JP3315132B2 - 画像符号化装置、画像復号化装置、及び画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号化装置、及び画像符号化方法

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JP3315132B2
JP3315132B2 JP21881491A JP21881491A JP3315132B2 JP 3315132 B2 JP3315132 B2 JP 3315132B2 JP 21881491 A JP21881491 A JP 21881491A JP 21881491 A JP21881491 A JP 21881491A JP 3315132 B2 JP3315132 B2 JP 3315132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報圧縮装置及び
画像復号化装置に関し、特に、より少ない変換の演算量
で符号化を実現でき、より少ないブロック数で、再生画
像の劣化を招くことなく符号量を削減でき、且つより少
ない演算量で符号化を行なう画像符号化装置、画像符号
化方法、及びより少ない演算量で復号化を行なう画像復
号化装置に関する。
【0003】
【従来の技術】画像データ圧縮技術の開発が盛んに行な
われているが、その1つとして、反復変換符号化方式が
既に発表されている(A.E.Jacquin,"Fractal image cod
ing based on a theory of iterated contractive imag
etransformation', SPIE Vol.1360 VCIP'90. 及び、井
田、駄竹「反復変換符号化による画像圧縮」1991年
電子情報通信学会春期全国大会、講演番号D−341参
照)。この方式は、画像の自己相似性を利用して圧縮を
実現するもので、画像の自己相似構造を記述した符号を
得ることができ、再生画では原画に忠実なテクスチュア
が得られるという利点がある。また、その符号量は原画
像データ量よりも少ないので、画像データ圧縮に利用で
きる。
【0004】この従来の画像符号化装置の概略ブロック
図を図17に示す。
【0005】本従来例の画像符号化装置は、符号化対象
画像を複数のブロックに分割して保持するフレームメモ
リ1と、フレームメモリ1の任意の領域の画素値の集合
を変換方法指定信号53に基づき変換する変換器3と、
フレームメモリ1内の指定されたブロックの画素値の集
合と変換された画素値の集合との近似度を比較する比較
器7と、比較器7の結果から近似度の高い領域を該指定
ブロックに対する領域として符号出力する符号決定回路
9と、フレームメモリ1、変換器3、比較器7、及び符
号決定回路9を制御する制御手段11と、値域指定信号
51、変域指定信号52、及び変換方法指定信号53を
出力する信号発生回路13とから構成されている。
【0006】先ずフレームメモリ1に入力データ42が
入力され符号化対象画像として記憶される。符号化対象
画像は正方形のブロックに分割されて、各ブロック毎に
符号49が決定される。符号49は、具体的には画像内
のある長方形領域を示す情報と、その長方形領域内の画
素集合を適当に変換する変換方法の情報の2つである。
この長方形領域を変換の変域19と呼び、該当ブロック
を変換の値域18と呼ぶ。そして、この変域19と変換
方法は、それによって得られる結果が値域18のデータ
を良く近似するように、各値域ブロック毎に決められ
る。従って、画像符号化装置での演算の大部分は、理想
的な変域と変換方法を探索することに費やされる。
【0007】符号49の決定のために、信号発生回路1
3からフレームメモリ1へ値域指定信号51と変域指定
信号52が送られる。これらによって、フレームメモリ
1からは値域データ43と変域データ44が出力され
る。変域データ44は変換器3によって変換されて変換
後の変域データ47となる。
【0008】変換器3の内部構成例を図18に示す。同
図において、変域データ44は、先ず、画素数変換回路
21によって画素数が値域の画素数と等しくなるよう縮
小される。次に、画素配置変換回路23によって画素を
線対称に入れ替えたり、90度単位に回転させたりす
る。最後に、画素振幅方向圧縮回路25によって一定の
縮小率で振幅が抑えられる。尚、それぞれの変換の方法
は変換方法指定信号53によってその都度指定される。
【0009】次に、比較器7では、上記のように変換さ
れた変域データ47と値域データ43を入力し、これら
の近似度を評価する。近似度としては、一般には対応す
る画素同士の誤差の2乗和が用いられる。この評価値4
8は符号決定回路9に送られ、誤差の2乗和が小さい程
近似度が高いと判断される。
【0010】制御器11は、1つの値域に対して変域と
変換方法を逐次的、且つ試行錯誤的に指定し、その都度
近似度を評価し、最適の変域と変換方法を探索する。
【0011】そして、符号決定回路9には、その時の変
域指定信号52と変換方法指定信号53が入力されてお
り、それまでで最も近似度の高かった変域と変換方法の
情報が符号49として出力される。
【0012】以上の動作は、制御器11からの制御信号
61〜66によりコントロールされている。
【0013】しかしながら、この従来の画像符号化装置
の構成では、探索時に変域と変換方法を指定する度に、
フレームメモリ1から変域データを読み出し、変換器3
で変換を施す必要があり、この変換の演算量が非常に大
きいものとなってしまう。例えば、ブロック数(値域の
数)が1024個、変域の場合の数が2048通り、変
換の方法の場合の数が64通りの時、全ての変域と変換
方法の組み合わせは2048×64=131,072
(通り)となる。従って、これをブロック数だけ繰り返
すので、変換器3で変域データが処理される回数は、1
画面当たり 131072×1024=134,217,728(回) にもなってしまう。このため1画面を符号化するために
要する時間は膨大なものとなってしまう。
【0014】また、従来の反復復号化方式において、復
号化側での画像データのブロック分割の方法でも次のよ
うな問題がある。
【0015】前述のように、先ずフレームメモリ1上で
画像を複数のブロックに分割し、次に、各ブロック毎に
その画像パターンと相似な画像パターンを有する領域を
同じ画像の他の部分から探し出す。ここで2つの画像パ
ターンが相似であるとは、画面内、或いは画素振幅方向
の線形な拡大縮小変換や、簡単な画素の入れ替え変換
(回転または線対称な入れ替え)によって、互いに画素
パターンが一致するものを言う。探し出された領域(変
域)の位置と変換方法の情報が各ブロック毎の符号とな
る。実際には、画像パターンが一致する変換を見つけら
れるのは稀であり、ブロック画像と変換後の誤差がなる
べく小さくなる変換を符号として用いる。
【0016】画像を再生する際は、先ず適当な初期画像
を用意し、この初期画像に対して符号に示される変換を
施す。つまり、ブロック毎に示されている変域から画素
データを取り出して、それに変換を施したものにブロッ
クの画素を置き換える。画面全体の変換が終わったら、
得られた画像に対して再び変換を施す。このように反復
的に変換を繰り返すうちに、画像は符号化画像に収束し
ていく。そして一定回数反復した画像を再生画とする。
【0017】ここで、1画面分の符号量はブロック総数
に比例するのでブロック数はなるべく少ない方が良い。
つまり、ブロックをM×N画素の長方形とすれば、Mや
Nはなるべく大きい方が良い。しかし、徒にブロックサ
イズを大きくすると、符号化時のブロック画像と変換後
の誤差が大きくなり、再生画の劣化が激しくなってしま
う。また、画像パターンが平坦な部分では誤差が大きく
なり、画像パターンが複雑になるにつれて誤差は大きく
なる。
【0018】上記文献の井田の方式においては、ブロッ
クサイズは予め設定されており、全画面均一に分割され
る。この場合、画像パターンが複雑なブロックでの誤差
を少なくするために、ブロックサイズは小さめ(例えば
文献では4×4画素)に設定しなければ画質の劣化を招
くことになる。しかし、ブロックサイズを小さくする
と、上述のようにブロック数が多くなり符号量は余り少
なくならない。
【0019】一方、上記 A.E.Jacquin の方式では、先
ず8×8画素のブロックサイズ(親ブロック)で符号化
を行ない、次に4×4画素の領域(子ブロック)4つに
ついて、それぞれ原画との誤差を調べる(図19参
照)。この時、誤差が所定値より大きな子ブロックの数
によって以下の処理を行なう。
【0020】(A)数が0個の時 … 親ブロックでの符
号のみを用いる(図19(a))。 (B)数が1個の時 … 該当子ブロックでも符号化を行
ない、親ブロックでの符号と子ブロック1個の符号を用
いる(図19(b))。
【0021】(C)数が2個の時 … 該当子ブロックで
も符号化を行ない、親ブロックでの符号と子ブロック2
個の符号を用いる(図19(c))。
【0022】(D)数が3個乃至4個の時 … 4個の子
ブロックで符号化を行ない、子ブロック4個の符号を用
