JP3312315B2 - X線映像装置 - Google Patents

X線映像装置

Info

Publication number
JP3312315B2
JP3312315B2 JP28804597A JP28804597A JP3312315B2 JP 3312315 B2 JP3312315 B2 JP 3312315B2 JP 28804597 A JP28804597 A JP 28804597A JP 28804597 A JP28804597 A JP 28804597A JP 3312315 B2 JP3312315 B2 JP 3312315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
area
ray
subject
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28804597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11111490A (ja
Inventor
一博 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP28804597A priority Critical patent/JP3312315B2/ja
Publication of JPH11111490A publication Critical patent/JPH11111490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312315B2 publication Critical patent/JP3312315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線を利用して
透視や撮影を行なう、医療の分野などで用いるのに好適
な、X線映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線テレビシステムなどを用
いてX線画像信号を得、これをTVモニター装置に送っ
て表示してX線透視したり、あるいはX線撮影したりす
ることが行なわれている。この場合、表示画像や撮影画
像が最適なものとなるように、X線強度の自動制御を行
なうのが普通である。すなわち、イメージインテンシフ
ァイアの出力画像をテレビカメラに導く光学系の中に光
のピックアップを設けて出力画像の中の一部の光をフォ
トマルチプライア等の光検出器に導いて測光し、その測
光信号をX線条件にフィードバックして制御したり、あ
るいは、テレビカメラからの映像信号からその画像の一
部の輝度信号を取り出して測光し、X線条件にフィード
バック制御したりしている。これらでは、測光する領域
は画像の中央領域などの固定した領域になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように測光領域が固定の場合、画像の関心領域がその測
光領域よりも狭い場合などでは、その関心領域を最適露
光状態にするようなX線条件を求めることができない等
の問題があった。
【0004】この発明は、上記に鑑み、関心領域に最適
強度のX線が照射されるように改善したX線映像装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明によるX線映像装置は、 X線発生手段と、
被写体を透過したX線ビームによる画像を撮像する撮像
手段と、この撮像手段からの画像信号が入力され、画像
信号上で画像を多数分割した各エリアのそれぞれについ
ての輝度を測定する画像分割測光手段と、この撮像手段
からの画像信号に基づき被検体の動きを検知する動き検
知手段と、この動き検知手段により被検体の動きが停止
したと判断されたときに、各エリアの測定信号が入力さ
れ、関心領域に対応するエリアを判別してそのエリアの
測定信号を用いて上記X線発生手段をフィードバック制
御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0006】被写体を透過したX線ビームによる画像が
撮像され、その画像信号が画像分割測光手段に入力され
る。画像分割測光手段では、この画像を多数のエリアに
分割し、その各々のエリアで輝度を測定して測定信号を
得る。これら各測定信号から、たとえば所定のスレッシ
ュホールドレベルより低い値をとるものは関心領域を透
過したものである等の判断を行なうことにより、関心領
域に対応するエリアを判別し、そのエリアの測定信号を
用いてX線発生手段のフィードバック制御を行なう。こ
のように関心領域に対応したエリアの測定信号を用いて
制御を行なうので、従来のように測定領域が固定であっ
て関心領域から外れてしまい、そのために関心領域のX
線照射強度を最適にする制御を行なえないという不都合
を解消でき、関心領域に最適強度のX線ビームが照射さ
れるよう制御できる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの
発明を適用したX線透視システムを示す。このX線透視
システムでは、被検者30の透過X線画像がTVモニタ
ー装置16で表示されて、X線透視が行なえるようにな
っている。検診テーブル31に横たえられた被検者(被
写体)30に対してX線管11からX線ビームが照射さ
れ、被検者30を透過したX線ビームがイメージインテ
ンシファイア(I.I.)12に入射するようになって
いる。
【0008】イメージインテンシファイア12は、入射
した透過X線像を可視光のX線画像に変換して出力す
る。その出力画像は光学系13を介してテレビカメラ1
4に導かれて撮像され、カメラコントロールユニット1
5からビデオ信号が出力される。このX線画像のビデオ
信号は、画像処理装置17を経てTVモニター装置16
に送られ、X線画像が表示される。
【0009】画像処理装置17は、ここではデジタル画
像処理装置として構成されている。入力されたビデオ信
