量であり熱伝導性も良好だからである。種々の部品は周
知のいろいろのろう付け法の任意のものを使用すること
により互いにろう付けされる。これに関し、個別の部品
のさまざまな界面位置にはろう付け用合金が配設され
る。通常はこのろう付けよう合金はクラッディング形態
のものである。かくして、例えば接着材がカバープレー
ト22を分配プレート30に対してシールし、カバープ
レート22か或は分配プレートの上面は代表的にろう付
けクラッドで接着される。同様に、ろう付けクラッディ
ングは代表的に、各プレートの界面の各々を画定する表
面の一方或は他方に配設される。加うるに、ろう付けク
ラッディングを細長チューブ18上に配設し、このろう
付けクラッディングが細長孔16内部に結合され且つシ
ールされるのみならず、それが蛇行フィン20を細長チ
ューブ18に結合する手段を提供することを保証させ得
る。
【0021】ある場合には製造容易化のために、各プレ
ートの幾つかを結合し或は複合部片とし得る。また、幾
つかの構成部分を切断ではなく、エンボス加工、スタン
プ加工或はドリル加工し得る。図2から8には今後詳細
に説明される種々のプレートが例示される。これら各図
は同一縮尺であり従って各図を重ね合わせるのみにより
各構成部品の相対配置を容易に確認し得ることを銘記さ
れたい。
ートの幾つかを結合し或は複合部片とし得る。また、幾
つかの構成部分を切断ではなく、エンボス加工、スタン
プ加工或はドリル加工し得る。図2から8には今後詳細
に説明される種々のプレートが例示される。これら各図
は同一縮尺であり従って各図を重ね合わせるのみにより
各構成部品の相対配置を容易に確認し得ることを銘記さ
れたい。
【0022】図2はカバープレート22とそこに設けた
開口24の例示図である。この開口24が入口フィッテ
ィング26を受け、この入口フィッティングは図9及び
10を参照して説明するが、その軸方向長さがカバープ
レート22の厚みと概略等しくまた直径が開口24と同
一である減径部分80を含んでいる。入口フィッティン
グ26の、前記減径部分と反対側には拡大直径端82が
含まれ、その内側には導管を受容するための内部空間8
4が形成される。入口フィッティング26の軸にはオリ
フィス86が配設され、このオリフィス86は入口フィ
ッティング26が開口24内部にしっかりと結合された
時、分配プレート30の開口32の中心90の位置でこ
の分配プレート30に対し直交する方向に配向される。
開口32は一般に円形であり、この開口32を中心とす
る周囲には図3に示されるようにポケット34が等間隔
で配設される。各ポケット34は円形端部94に於て終
端する半径方向長孔92により画定される。
開口24の例示図である。この開口24が入口フィッテ
ィング26を受け、この入口フィッティングは図9及び
10を参照して説明するが、その軸方向長さがカバープ
レート22の厚みと概略等しくまた直径が開口24と同
一である減径部分80を含んでいる。入口フィッティン
グ26の、前記減径部分と反対側には拡大直径端82が
含まれ、その内側には導管を受容するための内部空間8
4が形成される。入口フィッティング26の軸にはオリ
フィス86が配設され、このオリフィス86は入口フィ
ッティング26が開口24内部にしっかりと結合された
時、分配プレート30の開口32の中心90の位置でこ
の分配プレート30に対し直交する方向に配向される。
開口32は一般に円形であり、この開口32を中心とす
る周囲には図3に示されるようにポケット34が等間隔
で配設される。各ポケット34は円形端部94に於て終
端する半径方向長孔92により画定される。
【0023】次ぎに図3及び4を参照するに、ポケット
34の各々の円形端部94が回路プレート36の細長孔
38の内側端部40と整列されている。これらの内側端
部40は図4に示されるように円形であり、またその外
側端部42も同様に円形である。図4に示されるよう
に、細長孔38の内側端部40は円形に等間隔状態で配
列されて半径方向長孔92の円形端部94と整列され、
一方、外側端部42は直線状に列をなして配設される。
このことから、言うまでもなく、細長孔38は不等長を
有しており、図示される特定形状に於ては細長孔38の
長い方が回路プレート36の端部96及び98に隣り合
って配設され、また最も短い細長孔38が回路プレート
36の中心100(端部96及び98に関して)に配設
されることとなる。細長孔は、回路プレート36の中心
から端部96或は98の何れかに向けて進むにつれ、図
4から容易に認識されるようにその長さが長くなる。
34の各々の円形端部94が回路プレート36の細長孔
38の内側端部40と整列されている。これらの内側端
部40は図4に示されるように円形であり、またその外
側端部42も同様に円形である。図4に示されるよう
に、細長孔38の内側端部40は円形に等間隔状態で配
列されて半径方向長孔92の円形端部94と整列され、
一方、外側端部42は直線状に列をなして配設される。
このことから、言うまでもなく、細長孔38は不等長を
有しており、図示される特定形状に於ては細長孔38の
長い方が回路プレート36の端部96及び98に隣り合
って配設され、また最も短い細長孔38が回路プレート
36の中心100(端部96及び98に関して)に配設
されることとなる。細長孔は、回路プレート36の中心
から端部96或は98の何れかに向けて進むにつれ、図
4から容易に認識されるようにその長さが長くなる。
【0024】図5にはデバイダープレート46の詳細が
例示され、先に銘記した如く単一列状に配設されてなる
複数の孔44を含んでいる。この配列構成に於て、孔4
4は回路プレート36の細長孔38の外側端部42と整
合すると共に、マニホールドプレート48の長孔50の
中心とも整合する。これに関連し、細長孔38は孔44
と同数であり、孔44は長孔50と同数であり、長孔5
0は細長チューブ列Bと同数であることを銘記された
い。
例示され、先に銘記した如く単一列状に配設されてなる
複数の孔44を含んでいる。この配列構成に於て、孔4
4は回路プレート36の細長孔38の外側端部42と整
合すると共に、マニホールドプレート48の長孔50の
中心とも整合する。これに関連し、細長孔38は孔44