いる(図19(d))。
【0023】この方式では、大小2種類のブロックサイ
ズを適応的に用いることができるが、小ブロックのサイ
ズでもまだ誤差が大きい場合はそれを除くことはでき
ず、再生画像の劣化を招いてしまう。また、それを避け
るためには、親ブロックも余り大きなサイズにすること
はできない。
【0024】次に、画像復号化装置において画像を伸張
する際には、先ず、適当な初期画像を用意する。この初
期画像に対して符号に示される変換を施す。つまり、ブ
ロック毎に与えられる変域から画素データを取り出し、
それに変換を施したものにブロックの画素を置き換え
る。画面全体の変換が終わったら、得られた画像に対し
て再び変換を施す。このように反復的に変換を施す内
に、画像は符号化画像に収束していく。そして一定回数
反復した画像を再生画としている。
【0025】このように従来の画像復号化においては、
反復変換の度毎に、全ブロックの変換を実行しており、
ブロック単位の変換総数は、反復回数×全ブロック数と
なり、高速の復号化が困難となる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
画像符号化装置では、 (1)変域と変換方法を指定する度に、フレームメモリ
から変域データを読み出して変換を施す必要があり、こ
の変換の演算量が膨大なものとなり、符号化処理に多大
な時間を要する、 (2)画像データのブロック分割方法において、ブロッ
クサイズの決定に際して画質と符号量のトレードオフが
あり、大小2種類のブロックサイズを適応的に用いる手
法でも、再生画像の劣化或いは符号量の増大を招くとい
う問題があった。
【0027】また画像復号化装置においても、反復変換
の度毎に、全ブロックの変換を実行するため、復号化の
演算量が膨大なものとなり、符号化処理に多大な時間を
要するという問題があった。
【0028】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、 (1)変域位置及び変換方法毎に、変換後の変域データ
を保持するデータベースメモリを設置することにより、
より少ない変換の演算量で符号化を実現でき、 (2)画像データのブロックサイズの決定に際して、適
応的にブロックサイズを設定し、再生画像の劣化を招く
ことなく符号量を削減できる画像符号化装置、画像符号
化方法を提供すること、及び、反復変換の際に、部分的
に収束したブロックについてはそれ以上変換せず、より
少ない演算量で復号化を行なう画像復号化装置を提供す
ることである。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1に示す如く、符号化対
象画像を複数のブロックに分割して保持する第1の記憶
手段1と、前記第1の記憶手段1の任意の領域の画素値
の集合を指定された変換方法により少なくとも縮小変換
する変換手段3と、前記変換手段3の変換結果を保持す
る第2の記憶手段5と、前記第1の記憶手段1内の指定
されたブロックの画素値の集合と前記第2の記憶手段5
内に保持される各画素値の集合との近似度を比較する比
較手段7と、前記比較手段7の結果から近似度の高い領
域を前記指定ブロックの符号として符号出力する符号決
定手段9と、前記第1の記憶手段1、変換手段3、第2
の記憶手段5、比較手段7、及び符号決定手段9を制御
する制御手段11及び13とを具備し、前記制御手段1
1は、前記比較手段7による比較に先立って、前記変換
手段に前記任意の領域と前記変換方法の組み合わせにつ
いて前記任意の領域の画素値の集合を縮小変換させ、こ
の変換結果の集合を前記第2の記憶手段5に記憶させ
その後、前記比較手段7に前記第1の記憶手段1内の指
定されたブロックの画素値の集合と前記第2の記憶手段
5内に記憶した各画素値の集合との近似度の比較を行
わせることである。
【0030】本発明の第2の特徴は、図2に示す如く、
符号化対象画像を複数のブロックに分割して保持する第
1の記憶手段1と、前記第1の記憶手段1の任意の領域
の画素値の集合を指定された変換方法により少なくとも
縮小変換する変換手段3と、前記第1の記憶手段1内の
指定されたブロックの画素値の集合から平均値を減算し
て、この平均値を減算したブロックの画素値の集合と平
均値を出力すると共に前記変換手段3の変換結果の平均
値を減算して出力する平均値分離手段4と、前記平均値
分離手段4の出力を保持する第2の記憶手段5と、前記
平均値を減算してされたブロックの画素値の集合と前記
第2の記憶手段5内に保持される各画素値の集合との近
似度を比較する比較手段7と、前記比較手段7の結果か
ら近似度の高い領域を前記指定ブロックに対する領域と
して出力する符号決定手段9と、前記第1の記憶手段
1、変換手段3、平均値分離手段4、第2の記憶手段
5、比較手段7、及び符号決定手段9を制御する制御手
段11及び13とを具備し、前記制御手段11は、前記
比較手段7による比較に先立って、前記変換手段に前記
任意の領域と前記変換方法の組み合わせについて前記任
意の領域の画素値の集合を縮小変換させ、前記平均値分
離手段に前記変換結果の平均値の減算をさせ、この平均
値を減算した変換結果の集合を前記第2の記憶手段5に
記憶させ、その後、前記比較手段7による前記第1の記
憶手段1内の指定されたブロックの画素値の集合から平
均値を減算したものと前記第2の記憶手段5内に記憶し
た各画素値の集合との近似度の比較を行なわせることで
ある。
【0031】本発明の第3の特徴は、請求項1または2
に記載の画像符号化装置において、前記制御手段11及
び13は、前記第1の記憶手段1内の任意のブロックを
指定し、前記第1の記憶手段1内の取り得る各領域に対
し全ての変換方法による変換結果を前記第2の記憶手段
5内に保持させることである。
【0032】本発明の第4の特徴は、請求項1、2、ま
たは3に記載の画像符号化装置において、図3に示す如
く、前記変換手段3は、前記第1の記憶手段1の任意の
領域の画素数が前記第1の記憶手段1内の指定されたブ
ロックの画素数と等しくなるよう縮小する画素数変換回
路21と、指定された変換方法に従って画素の配置を変
換する画素配置変換回路23と、一定の縮小率で振幅を
抑える画素振幅方向圧縮回路25とを備え、前記第2の
記憶手段5は、前記画素数変換回路21若しくは前記画
素配置変換回路23の出力側に設置されることである。
【0033】本発明の第5の特徴は、図4に示す如く、
請求項1または2に記載の画像符号化装置において、前
記第1の記憶手段1のブロックの平坦さを測定する平坦
測定手段31と、前記平坦測定手段31の結果から前記
第1の記憶手段1のブロック分割を再分割する第1のブ
ロック分割手段33と、を有し、前記比較手段7は前記
第1のブロック分割手段33により指定された前記第1
の記憶手段1内のブロックの画素値の集合と前記第2の
記憶手段5内に記憶した各画素値の集合との近似度を比
較することである。
【0034】本発明の第6の特徴は、請求項5に記載の
画像符号化装置において、前記平坦測定手段31は、各
ブロックの画素データの平均値を求め、それらが所定の
値以下である時に平坦であると判定し、前記第1のブロ
ック分割手段33は、隣接するn個(n:任意の正整
数)のブロックが平坦である時に1つのブロックに統合
することである。
【0035】本発明の第7の特徴は、請求項5に記載の
画像符号化装置において、前記平坦測定手段31は、各
ブロックの画素データの分散値を求め、それらが所定の
値以下である時に平坦であると判定し、前記第1のブロ
ック分割手段33は、任意のブロックが平坦でない時に
m個(m:任意の正整数)のブロックに分割することで
ある。
【0036】本発明の第8の特徴は、図5に示す如く、
請求項1または2に記載の画像符号化装置において、前
記比較手段7の結果から近似度が小さいか又は誤差が所
定の値より大きい時に前記第1の記憶手段1のブロック
分割を再分割する第2のブロック分割手段35とを有
し、前記符号決定手段9は前記比較手段の結果から近似
度が高いか又は誤差が所定の値以下の時に前記領域を前
記指定ブロックの符号として符号出力することである。
【0037】本発明の第9の特徴は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、または8に記載の画像符号化装置
において、前記比較手段7は、近似度の評価基準とし
て、誤差の2乗和、誤差の和、誤差の最大値、或いは中
間値等を用いることである。
【0038】本発明の第10の特徴は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、または9に記載の画像符号化
装置において、前記符号決定手段9は、符号出力とし
て、決定された領域の位置情報及び変換方法に関する情
報、及びまたは対応するブロックの位置情報及びまたは
平均値を出力することである。
【0039】本発明の第11の特徴は、図13または図
14に示す如く、画像を複数のブロックに分割して保持
する第1の記憶手段101と、ブロック毎の変域位置及
び変換方法を保持する第2の記憶手段103と、前記第
1の記憶手段101内の指定されたブロックの画素値の
