JP3312877B2 - 麺移送構造 - Google Patents
麺移送構造Info
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- JP3312877B2 JP3312877B2 JP33148298A JP33148298A JP3312877B2 JP 3312877 B2 JP3312877 B2 JP 3312877B2 JP 33148298 A JP33148298 A JP 33148298A JP 33148298 A JP33148298 A JP 33148298A JP 3312877 B2 JP3312877 B2 JP 3312877B2
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- noodles
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、うどん、そば、中
華麺等の麺類を移送する麺移送構造に関し、詳しくは、
麺を所定量に分離収納して移送するバケットと、該バケ
ットから投入された麺を次工程に分離して導くシュート
とが具備されている製麺機等の麺移送構造に関する。
華麺等の麺類を移送する麺移送構造に関し、詳しくは、
麺を所定量に分離収納して移送するバケットと、該バケ
ットから投入された麺を次工程に分離して導くシュート
とが具備されている製麺機等の麺移送構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の麺移送構造を用いた製麺
機としては、麺類を自動的に製造すべく、例えば、図4
に示すように、小麦粉等の原料混練物を圧延して麺帯と
し、且つ該麺帯を細長く切断して生の麺線とする麺線製
造装置50と、該麺線を茹で上げて(又は蒸して)茹麺
(又は蒸麺)(以下、単に「茹麺」という。)とする茹
麺装置51(又は蒸麺装置)(以下、単に「蒸麺装置」
という。)と、該茹麺を水洗冷却する水洗装置52と、
該水洗後の茹麺を袋詰等して包装する包装装置53(殺
菌装置を含む場合がある)とが連続的に配置されて構成
されている。
機としては、麺類を自動的に製造すべく、例えば、図4
に示すように、小麦粉等の原料混練物を圧延して麺帯と
し、且つ該麺帯を細長く切断して生の麺線とする麺線製
造装置50と、該麺線を茹で上げて(又は蒸して)茹麺
(又は蒸麺)(以下、単に「茹麺」という。)とする茹
麺装置51(又は蒸麺装置)(以下、単に「蒸麺装置」
という。)と、該茹麺を水洗冷却する水洗装置52と、
該水洗後の茹麺を袋詰等して包装する包装装置53(殺
菌装置を含む場合がある)とが連続的に配置されて構成
されている。
【0003】尚、製麺機は、上記のように、麺線製造装
置50と、茹麺装置51と、水洗装置52と、包装装置
53とを具備しているものに限られず、例えば、茹麺装
置51と、水洗装置52とのみから構成されているもの
や、その他の装置が具備されているもの等各種のものが
知られている。
置50と、茹麺装置51と、水洗装置52と、包装装置
53とを具備しているものに限られず、例えば、茹麺装
置51と、水洗装置52とのみから構成されているもの
や、その他の装置が具備されているもの等各種のものが
知られている。
【0004】かかる製麺機における流れを説明すると、
麺線製造装置50から所定量の麺線が、茹麺装置51の
バケット54(以下、「茹バケット」という)に投入さ
れ、無端チェーン55によって茹槽56内を循環して茹
麺となる。その後、茹槽56の出口近くで、茹バケット
54内に収納された茹麺は、茹バケット54が反転等す
ることにより、茹麺シュート57に向かって落下投入さ
れ、該茹麺シュート57内を通過して、水洗装置52の
バケット58(以下、「水洗バケット」という)に投入
され、無端チェーン59によって水洗槽60内を移送さ
れて水洗される。更に、水洗槽60を出たところで、水
洗バケット58内に収納された茹麺は、水洗シュート6
1を通過して、包装装置53の作業台62へと移送され
る。
麺線製造装置50から所定量の麺線が、茹麺装置51の
バケット54(以下、「茹バケット」という)に投入さ
れ、無端チェーン55によって茹槽56内を循環して茹
麺となる。その後、茹槽56の出口近くで、茹バケット
54内に収納された茹麺は、茹バケット54が反転等す
ることにより、茹麺シュート57に向かって落下投入さ
れ、該茹麺シュート57内を通過して、水洗装置52の
バケット58(以下、「水洗バケット」という)に投入
され、無端チェーン59によって水洗槽60内を移送さ
れて水洗される。更に、水洗槽60を出たところで、水