と同数であり、孔44は長孔50と同数であり、長孔5
0は細長チューブ列Bと同数であることを銘記された
い。
【0025】この構成は、流入する冷却材を入口フィッ
ティング26を通して受け、これを可能な限り等しい量
に於て、細長チューブ18によって構成される液圧的に
平行な流路へと分配することを目的とするものである。
オリフィス86は流入する冷却材の流れ速度を増加させ
る作用を為し、そうして速度増加された流れは回路プレ
ートの、細長孔38の内側端部40の内側に画定される
一般に円形の、無孔の表面セクション102に衝突す
る。この無孔の表面セクション102はへん平、詳しく
は平坦面であり、先に言及した冷却材の流入流れはこの
無孔の表面セクション102の中心104に一般に直交
(即ち90度)する方向から衝突する。冷却材は一般に
均等に約360度偏向されその結果、実質的に等量の冷
却材が各ポケット34に、従って細長孔38に送られ、
結局、細長チューブ列Aの細長チューブ16に送られ
る。かくして、細長チューブ列Aの各々を通し実質的に
等質量の冷却材が矢印106(図1参照)の方向に送ら
れ、この流れが細長チューブ18の列B内を矢印108
の方向に流れて戻りこれにより、コア10の一方側から
他方側への冷却材分配が良好に為される2パス型蒸発器
が提供される。冷却材流れが均一でしかも分配が良好で
あることから、コールドスポットとそれに関連する問題
の発生及び或はコアのその他部材の非効率的使用が回避
される。
ティング26を通して受け、これを可能な限り等しい量
に於て、細長チューブ18によって構成される液圧的に
平行な流路へと分配することを目的とするものである。
オリフィス86は流入する冷却材の流れ速度を増加させ
る作用を為し、そうして速度増加された流れは回路プレ
ートの、細長孔38の内側端部40の内側に画定される
一般に円形の、無孔の表面セクション102に衝突す
る。この無孔の表面セクション102はへん平、詳しく
は平坦面であり、先に言及した冷却材の流入流れはこの
無孔の表面セクション102の中心104に一般に直交
(即ち90度)する方向から衝突する。冷却材は一般に
均等に約360度偏向されその結果、実質的に等量の冷
却材が各ポケット34に、従って細長孔38に送られ、
結局、細長チューブ列Aの細長チューブ16に送られ
る。かくして、細長チューブ列Aの各々を通し実質的に
等質量の冷却材が矢印106(図1参照)の方向に送ら
れ、この流れが細長チューブ18の列B内を矢印108
の方向に流れて戻りこれにより、コア10の一方側から
他方側への冷却材分配が良好に為される2パス型蒸発器
が提供される。冷却材流れが均一でしかも分配が良好で
あることから、コールドスポットとそれに関連する問題
の発生及び或はコアのその他部材の非効率的使用が回避
される。
【0026】良好な分配を一層確実なものとするため
に、流入する冷却材の液相分の比率を従来の蒸発器にお
けるよりも大きくすることが望ましい。従来型のR12
冷却材を使用するシステムでは、凝縮器出口から蒸発器
出口54にかけての圧力降下の値は200乃至250p
si(約14.1から17.6kg/cm2 )のオーダ
ーとなる。そして従来は、入口フィッティング26から
蒸発器出口54にかけての圧力降下の値は3から15p
si(約0.21から1.05kg/cm2 )のオーダ
ーであった。しかしながら、オリフィス86を適切な寸
法形状とすることにより、入口フィッティング26から
蒸発器出口54にかけての圧力降下の値が比較的高くな
りそして設計最大冷却負荷時に於けるそれは代表的には
約80psi(約5.62kg/cm2 )或はそれ以上
のオーダーとなる。R12以外の冷却材を使用した場合
に種々の圧力が幾分変化するのは勿論である。ここで本
発明における入口フィッティング26とコア10とを横
断しての”比較的高い圧力降下”とは、それが設計最大
冷却負荷時に於けるシステム内の蒸発器の出口から蒸発
器の出口にかけての圧力降下の値の約1/3或はそれ以
上であることを意味する。しかしながら、この値は実際
に使用する冷却材により幾分変化し得るものである。
に、流入する冷却材の液相分の比率を従来の蒸発器にお
けるよりも大きくすることが望ましい。従来型のR12
冷却材を使用するシステムでは、凝縮器出口から蒸発器
出口54にかけての圧力降下の値は200乃至250p
si(約14.1から17.6kg/cm2 )のオーダ
ーとなる。そして従来は、入口フィッティング26から
蒸発器出口54にかけての圧力降下の値は3から15p
si(約0.21から1.05kg/cm2 )のオーダ
ーであった。しかしながら、オリフィス86を適切な寸
法形状とすることにより、入口フィッティング26から
蒸発器出口54にかけての圧力降下の値が比較的高くな
りそして設計最大冷却負荷時に於けるそれは代表的には
約80psi(約5.62kg/cm2 )或はそれ以上
のオーダーとなる。R12以外の冷却材を使用した場合
に種々の圧力が幾分変化するのは勿論である。ここで本
発明における入口フィッティング26とコア10とを横
断しての”比較的高い圧力降下”とは、それが設計最大
冷却負荷時に於けるシステム内の蒸発器の出口から蒸発
器の出口にかけての圧力降下の値の約1/3或はそれ以
上であることを意味する。しかしながら、この値は実際
に使用する冷却材により幾分変化し得るものである。
【0027】これが膨張弁或は毛細管から入口フィッテ
ィング26にかけての圧力降下を小さくしそれにより、
冷却材が入口フィッティング26に到達する時点に於て
より多くの部分は液相状態を保つこととなる。かくし
て、冷却材の多くの部分は衝突表面102に衝突する際
に液相状態でありこれが冷却材の分配を良好なものとす
る。そして、先に説明したように、流入する冷却材流れ
の速度を増大させるオリフィスを使用することにより、
冷却材は高速で衝突表面102に衝突するようになりそ
れが、液体冷却材の分配を最大化すると共に優れた分布
を提供する。マニホールドプレート48の説明に続ける
に、細長出口長孔52が第1のヘッダープレート12の
細長チューブ列B内の細長孔16と整列状態に配設され
ていることを思い起こされたい。図6に例示されるよう
に、所望であれば細長出口長孔52の一方側110は鋸
