JP3312760B2 - 端面発光型el素子の駆動装置 - Google Patents

端面発光型el素子の駆動装置

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JP3312760B2 JP1230893A JP1230893A JP3312760B2 JP 3312760 B2 JP3312760 B2 JP 3312760B2 JP 1230893 A JP1230893 A JP 1230893A JP 1230893 A JP1230893 A JP 1230893A JP 3312760 B2 JP3312760 B2 JP 3312760B2
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electrode
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啓 原
滋 森野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置における
端面発光型EL素子の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真法を利用する画像形成装
置の一つにラインプリンタがある。このラインプリンタ
は、感光ドラムの外周に、帯電器、ラインヘッド、現像
器、転写器等を配列し、帯電器の印加電圧により帯電さ
せた感光ドラムの外周面に、画像信号に応じた光信号を
ラインヘッドの発光素子から照射することにより静電潜
像を形成し、この感光ドラム上の静電潜像を現像器から
供給されるトナーにより現像し、このトナー像を転写器
により転写紙に転写するものである。このようなライン
ヘッドの発光素子として、端面発光型EL素子を使用す
ることが考えられている。
【0003】すなわち、図4に示すように、活性元素を
含む硫化亜鉛からなる薄膜状の活性層1を誘電体層2,
3で囲み、これらの誘電体層2,3の表面に平板状の電
極4,5を積層することにより感光体(図示せず)の長
手方向(主走査方向)に沿って細長い端面発光型EL素
子6が形成される。この端面発光型EL素子6は、電極
5にコモンドライバ7から高電圧を印加し、電極4にチ
ャンネルドライバ8から低電圧を印加することにより活
性層1の端面から扁平な光束をもって発光させる。この
ような端面発光型EL素子6を、薄膜技術等によって基
板(図示せず)上に直線上に配列して形成し、各端面発
光型EL素子6の先端にロッドレンズアレイ(図示せ
ず)を対向させることにより、ラインヘッドが形成され
る。
【0004】次に、図5のタイミングチャートを参照し
て動作について説明する。チャンネルドライバ8には制
御回路(図示せず)から印字データとFR(フレーム)
信号とが入力され、チャンネルドライバ7のEx−OR
ゲート(図示せず)からの出力Vcha (Va 又はVb
が端面発光型EL素子6の電極4に入力される。端面発
光型EL素子6の電極5には、コモンドライバ7から電
圧Vcom が入力される。この電圧Vcom は交互に出力さ
れる正電圧VP 及び負電圧VN である。そして、チャン
ネルドライバ8からの電圧Vcha とコモンドライバ7か
らの電圧との差がスレッショルド電圧Vthを越えたとき
に端面発光型EL素子6が発光する。各出力が図5に示
す状態であれば、t1 ,t2 の期間では発光し、t3
4 の期間では印字レベルに達しない微発光となる。そ
して、感光体を副走査方向に変位させる(回転させる)
過程で一つの端面発光型EL素子6を複数回発光させる
ことにより、感光体上に1画素(静電潜像)が形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6(b)に示すよう
に、端面発光型EL素子6の両電極間の電位差がスレッ
ショルド電圧Vthを越えたときに、図6(a)に示すよ
うに端面発光型EL素子6が発光するが、端面発光型E
L素子6は応答性が悪いため印加したパルス通りには発
光せず、発光の後に残光が発生する。この現象は端面発
光型EL素子6が有する特有の「尾引き現象」である。
【0006】ここで、図7のタイミングチャートに示す
ように、スレッショルド電圧Vthを越えるパルスを12
回連続して端面発光型EL素子6に印加することにより
1画素を形成する場合を考える。この場合、13回目以
降のパルスはスレッショルド電圧Vthを越えないパルス
であるが、静電潜像が形成されない程度の微量の発光が
行われる。12パルスによる1画素の形成過程におい
て、浅い回数の発光では順次光量を高めて飽和するが、
最後の12回目のパルスの印加が終わっても上述したよ
うに残光が発生するので、この残光による「尾引き現
象」の結果、1画素の輪郭が不明確になる問題がある。
図7において、(a)は端面発光型EL素子6の発光動
作、(b)は印字データの出力、(c)は端面発光型E
L素子6の両電極間の電位差を示すものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、薄膜状の活性
層を誘電体層で囲みこれらの誘電体層の表面に平板状の
電極を積層してなる端面発光型EL素子と、この端面発
光型EL素子の一方の電極に接続された高圧ドライバ
と、前記端面発光型EL素子の他方の電極に接続された
低圧ドライバと、前記高圧ドライバと前記低圧ドライバ
とに前記端面発光型EL素子の発光タイミングを設定す
制御信号を出力するとともに前記低圧ドライバに印字
データを出力するコントローラと、前記印字データの出
力を検出して前記高圧ドライバと前記端面発光型EL素
子の一方の電極との間を電気的に接続するスイッチ部と
により構成した。
【0008】
【作用】本発明は、印字データが出力されない場合に
は、スイッチ部の切替動作により高圧ドライバと端面発
光型EL素子との間を遮断することができるため、画素
形成直後における端面発光型EL素子の両電極間の電位
差を著しく小さくすることができ、これにより、残光の
光量を短時間で減衰させることができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。図4ないし図7において説明した従来例と
同一部分は同一符号を用いて説明も省略する。図1に示
すように、パーソナルコンピュータ9により作成される
印字データを入力するコントローラ10が設けられてい
る。端面発光型EL素子6の一方の電極5には高圧ドラ
イバとしてのコモンドライバ7の出力側が接続され、端
面発光型EL素子6の他方の電極4には低圧ドライバと
してのチャンネルドライバ8の出力側が接続されてい
る。コントローラ10は、印字データの並び替え、端面
発光型EL素子6の発光タイミングを設定するために、
コモンドライバ7とチャンネルドライバ8とに制御信号
を出力するとともに、印字データをチャンネルドライバ
8に出力するものである。さらに、このコントローラ1
0は、感光体の回転系等の機構部の動作制御等を行うも
のである。さらに、コモンドライバ7と端面発光型EL
素子6の電極5との間にはスイッチ部としてのトランジ
スタ11が接続されている。このトランジスタ11は、
コントローラ10から出力された印字データをベースに
受けたときにのみコモンドライバ7と電極5との間を接
続するものである。
【0010】このような構成において、図2に示すよう
に、コントローラ10から印字データが出力されたとき
は、トランジスタ11が接続状態に維持されるため、コ
モンドライバ7から端面発光型EL素子6の電極5に電
圧Vcom が入力される。この電圧Vcom は交互に出力さ
れる正電圧VP 及び負電圧VN である。そして、チャン
ネルドライバ8からの電圧Vcha とコモンドライバ7か
らの電圧との差がスレッショルド電圧Vthを越えたとき
に端面発光型EL素子6が発光する。各出力が図2に示
す状態であれば、t1 ,t2 の期間では発光する。この
例ではt3 ,t4 の期間においてコントローラ10から
の印字データが途絶えるので、トランジスタ11がオフ
状態に切り替わる。このため、コモンドライバ7から出
力される電圧Vcom はゼロである。これにより、端面発
光型EL素子6の両電極4,5間の電位差は著しく小さ
く、微発光したとしても発光時間は極めて短く、且つ、
印字レベルを基準にすれば非発光と看做させる程発光強
度も極めて低い。
【0011】図3は12パルスをもって1画素を形成す
る状態を示すタイミングチャートであるが、同図(b)
に示すように、印字データが出力されている状態では、
端面発光型EL素子6の両電極間の電位差がスレッショ
ルド電圧Vthを越えるが、その後は、コモンドライバ7
からの電圧Vcom が印加されないため、端面発光型EL
素子6の両電極間の電位差はスレッショルド電圧Vth
程遠い極めて小さな電位差となる。このため、図3
(a)と図7(a)との比較で理解されるように、端面
発光型EL素子6は微少な発光もせず、したがって、残
光を急速に減衰させることができる。これにより、1画
素の輪郭を明確にすることができる。前記実施例におい
て、スイッチ部としてトランジスタ11を用いたが、印
字データを入力して動作する他のスイッチング素子を用
いてもよいものである。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述のように、印字データの
出力を検出して高圧ドライバと端面発光型EL素子の一
方の電極との間を電気的に接続するスイッチ部を設けた
ので、印字データが出力されない場合には、スイッチ部
の切替動作により高圧ドライバと端面発光型EL素子と
の間を遮断することができるため、画素形成直後におけ
る端面発光型EL素子の両電極間の電位差を著しく小さ
くすることができ、これにより、残光の光量を短時間で
減衰させることができ、これにより、1画素の輪郭を明
確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子回路のブロック図
である。
【図2】タイミングチャートである。
【図3】タイミングチャートである。
【図4】従来の端面発光型EL素子を示す斜視図であ
る。
【図5】タイミングチャートである。
【図6】端面発光型EL素子の駆動パルスと発光光量と
の関係を示す説明図である。
【図7】タイミングチャートである。
【符号の説明】
6 端面発光型EL素子 7 高圧ドライバ 8 低圧ドライバ 10 コントローラ 11 スイッチ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−256074(JP,A) 特開 平3−99863(JP,A) 特開 昭62−106479(JP,A) 特開 昭62−108073(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜状の活性層を誘電体層で囲みこれら
    の誘電体層の表面に平板状の電極を積層してなる端面発
    光型EL素子と、この端面発光型EL素子の一方の電極
    に接続された高圧ドライバと、前記端面発光型EL素子
    の他方の電極に接続された低圧ドライバと、前記高圧ド
    ライバと前記低圧ドライバとに前記端面発光型EL素子
    の発光タイミングを設定する制御信号を出力するととも
    に前記低圧ドライバに印字データを出力するコントロー
    ラと、前記印字データの出力を検出して前記高圧ドライ
    バと前記端面発光型EL素子の一方の電極との間を電気
    的に接続するスイッチ部とよりなることを特徴とする端
    面発光型EL素子の駆動装置。
JP1230893A 1993-01-28 1993-01-28 端面発光型el素子の駆動装置 Expired - Lifetime JP3312760B2 (ja)

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