JP3314501B2 - 自走式掃除機 - Google Patents

自走式掃除機

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JP3314501B2 JP31963693A JP31963693A JP3314501B2 JP 3314501 B2 JP3314501 B2 JP 3314501B2 JP 31963693 A JP31963693 A JP 31963693A JP 31963693 A JP31963693 A JP 31963693A JP 3314501 B2 JP3314501 B2 JP 3314501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は清掃機能と移動機能とを
備えた自走式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、掃除機に移動機能を付加して
清掃時の操作性の向上を図った掃除機が開発されてお
り、一般にはマイクロコンピューターと各種センサ類を
塔載することにより、清掃場所を自分で判断しながら移
動し清掃する、いわゆる自立誘導型の自走式掃除機の開
発が行われている。また最近では特開平2−20912
1号公報に開示されているようにタイマーを設けて、清
掃作業の自動化に加えてこれに付随する充電作業や清掃
開始・終了時の操作まで自動化する自走式掃除機も考案
されている。
【0003】図11に特開平2−209121号公報の
自走式掃除機の断面図を、図12に同自走式掃除機の清
掃経路を示し、以下簡単に動作を説明する。
【0004】図中、1は進行方向の前方に存在する障害
物を検知する距離センサ、2は自走式掃除機本体(以
下、本体と称す)で、前記距離センサ1からの信号を処
理し、本体2の移動方向や移動状態を制御する駆動装置
(図示せず)を内蔵している。また本体2の下部には、
前記駆動装置からの信号で左右それぞれ独立に駆動され
る一対の操舵兼駆動輪3と、首振り自在な補助輪4と、
障害物から本体2を保護するためのバンパー5が設けら
れており、移動機能を構成している。また、本体2の下
部にはさらに吸い込みノズルや回転ブラシなどを(図示
せず)を備え、それぞれを清掃モータで駆動する清掃機
能を構成している。6は本体2に備えられた充電端子、
7はこれに対向する位置の充電装置8に備えられた給電
端子である。また9は充電装置8に内蔵された充電回
路、10は清掃開始時刻を設定するタイマーである。な
お、本体2には電源として蓄電池などの充電可能な電源
が内部(図示せず)に備えられている。また11はこの
本体2が清掃を行う床面である。
【0005】以上の構成で、充電装置8のタイマー10
に清掃開始時刻をあらかじめ設定しておき、設定時刻に
なるとタイマー10からの信号が本体2に伝達され本体
2は清掃動作を開始する。本体2は距離センサ1で、ま
ず図12の様に側壁との距離を一定に保ちながら壁に沿
って床面11を清掃しながら一周する(イ→ロ→ハ→
ニ)。その後、慣性航法手段などを利用して本体2の走
行制御を行い、その内部を進行方向の障害物を距離セン
サ1で検知するまで床面11を清掃しながら前進し、障
害物を検知した時点で方向を変えながら前進して清掃区
域を隈なく清掃する(ニ→ホ)。清掃が終了すると元の
充電装置8の位置まで誘導され、本体2は充電装置8と
連結し、充電回路9にて充電が開始される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の自
走式掃除機では、 1.タイマー10にて清掃開始時刻を設定し、 2.時刻になると清掃が開始され、外周清掃の後に内部
清掃を行い、 3.清掃終了により充電装置8に自動的に戻る という動作を行うが、一般にタイマー10設定時に清掃
開始時刻を設定して以降は無人になり、モータの不良が
ある場合や清掃中に塵埃が紙袋内に一杯になるなど清掃
作業の継続が困難な状況が発生した場合には、清掃途中
であってもその場所で止まって清掃続行不能を報知した
り、充電装置8に戻り清掃続行不能を報知したりなどし