歯状の外観を有し得る。この鋸歯状の外観は長孔50を
半分にした様な半長孔112を細長出口長孔52に連結
することにより形成される。
ィング26にかけての圧力降下を小さくしそれにより、
冷却材が入口フィッティング26に到達する時点に於て
より多くの部分は液相状態を保つこととなる。かくし
て、冷却材の多くの部分は衝突表面102に衝突する際
に液相状態でありこれが冷却材の分配を良好なものとす
る。そして、先に説明したように、流入する冷却材流れ
の速度を増大させるオリフィスを使用することにより、
冷却材は高速で衝突表面102に衝突するようになりそ
れが、液体冷却材の分配を最大化すると共に優れた分布
を提供する。マニホールドプレート48の説明に続ける
に、細長出口長孔52が第1のヘッダープレート12の
細長チューブ列B内の細長孔16と整列状態に配設され
ていることを思い起こされたい。図6に例示されるよう
に、所望であれば細長出口長孔52の一方側110は鋸
歯状の外観を有し得る。この鋸歯状の外観は長孔50を
半分にした様な半長孔112を細長出口長孔52に連結
することにより形成される。
【0028】マニホールドプレート48の端部114及
び116間の中央の、細長出口長孔52の長孔50から
遠く且つ舌部60内部の側部には切込状長孔118が形
成される。図5から認識されるように、この切込状長孔
118はデバイダープレート46の舌部60における無
孔領域により閉鎖される。しかしながらこれと同時に、
第1のヘッダープレート12の舌部60における開口1
22が前記切込状長孔118の下側に配設され出口導管
54の端部をシール状態で受容する。かくして、細長チ
ューブ列Bの細長チューブ18内を矢印108(図1参
照)方向に送られる冷却材は細長出口長孔52に入り、
次いでこの切込状長孔118に入る。この時点に於て、
冷却材は開口122及び第1のヘッダープレート12そ
してこれに関連する出口導管54に入る。
び116間の中央の、細長出口長孔52の長孔50から
遠く且つ舌部60内部の側部には切込状長孔118が形
成される。図5から認識されるように、この切込状長孔
118はデバイダープレート46の舌部60における無
孔領域により閉鎖される。しかしながらこれと同時に、
第1のヘッダープレート12の舌部60における開口1
22が前記切込状長孔118の下側に配設され出口導管
54の端部をシール状態で受容する。かくして、細長チ
ューブ列Bの細長チューブ18内を矢印108(図1参
照)方向に送られる冷却材は細長出口長孔52に入り、
次いでこの切込状長孔118に入る。この時点に於て、
冷却材は開口122及び第1のヘッダープレート12そ
してこれに関連する出口導管54に入る。
【0029】第2のヘッダープレート14は、第1のヘ
ッダープレート12からの細長チューブ18の反対側の
開放端部側に配設されているが、図7に示される第1の
ヘッダープレート12と実質的に同一の形状とし得る
が、舌部60や開口122を省略して材料及び形成作業
を低減させ得る。同様に、スぺーサープレート62を、
細長出口長孔52を長孔50の大の列で代替させること
以外の点でマニホールドプレート48と幾分類似の形状
に形成し得る。切込状長孔118は勿論なくして良くま
た、舌部60を無くしてスぺーサープレート62の形成
に必要な材料を低減し得る。
ッダープレート12からの細長チューブ18の反対側の
開放端部側に配設されているが、図7に示される第1の
ヘッダープレート12と実質的に同一の形状とし得る
が、舌部60や開口122を省略して材料及び形成作業
を低減させ得る。同様に、スぺーサープレート62を、
細長出口長孔52を長孔50の大の列で代替させること
以外の点でマニホールドプレート48と幾分類似の形状
に形成し得る。切込状長孔118は勿論なくして良くま
た、舌部60を無くしてスぺーサープレート62の形成
に必要な材料を低減し得る。
【0030】図8には戻りマニホールドプレート66と
その内部のU字型長孔68とが例示される。先に言及し
たように、端部72及び74は細長孔64の中心線上に
配設されるべきである。これらの中心線120は、細長
孔64と長孔50とが実質的に同一であることから細長
孔64では無く長孔50に関し図6に於て示されてい
る。この中心線は図8に示され参照番号120が付記さ
れる。更に、U字型長孔68の湾曲部70は細長穴64
間の領域122(図1参照)と整列すべきである。かく
して、冷却材は細長チューブ列A内の各細長チューブ1
8を出る際に細長チューブ内を矢印106の方向に移動
し、その中心からU字型長孔68の対応する1つにおけ
る端部74に持来たされる。冷却材は次いでこのU字型
長孔68の湾曲部70に送られる。この湾曲部70の上
下の各境界部分がスぺーサープレート62とカバープレ
ート76とによって夫々閉じられていることは言うまで
も無い。
その内部のU字型長孔68とが例示される。先に言及し
たように、端部72及び74は細長孔64の中心線上に
配設されるべきである。これらの中心線120は、細長
孔64と長孔50とが実質的に同一であることから細長
孔64では無く長孔50に関し図6に於て示されてい
る。この中心線は図8に示され参照番号120が付記さ
れる。更に、U字型長孔68の湾曲部70は細長穴64
間の領域122(図1参照)と整列すべきである。かく
して、冷却材は細長チューブ列A内の各細長チューブ1
8を出る際に細長チューブ内を矢印106の方向に移動
し、その中心からU字型長孔68の対応する1つにおけ
る端部74に持来たされる。冷却材は次いでこのU字型
長孔68の湾曲部70に送られる。この湾曲部70の上
下の各境界部分がスぺーサープレート62とカバープレ
ート76とによって夫々閉じられていることは言うまで
も無い。
【0031】冷却材は次ぎに細長チューブ列Bの細長チ
ューブの相当する1つの内部にその中心位置で再度導入
されそれにより、冷却材は図1に示されるように矢印1
08の方向に上昇しそして後、出口導管54に至る。端
部72及び74を細長チューブ18の断面の中央に配設
ることにより、冷却材分配の均一化が促進される。カバ
ープレート76は、開口24が省略されていることを除
きカバープレート22と実質的に同一とし得る。加うる
に、舌部60を省略し材料を節約するのが一般に望まし