集合を対応する前記変換方法により変換して前記第1の
記憶手段101に格納する変換手段105と、該ブロッ
クの変換前後の画素値の集合から収束の判定を行なう収
束判定手段107とを具備し、前記変換手段105は、
ブロック毎に前記収束判定手段107により収束と判定
されるまで変換を繰り返し、収束と判定されたブロック
についてはそれ以上変換しないことである。
【0040】本発明の第12の特徴は、画像を複数のブ
ロックに分割して保持する第1の記憶手段101と、ブ
ロック毎の変域位置、変換方法及び反復回数を保持する
第2の記憶手段103と、前記第1の記憶手段101内
の指定されたブロックの画素値の集合を対応する前記変
換方法と前記反復回数により変換して前記第1の記憶手
段101に格納する変換手段105とを具備することで
ある。
【0041】
【作用】本発明の第1、第3、第9、及び第10の特徴
の画像符号化装置では、図1に示す如く、先ず、制御手
段(信号発生回路)13から変域指定信号52及び変換
方法指定信号53が逐次的に供給して、第1の記憶手段
1の変域データ44を変換手段3によって少なくとも縮
変換し、第2の記憶手段5にデータベースを作成す
る。次に、符号化、即ち最適な変域と変換方法の組み合
わせの探索を始める。各構成要素に対し信号発生回路1
3から逐次的に値域指定信号51、変域指定信号52、
及び変換方法指定信号53が供給され、比較手段7に
は、第1の記憶手段1で指定された値域データ43、及
び第2の記憶手段5で指定された変換後の変域データ4
7が入力される。比較手段7では、両者の近似度を評価
し、評価値48を符号決定手段9に出力し、符号決定手
9では、最も近似度の高い変域及び変換方法の情報が
符号49として出力される。
【0042】これにより、探索に先立ち、探索時に指定
される可能性のある全ての変域に対して、その変換結果
をデータベースとして記憶し、探索時にはデータベース
から読み出した変域データをそのまま値域データと比較
することができ、結果として、符号化の演算量を削減で
き、高速な符号化が可能となる。
【0043】本発明の第2、第3、第9、及び第10の
特徴の画像符号化装置では、図2に示す如く、先ず、制
御手段(信号発生回路)13から変域指定信号52及び
変換方法指定信号53が逐次的に供給して、第1の記憶
手段1の変域データ44を変換手段3によって少なくと
も縮小変換し、更に平均値分離手段4でそのデータ集合
の平均値が零になるように各画素値から平均値を減算
し、第2の記憶手段5にデータベースを作成する。次
に、符号化、即ち最適な変域と変換方法の組み合わせの
探索を始める。探索時には、比較手段7に、第1の記憶
手段1で指定された値域データ43、及び第2の記憶手
段5で指定された変換後の変域データ47が入力され、
両者の近似度が評価され、評価値48を符号決定手段
に出力する。そして、符号決定手段9では、最も近似度
の高い変域及び変換方法の情報が符号49として出力さ
れる。
【0044】これにより、上記第1の特徴の画像符号化
装置と同様の効果を得ることができると共に、平均値分
離型の符号を復号化する時、各ブロックの平均値を使用
して少ない反復回数で画像を収束でき、高速の復号化が
可能となる。
【0045】本発明の第4の特徴の画像符号化装置で
は、図3に示す如く、第2の記憶手段5を、画素数変換
回路21若しくは画素配置変換回路23の出力側に設置
することとしており、第1及び第2の特徴の画像符号化
装置よりも符号化処理の高速化は薄れるが、より小容量
の第2の記憶手段5で実現できる。
【0046】本発明の第5、第6、第9、及び第10の
特徴の画像符号化装置では、図4に示す如く、先ず第1
のブロック分割手段33により、1画面を最小のブロッ
クサイズに分割する。隣接するn個のブロックの画素デ
ータについて、平坦測定回路31で各ブロックの平均値
を求め、それらが所定の幅以下かどうかにより平坦かど
うかを判定する。平坦であると判定された場合、第1の
ブロック分割手段33は該当するn個のブロックを1つ
のブロックとしてまとめる。この処理を段階的に繰り返
してブロック分割を決定する。次に、符号化、即ち最適
な変域と変換方法の組み合わせの探索を始める。探索時
には、比較手段7に、第1の記憶手段1で指定された値
域データ43、及び変換手段3で変換された変域データ
47が入力され、両者の近似度が評価され、評価値48
符号決定手段9に出力する。そして、符号決定手段
では、最も近似度の高い変域及び変換方法の情報、並び
に値域位置情報が符号49として出力される。
【0047】これにより、平坦な部分のブロックサイズ
を大きくすることができ、ブロック数が減少し、結果と
して、より少ない演算量で、且つ符号量の少ない符号化
を実現できる。
【0048】本発明の第5、第7、第9、及び第10の
特徴の画像符号化装置では、図4に示す如く、先ず第1
のブロック分割手段33により、1画面を最大のブロッ
クサイズに分割する。任意の1個のブロックの画素デー
タについて、平坦測定回路31で各ブロックの平均値を
求め、それが所定の幅以下かどうかにより平坦かどうか
を判定する。平坦でないと判定された場合、第1のブロ
ック分割手段33は該当するブロックをm個のブロック
に分割する。この処理を段階的に繰り返して最終的なブ
ロック分割を決定する。符号化の処理は、第6の特徴の
画像符号化装置と同様である。
【0049】これにより、平坦な部分のブロックサイズ
を大きくすることができ、全体的にブロック数が減少
し、結果として、より少ない演算量で、且つ符号量の少
ない符号化を実現できる。
【0050】本発明の第8、第9、及び第10の特徴の
画像符号化装置では、図5に示す如く、先ず第2のブロ
ック分割手段35により、1画面を最大のブロックサイ
ズに分割する。次に、符号化、即ち最適な変域と変換方
法の組み合わせの探索を始める。探索時には、比較手段
7に、第1の記憶手段1で指定された値域データ43、
及び変換手段3で変換された変域データ47が入力さ
れ、両者の近似度が評価され、評価値48を符号決定手
9に出力する。この時、近似度が所定の値以下であれ
ば、符号決定手段9で、その変域及び変換方法の情報、
並びに値域位置情報が符号49として出力し、近似度が
所定の値以上の場合には、第2のブロック分割手段35
はそのブロックをm個のブロックに分割する。この処理
を段階的に近似値が所定の値以下になるまで繰り返す。
【0051】これにより、平坦な部分のブロックサイズ
を大きくすることができ、ブロック数が減少し、また符
号化の誤差が殆ど残らない。結果として、より少ない演
算量で、且つ符号量の少ない高精度の符号化を実現でき
る。
【0052】本発明の第11の特徴の画像復号化装置で
は、図13または14に示す如く、第2の記憶手段10
3にブロック毎の変域位置及び変換方法を入力し、変換
手段105により、各ブロック毎に前記第1の記憶手段
101内の指定されたブロックの画素値の集合を、対応
する前記変換方法により変換して前記第1の記憶手段1
01に格納する。ここで収束判定手段107により、該
ブロックの変換前後の画素値の集合から収束の判定を行
ない、ブロック毎に収束と判定されるまで変換を繰り返
し、収束と判定されたブロックについてはそれ以上変換
しないようにしている。
【0053】これにより、反復変換の際に、既に部分的
に収束し変換の必要のないブロックを判定し、該当ブロ
ックについてはそれ以上変換しないので、結果として、
より少ない演算量で復号化を実現できる。
【0054】本発明の第12の特徴の画像復号化装置で
は、第2の記憶手段103にブロック毎の変域位置、変
換方法、及び反復回数を入力し、変換手段105によ
り、各ブロック毎に前記第1の記憶手段101内の指定
されたブロックの画素値の集合を、対応する前記変換方
法と前記反復回数により反復回数だけ変換して前記第4
の記憶手段101に格納するようにしている。
【0055】これにより、反復変換の際に、指定された
反復回数しか変換せず、少ない回数で収束するブロック
について不要な変換の繰り返しを行なわないので、結果
として、より少ない演算量で復号化を実現できる。
【0056】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0057】図1に本発明の第1の実施例に係る画像符
号化装置の構成図を示す。図1において、図17(従来
例)と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略
する。
【0058】本実施例の画像符号化装置は、図17に示
す従来の画像符号化装置に対して変換器3と比較器7の
間にデータベースメモリ(第2の記憶手段)5が挿入さ
れたもので、データベースメモリ5には変域指定信号5
2及び変換方法指定信号53が供給されている。
【0059】本実施例では、符号化に先立ち、データベ
ースメモリ5に変域の変換結果のデータベースを作成す
る。つまり、信号発生回路13から変域指定信号52及
び変換方法指定信号53が逐次的に供給され、フレーム
メモリ1から読み出された変域データ44は変換器3に