て、清掃が終わったと期待して人が来て初めて何かのト
ラブルにより全区域の清掃を行なうことができなかった
ということがわかるなど完全な全自動清掃システムを構
成する上での課題があった。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、清掃開始時刻の設定後に清掃作業の継続が困難
な状況が発生せず、確実に清掃終了する自走式掃除機を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決し
て上記目的を達成するため本発明の自走式掃除機は、本
体を移動させる走行部および操舵部と、清掃用のファン
モータと、前記ファンモータを駆動するファンモータ駆
動部と、塵埃を集める集塵室内に設けた紙袋と、前記紙
袋の交換時に開閉する蓋と、前記蓋の開閉に連動するス
イッチと、前記紙袋の確認を促す紙袋確認表示部と、前
記各部に電力を給電する電源と清掃作業を開始する時
刻を設定する予約時刻設定部と、前記予約時刻設定部に
よる予約時刻設定時に前記紙袋確認表示部を動作させる
紙袋確認表示駆動部とを備え、前記スイッチは前記蓋が
開閉されると前記紙袋確認表示駆動部の動作を停止する
ものである。
【0009】また、本体を移動させる走行部および操舵
部と、清掃用のファンモータと、前記ファンモータを駆
動するファンモータ駆動部と、塵埃を集める集塵室と、
前記集塵室内の塵埃量を検知する塵埃量検知部と、前記
塵埃量検知部から塵埃量の満杯状態を判別する塵埃量判
別部と、前記各部に電力を給電する電源とを備える本体
と、清掃作業を開始する時刻を設定する予約時刻設定部
と、前記予約時刻設定部による予約時刻設定時に前記塵
埃量判別部を動作させ、塵埃量の満杯状態をチェックす
る塵埃量判別駆動部とを備えたものである。
【0010】また、本体を移動させる走行部および操舵
部と、清掃用のファンモータと、前記ファンモータを駆
動するファンモータ駆動部と、塵埃を集める集塵室内に
設けた紙袋と、前記紙袋の口芯近傍に配置された塵埃量
検知部と、紙袋の塵埃あふれを与える異常塵埃量発生部
と、前記塵埃量検知部と前記異常塵埃量発生部の出力に
より塵埃量を判別する塵埃量判別部と、前記各部に電力
を給電する電源とを備える本体と、清掃作業を開始する
時刻を設定する予約時刻設定部と、前記予約時刻設定部
による予約時刻設定時に前記ファンモータは駆動させ
ず、前記塵埃量判別部を動作させる塵埃量判別駆動部と
を備えものである。
【0011】また、本体を移動させる走行部および操舵
部と、清掃用のファンモータと、前記ファンモータを駆
動するファンモータ駆動部と、塵埃を集める集塵室内に
設けた紙袋と、前記紙袋の後部に配置された圧力検知部
と、紙袋の塵埃詰まりを与える異常圧力発生部と、前記
圧力検知部と異常圧力発生部の出力により塵埃量を判別
する圧力判別部と、前記各部に電力を給電する電源とを
備えた本体と、清掃作業を開始する時刻を設定する予約
時刻設定部と、前記予約時刻設定部による予約時刻設定
時に前記ファンモータ駆動部を動作させる予約時駆動部
とを備えたものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された本発明の自走式掃除機
によれば、紙袋確認表示駆動部により予約時刻が設定さ
れた時に紙袋確認表示部を駆動することができる。
【0013】また予約時刻が設定された時に、塵埃量判
別駆動部により塵埃量判別部を駆動することができる。
【0014】また予約時刻が設定された時に、予約時駆
動部によりファンモータ駆動部を駆動し、ファンモータ
動作時の圧力を圧力検知部により検知することができ
る。
【0015】さらに予約時刻が設定された時に、予約時
駆動部によりファンモータ駆動部を駆動し、ファンモー
タ動作時に圧力が発生したか否かを圧力検知部により検
知することができる。
【0016】
【実施例】図1および図2に請求項1に記載された発明
の技術的手段の一実施例の構成図およびブロック図を示
し、以下これらの図に基づいて説明をおこなう。
【0017】図1において、21は自走式掃除機の本体
その底部には走行モータ(図示せず)で駆動される
走行輪22と従輪23が配置され走行部を構成してい
る。24は走行モータ及び走行輪22を取り付けたケー
スで、これに取り付けられた操舵軸25及び操舵減速機
26を介して操舵モータ27と接続して操舵部を構成
し、左右に回転して走行方向を変えられるようにしてい
る。また28は誘導制御部で、ジャイロを用いて方向指
示を行う慣性方向手段などからなる。29はファンモー
タ、30はファンモータ駆動部、31は本体21の底部
に設けた床ノズル32に接続パイプ33を介して接続さ
れた集塵室である。また、34はその内部に設けた交換
可能な紙袋であり、35は前記紙袋34の点検や交換に
際して開閉する蓋36に連動して設けられた紙袋確認ス
イッチであり、蓋36が開くとOFF、閉じるとONに
なる。また、37は前記紙袋34が一杯になっているか
否かの確認を促す紙袋確認表示部である。38は蓄電池
などからなる充電可能な電源で、本体21各部に電力を
供給している。39は操作スイッチ40及び表示素子4
1を備えた操作部、42は本体21の周囲に設けた衝撃
吸収用のバンパーである。43は本体21の底部に設け
た受電部、44は本体21と着脱自在に接続する充電装
置で、図のように床面に設置され、本体21が矢印Aの
方向に後退して連結する。また45は送電部で、本体2
1との連結時に前記受電部41と対応して電気的に接続
する。
【0018】本体21、充電装置44は図2の回路ブロ
ック図に示すような構成となっている。すなわち、48
は清掃作業を開始する時刻を設定する予約時刻設定部、
49は現在時刻を設定する現在時刻設定部であり、50
は前記予約時刻設定部48にて予約時刻が設定された時
に、前記本体21内の紙袋確認表示部37を動作させる
信号を出力する紙袋確認表示駆動部である。
【0019】前記のように構成した自走式掃除機の動作
を具体例をあげて以下説明する。例えば、現在時刻が
8:00、清掃を開始したい時刻が14:00とする。
この時、清掃を開始したい時刻14:00を予約時刻設
定部48により、現在時刻8:00を現在時刻設定部4
9により入力する。すると、予約時刻が設定された時点
で紙袋確認表示駆動部50は本体21内の紙袋確認表示
部37に動作信号を送り、紙袋確認表示部37は紙袋3
4の確認を促す点滅を行う。これにより作業者は、紙袋
34の確認を行う必要があることに気づき、蓋36を開
けて確実にその確認を行うことができる。これにより紙
袋確認スイッチ35が開閉されるので、紙袋34が確認
されたことがわかり、紙袋確認表示部37は点滅を停止
して消灯する。すなわち、予約時刻設定時に紙袋確認ス
イッチ35の入力によって、紙袋34を確認したか否か
がわかる。
【0020】本実施例では、充電装置44から本体21
への信号伝達方法としては、送電部45内に発光部45
aを、これに対抗する受電部43に受光部43aをもう
けてあり、予約時刻が設定されると紙袋確認表示駆動部
50は発光部45a、受電部43aを介して紙袋確認表
示部37に光信号にて駆動信号を伝達しているが、磁気
結合方式など他の無接点結合方式でも、直接接点を介し
ての伝達方式を用いてもよい。
【0021】次に、図3および図4に請求項2、3に記
載された発明の技術的手段の一実施例におけるブロック
図および構成説明図を示し、以下これらの図に基づいて
説明をおこなう。なお、この図において図1、図2と同
じ動作を行うものには同じ符号を付け、ここでは説明
省略する。
【0022】図3において51は、前記紙袋34の口芯
付近に配置された塵埃量検知部であり、本実施例では図
4のように塵埃の流れる通路52内に光を放つ発光部5
3とその光を受けて光の量に応じた電圧を出力する受光
部54とで構成されている。また55は紙袋34の塵埃
あふれを与える異常塵埃量発生部であり、本実施例では
任意の一定電圧が設定されている。56は前記塵埃量検
知部51と異常塵埃量発生部55の出力により塵埃量を
判別する塵埃量判別部である。そして57は、前記予約
時刻設定部48にて予約時刻が設定されたときに前記塵
埃量判別部56を動作させる塵埃量判別駆動部である。