号はまずA/D変換器21でデジタルデータに変換さ
れ、画像処理回路22を経て各種の画像処理(コントラ
スト変換や空間フィルタ処理など)を受け、D/A変換
器23を経て再びアナログのビデオ信号に変換されてT
Vモニター装置16に出力される。
【0010】さらに、A/D変換器21からのデジタル
ビデオデータは、分割測光回路24に送られ、画像を多
数のエリアに分割した、その各々のエリアでの測光(具
体的には各エリアの平均輝度を求める処理)が行われ
る。すなわち、たとえば図2の(a)に示すように、画
面41を縦横に8分割ずつする。これにより、画面41
が合計64のエリアに分割されたことになる。その多数
のエリアの各々での平均輝度(そのエリアに含まれるピ
クセルの値の平均値)が求められ、その各エリアでの測
光データが演算回路28に入力される。この各エリアで
の測光データは、テレビカメラ14のスキャンごとに
(つまり出力画像の1フレームごとに)得られるので、
その時間分解能はテレビスキャンの垂直同期に対応した
ものとなる。
【0011】演算回路28では、まず、関心領域に対応
するエリアを判別する。たとえば、静止した被写体の場
合には、図2のように被写体画像42が横方向に細長く
て上下にX線ビームが直接(被写体を通らずに)入射す
る部分を有するものとすると、その部分では輝度はきわ
めて大きなものとなるので、各エリアでの測光データの
うち所定のスレッシュホールドレベルを下回るものを判
別すれば、関心領域に対応するエリアの判別が行なえた
ことになる。
【0012】こうして関心領域に対応するエリアの判別
が行なえたなら、そのエリアの測光データをX線制御装
置18にフィードバックしてX線管11に与える管電圧
や管電流を定める。すなわち、その関心領域に対応する
エリアの測光データが所定の値となるようなフィードバ
ック制御が行われる。
【0013】さらに、ここでは画像処理装置17は、時
間積分回路25と動き検出回路26とを備えている。こ
れらへの入力は、スイッチ(切り換え回路)27によっ
て、A/D変換器21の出力か、分割測光回路24の各
エリアの測光データかに切り換えられる。すなわち、ピ
クセルの各値か、エリアごとの値かに切り換えられる。
【0014】動き検出回路26は、ピクセル値かエリア
値をフレームごとに比較してその変化がないか少ないと
き被写体に動きがないと判定し、その変化が大きいとき
被写体が動いているものと判定する。図2の(a)から
(b)のように被写体画像42が下がってきたときは、
その被写体画像42の上縁付近では直接X線が入射する
ようになってピクセル値あるいはエリア値が大きくなる
が、被写体画像42の下縁付近では直接入射していたX
線が被写体を透過するようになってピクセル値あるいは
エリア値は小さなものとなる。このような変化をとらえ
ることによって動きの検出が可能である。
【0015】動いていた被写体が静止したときに、関心
領域に最適な強度のX線が照射されるようにする場合
は、動き検出回路26によって上記のように被写体の動
きを検出し、止まったことを検出したときに、前述の静
止した被写体の場合と同様に所定のスレッシュホールド
レベルを下回る値となっているエリアを関心領域に対応
するものと判別し、そのエリアの値を用いて制御を行な
う。
【0016】被写体が動いている最中にも関心領域のX
線照射強度を最適にしたい場合、時間積分回路25の出
力を利用する。分割測光回路24からの各エリアのデー
タを時間積分回路25により時間方向に積分し、その積
分値によりどのエリアが関心領域に対応しているかを判
別するとともに、その対応するものと判定されたエリア
の値によりフィードバック制御を行なう。これにより、
関心領域に対応するものと判別されるエリアが変わって
いくがその変化はゆるやかなものとなるとともに、フィ
ードバックされる値自体もゆるやかなものとなり、静止
状態に移った場合でも緩やかに最適状態に収束すること
になる。
【0017】このように被写体の状態に合わせて関心領
域に対応したエリアの選定のためのアルゴリズムを変え
ることができ、より柔軟に対応することができる。
【0018】なお、被写体が動いている最中では関心領
域に対応するエリアを判別することをせずに、一定のエ
リアで測光することに固定することも可能であり、この
ときはそのエリアの積分値によるフィードバック制御の
みが行われる。また、時間積分回路25の代わりにリカ
ーシブフィルタを用いることもできる。
【0019】さらに、この例では入力される画像データ
がテレビスキャンのレートで更新され比較的遅いもので
あるため、それほど高速な処理は要求されないので、分
割測光回路24、時間積分回路(リカーシブフィルタ)
25、動き検出回路26は、ハードウェア的にはCPU
とメモリを用い、ソフトウェアで実現可能である。
【0020】上記の例では、デジタル化したビデオ信号
を用いて分割測光回路24により各エリアでの分割測光
を行なっているが、アナログビデオ信号を用いても分割
測光は可能である。また、イメージインテンシファイア
12の出力を直接多数のフォトマルチプライアなどの光
検出器に導いて、各エリアの測光を行なうよう構成する
こともできる。
【0021】その他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲
で具体的構成などは種々に変更できることはもちろんで
ある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線映
像装置によれば、撮像されたX線画像の信号を用い、そ
の画像を多数エリアに分割し、その各々で輝度を測定し
て、関心領域に対応するエリアを判定してそのエリアの
測定信号でX線発生手段をフィードバック制御している
ため、関心領域に照射するX線の強度をつねに最適なも
のにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】画面の分割エリアを示す図。
【符号の説明】