よって変換された変域データ45となり、データベース
メモリ5のデータとして入力する。この時、データベー
スメモリ5のアドレス入力は変域指定信号52及び変換
方法指定信号53であり、その指定アドレスに変換され
た変域データ45が格納される。
【0060】このようにして、変域と変換方法の全ての
組み合わせに対して、変換後の変域データ45をそれぞ
れ対応するアドレスへ格納し終えると、符号化、即ち最
適な変域と変換方法の組み合わせの探索を始める。探索
時にも、各構成要素に対し信号発生回路13から逐次的
に値域指定信号51、変域指定信号52、及び変換方法
指定信号53が供給され、比較器7には、フレームメモ
リ1から指定された値域データ43が供給されると共
に、データベースメモリ5から指定されたアドレスの変
換された変域データ47が供給される。比較器7では、
変換された変域データ47と値域データ43の近似度を
評価し、評価値48を符号決定回路9に出力する。そし
て、符号決定回路9では、その時の変域指定信号52と
変換方法指定信号53が入力されており、それまでで最
も近似度の高かった変域と変換方法の情報が符号49と
して出力される。
【0061】図1の本実施例に係る画像符号化装置の構
成図に対応する回路図を図6に示す。同図を使用して、
本実施例の画像符号化装置における画像の入力、データ
ベースの作成、符号化、及び符号の出力の各動作を制御
器11からの制御信号によってコントロールされる様子
を詳細に説明する。
【0062】先ず、制御器11から制御信号61aによ
ってフレームメモリ1へ書き込み状態を指定する信号が
送られる。また制御信号66によって信号発生回路13
は画像入力用のアドレスを値域指定信号51を介してセ
レクタ15に送る。同時に、セレクタ15に対して制御
信号61bによって値域指定信号51を選択するよう指
示しておけば、フレームメモリ1のアドレス50には画
像入力用のアドレスが設定される。これでデータバス4
1を介して符号化対称画像データをフレームメモリ1に
記憶できる。
【0063】信号発生回路13から書き込み終了の制御
信号66を受けて、制御器11はデータベースの作成を
開始する。フレームメモリ1に対しては制御信号61a
により出力状態となるよう指示し、信号発生回路13に
対しては制御信号66により変域指定信号52及び変換
方法指定信号53を逐次的に出力するよう指示し、セレ
クタ15に対しては制御信号61bにより変域指定信号
52を選択するよう指示する。また変換器3に対しては
制御信号62により変換結果を出力するよう指示し、デ
ータベースメモリ5に対しては制御信号63により書き
込み状態となるよう指示する。この時、データベースメ
モリ5のアドレスは変域指定信号52及び変換方法指定
信号53であり、異なる変域と変換方法の組み合わせの
データは重複することなく記憶することができる。
【0064】次に制御器11は、信号発生回路13から
全ての変域と変換方法の組み合わせについてデータベー
スの作成が終了した旨の制御信号66を受けて、符号化
を開始する。データベースメモリ5へは出力状態を指示
し、信号発生回路13へは1番目の値域指定信号51、
変域指定信号52、及び変換方法指定信号53を出力す
るよう指示し、変換器3へは出力をハイインピーダンス
状態にするよう指示する。またこの時セレクタ15へは
値域指定信号51を選択するよう指示する。これで比較
器7へはフレームメモリ1からデータバス41を介して
値域18のデータ、データベースメモリ5から変換され
た変域データ45が入力される。比較器7は制御器11
からの制御信号64のタイミングで両者の近似度を算出
して符号決定回路9に出力する。符号決定回路9ではこ
の近似度データ48と共に対応する変域及び変換方法を
保持しておく。
【0065】以上の一連の処理が終了した旨を制御信号
65で知ると、制御器11は次の変域及び変換方法につ
いて同様の処理を行なうべく、信号発生回路13に対し
て指示する。これより上記手順と同様に、指定された変
域及び変換方法の近似度が符号決定回路9に入力され
る。符号決定回路9は、先に保持した近似度と比較して
より近似度の高いものを保持すると共に、対応する変域
と変換方法も更新する。このようにして、変域及び変換
方法の全ての組み合わせについて近似度を調べ、符号決
定回路9は、その中で最も近似度の高かった変域及び変
換方法の情報を符号49として制御信号65のタイミン
グで出力する。尚、全ての組み合わせについて調べるま
でもなく、予め設定された値以上の近似度が得られた時
点で探索を打ち切り、その時の変域及び変換方法を符号
49として出力するようにすれば、探索処理の時間を節
約できる。
【0066】同様にして、2番目以降の値域についても
符号49を決定し、全ての値域の符号を出力した時点で
符号化を終了する。
【0067】以上のように、本実施例の画像符号化装置
では、変換された変域データ45をデータベースメモリ
5に保持して、探索時には、変域指定信号52及び変換
方法指定信号53によるアドレス指定で比較器7に供給
するため、従来のように1つ1つ変換器3で変換を施し
て供給する場合に比べて、変域指定信号52及び変換方
法指定信号53が設定されてから比較器7へ変換された
変域データ45が供給されるまでの時間が短縮される。
【0068】従来技術の項で説明に使用した例で、変換
器3で変換データが処理される回数を比較すると、ブロ
ック数が1024個、変域の場合の数が2048通り、
変換の方法の場合の数が64通りの場合、変換器3を用
いるのはデータベース作成時のみであるので、 2048×64=131,072(回) となり、従来の1024分の1で済む。勿論、符号化時
の演算は変域データの変換以外にもあるが、それらは従
来の画像符号化装置と同様であり、結果として1画面当
たりの演算量は大幅に削減できる。
【0069】次に、本実施例の変形例として、図3に示
すように、データベースメモリ5を変換器3内部に構成
しても同様の効果が得られる。変換器3を構成する画素
数変換回路21、画素配置変換回路23、及び画素振幅
方向圧縮回路25は、従来のものと同一である。
【0070】本変形例では、変域データ44に対して画
素数変換回路21による画素数の変換のみ施されたデー
タがデータベースメモリ(第2の記憶手段)5に蓄えら
れる。探索時には、データベースメモリ5からこの画素
数変換されたデータを読み出して、画素配置変換及び画
素振幅方向圧縮変換が施されてから比較器7へ供給され
るので、上記実施例のように変換器3の後にデータベー
スメモリ5を配置する場合に比べて、変域指定信号52
及び変換方法指定信号53が設定されてから比較器7へ
データが到着するまでの時間は長くなるが、従来例に比
べれば画素数変換の分だけ短くなる。また、本変形例の
データベースメモリ5のほうが上記実施例のものよりも
小容量で済む。
【0071】次に、図2に本発明の第2の実施例に係る
画像符号化装置の構成図を示す。図において、図17
(従来例)及び図1(第1の実施例)と重複する部分に
は同一の符号を附して説明を省略する。
【0072】本実施例の画像符号化装置が第1の実施例
と異なるのは、平均値分離器4が使用される点である。
即ち、フレームメモリ1内の指定された値域18の画素
値の集合から平均値を分離して平均値分離した値域デー
タ55とその平均値54を出力すると共に、変換器3の
変換結果の平均値を分離して変域データ56を出力する
平均値分離器4と、平均値分離した値域データ55を保
持する第3のメモリ6と、平均値分離した変域データ5
6を保持するデータベースメモリ5とを備えている。
【0073】本実施例では、データベース作成時には、
変換器3によって変換された変域データ45は、平均値
分離器4によってそのデータ集合の平均値が零になるよ
うに各画素値から平均値が減算される。この平均値分離
された変域データ56がデータベースメモリ5に記憶さ
れる。尚、平均値分離器4は変換器3の内部に構成して
もよい。
【0074】探索時には、値域指定信号51により指定
された値域データ43を平均値分離器4で平均値分離し
て第3のメモリ6に保持した値域データ59が比較器7
に入力される。このように第3のメモリ6を備えること
で、変域及び変換方法の全ての組み合わせに対して1回
の平均値分離の処理で済む。
【0075】比較器7は、平均値分離した値域データ
、及びデータベースメモリ5からの指定された変域デ
ータ60を入力し、両者の近似度を評価し、評価値48
を符号決定回路9に出力する。そして、符号決定回路9
では、その時の変域指定信号52と変換方法指定信号5
3が入力されており、それまでで最も近似度の高かった
変域と変換方法の情報、並びに値域の平均値54を符号
49として出力する。
【0076】尚、本実施例の平均値分離型の反復変換符
号化方式は、復号化時に各ブロック平均値を用いること
ができるので、少ない反復回数で画像が収束し、高速の
復号化が可能となる。
【0077】平均値分離器4の内、値域データ43を処
理する部分の構成図を図7に示す。同図(a)は単純に
平均値分離器71及び結合器72で構成した場合で、結
合器72では、同一ブロック内で全画素に対して同じ値
(平均値)54を値域データ43から減算する。この場
合、平均値分離された値域データ55のブロック境界に
段差が生じ、再生画にブロック状の歪みが現われて不具
合なことがある。この問題を回避する構成として、次の
ような変形例がある。
【0078】図7(b)は第2の実施例の変形例に係る
平均値分離器4の構成図を示す。図7(a)に対して、
値域データの平均値を一時的に記憶する一時メモリ73
と、値域データの平均値を平滑化する平滑化回路74と
が新たに加えられている。
【0079】値域データの平均値54は一時メモリ73
に一旦保持されるが、この段階では、隣接する複数のブ
ロック平均値54は図8(a)に示すような階段状の値
となっている。このデータを用いて、平滑化回路74で
図8(b)に示すようなブロック境界で滑らかに接続す
る画素毎のデータにする。但し、平滑化しても全体の凹
凸は保存するようにする。その画素毎のデータを結合器
72で値域データ43から減算する。こうすれば、平均
値分離後の値域データ55にブロック歪みは生じない。
尚、滑らかに接続する画素データの生成法を符号化装置
と復号化装置とで共通にしておけば、ブロック平均値5
4以外の付加情報を符号に含める必要はない。
【0080】また、第1及び第2の実施例において、図
9に示すように、データベースメモリ5に余分のメモリ
空間を設け、そこに予め適当な画素パターンを記憶させ
ておけば、探索時にこれらの画素パターンを符号の候補
とすることで、符号化の効率を上げることができる。変
域及び変換方法の組み合わせによっても近似度の高いも
のを得ることができない場合等に有効である。
【0081】また、近似度の評価基準としては、誤差の
2乗和の他にも、誤差の和、誤差の最大値、或いは中間
値等を用いることも可能である。
【0082】更に、反復符号化方式では、画素振幅方向
に拡大するようなパラメータは選択しないのが普通であ
るので、値域データの分散を予め調べておき、変域の変
換データを比較器7に入力する前にその分散を計算し
て、値域の分散より小さく、画素振幅方向に拡大しない
と値域データに近づかない場合には、近似度を評価する
までもなく、その変域は該当値域の符号には不適当と判
断して、探索を次の変域に移行するようにすれば、更に
符号化時の演算量を減少させることができる。
【0083】次に、図4に本発明の第3の実施例に係る
画像符号化装置の構成図を示す。
【0084】本実施例の画像符号化装置は、符号化対象
画像を複数のブロックに分割して保持するフレームメモ
リ1と、フレームメモリ1のブロックの平坦さとして、
各ブロックの画素データの平均値を測定する平坦測定回
路31と、平坦測定回路31の結果から、隣接するn個
(n:任意の正整数で、図10では4)のブロックの画
素データの平均値が所定の値以下である時に平坦である
と判定して1つのブロックに統合し、フレームメモリ1
のブロック分割を再分割してその情報を保持する分割デ
ータメモリ33と、フレームメモリ1の任意の領域の画
素値の集合を指定された変換方法により変換する変換器
3と、分割データメモリ33により指定されたフレーム
メモリ1内のブロックの画素値の集合と変換器3の出力
との近似度または誤差を比較する比較器7と、比較器7
の結果から近似度の高い(誤差の小さい)領域を該指定
ブロックに対する領域として符号出力する符号決定回路
9と、フレームメモリ1、平坦測定回路31、分割デー
タメモリ33、変換器3、比較器7、及び符号決定回路
9を制御する制御器12とから構成されている。
【0085】本実施例では、最初に符号化対象画像がフ
レームメモリ1に入力され、符号化に先立ちブロック分
割情報を分割データメモリ33に作成する。この動作は
以下のような手順で行なわれる。
【0086】先ず分割データメモリ33には、図10
(a)に示すような最小のブロックサイズでの分割情報
が保持される。この状態で隣接する4つのブロックの位
置情報をアドレス発生回路37に送り、アドレス発生回
路37により生成されるアドレス50で指定されるブロ
ックの画素データがフレームメモリ1から読み出され、
データバス41を介して平坦測定回路31に入力され
る。平坦測定回路31では、各ブロックの平均値を求
め、それらが所定の幅以下に収まっていれば平坦である
と判定され、逆に、平均値のばらつきが大きいときは平
坦でないと判定され、この判定結果を平坦情報57とし
て分割データメモリ33に送られる。
【0087】平坦であると判定された場合、該当する4
つのブロックを1つのブロックとしてまとめるべく分割
データメモリ33の内容が書き換えられる。また平坦で
ないと判定された時には、分割データメモリ33の書き
換えは行なわれない。このようにして画面全体の平坦さ
の測定を終え、分割データメモリ33の更新後の状態を
図10(b)に示す。
【0088】次に、平坦であるとしてまとめられたブロ
ックについて、同様に隣接する4つのブロックで平坦さ
の測定を行ない、分割データメモリ33の内容を更新す
る。その結果を図10(c)に示す。
【0089】また、平坦情報57は、制御器12にも入
力されており、図10(c)のようにより大きなブロッ
クにこれ以上まとめられない場合、或いは図10(a)
及び(b)のようにより大きなブロックにまとめること
ができる状態でも、全てのまとめる候補が平坦でないと
判定された場合には、ブロックの統合処理を終了し、そ
の時点のブロック分割に決定する。
【0090】次に、分割データメモリ33に保持してい
るブロック分割情報を参照しながら符号化が行なわれ
る。
【0091】先ず、1番目のブロックを値域とする変換
の変域位置と変換方法を決定するため、制御器12から
変域位置情報52aが出力され、アドレス発生回路37
ではこの変域位置情報52aに従ってフレームメモリ1
の変域のアドレス50を発生する。変域19のデータ
データバス41を介して変換器3に供給され、変換器3
において、値域18のデータと同じ画素数に縮小され、
更に制御器12からの変換方法情報53aに指示される
画素振幅方向の圧縮や、画素平面内の回転や画素の入れ
替えが行なわれる。
【0092】比較器7には、変換器3で変換された変域
データ47が入力されると共に、分割データメモリ33
からの値域ブロックの位置情報51aに基づき生成され
るアドレスで指定されるフレームメモリ1内の値域18
のデータがデータバス41を介して入力される。比較器
7では、値域18のデータに対する変域データ47の誤
差が測定され、誤差データ48aとして符号決定回路9
に送られる。
【0093】制御器12は様々な変域と変換方法につい
て、上記の誤差評価を行なう。その変域位置情報52a
及び変換方法情報53aは、符号決定回路9にも入力さ
れており、符号決定回路9は、誤差データ48aの値が
より小さくなった時の変域位置情報52a及び変換方法
情報53aを常に保持し、誤差の小さい、即ち近似度の
高い変域及び変換方法の探索が終了したところで、値域
ブロック位置情報51aと共にその変域位置情報52a
及び変換方法情報53aを制御器12からのタイミング
信号65の制御の下に符号49aとして出力する。これ
らの符号49aは別の手法で更に圧縮しても構わない。
【0094】また、本実施例の変形例として、次に示す
手法による画像符号化装置も考えられる。即ち、上記手
法では、ブロック分割の決定を最も細かいブロック分割
から開始して、それらブロックをまとめていく方向で行
なったが、これとは逆に、図11に示すように、ブロッ
ク分割の決定を最も粗いブロック分割から開始して、平
坦測定回路31では、それぞれのブロックについて画素
データの分散等を調べて、分散が大きい時には、そのブ
ロックを複数のより小さなブロックに再分割するという
方法である。尚この場合、平坦測定手段31は、各ブロ
ックの画素データの分散値を求め平坦情報57として出
力し、分割データメモリ33は、任意のブロックの画素
データの分散が所定の値以上の時に平坦でないと判定し
てm個(m:任意の正整数で、図11では2または4)
のブロックに分割する。
【0095】以上のように本実施例の画像符号化装置で
は、符号化に先だって、入力画像の各部分の平坦の程度
が測定され、平坦な部分についてはブロックサイズを大
きく設定し、平坦でない部分についてはブロックサイズ
を小さく設定する。こうすると、誤差を一定の値以下に
抑える場合、固定ブロックサイズの場合には、平坦でな
い部分に合わせて全ブロックのサイズを小さくしなけれ
ばならないのに対して、可変ブロックサイズでは、平坦
部ではブロックサイズを大きくすることができ、ブロッ
ク数は減少し、従って符号量も減る。また、従来の可変
ブロックサイズ方式と比較しても、幾種類ものブロック
サイズのものを少ない演算量で生成でき、更に符号化時
にブロックサイズの変更は行なわれないので、同じブロ
ックに対して親ブロックと子ブロックというような複数
回の符号化をする必要もない。
【0096】次に、図5に本発明の第4の実施例に係る
画像符号化装置の構成図を示す。
【0097】本実施例の画像符号化装置は、符号化対象
画像を複数のブロックに分割して保持するフレームメモ
リ1と、フレームメモリ1の任意の領域の画素値の集合
を指定された変換方法により変換する変換器3と、指定
されたフレームメモリ1内のブロックの画素値の集合と
変換器3の出力との近似度または誤差を比較する比較器
7と、比較器7の結果から近似度の高い(誤差の小さ
い)領域を前記指定ブロックに対する領域として符号出
力する符号決定回路9と、比較器7の結果から近似度が
小さいまたは誤差が所定の値より大きい時に、符号決定
回路9から再分割指示信号58を受けて、フレームメモ
リ1のブロック分割を再分割する分割データメモリ35
と、フレームメモリ1、変換器3、比較器7、符号決定
回路9、及び分割データメモリ35を制御して、比較器
7の結果の近似度が高いまたは誤差が所定の値以下にな
るまで段階的に前記ブロックを再分割し、符号決定回路
9に符号決定させる制御器12とから構成されている。
【0098】本実施例が第3の実施例と異なるのは、ブ
ロックの分割を符号化と同時に行なう点である。
【0099】ブロック分割情報を保持する分割データメ
モリ35には、最初に図12(a)に示すような比較的
大きなブロックに分割された分割情報が保持されてお
り、制御器12は、第3の実施例と同様の手順によっ
て、分割データメモリ35からの値域ブロック位置情報
51aで指定される値域18に対して、誤差48aの小
さくなる変域と変換方法を探索する。
【0100】符号決定回路9は、誤差48aが所定の値
よりも小さくなった時は、その時点の変域及び変換方法
に決定して、値域ブロック位置情報51aと共に変域位
置情報52a及び変換方法情報53aを制御器12から
のタイミング信号65の制御の下に符号49aとして出
力する。一方、誤差48aが所定の値よりも小さくなら
なかった時は、再分割指示信号58を分割データメモリ
35に出力し、分割データメモリ35では、誤差が所定
値より小さくならなかったブロックを再分割して値域ブ
ロック位置情報51aを更新する。
【0101】図12中、斜線部は符号の決定したブロッ
クで、白地の部分は未決定のブロックを表している。図
12(b)は符号が未決定のブロックを更に2分割して
上述の処理を行ない、図12(c)は更に4分割して1
画像の符号化処理を終了している。つまり、図12
(a)から同図(b)、同図(c)へと、段階的に、各
ブロックの符号を決定していく。
【0102】尚、符号決定回路9が行なう誤差の判定で
使用するしきい値は、1画素当たりの2乗誤差や絶対値
誤差を用いる。
【0103】また、ブロックサイズが小さくなり過ぎる
とそれだけブロック数も増加し、符号も増えてしまうの
で、ブロックサイズの最小値を設けて、そのサイズのブ
ロックについては、誤差がしきい値より大きくても探索
範囲で最小の誤差が得られた変域及び変換方法に決定す
る方法もある。
【0104】次に、図13に本発明の第5の実施例に係
る画像復号化装置の構成図を示す。
【0105】本実施例の画像復号化装置は、画像を複数
のブロックに分割して保持するフレームメモリ(第1の
記憶手段)101と、図16(a)に示すような符号列
49を入力してブロック毎の変域位置及び変換方法を保
持するバッファメモリ(第2の記憶手段)103と、フ
レームメモリ101のアドレス指定を行なうアドレス発
生回路117と、フレームメモリ101内の指定された
ブロックの画素値の集合を対応する前記変換方法により
変換してフレームメモリ101に格納する第2変換器
(変換手段)105と、変換前のフレームメモリ101
の該ブロックの画素値の集合を退避しておく第6メモリ
109と、該ブロックの変換前後の画素値の集合、即ち
第2変換器105の出力155及び第6メモリ109の
出力156の差をとる減算器111と、減算器111の
出力157から収束の判定を行ない、該ブロックの変換
を収束するまで繰り返し行なうよう制御する制御器11
3と、フレームメモリ101内の画像データを表示する
表示部115とから構成されている。
【0106】先ず、TV電話やTV会議システムの画像
復号器として本発明を用いる場合は通信回線により、ま
たディジタルVTRの場合には蓄積媒体から符号列49
が入力され、バッファメモリ103に全ブロック分の符
号が格納される。次に、復号化が開始されるわけである
が、フレームメモリ101の初期画は任意なので、改め
て初期画設定は行なわなくても良い。
【0107】先ず、制御器113からの制御信号159
により、アドレス発生回路117でフレームメモリ10
1のアドレスを指定し、第1番目のブロックの画素値を
読み出す。この読み出された画素値は第6メモリ109
に格納される。
【0108】次に、制御器113からの制御信号158
によりバッファメモリ103から変域位置情報151が
出力され、アドレス発生回路117で変域に対応するア
ドレス152が生成され、フレームメモリ101を指定
する。アドレス指定された変域の画素値は第2変換器1
05に入力され、画面内或いは画素振幅方向の線形な拡
大縮小変換や簡単な画素の入れ替え変換が施され、変換
後のデータ155はフレームメモリ101内の第1番目
のブロックに上書きされる。ここで、第1番目のブロッ
クに対する変換方法153はバッファメモリ103より
変換器105に供給されている。
【0109】減算器111では、変換後のデータ155
と第6メモリ内の変換前のデータ156との差157
とり、制御器113に出力する。制御器113は、この
差157が予め設定された値よりも小さい時には、その
ブロックは既に収束したブロックとして記憶する。第2
番目以降のブロックについても同様に各ブロック1回ず
つ全ブロックの変換を行なって、画面全体の1回目の変
換が終了する。続いて2回目、3回目の変換を行なって
いくが、2回目以降では、既に収束しているブロックに
ついてはそれ以上の書き換え処理は行なわない。そし
て、変換の反復回数が予め設定された値に達した時、或
いは全ブロックが収束したと判定された時点で復号化は
終了し、復号画像は表示部115に出力される。
【0110】このように、収束したブロックについては
反復変換を省略しているので、全体の変換演算量を削減
できる。
【0111】次に、図14に本発明の第6の実施例に係
る画像復号化装置の構成図を示す。
【0112】本実施例の画像復号化装置は、第5の実施
例の構成とほぼ同等の構成を有しており、第5の実施例
において、収束判定手段107を第6メモリ109、減
算器111、及び制御器113から構成していたのに対
し、本実施例では、変換後のデータの平坦さを検出する
平坦ブロック検出回路121及び制御器113で構成し
ている点のみ異なる。
【0113】本実施例では、収束したか否かの判定は、
変換されたデータのみ155を用いて行なう。全体の復
号アルゴリズムは第5の実施例と同様であるが、各ブロ
ック毎に変換されたデータ155を平坦ブロック検出回
路121に入力し、平坦か否かの判定信号160を求め
る点のみ異なる。
【0114】平坦ブロック検出回路121は、例えば図
15(a)に示すように、最大値検出回路123、最小
値検出回路125、及び減算器127によって構成さ
れ、最大値と最小値の差を判定信号160として制御器
113に出力する。
【0115】反復変換符号化方式では平坦な部分ほど収
束しやすい。つまり、置き換え時の変換量が少なくなり
やすい性質がある。そこで判定信号160が所定値以下
になった平坦なブロックについては、1、2回の反復変
換で構わないので、収束したブロックとして以降の変換
は省略する。但し、初期画が平坦な画像の時は、平坦で
ない画像に収束するブロックも1、2回目の変換では平
坦な変換データになり誤判定を起こすので、初期画を振
幅の激しい画像にしておくか、最初の数回の変換は全ブ
ロックについて必ず行ない、以降の収束ブロックの判定
を行なうようにする。
【0116】また、別の平坦ブロック検出回路121と
して、分散を判定信号160とする方法もある。その構
成を図15(b)に示す。先ず入力される変換された画
像データ155の平均値163を平均値検出回路129
で求め、減算器131で画像データ155から平均値1
63を減ずる。その結果164を2乗回路133で2乗
して、加算器135でディレイ137を介したループ部
で全画素分の和を求める。これを判定信号160として
出力する。
【0117】次に、本発明の第7の実施例に係る画像復
号化装置について説明する。本実施例の画像復号化装置
の構成は、第5、或いは第6の実施例において、収束判
定手段107の部分を取り除いた構成である。
【0118】本実施例は、図16(b)に示すように、
予め符号49にブロック毎の反復回数のデータを含ませ
ておくもので、図16(a)の符号と比較して反復回数
の情報だけ符号量が増えるが、復号装置には収束ブロッ
クを検出する回路は必要なくなる。復号時には、制御器
113がN回目の反復変換時に、反復回数をN以上とし
ているブロックについてのみ変換し、フレームメモリ1
01のデータの置き換えを行なう。
【0119】符号化装置側での反復回数の設定は、前述
したブロック毎の分散や最大値と最小値の小さなブロッ
クを少なく設定する方法の他に、近似誤差が小さかった
ブロックを少なく設定する方法も考えられる。