【0023】前記のように構成した自走式掃除機の動作
を具体例をあげて以下説明する。紙袋34にあまり塵埃
が詰まっていなければ、発光部53からの光はほとんど
受光部54に到達するため、受光部54の出力電圧はほ
とんど0Vとなる。しかし、紙袋34に塵埃が蓄積され
てきて、ついには紙袋34に塵埃がおさまりきれなくな
り、通路52内にまであふれでてくるようになると、発
光部53からの光は受光部54にとどきにくくなり、受
光部54のフォトトランジスタはOFFしてしまうた
め、出力電圧は上昇する。
【0024】ここで予約時刻設定部48にて予約時刻が
設定されると、塵埃量判別駆動部57は塵埃量判別部5
6に駆動信号を出力し、このときの塵埃量を異常塵埃量
発生部55と比較する。前者のように紙袋34に塵埃が
詰まっていなければ、塵埃量判別部56の出力電圧は例
えば‘H’レベルであるが、塵埃が詰まり通路52にま
であふれている状態では出力反転して‘L’レベルと
なる。これにより、塵埃詰まりの状態(満杯状態)を予
約時刻設定時に確実に検知できる。
【0025】一般に、ファンモータ29を駆動状態から
停止状態にすると塵埃は真空状態から開放されるため、
通路52にまで出てきやすい。本実施例はこのことか
ら、ファンモータ29の停止時に判別を行うようにして
いる。これにより確実に塵埃あふれを検知できる。
【0026】しかし、この方法で検知できるのはほとん
ど綿ゴミのように軽い塵埃であり、砂ゴミのようにきめ
細かな塵埃を検知することは困難である。つぎに述べる
技術的手段はこの点に鑑みたものである。
【0027】図5に請求項に記載された発明の技術的
手段の一実施例のブロック図を示し、以下この図に基づ
いて説明をおこなう。なお、この図において図1〜図4
と同じ動作を行うものには同じ符号を付け、ここでは説
省略する。
【0028】図5において58は、前記紙袋34の後部
に配置された圧力検知部であり、本実施例では圧力セン
サと増幅部で構成されている。また59は紙袋34の塵
埃あふれを与える異常圧力発生部であり、本実施例では
任意の一定電圧が設定されている。60は前記圧力検知
部58と異常圧力発生部59の出力により塵埃量を判別
する圧力判別部である。そして61は、前記予約時刻設
定部48にて予約時刻が設定されたときに前記ファンモ
ータ駆動部30を動作させる予約時駆動部である。
【0029】さてファンモータ29が駆動されている
時、紙袋34にあまり塵埃が詰まっていなければ、圧力
検知部58の出力電圧は例えば3Vである。しかし、紙
袋34に塵埃が蓄積されてくると、圧力検知部58の出
力電圧は上昇し5Vになる。
【0030】したがって予約時刻設定部48にて予約時
刻が設定されると、予約時駆動部61はファンモータ駆
動部30に駆動信号を出力し、このときの圧力を異常圧
力発生部59と比較する。前者のように紙袋34に塵埃
が詰まっていなければ、圧力判別部60の出力電圧は例
えば‘H’レベルであるが、塵埃が詰まり通路52にま
であふれている状態では出力反転して‘L’レベルと
なる。これにより、塵埃詰まりの状態を予約時刻設定時
に確実に検知できる。
【0031】さて、圧力の基準となる値として、異常圧
力時の値ではなくファンモータ29の停止時の値を入れ
ることもできる。
【0032】図6に関連した技術の一例のブロック図を
示し、以下この図に基づいて説明をおこなう。なお、前
記と同様に図1〜図5と同じ動作を行うものには同じ符
号を付け、ここでは説明省略する。
【0033】図6において62は、ファンモータ29の
停止時の圧力を与える停止圧力発生部である。63は前
記圧力検知部58と停止圧力発生部62の出力により圧
力を判別するファンモータ判別部である。そして64
は、前記予約時刻設定部48にて予約時刻が設定された
ときに前記ファンモータ判別部63を動作させる予約時
駆動部である。
【0034】前記手段と同様に、紙袋34にあまり塵埃
が詰まっていなければ、圧力検知部58の出力電圧は例
えば3Vであり、紙袋34に塵埃が蓄積されてくると、
圧力検知部58の出力電圧は上昇し5Vになる。しか
し、もしファンモータ29に駆動信号を出力したにも拘