11 X線管 12 イメージインテンシファイア 13 光学系 14 テレビカメラ 15 カメラコントロールユニット 16 TVモニター装置 17 画像処理装置 18 X線制御装置 21 A/D変換器 22 画像処理回路 23 D/A変換器 24 分割測光回路 25 時間積分回路 26 動き検出回路 27 スイッチ 28 演算回路 30 被検者 31 検診テーブル 41 画面 42 被写体画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05G 1/64 A61B 6/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生手段と、被写体を透過したX線
    ビームによる画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段
    からの画像信号が入力され、画像信号上で画像を多数分
    割した各エリアのそれぞれについての輝度を測定する画
    像分割測光手段と、この撮像手段からの画像信号に基づ
    き被検体の動きを検知する動き検知手段と、この動き検
    知手段により被検体の動きが停止したと判断されたとき
    に、各エリアの測定信号が入力され、関心領域に対応す
    るエリアを判別してそのエリアの測定信号を用いて上記
    X線発生手段をフィードバック制御する制御手段とを有
    することを特徴とするX線映像装置。
JP28804597A 1997-10-03 1997-10-03 X線映像装置 Expired - Fee Related JP3312315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28804597A JP3312315B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 X線映像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28804597A JP3312315B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 X線映像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11111490A JPH11111490A (ja) 1999-04-23
JP3312315B2 true JP3312315B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=17725130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28804597A Expired - Fee Related JP3312315B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 X線映像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312315B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11111490A (ja) 1999-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2786441B2 (ja) X線検査装置
US6437338B1 (en) Method and apparatus for scanning a detector array in an x-ray imaging system
US6621887B2 (en) Method and apparatus for processing a fluoroscopic image
US5012504A (en) Automatic brightness compensation for fluorography systems
US6718011B2 (en) Planar image detector for electromagnetic rays, particularly X-rays
US4881124A (en) X-ray television apparatus
US5878107A (en) X-ray radiograph apparatus
JP2001189891A (ja) センサのセンサ要素を読み出す方法及びセンサ
JPS59118135A (ja) X線診断装置
JPH0756674B2 (ja) 空間フィルタ
KR100353591B1 (ko) 다수의 촬상소자를 이용한 고해상도 디지털 방사선 촬영장치
JPH09289985A (ja) X線画像表示方法及び装置
EP0479621B1 (en) Method and apparatus for selecting video information
JP3312315B2 (ja) X線映像装置
KR100678450B1 (ko) 형광 투시장치 및 방법
JPH08299316A (ja) X線診断装置
JP3369441B2 (ja) 多方向x線透視撮影装置
JPH08510405A (ja) X線装置
US5006709A (en) X-ray diagnostics installation
JP2000060835A (ja) 放射線画像検出装置
JP2002512764A (ja) 露出制御手段を含むx線検査装置
JPH11104116A (ja) X線映像装置
JP3364853B2 (ja) X線画像診断装置
JPH11290306A (ja) X線装置
JPH04238000A (ja) X線自動露出制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140531

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees