JP3314942B2 - 画像通信装置ならびにこれを構成する画像通信用携帯器および据置器 - Google Patents

画像通信装置ならびにこれを構成する画像通信用携帯器および据置器

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JP3314942B2
JP3314942B2 JP29660891A JP29660891A JP3314942B2 JP 3314942 B2 JP3314942 B2 JP 3314942B2 JP 29660891 A JP29660891 A JP 29660891A JP 29660891 A JP29660891 A JP 29660891A JP 3314942 B2 JP3314942 B2 JP 3314942B2
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宏幸 石田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像通信装置,ならび
にこの画像通信装置を構成する画像通信用携帯器および
据置器に関する。
【0002】
【従来の技術】画像通信装置は回線を通して画像データ
を送受信する装置である。近年,ISDN(サービス総
合ディジタル網:Integrated Services Digital Networ
k )が普及しつつある。ISDNは,雑音,漏話に強い
等の高品質な通信が可能,コンピュータとの親和性が強
く通信処理が容易である等の特長をもっているので,音
声のみならず,画像データを含む各種データの通信に利
用されうる。
【0003】一方,電話器を含む通信装置はその形状,
大きさ,使用目的等により,所定箇所に設置される据置
型と,移動可能または持ち運び可能な携帯型とに分類す
ることができる。据置型は大型であってもよいので多く
の機能が付加されることが多い。これに対して携帯型の
通信装置は小型軽量であることが強く要請されるので,
最低限必要な通信機能のみを搭載していることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯型の通信装置はそ
の性質上,必要最小限の機能しか装備されないので据置
使用には不便が伴う。一方,据置型通信装置は多くの機
能が付加されるが,必然的に装置が大型化し,携帯には
向かない。
【0005】携帯使用と据置使用の両方を望む利用者
は,基本的機能に大差のない2種類の通信装置を保有す
ることを余儀なくされている。携帯型と据置型の通信装
置を少なくとも一台ずつ保有することはユーザにとって
非常に不経済的でありまた非効率的なことである。
【0006】この発明は,携帯使用と据置使用の両方の
使用目的を達成できる画像通信装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による画像通信
装置は,所定箇所に設置される据置器と,この据置器に
結合分離可能な携帯器とから構成される。上記据置器お
よび上記携帯器はともにコネクタを有し,これらの上記
据置器と上記携帯器とが結合されたときに上記コネクタ
が接続されることにより,上記据置器の信号ラインおよ
び電源ラインと上記携帯器の信号ラインおよび上記電源
ラインとがそれぞれ相互に接続される。
【0008】上記携帯器は,画像データの入力手段と,
ディジタル回線を通して通信先の通信装置と接続するた
めの呼発生手段と,上記通信先通信装置とディジタル回
線を介して接続されているときに画像データを送受信す
る手段と,上記入力手段,上記呼発生手段および上記送
受信手段を動作させるための直流電源を供給するための
バッテリィと,上記コネクタによって据置器と接続され
たときに,上記据置器から電源ラインを通して供給され
る電源と上記バッテリィの電源とを切り換える電源切換
手段と電源スイッチとを備えている。
【0009】上記据置器は,商用電源を所定電圧の直流
電源に変換して上記電源ラインに供給する電源回路と,
上記コネクタによって上記携帯電話と接続されたとき
に,上記信号ラインを通して携帯器から与えられる画像
データによって表される画像を表示するための画像再生
手段とを備え,上記携帯器と上記据置器とが結合された
ときに,上記携帯器の上記電源スイッチのオンおよびオ
フに応じて,上記携帯器ならびに上記画像再生手段への