らず、ファンモータ29の異常で回転せず圧力が発生し
なければ、圧力検知部58の出力電圧は0Vになる。
【0035】ここで予約時刻設定部48にて予約時刻が
設定されると、予約時駆動部64はファンモータ判別部
63に駆動信号を出力し、このときの圧力を停止圧力発
生部62と比較する。そして、ファンモータ29の異常
でファンモータ29が動作せず圧力が発生していなけれ
ば、その出力は‘L’レベルとなる。これにより、ファ
ンモータ29の動作異常を予約時刻設定時に確実に検知
できる。
【0036】次に、ファンモータの動作状態を検知する
のに圧力ではなくて電流を用いたものとすることもでき
る。
【0037】図7に関連した技術の一例のブロック図を
示し、以下この図に基づいて説明をおこなう。なお、こ
の図において図1〜図6と同じ動作を行うものには同じ
符号を付け、ここでは説明省略する。
【0038】図7において65は前記ファンモータ29
の電流を検知する電流検知部である。また66はファン
モータ29の異常時の電流を与える異常電流発生部であ
り、任意の一定電圧を与えている。67は前記電流検知
部65と異常電流発生部66の出力によりファンモータ
29の状態を判別するファンモータ判別部である。そし
て68は、前記予約時刻設定部48にて予約時刻が設定
されたときに前記ファンモータ駆動部30を動作させる
予約時駆動部である。
【0039】予約時刻設定部48にて予約時刻が設定さ
れると、予約時駆動部68はファンモータ駆動部30に
駆動信号を出力し、このときの電流を異常電流発生部6
6と比較する。この時、ファンモータ29に異常がなけ
れば、電流検知部65の出力電圧は例えば3Vである。
しかし、ファンモータ29がロックするなど異常が発生
すると、電流検知部65の出力電圧は上昇し例えば5V
になる。前者の場合はファンモータ判別部67の出力電
圧は‘L’レベルであるが、後者の場合は反転して
‘H’レベルとなる。これによりファンモータ29の状
態を予約時刻設定時に確実に検知できる。
【0040】さて、電流の基準となる値として、異常電
流時の値ではなくファンモータ29の停止時の値を入れ
たものとすることもできる。
【0041】図8に関連した技術の一例のブロック図を
示し、以下この図に基づいて説明をおこなう。なお、前
記と同様に図1〜図7と同じ動作を行うものには同じ符
号を付け、ここでは説明省略する。
【0042】図8において69は、ファンモータ29の
停止時の電流を与える停止圧力発生部である。また70
は前記電流検知部65と停止電流発生部69の出力によ
り電流を判別するファンモータ判別部である。そして7
1は、前記予約時刻設定部48にて予約時刻が設定され
たときに前記ファンモータ駆動部30を動作させる予約
時駆動部である。
【0043】予約時刻設定部48にて予約時刻が設定さ
れると、予約時駆動部71はファンモータ駆動部30に
駆動信号を出力し、このときの電流を停止圧力発生部6
9と比較する。この時ファンモータ29が正常に動作し
ていれば、電流検知部65の出力電圧は例えば3Vであ
る。しかしファンモータ29が回転していなければ、電
流検知部65の出力電圧は0Vになる。前者の場合はフ
ァンモータ判別部70の出力電圧は例えば‘L’レベル
であるが、後者の場合は出力反転して‘H’レベルと
なる。これによりファンモータ29の状態を予約時刻設
定時に確実に検知できる。
【0044】ところで、電源38である蓄電池などの電
圧は常時一定ということはなく使用時には徐々に減少し
ていく。このためファンモータ29の吸込力は必ずしも
一定ではない。そこで、動作時の圧力や電流は電源38
の電圧により補正を行うことも必要である。
【0045】図9に関連した技術の一例のブロック図を
示し、以下この図に基づいて説明をおこなう。なお、こ
れらの図において図1〜図8と同じ動作を行うものには
同じ符号を付け、ここでは説明省略する。
【0046】図9、図10において、72は前記電源3
8の電圧を検知する電源電圧検知部であり、本実施例で
は電源電圧の1/8になるように設定されている。また
73は、基準を与える前記異常圧力発生部59や異常電