い。
ューブの相当する1つの内部にその中心位置で再度導入
されそれにより、冷却材は図1に示されるように矢印1
08の方向に上昇しそして後、出口導管54に至る。端
部72及び74を細長チューブ18の断面の中央に配設
ることにより、冷却材分配の均一化が促進される。カバ
ープレート76は、開口24が省略されていることを除
きカバープレート22と実質的に同一とし得る。加うる
に、舌部60を省略し材料を節約するのが一般に望まし
い。
【0032】オリフィス86、分配プレート30、ポケ
ット34と関連する衝突表面102により構成される分
配体により提供される冷却材の分配を更に均等化させる
ために、以下に説明する他の特徴部分を使用し得る。細
長穴38並びに図4に示されるようなその長さ部分にお
けるコア10の細長チューブ18に関する配列構成か
ら、細長穴38から細長チューブ列Aの最中心の細長チ
ューブ18にかけて画定される流路の長さが、この細長
穴38から、細長チューブ列Aの前記最中心の細長チュ
ーブと並ぶ最端部の細長チューブ18にかけて画定され
る流路のそれよりも短いことを認識されよう。しかも先
に述べたように、この流路の長さは回路プレートの中心
100から端部96或は98の何れかに向かう程徐々に
長くなるのである。かくして、入口フィッティング26
から最も遠い細長チューブから細長チューブ列Bの細長
チューブがマニホールドプレート48の細長孔52に入
るまでの流路の長さは、もっと中心寄りの細長チューブ
18におけるそれよりも長くなる。冷却材流れに対する
抵抗がこの流路の長さに比例する範囲内では長い流路程
前記抵抗が大きくなることから、そこを通る単位時間当
たりの冷却材び量は減少し種々の流路を通しての分配を
均一化する上での影響が生じる。結局、説明された本発
明の具体例が提供する以上にもっと均一化された分配を
所望する場合には、図11に例示される本発明の別態様
を使用し得る。この具体例ではマニホールドプレート4
8のみならずカバープレート22、分配プレート30、
回路プレート36そしてデバイダープレート46は以下
の如く多少改変される。先ず、図6に示される切込状長
孔118がなくされ図11に示されるような改変型マニ
ホールドプレート140が提供される。
ット34と関連する衝突表面102により構成される分
配体により提供される冷却材の分配を更に均等化させる
ために、以下に説明する他の特徴部分を使用し得る。細
長穴38並びに図4に示されるようなその長さ部分にお
けるコア10の細長チューブ18に関する配列構成か
ら、細長穴38から細長チューブ列Aの最中心の細長チ
ューブ18にかけて画定される流路の長さが、この細長
穴38から、細長チューブ列Aの前記最中心の細長チュ
ーブと並ぶ最端部の細長チューブ18にかけて画定され
る流路のそれよりも短いことを認識されよう。しかも先
に述べたように、この流路の長さは回路プレートの中心
100から端部96或は98の何れかに向かう程徐々に
長くなるのである。かくして、入口フィッティング26
から最も遠い細長チューブから細長チューブ列Bの細長
チューブがマニホールドプレート48の細長孔52に入
るまでの流路の長さは、もっと中心寄りの細長チューブ
18におけるそれよりも長くなる。冷却材流れに対する
抵抗がこの流路の長さに比例する範囲内では長い流路程
前記抵抗が大きくなることから、そこを通る単位時間当
たりの冷却材び量は減少し種々の流路を通しての分配を
均一化する上での影響が生じる。結局、説明された本発
明の具体例が提供する以上にもっと均一化された分配を
所望する場合には、図11に例示される本発明の別態様
を使用し得る。この具体例ではマニホールドプレート4
8のみならずカバープレート22、分配プレート30、
回路プレート36そしてデバイダープレート46は以下
の如く多少改変される。先ず、図6に示される切込状長
孔118がなくされ図11に示されるような改変型マニ
ホールドプレート140が提供される。
【0033】次ぎにカバープレート22、分配プレート
30、回路プレート36そしてデバイダープレート48
の各々の上流側の角部付近には一対の孔142及び14
4が設けられる。これらの孔142及び144は夫々相
互に整列され、そして結局、改変型マニホールドプレー
ト140の細長出口長孔52の端部146及び148と
整列される。出口フィッティング或は導管は全体を参照
番号150で示され、図1の導管54に代えて使用され
るものであり、カバープレート22の孔142に受容さ
れ且つシールされるべき第1の端部152を含んでい
る。第2の端部154がカバープレート22の孔144
に対し受容され且つシールされる。導管或はフィクスチ
ャー150の長手方向に沿った中央位置にはT型部材1
56が配設されこれが両端部材152及び154を連接
して単一の出口開口158を提供している。この構成に
より蒸発器の出口側に離間した2か所の収集位置が提供
される。また観察されるように、これら収集位置はその
端部材152の中心付近では無く、図6に例示されるよ
うな具体例の如く長孔52の端部146及び148の位
置である。これにより、細長チューブ18の中央の1つ
から図11に示される改変型マニホールドプレートの長
孔に入る冷却材が端部152及び154により画定され
る収集位置まで移動する距離は、冷却材がコア10の端
部或は側部に近い方の細長チューブ18を通して流動し
た後にこの改変型マニホールドプレート140の長孔5
2に入る場合の距離よりも長くなる。
30、回路プレート36そしてデバイダープレート48
の各々の上流側の角部付近には一対の孔142及び14
4が設けられる。これらの孔142及び144は夫々相
互に整列され、そして結局、改変型マニホールドプレー
ト140の細長出口長孔52の端部146及び148と
整列される。出口フィッティング或は導管は全体を参照
番号150で示され、図1の導管54に代えて使用され
るものであり、カバープレート22の孔142に受容さ
れ且つシールされるべき第1の端部152を含んでい
る。第2の端部154がカバープレート22の孔144
に対し受容され且つシールされる。導管或はフィクスチ
ャー150の長手方向に沿った中央位置にはT型部材1
56が配設されこれが両端部材152及び154を連接