洗バケット58内に収納された茹麺は、水洗シュート6
1を通過して、包装装置53の作業台62へと移送され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、小麦
粉等の原料混練物から茹麺を自動的且つ連続的に製造す
ることができるが、一度に多数の麺(麺線や茹麺等の総
称)を移送することができるように、茹バケット54や
水洗バケット58は麺を分離して移送するよう構成さ
れ、また、茹麺シュート57や水洗シュート61も、分
離している麺を次工程にそのまま分離して導くように
(若しくは、分離した複数の麺を、ある程度集約し、そ
の集約した麺を他の麺と分離して次工程に導くように)
構成されている。
粉等の原料混練物から茹麺を自動的且つ連続的に製造す
ることができるが、一度に多数の麺(麺線や茹麺等の総
称)を移送することができるように、茹バケット54や
水洗バケット58は麺を分離して移送するよう構成さ
れ、また、茹麺シュート57や水洗シュート61も、分
離している麺を次工程にそのまま分離して導くように
(若しくは、分離した複数の麺を、ある程度集約し、そ
の集約した麺を他の麺と分離して次工程に導くように)
構成されている。
【0006】具体的には、図5に示す如く、茹バケット
54は、移送方向に対して直交する方向に沿って細長く
形成され、麺を収納する麺収納室63が仕切壁64で複
数に区画されてなり、個々の麺収納室63に麺を所定量
毎に分離して個別収納できるようになっている。更に、
茹麺シュート57も、同図の如く、個々の麺収納室63
の麺を分離して水洗バケット58に投入するために、茹
バケット54の麺収納室63の個数分並設されており、
各々の投入口65は区画壁66を介して隣接されてな
る。
54は、移送方向に対して直交する方向に沿って細長く
形成され、麺を収納する麺収納室63が仕切壁64で複
数に区画されてなり、個々の麺収納室63に麺を所定量
毎に分離して個別収納できるようになっている。更に、
茹麺シュート57も、同図の如く、個々の麺収納室63
の麺を分離して水洗バケット58に投入するために、茹
バケット54の麺収納室63の個数分並設されており、
各々の投入口65は区画壁66を介して隣接されてな
る。
【0007】そして、茹麺シュート57の上方で茹バケ
ット54が反転することにより、麺を下方の投入口65
に自動的に落下投入されるが、茹バケット54と投入口
65との間には空間が存在し且つ、各投入口65間の境
界部分は薄い区画壁66で区画されているに過ぎないた
め、茹バケット54から落下した麺が隣の投入口65に
向かって落下する場合がある。
ット54が反転することにより、麺を下方の投入口65
に自動的に落下投入されるが、茹バケット54と投入口
65との間には空間が存在し且つ、各投入口65間の境
界部分は薄い区画壁66で区画されているに過ぎないた
め、茹バケット54から落下した麺が隣の投入口65に
向かって落下する場合がある。
【0008】下方の投入口65ではなく隣の投入口65
に向かって落下した麺の一部は、図6の如く、隣り合っ
た二つの投入口65に跨るようにして区画壁66の上端
部に掛止することとなる。このように掛止した状態の麺
は、そのまま放置されるとカスとなり、その後において
カスが茹麺シュート57内にこぼれ落ちる可能性があ
る。そして、袋詰めにおいてカスが混入することによっ
て不良の原因となるのである。
に向かって落下した麺の一部は、図6の如く、隣り合っ
た二つの投入口65に跨るようにして区画壁66の上端
部に掛止することとなる。このように掛止した状態の麺
は、そのまま放置されるとカスとなり、その後において
カスが茹麺シュート57内にこぼれ落ちる可能性があ
る。そして、袋詰めにおいてカスが混入することによっ
て不良の原因となるのである。
【0009】かかる問題は、製麺処理を並列に行うため
に、茹バケット54から茹麺シュート57に麺を移送す
る際に、その麺を分離した状態で移送する必要があるた
めであり、茹麺シュート57を並設せずに茹麺シュート
57を単体で使用する場合には基本的に問題とならな
い。投入口65の大きな茹麺シュート57を使用すれば
よいからである。
に、茹バケット54から茹麺シュート57に麺を移送す
る際に、その麺を分離した状態で移送する必要があるた
めであり、茹麺シュート57を並設せずに茹麺シュート
57を単体で使用する場合には基本的に問題とならな
い。投入口65の大きな茹麺シュート57を使用すれば
よいからである。
【0010】従って、以上の問題は、各茹麺シュート5
7の投入口65が隣接している場合に限らず、例えば、