流発生部66の出力を、前記電源電圧検知部72の出力
により補正する補正部である。
【0047】まず図9の構成において、電源38の電圧
が高く(26V)ファンモータ29が駆動されている
時、紙袋34にあまり塵埃が詰まっていなければ、圧力
検知部58の出力電圧は例えば3Vである。しかし、紙
袋34に塵埃が蓄積されてくると、圧力検知部58の出
力電圧は上昇し5Vになる。電源38の電圧が低下して
(22V)くると、それぞれは例えば2V、4Vになっ
てくる。
【0048】ここで予約時刻設定部48にて予約時刻が
設定されると、予約時駆動部61は圧力判別部60に駆
動信号を出力し、このときの圧力を異常圧力発生部59
と比較する。しかしこの値は前記のように電源電圧検知
部72により補正される。例えば電圧が高い26Vには
その値26V/8=3.25Vであるが、電圧が低下
すると22/8=2.75Vとなる。電圧が高い(26
V)時、前者のように紙袋34に塵埃が詰まっていなけ
れば、3V<3.25Vで圧力判別部60の出力電圧は
‘H’レベルであるが、塵埃がつまり通路52にまであ
ふれている状態では5V>3.25Vで、その出力は反
転して‘L’レベルとなる。同様に電圧が低い22Vの
場合は、2V<2.75Vおよび4V>2.75Vとな
り、電源38の電圧には無関係に塵埃が詰まっていなけ
れば‘H’レベル、詰まっていれば‘L’レベルとなる
ことがわかる。すなわち、塵埃詰まりの状態を予約時刻
設定時に電源38の電圧とは無関係に確実に検知でき
る。
【0049】図10においても同様であり、前記異常圧
力発生部59を異常電流発生部66に置き換えたものと
全く同様の動作を行う。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予約時刻
設定部にて予約時刻が設定された時に紙袋確認表示駆動
部により紙袋確認表示部を駆動することにより、清掃作
業者に紙袋のチェックを促し、作業者のチェック漏れを
防止することができる。これにより、予約時刻以降の清
掃作業中に紙袋が初期から満杯になっているというよう
な清掃トラブルを未然に防止できる。
【0051】また、予約時刻設定部にて予約時刻が設定
された時に、塵埃量判別駆動部により塵埃量判別部が駆
動され、紙袋内の綿ゴミのような軽い塵埃の量を塵埃量
判別部により予約時刻設定時にチェックすることができ
る。これにより、予約時刻以降の清掃作業中に塵埃が初
期から満杯になっているというような清掃トラブルを未
然に防止できる。
【0052】また、予約時刻設定部にて予約時刻が設定
された時に直ちに予約時駆動部によりファンモータが駆
動され、紙袋内の砂ゴミのようなきめ細かい塵埃の量を
圧力検知部により予約時刻設定時にチェックすることが
できる。これにより、予約時刻以降の清掃作業中に紙袋
が初期から満杯になっているというような清掃トラブル
を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における自走式掃除機の
断面図
【図2】同自走式掃除機のブロック図
【図3】本発明の第二の実施例における自走式掃除機の
ブロック図
【図4】同自走式掃除機の要部説明図
【図5】本発明の第三の実施例における自走式掃除機の
ブロック図
【図6】関連技術の一例における自走式掃除機のブロッ
ク図
【図7】関連技術の一例における自走式掃除機のブロッ
ク図
【図8】関連技術の一例における自走式掃除機のブロッ
ク図
【図9】関連技術の一例における自走式掃除機のブロッ
ク図
【図10】関連技術の一例における自走式掃除機のブロ
ック図
【図11】従来の自走式掃除機の断面図
【図12】同自走式掃除機の清掃経路図
【符号の説明】
21 本体 29 ファンモータ 30 ファンモータ駆動部 34 紙袋 37 紙袋確認表示部 38 電源 44 充電装置 48 予約時刻設定部 49 現在時刻設定部 50 紙袋確認表示駆動部 51 塵埃量検知部 55 異常塵埃量発生部 56 塵埃量判別部 57 塵埃量判別駆動部 58 圧力検知部 59 異常圧力発生部 60 圧力判別部 61 予約時駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藪内 秀隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小川 光康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 高木 祥史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 石橋 崇文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 黒木 義貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−96719(JP,A) 特開 平4−240426(JP,A) 特開 平2−49621(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/14 A47L 9/00 102 A47L 9/19 A47L 9/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を移動させる走行部および操舵部
    と、清掃用のファンモータと、前記ファンモータを駆動
    するファンモータ駆動部と、塵埃を集める集塵室内に設
    けた紙袋と、前記紙袋の交換時に開閉する蓋と、前記蓋
    の開閉に連動するスイッチと、前記紙袋の確認を促す紙
    袋確認表示部と、前記各部に電力を給電する電源と
    掃作業を開始する時刻を設定する予約時刻設定部と、前
    記予約時刻設定部による予約時刻設定時に前記紙袋確認
    表示部を動作させる紙袋確認表示駆動部とを備え、前記
    スイッチは前記蓋が開閉されると前記紙袋確認表示駆動
    部の動作を停止する自走式掃除機。
  2. 【請求項2】 本体を移動させる走行部および操舵部
    と、清掃用のファンモータと、前記ファンモータを駆動
    するファンモータ駆動部と、塵埃を集める集塵室と、前
    記集塵室内の塵埃量を検知する塵埃量検知部と、前記塵
    埃量検知部から塵埃量の満杯状態を判別する塵埃量判別
    部と、前記各部に電力を給電する電源とを備える本体
    と、清掃作業を開始する時刻を設定する予約時刻設定部
    と、前記予約時刻設定部による予約時刻設定時に前記塵
    埃量判別部を動作させ、塵埃量の満杯状態をチェックす
    る塵埃量判別駆動部とを備えた自走式掃除機。
  3. 【請求項3】 本体を移動させる走行部および操舵部
    と、清掃用のファンモータと、前記ファンモータを駆動
    するファンモータ駆動部と、塵埃を集める集塵室内に設
    けた紙袋と、前記紙袋の口芯近傍に配置された塵埃量検
    知部と、紙袋の塵埃あふれを与える異常塵埃量発生部
    と、前記塵埃量検知部と前記異常塵埃量発生部の出力に
    より塵埃量を判別する塵埃量判別部と、前記各部に電力
    を給電する電源とを備える本体と、清掃作業を開始する
    時刻を設定する予約時刻設定部と、前記予約時刻設定部
    による予約時刻設定時に前記ファンモータは駆動させ
    ず、前記塵埃量判別部を動作させる塵埃量判別駆動部と
    を備え自走式掃除機。
  4. 【請求項4】 本体を移動させる走行部および操舵部
    と、清掃用のファンモータと、前記ファンモータを駆動
    するファンモータ駆動部と、塵埃を集める集塵室内に設
    けた紙袋と、前記紙袋の後部に配置された圧力検知部
    と、紙袋の塵埃詰まりを与える異常圧力発生部と、前記
    圧力検知部と異常圧力発生部の出力により塵埃量を判別
    する圧力判別部と、前記各部に電力を給電する電源とを
    備えた本体と、清掃作業を開始する時刻を設定する予約
    時刻設定部、前記予約時刻設定部による予約時刻設定
    時に前記ファンモータ駆動部を動作させる予約時駆動部
    とを備え自走式掃除機。
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