上記電源回路からの電源供給および停止が制御されるも
のである。
【0010】上記携帯器が上記据置器に結合されたとき
にこれらの結合状態を保持するロック機構を設けておく
ことが好ましい。
【0011】上記携帯器にさらに音声入力手段を設けて
おくとよい。この場合には上記送受信手段は画像データ
に加えて音声信号を送受信する。
【0012】上記据置器に画像データ以外の情報,たと
えば表示画面上の位置情報を入力する手段をさらに設け
るとよい。
【0013】上記画像データ入力手段は,たとえばメモ
リ・カードに記憶されている画像データを読取る手段で
ある。
【0014】メモリ・カードは半導体メモリを内蔵して
いる。このメモリ・カードは,たとえばディジタル電子
スチル・カメラに着脱自在である。ディジタル電子スチ
ル・カメラに装着されたときに,このカメラによって撮
影された静止画像を表わす画像データがメモリ・カード
に記憶される。
【0015】この発明による画像通信用携帯器は,単独
でも使用可能であるし,所定箇所に設置される画像通信
用据置器に分離可能に結合させて使用することもでき
る。
【0016】この画像通信用携帯器は,所定箇所に設置
される据置器に分離可能に結合され,上記据置器に結合
されたときに上記据置器のコネクタと接続され,信号ラ
インおよび電源ラインを上記据置器の信号ラインおよび
電源ラインとそれぞれ接続するためのコネクタ,画像デ
ータの入力手段,ディジタル回線を通して通信先の通信
装置と接続するための呼発生手段,上記通信先通信装置
とディジタル回線を介して接続されているときに画像デ
ータを送受信する手段,上記入力手段,上記呼発生手段
および上記送受信手段を動作させるための直流電源を供
給するためのバッテリィ,上記コネクタによって上記据
置器と接続されたときに上記据置器から電源ラインを通
して供給される電源と上記バッテリィの電源とを切換え
る電源切換手段,ならびに電源スイッチを備えている。
そして,上記電源スイッチのオン,オフに応じて,上記
携帯器への電源供給および停止ならびに上記据置器の各
部への電源供給および停止が制御されるものである。
【0017】この発明による画像通信用据置器は上記の
画像通信用携帯器と結合自在であり,上記携帯器が結合
した状態でのみ使用される。
【0018】この画像通信用据置器は,画像データの入
力手段,ディジタル回線を通して通信先の通信装置と接
続するための呼発生手段,上記通信先通信装置とディジ
タル回線を介して接続されているときに画像データを送
受信する手段,携帯器への電源供給および停止を制御す
る電源スイッチを備えた携帯器が分離可能に結合され,
上記携帯器が結合されたときに上記携帯器のコネクタと
接続され,信号ラインおよび電源ラインを上記携帯器の
信号ラインおよび電源ラインとそれぞれ接続するコネク
タ,商用電源を所定の電圧の直流電源に変換して上記携
帯器の上記入力手段,上記呼発生手段および送受信手段
に供給する電源回路,ならびに上記コネクタによって上
記携帯器と接続されたときに,上記信号ラインを通して
携帯器から与えられる画像データによって表される画像
を表示するための画像再生手段を備えている。そして,
上記携帯器の電源スイッチのオン,オフに応じて上記画
像再生手段への電源供給および停止を制御するものであ
る。
【0019】
【作用】携帯器は単独でも,据置器に結合した状態でも
使用可能である。携帯器が単独で使用されるときにはそ
れに内蔵されたバッテリィによって各手段に動作電源が
供給される。この携帯器は,上記呼発生(発呼)手段に
よって通信先の通信装置とディジタル回線を介して接続
される。上記画像入力手段から入力された画像データは
上記送受信手段によって通信先の通信装置にディジタル
回線を通して伝送される。上記送受信手段はまた通信先
の通信装置から伝送されたデータを受信する。
【0020】据置器は携帯器がこれに結合された状態で
使用される。携帯器が据置器に結合されると,上記電源
切換回路によって,携帯器には据置器から動作電源が供
給されるようになる。据置器は,画像再生手段を備えて
いるので,携帯器か受信した画像データ,または上記画
像入力手段によって入力した画像データがこの画像再生
手段によって表示される。携帯器には,電源スイッチが
設けられており,この電源スイッチのオンおよびオフに
応じて,携帯器からのバッテリィの電源供給および停止
と据置器の電源回路からの電源供給および停止とが制御