各茹麺シュート57が並設され、各々の茹麺シュート5
7の投入口65の縁部(投入口縁部)が互いに僅かに離
反している場合にも生じうる問題である。即ち、茹バケ
ット54から落下した麺のうちの一部が投入口縁部に引
っかかって止まった状態となる場合がある。また、同様
の問題点が水洗バケット58と水洗シュート61間でも
起こりうる。
7の投入口65が隣接している場合に限らず、例えば、
各茹麺シュート57が並設され、各々の茹麺シュート5
7の投入口65の縁部(投入口縁部)が互いに僅かに離
反している場合にも生じうる問題である。即ち、茹バケ
ット54から落下した麺のうちの一部が投入口縁部に引
っかかって止まった状態となる場合がある。また、同様
の問題点が水洗バケット58と水洗シュート61間でも
起こりうる。
【0011】そこで本発明は、上記の如き従来の問題点
に鑑みてなされたもので、バケットから落下した麺がシ
ュートの投入口縁部に掛止することを確実に防止するこ
とを課題とする。
に鑑みてなされたもので、バケットから落下した麺がシ
ュートの投入口縁部に掛止することを確実に防止するこ
とを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、その課題を解決するため
の手段は、麺Aを所定量毎に分離収納して移送すべく、
麺Aを収納するバケット1の麺収納室2が仕切壁3を介
して複数に区画され、該バケット1から落下投入された
麺Aを次工程に分離して導くべく、麺Aが落下投入され
る投入口5を有するシュート4が並設され、前記複数の
投入口5が区画壁9を介して隣接されてなる麺移送装置
において、隣り合った二つの投入口5に跨って止まった
麺Aを一方のシュート5内に落下させるべく、回転可能
な麺掛止防止具が区画壁9に沿って設けられてなること
にある。
決するためになされたもので、その課題を解決するため
の手段は、麺Aを所定量毎に分離収納して移送すべく、
麺Aを収納するバケット1の麺収納室2が仕切壁3を介
して複数に区画され、該バケット1から落下投入された
麺Aを次工程に分離して導くべく、麺Aが落下投入され
る投入口5を有するシュート4が並設され、前記複数の
投入口5が区画壁9を介して隣接されてなる麺移送装置
において、隣り合った二つの投入口5に跨って止まった
麺Aを一方のシュート5内に落下させるべく、回転可能
な麺掛止防止具が区画壁9に沿って設けられてなること
にある。
【0013】該構成からなる麺移送構造にあっては、バ
ケット1から麺Aが落下される際、その麺Aの一部が、
万一、シュート4の区画壁9に向かって落下した場合で
も、その麺Aを麺掛止防止具がシュート内に確実に落下
させる。
ケット1から麺Aが落下される際、その麺Aの一部が、
万一、シュート4の区画壁9に向かって落下した場合で
も、その麺Aを麺掛止防止具がシュート内に確実に落下
させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る麺移送構造の
一実施形態として、上述したのと同様の製麺機に当該麺
移送構造を用いた場合を一例として、図面を参酌しつつ
説明する。但し、同様の構成についてはその説明を省略
する。
一実施形態として、上述したのと同様の製麺機に当該麺
移送構造を用いた場合を一例として、図面を参酌しつつ
説明する。但し、同様の構成についてはその説明を省略
する。
【0015】本実施形態に係る麺移送構造を用いた製麺
機は、図1の如く、上述と同様に茹バケット1と茹麺シ
ュート4を備えてなる。具体的には、茹バケット1は、
上方が開口した長方型の通水性容器であり、麺Aを所定
量毎に個別収納すべく、麺収納室2が仕切壁3を介して
区画されている。尚、図1では、茹バケット1が上下反
転した状態であるため、上方開口部が下側を向いた状態
となっている。
機は、図1の如く、上述と同様に茹バケット1と茹麺シ
ュート4を備えてなる。具体的には、茹バケット1は、
上方が開口した長方型の通水性容器であり、麺Aを所定
量毎に個別収納すべく、麺収納室2が仕切壁3を介して
区画されている。尚、図1では、茹バケット1が上下反
転した状態であるため、上方開口部が下側を向いた状態
となっている。
【0016】また、本実施形態では、かかる仕切壁3の
先端部3a(上方開口部側)が従来のストレート形状と
は異なり、各々内側(各麺収納室2側)に向かって先端
がテーパ状に折れ曲がった二股形状となっている。これ
は、図1のように茹バケット1が上下反転した状態で、
麺Aが麺収納室2から下方の茹麺シュート4の投入口5
へと落下する際に、隣の投入口5側に向かって落下する
のを防止するためである。
先端部3a(上方開口部側)が従来のストレート形状と
は異なり、各々内側(各麺収納室2側)に向かって先端
がテーパ状に折れ曲がった二股形状となっている。これ
は、図1のように茹バケット1が上下反転した状態で、
麺Aが麺収納室2から下方の茹麺シュート4の投入口5
へと落下する際に、隣の投入口5側に向かって落下する
のを防止するためである。
【0017】また、該茹バケット1の上方開口部には、
図2の如く、開閉可能な蓋体6が設けられてなり、茹バ
ケット1が無端チェーン7によって茹麺シュート4近傍
位置まで搬送されて反転すると、蓋体6の搬送側先端に
設けられた開口ピン7が前方に設けられた円弧状のカム
面8に当接することによって、蓋体6が自動的に後方に
スライドしつつ開くようになっている。この蓋体6の開
口動作により、収納された麺Aが自動的に投入口5へと
落下することとなる。
図2の如く、開閉可能な蓋体6が設けられてなり、茹バ
ケット1が無端チェーン7によって茹麺シュート4近傍
位置まで搬送されて反転すると、蓋体6の搬送側先端に
設けられた開口ピン7が前方に設けられた円弧状のカム
面8に当接することによって、蓋体6が自動的に後方に
スライドしつつ開くようになっている。この蓋体6の開
口動作により、収納された麺Aが自動的に投入口5へと
落下することとなる。
【0018】一方、茹麺シュート4は、茹バケット1の
長手方向に沿って一列に並設されており、各々の投入口
5が区画壁9を介して隣接されている。つまり、各々の
区画壁9が茹バケット1の仕切壁3に対応した位置に設
けられている。そして、この仕切壁3と区画壁9との間
に麺掛止防止具が各々設けられている。
長手方向に沿って一列に並設されており、各々の投入口
5が区画壁9を介して隣接されている。つまり、各々の
区画壁9が茹バケット1の仕切壁3に対応した位置に設
けられている。そして、この仕切壁3と区画壁9との間
に麺掛止防止具が各々設けられている。
【0019】具体的には、区画壁9の上端部に沿って回
転棒10が、区画壁9の上端部の上方に位置して設けら
れてなる。そして、この回転棒10は、図2の如く、両
端側が軸受11で回転自在に支持されており、一端に
は、回転棒10を回転させるための羽12が複数(合計
四枚)取り付けられている。更に、この羽12の上方に
は、図1及び図2の如く、羽12に水を放出するノズル
13が設置されていて、給水パイプ14内を通ってノズ
ル13から放出される水流によって羽12が一定方向に
回転するようになっている。尚、各回転棒10の回転方
向は全て同じ方向である。
転棒10が、区画壁9の上端部の上方に位置して設けら
れてなる。そして、この回転棒10は、図2の如く、両
端側が軸受11で回転自在に支持されており、一端に
は、回転棒10を回転させるための羽12が複数(合計
四枚)取り付けられている。更に、この羽12の上方に
は、図1及び図2の如く、羽12に水を放出するノズル
13が設置されていて、給水パイプ14内を通ってノズ
ル13から放出される水流によって羽12が一定方向に
回転するようになっている。尚、各回転棒10の回転方
向は全て同じ方向である。
【0020】このように構成された製麺機においては、
図1の如く、茹麺シュート4上方で茹バケット1から落
下した麺Aは、各麺収納室2に対応した茹麺シュート4
の投入口5へと向かい、茹麺シュート4内を通過して次
工程の水洗バケットに投入される。
図1の如く、茹麺シュート4上方で茹バケット1から落
下した麺Aは、各麺収納室2に対応した茹麺シュート4
の投入口5へと向かい、茹麺シュート4内を通過して次
工程の水洗バケットに投入される。
【0021】この過程において、万一、落下の際に麺A
の一部が区画壁9に向かって落下すると、その麺Aは回
転棒10上に落下し、図3の如く、対応した投入口5側
に一端側が垂れ下がり、他端側が隣の投入口5側に垂れ
下がった状態となる。即ち、隣り合った二つの投入口5
に跨った状態となるが、ノズル13から常に水が放出さ
れており、羽12が水流で回転しているので、回転棒1
0も常時回転状態にある。従って、回転棒10上に落下
した麺Aは、回転棒10との摩擦力により、直ちに隣の
投入口5側へと移動し、そして隣の茹麺シュート4内に
落下することとなる。このように、各区画壁9に沿って
回転棒10が設けられているので、各々の区画壁9に向
かって万一麺Aが落下しても、区画壁9上に麺Aが掛止
するおそれがなく、確実に茹麺シュート4内に落下させ
ることができる。従って、従来のように区画壁9上に麺
Aが掛止した状態が長期間放置され、その麺Aがカスと
なって不良が発生するという問題が解消される。
の一部が区画壁9に向かって落下すると、その麺Aは回