して単一の出口開口158を提供している。この構成に
より蒸発器の出口側に離間した2か所の収集位置が提供
される。また観察されるように、これら収集位置はその
端部材152の中心付近では無く、図6に例示されるよ
うな具体例の如く長孔52の端部146及び148の位
置である。これにより、細長チューブ18の中央の1つ
から図11に示される改変型マニホールドプレートの長
孔に入る冷却材が端部152及び154により画定され
る収集位置まで移動する距離は、冷却材がコア10の端
部或は側部に近い方の細長チューブ18を通して流動し
た後にこの改変型マニホールドプレート140の長孔5
2に入る場合の距離よりも長くなる。
【0034】この配列構成は、先の回路プレート36の
細長穴38を通しての流れを使用してのそれとはまさに
反対であり、衝突表面102(図4参照)から出口開口
158に至る全ての流路丁がそれによって実質的に均等
化される。つまり、入口端部からコア10への流路の短
いものほど、コア10から蒸発器の出口側の出口開口1
58への流路が長くなる状態でオフセットされそれによ
り、全流路の長さは実質的に均等化されるので、その各
々を通る流れの抵抗は実質的に均等化されるのである。
全ての流路の流れ抵抗が実質上等しくなることにより、
分配器による分配が良好となり、多くの平行流路を通し
ての冷却材流れの配分に於ける優れた均一性が達成さ
れ、これに付随する効率が達成される。
細長穴38を通しての流れを使用してのそれとはまさに
反対であり、衝突表面102(図4参照)から出口開口
158に至る全ての流路丁がそれによって実質的に均等
化される。つまり、入口端部からコア10への流路の短
いものほど、コア10から蒸発器の出口側の出口開口1
58への流路が長くなる状態でオフセットされそれによ
り、全流路の長さは実質的に均等化されるので、その各
々を通る流れの抵抗は実質的に均等化されるのである。
全ての流路の流れ抵抗が実質上等しくなることにより、
分配器による分配が良好となり、多くの平行流路を通し
ての冷却材流れの配分に於ける優れた均一性が達成さ
れ、これに付随する効率が達成される。
【0035】説明されたように、蒸発器(図1参照)の
細長チューブ列Aの各細長チューブ18のための細長穴
38が設けられる。はこの細長穴38の数を、細長チュ
ーブ列Aの細長チューブ18の数を減じることなく低減
し或は細長穴38の数を増大することなく細長チューブ
18を増大するのが望ましい場合があり得る。この場
合、細長穴38の各1つが2本以上の細長チューブ18
に対し作用するよう作製し得る。これを実現するための
1つの手段は、細長穴38の数を減らす一方でこれを、
複数の端部42を具備してなる複合端部型とすることで
ある。例えば、仮に細長穴38の数を半分にし残りの細
長穴の各々に2つの端部42を設けるとその各端部は図
4に例示されると同じ位置に配設される。しかしながら
別様には且つ好ましくは、図12に例示される配列構成
が使用される。この場合、細長穴38の数は所望の数に
減らされ、デバイダープレートの孔44の数もまた所望
の数に減じられる。別個の長孔50を具備してなるマニ
ホールドプレート48を使用するのに代えて、改変型マ
ニホールドプレート160が使用される。この改変型マ
ニホールドプレート160には一連のH型長孔162が
設けられる。このH型長孔162の各々は平行な側部1
64及び166を具備しこれら側部は第1のヘッダープ
レート12の隣り合う細長穴16と整列する。デバイダ
ープレートの孔44はH型長孔162の各々の横断部材
セクション1688と整列するべく配設される。この構
成上、回路プレート36の細長穴38の各々が冷却材を
細長チューブ列Aの2本の細長チューブ18に提供す
る。これにより分配器の構成を簡略化可能となり、これ
を、H型長孔162を更に引き伸ばして細長チューブ列
Aの3本或は4本もの細長チューブ18に冷却材を提供
するための構成に対し適用可能となる。
細長チューブ列Aの各細長チューブ18のための細長穴
38が設けられる。はこの細長穴38の数を、細長チュ
ーブ列Aの細長チューブ18の数を減じることなく低減
し或は細長穴38の数を増大することなく細長チューブ
18を増大するのが望ましい場合があり得る。この場
合、細長穴38の各1つが2本以上の細長チューブ18
に対し作用するよう作製し得る。これを実現するための
1つの手段は、細長穴38の数を減らす一方でこれを、
複数の端部42を具備してなる複合端部型とすることで
ある。例えば、仮に細長穴38の数を半分にし残りの細
長穴の各々に2つの端部42を設けるとその各端部は図
4に例示されると同じ位置に配設される。しかしながら
別様には且つ好ましくは、図12に例示される配列構成
が使用される。この場合、細長穴38の数は所望の数に
減らされ、デバイダープレートの孔44の数もまた所望
の数に減じられる。別個の長孔50を具備してなるマニ
ホールドプレート48を使用するのに代えて、改変型マ
ニホールドプレート160が使用される。この改変型マ
ニホールドプレート160には一連のH型長孔162が
設けられる。このH型長孔162の各々は平行な側部1
64及び166を具備しこれら側部は第1のヘッダープ
レート12の隣り合う細長穴16と整列する。デバイダ
ープレートの孔44はH型長孔162の各々の横断部材
セクション1688と整列するべく配設される。この構
成上、回路プレート36の細長穴38の各々が冷却材を
細長チューブ列Aの2本の細長チューブ18に提供す
る。これにより分配器の構成を簡略化可能となり、これ
を、H型長孔162を更に引き伸ばして細長チューブ列
Aの3本或は4本もの細長チューブ18に冷却材を提供
するための構成に対し適用可能となる。
【0036】本発明に従い作製された蒸発器は従来の相
当品の性能に勝る性能或は改良性能を有し、体積はより
小さく、その空気側の圧力降下の度合いは好ましいもの
である。例えば、従来の市販入手し得る3つのコアが試
験及び測定された。その1つは深さが約4インチ(約1
0cm)、熱伝達能力が14,300BTU/hrであ
りその場合の空気側の圧力降下の値は0.42psi
(0.029kg/cm2 )であった。この蒸発器は蛇
行型蒸発器であった。一方が深さ3.4インチ(約8.