される。
【0021】
【発明の効果】携帯器は画像通信のための最低限の機能
をもっており,かつ単独で使用できるので,携帯使用目
的を満たすことができる。
【0022】据置器は携帯器と結合されて使用される。
据置器には携帯器が持つ画像通信のための基本的な機能
を持たせる必要がないので据置器の構成を簡素化でき
る。しかも,据置器は携帯器が持たない他の拡張的な機
能,たとえば画像再生機能を持っているので,より多彩
な利用を図ることができる。さらに携帯器が据置器に結
合しているときには携帯器には据置器から動作電源が供
給されるので,携帯器に内蔵されているバッテリィの節
約を図ることができる。とくに,携帯器に設けられてい
る電源スイッチにより,携帯器のバッテリィからの電源
供給および停止と据置器の電源回路からの電源供給およ
び停止とのいずれも制御できる。携帯器が据置器に結合
されたときには,据置器を操作することなく,携帯器の
電源スイッチを操作するだけで,携帯器の電源を制御で
きるだけでなく,据置器の電源を制御できる。操作性に
非常に優れたものとなる。
【0023】このようにして,ユーザはこの発明による
画像通信装置を一台保有することにより,画像通信装置
の携帯使用と据置使用の両方の使用目的を達成すること
ができ経済的である。また携帯器が単独で使用される場
合も,据置器に結合させて使用される場合も画像通信の
基本的機能は携帯器で実現されるので,画像通信のため
の操作方法は同じであり操作性の向上が図られる。
【0024】
【実施例】以下この発明をISDN回線を利用して画像
データを伝送する画像通信装置に適用した実施例につい
て詳述する。
【0025】図1は画像通信装置の外観を示している。
画像通信装置は据置器30とこれに分離自在に結合される
携帯器10とから構成される。図1では携帯器10が据置器
30から分離している状態が示されている。携帯器10は画
像通信のための基本的な機能をもち,据置器30は拡張機
能をもつ。
【0026】携帯器10の上面には,ダイアリングのため
の数値キーおよびファンクションキーを含むキー群14,
電源スイッチ22,ならびに数値キーを用いて入力された
電話番号等の簡単な表示を行うための液晶表示器18が設
けられている。
【0027】携帯器10の前面には,据置器30に結合した
ときに据置器30のコネクタ41と接続されるコネクタ21が
設けられている。
【0028】携帯器10の後面にはメモリ・カード1を差
込むためのスロット25があけられている。メモリ・カー
ド1は半導体メモリを内蔵し,この半導体メモリに画像
データが記憶されている。メモリ・カード1はディジタ
ル電子スチル・カメラに装着可能であり,このカメラに
よって撮像された静止画像を表わすデータがデータ圧縮
された形でメモリ・カード1に記憶される。メモリ・カ
ード1には,必要ならば,通信先の通信装置の電話番号
を記憶しておいてもよい。このことにより,自動ダイア
リングが可能となる。
【0029】携帯器10にはさらに,通話のための送受話
器16が接続されている。
【0030】携帯器10の下面には,据置器30の後述する
ガイド・レール45に係合する溝26が形成されているとと
もに,ロック部材46が係合する穴27があけられている。
【0031】据置器30は,その前部において上方に突出
した部分30Aを備え,この突出部30Aの後面にコネクタ
41が設けられている。
【0032】据置器30の中央部の上面30Bは平坦に形成
され,ここに2本のガイド・レール45が設けられてい
る。ガイド・レール45は断面がL字形になっている。こ
のL字形の部分が携帯器10の溝26に摺動自在に丁度嵌り
合う。また平坦部30Bの中央にあけられた穴からロック
部材46が上方に突出している。このロック部材46は2つ
の斜面を有し,ばね(図示略)によって上方に突出する
ように付勢されている。
【0033】据置器30にはさらに,拡張機能を実現する
ためのCRT表示装置(モニタ)32,マウス34,キーボ
ード36および送受話器38が接続されている。
【0034】携帯器10はその溝26を据置器30のガイド・
レール45に嵌め込みかつ据置器30のガイド・レール45に
沿って突出部30Aの方へ押し込まれることにより,据置
器30に結合される。携帯器10が最後まで押し込まれる
と,互いのコネクタ21と41が相互に結合し,かつロック
部材46が穴27に入り込むことによりロックされる。