転棒10上に落下し、図3の如く、対応した投入口5側
に一端側が垂れ下がり、他端側が隣の投入口5側に垂れ
下がった状態となる。即ち、隣り合った二つの投入口5
に跨った状態となるが、ノズル13から常に水が放出さ
れており、羽12が水流で回転しているので、回転棒1
0も常時回転状態にある。従って、回転棒10上に落下
した麺Aは、回転棒10との摩擦力により、直ちに隣の
投入口5側へと移動し、そして隣の茹麺シュート4内に
落下することとなる。このように、各区画壁9に沿って
回転棒10が設けられているので、各々の区画壁9に向
かって万一麺Aが落下しても、区画壁9上に麺Aが掛止
するおそれがなく、確実に茹麺シュート4内に落下させ
ることができる。従って、従来のように区画壁9上に麺
Aが掛止した状態が長期間放置され、その麺Aがカスと
なって不良が発生するという問題が解消される。
【0022】尚、本実施形態では、回転棒10を水流に
よって回転させているが、回転棒10の回転駆動手段は
これに限定されず、電動によって回転させても構わな
い。但し、製麺機では水を多用するので、水を利用して
回転させることが好ましく、排水の処理等も容易であ
る。
よって回転させているが、回転棒10の回転駆動手段は
これに限定されず、電動によって回転させても構わな
い。但し、製麺機では水を多用するので、水を利用して
回転させることが好ましく、排水の処理等も容易であ
る。
【0023】また、回転棒10の設置個所も区画壁9の
上端部の頭上以外にも、上端部から左右の投入口5側に
偏心した位置や、また、区画壁9の投入口5側であって
且つ内側の位置に、区画壁9に沿って設置してもよい。
上端部の頭上以外にも、上端部から左右の投入口5側に
偏心した位置や、また、区画壁9の投入口5側であって
且つ内側の位置に、区画壁9に沿って設置してもよい。
【0024】更に、上記実施形態の如く、可動部材とし
て回転棒10を用いる以外にも、種々の構成を採用する
ことができる。即ち、回転動作以外に、例えば、茹麺シ
ュート4の並設方向に沿って左右水平に往復運動するも
のや、振り子の如く左右に揺動するものなども可動部材
として採用できる。尚、麺Aと当接する箇所が、麺Aと
の摩擦抵抗が大きくなるように、その材質や加工状態を
考慮することが好ましい。
て回転棒10を用いる以外にも、種々の構成を採用する
ことができる。即ち、回転動作以外に、例えば、茹麺シ
ュート4の並設方向に沿って左右水平に往復運動するも
のや、振り子の如く左右に揺動するものなども可動部材
として採用できる。尚、麺Aと当接する箇所が、麺Aと
の摩擦抵抗が大きくなるように、その材質や加工状態を
考慮することが好ましい。
【0025】また、上記実施形態では、投入口5が区画
壁9を介して隣接され、該区画壁9が投入口縁部の一部
を構成してなるが、各投入口5の投入口縁部が僅かに離
反している場合であっても、上記可動部材を設けること
で同様の作用効果を奏する。更に、各々の投入口5の境
界部分に可動部材を全て設置しなくともよく、また、境
界部分以外の投入口縁部に可動部材を設けてもよい。か
かる場合には、投入口縁部に向かって落下した麺Aを茹
麺シュート4内に落下させることができるように、設置
位置や可動方向を考慮することが好ましい。
壁9を介して隣接され、該区画壁9が投入口縁部の一部
を構成してなるが、各投入口5の投入口縁部が僅かに離
反している場合であっても、上記可動部材を設けること
で同様の作用効果を奏する。更に、各々の投入口5の境
界部分に可動部材を全て設置しなくともよく、また、境
界部分以外の投入口縁部に可動部材を設けてもよい。か
かる場合には、投入口縁部に向かって落下した麺Aを茹
麺シュート4内に落下させることができるように、設置
位置や可動方向を考慮することが好ましい。
【0026】その他、可動部材以外にも麺掛止防止具と
して種々の構成を採用でき、茹バケット1から投入口縁
部に向かって落下した麺Aを茹麺シュート4内に落下さ
せる機能を有しておれば本発明の意図する範囲内であ
る。尚、茹麺シュート4の外に落下させると、下方にカ
スが落下して不良の要因となるおそれがある。
して種々の構成を採用でき、茹バケット1から投入口縁
部に向かって落下した麺Aを茹麺シュート4内に落下さ
せる機能を有しておれば本発明の意図する範囲内であ
る。尚、茹麺シュート4の外に落下させると、下方にカ
スが落下して不良の要因となるおそれがある。
【0027】また、茹バケット1と茹麺シュート4を一
例として説明しているが、水洗バケットと水洗シュート
との関係についても、上述と同様に麺掛止防止具を採用
することができ、上記製麺機以外の装置にも本発明の麺