6cm)他方が深さ3.55インチ(約9.01cm)
の2つのドロウンカップ(drawn cup)型蒸発
器では熱伝達能力が夫々14,200及び14,600
BTU/hrであり、その場合の空気側の圧力降下は各
々0.41psi及び0.34psi(約0.029k
g/cm2 及び約0.024kg/cm2 )であった。
当品の性能に勝る性能或は改良性能を有し、体積はより
小さく、その空気側の圧力降下の度合いは好ましいもの
である。例えば、従来の市販入手し得る3つのコアが試
験及び測定された。その1つは深さが約4インチ(約1
0cm)、熱伝達能力が14,300BTU/hrであ
りその場合の空気側の圧力降下の値は0.42psi
(0.029kg/cm2 )であった。この蒸発器は蛇
行型蒸発器であった。一方が深さ3.4インチ(約8.
6cm)他方が深さ3.55インチ(約9.01cm)
の2つのドロウンカップ(drawn cup)型蒸発
器では熱伝達能力が夫々14,200及び14,600
BTU/hrであり、その場合の空気側の圧力降下は各
々0.41psi及び0.34psi(約0.029k
g/cm2 及び約0.024kg/cm2 )であった。
【0037】本発明に従い作製される蒸発器は本発明に
従い作製される分配器を使用し、図2に例示される単一
の出口形状の深さは約2.46インチ(約6.2cm)
であり、熱伝達能力は14,300BTU/hr、そし
て空気側での圧力降下は0.39psi(約0.027
kg/cm2 )である。本発明の、図11に例示される
具体例に従い作製される別態様の蒸発器には、その出口
側に離間された2つの収集位置が含まれ、コアの深さは
2.46インチ(約6.2cm)であるが、熱伝達能力
は15,800BTU/hrであり、空気側の圧力降下
は0.37psi(約0.026kg/cm2 )であ
る。
従い作製される分配器を使用し、図2に例示される単一
の出口形状の深さは約2.46インチ(約6.2cm)
であり、熱伝達能力は14,300BTU/hr、そし
て空気側での圧力降下は0.39psi(約0.027
kg/cm2 )である。本発明の、図11に例示される
具体例に従い作製される別態様の蒸発器には、その出口
側に離間された2つの収集位置が含まれ、コアの深さは
2.46インチ(約6.2cm)であるが、熱伝達能力
は15,800BTU/hrであり、空気側の圧力降下
は0.37psi(約0.026kg/cm2 )であ
る。
【0038】かくして、2つの具体例に於て、本発明に
従い作製される蒸発器は熱伝達能力をなんら損失するこ
となく、また比較し得る空気側での圧力降下を有し、そ
の体積を従来の約1/3或はそれ以上小さく為し得る。
事実、図11に示される改変型の具体例を使用した場
合、体積の減少と共に熱伝達能力の約10%の上昇が得
られた。体積の減少は重量の減少を伴うものであること
から、本発明に従い作製される蒸発器が従来既知のもの
を上回る寸法形状上の利益を有することを容易に認識さ
れよう。この驚嘆すべき改善はまさに、種々の平行な流
路を通し冷却材が極めて均一に分配されることに依るも
のである。コアの下流側表面の端から端にかけての空気
の温度変化の測定値は約6°F(約−14.4℃)未満
でありコールドスポットは存在しなかった。このこと
は、熱伝達能力の測定値と共に、蒸発器の全ての部材が
その全能力を使用されこれが、種々の流路を通しての冷
却材分配を極めて均一なものとすることを示している。
従い作製される蒸発器は熱伝達能力をなんら損失するこ
となく、また比較し得る空気側での圧力降下を有し、そ
の体積を従来の約1/3或はそれ以上小さく為し得る。
事実、図11に示される改変型の具体例を使用した場
合、体積の減少と共に熱伝達能力の約10%の上昇が得
られた。体積の減少は重量の減少を伴うものであること
から、本発明に従い作製される蒸発器が従来既知のもの
を上回る寸法形状上の利益を有することを容易に認識さ
れよう。この驚嘆すべき改善はまさに、種々の平行な流
路を通し冷却材が極めて均一に分配されることに依るも
のである。コアの下流側表面の端から端にかけての空気
の温度変化の測定値は約6°F(約−14.4℃)未満
でありコールドスポットは存在しなかった。このこと
は、熱伝達能力の測定値と共に、蒸発器の全ての部材が
その全能力を使用されこれが、種々の流路を通しての冷
却材分配を極めて均一なものとすることを示している。
【0039】
【発明の効果】冷却システム或は空調システムに於て使
用するための、コールドスポットを生じない蒸発器の如
き蒸発器が提供される。
用するための、コールドスポットを生じない蒸発器の如
き蒸発器が提供される。
【図1】本発明に従う蒸発器の分解斜視図である。
【図2】蒸発器に於て使用するカバープレートの平面図
である。
である。
【図3】蒸発器に於て使用する分配プレートの平面図で
ある。
ある。
【図4】蒸発器に於て使用するための回路プレートの平
面図である。
面図である。
【図5】蒸発器に於て使用するためのデバイダープレー
トの平面図である。
トの平面図である。
【図6】蒸発器に於て使用するためのマニホールド及び
スぺーサープレートの平面図である。
スぺーサープレートの平面図である。
【図7】蒸発器に於て使用するヘッダープレートの平面
図である。
図である。
【図8】蒸発器に於て使用する戻りマニホールドの平面
図である。
図である。