【0035】携帯器10を逆方向に引張ることにより,ロ
ック部材46がばねの力に抗して据置器30の内部に退入
し,ロックが解除され,携帯器10の据置器30からの分離
が可能となる。
【0036】携帯器10に必ずしも液晶表示器18を設けな
くてもよい。また,据置器30には送受話器38を必ずしも
設ける必要はない。
【0037】図2は画像通信装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【0038】携帯器10は,全体の動作を統括するCPU
11,CPUの処理実行を補助する周辺部12(実行プログ
ラム,定数データ等をあらかじめ格納したROM,画像
データ,入力データ等の各種データを格納するRAM,
時間管理を行うタイマ等を含む),メモリ・カード1に
画像データを記録する,またはメモリ・カード1に記録
されている画像データを読取るメモリ・カード・インタ
フェース13,上述したキー群14,上記送受話器16のため
の送受話器インタフェース15,上記液晶表示器18のため
の表示制御インタフェース17,およびISDN回線と接
続するためのISDNインタフェース19を備え,これら
がバスによって相互に接続されている。
【0039】携帯器10はさらに,この携帯器10が単独で
使用されるときに,上述した各部11〜19に動作電源を供
給するためのバッテリィ23,およびバッテリィ23の供給
電源と据置器30から供給される電源とを切換えるための
電源切換回路24を備えている。
【0040】後に詳述するように,携帯器10が据置器30
に結合された場合には,電源切換回路24による切換えに
よって,据置器30から与えられる電源が携帯器10の各部
11〜19に供給される。
【0041】据置器30は,CRT表示装置32における画
像表示を制御する画像表示制御部31,ならびにマウス3
4,キーボード36および送受話器38のためのマウス・イ
ンタフェース33,キーボード・インタフェース35および
送受話器インタフェース37を備え,これらが相互にバス
接続されている。
【0042】画像表示制御部31は,フィールド・メモ
リ,画像圧縮/伸張回路,エンコーダ等を含み,メモリ
・カード1から読出されまたは携帯器10が受信し,かつ
コネクタ21,41を介して携帯器10から与えられる圧縮画
像データを伸張処理し,さらにCRT表示装置32におけ
る表示のために適したフォーマットに変換した上でその
画像信号を表示装置32に与える。
【0043】据置器30はさらにDC電源回路39を備えて
いる。据置器30には商用交流100 V電源が供給される。
電源回路39は,この商用電源を適当な電圧の直流電源に
変換して,上述した各部31,33,35,37に与えるととも
に,携帯器10が据置器30に結合されたときにはコネクタ
21,41を介して携帯器10に供給する。
【0044】コネクタ21および41は,携帯器10のバスお
よび電源ラインと据置器30のバスおよび電源ラインとを
相互に接続する。図2においては電源ラインは1本のみ
図示されているが,電源切換回路24を含むこの部分の詳
しい構成については図3を参照して後述する。
【0045】携帯器10は単独で使用することができる。
この場合には上述したようにバッテリィ23から携帯器10
の各部に動作電力が供給される。
【0046】キー群14から通信先の通信装置の電話番号
を表わすプッシュ・ボタン信号が入力されると,これに
応答してISDNインタフェース19からISDN回線に
発呼信号が出力され,通信先の通信装置との間の回線接
続が達成される。メモリ・カード1に電話番号が記憶さ
れている場合には,その電話番号を用いて自動ダイアリ
ングも可能である。
【0047】この携帯器10と通信先の通信装置とが接続
されると,メモリ・カード1から読出された画像データ
の上記通信装置への送信や,上記通信装置から送られて
くる画像データ,その他のデータの受信等のISDN回
線を通した通信が行われる。通信先の通信装置から受信
したデータはRAM等に記憶される。このような発呼処
理,回線接続処理,送受信処理および回線切断処理はC
PU11の制御の下に行われる。
【0048】据置器30はこれに携帯器10が結合した状態
でのみ使用される。携帯器10が据置器30に結合される
と,携帯器10のコネクタ21と据置器30のコネクタ41とが
接続され,携帯器10のバスおよび電源ラインと据置器30
のバスおよび電源ラインとがそれぞれ接続される。
【0049】携帯器10が据置器30に結合されると,後述
するように,電源切換回路24によって,バッテリィ23か
ら各部11〜19への電源供給路が断たれ,据置器30のDC
電源回路39の直流電源が携帯器10の各部11〜19に供給さ
れるようになる。
【0050】携帯器10が据置器30に結合した場合におい
ても,通信先の通信装置との上述した通信動作は携帯器
10によって行われる。据置器30の各部31,33,35および
37は携帯器10のCPU11によって制御され,据置型の通
信装置としての拡張された機能が実現される。
【0051】たとえば,メモリ・カード1から読出され
た画像データまたは携帯器10が受信した画像データが,
コネクタ21,41およびバスを介して画像表示制御部31に
与えられ,CRT表示装置32に表示される。
【0052】このCRT表示装置32の表示画面上におけ
るポインタ(カーソル)の位置がマウス34の操作により
指定される。指定されたポインタの位置は携帯器10を通
して相手先の通信装置に伝送され,その通信装置に付随
したCRT表示装置の画面上に表示される。送受話器16
または38を用いた相手との通話がこれらの画面上のポイ
ンタの位置を見ながら行われる。
【0053】キーボード36を用いて画像に付加するため
の文字情報が入力される。入力された文字情報はCRT
表示装置32に表示される。必要ならばCRT表示装置32
に表示されている画像データとともに,携帯器10におい
てメモリ・カード1に記憶される,またはISDN回線
を通して他の通信装置に伝送される。
【0054】図3は電源切換回路24とその周辺部分の構
成を詳細に示すものである。
【0055】携帯器10側には携帯器10の電源スイッチ22
と,電源切換回路24とが設けられている。電源スイッチ
22は2連動スイッチであり,2つのスイッチ22aと22b
とを備えている。電源切換回路24は切換リレーから構成
され,2つの入力端子a,bを有している。
【0056】据置器30側には,上述したロック部材46に
より操作される結合検知スイッチ42,据置器30の電源投
入を制御するリレー43および据置器30の各部31〜37への
電源供給を制御するリレー44が設けられている。
【0057】バッテリィ23の出力端子は電源スイッチ22
のスイッチ22aを介して電源切換回路24の入力端子aに
接続されている。電源切換回路24の入力端子bにはコネ
クタ21,41を介してリレー43の出力側が接続されてい
る。電源切換回路24の出力側は携帯器10の各部11〜19の
電源入力端子に接続されている。据置器30のDC電源回
路39の出力端子は結合検知スイッチ42に接続され,この
スイッチ42はさらにコネクタ21,41を介して電源スイッ
チ22のスイッチ22bに接続され,このスイッチ22bはさ
らにコネクタ21,41を介してリレー43のコイルに接続さ
れている。リレー44はCPU11からの指令に基づいてコ
ネクタ21,41を介して制御される。
【0058】結合検知スイッチ42は,ロック部材46の位
置によって操作される。たとえば,据置器30に携帯器10
が結合していない状態ではロック部材46は最も突出した
状態にある。このときスイッチ42はオフに保たれる。据
置器30に携帯器10が装着されると,ロック部材46は携帯
器10の穴27に入るが,この穴27の底面によって下方に押
され,少し退入した状態に保たれる。ロック部材46がこ
の少し退入した状態にあるときにスイッチ42がオンとさ
れる。携帯器10が据置器30に結合されたときに携帯器10
の一部との接触によって操作される作動部材を据置器30
に設けておき,この作動部材によってスイッチ42がオン
となるように構成することもできる。
【0059】図3において,スイッチの接点またはリレ
ーの接点の位置はスイッチがオフの状態またはコイルに
通電されていない状態を表わす。
【0060】携帯器10が据置器30に結合していない状態
ではスイッチ42はオフである。電源スイッチ22が投入さ
れると,両スイッチ22a,22bがオンとなる。切換回路
24は入力端子a側に接続されているので,バッテリィ23
の出力が,スイッチ22a,切換回路24を経て携帯器10の
各部11〜19に与えられる。
【0061】携帯器10が据置器30に装着されると,スイ
ッチ42がオンとなる。電源スイッチ22が投入されていれ