移送構造を採用できることは無論である。
例として説明しているが、水洗バケットと水洗シュート
との関係についても、上述と同様に麺掛止防止具を採用
することができ、上記製麺機以外の装置にも本発明の麺
移送構造を採用できることは無論である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、麺掛止防止具が区画壁に
向かった麺を確実にシュート内に落下させるため、バケ
ットから落下した麺がシュートの区画壁に掛止すること
を確実に防止することができるという効果を奏する。
向かった麺を確実にシュート内に落下させるため、バケ
ットから落下した麺がシュートの区画壁に掛止すること
を確実に防止することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施形態における麺移送構造を用い
た製麺機の要部を示す側面図。
た製麺機の要部を示す側面図。
【図2】同実施形態における麺移送構造を用いた製麺機
の要部を示す正面図。
の要部を示す正面図。
【図3】同実施形態における麺移送構造を用いた製麺機
の使用状態を示す要部断面図。
の使用状態を示す要部断面図。
【図4】従来の麺移送構造を用いた製麺機を示す概略正
面図。
面図。
【図5】同製麺機の要部を示す側面図。
【図6】同製麺機の使用状態を示す要部断面図。
A…麺、1…茹バケット(バケット)、2…麺収納室、
3…仕切壁、4…茹麺シュート(シュート)、5…投入
口、9…区画壁、10…回転棒(棒状体)
3…仕切壁、4…茹麺シュート(シュート)、5…投入
口、9…区画壁、10…回転棒(棒状体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21C 9/08 A23L 1/16
Claims (2)
- 【請求項1】 麺(A)を所定量毎に分離収納して移送
すべく、麺(A)を収納するバケット(1)の麺収納室
(2)が仕切壁(3)を介して複数に区画され、該バケ
ット(1)から落下投入された麺(A)を次工程に分離
して導くべく、麺(A)が落下投入される投入口(5)
を有するシュート(4)が並設され、前記複数の投入口
(5)が区画壁(9)を介して隣接されてなる麺移送装
置において、隣り合った二つの投入口(5)に跨って止
まった麺(A)を一方のシュート(5)内に落下させる
べく、回転可能な麺掛止防止具が区画壁(9)に沿って
設けられてなることを特徴とする麺移送構造。 - 【請求項2】 前記麺掛止防止具としての棒状体(1
0)が、水流により回転するように設けられている請求
項1記載の麺移送構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33148298A JP3312877B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 麺移送構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33148298A JP3312877B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 麺移送構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000157146A JP2000157146A (ja) | 2000-06-13 |
JP3312877B2 true JP3312877B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=18244149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33148298A Expired - Fee Related JP3312877B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 麺移送構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3312877B2 (ja) |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP33148298A patent/JP3312877B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000157146A (ja) | 2000-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |