JP3313414B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JP3313414B2
JP3313414B2 JP22354292A JP22354292A JP3313414B2 JP 3313414 B2 JP3313414 B2 JP 3313414B2 JP 22354292 A JP22354292 A JP 22354292A JP 22354292 A JP22354292 A JP 22354292A JP 3313414 B2 JP3313414 B2 JP 3313414B2
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拓也 赤尾
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転シートの後部下方
付近に燃料タンクを収納したスクータ型車両に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】操向ハンドルバーと運転シートとの間の
下方に左右側方へ開いた足置空間を有するスクータ型の
車両においては、通常運転シートの下方に燃料タンクを
収容している。しかし運転シートの下方には、この運転
シートの荷重を支えるためにメインフレームの一部であ
る左右一対のサイドチューブが前後に通されたり、シー
ト荷重受けのブラケットなどが設けられている。このた
めタンクはこのサイドチューブやブラケットの幅内に納
めていた。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしこのように燃料タンクの幅
が両サイドチューブの幅に制限されると、タンクの容量
を増大させることが困難であった。また運転シート下方
にはサイドチューブやこれに固着したブラケット類が多
数あるため、両サイドチューブ間にタンクを収容する際
には、これらブラケット類が障害になり、取付作業性が
悪いという問題もあった。
【0004】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、両サイドチューブやブラケットの間隔に制
限されることなく燃料タンクの容量を増大させることが
でき、またこれらの取付作業性も良好にすることができ
るスクータ型車両を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、操向ハンド
ルバーと運転シートとの間の下方に左右側方に開いた足
置空間を有するスクータ型車両において、前記足置空間
の下方から前記運転シートの後部下方に向って斜上後方
へのびる左右一対のサイドチューブと、前記サイドチュ
ーブから後方へのび前記運転シートの後部の左右および
後方を囲む平面視略U字形のスタンディングハンドル
と、前記サイドチューブの後部傾斜部から前記両サイド
チューブ後端の車体幅方向間隔より広い幅をもって後方
略水平かつ略平行に延びその後半部分が側面視斜下後
方へ向かって折曲された平面視略U字状のリヤサブフレ
ームと、上下一対の半体をフランジ部で接合して形成さ
前記スタンディングハンドルと前記リヤサブフレーム
とで囲まれかつ後方に開いた空間に前記フランジ部を前
記リヤサブフレームの略水平な前半部に載せて後方から
収容された燃料タンクとを備え、前記スタンディングハ
ンドルおよびリヤサブフレームの後端を前記燃料タンク
の後端より後方に位置させたことを特徴とするスクータ
型車両により達成される。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例である2輪スクータ
の後部の側面図、図2は同じく車体後部付近の平面図、
図3は同じく後面図である。
【0007】図1において符号10はフレームであり、
操向軸筒12と、ここから斜下後方へのびるメインチュ
ーブ14と、操向軸筒12からメインチューブ14の側
方を通り斜め上後方へのびる左右一対のサイドチューブ
16、16とを有する。メインチューブ14の後端はク
ロスチューブ18によって左右のサイドチューブ16、
16に連結されている。クロスチューブ18の前上方
に、車体側方へ開いた足置空間が形成されている。
【0008】サイドチューブ16、16はこの足置空間
の下方から後記運転シート58の後部下方に向って一度
間隔を広げてからその後方で間隔を狭めながら斜上後方
へのびる。その後端は図2に示すように、ブラケット2
0によって連結されている。フレーム10はまた、クロ
スチューブ18から斜後方へ立上がりほぼ水平となって
サイドチューブ16、16に係合される左右一対のサブ
チューブ22、22を有する。これら両サブチューブ2
2の中間部はクロスブラケット24によって互いに連結
されている。
【0009】サイドチューブ16、16には、このサブ
チューブ22の反対側付近にそれぞれクッション支持ブ
ラケット26、26が固着され、これらのブラケット2
6はクロスチューブ28により互いに結合されている。
またサイドチューブ16、16とクロスチューブ28に
はリヤサブフレーム30が固着されている。
【0010】リヤサブフレーム30は、サイドチューブ
16、16からブラケット26、26に沿って後方へ略
水平かつ略平行に延出し、後半部分が側面視斜下後方へ
向って折曲された平面視略U字状の上チューブ30a
と、この上チューブ30aの後半部分とブラケット2
6、26との間に固着された左右一対の下チューブ30
b(図1に一方のみ図示)とを有する。上チューブ30
aはブラケット26により補強されている。
【0011】32はユニットスイング式動力ユニットで
あり、4サイクル単気筒エンジン34と、このエンジン
34のクランクケースの左側から後方へのびる伝動ケー
ス36と、この伝動ケース36の後部に保持された後輪
38とを有する。伝動ケース36の上面にはエアクリー
ナ40が取付けられ、吸気はこのエアクリーナ40から
気化器42を通りエンジン34に上方から吸入される。
なおエンジン34のシリンダはほぼ水平に前方へ突出
し、その排気はシリンダの下面に接続された排気管44
により、後輪38の右側に配設されたマフラー46に導
かれる。
【0012】この動力ユニット32にはシリンダ下方へ
延出するブラケット48が固定され、このブラケット4
8の前端がリンク50を介してサイドチューブ16に連
結されている。伝動ケース36の後端は筒型クッション
ユニット52を介してクッション支持ブラケット26に
支持されている。
【0013】図1において54はヘルメットを収納可能
にした大型の荷物箱であり、合成樹脂で作られている。
この荷物箱54は上が大きく開口した略なべ形であり、
その前底部が前記クロスブラケット24に固定され、そ
の後部の左右の開口縁がサイドチューブ16に固着した
ブラケット56(一方のみ図示)に固定されている。
【0014】58は前後に長い運転シートであり、この
荷物箱54を開閉する蓋ともなっている。すなわちこの
運転シート58の前端はヒンジ60によって荷物箱54
の前端に連結され、その後部はシートロック装置により
フレーム10すなわちブラケット20にロック可能とな
っている。従って運転シート58の荷重はサイドチュー
ブ16、16に支持される。このシートロック装置は、
ブラケット20に固定されたシートロック本体62と、
スタンディングハンドル64の下面に取付けられたシー
トロックシリンダ66と、両者を連動させる連結部(図
示せず)とを有する。
【0015】ここにスタンディングハンドル64は、メ
インスタンド70(図1)を掛ける際などに手指をその
下縁に引掛けて車体を引上げるために用いられるもので
あり、サイドチューブ16、16およびブラケット20
に固定されている。このハンドル64はアルミニウム合
金の鋳造などにより、運転シート58の後部の左右およ
び後方の下縁を囲むように平面視略U字形に作られてい
る。またこのハンドル64は少くとも左右側部は上下に
幅が広く、ここにキー挿入孔72および燃料の給油孔7
4が開口している。
【0016】スタンディングハンドル64に設けた給油
孔74は、キー挿入孔72の後方に隣接して開口してい
る。この給油孔74には燃料タンク78の管状の給油口
80が臨んでいる。ここに燃料タンク78は上下一対の
半体をフランジ部78aで接合したものであり、このフ
ランジ部78aを前記リヤサブフレーム30に後方から
載せて固定したものである。
【0017】すなわちリヤサブフレーム30は、サイド
チューブ16、16の後部傾斜部からその後端の間隔よ
りも広い幅をもって後方へのびているから、両サイドチ
ューブ16、16の後端部とこのリヤサブフレーム30
との間には、サイドチューブ16、16の間隔より広く
後方へ開いた空間が形成される。この空間が燃料タンク
78の収納となる。そして燃料タンク78は、フランジ
部78aを上チューブ30aの略水平な前半部に固着し
た4個のブラケット30cに載せながら後方からこの収
納部に収納され、このブラケット30cにビスで固定さ
れる。
【0018】この燃料タンク78の給油口80の周囲に
はゴムブーツ82が装着され、給油孔74から給油する
際に給油口80から流出した油を地面に排出する。
【0019】なおスタンディングハンドル64の後部に
は、後方へのびる荷台支持部84が一体に形成されてい
る。この上面には樹脂製の荷台板86(図3)が固定さ
れる。またスタンディングハンドル64の後部上面に
は、荷台板86の上方を横断するようにグラブバー88
が取付けられる。
【0020】図1、2で90は尾灯ユニット、92はラ
イセンスプレート取付板であり、これらはリヤサブフレ
ーム30に取付けられている。すなわち図3において、
リヤサブフレーム30のブラケット30d、30dに尾
灯90が取付けられ、ブラケット30e、30eにライ
センスプレート取付板92が取付けられている。
【0021】なお燃料タンク78の後面下部には尾灯9
0のブレーキランプ90aのソケットが後方から進入す
る凹部78b(図3参照)が形成されている。このよう
に燃料タンク78の下部の左右両側を、尾灯ユニット9
0のブレーキランプ90aと方向指示ランプ90b、9
0bのソケットの間へ膨出させることにより、燃料タン
ク78の容量を増大させることができる。
【0022】なお図1、3で94はリヤカバーであり、
スタンディングハンドル64の下縁に沿う部分はハンド
ル64の下縁より車体幅内側へ後退し、指を入れられる
ようになっている。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように、サイドチューブ
から後方へのび運転シートの後部を囲む平面視略U字形
のスタンディングハンドルを設け、サイドチューブ(1
6、16)の後部傾斜部から、サイドチューブ(16)
後端の車体幅方向間隔より広い幅をもって後方へのび
の後半部分が側面視斜下後方へ向かって折曲された平面
視略U字状のリヤサブフレーム(30)を設け、スタン
ディングハンドルとこのリヤサブフレーム(30)とで
囲まれる後方へ開く空間に燃料タンク(78)を収納可
能としたものである。ここに燃料タンクは、上下一対の
半体をフランジ部で接合したものとし、このフランジ部
をリヤサブフレームの水平部に載せて後方から収納可能
にした。
【0024】従ってこのタンクの収納部の幅はサイドチ
ューブ(16、16)の間隔にやここに固着したブラケ
ットなど制限されることがなくなり、その大容量化が可
能である。特に運転シート(58)の荷重はサイドチュ
ーブ(16)で受け、リヤサブフレーム(30)にはシ
ート荷重を受けないから大きなブラケットが無くなり、
燃料タンク(78)の容量を一層大きくできる。またこ
の収納部は後方に向って開いているからここに収納する
燃料タンクはそのフランジ部をリヤサブフレームの水平
部に載せて収納することができ、サイドフレーム(1
6)等に干渉することなく取付けることができ、取付け
作業性が良好になる。さらにスタンディングハンドルお
よびリヤサブフレームの後端を燃料タンクの後端より後
方に位置させたから、燃料タンクをスタンディングハン
ドルとリヤサブフレームとで囲まれた空間から後方へ突
出させることなく収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したスクータを示す側
面図
【図2】その要部の平面図
【図3】同じく後面図
【符号の説明】 10 フレーム 16 サイドチューブ 30 リヤサブフレーム 58 運転シート 78 燃料タンク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向ハンドルバーと運転シートとの間の
    下方に左右側方に開いた足置空間を有するスクータ型車
    両において、 前記足置空間の下方から前記運転シートの後部下方に向
    って斜上後方へのびる左右一対のサイドチューブと、前記サイドチューブから後方へのび前記運転シートの後
    部の左右および後方を囲む平面視略U字形のスタンディ
    ングハンドルと、 前記サイドチューブの後部傾斜部から前記両サイドチュ
    ーブ後端の車体幅方向間隔より広い幅をもって後方へ
    水平かつ略平行に延びその後半部分が側面視斜下後方へ
    向かって折曲された平面視略U字状のリヤサブフレーム
    と、上下一対の半体をフランジ部で接合して形成され 前記
    タンディングハンドルと前記リヤサブフレームとで囲ま
    れかつ後方に開いた空間に前記フランジ部を前記リヤサ
    ブフレームの略水平な前半部に載せて後方から収容され
    た燃料タンクとを備え、前記スタンディングハンドルお
    よびリヤサブフレームの後端を前記燃料タンクの後端よ
    り後方に位置させたことを特徴とするスクータ型車両。
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