【0120】また、変換方法の中に画素振幅方向の縮小
率が含まれている場合には、縮小率が高いほど反復回数
を少なくする方法もある。これはやはり縮小率が高いブ
ロックほど収束が速いからである。この方法によれば符
号49に、別に反復回数を付加する必要はない。
【0121】
【発明の効果】以上のように本発明の第1、第3、第
9、及び第10の特徴の画像符号化装置によれば、探索
に先立ち、探索時に指定される可能性のある全ての変域
に対して、その変換結果をデータベースとして記憶し、
探索時にはデータベースから読み出した変域データをそ
のまま値域データと比較することとしたので、より少な
い演算量で、高速な符号化を行ない得る画像符号化装置
を提供することができる。
【0122】また本発明の第2、第3、第9、及び第1
0の特徴の画像符号化装置によれば、上記第1の特徴の
画像符号化装置と同様の効果を得ることができると共
に、平均値分離型の符号化を行なうこととしたので、復
号化時に、各ブロックの平均値を使用して少ない反復回
数で画像を収束でき、高速の復号化が可能となる。
【0123】また本発明の第4の特徴の画像符号化装置
によれば、第2の記憶手段を、変換手段内部に設置する
こととしたので、第1及び第2の特徴の画像符号化装置
よりも符号化処理の高速化は薄れるが、より小容量の記
憶容量で実現できる。
【0124】また本発明の第5、第6、第7、第9、及
び第10の特徴の画像符号化装置によれば、平坦な部分
ではブロックサイズを大きくし、平坦でない部分ではブ
ロックサイズを小さくすることとしたので、ブロック数
を減少させることができ、結果として、より少ない演算
量で、且つ符号量の少ない符号化を行ない得る画像符号
化装置を提供することができる。
【0125】本発明の第8、第9、及び第10の特徴の
画像符号化装置によれば、符号化誤差の大きい部分につ
いては、ブロックを再分割して比較を行なう処理を誤差
が所定値以下になるまで繰り返すこととしたので、平坦
な部分のブロックサイズを大きくすることができ、ブロ
ック数が減少し、また符号化の誤差が殆ど残らない。結
果として、より少ない演算量で、且つ符号量の少ない高
精度の符号化を行ない得る画像符号化装置を提供するこ
とができる。
【0126】更に本発明の第11の特徴の画像復号化装
置によれば、反復変換の際に、既に部分的に収束し変換
の必要のないブロックを判定し、該当ブロックについて
はそれ以上変換しないこととしたので、より少ない演算
量で復号化を行ない得る画像復号化装置を提供すること
ができる。
【0127】本発明の第12の特徴の画像復号化装置に
よれば、反復変換の際に、指定された反復回数しか変換
せず、少ない回数で収束するブロックについて不要な変
換の繰り返しを行なわないこととしたので、より少ない
演算量で復号化を行ない得る画像復号化装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像符号化装置の
構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る画像符号化装置の
構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る画像符号化装置の
変換器の内部構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る画像符号化装置の
構成図である。
【図5】本発明の第4の実施例に係る画像符号化装置の
構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る画像符号化装置の
回路構成図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る画像符号化装置の
平均値分離器内の値域データを処理する部分の構成図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施例に係る画像符号化装置の
動作説明図である。
【図9】本発明の第1または第2の実施例に係る画像符
号化装置のメモリマップである。
【図10】本発明の第3の実施例に係る画像符号化装置
の第1の記憶手段のブロック分割を説明する図である。
【図11】本発明の第3の実施例の変形例に係る画像符
号化装置の第1の記憶手段のブロック分割を説明する図
である。
【図12】本発明の第4の実施例に係る画像符号化装置
の第1の記憶手段のブロック分割を説明する図である。
【図13】本発明の第5の実施例に係る画像復号化装置
の構成図である。
【図14】本発明の第6の実施例に係る画像復号化装置
の構成図である。
【図15】本発明の第6の実施例に係る画像復号化装置
の平坦ブロック検出回路の構成図である。
【図16】図16(a)は本発明の第5及び第6の実施
例に係る画像復号化装置の符号列、図16(b)は本発
明の第7の実施例の符号列をそれぞれ説明する図であ
る。
【図17】従来の画像符号化装置の構成図である。
【図18】従来の画像符号化装置の変換器の構成図であ
る。
【図19】従来の画像符号化装置のフレームメモリのブ
ロック分割を説明する図である。
【符号の説明】
1 第1の記憶手段(フレームメモリ) 3 変換手段(変換器) 4 平均値分離手段(平均値分離器) 5 第2の記憶手段(データベースメモリ) 6 第3の記憶手段(第3のメモリ) 7 比較手段(比較器) 9 符号決定手段(符号決定回路) 11,12 制御手段(制御器) 13 制御手段(信号発生回路) 18 値域 19 変域 21 画素数変換回路 23 画素配置変換回路 25 画素振幅方向圧縮回路 31 平坦測定手段 33 第1のブロック分割手段(分割データメモリ) 35 第2のブロック分割手段(分割データメモリ) 37 アドレス発生回路 41 データバス 42 入力データ 43 値域データ 44 変域データ 45,46,47 変換後の変域データ 48 近似値データ 48a 誤差データ 49 符号(変域及び変換方法の情報) 49a 符号(値域、変域、及び変換方法の情報) 50 フレームメモリのアドレス 51 値域指定信号 52 変域指定信号 53 変換方法指定信号 51a 値域ブロック位置情報 52a 変域位置情報 53a 変換方法情報 54 値域の平均値データ 55 平均値分離した値域データ 56 平均値分離した変域データ 57 平坦情報 58 再分割指示信号59 平均値分離した値域データ 60 平均値分離された変域データ 61〜66 制御信号 71 平均値分離器 72 結合器 73 一時メモリ 74 平滑化回路 101 第4の記憶手段(フレームメモリ) 103 第5の記憶手段(バッファメモリ) 105 第2の変換手段(第2変換器) 107 収束判定手段 109 第6メモリ 111,127,131 減算器 113 制御器 115 表示部 117 アドレス発生回路 121 平坦ブロック検出回路 123 最大値検出回路 125 最小値検出回路 129 平均値検出回路 133 2乗回路 135 加算器 137 ディレイ 151 変域位置情報 152 アドレス信号 153 変換方法情報 155 変換後の画素データ 157 差信号 158,159 制御信号 160 判定信号
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−197930(JP,A) 井田孝、駄竹健志,「反復変換符号化 による画像圧縮」,電子情報通信学会春 季全国大会,日本,電子情報通信学会, 1991年,p.7−51 A.E.Jacquin,「Frac tal image coding b ased on a theory o f iterated contrac tive image transfo rmtions」,SPIE VCIP ’90(Visual Communic ations and Image P rocessing),19991年,Vo l.1360,pp.227−239 曽根原登、中根一成,「2乗誤差基準 を用いた濃淡画像のランダム反復関数シ ステム(IFS)推定と復元特性評 価」,テレビジョン学会誌,日本,テレ ビジョン学会,1991年8月20日,テレビ ジョン学会,pp.1008−1012 森口好之、谷口隆行、伊藤晋、宇都宮 敏男,「可変ブロックサイズ方式による 画像の適用的木符号化法」,昭和62年電 子情報通信学会創立70周年記念総合全国 大会講演論文集,日本電子情報通信学 会,1987年,p.5−52 如沢裕尚、中村寛、富永英義,「輝度 勾配に適応した可変画素領域符号化方 式」,昭和62年電子情報通信学会創立70 周年記念総合全国大会講演論文集,日 本,昭和62年電子情報通信学会創立70周 年記念総合全国,1987年,p.5−50 宮岡伸一郎,「非等長ブロック分割に よる静止画像符号化方式」,昭和62年電 子情報通信学会創立70周年記念総合全国 大会講演論文集,日本,電子情報通信学 会,1987年,p.5−50 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化対象画像を複数のブロックに分割