【図9】蒸発器の入口位置に使用する入口フィッティン
グ及びオリフィスの側面図である。
グ及びオリフィスの側面図である。
【図10】入口フィッティングを端部方向から見た図で
ある。
ある。
【図11】本発明の別態様の分解斜視図である。
【図12】本発明の更に他の別態様の部分分解斜視図で
ある。
ある。
10:コア 12:第1のヘッダープレート 14:第2のヘッダープレート 16:細長孔 18:細長チューブ 20:蛇行フィン 26:入口フィッティング 30:分配プレート 22:カバープレート 34:ポケット 36:回路プレート 46:デバイダープレート 48:マニホールドプレート 52:細長出口長孔 60:舌部 62:スプレーサープレート 66:戻りマニホールドプレート 68:U字型長孔 72:湾曲部 74:湾曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 39/02
Claims (21)
- 【請求項1】 冷却材のための蒸発器であって、 冷却材が蒸発中に通過する流体平行状態の複数の細長通
路と、 第1のマニホールド及び第2のマニホールドにして、一
方が前記細長通路の一端に接続され、他方が前記細長通
路の他端と接続された第1のマニホールド及び第2のマ
ニホールドと、 該第1のマニホールド及び第2のマニホールドの一方の
ための入口と、 該第1のマニホールド及び第2のマニホールドの他方の
ための出口と、 前記入口と、前記第1のマニホールド及び第2のマニホ
ールドの関連する側の一方との間の冷却材分与体にし
て、平坦な衝突表面と、前記入口に接続され、冷却材の
流れを該衝突表面と全体に直交する方向で該衝突表面に
送るよう配向されたオリフィスと、前記衝突表面の周囲
に沿ってある角度離間され、前記第1のマニホールド及
び第2のマニホールドの一方と各々流体連通し、冷却材
を予め決定された態様下に分配するための複数の冷却材
受容通路と、を含む冷却材分与体と、 から構成される蒸発器。 - 【請求項2】 細長通路の数は冷却材受容通路の数のn
倍であり、該nは1以上の整数であり、各冷却材受容通
路は第1のマニホールド或は第2のマニホールドの一方
により前記細長通路に接続される請求項1の蒸発器。 - 【請求項3】 衝突表面は全体に円形である請求項1の
蒸発器。 - 【請求項4】 衝突表面は全体に平面である請求項1の
蒸発器。 - 【請求項5】 冷却材受容通路は衝突表面の周囲に等角
度間隔に配設される請求項1の蒸発器。 - 【請求項6】 オリフィス、第1のマニホールド及び第
2のマニホールド、細長通路、受容通路が、蒸発器内で
前記オリフィス、細長通路、冷却材受容通路の各々を横
断して出口に流動する冷却材の圧力降下が、設計最大冷
却負荷時における、凝縮器出口から蒸発器出口にかけて
の流動時の圧力降下の約1/3或はそれ以上のオーダー
であるように寸法形状付けされる請求項1の蒸発器。 - 【請求項7】 各細長通路が細長チューブにより画定さ
れ、該細長チューブが、相互に平行状態で離間され且つ
第1のマニホールド及び第2のマニホールド間を更に伸
延し、少なくとも幾つかの隣り合う前記細長チューブに
はフィンが設けられる請求項1の蒸発器。 - 【請求項8】 冷却材のための蒸発器であって、 蒸発器コアにして、液圧的に平行な複数の離間された流
路を有し、該流路は1つ以上の細長チューブにより画定
され、各細長チューブは、入口端部と、該入口端部と反
対側の出口端部とを有し、該細長チューブは相互に平行
状態で離間され、少なくとも幾つかの細長チューブ間を
フィンが伸延する蒸発器コアと、 冷却材がそこを貫いて蒸発器に導入され得る入口フィッ
ティングと、 冷却材がそこを通して蒸発器へと排出され得る出口フィ
ッティングと、 前記入口フィッティングと、入口端部の少なくとも幾つ
かとの間を相互連結し、該入口端部から関連する細長チ
ューブに冷却材を分配する分配手段と、 前記出口フィッティングと、出口端部の少なくとも幾つ
かとを相互に連結し、関連する細長チューブから送られ
る冷却材を収集する収集手段と、 を含み、 前記分配手段及び前記収集手段が、更に、前記入口フィ
ッティングから前記出口フィッティング、前記複数の離
間された流路の各々、を通して流動する冷却材の移動距
離を、少なくとも実質的に均等化するための均等化手段
を画定する蒸発器。 - 【請求項9】 蒸発器コアは、端部細長チューブの側方
に配設した中央細長チューブを含み、該中央細長チュー
ブの、入口フィッティング或は出口フィッティングの一
方から、関連する分配手段或は収集手段を貫いての、対
応する細長チューブの入口端部までの冷却材の移動距離
が、前記端部細長チューブにおけるそれよりも短く、前
記中央細長チューブの、前記入口フィッティング或は出
口フィッティングの他方から、関連する分配手段或は収
集手段を貫いての、対応する細長チューブの出口端部ま
での冷却材移動距離が、前記端部細長チューブにおける
それよりも大きい請求項8の蒸発器。 - 【請求項10】 蒸発器コアは、端部細長チューブの側
方に配設された中央細長チューブを含み、該中央細長チ
ューブの、入口フィッティングから、分配手段を貫いて
の、細長チューブの入口端部までの冷却材の移動距離
が、前記端部細長チューブにおけるそれよりも短く、前
記中央細長チューブの、前記出口フィッティングから、
収集手段を貫いての、細長チューブの出口端部までの冷