ば両スイッチ22a,22bもオンである。スイッチ42がオ
ンとなると,据置器30の電源回路39によりスイッチ42,
22bを介して,据置器30の電源投入を制御するリレー43
のコイルに通電される。この通電によりリレー43の接点
がオンとなり,電源回路39によりこのオンとなったリレ
ー43の接点を介して携帯器10の切換回路24を構成するリ
レーのコイルに通電される。これにより,切換回路24は
入力端子b側に接続されるから,据置器30の電源回路39
から切換回路24を介して携帯器10の各部11〜19に電源が
供給されるとともに,バッテリィ23から各部11〜19への
電源の供給が断たれる。また,リレー43の接点がオンと
なることにより,リレー44の接点がオンであれば,電源
回路39の電源は据置器30の各部31〜37にも供給されるこ
とになる。
【0062】このリレー44は据置器30における無駄な電
力の消費を節約するためのものである。たとえば,携帯
器10における通信動作のみが行われており,据置器30の
入出力機器32,34,36,38が使用されないときには,C
PU11からの命令によりこのリレー44の接点がオフとさ
れる。この制御はCPU11の判断によって行ってもよい
し,特別なスイッチからの入力に応答して行ってもよ
い。
【0063】図3に示す回路は,電源切換回路24の切換
動作が据置器30の電源回路39からの電力により行われ,
バッテリィ23の電力が用いられないので,バッテリィ23
の電力消費をできるだけ少くできるという特長をもって
いる。また,電源スイッチ22がオフのときには一切の電
力の消費が無いという特長がある。すなわち,1つの電
源スイッチ22によって携帯器10と据置器30の両方の電源
制御が行われる。そして,携帯器10と据置器30との両方
に電源または電源回路があるにもかかわらず,これらの
電源が衝突することなく,携帯器10が据置器30に装着さ
れたときのみバッテリィ23から電源回路39への電源供給
源の切換えが自動的に行われる。
【0064】図3では有接点スイッチ,有接点リレーが
図示されているが,これらを半導体スイッチ,半導体リ
レー等の無接点素子に置換することができるのはいうま
でもない。また,携帯器10が据置器30に完全に結合した
ことは他の手段によっても実現できる。たとえばコネク
タ21と41とに接続検知のためのコネクタ・ピンを設けて
おき,このコネクタ・ピンに流れる電流または現われる
電圧を検出することによっても結合検知を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像通信装置の外観を示す斜視図である。
【図2】画像通信装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】電源切換回路とその周辺を示す回路図である。
【符号の説明】
1 メモリ・カード 10 携帯器 11 CPU 13 メモリ・カード・インタフェース 14 キー群 16 送受話器 19 ISDNインタフェース 21,41 コネクタ 23 バッテリィ 24 電源切換回路 27 ロック用穴 30 据置器 31 画像表示制御部 33 マウス・インタフェース 35 キーボード・インタフェース 39 DC電源 46 ロック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 宏幸 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 萩野 輝雄 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−109891(JP,A) 特開 平2−270475(JP,A) 特開 平1−268371(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に設置される据置器と,この据
    置器に結合分離可能な携帯器とから構成され, 上記据置器および上記携帯器はともにコネクタを有し,
    これらの上記据置器と上記携帯器とが結合されたときに
    上記コネクタが接続されることにより,上記据置器の信
    号ラインおよび電源ラインと上記携帯器の信号ラインお
    よび上記電源ラインとがそれぞれ相互に接続され, 上記携帯器は,画像データの入力手段と,ディジタル回
    線を通して通信先の通信装置と接続するための呼発生手
    段と,上記通信先通信装置とディジタル回線を介して接
    続されているときに画像データを送受信する手段と,上
    記入力手段,上記呼発生手段および上記送受信手段を動
    作させるための直流電源を供給するためのバッテリィ
    と,上記コネクタによって上記据置器と接続されたとき
    に,上記据置器から電源ラインを通して供給される電源
    と上記バッテリィの電源とを切り換える電源切換手段
    と,電源スイッチとを備え, 上記据置器は,商用電源を所定電圧の直流電源に変換し
    て上記電源ラインに供給する電源回路と,上記コネクタ
    によって上記携帯電話と接続されたときに,上記信号ラ
    インを通して携帯器から与えられる画像データによって
    表される画像を表示するための画像再生手段とを備え,上記携帯器と上記据置器とが結合されたときに, 上記携
    帯器の上記電源スイッチのオンおよびオフに応じて,上
    記携帯器ならびに上記画像再生手段への上記電源回路か
    らの電源供給および停止が制御されるものである,画像
    通信装置。
  2. 【請求項2】 上記携帯器が上記据置器に結合されたと
    きにこれらの結合状態を保持するロック機構を備えてい
    る,請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 【請求項3】 上記携帯器がさらに音声入力手段を備
    え,上記送受信手段は画像データに加えて音声信号を送
    受信する,請求項1に記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 上記据置器が,画像データ以外の情報を
    入力する手段をさらに備えている,請求項1に記載の画
    像通信装置。
  5. 【請求項5】 上記画像データ入力手段が,メモリ・カ
    ードに記憶されている画像データを読み取る手段であ
    る,請求項1に記載の画像通信装置。
  6. 【請求項6】 所定箇所に設置される据置器に分離可能
    に結合され, 上記据置器に結合されたときに上記据置器のコネクタと
    接続され,信号ラインおよび電源ラインを上記据置器の
    信号ラインおよび電源ラインとそれぞれ接続するための
    コネクタ, 画像データの入力手段, ディジタル回線を通して通信先の通信装置と接続するた
    めの呼発生手段,上記通信先通信装置とディジタル回線
    を介して接続されているときに画像データを送受信する
    手段, 上記入力手段,上記呼発生手段および上記送受信手段を
    動作させるための直流電源を供給するためのバッテリ
    ィ, 上記コネクタによって上記据置器と接続されたときに上
    記据置器から電源ラインを通して供給される電源と上記
    バッテリィの電源とを切換える電源切換手段,ならびに 電源スイッチを備え, 上記電源スイッチのオン,オフに応じて,上記携帯器
    の電源供給および停止ならびに上記据置器の各部への電
    源供給および停止が制御されるものである,画像通信用
    携帯器。
  7. 【請求項7】 画像データの入力手段,ディジタル回線
    を通して通信先の通信装置と接続するための呼発生手
    段,上記通信先通信装置とディジタル回線を介して接続
    されているときに画像データを送受信する手段,携帯器
    への電源供給および停止を制御する電源スイッチを備え
    た携帯が分離可能に結合され, 上記携帯器が結合されたときに上記携帯器のコネクタと
    接続され,信号ラインおよび電源ラインを上記携帯器の
    信号ラインおよび電源ラインとそれぞれ接続するコネク
    タ, 商用電源を所定の電圧の直流電源に変換して上記携帯器
    の上記入力手段,上記呼発生手段および送受信手段に供
    給する電源回路,ならびに 上記コネクタによって上記携帯器と接続されたときに,
    上記信号ラインを通して携帯器から与えられる画像デー
    タによって表される画像を表示するための画像再生手段
    を備え, 上記携帯器の電源スイッチのオン,オフに応じて上記画
    像再生手段への電源供給および停止を制御するものであ
    る, 画像通信用据置器。
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