    して保持する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段の
    任意の領域の画素値の集合を指定された変換方法により
    少なくとも縮小変換する変換手段と、前記変換手段の変
    換結果を保持する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手
    段内の指定されたブロックの画素値の集合と前記第2の
    記憶手段内に保持される各画素値の集合との近似度を比
    較する比較手段と、前記比較手段の結果から近似度の高
    い領域を前記指定ブロックの符号として符号出力する
    号決定手段と、前記第1の記憶手段、変換手段、第2の
    記憶手段、比較手段、及び符号決定手段を制御する制御
    手段とを有し、 前記制御手段は、前記比較手段による比較に先立って、
    前記変換手段に前記任意の領域と前記変換方法の組み合
    わせについて前記任意の領域の画素値の集合を縮小変換
    させ、この変換結果の集合を前記第2の記憶手段に記憶
    させ、その後、前記比較手段に前記第1の記憶手段内の
    指定されたブロックの画素値の集合と前記第2の記憶手
    段内に記憶した各画素値の集合との近似度の比較を行
    わせることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 符号化対象画像を複数のブロックに分割
    して保持する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段の
    任意の領域の画素値の集合を指定された変換方法により
    少なくとも縮小変換する変換手段と、前記第1の記憶手
    段内の指定されたブロックの画素値の集合から平均値を
    減算して、この平均値を減算したブロックの画素値の集
    合と平均値を出力すると共に、前記変換手段の変換結果
    の平均値を減算して出力する平均値分離手段と、前記平
    均値分離手段の出力を保持する第2の記憶手段と、前記
    平均値を減算されたブロックの画素値の集合と前記第2
    の記憶手段内に保持される各画素値の集合との近似度を
    比較する比較手段と、前記比較手段の結果から近似度の
    高い領域を前記指定ブロックの符号として符号出力する
    符号決定手段と、前記第1の記憶手段、変換手段、平均
    値分離手段、第2の記憶手段、比較手段、及び符号決定
    手段を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記比較手段による比較に先立って、
    前記変換手段に前記任 意の領域と前記変換方法の組み合
    わせについて前記任意の領域の画素値の集合を縮小変換
    させ、前記平均値分離手段に前記変換結果の平均値の減
    算をさせ、この平均値を減算した変換結果の集合を前記
    第2の記憶手段に記憶させ、その後、前記比較手段に前
    記第1の記憶手段内の指定されたブロックの画素値の集
    合から平均値を減算したものと前記第2の記憶手段内に
    記憶した各画素値の集合との近似度の比較を行なわせる
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1の記憶手段内
    の任意のブロックを指定し、前記第1の記憶手段内の取
    り得る各領域に対し全ての変換方法による変換結果を前
    記第2の記憶手段内に保持させることを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、前記第1の記憶手段の
    任意の領域の画素数が前記第1の記憶手段内の指定され
    たブロックの画素数と等しくなるよう縮小する画素数変
    換回路と、指定された変換方法に従って画素の配置を変
    換する画素配置変換回路と、一定の縮小率で振幅を抑え
    る画素振幅方向圧縮回路とを備え、前記第2の記憶手段
    は、前記画素数変換回路若しくは前記画素配置変換回路
    の出力側に設置されることを特徴とする請求項1、2、
    または3に記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の記憶手段のブロックの平坦さ
    を測定する平坦測定手段と、前記平坦測定手段の結果か
    ら前記第1の記憶手段のブロック分割を再分割する第1
    のブロック分割手段と、を有し、 前記比較手段は前記第1のブロック分割手段により指定
    された前記第1の記憶手段内のブロックの画素値の集合
    と前記第2の記憶手段内に記憶した各画素値の集合との
    近似度を比較することを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記平坦測定手段は、各ブロックの画素
    データの平均値を求め、それらが所定の値以下である時
    に平坦であると判定し、前記第1のブロック分割手段
    は、隣接するn個(n:任意の正整数)のブロックが平
    坦である時に1つのブロックに統合することを特徴とす
    る請求項5に記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記平坦測定手段は、各ブロックの画素
    データの分散値を求め、それらが所定の値以下である時
    に平坦であると判定し、前記第1のブロック分割手段
    は、任意のブロックが平坦でない時にm個(m:任意の
    正整数)のブロックに分割することを特徴とする請求項
    5に記載の画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記比較手段の結果から近似度が小さい
    か又は誤差が所定の値より大きい時に前記第1の記憶手
    段のブロック分割を再分割する第2のブロック分割手段
    とを有し、 前記符号決定手段は前記比較手段の結果から近似度が高
    い又は誤差が所定の値以下の時に前記領域を前記指定ブ
    ロックの符号として符号出力することを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記比較手段は、近似度の評価基準とし
    て、誤差の2乗和、誤差の和、誤差の最大値、或いは
    間値を用いること特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、または8に記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記符号決定手段は、符号出力とし
    て、決定された領域の位置情報及び変換方法に関する情
    と、対応するブロックの位置情報と、平均値のうち少
    なくとも1つを出力すること特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、または9に記載の画像符号化
    装置。
  11. 【請求項11】 画像を複数のブロックに分割して保持
    する第1の記憶手段と、ブロック毎の変域位置及び変換
    方法を保持する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段
    内の指定されたブロックの画素値の集合を対応する前記
    変換方法により変換して前記第1の記憶手段に格納する
    変換手段と、該ブロックの変換前後の画素値の集合から
    収束の判定を行なう収束判定手段とを有し、前記変換手
    段は、ブロック毎に前記収束判定手段により収束と判定
    されるまで変換を繰り返し、収束と判定されたブロック
    についてはそれ以上変換しないことを特徴とする画像復
    号化装置。
  12. 【請求項12】 画像を複数のブロックに分割して保持
    する第1の記憶手段と、ブロック毎の変域位置、変換方
    法及び反復回数を保持する第2の記憶手段と、前記第1
    の記憶手段内の指定されたブロックの画素値の集合を対
    応する前記変換方法と前記反復回数により変換して前記
    第1の記憶手段に格納する変換手段とを有することを特
    徴とする画像復号化装置。
  13. 【請求項13】 第1の記憶手段に符号化対象画像を複
    数のブロックに分割して保持し、予め、 前記第1の記憶手段の任意の領域と指定された変
    換方法の組み合わせについて前記任意の領域の画素値の
    集合を前記変換方法により少なくとも縮小変換して、こ
    の変換結果を第2の記憶手段に記憶しておき、 前記第1の記憶手段内の指定されたブロックの画素値の
    集合と前記第2の記憶手段内に記憶した各画素値の集合
    との近似度の比較して、前記比較手段の結果から近似度
    の高い領域を前記指定ブロックの符号として符号出力す
    ることを特徴とする画像符号化方法。
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