却材移動距離が、前記端部細長チューブにおけるそれよ
りも大きい請求項8の蒸発器。 - 【請求項11】 分配手段が、入口フィッティングから
流入する冷却材が衝突する衝突表面と、該衝突表面の周
囲に配設され該衝突表面からの冷却材を受ける複数の通
路にして、各通路が、細長チューブの、予め決定された
1つ或は複数の入口端部に伸延し、幾つかの通路がその
他の通路よりも長い複数の通路とを含み、収集手段が、
少なくとも2つの離間した収集位置を含み、該2つの収
集位置が、細長チューブの幾つかの出口端部と流体連通
し且つ出口フィクスチャーに接続される請求項8の蒸発
器。 - 【請求項12】 細長チューブの入口端部の幾つかが、
細長チューブの、収集手段の2つの収集位置が流体連通
する出口端部以外の出口端部に接続され、それにより、
複合パス蒸発器を画定する請求項8の蒸発器。 - 【請求項13】 冷却材のための蒸発器であって、 入口及び出口と、該入口及び出口間を伸延し、液圧的に
平行な複数の流路を含む蒸発器回路と、 該蒸発器回路の各々を貫く冷却材流れを少なくとも実質
的に均一化するための、前記蒸発器回路内の均一化手段
と、 を含む蒸発器。 - 【請求項14】 均一化手段には、蒸発器回路内の入口
の下流側で且つ液圧的に平行な流路の上流側の分配器が
含まれる請求項13の蒸発器。 - 【請求項15】 均一化手段は、不等寸法形状の追加的
流路を含む請求項13の蒸発器。 - 【請求項16】 不等寸法形状は長さに関するものであ
る請求項15の蒸発器。 - 【請求項17】 冷却材のための蒸発器であって、 ヘッダープレートに配設された開放端部に於て終端し、
平行状態に離間された少なくとも1つのチューブ列を含
み、チューブ間にはフィンが伸延される蒸発器コアと、 前記ヘッダープレートに押接状態でシールされたデバイ
ダープレートにして、離間された孔からなる孔列を含
み、1つの孔が、チューブ列における各チューブ或はチ
ューブ群に対応し、且つ、各孔が、前記チューブ列にお
ける対応するチューブ或は対応するチューブ群と整列す
るデバイダープレートと、 該デバイダープレートの前記ヘッダープレートとは反対
側に押接状態でシールされ、複数の長孔を具備する回路
プレート手段及び分配プレート手段にして、各前記長孔
の一端が、前記孔の対応する1つ或は予め決定された群
と整列され且つ流体連通され、前記長孔の他端が、開口
の周囲にある角度離間して配設され、前記開口が、前記
回路プレート手段及び分配プレート手段の何れか一方に
おける無孔のセクションと整列され、それにより、平坦
な衝突平面を画定する回路プレート手段及び分配プレー
ト手段と、 該回路プレート及び分配プレート手段に押接され、それ
により、前記衝突表面と反対側で前記開口を閉鎖するカ
バープレートと、 前記開口と整列し、前記蒸発器に対する冷却材入口とし
て作用する、前記カバープレートの入口手段にして、流
入する冷却材を、前記開口の全体に中心に送り、前記衝
突表面に全体に直交する方向で衝突させるための入口手
段と、 を含む蒸発器。 - 【請求項18】 回路プレート手段及び分配プレート手
段が、長孔を具備する回路プレートと、開口を具備する
回路プレートとを含み、回路プレートと、分配プレート
とは突き合わされ且つ相互にシールされる請求項17の
蒸発器。 - 【請求項19】 チューブ列が少なくとも2列であり、
各チューブ列が、ヘッダープレートに於て終端する開放
端を有し、ヘッダープレートと、デバイダープレートと
の間に配設したマニホールドプレートとを含み、該マニ
ホールドプレートが開口を有し、該開口が、前記デバイ
ダープレートの孔と、前記チューブ列の一方の細長チュ
ーブの開放端部の、対応する1つ或は予め決定された群
との間を流体連通し、細長出口長孔が、前記チューブ列
の他方のチューブの開放端部と整列され、少なくとも1
つの出口導管が、前記細長出口長孔と接続される請求項
17の蒸発器。 - 【請求項20】 単一の出口開口を有し、該出口開口
は、細長出口長孔の長手方向に沿った2つの離間した位
置で該細長出口長孔に接続される請求項19の蒸発器。 - 【請求項21】 細長出口長孔の長手方向に沿った2つ
の離間した位置が、細長出口長孔の各端部位置である請
求項20の蒸発器。
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JP20200493A JP3316043B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 冷却材のための蒸発器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP20200493A JP3316043B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 冷却材のための蒸発器 |
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-
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- 1993-07-23 JP JP20200493A patent/JP3316043B2/ja not_active Expired - Fee Related
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